JP6879003B2 - 非搭乗型自動運転システム、及び非搭乗型自動運転方法 - Google Patents

非搭乗型自動運転システム、及び非搭乗型自動運転方法 Download PDF

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本発明は、ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う非搭乗型自動運転システム、及び非搭乗型自動運転方法に関する。
従来より、ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う非搭乗型自動運転システムが知られている。この非搭乗型自動運転システムは、例えば、ドライバが乗降車位置で降車した後に、駐車位置まで自動運転による自律走行をして駐車し、ドライバが乗車する際には駐車位置から乗降車位置まで自律走行をする非搭乗型自動駐車システム(自動バレー)として応用されている。
このような非搭乗型自動運転システムにおいて、車両内に子供やペットが居残った状態で自動運転による自律走行が行われると、降車したユーザ(ドライバ)から離れた場所で子供やペットが長時間にわたって車両内に閉じ込められることになってしまう。
密閉された駐車車両内に乳幼児が居残った状態でドライバが車両から離れてしまうのを防止する技術として、特許文献1に記載の車両用開閉制御装置が提案されている。この車両用開閉制御装置では、乳幼児が乗車していると判定された場合に、ドアの全閉(すなわち車両ドアがロック(施錠)状態となること)を禁止する。
特開2008−296777号公報
しかしながら、特許文献1の車両用開閉制御装置を非搭乗型自動運転システムに適用すると、種々の問題が生じる。まず、特許文献1の車両用開閉制御装置を非搭乗型自動運転システムに適用すると、ドアの全閉がされない状態で車両内に乳幼児等を残したまま自動運転による自律走行を行ってしまうことになる。そうすると、ユーザとは離れた場所(場合によっては、ユーザにも分からない場所)で、ドアが全閉されない状態で乳幼児等が車両内に残されることになる。
また、特許文献1の車両用開閉制御装置を非搭乗型自動運転システムに適用すると、自動バレーをするためにドライバと乳幼児が降車する際に、ドライバがまず降車して、その後、ドライバが乳幼児を降車させるような場合には、ドライバが降車した時点で乳幼児の居残りと判断されてドアの全閉が禁止されてしまい、乳幼児を降車させるまではドアを全閉することができないという問題がある。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、非搭乗型自動運転システムにおいて、対象物体の車両内での居残りによる危険を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、非搭乗型自動運転システム(100)であって、ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と備え、前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止する構成を有している。
この構成により、乳幼児等の対象物体が検知されたときには、当該対象物体を乗せたまま自動運転が行われることがないので、非搭乗型自動運転システムにおいて乳幼児等の居残りによる危険を軽減できる。
本発明の非搭乗型自動運転方法は、ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う非搭乗型自動運転方法であって、前記自動運転の開始要求を検出する検出ステップ(S34)と、前記車両内の所定の対象物体を検知する検知ステップ(S33)と、前記検出ステップにて前記開始要求を検出した場合において、前記検知ステップにて前記対象物体が検知されているときに、報知を行う報知ステップ(S39)とを含む。
この構成によれば、乳幼児等の対象物体が検知されたときには報知が行われるので、乳幼児等の居残りに気が付くことができ、対象物体に及ぶ危険を軽減できる。
なお、上述の手段のカッコ内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、実施形態のみに限定するものではない。
実施形態の非搭乗型自動駐車システムの全体構成の例を説明する図である。 実施形態の非搭乗型自動駐車システムの構成を示すブロック図である。 実施形態の非搭乗型自動駐車方法の動作フロー図である。 サービス開始後の非搭乗型自動運転システムの動作フロー図である。 外部機器への報知の動作フロー図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施する場合の一例を示すものであって、本発明を以下に説明する具体的構成に限定するものではない。本発明の実施にあたっては、実施の形態に応じた具体的構成が適宜採用されてよい。なお、以下では、本発明の実施形態の非搭乗型自動運転システムの例として、非搭乗型自動駐車システムを説明するが、非搭乗型自動駐車は、自動バレー駐車とも言われる。
