JP7448020B2 - 時刻同期システム、受信サーバ及び時刻同期方法 - Google Patents

時刻同期システム、受信サーバ及び時刻同期方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに接続されたサーバ間の時刻を同期制御する時刻同期システム、受信サーバ及び時刻同期方法に関する。
インターネット等に代表されるIP(Internet Protocol)ネットワークでは、送信サーバと受信サーバ間をルータ及びスイッチ(後述)を介してネットワーク接続し、送信サーバからIPパケット(例えば、時刻情報を含む時刻パケット)を送信して受信サーバで受信している。スイッチは、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルのL2,L3に係るスイッチである。
上記受信サーバでのパケット受信時に、送受信サーバ間で時刻を同期させるために、後述するNTP(Network Time Protocol)やPTP(Precision Time Protocol)が使用される。NTPは、ネットワークに接続されたコンピュータや各種の通信装置間で時刻を同期させるプロトコルである。PTPは、コンピュータや各種の通信装置が接続されたネットワーク全体でクロックを同期させるために使用されるプロトコルである。この種の技術として特許文献1,2及び非特許文献1,2に記載の技術がある。
特開2007-124029号公報 特開2007-158425号公報
橋本直也,"セイコーの「うるう秒」対策(第5回)PTPが高精度な理由"[online],セイコーソリューションズ株式会社,[令和2年9月10日検索],インターネット<https://www.seiko-sol.co.jp/leap-second/no-05/> "Precision Time Protocol (PTP/IEEE-1588)"[online],EndRun TECHNOLOGIES,[令和2年9月10日検索],インターネット<https://endruntechnologies.com/pdf/PTP-1588.pdf>
上述したネットワークでは、送信サーバから送信された時刻パケットがネットワークの混雑時にルータやスイッチでキューイングされる。このため、送信サーバから受信サーバまでのパケット到着時間が混雑状況等に応じて揺らぐ(変動する)。この揺らぎのため、NTPやPTPを使用しても、時刻パケットの到着時間が一定とならないので、時刻同期誤差が発生する。このため、ネットワークを介した送信サーバと受信サーバ間で時刻同期を取れない課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ネットワークを介した送信サーバと受信サーバ間で時刻同期を取れるようにすることを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明の時刻同期システムは、光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC(Optical cross Connect)を有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNW(Network)と、前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、複数の送信サーバ及び受信サーバとを備え、前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定する処理を行い、前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信する処理を行い、前記受信サーバは、前記各送信サーバの前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバの前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出する処理を行うとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻と前回算出した現在時刻との時刻差が、前回算出した現在時刻と前々回算出した現在時刻との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出することを特徴とする。
本発明によれば、ネットワークを介した送信サーバと受信サーバ間で時刻同期を取れるようにすることができる。
第1実施形態に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の時刻同期システムにおける送信サーバ、受信サーバ及びNWコントローラの構成を示すブロック図である。 第1実施形態の時刻同期システムの時刻同期動作を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の変形例に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。 上記変形例に係る時刻同期システムにおける受信サーバの構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の時刻同期システムの時刻同期動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書の全図において機能が対応する構成部分には同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
<第1実施形態の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。
図1に示す時刻同期システム(システムともいう)10は、複数のOXC(Optical cross Connect)14a,14b,…,14nが光ファイバで接続されて成るキューレスNW15に、送信サーバ11と、受信サーバ12と、NW(Network)コントローラ13とが光ファイバで接続され、更に送信サーバ11に基準時刻生成局16が無線又は光ファイバで接続されて構成されている。
キューレスNW15に接続されるOXC14a~14nは、フレーム信号を光のままでキューイング無しに宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理が可能となっている。つまり、キューレスNW15は、光信号によるフレーム信号をキューイング無しに伝送できるNWである。このキューレスNW15は、例えば、全ての伝送機能を光領域で処理するフォトニックNW等により構成される。
