JP6879234B2 - 時刻同期装置及び時刻同期方法 - Google Patents

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Description

本発明は、GPS(Global Positioning System)から時刻情報を受信するGM(Grand master clock)装置と、ネットワーク接続された複数のBC(Boundary Clock)装置との間において時刻情報を伝送して高精度に時刻同期を行う時刻同期装置及び時刻同期方法に関する。
近年、高精度や高信頼な時刻同期を必要とする通信システムや通信サービスの需要が高まっている。高精度な時刻同期を実現する方法として、一般的にマスタ装置としてのGM装置によりGPSから時刻情報を受信し、この受信された時刻情報を後述のPTP(Precision Time Protocol)を利用してスレーブ装置としてのBC装置へ伝送する方法がある。PTPは、ネットワーク内の通信装置の時刻を高精度で同期するためのプロトコルである。このPTPでは、相互に対向するGM装置とBC装置間において時刻情報を含むPTPパケットを遣り取りすることで、BC装置の時刻をGM装置の時刻に補正して時刻同期を取っている。
図9はGM装置及び複数のBC装置を有するNW(ネットワーク)システム10のブロック図である。このNWシステム10は、GM装置11と、複数のBC装置12a〜12cと、高精度な時刻同期が必要なEA(エンドアプリケーション)装置13とを備えて構成されている。GM装置11は、時刻情報としてのUTC(Coordinated universal time:協定世界時)を受信するGNSS(Global Navigation Satellite System:全地球測位システム)レシーバである。EA装置13はBC装置である。GM装置11、複数のBC装置12a〜12c及びEA装置13は光ファイバ等のNWで接続されている。
このNWシステム10では、GM装置11及び複数のBC装置12a〜12c間において、GM装置11からの時刻情報であるUTCを含むPTPパケットP1に、ユーザの主信号パケットP2が重畳されて伝送される。重畳されたPTPパケットP1及び主信号パケットP2はBC装置12cからEA装置13へ伝送される。
NWシステム10では、1台のGM装置11からNWを介して複数のBC装置12a〜12c及びEA装置13へPTPパケットP1を伝送できるので、複数のGM装置を必要としない。また、ユーザからの主信号パケットP2をPTPパケットP1に重畳して双方を同時に伝送できる。これらの理由から、経済的なNWシステム10を実現できる。また、2芯の光ファイバ等を用いることにより伝送経路を二重化できるので、信頼性の向上を図ることができる。この種の技術として非特許文献1に記載の技術がある。
しかし、上述したNWシステム10においては、次のような問題がある。例えば、図10に示すように、GM装置11から時刻情報のUTCを受信するBC装置12aを起点として、光ファイバによりBC装置12b,12c,12d,12e,12f,12gが順番に接続され、この接続端がBC装置12aに戻って接続されたリング構成となっている。更に、BC装置12cがEA装置であるBC装置13に接続されている。
この構成において、起点のBC装置12aから、終点のBC装置13に接続されたBC装置12cまで、互いに逆方向の矢印R0で示す0系ルート(光ファイバによる0系の伝送経路)R0と、矢印R1で示す1系ルート(光ファイバによる1系の伝送経路)R1とでUTCを含むPTPパケット(パケットともいう)P1を伝送する。この際、各々のBC装置12a〜12gでは、BC装置固有の性能が起因してパケットP1が遅延した結果の時刻誤差(例えば、20nsとする)が生じる。
この時刻誤差は、静的な同期誤差としてのcTE(Constant Time Error)である。cTEは、事前測定により運用中での予測が可能である。この他、時刻誤差には、伝送経路におけるPTPパケットの揺らぎ等が起因して動的に変動するdTE(Dynamic Time Error)がある。dTEは、時間的な変動量であり、事前測定結果をもとに運用中に把握することが困難であるため、本発明の説明では省略する。従って、図10に示す+20ns等の時刻誤差はcTEを示している。なお、cTEの時刻誤差は単に誤差とも称す。
BC装置12aでは、0系ルートR0において、GM装置11から受信したUTCを含むパケットP1が出力される際に、時刻情報のUTCが20nsだけ遅延(UTC+20nsと表現)したパケットP1が出力される。この後、BC装置1台毎に20ns遅延するので、BC装置12bからUTC+40nsのパケットP1が出力され、BC装置12cからUTC+60nsのパケットP1が出力される。
同様に、1系ルートR1においては、BC装置12gからUTC+40ns、BC装置12fからUTC+60ns、BC装置12eからUTC+80ns、BC装置12dからUTC+100ns、BC装置12cからUTC+120nsのパケットP1が出力される。
この際、0系ルートR0と1系ルートR1とが入力側に接続されるBC装置12cでは、0系ルートR0が選択され、そのパケットP1が出力されているとする。ここで、0系ルートR0において故障が発生したとする。BC装置12cは、その故障を検知時に、図11の横軸に示す時刻t21において、故障した0系ルートR1から正常な1系ルートに切り替えを行う。
このBC装置12cでの切替時に、0系ルートR0と1系ルートR1とでは累積された時刻情報が+60ns及び+120nsのように異なるため、図11の縦軸にTE(Time Error:時刻誤差)で示す0系ルートR1の誤差60nsから、1系ルートR1の誤差120nsに跳ね上がる時刻の跳躍が発生する。つまり、この時刻の跳躍は、時刻誤差が起因して発生する。