以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1の情報処理システム1は、一台以上のクライアント端末10、MFP(複合機)12、電子黒板14、ファイルサーバ16、メールサーバ18、文書管理サーバ19、ファイルサーバ20及びメールサーバ22を有する構成である。
一台以上のクライアント端末10、MFP12、電子黒板14、ファイルサーバ16、メールサーバ18及び文書管理サーバ19は、LANなどのネットワーク30に接続されている。また、ファイルサーバ20及びメールサーバ22はインターネットなどのネットワーク40に接続されている。ネットワーク30及び40はデータ通信可能に接続されている。
なお、図1ではファイルサーバ16及び20を有する構成としたが、どちらか一方を有する構成であってもよい。また、図1ではメールサーバ18及び22を有する構成としたが、どちらか一方を有する構成であってもよい。ファイルサーバ16及び20は、ネットワーク30又は40においてファイルの保存・管理機能を提供するサーバである。メールサーバ18及び22はメールの送受信を管理し、メールを送信する処理とメールを受信する処理とを行うサーバである。文書管理サーバ19は、ネットワーク30において文書の保存・管理機能を提供するサーバである。
例えば一台以上のクライアント端末10、MFP12、電子黒板14、ファイルサーバ16、メールサーバ18及びネットワーク30は社内などに配置される。MFP12及び電子黒板14はファイルを作成する電子機器の一例である。MFP12はファクス機能やスキャナ機能などのファイル作成機能を有する。また、電子黒板14は黒板面に書き込んだ内容を電子変換するファイル作成機能を有する。ネットワーク30には、MFP12及び電子黒板14以外の電子機器が含まれていてもよく、例えばファイル作成機能を有するプロジェクタ、テレビ会議装置、医療機器、ファクス、スキャナ、カメラ、産業用機器などが含まれていてもよい。
クライアント端末10は本実施形態に係るアプリケーション(以下、アプリと呼ぶ)が搭載された端末装置であって、例えばPC、スマートフォンやタブレット端末等のモバイル機器などである。なお、クライアント端末10は、上で述べたMFP12、電子黒板14、プロジェクタ、テレビ会議装置、医療機器、ファクス、スキャナ、カメラ、産業用機器などの電子機器であってもよい。また、図1ではクライアント端末10がLANなどのネットワーク30に接続された例を示したが、インターネットなどのネットワーク40に接続されていてもよい。
スマートフォンは、携帯電話としての通話機能のほか、カメラによる撮像機能、PCのようなWeb情報表示機能など多機能を備える端末である。タブレット端末は、スマートフォンと同様に多機能端末として機能するタブレット型の端末である。なお、図1に示す情報処理システム1の構成は一例であって、ファイアウォール、プロキシサーバやゲートウェイサーバなどが含まれていてもよい。
本実施形態に係るアプリを起動したクライアント端末10は、ユーザがタスクの管理に利用する後述の管理画面を表示する。タスクはユーザが実施する仕事や作業の一例であって、ユーザが行わなければならない仕事や業務、職務、任務、自己啓発などのための作業や課題を含む概念である。なお、タスクは期限が定まっていないような仕事や作業も含む。管理画面では、タスク管理機能、ファイル管理機能、メーラ機能、ブックマーク機能などを提供する。ユーザはクライアント端末10に表示された後述の管理画面を利用して、タスクの管理を後述のように行う。
<ハードウェア構成>
《コンピュータ》
図1のクライアント端末10、ファイルサーバ16及び20、メールサーバ18及び22は例えば図2に示すようなハードウェア構成のコンピュータにより実現される。図2はコンピュータの一例のハードウェア構成図である。
図2に示したコンピュータ500は、入力装置501、表示装置502、外部I/F503、RAM504、ROM505、CPU506、通信I/F507及びHDD508などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。なお、入力装置501及び表示装置502は必要なときに接続して利用する形態であってもよい。
入力装置501はキーボードやマウス、タッチパネルなどを含み、ユーザが各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置502はディスプレイ等を含み、コンピュータ500による処理結果を表示する。
通信I/F507はコンピュータ500を各種ネットワークに接続するインタフェースである。これにより、コンピュータ500は通信I/F507を介してデータ通信を行うことができる。
また、HDD508は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置の一例である。格納されるプログラムやデータには、コンピュータ500全体を制御する基本ソフトウェアであるOS、及びOS上において各種機能を提供するアプリケーションなどがある。なお、コンピュータ500はHDD508に替え、記憶媒体としてフラッシュメモリを用いるドライブ装置(例えばソリッドステートドライブ:SSD)を利用するものであってもよい。
外部I/F503は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体503aなどがある。これにより、コンピュータ500は外部I/F503を介して記録媒体503aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体503aにはフレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリ、SIMカードなどがある。
ROM505は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。ROM505にはコンピュータ500の起動時に実行されるBIOS、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM504はプログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)の一例である。
CPU506は、ROM505やHDD508などの記憶装置からプログラムやデータをRAM504上に読み出し、処理を実行することで、コンピュータ500全体の制御や機能を実現する演算装置である。CPU506は1つのプロセッサ又は複数のプロセッサで実現されていてもよい。
図1のクライアント端末10、ファイルサーバ16及び20、メールサーバ18及び22は例えば図2に示すコンピュータ500のハードウェア構成により、後述するような各種処理を実現できる。
<ソフトウェア構成>
ここでは、本実施形態に係る情報処理システム1のソフトウェア構成について説明するが、本実施形態の説明に不要な構成について適宜説明を省略する。
《クライアント端末》
本実施形態に係るクライアント端末10は、例えば図3に示す処理ブロックにより実現される。図3は本実施形態に係るクライアント端末の一例の処理ブロック図である。
図3のクライアント端末10は本実施形態に係るアプリを実行することにより、タスク表示制御部50、タスク作成部52、タスク選択受付部54、タスクデータ表示制御部56及び編集制御部58を実現している。また、クライアント端末10はタスク情報記憶部60、テンプレート記憶部62、タスクデータ記憶部64及び表示状態記憶部66を実現している。