キューレスNW15を介した送信サーバ11と受信サーバ12間(サーバ11,12間ともいう)は、専用の光回線で接続されており、フレーム信号のキューイングが生じないようになっている。つまり、従来のパケット伝送のような混雑によるキューイングが生じないようになっている。このため、サーバ11,12間の光信号による伝送遅延時間は、この間の伝送距離に応じた一定の伝送遅延時間となる。
基準時刻生成局16は、GPS(Global Positioning System)や原子時計等により構成され、高精度に一定間隔で時を刻む基準時刻tを生成して送信する。
このシステム10は、次に述べる特徴の処理機能を有する。即ち、送信サーバ11から基準時刻(送信側の現在時刻)tを含むフレーム信号を、キューレスNW15のOXC14a~14nを介して受信サーバ12へ送信する。受信サーバ12は、基準時刻tを受信し、送信サーバ11との間の一定の伝送遅延時間を、受信された送信側の基準時刻tに加算して受信側の現在時刻taを求める時刻同期制御を行う。つまり、送信側の現在時刻tから一定時間遅延した受信側の現在時刻taを求める送受信サーバ間の時刻同期を取ることが可能となっている。
NWコントローラ13は、キューレスNW15のNWトポロジ情報を記憶しており、このNWトポロジ情報に応じて、フレーム信号の伝送方向であるNW方路等を設定して光信号の伝送制御を行う。NWコントローラ13は、図2に示すように、NWトポロジ情報記憶部13a(記憶部13aともいう)と、NWトポロジ管理部13bと、NW方路設定部13cと、通信部13dとを備えて構成されている。
送信サーバ11は、通信部11aと、記憶部11b1を有する現在時刻管理部11bと、クロック生成部11cと、基準時刻情報生成部11dと、通信部11eと、NW方路設定部11fとを備えて構成されている。
受信サーバ12は、通信部12aと、NW方路設定部12bと、記憶部12c1を有する伝送距離管理部12cと、現在時刻計算部12dと、記憶部12e1を有する現在時刻管理部12eと、クロック生成部12fとを備えて構成されている。
NWコントローラ13において、通信部13dは、キューレスNW15を介して送信サーバ11及び受信サーバ12とフレーム信号等を送受信する通信処理を行う。
NWトポロジ情報記憶部13aは、NWトポロジ情報を記憶している。NWトポロジ情報は、キューレスNW15にOXC14a~14nを介して、送信サーバ11及び受信サーバ12等の複数の通信装置が光ファイバで接続されたNW形態を示す情報である。
NWトポロジ管理部13bは、受信サーバ12の伝送距離管理部12cによるサーバ11,12間の伝送距離取得要求に応じて、サーバ11,12間のフレーム信号の伝送距離情報Dを、受信サーバ12へ送信する管理を行う。その伝送距離情報Dは、NWトポロジ管理部13bが記憶部13aのNWトポロジ情報を参照し、送信サーバ11から受信サーバ12までのフレーム信号の伝送経路の距離を検索して取得する。伝送距離情報Dは、受信サーバ12が取得要求に応じて受信し、伝送距離管理部12cの記憶部12c1に記憶する。
NW方路設定部13cは、記憶部13aに記憶されたNWトポロジ情報に応じて、OXC14a~14n、送信サーバ11及び受信サーバ12に対して、フレーム信号の転送先への転送方路を示すNW方路情報P,Qの設定を行う。
例えば、NW方路設定部13cは、送信サーバ11のNW方路設定部11fに対して、フレーム信号を受信サーバ12へ伝送するためのNW方路情報Pの設定を行うと共に、受信サーバ12のNW方路設定部12bに対して、フレーム信号を送信サーバ11へ伝送するためのNW方路情報Qの設定を行う。
更に、NW方路設定部13cは、図1に示すように、キューレスNW15のOXC14aに対して、フレーム信号を受信サーバ12へ伝送するためのNW方路情報Paの設定を行い、OXC14bに対してNW方路情報Pbの設定を行い、OXC14nに対してNW方路情報Pnの設定を行う。
図2に戻り、送信サーバ11において、通信部11aは、基準時刻生成局16で高精度に一定間隔で時を刻みながら生成される基準時刻tを受信し、現在時刻管理部11b(管理部11b)へ出力する。管理部11bは、その基準時刻tをクロック生成部11cで生成されるクロック信号に応じて記憶部11b1に順次上書きして記憶し、この記憶される基準時刻tを送信側(送信サーバ11)の現在時刻tとして管理する。
基準時刻情報生成部11dは、記憶部11b1に記憶される現在時刻tを含む基準時刻情報Dtを生成し、通信部11eへ出力する。
通信部11eは、NW方路設定部11fに設定されたNW方路情報Pで示される方路に応じて、基準時刻情報Dtを、キューレスNW15のOXC14a~14n(図1参照)を介して受信サーバ12の通信部12aへ送信する。
受信サーバ12において、通信部12aは、送信サーバ11からの基準時刻情報Dtを受信し、現在時刻計算部(計算部ともいう)12dへ出力する。
計算部12dは、下式(1)に示すように、記憶部12c1に記憶された伝送距離情報Dを、キューレスNW15を介したサーバ11,12間の光信号速度である光速cで除算し、サーバ11,12間の伝送遅延時間tdを算出する。但し、光速cは、使用する光ファイバ種別に応じて予めNWトポロジ情報の一つとして取得し、計算部12dが引用可能としておく。
次に、計算部12dは、下式(2)に示すように、通信部12aで受信された基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに、上記算出した伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを求める。
td=D/c …(1)
ta=t+td …(2)
現在時刻管理部12eは、計算部12dで求められた受信側の現在時刻taを、クロック生成部12fで生成されるクロック信号に応じて記憶部12e1に記憶する。このように送信側の現在時刻tに対して、一定の伝送遅延時間td遅れて同期した受信側の現在時刻taが記憶されるようになっている。
<第1実施形態の動作>
次に、第1実施形態に係る時刻同期システム10の時刻同期動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。前提条件として、送信サーバ11と受信サーバ12間で光信号によるフレーム信号で通信が行われるとする。
図3に示すステップS1において、受信サーバ12の伝送距離管理部12cは、NWコントローラ13のNWトポロジ管理部13bにサーバ11,12間の伝送距離取得要求を行う。この要求に応じて、管理部13bは、記憶部13aのNWトポロジ情報を参照し、送信サーバ11から受信サーバ12までのフレーム信号の伝送経路の距離を検索して伝送距離情報Dを求める。この伝送距離情報Dは、受信サーバ12へ送信されて伝送距離管理部12cの記憶部12c1に記憶される。
ステップS2において、上記NWトポロジ管理部13bにより伝送距離情報Dが求められた後、NW方路設定部13cは、NWトポロジ情報を参照し、送信サーバ11から受信サーバ12へのフレーム信号の伝送方路を示すNW方路情報Pを求める。このNW方路情報Pは、送信サーバ11へ送信されてNW方路設定部11fに設定される。