時刻の跳躍が発生した場合、BC装置12cからBC装置13へパケットP1で伝送される時刻情報の品質が悪化するという問題が生じる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、少なくとも2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続されるBC装置において伝送経路の切替時に生じる時刻の跳躍を抑制することにより、時刻情報の品質を向上させることができる時刻同期装置及び時刻同期方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、時刻情報としてのUTC(Coordinated universal time)を受信するGM(Grand master clock)装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC(Boundary Clock)装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置であって、前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値と、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値とを保持する保持部と、前記0系又は1系の伝送経路の故障を検出する検出部と、前記故障の検出時に、正常な伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該正常な伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正する補正部と、前記故障の検出時に、前記補正により得られるUTCが伝送されるように正常な伝送経路側に切り替える切替部とを備えることを特徴とする時刻同期装置である。
請求項8に係る発明は、時刻情報としてのUTCを受信するGM装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置による時刻同期方法であって、前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値と、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値とを保持する保持部を備え、前記0系又は1系の伝送経路の故障を検出するステップと、前記故障の検出時に、正常な伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該正常な伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正するステップと、前記故障の検出時に、前記補正により得られるUTCが伝送されるように正常な伝送経路側に切り替えるステップとを実行することを特徴とする時刻同期方法である。
請求項1の構成及び請求項8の方法によれば、正常な伝送経路に切り替えられた際に、この切替後の正常な伝送経路で補正後に入力される時刻情報は、正常な伝送経路で累積された時刻誤差から、0系補正値又は1系補正値が減算されて補正された結果のUTCのみとなっている。このように、切替前の故障した伝送経路を伝送する時刻情報は、上記同様に補正された結果のUTCのみとなっていた。このため、切替後の伝送経路に伝送される時刻情報は、切替前の伝送経路に伝送されていたUTCのみと同様な時刻情報となり、切替前と切替後との間に時刻誤差による差が無くなる。このことから、故障した伝送経路から正常な伝送経路に切り替えた際に、時刻誤差による差があることにより時刻が飛び跳ねる時刻の跳躍が無くなる。このため、時刻情報の品質が悪化することが無くなり、時刻情報の品質を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、前記検出部は、前記0系又は1系の伝送経路の故障の復旧を検出し、前記補正部は、前記復旧が検出された伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該復旧した伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正し、前記切替部は、その補正により得られるUTCが伝送されるように前記復旧が検出された伝送経路に切り戻す処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の時刻同期装置である。
この構成によれば、伝送経路の故障により正常な伝送経路に切り替えた後、故障した伝送経路が復旧した際に、時刻の跳躍無しに、復旧した伝送経路に切り戻すことができる。このため、切り戻し時に時刻情報の品質が悪化することが無くなるので、時刻情報の品質を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、前記切替部は、前記故障の検出時に当該切替部で正常な伝送経路に切り替えが行われた場合、切替後の伝送経路において、切替前と切替後の時刻誤差による差である時刻の跳躍が発生した際に、当該時刻の跳躍発生を検出する第1機能を備え、前記補正部は、前記時刻の跳躍発生の検出時に、前記差が0となるように、切替後の伝送経路に伝送される前記UTCの時刻誤差を所定時間内で減少させる処理を行う第2機能を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の時刻同期装置である。
この構成によれば、伝送経路切替時における時刻の跳躍発生時に、切替前と切替後の時刻誤差による差が0となるように、切替後の伝送経路を伝送するUTCの時刻誤差(例えば時刻誤差120ns)を所定時間内で(徐々に)減少させるようにした。このように所定時間内で時刻誤差120nsを0となるまで徐々に減少させることで、下流側のBC装置への時刻誤差の変化の影響が過渡的に生じないので、そのBC装置における時刻情報の品質に及ぼす悪影響を抑制することができる。
請求項4に係る発明は、前記時刻同期装置が、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続され、出力側に少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が接続された特定BC装置に搭載され、前記切替部は、前記検出部での故障検出時に、前記補正部での補正により得られるUTCが、前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるように切り替えを行うことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の時刻同期装置である。
この構成によれば、上流側から少なくとも2つの0系及び1系双方のルートR0,R1が入力されるBC装置の下流側が、少なくとも2分岐している場合でも、何れか一方の伝送経路の故障時に、正常な伝送経路の時刻情報を、下流側の2つの分岐した伝送経路の双方へ伝送することができる。