タスク情報記憶部60はタスク情報を記憶している。タスク表示制御部50はタスク情報記憶部60に記憶されているタスク情報に基づき、後述の管理画面にタスク一覧を表示する制御を行う。テンプレート記憶部62はタスクの作成に利用できるテンプレート情報を記憶している。タスク作成部52はユーザからタスクの作成操作を受け付け、タスクを作成する。なお、ユーザは例えば定型的なタスクを作成する場合、テンプレート記憶部62に記憶されているテンプレート情報を利用できる。
タスクデータ記憶部64はタスクデータを記憶している。タスク選択受付部54は後述の管理画面に表示されたタスク一覧から後述のタスク画面を表示させるタスクの選択を受け付ける。タスクデータ表示制御部56は、ユーザに選択されたタスクのタスクデータをタスクデータ記憶部64から読み出す。タスクデータ表示制御部56は、タスク情報及びタスクデータに基づき、後述のタスク画面にタスクや添付ファイルをタブで切り替え可能に表示する制御を行う。なお、本実施形態において添付ファイルはタスクデータに添付されているファイルに限定されず、リンクファイルも含むものである。リンクファイルはショートカットファイルや文字列等で示されるURLによるリンク情報により参照される記憶装置上にあるファイルやフォルダ、インターネット上のHTML文書などである。なお、参照される記憶装置は、クライアント端末の内部に備える記憶装置、クライアント端末に接続された記録媒体、ネットワークやケーブルによって接続された外部の記憶装置、他のクライアント端末10、ファイルサーバ16又は20、文書管理サーバ19又はその他のサーバを含む。
編集制御部58は、後述のタスク画面に表示されたタスク情報やタスクデータの編集操作といったタスクの編集操作をユーザから受け付ける。例えばユーザはタスク画面に表示されたタスク名や納期などを編集できる。また、ユーザはタスク画面に表示されたテキスト、表、図の内容や表示位置を編集できる。また、ユーザはタスク画面に表示されたファイルやリンクファイルのアイコンの表示位置を編集することもできる。編集制御部58はユーザから受け付けたタスクの編集内容を、タスク情報記憶部60のタスク情報やタスクデータ記憶部64のタスクデータに反映させる。ファイルやリンクファイルはアイコンではなく、一覧表示してもよい。
なお、ユーザはタスク画面にアイコンなどで表示されたファイルやリンクファイルを開くことで、タブで切り替え可能なビューア画面に、開いたファイルやリンクファイルの内容を表示させることができる。編集制御部58はユーザにより開かれたファイルやリンクファイルの内容を、タブで切り替え可能なビューア画面に表示する。さらに、ビューア画面でファイルやリンクファイルといった添付ファイルの内容を表示させるだけでなく、ビューア画面で添付ファイルの編集操作をユーザから受け付けることで添付ファイルの内容を編集できる。編集制御部58はユーザから受け付けた添付ファイルの編集内容を、タスクデータ記憶部64のタスクデータファイルに含まれる添付ファイルのデータに反映させる。
表示状態記憶部66は後述の管理画面やタスク画面、ビューア画面におけるタブの表示状態情報を記憶している。表示状態情報は、後述の管理画面、タスク画面、ビューア画面のタブ表示を、アプリ再起動時やタスクの作業再開時であっても再現できるようにするための情報である。
タスク情報記憶部60に記憶されているタスク情報は、例えば図4に示すような構成である。図4はタスク情報の一例の構成図である。図4のタスク情報は、タスクID、タスク名、依頼者、優先度、納期、実施予定、状態、タグ、メモ、作成日、更新日、作成者及び更新者を項目として有する。なお、図4のタスク情報の項目は一例である。タスク情報とは、タスクに関する属性やメタデータを示すタスクの属性情報であって、図4で挙げた項目以外の項目が含まれていてもよく、図4で挙げた項目の一部をタスク情報としてもよい。
タスクIDは、タスクを一意に識別する識別情報の一例である。タスク名はタスクの名称である。なお、タスク名をタスクIDとして管理してもよい。依頼者は、タスクの依頼者である。優先度は、タスクの優先度である。納期はタスクの納期日である。実施予定はタスクの実施予定日である。状態はタスクの実施状態を表す。タグはタスクに付与されたタグ情報である。メモはタスクに付与されたメモ情報である。作成日はタスクの作成日である。更新日はタスクの更新日である。作成者はタスクの作成者である。更新者はタスクの更新者である。
また、テンプレート記憶部62に記憶されているテンプレートは、例えば図5に示すような構成である。図5はテンプレートの一例の構成図である。図5のテンプレートはテンプレート情報及びテンプレートファイルを含む。
図5(A)はテンプレート情報の構成例を示している。図5(A)のテンプレート情報はテンプレートID、テンプレートファイル名を項目として有する。テンプレートIDはテンプレートを一意に識別する識別情報の一例である。テンプレートファイル名は、そのテンプレートに対応するテンプレートファイルのテンプレートファイル名である。
図5(B)はテンプレートファイルの構成例を示している。図5(B)のテンプレートファイルはヘッダー、本文及び添付ファイルのデータを含むように構成されている。添付ファイルのデータは本文で指定されている。タスク作成部52は図5のテンプレートを利用して、典型的なタスクのタスク画面を作成できる。
なお、テンプレートファイルには、図4で示したタスク情報の一部又は全ての項目が含まれていてもよい。また、ユーザはテンプレートを利用したとしてもテンプレートファイルの内容を修正することもできる。このようなテンプレートを利用することで、実施頻度の高いタスクや同じような項目や後述するタスクデータを備えるタスクの生成が容易になるメリットが生じる。
また、タスクデータ記憶部64に記憶されているタスクデータは、例えば図6に示すような構成である。図6はタスクデータの一例の構成図である。図6のタスクデータはタスクデータ情報及びタスクデータファイルを含む。
図6(A)は、タスクデータ情報の構成例を示している。図6(A)のタスクデータ情報は、タスクデータID、タスクデータファイル特定情報及びタスクIDを項目として有する例である。タスクデータIDはタスクデータを一意に識別する識別情報の一例である。タスクデータファイル特定情報は、そのタスクに対応するタスクデータファイルを特定するための情報である。タスクデータファイル特定情報には例えばタスクデータファイルの名前や保存場所を示すアドレス情報が含まれる。タスクIDは、そのタスクのタスクIDである。
図6(B)は図6(A)のタスクデータファイル特定情報によって特定されるタスクデータファイルの構成例を示している。図6(B)のタスクデータファイルはタスクの内容を示すヘッダー、本文のデータ及びタスクに関連付けられた添付ファイルのデータを含むように構成されている。添付ファイルのデータは本文で指定されている。タスクデータ表示制御部56は図4のタスク情報及び図6のタスクデータを利用して、タスク画面を表示できる。また、編集制御部58は図4のタスク情報及び図6のタスクデータを利用してタスク画面を編集できる。
添付ファイルは上述したリンクファイル以外にもテキスト、画像、文書、音声、動画といったコンテンツのファイルを含む。また、コンテンツにはワード(登録商標)などの文書作成ソフト、エクセル(登録商標)などの表計算ソフト、パワーポイント(登録商標)などのプレゼンテーションソフトのファイルも含まれる。なお、図6の本文は所定の形式で記述されたファイル情報の一例であって、例えばHTML形式で記述することができる。本文はHTMLの他にも同様にXMLのような汎用的な言語で記述されたファイル情報であってもよいし、独自に定義された言語で記述されたファイル情報であってもよい。
