JP6878905B2 - 洗浄装置 - Google Patents

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本発明は、洗浄装置に関するものである。
特許文献1に、シャボン発生装置が記載されている。このシャボン発生装置は、シャボンによって対象物を洗浄するための装置である。シャボン発生装置は、対象物を洗浄するためのシャボンを吐出する。シャボンとは、多数の気泡によって形成された泡沫である。
特開2008−220521号公報
多数の気泡によって形成される泡沫の洗浄力は、当該気泡が小さいほど高い。また、多数の気泡によって形成される泡沫の洗浄力は、当該気泡の数が多いほど高い。泡沫に含まれる気泡同士は、液膜と呼ばれる液体で隔てられている。泡沫が放置された場合、この液膜を形成する液体は、経時とともに重力によって下方へ流れる。泡沫が放置された場合、液膜は、経時とともに薄くなる。液膜が薄くなり続けると、気泡同士の結合または破泡が生じる。泡沫が放置された場合、経時とともに、当該泡沫の洗浄力は維持されずに低下する。対象物を洗浄するための泡沫は、生成されてから速やかに使用されることが好ましい。しかしながら、特許文献1には、生成直後の泡沫を速やかに使用するための構造が開示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、洗浄力が高い泡沫を安定的に吐出することができる洗浄装置を得ることである。
本発明に係る洗浄装置は、洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、泡沫貯留部に貯留された泡沫を前記泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように洗剤水供給手段を制御する制御手段と、泡沫貯留部に貯留された泡沫に対して、水を供給する水供給部と、を備える。泡沫排出口は、気泡供給部よりも上方にある。洗剤水供給手段によって規定水位に達した洗剤水の液面は、気泡供給口と泡沫排出口との間にあり、気泡供給口よりも泡沫排出口に近い。
また、本発明に係る洗浄装置は、洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、泡沫貯留部に貯留された泡沫を泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と、泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように洗剤水供給手段を制御する制御手段と、泡沫貯留部に形成された泡沫排出口と吐出部との間に設けられた二次泡沫貯留部と、を備える。泡沫排出口は、気泡供給口よりも上方にある。洗剤水供給手段によって規定水位に達した洗剤水の液面は、気泡供給口と泡沫排出口との間にあり、気泡供給口よりも泡沫排出口に近い。二次泡沫貯留部は、泡沫排出口から送られた泡沫を貯留可能であり、泡沫貯留部に対して水平方向に平行な軸を中心に回転可能である。
また、本発明に係る洗浄装置は、洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、泡沫貯留部に貯留された泡沫を泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と、泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように洗剤水供給手段を制御する制御手段と、を備える。泡沫排出口は、気泡供給口よりも上方にある。洗剤水供給手段によって規定水位に達した洗剤水の液面は、気泡供給口と泡沫排出口との間にあり、気泡供給口よりも泡沫排出口に近い。泡沫貯留部は、泡沫貯留部に水を供給する水源に対して、水平方向に平行な軸を中心に回転可能であり、泡沫貯留部の内部には、回転している泡沫貯留部の内部で洗剤水と泡沫とが混合することを防止する仕切りが設けられている。