図1は、実施形態に係る非搭乗型自動駐車システムの全体構成の例を説明する図である。図1に例示するように、本実施形態の非搭乗型自動駐車システム100は、複数の駐車スロット201を含む駐車場200と、管理室300と、乗降車場400とからなる場所で用いられる。管理室300には、管理者端末301が備えられており、駐車場200の管理業者Kが駐在している。
また、車両10のユーザUは、通信端末20及びスマートキー30を携帯している。車両10に対応する通信端末20及びスマートキー30は、車両10に登録されており、車両10ごとに、異なる通信端末20及びスマートキー30が対応付けられている。なお、本実施形態では、管理者端末301は、パーソナルコンピュータによって構成されるが、管理者端末301は、管理業者Kが携帯する通信端末(例えば、スマートフォン)によって構成されてもよい。
車両10は、ユーザUが搭乗していない状態で、自動的に駐車場200の空いている駐車スロット201まで自律走行をして、駐車を行う(以下、自動駐車)。典型的には、ユーザUは外部から乗降車場400に到着すると、そこで一時停車して降車する。その後、車両10は、ユーザUの指示に応じて、自動駐車を開始して、空いている駐車スロット201まで自律走行し、停車する。
また、車両10は、自動運転によって駐車スロット201から乗降車場400まで自律走行して、乗降車場400で停車する(以下、自動迎車)。ユーザUは、乗降車場400に停車した車両10に搭乗して駐車場200の外に出ることができる。
このような非搭乗型自動駐車システムとして、従来種々の手法が提案されている(例えば、特開2006−302187号公報)。本実施形態の非搭乗型自動駐車システム100において、上記の自動駐車及び自動迎車を実行するための構成として、適宜従来の非搭乗型自動駐車システムの構成を採用することができる。この場合に、非搭乗型自動駐車システム100は、車両10が自律走行をしながら自ら空いている駐車スロット201を見つけ出して駐車する方式であってもよいし、駐車場200に車両10との間で通信を行う自動運転制御装置を設けて、車両10が自動運転制御装置からの指示に従って自律走行による自動駐車や自動迎車を行うようにしてもよい。
詳細は後述するが、本実施形態では、自動運転の際に車両10にて居残りが検知されると、その旨の報知を行う。具体的には、車両10は、報知として、音源13から警報音を発する。この警報音によって、降車直後のユーザUを含む車両10の周辺の者が、当該車両10に居残りがあることを認識できる。
また、車両10は、ユーザUが携帯する通信端末20に対して、居残りがあることを示す情報を送信することで、居残りを通知する。車両10から離れたユーザUは、通信端末20を確認することで、居残りがあることを知ることができる。さらに、車両10は、管理者端末301に対して、居残りがあることを示す情報を送信することで、居残りを通知する。管理業者Kは、管理者端末301を確認することで、居残りがあることを知ることができる。
図2は、本実施形態の非搭乗型自動駐車システム100の構成を示すブロック図である。非搭乗型自動駐車システム100は、車両10と、外部機器としての通信端末20、スマートキー30、及び管理者端末301とを備えている。車両10は、各種センサ11a〜11dと、各種センサ11a〜11dの検出値に基づいて、自動運転を含む車両の制御を行う車両制御部12とを備えている。車両10はさらに、車両制御部12によって制御される音源13、通信部14、ドアロック機構15、及び空調機器16を備えている。
車両10は、各種センサ11a〜11dとして、着座センサ11aと、カメラ11bと、チャイルドシートセンサ11cと、ペットケースセンサ11dとを備える。車両10は、これらのセンサ11a〜11dを用いて、車両10内にいる人やペット等の対象物体としての乗員を検知する。具体的には、各種センサ11a〜11dは、検出値を車両制御部12に出力し、車両制御部12は、各種センサ11a〜11dからの検出値に基づいて、車両10内に乗員がいるか否かを判断することで、車両10内の乗員を検知する。
着座センサ11aは、車両10の各座席に設置され、着座した人の重力による荷重を検出する。着座センサ11aは、車両制御部12に接続されており、検出値、即ち各座席にかかる荷重を示す値を車両制御部12に出力する。車両制御部12は、着座センサ11aの検出値が所定の閾値を超えたときに、車両10内に人(即ち、着座者)がいると判断する。
カメラ11bは、車両10内を撮影するように設置され、撮影をすることで撮影画像を生成する。カメラ11bは、車両制御部12に接続されており、撮影画像を車両制御部12に出力する。車両制御部12は、撮影画像に対して顔認識を行うことにより、人が車両10内にいることを検知する。すなわち、車両制御部12は、車両10内を撮影して得られた撮影画像から顔が認識されたときに、車両10内に人がいると判断する。