請求項5に係る発明は、時刻情報としてのUTCを受信するGM装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置であって、前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値を保持する0系保持部と、前記時刻誤差が、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値を保持する1系保持部と、前記0系の伝送経路の故障を検出する0系検出部と、前記1系の伝送経路の故障を検出する1系検出部と、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから前記0系補正値を減算して補正する0系補正部と、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから前記1系補正値を減算して補正する1系補正部と、前記0系検出部による故障の検出時に前記0系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記1系検出部による故障の検出時に当該0系の伝送経路の時刻情報の伝送を開始する切り替えを行う0系切替部と、前記0系検出部による故障の検出時に前記1系の伝送経路の時刻情報の伝送を開始し、前記1系検出部による故障の検出時に当該1系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止する切り替えを行う1系切替部とを備えることを特徴とする時刻同期装置である。
この構成によれば、0系側と1系側個別に、保持部、検出部、補正部及び切替部による構成部を設けて時刻同期装置を構成してある。このため、0系又は1系の構成部の何れか一方が故障しても、他方の正常な構成部で時刻同期処理を正常に実行することができる。
請求項6に係る発明は、前記0系検出部は、前記0系の伝送経路の故障の復旧を検出し、前記1系検出部は、前記1系の伝送経路の故障の復旧を検出し、前記0系切替部は、前記0系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該0系の伝送経路に切り戻す処理を行い、前記1系切替部は、前記1系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該1系の伝送経路に切り戻す処理を行うことを特徴とする請求項5に記載の時刻同期装置である。
この構成によれば、伝送経路の故障により正常な伝送経路に切り替えられた後、故障した伝送経路が復旧した場合、この復旧した伝送経路を伝送する時刻情報の時刻誤差は、必然的に補正部で補正される。このため、例えば0系切替部が、0系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該0系の伝送経路に切り戻す処理を行った場合、時刻の跳躍無しに、復旧した伝送経路に切り戻すことができる。従って、切り戻し時に時刻情報の品質が悪化することが無くなるので、時刻情報の品質を向上させることができる。
請求項7に係る発明は、前記時刻同期装置が、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続され、出力側に少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が接続された特定BC装置に搭載され、前記0系検出部による故障の検出時に、前記0系切替部は前記0系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記1系切替部は前記1系の伝送経路のUTCが前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるようにし、前記1系検出部による故障の検出時に、前記1系切替部は前記1系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記0系切替部は前記0系の伝送経路のUTCが前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるようにすることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の時刻同期装置である。
この構成によれば、上流側から少なくとも2つの0系及び1系双方のルートR0,R1が入力されるBC装置の下流側が、少なくとも2分岐している場合でも、何れか一方の伝送経路の故障時に、正常な伝送経路の時刻情報を、下流側の2つの分岐した伝送経路の双方へ伝送することができる。また、0系又は1系の構成部の何れか一方が故障しても、他方の正常な構成部で時刻同期処理を正常に実行することができる。
本発明によれば、少なくとも2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続されるBC装置において伝送経路の切替時に生じる時刻の跳躍を抑制することにより、時刻情報の品質を向上させる時刻同期装置及び時刻同期方法を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態のNWシステムのBC装置に搭載された時刻同期装置の時刻同期動作を説明するための図である。 第1実施形態の応用例のNWシステムのBC装置に搭載された時刻同期装置の時刻同期動作を説明するための図である。 第1実施形態の応用例2に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。 GM装置及び複数のBC装置を有する第1のNWシステムの具体例を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態の応用例に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。 第1又は第2実施形態に係る時刻同期装置を適用したリングプロテクションのNW構成を示す図である。 GM装置及び複数のBC装置を有するNWシステムのブロック図である。 GM装置及び複数のBC装置を有する第2のNWシステムの具体例を示すブロック図である。 0系ルートで故障発生時に1系ルートに切り替える動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す時刻同期装置20は、図10に示したNWシステム10において2経路の0系ルートR0及び1系ルートR1が入力側に接続されるBC装置12cに搭載されているとする。この時刻同期装置20は、UTCを受信して送信するGM装置11からのUTCを、伝送経路で接続された複数のBC装置12a〜12gを経由して伝送することにより、BC装置12a〜12gの時刻をGM装置11の時刻に補正して時刻同期を取るものである。なお、BC装置12cは、請求項記載の特定BC装置を構成する。