本発明に係る洗浄装置は、泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように洗剤水供給手段を制御する制御手段を備える。洗剤水供給手段によって規定水位に達した洗剤水の液面は、気泡供給口と泡沫排出口との間にあり、前記気泡供給口よりも泡沫排出口に近い。このため、本発明に係る洗浄装置であれば、洗浄力が高い泡沫を安定的に吐出することができる。
実施の形態1の洗浄装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態1の泡沫が生成される様子を模式的に示す図である。 実施の形態1の洗浄装置のブロック図である。 実施の形態1の洗浄装置が備える制御装置の構成の例を示す図である。 実施の形態1の洗浄装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の洗浄装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態3の洗浄装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態4の洗浄装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態5の洗浄装置の構成の概略を示す図である。 実施の形態6の洗浄装置の構成の概略を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については適宜に簡略化または省略する。なお、本開示における装置、器具、及び部品等の、個数、配置、向き、形状、及び大きさは、原則として、添付の図面に示すものに限定されない。また、本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得るものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の洗浄装置1aの構成の概略を示す図である。洗浄装置1aは、対象物を洗浄するための泡沫を生成できる。洗浄装置1aが洗浄する対象物は、例えば、食器及び調理具等である。本開示において、泡沫とは、多数の気泡の集合によって形成されたクリーム状のものを言うものとする。このクリーム状の泡沫は、フォーム(foam)ともいう。
本実施の形態において、泡沫は、水と洗剤との混合物から生成される。洗剤には、例えば、界面活性剤が含まれる。本実施の形態では、水と洗剤との混合物を、洗剤水と称する。すなわち、泡沫は、洗剤水から生成される。
洗浄装置1aは、図1に示すように、例えば、泡沫貯留部2、給水部3、洗剤供給部4、気泡供給部5、吐出部6及び排水部7を備える。
泡沫貯留部2は、例えば、筒状の容器である。泡沫貯留部2は、洗剤水と当該洗剤水の上に生成される泡沫とを貯留することが可能である。泡沫貯留部2は、例えば、長手方向が鉛直方向になるように設けられる。また、泡沫貯留部2の水平面に並行な断面の形状は、例えば、正方形、円形、長方形または五角形以上の多角形等である。
泡沫貯留部2の内部には、洗剤水及び泡沫を貯留するための空間が形成される。泡沫貯留部2の内部には、例えば、洗剤水貯留空間2a及び泡沫貯留空間2bが形成される。洗剤水貯留空間2aは、洗剤水が貯留される空間である。泡沫貯留空間2bは、泡沫が貯留される空間である。泡沫貯留空間2bは、洗剤水貯留空間2aの上方に形成される。
給水部3は、泡沫貯留部2に水を供給するためのものである。給水部3は、泡沫貯留部2に接続される。給水部3は、例えば、給水管3a及び第1電磁弁3bを有する。給水管3aの内部には、泡沫貯留部2に水を供給するための流路が形成される。第1電磁弁3bは、給水管3aに取り付けられる。第1電磁弁3bは、給水管3aの内部の流路を開閉する装置である。
