JP6879040B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents
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まず、本実施形態に係る現金処理装置の概要について説明する。図1は、本実施形態に係る現金処理装置の外観斜視図である。図1に示した例において、現金処理装置100は、例えば、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの小売店、ディスカウントショップなどの大型量販店などの精算所に設置されたレジスタやPOS(Point Of Sales)用レジスタなどに接続された現金釣銭機である。この現金処理装置100は、硬貨処理装置300と、紙幣処理装置200と、表示部221と、操作部222とを有している。
続いて、第1の実施形態について説明する。
まず、第1の実施形態に係る現金処理装置100の硬貨処理装置300の構成例について説明する。図3は、第1の実施形態に係る現金処理装置100の硬貨処理装置300の構成例を示す上面図である。図4は、図3に示した圧着搬送ベルトからリジェクトゲートまでの構成例を示す上面図である。図5は、図3に示した入金搬送路の拡大図である。
続いて、第1の実施形態に係る現金処理装置100の硬貨処理装置300の動作例について説明する。まず、正転方向に硬貨が搬送される場合における動作例を説明する。硬貨入金口2から受け渡しローラ4を通過した硬貨は入金搬送路3へ搬送される。そのとき、日本硬貨(例えば、500円硬貨など)は、圧着搬送ベルト5による搬送によって幅寄せガイド18に接触しながら、幅寄せガイド18と幅規制ガイド29との間を通過し、硬貨選別搬送路9へと搬送される。
以上のように、第1の実施形態によれば、日本硬貨(例えば、500円硬貨など)よりも外形の大きい外国硬貨(例えば、5ペソ硬貨など)が投入された場合であっても、かかる外国硬貨は、幅寄せガイド18と幅規制ガイド29との間を通過することができず、エラーが発生して入金動作が停止する。そのため、外国硬貨が誤って日本硬貨と認識されてしまう可能性が低減される。一方、日本硬貨は、正転方向に搬送される場合であっても、逆転方向に搬送される場合であっても、幅寄せガイド18と幅規制ガイド29との間を通過し、入金動作が停止することはない。
上記では、幅規制ガイド29のうち、逆転方向に搬送された硬貨との接触面F1が傾斜している例を説明した。しかし、硬貨が正転方向に搬送されている場合であっても、異物などが存在することによって、硬貨が十分に幅寄せガイド18に寄せられない場合も想定される。そのため、幅規制ガイド29は、正転方向に搬送された硬貨との接触面も傾斜しているのが望ましい。これによって、正転方向に搬送された硬貨が幅寄せガイド18と幅規制ガイド29との間を容易に通過することが可能となる。
続いて、第2の実施形態について説明する。以下では、第2の実施形態に係る硬貨処理装置300のうち、第1の実施形態に係る硬貨処理装置300が有する構成と異なる構成について主に説明し、第1の実施形態に係る硬貨処理装置300が有する構成と共通する構成についての説明は省略する。
まず、第2の実施形態に係る現金処理装置100の硬貨処理装置300の構成例について説明する。図13は、第2の実施形態に係る入金搬送路の拡大図である。図14は、図13におけるA−A断面図である。第1の実施形態においては、外国硬貨の正転方向への進入を防止する進入防止部材の一例として幅規制ガイド29が設けられる場合を説明した。第2の実施形態においては、外国硬貨の正転方向への進入を防止する進入防止部材の一例として、幅規制ガイド29の代わりに、幅規制ピン30が設けられる場合を主に説明する。
続いて、第2の実施形態に係る現金処理装置100の硬貨処理装置300の動作例について説明する。まず、正転方向に硬貨が搬送される場合における動作例を説明する。硬貨入金口2から受け渡しローラ4を通過した硬貨は入金搬送路3へ搬送される。そのとき、日本硬貨(例えば、500円硬貨など)は、圧着搬送ベルト5による搬送によって幅寄せガイド18に接触しながら、幅寄せガイド18と幅規制ピン30との間を通過し、硬貨選別搬送路9へと搬送される。
以上のように、第2の実施形態によれば、日本硬貨(例えば、500円硬貨など)よりも外形の大きい外国硬貨(例えば、5ペソ硬貨など)が投入された場合であっても、かかる外国硬貨は、幅寄せガイド18と幅規制ピン30との間を通過することができず、エラーが発生して入金動作が停止する。そのため、外国硬貨が誤って日本硬貨と認識されてしまう可能性が低減される。一方、日本硬貨は、正転方向に搬送される場合であっても、逆転方向に搬送される場合であっても、幅寄せガイド18と幅規制ピン30との間を通過し、入金動作が停止することはない。
第1の実施形態によれば、硬貨が搬送される入金搬送路3と、入金搬送路3との間で硬貨を挟持しながら硬貨を搬送する圧着搬送ベルト5と、取り扱い対象の硬貨の最大径よりも径が大きい硬貨の硬貨入金口2から硬貨収納部12に向かう第1の方向への進入を防止する進入防止部材と、を備える、硬貨処理装置300が提供される。ここで、進入防止部材は、第1の方向とは逆方向である第2の方向への取り扱い対象の硬貨の最大径以下の硬貨の排出を許容する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
3 入金搬送路
4 受け渡しローラ
5 圧着搬送ベルト
6 鑑別部
7 リジェクトゲート
8 突起付き搬送ベルト
8a 突起
9 硬貨選別搬送路
10 選別開閉ゲート
11 閉塞機構ゲート
12 硬貨収納部
12a 1円硬貨収納部
13 硬貨リジェクト口
15 ゲート
16 搬送監視センサ
17 収納確定センサ
18 幅寄せガイド
19 搬送制御ピン
20 突起付搬送ベルトプーリ
21 圧着搬送ベルトプーリ
22 外貨検知センサ
29 幅規制ガイド
30 幅規制ピン