但し、NWシステム10における0系ルートR0が現用側、1系ルートR1が予備側であるとする。なお、0系ルートR0を単に0系、1系ルートR1を単に1系とも称す。
時刻同期装置20は、0系PTP受信部(0系受信部ともいう)21と、1系PTP受信部(1系受信部ともいう)22と、故障復旧検出部(検出部ともいう)23と、時刻計算部24と、経路切替部(切替部ともいう)25と、時刻補正値保持部(保持部ともいう)26と、0系PTP送信部(0系送信部ともいう)27と、1系PTP送信部(1系送信部ともいう)28とを備えて構成されている。時刻同期装置20には、オペレータ端末機29が接続されている。なお、時刻計算部24は、請求項記載の補正部を構成する。
0系受信部21は、図10に示したBC装置12aからBC装置12cまでの0系ルートR0を伝送してきたUTC+時刻誤差を含むPTPパケット(パケット)P1を受信する。
1系受信部22は、BC装置12aからBC装置12cまでの1系ルートR1を伝送してきたUTC+時刻誤差を含むパケットP1を受信する。
0系送信部27は、0系受信部21で受信されたパケットP1をスレーブ側のBC装置13(図10)へ送信する。
1系送信部28は、1系受信部22で受信されたパケットP1をスレーブ側のBC装置13へ送信する。
つまり、時刻同期装置20は、破線矢印に併せてスレーブ側と記載して示すように、0系受信部21及び1系受信部22の側がスレーブ側となり、破線矢印に併せてマスタ側と記載して示すように、0系送信部27及び1系送信部28の側がマスタ側となる。
検出部23は、0系ルートR0又は1系ルートR1の故障を検出し、この検出された故障ルートの情報を含む故障情報D1を時刻計算部24及び切替部25へ出力する。また、検出部23は、0系ルートR0又は1系ルートR1の故障の復旧を検出し、この復旧したルート情報を含む復旧情報D2を時刻計算部24及び切替部25へ出力する。
保持部26は、0系補正値及び1系補正値を保持する。0系補正値は、0系ルートR0と1系ルートR1とが入力側に接続されるBC装置12cにおける0系ルートR0側の累積された時刻誤差(cTE)の値である。この時刻誤差は、図10に示す例の場合、BC装置12a,12b,12cの合計の誤差(累積誤差)60nsとなる。
1系補正値は、BC装置12cにおける1系ルートR1側の累積された誤差(cTE)の値である。この誤差は、図10に示す例の場合、BC装置12a,12g,12f,12e,12d,12cの合計の誤差(累積誤差)120nsとなる。
オペレータ端末機29は、BC装置12cにおいて事前に測定された0系ルートR0の累積誤差60nsを0系補正値とし、1系ルートR1の累積誤差120nsを1系補正値として、保持部26に保持させる。
時刻計算部24は、切替部25で現在切り替えられている例えば0系ルートR0の時刻情報UTC+60ns(図10)から、保持部26に保持された0系補正値60nsを減算して補正し、この結果のUTCを時刻情報として切替部25へ出力する。1系ルートR1の場合も同様である。
また、時刻計算部24は、検出部23で故障が検出された際、例えば0系ルートR0の故障が検出されて故障情報D1が入力された際に、他方の正常な1系ルートR1の時刻情報UTC+120nsから、保持部26に保持された1系補正値120nsを減算して補正し、この結果のUTCを時刻情報として切替部25へ出力する。この補正により例えば累積誤差120ns(図10)が1系補正値120nsで相殺されて0となり、1系の時刻情報としてUTCのみが得られる。また、1系ルートR1の故障の場合は0系補正値が減算されて補正され、0系の時刻情報としてUTCのみが得られる。
更に、時刻計算部24は、検出部23で復旧が検出された際、例えば故障中の0系ルートR0の復旧が検出されて復旧情報D2が入力された際に、復旧した0系ルートR0の時刻情報UTC+60nsから、保持部26に保持された0系補正値60nsを減算して補正し、この結果のUTCを時刻情報として切替部25へ出力する。この補正により0系の時刻情報としてUTCのみが得られる。また、故障中の1系ルートR1が復旧した場合は1系補正値が減算されて補正され、1系の時刻情報としてUTCのみが得られる。
切替部25は、検出部23で故障が検出された際、例えば0系ルートR0の故障が検出されて故障情報D1が入力された際に、他方の正常な1系ルートR1に切り替えを行う。つまり、時刻計算部24での計算結果である他方の正常な1系ルートR1に係る時刻情報のパケットP1が、1系送信部28から後段のスレーブ側へ伝送されるように切り替えを行う。また、1系ルートR1の故障の場合は他方の正常な0系ルートR0側へ切り替えが行われる。
また、切替部25は、検出部23で復旧が検出された際、例えば故障した0系ルートR0の復旧が検出されて復旧情報D2が入力された際に、当該0系ルートR0に切り戻しを行う。この際、切替部25は、時刻計算部24での計算結果である復旧が検出された0系ルートR0に係る時刻情報のパケットP1が0系送信部27から後段のスレーブ側へ伝送されるように切り戻しを行う。また、1系ルートR1の復旧の場合は1系ルートR1側へ切り戻しが行われる。
<第1実施形態の動作>
次に、第1実施形態に係るNWシステム10(図10)におけるBC装置12cに搭載された時刻同期装置20の時刻同期動作を、図2を参照して説明する。図2の横軸は時間を示し、縦軸はBC装置12cにおける0系と1系の時刻誤差であるcTEを示す。
前提条件として、図2の横軸に示す時刻t1〜t2間において、切替部25で0系ルートR0側に切り替えられているとする。即ち、0系受信部21で受信された時刻情報UTC+60ns(図10)を含むパケットP1aが、検出部23、時刻計算部24及び切替部25を介して0系送信部27からスレーブ側のBC装置13へ送信されているとする。
この際、検出部23で0系ルートR0の故障が検出されたとすると、その故障情報D1が、時刻計算部24及び切替部25へ供給される。この供給が行われた時刻計算部24は、他方の正常な1系ルートR1の時刻情報UTC+120nsから、保持部26に保持された1系補正値120nsを減算して補正する。この補正により1系の時刻情報の累積誤差120nsが1系補正値120nsで相殺されて0となり、1系の時刻情報としてUTCのみとなる。この計算結果のUTCが切替部25へ出力される。