本実施の形態において、泡沫貯留部2の底部には、出入口2cが形成される。給水管3aの一端は、この出入口2cに接続される。給水管3aの内部の流路は、出入口2cを介して、洗剤水貯留空間2aに連通する。また、給水管3aの他端は、例えば、水道等の水源に接続される。
第1電磁弁3bによって給水管3aの内部の流路が開かれると、水が、水源から洗剤水貯留空間2aへ供給される。第1電磁弁3bによって給水管3aの内部の流路が閉じられると、水源から洗剤水貯留空間2aへの水の供給が停止する。
また、洗剤供給部4は、泡沫貯留部2に洗剤を供給するためのものである。洗剤供給部4は、泡沫貯留部2に接続される。洗剤供給部4は、例えば、タンク4a、洗剤供給管4b及び第2電磁弁4cを有する。
タンク4aは、洗剤を貯留する。洗剤供給管4bは、タンク4aと泡沫貯留部2とを繋ぐ。洗剤供給管4bの内部には、タンク4aに貯留された洗剤を泡沫貯留部2に供給するための流路が形成される。第2電磁弁4cは、洗剤供給管4bに取り付けられる。第2電磁弁4cは、洗剤供給管4bの内部の流路を開閉する装置である。
本実施の形態において、泡沫貯留部2の上部には、洗剤供給口2dが形成される。タンク4aは、例えば、泡沫貯留部2よりも上方に配置される。洗剤供給管4bの一端は、洗剤供給口2dに接続される。洗剤供給管4bの他端は、タンク4aに接続される。洗剤供給管4bの内部の流路は、タンク4aの内部に連通する。また、洗剤供給管4bの内部の流路は、洗剤供給口2dを介して、泡沫貯留空間2bに連通する。
第2電磁弁4cによって洗剤供給管4bの内部の流路が開かれると、洗剤が、タンク4aから泡沫貯留空間2bへ供給される。泡沫貯留空間2bへ供給された洗剤は、例えば、自重によって、洗剤水貯留空間2aへ供給される。このように、洗剤水貯留空間2aには、水と洗剤とが供給される。洗剤水貯留空間2aに供給された水と洗剤とは、混ざり合って洗剤水となる。
本実施の形態において洗剤水は、給水部3の第1電磁弁3b及び洗剤供給部4の第2電磁弁4cが制御されることによって、泡沫貯留部2の内部の洗剤水貯留空間2aに自動的に供給される。本実施の形態における給水部3及び洗剤供給部4は、泡沫貯留部2に洗剤水を供給する洗剤水供給手段の一例である。
洗剤水供給手段の構成は、上述した給水部3及び洗剤供給部4の構成に限られない。洗剤供給口2dは、例えば、泡沫貯留部2の下部等に形成されてもよい。洗剤供給管4bの内部の流路は、例えば、泡沫貯留空間2bではなく洗剤水貯留空間2aに連通してもよい。また、洗浄装置1aは、例えば洗剤供給部4を有していなくてもよい。例えば泡沫貯留部2は、手動で開閉自在に形成されてもよい。泡沫貯留部2には、使用者によって手動で洗剤が供給されてもよい。
本実施の形態の気泡供給部5は、泡沫を生成するための気泡を供給する気泡供給手段の一例である。気泡供給部5は、泡沫貯留部2に接続される。気泡供給部5は、例えば、気泡発生器5a、ポンプ5b及び循環部5cを有する。気泡発生器5aは、液中に気泡を発生させる装置である。ポンプ5bは、液体を流す装置である。循環部5cは、内部に流路を有する部位である。
本実施の形態において、泡沫貯留部2の下部には、第1開口2e及び第2開口2fが形成される。第1開口2e及び第2開口2fは、洗剤水貯留空間2aに通じる開口である。第1開口2e及び第2開口2fの一方は、一例として、他方よりも上方にある。例えば、第1開口2eは、第2開口2fよりも上方に形成される。例えば、第1開口2eの中心は、第2開口2fの中心よりも上方にある。例えば、第1開口2eの下端は、第2開口2fの上端よりも上方にある。なお、第1開口2eと第2開口2fとの配置は、本例に限定されない。例えば、第1開口2eは、第2開口2fよりも下方に形成されてもよい。また、第1開口2eの上下方向位置と第2開口2fの上下方向位置とは、同じであってもよい。
循環部5cの一端は、第1開口2eに接続される。循環部5cの内部の流路は、第1開口2eを介して、洗剤水貯留空間2aに連通する。また、循環部5cの他端は、第2開口2fに接続される。循環部5cの内部の流路は、第2開口2fを介して洗剤水貯留空間2aに連通する。