ステップS3において、送信サーバ11は、通信部11aにおいて基準時刻生成局16で生成される基準時刻tを受信し、この基準時刻tを、管理部11bの記憶部11b1にクロック信号に応じて送信側の現在時刻tとして記憶する。
ステップS4において、基準時刻情報生成部11dは、記憶部11b1の現在時刻tを含む基準時刻情報Dtを生成し、通信部11eへ出力する。
ステップS5において、通信部11eは、NW方路設定部11fに設定されたNW方路情報Pを基に、基準時刻情報DtをキューレスNW15のOXC14a~14n(図1参照)を介して受信サーバ12へ送信する。この送信された基準時刻情報Dtは、フレーム信号に重畳されてキューレスNW15を介して受信サーバ12へ伝送される。
ステップS6において、受信サーバ12は、通信部12aで送信サーバ11からの基準時刻情報Dtを受信し、計算部12dへ出力する。
ステップS7において、計算部12dは、記憶部12c1の伝送距離情報Dを光速cで除算し、サーバ11,12間の伝送遅延時間tdを算出する。次に、計算部12dは、上記受信された基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに、伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを求める。
ステップS8において、現在時刻管理部12eは、計算部12dで求められた受信側の現在時刻taを記憶部12e1に記憶する。
<第1実施形態の効果>
本発明の第1実施形態に係る時刻同期システム10の効果について説明する。
時刻同期システム10は、光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC14a~14nを有し、複数のOXC14a~14nを光ファイバで接続して成るキューレスNW15と、キューレスNW15に光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ13、送信サーバ11及び受信サーバ12とを備える。
NWコントローラ13は、キューレスNW15に係るNWトポロジ情報に基づき、送信サーバ11からキューレスNW15を介した受信サーバ12までの光信号の伝送距離情報Dを当該受信サーバ12に設定する処理を行う。
送信サーバ11は、一定間隔で時を刻む基準時刻tを受信し、この基準時刻tに同期した送信側の現在時刻tを含む基準時刻情報Dtを生成する。更に、その生成された基準時刻情報Dtを重畳した光信号を、キューレスNW15を介して受信サーバ12へ送信する処理を行う。
受信サーバ12は、基準時刻情報Dtを受信後に、NWコントローラ13により設定された伝送距離情報Dによる伝送距離を、キューレスNW15での光信号速度である光速cで除算して、送信サーバ11と受信サーバ12間の伝送遅延時間tdを算出する。更に、その算出された伝送遅延時間tdを、基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに加算して受信側の現在時刻taを算出する処理を行う構成とした。
この構成によれば、キューレスNW15では、光ファイバで接続されたOXC14a~14nが光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行う。このため、送信サーバ11からキューイングの無いキューレスNW15を介した受信サーバ12までの光信号の伝送距離を、この距離の経路を伝送する光信号速度の光速cで割って求めた片道の伝送遅延時間tdが一定となる。この一定の伝送遅延時間tdに、受信サーバ12で受信された基準時刻情報Dtから得られる送信側の現在時刻(基準時刻)tを加算して受信側の現在時刻taを算出する。このため、送信側(送信サーバ11)の現在時刻tに対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ12)の現在時刻taを得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
<第1実施形態の変形例>
図4は、本発明の第1実施形態の変形例に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。
図4に示す変形例の時刻同期システム10Aは、複数の送信サーバ11A1,11A2,…,11Anを備え、これらの送信サーバ11A1~11AnがキューレスNW15を介して1つの受信サーバ12Aに光ファイバで接続され、更に各送信サーバ11A1~11Anに基準時刻生成局16が無線又は光ファイバで接続されて構成されている。各送信サーバ11A1~11Anは、同構成であるが非同期で作動している。本変形例では、3つの送信サーバ11A1,11A2,11Anが、キューレスNW15の異なる経路を介して1つの受信サーバ12Aに接続されているとする。
受信サーバ12Aは、図5に示すように、通信部12aと、NW方路設定部12bと、記憶部12c1を有する伝送距離管理部12cと、記憶部12d1を有する現在時刻計算部12dAと、記憶部12e1を有する現在時刻管理部12eと、クロック生成部12fとを備えて構成されている。
システム10Aの特徴は次の通りである。複数の送信サーバ11A1,11A2,11Anから送信側の現在時刻tを含む基準時刻情報Dt1,Dt2,DtnをキューレスNW15を介して送信し、受信サーバ12Aで受信する。受信サーバ12Aは受信した基準時刻情報Dt1,Dt2,Dtnと、NWトポロジ情報から求められた伝送距離情報D1,D2,Dnとを用い、受信側の現在時刻t1a,t2a,tnaを求めて記憶する。受信サーバ12は、それら現在時刻t1a,t2a,tnaから例えば現在時刻t1aの異常が検出された場合、当該現在時刻t1aを棄却する処理を行う。即ち、当該現在時刻t1aを消去し、当該現在時刻t1aに係る処理を中止する処理を行うようにした。
図4に示すNWコントローラ13のNWトポロジ管理部13b(図2)は、記憶部13aのNWトポロジ情報を参照し、各々のサーバ11A1,12間、サーバ11A2,12間、サーバ11An,12間のフレーム信号伝送経路の距離を検索して、伝送距離情報D1,D2,Dn(図5参照)を取得する。
NWトポロジ管理部13bは、図5に示す受信サーバ12Aの伝送距離管理部12cによる伝送距離取得要求に応じて、サーバ11A1,12間のフレーム信号の伝送距離情報D1、サーバ11A2,12間のフレーム信号の伝送距離情報D2、サーバ11An,12間のフレーム信号の伝送距離情報Dnを、受信サーバ12Aへ送信する。この送信された伝送距離情報D1,D2,Dnは、伝送距離管理部12cの記憶部12c1に記憶される。