また、タスクデータファイルに含まれる添付ファイルのデータには、対応する添付ファイルのファイル名の情報も含まれる。さらに、添付ファイルは各ファイルに対して番号や文字列等によって示される識別情報を割り当てて管理されていてもよい。さらに、添付ファイルに対応付けられたアイコン、添付ファイルの種類を示す情報が含まれていてもよい。
また、表示状態記憶部66に記憶されている表示状態情報は、例えば図7に示すような構成である。図7は表示状態情報の一例の構成図である。図7(A)はタスクごとにカレントタブ(そのタスクの作業を実行する上で最後に表示していたタブ)の識別情報を関連付けて保存している。図7(B)は図10の「駅前物件調査」のようにタスクのカレントタブの識別情報についても関連付けて保存している。図7の情報に基づき、本実施形態ではアプリの起動時、図9のようなタスクの一覧が表示された管理画面1000を最初に表示する場合もあれば、図10のような特定のタスク画面1014を最初に表示する場合もある。
図7(A)の表示状態情報は、タスクID、タブ表示しているファイル又はリンクファイルの情報、カレントタブ及びスクロール位置の情報を項目として有する。
タスクIDはタスクを一意に識別する識別情報の一例である。タブ表示しているファイル又はリンクファイルの情報は、タスク画面においてタブ表示しているファイルやリンクファイルに対応付けられたタブを識別するための識別情報である。カレントタブは、対応するタスクの作業を実行する上でファイル又はリンクファイルの内容をユーザが視認可能な状態(表示状態)にした最新のタブを示している。スクロール位置は、表示状態のビューア画面のスクロール位置を示している。なお、スクロール位置はタブ表示しているビューア画面ごとに記憶しておいてもよい。
図7(B)の表示状態情報は、表示画面候補及び全体のカレントタブを項目として有している。図7(B)では項目「全体のカレントタブ」の値が「1」の「管理画面」が表示される画面となる。よって、このようなケースであればアプリ起動時には図9のような管理画面が表示される。
一方で、タスクIDが「1」のタスクを実行中にアプリを終了すると、図7(B)の項目「全体のカレントタブ」は「タスクID=1」のタスク画面が全体のカレントタブとして指定される。具体的に「管理画面」の項目「全体のカレントタブ」の値が「0」になると共に「タスクID=1」の項目「全体のカレントタブ」の値が「1」になる。
このような状態でアプリを起動すると全体のカレントタブは「タスクID=1」のタスク画面になる。したがって、このような状態でアプリを起動すると「タスクID=1」に基づく図6のタスクデータが参照され、例えば図10のようなタスク画面が最初に表示される。
さらに、最初にタスク画面1014を表示する場合には、図7(A)のタスクごとの表示状態情報に基づいてファイル又はリンクファイルをタブ表示し、カレントタブに指定されているタブの表示位置をスクロール位置に基づいて調整する。なお、図7(B)に示されている項目「表示画面候補」のうちの「管理画面」は、デフォルトで表示画面候補に含まれる。
<処理>
《全体処理》
本実施形態に係る情報処理システム1のクライアント端末10において、ユーザは例えば図8に示す手順でタスクの管理を行う。図8は、本実施形態に係るタスク管理処理の一例のフローチャートである。
ステップS11において、ユーザは本実施形態に係るアプリを起動する。アプリの起動によりクライアント端末10は図3に示した処理ブロックを実現する。ステップS12に進み、クライアント端末10のタスク表示制御部50はタスク情報記憶部60から図4に示したようなタスク情報を読み出す。
ステップS13−1に進み、タスク表示制御部50は表示状態記憶部66に表示状態情報が記憶されていれば、表示状態記憶部66から図7(A)及び図7(B)の表示状態情報を読み出す。ステップS13−2に進み、タスク表示制御部50は図7(B)の表示状態情報を参照し、全体のカレントタブが管理画面か否かを判定する。全体のカレントタブが管理画面であれば、タスク表示制御部50はステップS14に進む。ステップS14に進み、タスク表示制御部50は読み出したタスク情報及び表示状態情報を利用して例えば図9に示すような管理画面1000を表示する。なお、全体のカレントタブが管理画面でなければ、タスク表示制御部50はステップS16に進み、全体のカレントタブとして指定されているタスクの画面表示を要求し、全体のカレントタブとして指定されているタスクのタスクIDに対応するタスクデータの読み出しを実行する。
図9は管理画面の一例のイメージ図である。図9の管理画面1000はユーザにタスク管理機能、ファイル管理機能、メーラ機能、ブックマーク機能を提供する例である。図9の管理画面1000には、ナビゲーションエリア1002と、一覧エリア1004とが含まれる。なお、図9の管理画面1000は表示状態記憶部66に表示状態情報が記憶されていなかった例である。
ナビゲーションエリア1002はアプリにより提供される機能をツリー表示する。図9のナビゲーションエリア1002は「タスク管理機能」「ファイルエクスプローラー」「お気に入り」及び「メール」がアプリにより提供される機能として表示されている。
例えば図9の「ファイルエクスプローラー」はクライアント端末10上やファイルサーバ16上のファイル、文書管理サーバ19上の文書などのファイル/文書の一元管理機能や閲覧機能を提供する。また「お気に入り」は、よく利用するフォルダやタスク、WebURLなどを管理するブックマーク機能に対応する。また「メール」はメールクライアント機能を提供するメーラ機能に対応する。
図9のナビゲーションエリア1002は「タスク管理機能」がツリー表示されている例を示している。図9の「タスク管理機能」は、個人タスク管理機能及び共有タスク管理機能を頂点とする階層構造を用いてタスクを管理する例を示している。個人タスク管理機能はユーザごとに個人のタスクを格納するフォルダなどの保管場所である。共有タスク管理機能は複数のユーザでタスクを共有管理するフォルダなどの保管場所である。
例えば1つの個人タスク管理機能または共有タスク管理機能について、あるフォルダの下には、タスク情報記憶部60が記憶するタスク情報を保存するCSVファイルと、タスクデータ記憶部64が記憶するタスクデータを構成するタスクデータ情報を保存するCSVファイルと、複数のタスクデータファイルとが保存されている。ここではCSVファイルの例を説明したが、XMLファイルでも、SQLite(https://sqlite.org/)のような高速なデータ処理を可能にするファイル型のDBMSで扱うことが可能なデータベースファイルであってもよい。
このフォルダは、クライアント端末10上のHDD508上に保存することにより、そのクライアント端末10を使用するユーザの個人のタスクを管理する「個人タスク管理機能」用のフォルダにすることができる。また、このフォルダは、同様にクライアント端末10上のHDD508やクライアント端末10からアクセス可能なファイルサーバ16又は20、文書管理サーバ19又は他のクライアント端末10上に保存することにより、HDD508、ファイルサーバ16又は20、文書管理サーバ19又は他のクライアント端末10経由でタスク情報とタスクデータとを他のクライアント端末10を使用するユーザと共有することができる。このフォルダは、複数のクライアント端末10から、それぞれを使用するユーザによりタスクを共有管理する「共有タスク管理機能」用のフォルダとして保存される。
なお、図4のタスク情報は個人で管理するタスクのタスク情報であって、クライアント端末10のローカルで保存される。一方で、複数のユーザで共有して管理するタスクのタスク情報は上述したようにファイルサーバ16又は20や文書管理サーバ19又は他のクライアント端末10などが管理する共有フォルダ等に保存することができる。また、共有フォルダはクライアント端末10のローカルに保存されていてもよい。