気泡発生器5a及びポンプ5bは、循環部5cの途中に設けられる。例えば、気泡発生器5aは、第2開口2fとポンプ5bとの間に配置される。ポンプ5bは、第1開口2eと気泡発生器5aとの間に配置される。
洗剤水貯留空間2aに貯められた洗剤水は、ポンプ5bが動作することによって、循環部5cの内部の流路を循環する。例えば、洗剤水貯留空間2aに貯められた洗剤水は、ポンプ5bが動作すると、第1開口2eから循環部5cの内部の流路へと流れ込む。第1開口2eから循環部5cの内部の流路へと流れ込んだ洗剤水は、ポンプ5b及び気泡発生器5aを通過する。気泡発生器5aを通過した洗剤水は、第2開口2fから洗剤水貯留空間2aへ戻される。本実施の形態における第2開口2fは、泡沫を生成するための気泡を泡沫貯留部2に供給するための気泡供給口の一例である。
本実施の形態では、循環部5cの内部の流路には、第1開口2eから第2開口2fへ向かう流路が形成される。本実施の形態において気泡発生器5aは、一例として、ポンプ5bよりも下流に配置される。
気泡発生器5aは、循環部5cの内部の流路を流れる洗剤水に気体を導入することで、この洗剤水の中に気泡を発生させる。気泡発生器5aは、例えば、洗浄装置1aの外部から空気を取り込む。気泡発生器5aは、取り込んだ空気を、循環部5cの内部の流路を流れる洗剤水に導入する。これにより、洗剤水の中に気泡が発生する。気泡を含む洗剤水は、上述したように、洗剤水貯留空間2aへ戻される。このようにして、気泡供給部5は、泡沫を生成するための気泡を泡沫貯留部2の内部の洗剤水貯留空間2aへ供給する。
気泡発生器5aは、気泡を発生させる構造の一例として、以下のようなエジェクタを有している。気泡発生器5aのエジェクタは、液体が流れる流路が徐々に縮径する縮径部を有する。縮径部には吸気口が形成される。縮径部に液体が流れると、当該縮径部内の圧力が負圧になる。これにより、外部から縮径部に気体が自然吸気される。縮径部には、例えば、当該縮径部を流れる液体の流れに対して鉛直な方向から気体が吸気される。エジェクタを有する気泡発生器5aは、外部から自然吸気した気体を液体に対して供給することで、当該液体の中に気泡を発生させる。
エジェクタを有する気泡発生器5aまたは循環部5cには、当該エジェクタよりも上流となる位置に、固定翼が設けられていることが好ましい。固定翼は、エジェクタ内を流れる液体を旋回させるものである。エジェクタの上流に固定翼が設けられた場合、より微細かつより多数の気泡が発生させられる。
なお、気泡発生器5aが気泡を発生させる構造は、上記のエジェクタに限られない。気泡発生器5aは、例えば、循環部5cの内部の流路を流れる洗剤水に気体を強制的に供給するエアポンプを有しても良い。気泡発生器5aは、気泡を発生させる構造として、液体に気体を放出する多孔質体を有してもよい。気泡発生器5aは、気泡を発生させる構造として、液体に超音波を照射する装置を有してもよい。気泡発生器5aは、液体をモータ等によって撹拌することで気泡を発生させる装置を有してもよい。また、泡沫を生成するための気泡を供給する気泡供給手段は、本実施の形態の気泡供給部5に限定されない。例えば、気泡供給手段の一例として、エジェクタ、気体を液体に放出する多孔質体、液体に超音波を照射する装置及び液体を撹拌する装置等が泡沫貯留部2内に設けられていてもよい。泡沫を生成するための気泡を泡沫貯留部2に供給するための気泡供給口は、例えば、泡沫貯留部2内に設けられていてもよい。
図2は、実施の形態1の泡沫が生成される様子を模式的に示す図である。気泡供給部5によって洗剤水貯留空間2aへ供給された気泡は、図2に示すように、洗剤水貯留空間2aに貯留された洗剤水の液面100上へ浮上する。また、浮上する気泡と共に、当該気泡の周囲の洗剤水も上昇する。これにより、洗剤水貯留空間2aには、上向きの流れが発生する。