チャイルドシートセンサ11cは、着座センサ11aと同様の構成を有し、チャイルドシートに付属し、チャイルドシートに着座した人(子供)の重力による荷重を検出する。チャイルドシートセンサ11cは、車両制御部12に接続されており、検出値、即ちチャイルドシートにかかる荷重を示す値を車両制御部12に出力する。車両制御部12は、チャイルドシートセンサ11cの検出値が所定の閾値を超えたときに、車両10内(具体的には、チャイルドシート)に人がいると判断する。
ペットケースセンサ11dも着座センサ11aと同様の構成を有し、ペットケースに付属し、ペットケースに入れられたペット(あるいは動物)の重力による荷重を検出する。ペットケースセンサ11dは、車両制御部12に接続されており、検出値、即ち、ペットケースにかかる荷重を示す値を車両制御部12に出力する。車両制御部12は、ペットケースセンサ11dの検出値が所定の閾値を超えたときに、車両10内(具体的には、ペットケース内)にペットがいると判断する。
上記の着座センサ11a、チャイルドシートセンサ11c、及びペットケースセンサ11dは、他の方式によるセンサであってもよい。例えば、これらのセンサは、振動センサであって、動く乗員によって生じる振動を検出することで乗員がいることを検知してもよく、受光した赤外線量の変化によって動く物体を検知するためのセンサであってもよい。
車両制御部12は、主な機能として、上述のように、各種センサ11a〜11dからの検出値に基づいて車両10内に乗員がいるか否かを判断する乗員検知機能と、車両10の各機能を制御する車両制御機能とを有する。車両制御機能には、車両10に備えられた音源13、通信部14、ドアロック機構15、及び空調機器16を制御するユーティリティ制御機能と、ドライバが搭乗していない車両の自律走行のための自動運転を行う自動運転機能とが含まれる。
車両制御部12は、通信部14を介して、自動運転(以下、「サービス」ともいう。)の開始の要求を受ける。通信部14と通信可能な通信端末20及びスマートキー30は、ユーザUからの指示に応じて、車両10に対してサービスの開始要求を送信する。上記の各種センサ11a〜11d及び車両制御部12の乗員検知機能からなる構成は、請求項の検知部に相当し、車両制御部12の自動運転機能は、請求項の自動運転部に相当する。
音源13は、車両制御部12からの指示に従って車両10の周囲に向けて音を発生させる。特に、音源13は、警告音を発生する。音源13は、クラクションであってよい。車両制御部12は、車両10に居残りの乗員がいると判断したときに、音源13を制御して、警告音を発生させる。なお、音源13は、警告音の代わりに、「乗員がいます」等の警告メッセージ音声を発生してもよい。
通信部14は、車両制御部12からの指示に従って通信端末20及び管理者端末301に情報を送信する。特に、本実施形態の通信部14は、通信端末20及び管理者端末301に居残りがあることを示す情報を送信する。また、通信部14は、通信端末20及びスマートキー30から上記の自動運転の開始要求を受信する。
音源13は音の出力で乗員の居残りを報知するものであり、通信部14は情報を送信することで乗員の居残りを報知するものであり、いずれも請求項の報知部に相当する。
ドアロック機構15は、車両10のドアのロック(即ち、施錠)をする機構であり、電気信号に従って施錠をし、又は施錠を解除する。車両制御部12は、車両10内に設けた操作部材やスマートキー30からの指示に従って、ドアロック機構15を制御してドアを施錠し、又は開錠する。
空調機器16は、車両制御部12からの指示に従って、車両10内の冷暖房を行う。車両制御部12は、冷房及び暖房の運転モードと、目標温度を指定して、空調機器16を制御することにより、車両10内の空調制御を行う。
車両制御部12は、上述のように、各種センサ11a〜11dからの検出値に基づいて、車両10内に乗員がいるか否かを判断し、この判断結果に従って、車両10の自動運転を制御し、音源13、通信部14、ドアロック機構15、及び空調機器16に上記の動作を指示する。以下、車両制御部12の機能について説明する。
図3は、本発明の実施形態に係る非搭乗型自動駐車システムを用いた非搭乗型自動駐車方法のフロー図である。本車両制御部12は、まず、ドアロック要求を検出する(ステップS31)。ドアロック要求は、上述したように、スマートキー30から通信部14を介して車両制御部12に対して行うことができる。
車両制御部12は、ドアロック要求が検出されない場合には(ステップS31にてNO)、スタートに戻ってドアロック要求を待つ。車両制御部12は、ドアロック要求があった場合には(ステップS31にてYES)、ドアロック機構15を制御してドアを施錠する(ステップS32)。