これらの共有フォルダへクライアント端末10がアクセスし、保存されているタスク情報を参照及び取得することで例えば図9に示すような共有タスク管理機能を用いて共有タスクの一覧を表示することができる。そして、共有タスクの編集に関しては編集要求を受け付けるファイルサーバ16や文書管理サーバ19側で排他制御が行われる。
上記のように共有フォルダがクライアント端末10の外部のサーバ(ファイルサーバ16又は20、文書管理サーバ19、他のクライアント端末10等)に保存されている場合には例えば以下のような処理をクライアント端末10のアプリが実行することで共有タスクの管理機能を実現できる。
クライアント端末10と外部のサーバ間の協調動作は以下のように行われる。前提として、クライアント端末10のアプリには参照する共有フォルダの保管場所の情報が予めアプリで登録されており、保管場所が外部のサーバの場合にはサーバのアドレス情報を含む。まず、登録されている保管場所の情報に基づいて外部のサーバに保存されている共有フォルダへアクセスし、共有フォルダに保存されているタスク情報及びタスクデータを外部のサーバからコピーしてダウンロードすることで、クライアント端末10がタスク情報及びタスクデータを参照できる。このような処理により、タスク一覧の表示やタスク画面の表示が実現できる。
タスクを編集する場合には、ユーザから編集操作を示す指示入力を受け付けると、編集要求を共有フォルダが保存されている外部のサーバへ通知する。外部のサーバは共有フォルダの情報の編集状態を管理しており、この通知を受信した際に他のクライアント端末10が共有フォルダの情報を編集していなければ編集を許可する旨をクライアント端末10へ応答する、もし他のクライアント端末10が編集中である場合には編集ができない旨をクライアント端末10へ応答する。外部のサーバが編集している他のクライアント端末10から編集が終了した旨の通知を受信すると、対象の共有フォルダは編集されていない状態として管理する。
共有フォルダの情報をダウンロードしたクライアント端末10において、共有フォルダのタスクの編集が確定したことをユーザからの指示入力によって受け付けたら、編集されたタスクの情報を外部のサーバへ送信し、外部のサーバに保存されている共有フォルダ内のタスク情報及びタスクデータを編集が確定した情報に更新する。
クライアント端末10において編集が完了したことをユーザからの指示入力によって受け付けると、上述したように編集が終了した旨を外部のサーバへ通知する。外部のサーバは、クライアント端末10から送信される特定の識別情報によって、クライアント端末10又は利用者を識別することができる。特定の識別情報は、SID(Security ID)、IPアドレス、MACアドレス、SIPアドレス、メールアドレス、ユーザID等のその他のアカウント情報も含む。なお、SIDはWindows(登録商標)のユーザアカウントやユーザグループに与えられる固有の識別情報である。
また、特定の識別情報ごとに共有フォルダの情報を関連付けて保存しておき、クライアント端末10から受信した特定の識別情報に基づいて共有フォルダの情報をクライアント端末10へ送信してもよい。コピーしてダウンロードした共有フォルダの情報は参照しなくなった場合にはクライアント端末10から削除してもよい。また、共有フォルダの情報をログ情報として保存したままにしてもよい。
共有フォルダに保存されるタスクの表示状態情報の扱いは以下のように行われる。共有フォルダに保存されるタスクの表示状態情報についても、個人フォルダに保存されるタスクと同様に表示状態記憶部66に記憶されており、タスクIDに基づいてタスクに対応する表示状態情報を利用することで個人フォルダに保存されているタスクと同様のタスク画面の表示制御を実現することができ、ユーザの編集操作に応じて情報が更新される。表示状態記憶部66では、個人フォルダに保存されているタスクの表示状態情報と、共有フォルダに保存されているタスクの表示状態情報とで分けて記憶されており、個人タスク管理機能と共有タスク管理機能のどちらを利用するかに応じて対応する表示状態情報を読み出している。
なお、共有タスクの表示状態情報は、共有フォルダにタスク情報やタスクデータと同様に保存されていてもよく、タスク情報やタスクデータと同様に上述した特定の識別情報と関連付けて外部のサーバで管理してもよい。このような場合には外部のサーバが、クライアント端末10から受信した特定の識別情報に基づいて取得した表示状態情報をクライアント端末10へ送信することで、クライアント端末10が表示状態情報を取得することができる。クライアント端末10において表示状態情報が更新されると、クライアント端末10から更新された表示状態情報を外部のサーバへ送信することで、外部のサーバが管理する表示状態情報を最新の状態に更新することができる。
また、図9の「タスク管理機能」は「個人タスク管理機能」及び「共有タスク管理機能」に保管されているタスクを実施状態(図4のタスク情報の状態)別に分類するための実施状態フォルダの一例として「実施中」フォルダと「完了」フォルダとを示している。また、図9の「タスク管理機能」は「実施中」フォルダと「完了」フォルダに保管されているタスクを、図4のタスク情報のタグ別に分類するタグフォルダが作成されている。
図9の「実施中」フォルダには「全て」「リニア汐見台」「店舗開発」「出店」「リニューアル」「鉄道関連事業」「年次調査」のタグフォルダが作成されている。なお、タグフォルダは図4のタスク情報のタグを利用することで自動的に生成できる。図9では「リニア汐見台」のタグフォルダがユーザにより選択された例を示している。
「リニア汐見台」のタグフォルダがユーザにより選択されているため、図9の管理画面1000の一覧エリア1004の表示領域には「リニア汐見台」をタスク情報のタグとして持つタスクの一覧が表示されている。なお、タブ1006は「リニア汐見台」のタグフォルダに含まれるタスクの一覧が一覧エリア1004に表示された図9の管理画面1000のタブである。ユーザは例えば後述するタスク画面が表示状態であり、図9の管理画面1000が非表示状態である場合に、タブ1006を選択することで、図9の管理画面1000を表示状態とすることができる。
ユーザは図9の管理画面1000の一覧エリア1004から後述のタスク画面を表示させたいタスクを選択できる。また、図9の管理画面1000のタスク作成ボタン1008はユーザからタスクの作成開始指示を受け付けるためのボタンである。なお、図9の管理画面1000のレイアウトは一例であって、他のレイアウトで構成されていてもよい。また、図9の管理画面1000の「タスク管理機能」「ファイルエクスプローラー」「お気に入り」「メール」「個人タスク管理機能」「共有タスク管理機能」などの名称は一例であって、機能が同じであれば他の名称であってもよい。
一覧エリア1004においてユーザからタスクの選択を受け付けるとクライアント端末10のタスク選択受付部54はステップS15からステップS16に進み、タスクデータ表示制御部56に、選択されたタスクのタスク画面の表示を要求する。タスクデータ表示制御部56は選択されたタスクのタスクデータをタスクデータ記憶部64から読み出す。
ステップS17に進み、タスクデータ表示制御部56は画面表示の要求があったタスクのタスク情報及びタスクデータを利用してタスク画面1014を作成し、例えば図10に示すように表示する。図10はタスク画面の一例のイメージ図である。図10のタスク画面1014は、図9の一覧エリア1004から選択された「駅前物件調査」のタスクのタスク文書がビューア画面1016に表示された例である。