洗剤水と共に浮上した多数の気泡は、気液界面である液面100の上に集まる。多数の気泡が集まることによって、液面100の上に泡沫が生成される。泡沫が生成され始めると、泡沫は、液面100の上に隆起する。生成された泡沫は、洗剤水の液面100の上に溜まっていく。生成された泡沫は、洗剤水貯留空間2aの上方の泡沫貯留空間2bに溜まっていく。
このようにして泡沫を生成する動作を、以下では、「泡沫生成動作」と称する。泡沫生成動作が継続されることで、液面100の上で泡沫が成長を続ける。泡沫生成動作が継続されると、やがて、泡沫貯留空間2bに泡沫が充満する。
本実施の形態の吐出部6は、泡沫貯留空間2bに貯留された泡沫を搬送して吐出するものである。吐出部6は、例えばノズル状に形成される。吐出部6は、例えば、搬送部6aを有する。また、吐出部6には、泡沫を吐出するための開口である吐出口6bが形成される。本実施の形態の搬送部6aは、泡沫を吐出口6bへ搬送するものである。
本実施の形態において、泡沫貯留部2の上部には、泡沫排出口2gが形成される。泡沫排出口2gは、泡沫貯留空間2bに通じる開口である。泡沫排出口2gは、例えば、第1開口2e及び第2開口2fよりも上方にある。例えば、泡沫排出口2gの中心は、第1開口2eの中心よりも上方にある。例えば泡沫排出口2gの下端は、第1開口2eの上端よりも上方にある。
搬送部6aの一端は、上記の泡沫排出口2gに接続される。搬送部6aの他端は、吐出口6bに接続される。搬送部6aは、泡沫貯留空間2bと吐出口6bとを繋ぐものである。本実施の形態において、搬送部6aの内部には、泡沫が流れる流路が形成される。搬送部6a内の流路は、吐出口に連通する。また、搬送部6a内の流路は、泡沫排出口2gを介して、泡沫貯留空間2bに連通する。吐出口6bは、搬送部6a内の流路及び泡沫排出口2gを介して、泡沫貯留空間2bに連通する。
泡沫貯留空間2bに泡沫が充満した状態で上述した泡沫生成動作が継続されると、泡沫貯留空間2b内の泡沫は、泡沫排出口2g及び搬送部6a内の流路を通って吐出口6bへ送られる。吐出口6bへ送られた泡沫は、洗浄装置1aの外部へ吐出される。
使用者は、吐出口6bの下の対象物を配置することで、吐出口6bから吐出された泡沫を当該対象物へ供給することができる。対象物に付着している汚れは、泡沫に含まれる洗浄成分によって除去される。また、対象物の上部に付着した泡沫は、重力により、当該対象物の下部へ移動する。対象物の表面を泡沫が移動することで、当該対象物の表面の汚れに対してずり応力、すなわちせん断応力が作用する。これにより、少ない量の泡沫でも、対象物に付着した汚れをより効率良く落とすことが可能となる。
洗浄装置1aの使い勝手を良好とするためには、泡沫生成動作の開始から、吐出口6bから泡沫が吐出されるまでの時間がなるべく短いことが望ましい。気泡供給部5による時間当たりの気泡の供給量を増やすことで、泡沫の生成速度が高くなり、当該時間を短縮できる。
本実施の形態の吐出口6bは、泡沫を形成する泡が潰れることなく、且つ泡沫が円滑に出られるような大きさの孔によって構成される。当該孔は、例えば、直径10mm以上の穴でもよい。また、吐出部6には、一つまたは複数の吐出口6bが形成されてもよい。また、一例として、吐出口6bは、泡沫貯留部2の下端から、例えば、50mm以上上方にあってもよい。
泡沫排出口2gは、一例として、図1に示すように、泡沫貯留空間2bを側方から囲う壁面に形成される。泡沫排出口2gは、例えば泡沫貯留空間2bを上方から囲う壁面等に形成されてもよい。また、一例として、搬送部6a及び搬送部6a内の流路は、図1に示すように、水平方向へ伸びている。搬送部6a及び搬送部6a内の流路は、例えば鉛直方向に伸びてもよい。吐出部6の吐出口6bは、例えば、泡沫貯留部2の上端よりも上方にあってもよい。また、搬送部6a及び搬送部6a内の流路が伸びる方向は、水平方向及び鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