一方、上記故障情報D1が供給された切替部25は、図2に示す時刻t2において、正常な1系ルートR1側に切り替えを行う。この1系ルートR1を伝送するパケットP1b内の累積誤差は、時刻計算部24の入力側において図2の縦軸の1系cTEの値(例えば120ns)となっている。しかし、時刻計算部24の出力側では、時刻計算部24で累積誤差120nsが相殺され、UTCのみとなっている。このため、1系側のパケットP1bは、図2に下方向矢印Y1で示すように、縦軸における0系cTEのUTCのみを含むパケットP1aと同じ、UTCのみを含むパケットP1bとなる。このUTCのみを含むパケットP1bが、1系送信部28からBC装置13へ送信される。
その後、検出部23で故障中の0系ルートR0の復旧が検出された場合、その復旧情報D2が、時刻計算部24及び切替部25へ供給される。この供給が行われた時刻計算部24は、復旧した0系ルートR0の時刻情報UTC+60nsから、0系補正値60nsを減算して補正する。この補正により累積誤差60nsが相殺されて0となり、0系の時刻情報としてUTCのみが得られる。この計算結果のUTCが切替部25へ出力される。
一方、上記復旧情報D2が供給された切替部25は、時刻t3において、復旧した0系ルートR0の側に切り戻しを行う。この切り戻された0系ルートR0側のパケットP1aに含まれる時刻情報は、既に時刻計算部24で0系の累積誤差60nsが相殺されてUTCのみとなっている。このUTCのみを含むパケットP1aが、0系送信部27からBC装置13へ送信される。
なお、上述した説明では、0系ルートR0と1系ルートR1との2系統の伝送経路で説明したが、3系統以上の伝送経路であっても同様に故障又は復旧時に、切り替え又は切り戻しを行うことができる。
<第1実施形態の効果>
本実施形態に係る時刻同期装置20の効果について説明する。
(1)時刻同期装置20は、複数のBC装置12a〜12gの内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系ルートR0と1系ルートR1の2系統が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、保持部26と、検出部23と、補正部としての時刻計算部24と、切替部25とを備える。
保持部26は、BC装置固有の性能が起因してUTCが遅延した結果の時刻誤差が、0系ルートR0(0系の伝送経路)に接続されたBC装置12a〜12b並びに特定BC装置12cで累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値と、1系ルートR1(1系の伝送経路)に接続されたBC装置12a,12g〜12d並びに当該特定BC装置12cで累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値とを保持する。
検出部23は、0系ルートR0又は1系ルートR1の故障を検出する。
時刻計算部24は、検出部23で例えば0系ルートR0の故障が検出された際に、正常な1系ルートR1側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該正常な1系ルートR1に係る1系補正値を減算して補正する。
切替部25は、上記故障の検出時に、上記補正により得られるUTCが伝送されるように正常な1系ルートR1側に切り替える。
この構成によれば、切替部25が正常な1系ルートR1に切り替えられた際に、この切替後の正常な1系ルートR1に時刻計算部24から入力される時刻情報は、正常な1系ルートR1で累積された時刻誤差から、1系補正値が減算されて補正された結果のUTCのみとなっている。このように、切替前の故障した0系ルートR0を伝送する時刻情報は、上記同様に時刻計算部24で補正された結果のUTCのみとなっていた。
このため、切替後の1系ルートR1に伝送される時刻情報は、切替前の0系ルートR0に伝送されていたUTCのみと同様な時刻情報となり、切替前と切替後との間に時刻誤差による差が無くなる。このことから、故障した0系ルートR0から正常な1系ルートR1に切り替えた際に、時刻誤差による差があることにより時刻が飛び跳ねる時刻の跳躍が無くなる。このため、時刻情報の品質が悪化することが無くなり、時刻情報の品質を向上させることができる。
(2)検出部23は、0系ルートR0又は1系ルートR1の故障の復旧を検出する。例えば、検出部23が、故障した0系ルートR0の復旧を検出したとする。時刻計算部24は、復旧が検出された0系ルートR0側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該復旧した0系ルートR0に係る0系補正値を減算して補正する。切替部25は、その補正により得られるUTCが伝送されるように復旧が検出された0系ルートR0に切り戻す処理を行うようにした。
この構成によれば、0系ルートR0の故障により正常な1系ルートR1に切り替えた後に、故障した0系ルートR0が復旧した際に、時刻の跳躍無しに、復旧した0系ルートR0に切り戻すことができる。このため、切り戻し時に時刻情報の品質が悪化することが無くなるので、時刻情報の品質を向上させることができる。
<第1実施形態の応用例1>
この応用例1が、上述した第1実施形態と異なる点は、図1に示した時刻計算部24と切替部25とが次の処理を行うことにある。
即ち、検出部23での0系ルートR0又は1系ルートR1の故障検出時に、例えば0系ルートR0の故障検出時に、切替部25で正常な1系ルートR1に切り替えが行われた場合、切替部25は、切替後の1系ルートR1において、切替前と切替後の時刻誤差による差である時刻の跳躍が発生した際に、当該時刻の跳躍発生を検出する第1機能を備える。
時刻計算部24は、切替部25で時刻の跳躍発生が検出された際に、切替前と切替後の時刻誤差による差が0となるように、切替後の1系ルートR1を伝送する時刻情報であるUTCの時刻誤差を所定時間内で徐々に減少させる計算を行う第2機能を備える。
この切替部25及び時刻計算部24の第1及び第2機能の処理例を、図3を参照して説明する。前提条件として、図3の横軸に示す時刻t11〜t12間において、切替部25にて0系ルートR0側に切り替えられているとする。この場合、0系ルートR0を、時刻計算部24にて時刻情報UTC+60nsから0系補正値60nsを減算した結果のUTCのみを含むパケットP1aが送信されている。
この場合に、検出部23で0系ルートR0の故障が検出され、切替部25が、時刻t12において、正常な1系ルートR1側に切り替えを行い、この後、時刻t12において、切替後の1系ルートR1において時刻の跳躍発生を検出したとする。この検出された時刻の跳躍は、切替後の1系ルートR1に、時刻計算部24で上記減算が行われず通過した時刻情報UTC+120nsを含むパケットP1bが伝送されて発生している。