このステップS17で、読み出されたタスク情報が図10のタスク画面1014のうちタスクの内容を表示しているタスクのビューア画面1016の属性情報の表示と対応しており、同様にタスクデータについても図10のタスクのビューア画面1016のタスクの内容の表示と対応している。このようにタスク情報とタスクの内容を示すタスクデータを併せて表示することで、ユーザは納期や優先度といった属性情報であるタスク情報を確認しながらタスクの内容を示すタスクデータの編集を実行できる。
タブ1010は「駅前物件調査」のタスクのタスク画面1014のタブである。タブ1012は「駅前物件調査」のタスクに対応するタスク情報及びタスクデータファイルの内容が表示されたタスクのビューア画面1016のタブである。タブ1010は例えばタブ1006の横に配置され、表示状態とする図9の管理画面1000又は図10のタスク画面1014の選択に利用される。図9は管理画面1000が表示状態の例である。図10はタスク画面1014が表示状態の例である。
また、タブ1012はタブ1010に付随するように例えばタブ1010の一階層下に配置され、表示状態とする図10のビューア画面1016の選択に利用される。図10の例ではタブ1010の一階層下にタブ1012が1つ配置されているが、選択されたタスクの添付ファイルを開くことで、その添付ファイルのビューア画面のタブがタブ1012の横に追加されていく。したがって、ユーザはタブ1010の一階層下に配置されたタブ1012を含むタブにより、タスクのビューア画面1016、タスクの添付ファイルのビューア画面を切り替えて表示できる。
ビューア画面1016に表示されるタスクは例えば図11に示すようなイメージである。図11はタスクのビューア画面による表示の一例のイメージ図である。図11のタスクは、タスク名や納期などのタスク情報が上部に表示されている。また、図11のタスクは、テキスト、表、図、ファイルやリンクファイルのアイコンが配置されている。なお、アイコンではなくファイルの内容を示すサムネイル画像を配置させてもよい。
ユーザは、図11に示すようなタスクにおいて、タスク情報の内容の編集や、テキスト、表、図、ファイルやリンクファイルのアイコンの内容や表示位置の編集を行うことができる。ユーザからの編集操作を受け付けると、ステップS18からステップS19に進み、クライアント端末10の編集制御部58は後述する編集処理を行い、編集内容をタスク情報及びタスクデータに反映させる。
一方、ステップS20においてユーザからタスクの作成開始指示を受け付けるとクライアント端末10のタスク作成部52はステップS20からステップS21に進み、ユーザから図4に示したタスク情報の入力やタスクデータとして添付ファイルの登録指示を受け付けることによって新規のタスクを作成するタスク作成画面を表示する。具体的にユーザからのタスクの作成開始指示は、上述したように図9のタスク作成ボタン1008をユーザが選択することで作成開始指示を受け付ける。
さらに、このステップS21の際にタスク作成部52は図5において説明したテンプレートの候補を表示する。タスク作成部52は、ユーザが選択したテンプレートに対応するテンプレートファイルを利用してタスク(図4のタスク情報及び図6のタスクデータ)を作成することで、ユーザからタスク情報の入力やタスクデータの登録指示を受け付けなくとも新規のタスクを作成することができる。このようにしてユーザはタスク作成画面から新しいタスクを作成できる。タスク作成画面において作成されたタスクのタスク情報及びタスクデータは、新たにタスクID及びタスクデータIDを割り当ててタスク情報記憶部60及びタスクデータ記憶部64に記憶される。
なお、タスク表示制御部50はステップS22においてユーザからタブの押下を受け付けると、ステップS23に進み、タブによる画面切替えを行う。例えばタブ1006が押下されると、タスク表示制御部50は管理画面1000を表示状態とする。また、タブ1010が押下されると、タスク表示制御部50はタスク画面1014を表示状態とする。このときに図7(B)の全体のカレントタブの表示状態情報が更新される。
そして、タスク画面1014が表示状態であれば、ステップS24からステップS25に進み、タスク画面処理を行う。ステップS25のタスク画面処理は、ユーザから受け付けた操作に基づき、ファイルやリンクファイルの内容をビューア画面に表示したり、タスク画面に表示されたタスクの編集を受け付けたり、する処理である。
また、タスク表示制御部50はステップS26においてユーザからタスクのタブ1010を閉じる要求を受け付けたか否かを判断する。タスクのタブを閉じる要求を受け付ける方法としては、例えばタブ1010を閉じるためのアイコンをタブごとに表示させ、表示しているアイコンの選択を受け付けることによって要求を受け付けてもよい。要求を受け付けた場合、タスク表示制御部50はステップS27に進み、閉じる要求のあったタブ1010に対応するタスクの表示状態情報を保存するか否かの選択をユーザに要求するダイアログを表示する。
ユーザが「保存する」を選択すると、タスク表示制御部50はステップS28に進み、タブ1010を閉じた時点でのタスクの表示状態情報を図7(A)に保存させたままにする。一方でユーザが「保存しない」を選択すると、タスク表示制御部50はステップS29に進み、それまで保存されていた図7(A)のタブを閉じる要求があったタスクの表示状態情報を削除する。このようにすることで、表示状態情報を保存しておくことをユーザが望む場合には、タスクのタブ1010自体を閉じたとしても、再度タスクを選択した場合に、タスクのタブ1010を閉じた時点での添付ファイルのタブ1010の表示状態を再現することができ、引き続きタスクの作業を継続することができる。
一方で、ユーザが一度タスクの作業状態をリセットしたい場合には「保存しない」を選択することで、添付ファイルのタブ1010の表示状態をリセットすることができるので、タスクを実行する上でユーザの状況に応じて柔軟にタブ1010の表示状態の保存処理を変更することができるという効果がある。
《管理画面表示》
ステップS14の管理画面表示処理は例えば図12に示す手順で実行される。図12は管理画面表示処理の一例のフローチャートである。ステップS31においてタスク表示制御部50はタスク情報記憶部60に記憶されている例えば図4のタスク情報を参照し、タスク情報のタグ情報を読み出す。
ステップS32に進み、タスク表示制御部50は読み出したタグ情報により、例えば図9のナビゲーションエリア1002に表示されているようなタグフォルダを作成するためのタグ情報の一覧を作成する。例えば図4のタスク情報では「リニア汐見台」「店舗開発」「出店」がタグ情報として含まれるタグ情報一覧が作成される。
また、ステップS33に進み、タスク表示制御部50は表示状態記憶部66に表示状態情報が記憶されているか否かを判定する。表示状態記憶部66に表示状態情報が記憶されていれば、タスク表示制御部50はステップS34に進み、例えば図7の表示状態情報に基づき、タスク画面1014及びビューア画面1016を生成する。ステップS34で生成されるタスク画面1014及びビューア画面1016は前回のアプリ終了時に表示されていたタスク画面1014及びビューア画面1016となる。
ステップS34に続いてステップS35に進み、タスク表示制御部50は読み出したタスク情報を利用して例えば図9又は後述の図14Aに示すような管理画面1000を作成する。タスク表示制御部50は作成した管理画面1000とタスク画面1014とビューア画面1016とをタブで切替可能に表示する。なお、タスク表示制御部50は表示状態情報のカレントタブに従い、表示状態とする管理画面1000、タスク画面1014又はビューア画面1016を決定する。