また、吐出部6は、泡沫貯留部2に対して、移動可能でもよい。例えば、吐出部6の搬送部6aは、泡沫貯留部2に対して、回転移動可能でもよい。搬送部6aは、硬質の材料で形成されてもよい。また、搬送部6aは、ホースまたは蛇腹管のように、曲げることのできる部材であってもよい。搬送部6aは、伸縮可能な構造を有していてもよい。搬送部6aを曲げることができるようにしたり、搬送部6aを伸縮可能にしたりすることで、使用者は、吐出口6bを対象物の近くに移動できる。これにより、洗浄装置1aの使い勝手がより向上する。
また、搬送部6a内の流路の断面積は、泡沫を形成する泡が潰れることなく、かつ泡沫が円滑に移動できる限りにおいて、なるべく小さいことが望ましい。搬送部6a内の流路が小さくなることで、搬送部6a内の流路全体の容積が小さくなる。これにより、泡沫生成動作の開始から、吐出口6bから泡沫が吐出されるまでの時間が短縮される。
本実施の形態の排水部7は、洗剤水貯留空間2aに貯留された洗剤水を排出するためのものである。排水部7は、例えば、図1に示すように、排水管7a及び第3電磁弁7bを有する。排水管7aの内部には、流路が形成される。第3電磁弁7bは、排水管7aに取り付けられる。第3電磁弁7bは、排水管7a内の流路を開閉する装置である。
排水管7aの一端は、洗浄装置1aの外部へ通じている。また、本実施の形態の排水管7aの他端は、出入口2cと第1電磁弁3bとの間で、給水管3aに接続される。実施の形態の排水部7は、給水管3aを介して、泡沫貯留部2に接続される。排水管7a内の流路は、給水管3a内の流路及び出入口2cを介して、洗剤水貯留空間2aに連通する。
第3電磁弁7bによって排水管7a内の流路が開かれると、洗剤水貯留空間2a内の洗剤水が、出入口2c及び給水管3a内の流路を介して、排水管7a内の流路へ送られる。排水管7a内の流路へ送られた洗剤水は、洗浄装置1aの外部へ排出される。
本実施の形態では、図1に示すように、合流した給水管3aと排水管7aとが泡沫貯留部2の底部に接続されている。洗浄装置1aの構成は、このような構成に代えて、給水管3aと排水管7aとが別々に泡沫貯留部2に接続される構成であってもよい。
また洗浄装置1aは、例えば、制御装置8及び操作部9を備える。制御装置8は、洗浄装置1aの動作を制御するための制御手段の一例である。操作部9は、例えば、使用者が操作するボタン、スイッチ等を有する。
図3は、実施の形態1の洗浄装置1aのブロック図である。制御装置8は、操作部9に接続される。また、制御装置8は、例えば、第1電磁弁3b、第2電磁弁4c、第3電磁弁7b及びポンプ5bに接続される。制御装置8は、使用によって操作部9が操作されると、この操作に応じて動作する。制御装置8は、第1電磁弁3b、第2電磁弁4c、第3電磁弁7b及びポンプ5bを制御する。また、制御装置8は、例えば、後述する水位センサ10に接続されてもよい。
図4は、実施の形態1の洗浄装置1aが備える制御装置8の構成の例を示す図である。制御手段の一例である制御装置8の機能は、例えば、図4に示すように、処理回路により実現される。処理回路は、専用ハードウェア8aであってもよい。処理回路は、プロセッサ8bおよびメモリ8cを備えていてもよい。処理回路は、一部が専用ハードウェア8aとして形成され、更にプロセッサ8bおよびメモリ8cを備えていてもよい。図4は、処理回路が、その一部が専用ハードウェア8aとして形成され、更にプロセッサ8bおよびメモリ8cを備えている場合の例を示している。
一部が少なくとも1つの専用ハードウェア8aである処理回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