車両制御部12は、ドアを施錠すると、これに応じて各種センサ11a〜11dの検出値に基づいて、車両10内における乗員の居残りを検知する(ステップS33)。次に、車両制御部12は、サービスの開始要求を検出する(ステップS34)。サービスの開始要求が検出されない場合には(ステップS34にてNO)、車両制御部12は、ドアの開錠(以下、「アンロック」ともいう。)の要求を検出する(ステップS35)。
車両制御部12は、ドアアンロックの要求を検出したときは(ステップS35にてYES)、ドアロック機構15を制御してドアを開錠する(ステップS36)。車両制御部12は、ドアアンロックの要求を検出しないときは(ステップS35にてNO)、そのままサービスの開始要求(ステップS34)及びドアアンロックの要求(ステップS35)を待つ。
車両制御部12は、サービスの開始要求を検出したときは(ステップS34にてYES)、サービスを開始する前に、ステップS33の検知結果に従って制御を分岐させる(ステップS37)。車両制御部12は、乗員の居残りが検知されなければ(ステップS37にてNO)、サービスを開始する(ステップS38)。一方、乗員の居残りが検知されたときは(ステップS37にてYES)、車両制御部12は、サービスの開始を禁止して、報知を行う(ステップS39)。
ステップS39にて行う報知は、音源13からの音の出力、及び/又は通信部14から外部装置(例えば、通信端末20、スマートキー30、管理者端末301等)への乗員の居残りを示す情報の送信である。
通信部14はサービス開始禁止の報知(ステップS39)の他に、検知(ステップS37)した段階で、外部装置へ報知を行ってもよい。報知を受けた通信端末20やスマートキー30では、居残りを示すアイコン等を表示して、ユーザUに注意を促すことができる。
また、通信部14は、ステップS34で検出されるサービス開始要求が、自動駐車のサービスの開始要求である場合と、自動迎車のサービスの開始要求である場合とで、情報の送信先を変えてもよい。すなわち、自動駐車の場合は、ユーザUは車両10を降車したばかりであり、まだ車両10の付近にいると考えられる。よって、報知として音源13からの音の出力が有効である。一方、自動迎車の場合は、ユーザUは乗降車場400付近にいるが、自動迎車を開始しようとする車両10は、ユーザUから離れた駐車スロット201にいることも考えられる。よって、この場合には、送信部14は、車両10について登録されたユーザUの通信端末20及びスマートキー30に情報を送信することで報知を行ってよい。
図4は、サービスを開始した後の非搭乗型自動運転システム100の動作フロー図である。サービスを開始すると、車両制御部12は、サービスの終了要求を受けるまで自動駐車を実行する(ステップS41〜S42)。これと並行して、車両制御部12は、まず、所定時間T秒の間待機して(ステップS43)、乗員検知を行う(ステップS44)。この乗員検知の方法は、サービス開始前の乗員検知(ステップS33)と同じである。
乗員が検知されない場合には(ステップS45でNO)、車両制御部12は、再度T秒間待機して再び乗員検知を行う(ステップS44)。このようにして、車両制御部12は、サービスが開始された後にも、所定の時間間隔(即ち、T秒間隔)で乗員検知を行う。
サービス開始後に乗員が検知された場合は(ステップS45でYES)、車両制御部12は、これに応じて空調機器16を制御して車両10の内部を冷房又は暖房する(ステップS46)。このときの目標温度は、居残った乗員が極度に暑く又は寒くならない所定の温度にあらかじめ設定されている。また、サービス開始後に乗員が検知された場合は(ステップS45でYES)、これに応じてさらに、外部機器への報知を行う(ステップS47)。
図5は、本実施形態の非搭乗型自動駐車システム100の外部機器への報知の動作フローを示す図である。サービス開始後に乗員が検知された場合は、ユーザUが車両10の近くにいるとは限らないので、音源13からの音の出力による報知は行わず、外部機器として当該車両10に対応して登録された通信端末20に情報を送信し(ステップS51)、かつ、管理者端末301に情報を送信する(ステップS52)。管理者端末301に乗員の居残りがある旨の情報を送信することで、自動運転中の車両10に対して管理業者Kが適切に対処できる。
なお、上記の例では、サービス開始後に乗員が検知された場合に(ステップS45にてYES)、車両制御部12は、空調制御と外部機器への報知を行ったが、これに加えて、又はこれに代えて、他の制御を行ってもよい。例えば、車両制御部12は、自動運転を終了して車両を停車し、その後にドアロック機構15を制御して、ドアを開錠してよい。これにより、当該車両10のキーを持っていない者(例えば、管理業者Kや停車した車両10の周囲にいる者)であっても車両10に居残った乗員を車両10の外に救出できる。