一方、タスク表示制御部50は表示状態記憶部66に表示状態情報が記憶されていなければ、ステップS33からステップS36に進み、読み出したタスク情報を利用して例えば図9に示すような管理画面1000を作成する。そして、タスク表示制御部50は作成した管理画面1000を表示する。なお、図12のフローチャートは表示状態情報でタスク画面1014及びビューア画面1016を生成してから管理画面1000を作成する例を示したが、管理画面1000を先に作成するようにしてもよい。また、全体のカレントタブが管理画面1000ではなくタスク画面1014の場合にはタスク画面1014及びビューア画面1016を全てのタスクについて作成するのではなく、全体のカレントタブに対応するタスクに係るタスク画面1014及びビューア画面1016のみ作成して表示させてもよい。
このように、ステップS14の管理画面表示処理では、前回のアプリ終了時に表示されていたタスク画面1014及びビューア画面1016があれば、タブにより切替可能な状態で管理画面1000とタスク画面1014とビューア画面1016とが表示される。
《タスク画面表示》
ステップS17のタスク画面表示処理は、例えば図13に示す手順で実行される。図13はタスク画面表示処理の一例のフローチャートである。ステップS51に進み、タスクデータ表示制御部56は画面表示の要求があったユーザにより選択されたタスクのタスク情報及びタスクデータを利用してタスク画面1014を作成する。
ステップS52に進み、タスクデータ表示制御部56は作成したタスク画面1014及びビューア画面1016を例えば図10に示すように表示する。図10ではビューア画面1016のタブ1012がカレントタブとなる。この時点で図7(A)のカレントタブの情報と図7(B)の全体のカレントタブの情報が図10のタスク画面1014及びビューア画面1016に合わせて更新される。
タスクのビューア画面1016からファイル又はリンクファイルを開く操作を受け付けると、タスクデータ表示制御部56はステップS54に進み、オープンされたファイル又はリンクファイルをビューア表示するか否かを判定する。タスクデータ表示制御部56はビューア表示であれば、ステップS55に進み、オープンされたファイル又はリンクファイルのビューア画面1016を作成し、表示する。
なお、ステップS55において表示されるビューア画面1016のタブ1020は例えば図14Aに示すように、タスクのタブ1012の横に追加される。図14Aはオープンされたファイル又はリンクファイルのビューア画面のタブの追加について説明するための図である。タブ1020は、そのタブ1020で開いているファイルの識別情報としてコンテンツのファイルの種類を示すアイコン画像(文書、画像、フォルダ、表、タスク、タグなど)を表示している。このようにタブ1020にアイコン画像を表示させることで、ユーザはタスクに対する作業を実施するために複数のタブ1020で開かれたコンテンツを編集や参照する際に、そのタブ1020がどのような種類のコンテンツのファイルに係るタブ1020なのかを一覧できる。
また、アイコン画像の他に、タブ1020ごとに上述したファイルの識別情報をタブの見出しとして表示させる。図14の例では見積書、納品書、文書1、物件写真といったファイル名がファイルの識別情報として表示されている。なお、ファイル名はファイル名の全ての情報ではなくファイル名の一部の情報であってよい。さらに、上述したようにファイルに割り当てられた識別情報やファイルの種類を示す情報をファイルの識別情報としてタブ1020の見出しに表示させてもよい。また、ファイルの識別情報は必ずしも文字で表示されている必要はなく、例えば図形、記号又は画像で表示されていてもよい。また、これらの情報を2つ以上組み合わせた情報によって表示されていてもよい。また、ファイルの識別情報はファイルのサムネイル画像であってもよい。
さらに、図14Aのタブ1020で見出しを表示する表示形式の代替手段として図14Bのように見出しのリストを表示する表示領域を設けてもよい。図14Bはタブの代替手段について説明するための図である。ビューア画面1016には見出しのリストから選択した見出しに対応するファイルの内容が表示される。また、ファイルを新規にオープンすると、新規にオープンしたファイルの見出しが、見出しのリストを表示する表示領域に追加される。
ステップS55に続いてステップS56に進み、タスクデータ表示制御部56はオープンされたファイル又はリンクファイルのビューア画面1016のタブ1020の情報を表示状態記憶部66の表示状態情報に反映させる。具体的に、タスクデータ表示制御部56はオープンされたファイル又はリンクファイルのビューア画面1016のタブ1020の情報を図7(A)の「タブ表示しているファイル又はリンクファイル」に追加する。
また、ステップS54においてタスクデータ表示制御部56はビューア表示でなければステップS57に進み、オープンされたファイル又はリンクファイルを、そのファイル又はリンクファイルの種類に応じたアプリを起動し、表示させる。ファイル又はリンクファイルの種類は例えばファイルの拡張子に基づいて判断することができる。
本実施形態に係るクライアント端末10では例えば図15A及び図15Bに示すようにタブが追加されていく。図15A及び図15Bはタブの追加について説明するための図である。図15Aの(A)は「リニア汐見台」のタグフォルダに含まれるタスクの一覧が表示された管理画面1000の簡略図である。
図15Aの(B)はタスクの一覧から選択された「駅前物件調査」のタスクのタスク画面1014及びタスクのビューア画面1016の簡略図である。タスク画面1014のタブ1010は管理画面1000のタブ1006の横に追加されている。また、タスクのビューア画面1016のタブ1012は、タスク画面1014のタブ1010の一階層下に追加されている。
また、図15Aの(B)のタスクのビューア画面1016には「ファイル1」のアイコン1018が配置されている。アイコン1018を操作して「ファイル1」をオープンした場合は、図15Aの(B)の状態から図15Aの(C)の状態に遷移する。
図15Aの(C)は図15Aの(B)においてオープンされた「ファイル1」のビューア画面1022の簡略図である。「ファイル1」のビューア画面1022には「ファイル1」の内容が表示され、利用者の操作を受け付けることによって内容を編集することができる。ビューア画面1022のタブ1020はタスクのタブ1012の横に追加されている。図15Aの(C)の状態において、ユーザはタブ1012又は1020を押下して、タスクのビューア画面1016又は「ファイル1」のビューア画面1022を切替表示できる。
また、図15Aの(C)の状態においてタブ1006を押下することにより、ユーザは図15Aの(C)から図15Aの(D)の状態に遷移させることができる。図15Aの(D)は管理画面1000が表示状態となっている。さらに、図15Aの(D)の状態においてタブ1010を押下することにより、ユーザは図15Aの(D)から図15Aの(C)の状態に遷移させることができる。
このように、ユーザはタスク画面1014にビューア画面1016又は1022を表示させた図15Aの(C)の状態から、図15Aの(D)の状態に切り替えたとしても、タブ1010を押下すれば、元の図15Aの(C)の状態に戻すことができる。