処理回路が少なくとも1つのプロセッサ8bおよび少なくとも1つのメモリ8cを備える場合、制御装置8の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ8cに格納される。プロセッサ8bは、メモリ8cに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。
プロセッサ8bは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリ8cには、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROMおよびEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD等が該当する。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、制御装置8の機能を実現することができる。
一例として、本実施の形態の洗浄装置1aの動作は、単一の制御装置8により制御される。洗浄装置1aの動作は、例えば、複数の連携した装置によって制御されてもよい。洗浄装置1aは、制御手段である複数の装置を備えていてもよい。洗浄装置1aは、制御手段の機能を実現するための処理回路を複数備えていてもよい。
次に、本実施の形態の洗浄装置1aのより具体的な動作について説明する。図5は、実施の形態1の洗浄装置1aの動作を示すフローチャートである。洗浄装置1aの動作は、例えば、使用者によって操作部9が操作されることによって開始する。
洗浄装置1aの動作が開始する時点で、泡沫貯留部2の内部は空である。また、この時点で、第2電磁弁4cは、洗剤供給管4bの内部の流路を閉じている。さらに、この時点で、第3電磁弁7bは、排水管7a内の流路を閉じている。
まず、制御装置8は、第1電磁弁3bに、給水管3a内の流路を開かせる。これにより、水源から泡沫貯留部2への給水が開始する(ステップS1)。ステップS1で水源から泡沫貯留部2への給水が開始すると、泡沫貯留部2内へ水が貯められていき、泡沫貯留部2内の水位が上昇していく。
ステップS1が実施されてから一定の時間が経過した後、制御装置8は、第1電磁弁3bに、給水管3a内の流路を閉じさせる。これにより、水源から泡沫貯留部2への給水が停止する(ステップS2)。
ステップS1及びステップS2において制御装置8は、泡沫貯留部2内の水位が予め設定された適正水位になるように第1電磁弁3bを制御する。制御装置8は、例えば、予め記憶されたプログラム等に基づいて、第1電磁弁3bを制御する。
ステップS2で泡沫貯留部2への給水が停止した後、制御装置8は、第2電磁弁4cに、洗剤供給管4bの内部の流路を開かせる。これにより、泡沫貯留部2へ洗剤が供給される(ステップS3)。ステップS3が実施されてから一定の時間が経過した後、制御装置8は、第2電磁弁4cに、洗剤供給管4b内の流路を閉じさせる。これにより、泡沫貯留部2への洗剤の供給が停止する(ステップS4)。泡沫貯留部2の洗剤水貯留空間2aには、水と洗剤との混合物である洗剤水が貯められる。
ステップS3及びステップS4において制御装置8は、予め設定された適正な量の洗剤が泡沫貯留部2へ供給されるように第2電磁弁4cを制御する。制御装置8は、例えば、予め記憶されたプログラム等に基づいて、第2電磁弁4cを制御する。
本実施の形態では、上述したように、泡沫貯留部2への給水が行われた後に、泡沫貯留部2へ洗剤が供給される。泡沫貯留部2への洗剤の供給は、例えば、泡沫貯留部2への給水が行われる前に行われてもよい。すなわち、ステップS3及びステップS4が実施された後に、ステップS1及びステップS2が実施されてもよい。また、ステップS1とステップS3とは、同時に実施されてもよい。ステップS2とステップS4とは、同時に実施されたステップS1とステップS3とのあとで実施されてもよい。