以上のように、本実施形態の非搭乗型自動駐車システム100及びそれを用いた非搭乗型自動駐車方法によれば、サービスの開始要求を受けたときに、車両10内の乗員が検知された場合には、サービス開始要求にかかわらず、サービスの開始を禁止する。よって、乗員の居残りがあるまま自動運転による自律走行が開始されることによって居残りの乗員が危険な状態となることを回避できる。
また、乗員が検知された場合に音源13から音を出力することで報知を行うので、車両10の周辺にいる者が居残りの乗員がいることに気づくことができる。さらに、報知として、外部機器への情報送信を行うので、車両10から離れているユーザUや管理業者Kも居残りの乗員がいることを認識できる。
さらに、本実施形態では、サービス開始後にも所定の時間間隔で乗員の検知を繰り返す。よって、居残りの乗員がいるにもかかわらず検知されずに車両10が自動運転を開始してしまった場合にも、サービス開始後に車両10内の乗員を検知できる。そして、サービス開始後に乗員を検知した場合にも、外部機器への報知を行う。この報知を受けて、例えば管理業者Kは対処をできる。
なお、車両制御部12が実行する機能の一部または全部を、一つあるいは複数のIC等によりハードウェア的に構成してもよい。また、車両制御部12が提供する手段および/または機能は、実体的なメモリ装置に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、車両制御部12がハードウェアである電子回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。また、車両制御部12は、非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行する。このプログラムが実行されることで、プログラムに対応する方法が実行される。
さらに、車両制御部12の乗員検知機能及び/又は自動運転機能を車両10の外部の自動運転制御装置が備えていてもよい。乗員検知機能及び自動運転機能が自動運転制御装置に備えられる場合には、車両10に搭載された各種センサ11a〜11dの検出値は、通信部14を介して自動運転制御装置に送信される。また、自動運転制御装置は、自動運転機能によって得られた自動運転のための制御信号を車両10に送信し、車両10は通信部14にてこれを受信して、自動運転を行う。
上記の実施形態に対しては種々の変形が可能である。例えば、上記の実施形態では、サービス開始前には、ドアが施錠されたことに応じて乗員の検知を行ったが、これに代えて、車両制御部12は、ユーザUから指令があったときに、これに応じて乗員の検知を行ってよい。この場合に、ユーザUは通信端末20からの指令を検知し、通信部14にてこの要求を受けたことに応じて車両制御部12が乗員の検知を行ってよい。この指令は、乗員を検知する指令であってもよいし、サービスの開始要求であってもよいし、サービスの準備を開始する要求であってもよい。
また、サービス開始後には、車両制御部12は、車両10が停車しているとき、すなわち駐車スロット201まで移動して駐車した後に乗員の検知を行ってよい。さらに、サービス開始後には、車両制御部12は、所定の自動運転をした後に、乗員の検知を行ってよい。この場合の所定の自動運転は、サービス開始前に検知できなかった乗員に刺激を与えるような急減速、細かな蛇行等によって車両10を揺さぶる運転であってよい。
また、上記の実施形態では、車両制御部12は、サービス開始前もサービス開始後も乗員を検知したことに応じて報知を行ったが、これに加えて、又はこれに代えて、ユーザUから要求を受けたときに、それに応じてユーザUの通信端末20に情報を送信して報知を行ってよい。なお、この場合に、乗員が検知されていないときには、ユーザUからの要求に対して乗員が検知されていない旨の情報を送信してよい。
また、上記の実施形態では、サービス開始前に乗員が検知されたときに、サービスの開始を禁止するとともに、ユーザUの通信端末20に対してその旨の情報の送信(通知)を行ったが、これを受けたユーザUは、通信端末20を用いて、サービス開始の禁止を解除するよう車両10に指示をしてもよい。この場合には、車両制御部12は、通信端末20から禁止解除の指示を受けたときに、サービス開始の禁止を解除して、サービスを開始する。
また、車両制御部12は、サービスを開始した後、特に自動運転を行っているときに車両10内の乗員を検知したときは、目的地を変更して自動運転を継続してもよい。この場合に、目的地を出発地に変更して、出発地に戻るように車両10を自律走行させてよい。
また、上記の実施形態では、報知の対象となる外部機器として、ユーザUが携帯する通信端末20及びスマートキー30、並びに管理者端末301を例示したが、他の外部機器に報知を行ってもよい。例えば、車両制御部12は、ユーザUの家族の通信端末、警察の端末、ディーラの端末に対して居残りの乗員がいる旨の情報を送信(通知)してよい。