各伝送距離情報D1,D2,Dnは、各々のサーバ11A1,12間、サーバ11A2,12間、サーバ11An,12間のフレーム信号の伝送パスが変更になった際に、NWトポロジ管理部13bのNWトポロジ情報の再検索により取得されるようになっている。
NW方路設定部13c(図2)は、NWトポロジ情報に応じて、OXC14a~14n、送信サーバ11A1,11A2,11An及び受信サーバ12Aに対して、フレーム信号の転送先への転送方路を示すNW方路情報の設定を行う。
即ち、NW方路設定部13c(図2)は、送信サーバ11A1,11A2,11AnのNW方路設定部11fに対して、フレーム信号を受信サーバ12Aへ伝送するためのNW方路情報P-1,P-2,P-n(図4)の設定を行うと共に、受信サーバ12AのNW方路設定部12bに対して、フレーム信号を送信サーバ11A1,11A2,11Anへ伝送するためのNW方路情報Q-1,Q-2,Q-n(図5)の設定を行う。OXC14a~14nに対しては、NW方路情報Pa,Pb,Pn(図1)の設定を行う。
図4に示すように、送信サーバ11A1では、通信部11aが、基準時刻生成局16で生成される基準時刻tを受信し、管理部11bが、その受信された基準時刻tを記憶部11b1に送信側(送信サーバ11A1)の現在時刻t1として記憶して管理する。次に、基準時刻情報生成部11dが、記憶部11b1に記憶された現在時刻t1を含む基準時刻情報Dt1を生成し、通信部11eから、NW方路情報P-1で示される方路に応じて基準時刻情報Dt1を、キューレスNW15を介して受信サーバ12Aへ一定間隔で送信する。
送信サーバ11A2では、管理部11bが、通信部11aで受信された基準時刻tを記憶部11b1に送信側の現在時刻t2として記憶し、生成部11dが、その記憶された現在時刻t2に基づき基準時刻情報Dt2を生成し、通信部11eからNW方路情報P-2で示される方路に応じて、基準時刻情報Dt2を、キューレスNW15を介して受信サーバ12Aへ一定間隔で送信する。
送信サーバ11Anでは、管理部11bが、基準時刻tを記憶部11b1に送信側の現在時刻tnとして記憶し、生成部11dが、その現在時刻tnに基づき基準時刻情報Dtnを生成し、通信部11eからNW方路情報P-nで示される方路に応じて、基準時刻情報Dtnを、キューレスNW15を介して受信サーバ12Aへ一定間隔で送信する。
図5に示す受信サーバ12Aの通信部12aは、送信サーバ11A1,11A2,11An毎に送信されてきた基準時刻情報Dt1,Dt2,Dtnを個別に一定間隔で受信し、記憶部12d1を有する計算部12dAへ出力する。
計算部12dAは、前述の式(1)に基づき、記憶部12c1に記憶された伝送距離情報D1{式(1)のD=D1とする}を光速cで除算し、サーバ11A1,12間の伝送遅延時間t1d{式(1)のtd=t1dとする}を算出する。
次に、計算部12dAは、前述の式(2)に基づき、送信サーバ11A1から受信した基準時刻情報Dt1による送信側の現在時刻t1{式(2)のt=t1とする}に、上記算出した伝送遅延時間t1dを加算して受信側の現在時刻t1a{式(2)のta=t1aとする}を求め、記憶部12d1に記憶する。この記憶は受信側の現在時刻t1aが複数個連続して行われる。
これと同様に、計算部12dAは、伝送距離情報D2を光速cで除算し、サーバ11A2,12間の伝送遅延時間t2dを算出する。更に、計算部12dは、上記受信された基準時刻情報Dt2による送信側の現在時刻t2に、送信サーバ11A2から受信した伝送遅延時間t2dを加算して受信側の現在時刻t2aを求め、記憶部12d1に上記同様に記憶する。
同様に、計算部12dAは、伝送距離情報Dnを光速cで除算し、サーバ11An,12間の伝送遅延時間tndを算出する。更に、計算部12dは、上記受信された基準時刻情報Dtnによる送信側の現在時刻tnに、送信サーバ11A2から受信した伝送遅延時間tndを加算して受信側の現在時刻tnaを求め、記憶部12d1に上記同様に記憶する。
次に、計算部12dAは、記憶部12d1に記憶した受信側の現在時刻t1a,t2a,tnaの異常を検出する処理を行う。即ち、計算部12dAは、記憶部12d1に記憶した同一のサーバ、例えば送信サーバ11A1に係る受信側の現在時刻t1aにおいて、今回記憶した現在時刻t1aと前回記憶した現在時刻t1aとの時刻差(今回と前回との時刻差)が、前回と前々回との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合、今回の現在時刻t1aが異常であると検出する。この検出後に当該現在時刻t1aを棄却する処理を行う。即ち、計算部12dAは、当該現在時刻t1aを記憶部12d1から消去し、当該現在時刻t1aに係る計算を中止する処理を行う。
このような構成のシステム10Aによれば、各送信サーバ11A1,11A2,11Anと受信サーバ12間のキューレスNW15を介した光信号の伝送パスが変更になった場合、この変更による光信号の伝送遅延の変動を後述のように抑止できる。
但し、伝送パスが変更になる理由は、地震等の地殻変動によりキューレスNW15が部分的に損傷した場合や、キューレスNW15のOXC14a~141等の通信装置が故障した場合等である。
例えば、送信サーバ11A1と受信サーバ12間の光信号の伝送パスが大幅に長くなるか、大幅に短くなる変更が行われたとする。この場合、図2に示すNWトポロジ管理部13bは、記憶部13aのNWトポロジ情報を参照し、サーバ11A1,12間のフレーム信号伝送経路の距離を再検索する。この再検索により、管理部13bは、新たな伝送距離情報D1(新伝送距離情報D1という)を取得する。新伝送距離情報D1は、受信サーバ12Aによる伝送距離取得要求に応じて、図5に示す受信サーバ12Aへ送信され、伝送距離管理部12cの記憶部12c1に上書きされる。
この後、受信サーバ12Aが、送信サーバ11A1から送信されてきた基準時刻情報Dt1を受信し、計算部12dAへ出力する。計算部12dAは、記憶部12c1に上書きされた新伝送距離情報D1を光速cで除算し、サーバ11A1,12間の伝送遅延時間t1dを算出する。次に、計算部12dは、送信サーバ11A1から受信した基準時刻情報Dt1による送信側の現在時刻t1に、上記算出した伝送遅延時間t1dを加算して受信側の現在時刻t1aを求め、記憶部12d1に記憶する。
次に、計算部12dAが、その記憶した送信サーバ11A1に係る受信側の現在時刻t1aにおいて、今回と前回との時刻t1a差が、前回と前々回との時刻t1a差よりも閾値以上離間している状態を検出したとする。この場合、計算部12dは、送信サーバ11A1に係る受信側の現在時刻t1aが異常であると検出する。この検出後に、計算部12dAは、当該現在時刻t1aを記憶部12d1から消去し、当該現在時刻t1aに係る計算を中止する処理を行う。