また、図15Aの(D)の状態においてタスクの一覧から「旧市街地再開発提案」を選択することにより、ユーザは図15Bの(E)の状態に遷移させることができる。図15Bの(E)はタスクの一覧から選択された「旧市街地再開発提案」のタスクのタスク画面1014a及びタスクのビューア画面1016aの簡略図である。タスク画面1014aのタブ1010aはタスク画面1014のタブ1010の横に追加されている。また、タスクのビューア画面1016aのタブ1012aは、タスク画面1014aのタブ1010aの一階層下に追加されている。
図15Bの(E)の状態においてタブ1010を押下することにより、ユーザは図15Bの(E)から図15Bの(F)の状態に遷移させることができる。このように、本実施形態に係るクライアント端末10は、図15Aの(C)の状態から図15Aの(D)や図15Bの(E)の状態に切り替えたとしても、図15Aの(C)の状態を保持しておくことで、切り替える前の状態である図15Aの(C)の状態に戻ることができる。
例えばユーザはタスク画面1014のタスクを中断してタスク画面1014aのタスクを行い、タスク画面1014aのタスクが終わったあとにタスク画面1014に切り替えることで、中断したときのタスク画面1014の状態に戻ることができる。
図9を用いて説明すると、ユーザは「駅前物件調査」「旧市街地再開発提案」といったタスクを個人タスクとして作成している。このようなタスクは、一般的に、優先度や納期が異なる。このため、ユーザは複数のタスクに対する作業(タスクに関連付けられた文書や画像の編集等)を並行して少しずつ進めたい場合がある。
例えば「駅前物件調査」のタスクに関連付けられた見込み物件のリストを示す表計算ソフトのファイルを途中まで作成し、その後「旧市街地再開発提案」のタスクに関連付けられたプレゼンテーション資料のファイルを途中まで作成し、さらにその後「駅前物件調査」のタスクに関連付けられた見込み物件のリストを示すファイルを最後まで作成するような場合である。
本実施形態によれば、このような場合に、ユーザは、しかかり中の「駅前物件調査」のタスクを実施する上で、見込み物件のリストを示すファイルの保管場所を探し、ファイルを開くといった作業を実施しなくともよい。本実施形態では、タスクごとに表示状態を記憶しているので、タブを選択するだけで、すぐに作成中のファイルを参照し、リストを作成する作業へ移ることができるという効果がある。
さらに、タブとして表示しているタスクや、タブ表示しているタスクに関連付けられたコンテンツのタブ表示の表示状態情報はアプリを終了したとしても保存されている情報のため、一旦アプリを終了したとしても再度アプリを起動した際、ユーザは再び一覧表示されているタスクやタブ表示されているタスクの中から所望のタスクを選択するだけで、上述したように、しかかり中の編集作業を続行することができる。
このように、ユーザはタスクにかかる作業を実行する上で、作業中のタスクやタスクに関連付けられたコンテンツのタブの表示状態を記憶しているため、納期や優先順位に応じてタスクを選択するだけで、すぐに作業を再開できるという効果がある。
《編集処理》
ステップS19の編集処理は、例えば図16に示す手順で実行される。図16は編集処理の一例のフローチャートである。ステップS71に進み、クライアント端末10の編集制御部58はユーザから受け付けた編集操作を判別する。例えばユーザから受け付ける編集操作は、ファイル添付、リンクファイル添付、ファイル又はリンクファイルを示すアイコン、サムネイル画像やリンクなどの移動、テキスト、表、図の追加、テキストの色やフォント変更などが含まれる。また、ユーザから受け付ける編集操作は、表示、画像、URLによるリンク情報の追加、編集、移動などが含まれる。さらに、ユーザから受け付ける編集操作はタスク情報などを表示するヘッダーの情報の編集などが含まれる。また、ユーザから受け付ける編集操作はファイルの編集も含まれる。
ステップS72に進み、編集制御部58はユーザから受け付けた編集操作に応じて例えばタスクのビューア画面1016に表示されたタスクの内容を編集する。ステップS73に進み、編集制御部58はステップS72のタスクの編集に応じて、タスク情報記憶部60のタスク情報及びタスクデータ記憶部64のタスクデータを更新する。例えば編集操作がファイル又はリンクファイルを示すアイコンやリンクなどの移動であった場合には、タスクデータファイルのうち本文の情報を更新する。また、新たにファイルを添付した場合には、ユーザによって添付指示されたタスクのビューア画面の位置に、新たにファイルのアイコンやサムネイル画像を配置して表示させるとともに、新たに添付された添付ファイルのデータを対応するタスクのタスクデータファイルに追加する。また、編集操作がタスクのビューア画面からオープンされた添付ファイルの編集操作であった場合には、編集内容をタスクデータファイルに含まれる添付ファイルのデータに反映する。
例えば図6(B)に示したタスクデータファイルは、図17に示すように構成することができる。図17はタスクデータファイルの一例の構成図である。図17のタスクデータファイルはヘッダー2001、本文2002、添付ファイルのデータ2003を含む構成である。
図17のタスクデータファイルは例えばMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)形式で表されている。MIME形式はあくまで一例であって他の形式であってもよい。本文2002に含まれる「cid」は添付ファイルのデータ2003に含まれる「Content−ID」と対応している。添付ファイルのデータ2003に含まれる「Content−ID」はタスクにファイルなどのコンテンツが貼り付けられたときに割り当てられるIDである。
また、添付ファイルのデータ2003に含まれる「Content−Type」はMIMEタイプと呼ばれるものであり、テキスト、画像、音声、動画など、データのタイプを指定する情報である。なお、タスクにリンクファイルを添付する場合は、リンクファイルを参照するショートカットファイルを添付ファイルとする他に、本文にリンクファイルを参照する文字列等で示されるURLによるリンク情報を埋め込むこともできる。
図17で示されているように、タスクデータファイルはタスク本文の記述の中で、どの位置にテキストを表示するか、さらには表の挿入位置や添付ファイルの表示位置をHTML等の所定の記述形式に沿って指定している。さらに、このような表示位置はユーザの編集操作に応じて入力された情報に基づいて更新される。上述したようにHTMLの記述形式に沿った指定は一例であって、表示位置は他の形式に沿って記述されていてもよい。
図17のタスクデータファイルの構成により、タスクのビューア画面1016ではユーザが編集したテキスト、表、図、ファイル及びリンクファイルのアイコンなどの表示位置を本文2002に記述して記憶しておくことができ、編集も容易となる。
図10、図11のビューア画面1016は図17のタスクデータファイルを読み込むことによって生成される。図17のタスクデータファイルで記述されている情報は図10、図11等の画面でユーザが編集操作を行うことによって更新される。また、図10及び図11の画面ではタスクデータファイルに関連付けられたタスク情報(図4等)を読み込むことによって図10及び図11のビューア画面1016の上部に表示されている「駅前物件調査」や納期等の情報が表示されている領域の情報を表示する。
[他の実施形態]
第1の実施形態に示した図9の管理画面1000は例えば図18の管理画面1000のようにビューア画面1030を表示するようにしてもよい。図18は管理画面の他の例のイメージ図である。図18の管理画面1000では一覧エリア1004に表示されたタスクの一覧からタスクを選択するときに、ビューア画面1030に表示されたタスクの内容を確認できる。ビューア画面1030には、図11のタスクのビューア画面1016を表示させる処理と同様の処理を実行することで所定のタスクの内容を表示させることができる。ビューア画面1030には一覧エリア1004に表示されたタスクのうち選択されたタスクの内容を表示させてもよいし、選択を受け付ける前であっても例えばデフォルトで表示させるタスクが何れかの設定に基づいて対応するタスクの内容を表示させてもよい。また、利用者が閲覧した最新のタスクの閲覧履歴情報を記憶しておき、閲覧履歴情報に基づいて特定したタスクの内容を表示させてもよい。