そこで、時刻計算部24は、時刻t13〜t14間の所定時刻内において、切替前と切替後の時刻誤差120nsによる差が0となるように、切替後の1系ルートR1を伝送するUTCの時刻誤差120nsを、斜線k1で示すように徐々に減少させる計算を行う。この計算によって、時刻t14において、その時刻誤差120nsが0となり、UTCのみを含むパケットP1aが1系ルートR1を伝送する。
このようにルート切替時における時刻の跳躍発生時に、所定時間内で時刻誤差120nsを0となるまで徐々に減少させることで、下流側のBC装置13(図10)への時刻誤差の変化の影響が過渡的に生じないので、そのBC装置13における時刻情報の品質に及ぼす悪影響を抑制することができる。
なお、ルート切替後において時刻の跳躍発生時の時刻誤差120nsを短時間で0にすると、この急変により過渡現象が生じるので、下流側のBC装置13における時刻情報の品質に悪影響を及ぼすことになる。
<第1実施形態の応用例2>
図4は、本発明の第1実施形態の応用例2に係る時刻同期装置20Aの構成を示すブロック図である。
この時刻同期装置20Aは、図5に示すNWシステム10AのBC装置12cに適用する。即ち、上流側から少なくとも2つの0系及び1系双方のルートR0,R1が入力され、下流側(出力側)にBC装置13とBC装置14とが接続されて下流側が少なくとも2つに分岐している場合のBC装置12cに適用する。
時刻同期装置20Aの切替部25が、検出部23で故障(例えば0系ルートR0の故障)が検出された際に、他方の正常な1系ルートR1に切り替えを行い、この切替後の1系ルートR1に係る時刻情報のパケットP1が、0系送信部27及び1系送信部28の双方から後段のスレーブ側であるBC装置13及びBC装置14へ伝送されるように切り替えを行う。
このような応用例2の時刻同期装置20Aによれば、上流側から少なくとも2つの0系及び1系双方のルートR0,R1が入力されるBC装置12cの下流側が、少なくとも2つに分岐している場合でも、何れか一方のルート(例えばR0)の故障時に、正常なルートR1の時刻情報を、下流側の2つのBC装置13及び14の双方へ伝送することができる。
<第2実施形態の構成>
図6は、本発明の第2実施形態に係る時刻同期装置の構成を示すブロック図である。但し、図6に示す時刻同期装置20Bにおいて、図1に示した時刻同期装置20と同一部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
図6に示す第2実施形態の時刻同期装置20Bが、第1実施形態の時刻同期装置20と異なる点は、故障復旧検出部23a,23bと、時刻計算部24a,24bと、経路切替部25a,25bと、時刻補正値保持部26a,26bとの各々を、0系ルートR0側と1系ルートR1側とに分けて各系統に専属に備えたことにある。
なお、検出部23aは請求項記載の0系検出部を構成し、検出部23bは請求項記載の1系検出部を構成する。ここで「請求項記載の」を省略すると、時刻計算部24aは0系補正部を、時刻計算部24bは1系補正部を構成する。切替部25aは0系切替部を、切替部25bは1系切替部を構成する。保持部26aは0系保持部を、保持部26bは1系保持部を構成する。
オペレータ端末機29は、事前に測定されたBC装置12cにおける、0系ルートR0の累積誤差60nsを0系補正値として0系の保持部26aに保持させ、1系ルートR1における累積誤差120nsを1系補正値として1系の保持部26に保持させる。
次に、0系ルートR0側の検出部23a、時刻計算部24a及び切替部25aについて説明する。
検出部23aは、0系ルートR0の故障を検出し、この故障情報D1aを0系及び1系双方の切替部25a,25bへ出力する。また、検出部23aは、0系ルートR0の故障の復旧を検出し、この復旧情報D2aを0系及び1系双方の切替部25a,25bへ出力する。
時刻計算部24aは、0系ルートR0の時刻情報UTC+60ns(図10)から、保持部26に保持された0系補正値60nsを減算して補正し、この結果のUTCを時刻情報として切替部25aへ出力する。
切替部25aは、時刻計算部24aの補正結果であるUTCのみを含むパケットP1を0系ルートR0に伝送して0系送信部27へ出力する。また、検出部23aから0系ルートR0の故障情報D1aが入力された0系の切替部25aは0系ルートR0の時刻情報の伝送を停止する。同入力された1系の切替部25bは1系ルートR1の時刻情報の伝送を開始する。
一方、検出部23aから0系ルートR0の復旧情報D21aが0系及び1系双方の切替部25a,25bに入力された場合、0系の切替部25aは0系ルートR0の時刻情報の伝送を復旧する。1系の切替部25bは1系ルートR1の時刻情報の伝送を停止する。
次に、1系ルートR1側の検出部23b、時刻計算部24b及び切替部25bについて説明する。
検出部23bは、1系ルートR1の故障を検出し、この故障情報D1bを0系及び1系双方の切替部25a,25bへ出力する。また、検出部23bは、1系ルートR1の故障の復旧を検出し、この復旧情報D2bを0系及び1系双方の切替部25a,25bへ出力する。
時刻計算部24bは、1系ルートR1の時刻情報UTC+120ns(図10)から、保持部26に保持された1系補正値120nsを減算して補正し、この結果のUTCを時刻情報として切替部25bへ出力する。
切替部25bは、時刻計算部24bの補正結果であるUTCのみを含むパケットP1を1系ルートR1に伝送して1系送信部28へ出力する。また、検出部23bから1系ルートR1の故障情報D1bが入力された1系の切替部25bは1系ルートR1の時刻情報の伝送を停止する。同入力された0系の切替部25aは0系ルートR0の時刻情報の伝送を開始する。
一方、検出部23bから1系ルートR1の復旧情報D2bが0系及び1系双方の切替部25a,25bに入力された場合、1系の切替部25bは1系ルートR1の時刻情報の伝送を復旧する。0系の切替部25aは0系ルートR0の時刻情報の伝送を停止する。
<第2実施形態の効果>
このような第2実施形態の時刻同期装置20Bは、0系及び1系個別に、故障復旧検出部23a,23bと、時刻計算部24a,24bと、経路切替部25a,25bと、時刻補正値保持部26a,26bとの各構成部を設ける構成とした。このため、0系又は1系の構成部の何れか一方が故障しても、他方の正常な構成部で時刻同期処理を正常に実行することができる。