この際、他の送信サーバ11A2,11Anに係る受信側の現在時刻t2a,tnaからは異常が検出されていないとする。この場合、計算部12dは、現在時刻t2a,tnaを現在時刻管理部12eの記憶部12e1に記憶する。これによって、例えば送信側(送信サーバ11A2)の現在時刻t2に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ12A)の現在時刻t2aを得る時刻同期を取ることができる。このような処理により、キューレスNW15の障害の影響を低減して、送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
<第2実施形態の構成>
図6は、本発明の第2実施形態に係る時刻同期システムの構成を示すブロック図である。
図6に示す第2実施形態の時刻同期システム10Bは、複数のOXC14a~14nが光ファイバで接続されて成るキューレスNW15に、送信サーバ11Bと、受信サーバ12Bとが光ファイバで接続され、更に送信サーバ11Bに基準時刻生成局16が無線又は光ファイバで接続されて構成されている。
システム10Bの特徴は次の通りである。受信サーバ12Bから試験光17aをキューレスNW15を介して送信サーバ11Bへ送信し、この試験光17aが送信サーバ11Bで反射された反射光17bを受信サーバ12Bで受信して往復伝送遅延時間を計測する。受信サーバ12Bで、その計測された往復伝送遅延時間を2で割り片道の伝送遅延時間tdを求めて記憶する。その後、受信サーバ12Bは、送信サーバ11BからキューレスNW15を介して受信した現在時刻tに、上記記憶した伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを求めるようにした。
送信サーバ11Bは、通信部11aと、記憶部11b1を有する現在時刻管理部11bと、クロック生成部11cと、基準時刻情報生成部11dと、光の反射部11e1を有する通信部11eBと、NW方路設定部11fとを備えて構成されている。
反射部11e1は、送信サーバ11Bの通信部11eBに接続された光ファイバの端面等であり、受信サーバ12Bから送信されてくる試験光17aを反射し、この反射光17bを逆の経路を介して送信サーバ11Bへ返信する。
NW方路設定部11fには、送信サーバ11BとキューレスNW15を介した受信サーバ12間において、光信号によるフレーム信号を受信サーバ12Bへ伝送するためのNW方路情報が予め設定されている。
受信サーバ12Bは、光送受信計測部12a1を有する通信部12aBと、NW方路設定部12bと、伝送遅延記憶部12gと、現在時刻計算部12dBと、現在時刻管理部12eと、クロック生成部12fとを備えて構成されている。
NW方路設定部12bには、送信サーバ11BのNW方路設定部11fに設定されたNW方路を逆に辿るNW方路情報が予め設定されている。
なお、キューレスNW15のOXC14a~14nにおいても、光信号を受信サーバ12B又は送信サーバ11Bへ伝送するためのNW方路情報が予め設定されている。
光送受信計測部(計測部ともいう)12a1は、NW方路設定部12bに設定されたNW方路情報に応じてキューレスNW15を介して送信サーバ11Bへ試験光17aを送信する。更に、計測部12a1は、その送信後に送信サーバ11Bの反射部11e1からの反射光17bを受信して往復伝送遅延時間を計測し、この往復伝送遅延時間を2で割って片道の伝送遅延時間tdを得る。この伝送遅延時間tdは、光信号の往復で得られた往復伝送遅延時間から得られているので一定時間となる。この一定の伝送遅延時間tdは伝送遅延記憶部12gに記憶される。
なお、計測部12a1には、光ファイバ経路に沿って移動しながら反射する光パルスの往復伝送時間の計測、並びに往復伝送距離を計測可能なOTDR(Optical Time Domain Reflectometer:光パルス試験器)等が適用される。
受信サーバ12Bの通信部12aBは、送信サーバ11Bから送信されてきた基準時刻情報Dtを受信し、計算部12dBへ出力する。
計算部12dBは、上記受信された送信サーバ11Bからの基準時刻情報Dtと、記憶部12gに記憶された伝送遅延時間tdとを用いて受信側の現在時刻taを次のように求める。即ち、計算部12dBは、基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに、記憶された伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを求め、現在時刻管理部12eの記憶部12e1に記憶する。
<第2実施形態の動作>
次に、第2実施形態に係る時刻同期システム10Bの時刻同期動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。
図7に示すステップS11において、図6に示す受信サーバ12Bは、光送受信計測部12a1から試験光17aを、NW方路設定部12bに設定されたNW方路情報に基づき、キューレスNW15を介して送信サーバ11Bへ送信する。計測部12a1は、その送信された試験光17aが、送信サーバ11Bの反射部11e1で反射された反射光17bを受信して往復伝送遅延時間を計測する。更に、計測部12a1は、その往復伝送遅延時間を2分割して、片道の一定の伝送遅延時間tdを求めて伝送遅延記憶部12gに記憶する。
ステップS12において、送信サーバ11Bは、基準時刻生成局16で生成される基準時刻tを通信部11aで受信し、この基準時刻tを、管理部11bの記憶部11b1に送信側の現在時刻tとして記憶する。
ステップS13において、基準時刻情報生成部11dは、記憶部11b1の現在時刻tを含む基準時刻情報Dtを生成し、基準時刻情報Dtを光信号のフレーム信号に重畳して通信部11eBへ出力する。
ステップS14において、通信部11eBは、NW方路設定部11fに設定されたNW方路情報を基に、基準時刻情報DtをキューレスNW15を介して受信サーバ12Bへ送信する。この送信時に、基準時刻情報Dtがフレーム信号に重畳されて受信サーバ12Bへ送信される。
ステップS15において、受信サーバ12Bは、通信部12aBで基準時刻情報Dtを受信し、計算部12dBへ出力する。
ステップS16において、計算部12dBは、上記受信された基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに、伝送遅延記憶部12gに記憶された伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを求める。
ステップS17において、現在時刻管理部12eは、計算部12dBで求められた受信側の現在時刻taを記憶部12e1に記憶する。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態に係る時刻同期システム10Bの効果について説明する。