また、第1の実施形態に示した図9の管理画面1000は例えば図19の管理画面1000のように、一覧エリア1004とともにカレンダー1040を表示し、例えばタスクの納期日に対応する日付の欄に、そのタスク又はタスクに関連するファイルの識別情報としてサムネイルを表示するようにしてもよい。識別情報のサムネイルによる表示はあくまで一例であって、タスクやタスクに関連するファイルの名称を示す情報やアイコン等の画像によって識別情報を表示させてもよい。カレンダー1040の日付を選択すると、日付の欄に表示されている識別情報に対応するタスクの一覧を一覧エリア1004に表示させることができる。また、タスクだけでなく表示状態情報によって該当するタスクに関連付けられたファイルの識別情報を一覧エリア1004に表示させてもよい。この場合に、一覧エリア1004に表示されたタスクやタスクに関連付けられたファイルの識別情報を選択することで、タスクやファイルの内容をビューア画面に表示させてもよい。また、タスクと対応するタスクに関連付けられたファイルの識別情報との関連付けをツリー表示によって一覧エリア1004において表示させてもよい。ツリー表示は例えば、タスクを親とし、そのタスクに関連付けられたファイルを子とした親子関係をツリー状で表示させることができる。図19の例では、1月18日を選択しているため、1月18日が納期日に設定されているタスクや該当するタスクに関連付けられたファイルの識別情報の一覧が一覧エリア1004に表示されている。図19は管理画面の他の例のイメージ図である。図19の管理画面1000ではタスクの納期を意識しながらタスクを選択できる。なお、タスク又はタスクに関連するファイルの識別情報はタスクの納期日の他、実施予定日や作成日に表示するようにしてもよい。
図3のタスク情報記憶部60、テンプレート記憶部62、タスクデータ記憶部64、表示状態記憶部66の一部又は全ての機能を外部のサーバがクライアント端末10に提供し、クライアント端末10が外部のサーバが提供する記憶部を参照又は複製することによって第1の実施形態で説明したクライアント端末10と同様の機能を実現させてもよい。この場合にクライアント端末10と外部のサーバとで外部のサーバが提供する記憶部の情報の一部又は全てを同期させることができる。なお、外部のサーバは、ファイルサーバ、文書管理サーバ、サーバ機能を有する他のクライアント端末を含む。
さらに、第1の実施形態に示した図1の情報処理システム1は例えば図20の情報処理システム1のように管理サーバ24を有する構成であってもよい。図20は本実施形態に係る情報処理システムの他の例の構成図である。例えば図20の情報処理システム1は図3に示したクライアント端末10の処理ブロックを管理サーバ24に設ける。クライアント端末10はWebブラウザを搭載し、管理サーバ24に設けられた図3の処理ブロックを利用する。
図20の情報処理システム1では、管理サーバ24において生成されたUIの画面情報をクライアント端末10が受信し、クライアント端末10のWebブラウザに図9、図10、図11、図14、図15、図18及び図19で説明した画面を表示させる。このようにすることで図20の情報処理システム1では、上述したタスク管理機能のサービスをクライアント端末10のユーザに対して提供することができる。
また、管理サーバ24はクライアント端末10のWebブラウザに入力されたユーザのID及びパスワードを、ログイン要求とともにクライアント端末10から受信する。管理サーバ24は、予め管理サーバ24に登録されているユーザのID及びパスワードと一致すると判断した場合に、クライアント端末10からのログインを成功させ、上述したタスク管理機能のサービスを管理サーバ24からクライアント端末10へ提供してもよい。
さらに、このような場合には、図8で説明したクライアント端末10上でのアプリの起動(S11)といった処理の代わりに、上述したクライアント端末10が管理サーバ24へのログイン処理に応じてステップS12へ進んでもよい。また、ログイン後にクライアント端末10からタスク管理機能を実行する要求を受信してからステップS12に進んでもよい。
さらに、Webブラウザ上で受け付けた画面に対する入力情報は管理サーバ24へ送信され、入力情報を受信した管理サーバ24が入力情報に基づいて更新した画面情報をクライアント端末10へ送信する。このようにすることでクライアント端末10はWebブラウザ上に表示される画面を更新できる。
なお、図20の情報処理システム1は図3に示したクライアント端末10の処理ブロックの一部を管理サーバ24に設け、クライアント端末10に設けられた機能と連携して処理を行ってもよい。また、図20の情報処理システム1はファイルサーバ16及び20を用いず、管理サーバ24上にタスク情報とタスクデータとを起き、管理サーバ24により個人タスク管理機能及び共有タスク管理機能を提供してもよい。さらに、ファイルサーバ16及び20と管理サーバ24とは、複数台のコンピュータにより実現してもよい。
タスクを実施する上で、様々な種類のファイルを作成、編集、表示させるといった作業を実施する場合に、これまでは作業を一旦中断して再開させるたびに再開したいタスクに関するファイルの保存場所や、ファイルの種類に対応したアプリケーションの起動等を意識しなければならなかったが、このような実施形態によればこれらの保存場所やファイルの種類を利用者は意識することなくタスクに係る作業を再開することができるという効果がある。
また、このようにタスクの編集内容を含むビューア画面といったタスクごとに管理可能な編集の自由度が高い仮想的なスペースを提供することで、個人または共同作業での非定型のタスクの実施に合わせた表示態様に柔軟に対応することができる。また、このようなタスクの作業状態は保存しておくことができるので、タスクの作業が中断したとしてもタスクのビューア画面を表示させるといった簡便な操作でタスクの作業を再開することができるといった効果がある。
また、クライアント端末10は、本実施形態で説明するタスクを管理するアプリケーションだけでなく様々な種類のファイルにそれぞれ対応した閲覧・編集するためのアプリケーションを備えている。例えばファイルの拡張子に対応する閲覧・編集するためのアプリケーションを関連付けて設定しておき、タスクを管理するアプリケーションにおいてファイルを閲覧・編集する際に対象のファイルの拡張子に関連付けられた閲覧・編集するためのアプリケーションを起動させることで、起動させたアプリケーションの機能を利用して閲覧・編集が実行できる。
また、タスクを管理するアプリケーション自体が様々な種類のファイルを閲覧・編集するためのアプリケーションや機能を有していてもよい。また、OSやAPIを介することでクライアント端末10自身に予めインストールされた閲覧・編集するためのアプリケーションや外部のサーバ上で動作するWebアプリケーションを起動させることでタスクを管理するアプリケーションにおいて受け付けた閲覧操作や編集操作を実行させてもよい。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。なお、本実施形態で説明した情報処理システム1は一例であって、用途や目的に応じて様々なシステム構成例があることは言うまでもない。