31 幅規制ピンリセットスプリング
32 幅規制ピン支点
33 幅規制ピンブラケット
34 穴
41 押し付け治具
42 調整治具
100 現金処理装置
160 制御部
170 記憶部
180 通信部
200 紙幣処理装置
220 操作表示部
221 表示部
222 操作部
232 シャッタ
230 紙幣入出金部
300 硬貨処理装置
310 硬貨入金口
320 硬貨出金口
330 リジェクト口
340 硬貨入出金部
400 ホストコンピュータ
500 ネットワーク
Claims (10)
- 硬貨が搬送される搬送路と、
前記搬送路の走行方向に対して傾斜して配置されており、前記搬送路との間で前記硬貨を挟持しながら前記搬送路の幅方向の一端側に寄せるように前記硬貨を搬送する搬送ベルトと、
前記搬送路の幅方向の前記一端側とは異なる他端側に設けられ、取り扱い対象の硬貨の最大径よりも径が大きい硬貨の硬貨入金口から硬貨収納部に向かう第1の方向への進入を防止する進入防止部材と、を備え、
前記進入防止部材は、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向に搬送された前記硬貨との接触面を有し、前記接触面は前記第2の方向に搬送された前記硬貨を前記一端側に誘導する方向に傾斜している、
硬貨処理装置。 - 前記進入防止部材は、前記搬送ベルトの始端から終端までのいずれかの位置と、前記搬送路の前記走行方向における位置が同じである、
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 前記硬貨処理装置は、
前記搬送ベルトによって搬送された前記硬貨を鑑別する鑑別部を備え、
前記進入防止部材は、前記鑑別部よりも前記硬貨入金口側に設けられる、
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 前記進入防止部材は、前記第1の方向に搬送された前記硬貨との接触面が傾斜している幅規制ガイドを含む、
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 前記幅規制ガイドは、前記第1の方向に搬送された前記硬貨が前記一端側に誘導されるように前記接触面が傾斜している、
請求項4に記載の硬貨処理装置。 - 前記幅規制ガイドは、前記第2の方向に搬送された前記硬貨との接触面と前記第1の方向に搬送された前記硬貨との接触面との間で傾斜角度または大きさが異なっている、
請求項4に記載の硬貨処理装置。 - 前記硬貨処理装置は、
前記搬送ベルトによって搬送された前記硬貨を鑑別する鑑別部を備え、
前記進入防止部材は、前記鑑別部に突き当てられている、
請求項1に記載の硬貨処理装置。 - 硬貨が搬送される搬送路と、
前記搬送路との間で前記硬貨を挟持しながら前記硬貨を搬送する搬送ベルトと、
取り扱い対象の硬貨の最大径よりも径が大きい硬貨の硬貨入金口から硬貨収納部に向かう第1の方向への進入を防止する進入防止部材と、を備え、
前記進入防止部材は、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向への前記取り扱い対象の硬貨の最大径以下の硬貨の排出を許容し、前記進入防止部材と前記搬送路との間を固定するネジに引っ掛かる引っ掛け部を備える、
硬貨処理装置。 - 硬貨が搬送される搬送路と、
前記搬送路との間で前記硬貨を挟持しながら前記硬貨を搬送する搬送ベルトと、
取り扱い対象の硬貨の最大径よりも径が大きい硬貨の硬貨入金口から硬貨収納部に向かう第1の方向への進入を防止する進入防止部材と、を備え、
前記進入防止部材は、前記第1の方向とは逆方向である第2の方向への前記取り扱い対象の硬貨の最大径以下の硬貨の排出を許容し、前記第1の方向に搬送された前記硬貨が接触した場合に移動せず、前記第2の方向に搬送された前記硬貨が接触した場合に移動する幅規制ピンを含む、
硬貨処理装置。 - 前記幅規制ピンは、前記第2の方向に搬送された前記硬貨が接触した場合に前記硬貨が通過可能な前記搬送路の幅が広がるように移動する、
請求項9に記載の硬貨処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2017092505A JP6879040B2 (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | 硬貨処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017092505A JP6879040B2 (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | 硬貨処理装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2018190200A JP2018190200A (ja) | 2018-11-29 |
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Family
ID=64478529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017092505A Active JP6879040B2 (ja) | 2017-05-08 | 2017-05-08 | 硬貨処理装置 |
Country Status (1)
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Family Cites Families (3)
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-
2017
- 2017-05-08 JP JP2017092505A patent/JP6879040B2/ja active Active
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