時刻同期システム10Bは、光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC14a~14nを有し、複数のOXC14a~14nを光ファイバで接続して成るキューレスNW15と、キューレスNW15に光信号を伝送可能に接続された送信サーバ11B及び受信サーバ12Bとを備える。
受信サーバ12Bは、試験光17aをキューレスNW15を介して送信サーバ11Bへ送信し、送信された試験光17aが当該送信サーバ11Bの反射部11e1で反射された反射光17bを受信して往復伝送遅延時間を計測する。更に、受信サーバ12は、その計測した往復伝送遅延時間を2分割して、片道の伝送遅延時間tdを求める光送受信計測部12a1を備える。
送信サーバ11Bは、一定間隔で時を刻む基準時刻tを受信し、受信された基準時刻tに同期した送信側の現在時刻tに基づき基準時刻情報Dtを生成し、生成された基準時刻情報Dtを重畳した光信号を、キューレスNW15を介して受信サーバ12Bへ送信する処理を行う。
受信サーバ12Bは、基準時刻情報Dtを受信し、受信された基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tに、光送受信計測部12a1で求められた伝送遅延時間tdを加算して受信側の現在時刻taを算出する処理を行う構成とした。
この構成によれば、受信サーバ12Bの光送受信計測部12a1で求められる片道の伝送遅延時間tdは、キューイングの無いキューレスNW15を介した受信サーバ12Bと送信サーバ11B間の光信号が往復した往復伝送遅延時間を2分割して得られる。このため、片道の伝送遅延時間tdは一定時間となる。この一定の伝送遅延時間tdに、受信サーバ12Bで受信された基準時刻情報Dtによる送信側の現在時刻tを加算して、受信側の現在時刻taを算出する。このため、送信側(送信サーバ11B)の現在時刻に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ12B)の現在時刻を得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
<効果>
(1)光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC(Optical cross Connect)を有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNW(Network)と、前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、送信サーバ及び受信サーバとを備え、前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定する処理を行い、前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信する処理を行い、前記受信サーバは、前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された伝送遅延時間を、前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して受信側の現在時刻を算出する処理を行うことを特徴とする時刻同期システムである。
この構成によれば、キューレスNWでは、光ファイバで接続されたOXCが光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行う。このため、送信サーバから、キューイングの無いキューレスNWを介した受信サーバまでの光信号の伝送距離を、この距離の経路を伝送する光信号速度の光速で割って求めた伝送遅延時間が一定となる。この一定の伝送遅延時間に、受信サーバで受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻(基準時刻)を加算して受信側の現在時刻を算出する。このため、送信側(送信サーバ)の現在時刻に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ)の現在時刻を得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
(2)前記送信サーバを複数備え、複数の送信サーバ毎に前記基準時刻情報を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信し、前記NWコントローラは、前記NWトポロジ情報に基づき、前記複数の送信サーバの各々からキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定し、前記受信サーバは、複数の送信サーバ毎の基準時刻情報を受信後に、前記設定された送信サーバ毎の伝送距離情報による伝送距離を用いて、送信サーバ毎に係る前記受信側の現在時刻を算出し、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻と前回算出した現在時刻との時刻差が、前回算出した現在時刻と前々回算出した現在時刻との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出することを特徴とする上記(1)に記載の時刻同期システムである。
この構成によれば、受信サーバで異常と検出された送信サーバに係る受信側の現在時刻を棄却すれば、この棄却以外の送信サーバに係る正常な受信側の現在時刻によって、送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。上記棄却により、各送信サーバと受信サーバ間のキューレスNWを介した光信号の伝送パスが、地震等のキューレスNW15の障害で変更になった場合、この変更による光信号の伝送遅延の変動を抑止して、送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
(3)光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWと、前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続された送信サーバ及び受信サーバとを備え、前記受信サーバは、試験光を前記キューレスNWを介して前記送信サーバへ送信し、送信された試験光が当該送信サーバの反射部で反射された反射光を受信して往復伝送遅延時間を計測し、計測した往復伝送遅延時間を2分割して、片道の伝送遅延時間を求める処理を行い、前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信する処理を行い、前記受信サーバは、前記基準時刻情報を受信し、受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻に、前記伝送遅延時間を加算して受信側の現在時刻を算出する処理を行うことを特徴とする時刻同期システムである。