また、例えば0系ルートR0の故障により正常な1系ルートR1に切り替えられた後、故障した0系ルートR0が復旧した場合、この復旧した0系ルートR0を伝送する時刻情報の時刻誤差は、必然的に時刻計算部24aで補正される。このため、例えば0系切替部が、0系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該0系の伝送経路に切り戻す処理を行った場合、時刻の跳躍無しに、復旧した伝送経路に切り戻すことができる。従って、切り戻し時に時刻情報の品質が悪化することが無くなるので、時刻情報の品質を向上させることができる。
<第2実施形態の応用例>
図7は、本発明の第2実施形態の応用例に係る時刻同期装置20Cの構成を示すブロック図である。
この時刻同期装置20Cは、上述の図4に示した時刻同期装置20Aと同様に、図5に示すNWシステム10AのBC装置12cに適用する。
時刻同期装置20Cにおいて、検出部23aから例えば0系ルートR0の故障情報D1aが入力された0系の切替部25aが0系ルートR0の時刻情報の伝送を停止し、同入力された1系の切替部25bは1系ルートR1の時刻情報が、0系送信部27及び1系送信部28の双方から後段のスレーブ側であるBC装置13及びBC装置14へ伝送されるようにする。
このような応用例の時刻同期装置20Cによれば、上流側から少なくとも2つの0系及び1系双方のルートR0,R1が入力されるBC装置12cの下流側が、少なくとも2つに分岐している場合でも、何れか一方のルート(例えばR0)の故障時に、正常なルートR1の時刻情報を、下流側の2つのBC装置13及び14の双方へ伝送することができる。また、0系又は1系の構成部の何れか一方が故障しても、他方の正常な構成部で時刻同期処理を正常に実行することができる。
<時刻同期装置の適用例>
上述した時刻同期装置20B(又は時刻同期装置20)を、MPLS−TP(Multi Protocol Label Switching-Transport Profile)と呼ばれるパケットトランスポート技術等によるリングプロテクションに適用した例について説明する。
リングプロテクションは、双方向の二芯光ファイバで複数の通信装置がリング状に接続されたNW構成において、パケットを一方の光ファイバへ伝送中に故障が発生した場合に、他方の光ファイバに切り替えてパケットを伝送する方式である。
リングプロテクションのNW構成を図8に示す。図8に示すように、双方向の二芯光ファイバF1,F2で複数のBC装置32a,32b,32c,32d,32e,32fがリング状に接続されており、BC装置32aにGM装置31が光ファイバで接続され、BC装置32dにEA装置(図9)としてのBC装置33が光ファイバで接続されている。
リング状に接続された各BC装置32a〜32fには、時刻同期装置20B(図6)が搭載されているとする。時刻同期装置20Bにおける0系受信部21の入力側と0系送信部27の出力側には一方の光ファイバF1が接続され、1系受信部22の入力側と1系送信部28の出力側には他方の光ファイバF2が接続されている。
このようなNW構成において、GM装置31からの時刻情報のUTCを含むパケット(PTPパケット)が、一方の光ファイバF1でBC装置32a,32b,32c,32dを経由してBC装置33へ伝送されているとする。この伝送中にBC装置32bとBC装置32c間の光ファイバF1に×印で示す故障が発生したとする。
この故障は、故障発生個所の伝送方向後方側のBC装置32cに搭載された時刻同期装置20Bの0系検出部23aで検出され、この検出に応じて0系切替部25aが一方の光ファイバF1の時刻情報の伝送を停止する。この停止によって、一方の光ファイバF1側の時刻情報の伝送の停止が、全てのBC装置32a〜32fの時刻同期装置20Bで故障として検出される。
このため、全てのBC装置32a〜32fに搭載された時刻同期装置20Bの0系の切替部25aで、一方の光ファイバF1の時刻情報の伝送が停止される。これと同時に、1系の切替部25bで他方の光ファイバF2における時刻情報の伝送が開始される。
このような光ファイバF2への切り替えによる時刻情報の伝送開始によって、GM装置31からのUTCを含む時刻情報のパケットが、他方の光ファイバF2でBC装置32a,32f,32e,32dを経由してBC装置33へ伝送される。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
11,31 GM装置
12a〜12g,32a〜32f BC装置
13,33 BC装置(EA装置)
20,20A,20B,20C 時刻同期装置
21 0系PTP受信部
22 1系PTP受信部
23,23a,23b 故障復旧検出部(検出部)
24,24a,24b 時刻計算部(補正部)
25,25a,25b 経路切替部(切替部)
26,26a,26b 時刻補正値保持部(保持部)
27 0系PTP送信部
28 1系PTP送信部
29 オペレータ端末機

Claims (8)

  1. 時刻情報としてのUTC(Coordinated universal time)を受信するGM(Grand master clock)装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC(Boundary Clock)装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置であって、
    前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、
    BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値と、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値とを保持する保持部と、
    前記0系又は1系の伝送経路の故障を検出する検出部と、
    前記故障の検出時に、正常な伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該正常な伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正する補正部と、
    前記故障の検出時に、前記補正により得られるUTCが伝送されるように正常な伝送経路側に切り替える切替部と
    を備えることを特徴とする時刻同期装置。
  2. 前記検出部は、前記0系又は1系の伝送経路の故障の復旧を検出し、
    前記補正部は、前記復旧が検出された伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該復旧した伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正し、