また、上記の実施形態では、非搭乗型自動運転システムの例として、非搭乗型自動駐車システム(自動バレーシステム)を説明したが、非搭乗型自動運転システムは、自動バレーシステムに限らず、例えば、利用終了後に自動運転によって次の利用者のところまで自律走行するカーシェアリングシステムであってもよい。
10・・・車両、11a〜11d・・・各種センサ、12・・・車両制御部、13・・・音源、14・・・通信部、20・・・通信端末、100・・・非搭乗型自動駐車システム

Claims (11)

  1. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記非搭乗型自動運転システムは、前記検知部が前記対象物体を検知したことに応じて、報知を行う報知部(13、14)をさらに備え、
    前記報知部(13)は、前記車両に設置された音源を含み、前記音源からの音の出力で前記報知を行う、非搭乗型自動運転システム。
  2. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記非搭乗型自動運転システムは、前記検知部が前記対象物体を検知したことに応じて、報知を行う報知部(13、14)をさらに備え、
    前記報知部は、ユーザからの要求を受けたことに応じて前記報知を行う、非搭乗型自動運転システム。
  3. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記非搭乗型自動運転システムは、前記検知部が前記対象物体を検知したことに応じて、報知を行う報知部(13、14)をさらに備え、
    前記検知部は、さらに、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後にも前記検知を行い、
    前記報知部は、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後に前記検知部が前記対象物体を検知したときは、報知を行う、非搭乗型自動運転システム。
  4. 前記検知部は、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後には、所定の間隔で前記検知を行う、請求項に記載の非搭乗型自動運転システム。
  5. 前記検知部は、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後は、前記車両が停車しているときに前記検知を行う、請求項に記載の非搭乗型自動運転システム。
  6. 前記検知部は、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後は、前記自動運転部が所定の前記自動運転を行った後に前記検知を行う、請求項に記載の非搭乗型自動運転システム。
  7. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記検知部は、さらに、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後にも前記検知を行い、
    前記自動運転部は、前記自動運転を開始した後に前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、さらに前記車両の空調制御を行う、非搭乗自動運転システム。
  8. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記検知部は、さらに、前記自動運転部が前記自動運転を開始した後にも前記検知を行い、
    前記自動運転部は、前記自動運転を開始した後に前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転を停止する、非搭乗自動運転システム。
  9. 前記自動運転部は、前記自動運転を開始した後に前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、さらに、前記自動運転を停止した状態で前記車両のドアロックを解除する、請求項に記載の非搭乗自動運転システム。
  10. 前記自動運転部は、前記自動運転を開始した後に前記検知部にて前記対象物体が検知された場合において、前記自動運転を行っているときは、目的地を変更して前記自動運転を継続する、請求項に記載の非搭乗型自動運転システム。
  11. 非搭乗型自動運転システム(100)であって、
    ドライバが搭乗していない車両の自動運転を行う自動運転部(12)と、
    前記自動運転の開始前に前記車両内の所定の対象物体の検知を行う検知部(11a〜11d、12)と、
    を備え、
    前記自動運転部は、前記検知部にて前記対象物体が検知されたときに、前記自動運転の開始を禁止し、
    前記自動運転部は、ユーザからの指示に基づいて、前記自動運転を禁止する機能を解除する、非搭乗自動運転システム。
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