この構成によれば、受信サーバの光送受信計測部で求められる片道の伝送遅延時間は、キューイングの無いキューレスNWを介した受信サーバと送信サーバ間の光信号の往復伝送遅延時間を2分割して得られる。このため、片道の伝送遅延時間は一定時間となる。この一定の伝送遅延時間に、受信サーバで受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻を加算して、受信側の現在時刻を算出する。これによって、送信側(送信サーバ)の現在時刻に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ)の現在時刻を得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
(4)送信サーバから光信号を受信する受信サーバであって、前記送信サーバと前記受信サーバ間は、前記光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWを介して接続されており、前記受信サーバは、前記送信サーバと前記受信サーバ間の光信号の伝送距離情報を取得し、一定間隔で時を刻む基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づく基準時刻情報が重畳された光信号を前記送信サーバから受信し、前記取得した伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された伝送遅延時間を、前記受信した基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して受信側の現在時刻を算出する処理を行うことを特徴とする受信サーバである。
この構成によれば、光信号伝送処理によりキューイングの無いキューレスNWを介した送信サーバと受信サーバ間の一定の伝送遅延時間に、受信サーバで受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻(基準時刻)を加算して受信側の現在時刻を算出する。このため、受信サーバは、送信側(送信サーバ)の現在時刻に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ)の現在時刻を得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
(5)送信サーバから光信号を受信する受信サーバであって、前記送信サーバと前記受信サーバ間は、前記光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWを介して接続されており、前記受信サーバは、前記キューレスNWを介して、前記送信サーバへ試験光を送信し、送信された試験光が当該送信サーバの反射部で反射された反射光を受信して往復伝送遅延時間を計測し、計測した往復伝送遅延時間を2分割して、片道の伝送遅延時間を求める処理を行い、一定間隔で時を刻む基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づく基準時刻情報が重畳された光信号を前記送信サーバから受信し、前記受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻に、前記伝送遅延時間を加算して受信側の現在時刻を算出する処理を行うことを特徴とする受信サーバである。
この構成によれば、光信号伝送処理によりキューイングの無いキューレスNWを介した受信サーバと送信サーバ間の光信号の往復伝送遅延時間を2分割して、一定の片道の伝送遅延時間が得られる。この一定の伝送遅延時間に、受信サーバで受信された基準時刻情報による送信側の現在時刻を加算して、受信側の現在時刻を算出する。これによって、受信サーバは、送信側(送信サーバ)の現在時刻に対して、一定時間遅延した受信側(受信サーバ)の現在時刻を得る送受信サーバ間の時刻同期を取ることができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10,10A,10B 時刻同期システム
11,11B,11A1,11A2,…,11An 送信サーバ
11a 通信部
11b 現在時刻管理部
11b1 記憶部
11c クロック生成部
11d 基準時刻情報生成部
11e 通信部
11e1 反射部
11f NW方路設定部
12,12A,12B 受信サーバ
12a 通信部
12a1 光送受信計測部
12b NW方路設定部
12c 伝送距離管理部
12c1 記憶部
12d,12dA,12dB 現在時刻計算部
12d1 記憶部
12e 現在時刻管理部
12e1 記憶部
12f クロック生成部
13 NWコントローラ
13a NWトポロジ情報記憶部
13b NWトポロジ管理部
13c NW方路設定部
13d 通信部
14a,14b,…,14n OXC
15 キューレスNW
16 基準時刻生成局

Claims (6)

  1. 光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC(Optical cross Connect)を有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNW(Network)と、
    前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、複数の送信サーバ及び受信サーバと
    を備え、
    前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定する処理を行い、
    前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信する処理を行い、
    前記受信サーバは、前記各送信サーバの前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバの前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出する処理を行うとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻と前回算出した現在時刻との時刻差が、前回算出した現在時刻と前々回算出した現在時刻との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする時刻同期システム。
  2. 複数の送信サーバから光信号を受信する受信サーバであって、
    前記送信サーバと前記受信サーバ間は、前記光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWを介して接続されており、
    前記受信サーバは、