    前記切替部は、その補正により得られるUTCが伝送されるように前記復旧が検出された伝送経路に切り戻す処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の時刻同期装置。
  3. 前記切替部は、前記故障の検出時に当該切替部で正常な伝送経路に切り替えが行われた場合、切替後の伝送経路において、切替前と切替後の時刻誤差による差である時刻の跳躍が発生した際に、当該時刻の跳躍発生を検出する第1機能を備え、
    前記補正部は、前記時刻の跳躍発生の検出時に、前記差が0となるように、切替後の伝送経路に伝送される前記UTCの時刻誤差を所定時間内で減少させる処理を行う第2機能を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の時刻同期装置。
  4. 前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続され、出力側に少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が接続された特定BC装置に搭載され、
    前記切替部は、前記検出部での故障検出時に、前記補正部での補正により得られるUTCが、前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるように切り替えを行う
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の時刻同期装置。
  5. 時刻情報としてのUTCを受信するGM装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置であって、
    前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、
    BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値を保持する0系保持部と、
    前記時刻誤差が、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値を保持する1系保持部と、
    前記0系の伝送経路の故障を検出する0系検出部と、
    前記1系の伝送経路の故障を検出する1系検出部と、
    前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから前記0系補正値を減算して補正する0系補正部と、
    前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから前記1系補正値を減算して補正する1系補正部と、
    前記0系検出部による故障の検出時に前記0系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記1系検出部による故障の検出時に当該0系の伝送経路の時刻情報の伝送を開始する切り替えを行う0系切替部と、
    前記0系検出部による故障の検出時に前記1系の伝送経路の時刻情報の伝送を開始し、前記1系検出部による故障の検出時に当該1系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止する切り替えを行う1系切替部と
    を備えることを特徴とする時刻同期装置。
  6. 前記0系検出部は、前記0系の伝送経路の故障の復旧を検出し、
    前記1系検出部は、前記1系の伝送経路の故障の復旧を検出し、
    前記0系切替部は、前記0系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該0系の伝送経路に切り戻す処理を行い、
    前記1系切替部は、前記1系の伝送経路の復旧が検出された際に、当該1系の伝送経路に切り戻す処理を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載の時刻同期装置。
  7. 前記時刻同期装置は、前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続され、出力側に少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が接続された特定BC装置に搭載され、
    前記0系検出部による故障の検出時に、前記0系切替部は前記0系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記1系切替部は前記1系の伝送経路のUTCが前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるようにし、
    前記1系検出部による故障の検出時に、前記1系切替部は前記1系の伝送経路の時刻情報の伝送を停止し、前記0系切替部は前記0系の伝送経路のUTCが前記特定BC装置の出力側の2系統の伝送経路へ伝送されるようにする
    ことを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の時刻同期装置。
  8. 時刻情報としてのUTCを受信するGM装置から送信されるUTCを、伝送経路で接続された複数のBC装置を経由して伝送することにより、当該BC装置の時刻を当該GM装置の時刻に補正して時刻同期を取る時刻同期装置による時刻同期方法であって、
    前記時刻同期装置は、
    前記複数のBC装置の内の、伝送遅延が異なる少なくとも0系と1系の2系統の時刻情報の伝送経路が入力側に接続された特定BC装置に搭載され、
    BC装置固有の性能が起因して前記UTCが遅延した結果の時刻誤差が、前記0系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の0系補正値と、前記1系の伝送経路側で累積された時刻誤差と同じ値の1系補正値とを保持する保持部を備え、
    前記0系又は1系の伝送経路の故障を検出するステップと、
    前記故障の検出時に、正常な伝送経路側で累積された時刻誤差を有するUTCから、当該正常な伝送経路に係る前記0系補正値又は前記1系補正値を減算して補正するステップと、
    前記故障の検出時に、前記補正により得られるUTCが伝送されるように正常な伝送経路側に切り替えるステップと
    を実行することを特徴とする時刻同期方法。
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