    前記送信サーバと前記受信サーバ間の光信号の伝送距離情報を取得し、
    一定間隔で時を刻む基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づく基準時刻情報が重畳された光信号を前記送信サーバから受信し、
    前記取得した前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバから受信した基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出する処理を行うとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻と前回算出した現在時刻との時刻差が、前回算出した現在時刻と前々回算出した現在時刻との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする受信サーバ。
  3. 光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWと、
    前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、複数の送信サーバ及び受信サーバと
    を備える時刻同期システムの時刻同期方法であって、
    前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定するステップを実行し、
    前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信するステップを実行し、
    前記受信サーバは、前記各送信サーバの前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバの前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出するステップを実行するとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻と前回算出した現在時刻との時刻差が、前回算出した現在時刻と前々回算出した現在時刻との時刻差よりも予め定められた閾値以上離間している場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする時刻同期方法。
  4. 光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXC(Optical cross Connect)を有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNW(Network)と、
    前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、複数の送信サーバ及び受信サーバと
    を備え、
    前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定する処理を行い、
    前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信する処理を行い、
    前記受信サーバは、前記各送信サーバの前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバの前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出する処理を行うとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻が過去に算出した現在時刻とは異なる場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする時刻同期システム。
  5. 複数の送信サーバから光信号を受信する受信サーバであって、
    前記送信サーバと前記受信サーバ間は、前記光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWを介して接続されており、
    前記受信サーバは、
    前記送信サーバと前記受信サーバ間の光信号の伝送距離情報を取得し、
    一定間隔で時を刻む基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づく基準時刻情報が重畳された光信号を前記送信サーバから受信し、
    前記取得した前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバから受信した基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出する処理を行うとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻が過去に算出した現在時刻とは異なる場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする受信サーバ。
  6. 光信号を光のままで宛先の方路へ切り替えて伝送するスイッチング処理を行うOXCを有し、複数のOXCを光ファイバで接続して成るキューレスNWと、
    前記キューレスNWに光信号を伝送可能に接続されたNWコントローラ、複数の送信サーバ及び受信サーバと
    を備える時刻同期システムの時刻同期方法であって、
    前記NWコントローラは、前記キューレスNWに係るNWトポロジ情報に基づき、前記送信サーバからキューレスNWを介した前記受信サーバまでの光信号の伝送距離情報を当該受信サーバに設定するステップを実行し、
    前記送信サーバは、一定間隔で時を刻む基準時刻を受信し、受信された基準時刻に同期した送信側の現在時刻に基づき基準時刻情報を生成し、生成された基準時刻情報を重畳した光信号を、前記キューレスNWを介して前記受信サーバへ送信するステップを実行し、
    前記受信サーバは、前記各送信サーバの前記基準時刻情報を受信後に、前記NWコントローラにより設定された前記各送信サーバの伝送距離情報による伝送距離を、前記キューレスNWでの光信号速度である光速で除算して、前記送信サーバと前記受信サーバ間の伝送遅延時間を算出し、算出された前記各送信サーバの伝送遅延時間を、前記各送信サーバの前記基準時刻情報による送信側の現在時刻に加算して前記各送信サーバに係る受信側の現在時刻を算出するステップを実行するとともに、算出された同一送信サーバに係る受信側の現在時刻において、今回算出した現在時刻が過去に算出した現在時刻とは異なる場合に、今回算出した現在時刻が異常と検出する
    ことを特徴とする時刻同期方法。
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