ステップS1からステップS4において制御装置8は、泡沫貯留部2内の洗剤水の液面100が、予め設定された規定水位に達するように、第1電磁弁3b及び第2電磁弁4cを制御する。この規定水位は、例えば、第1開口2eと泡沫排出口2gとの間の高さとして設定される。すなわち、規定水位は、第2開口2fと泡沫排出口2gとの間の高さとして設定される。規定水位は、例えば、第1開口2eの中心よりも高く、且つ泡沫排出口2gよりも低い位置に設定される。また、規定水位は、例えば、第1開口2eの上端よりも高く、且つ泡沫排出口2gの下端よりも低い位置に設定されてもよい。また、洗剤水の規定水位は、当該規定水位と泡沫排出口2gの高さとの差が、当該規定水位と第1開口2eの高さとの差以下になるように設定される。
換言すると、本実施の形態のステップS1からステップS4によって泡沫貯留部2の内部で規定水位に達した洗剤水の液面100は、第1開口2eと泡沫排出口2gとの間にある。すなわち、当該液面100は、第2開口2fと泡沫排出口2gとの間にある。また、当該液面100から泡沫排出口2gまでの上下方向距離は、当該液面100から第1開口2eまでの上下方向距離以下となる。すなわち、当該液面100は、第1開口2eよりも泡沫排出口2gに近い。また、当該液面100は、第2開口2fよりも泡沫排出口2gに近い。
制御装置8は、ステップS1からステップS4で洗剤水の液面100が上記の規定水位に達した後、ポンプ5bの運転を開始させる(ステップS5)。ポンプ5bの運転が開始すると、循環部5c内の流路に洗剤水が循環する。また、気泡発生器5aによって、循環部5c内を流れる洗剤水の中に気泡が発生する。気泡発生器5aとポンプ5bとの動作によって、上述した泡沫生成動作が行われる。
泡沫生成動作が継続されると、やがて、泡沫貯留空間2bに泡沫が充満する。泡沫貯留空間2bに泡沫が充満した状態で泡沫生成動作がさらに継続されると、吐出口6bから泡沫が吐出される。使用者は、吐出口6bから吐出された泡沫によって、対象物の洗浄を行う。
使用者は、対象物の洗浄が完了した時点で、例えば操作部9を操作する。この操作が行われると、制御装置8は、ポンプ5bの運転を停止させる(ステップS6)。これにより、泡沫生成動作が終了する。なお、ステップS6は、使用者による操作部9の操作に依らず、例えば、ステップS5が開始してから一定時間後に自動で実施されてもよい。
制御装置8は、ステップS6でポンプ5bを停止させた後、第3電磁弁7bに、排水管7a内の流路を開かせる。これにより、泡沫貯留部2内の洗剤水貯留空間2aに残された洗剤水が、洗浄装置1aの外部へ排出される(ステップS7)。
本実施の形態において、制御手段の一例である制御装置8は、液面100が予め設定された規定水位に達するように、洗剤水供給手段の一例である給水部3及び洗剤供給部4を制御する。規定水位は、上述したように設定される。規定水位に達した液面100は、第1開口2eと泡沫排出口2gとの間にある。当該液面100は、第2開口2fと泡沫排出口2gとの間にある。また、当該液面100は、第1開口2eよりも泡沫排出口2gに近い。また、当該液面100は、第2開口2fよりも泡沫排出口2gに近い。これにより、泡沫生成動作によって液面100の上に生成される泡沫は、速やかに泡沫排出口2gから吐出部6へ送られる。本実施の形態であれば、生成直後の泡沫が、吐出部6へ送られる。本実施の形態の洗浄装置1aは、生成直後の洗浄力が高い泡沫を吐出口6bから安定的に吐出することができる。
本実施の形態であれば、泡沫貯留部2内の洗剤水を気泡供給部5の循環部5cに循環させることで泡沫を生成できる。このため、比較的少ない量の洗剤水から泡沫を効率良く生成できる。本実施の形態であれば、泡沫貯留部2の容積をより小さくすることができる。これにより、泡沫生成動作の開始から、吐出口6bから泡沫が吐出されるまでの時間がより短縮される。このため、洗浄装置1aは、洗浄力が高い泡沫を吐出口6bから安定的に吐出することができる。また、本実施の形態であれば、対象物を洗浄するために必要な洗剤水の使用量を削減することができる。
使用者によって洗浄装置1aが使用される際、例えば使用者の手または洗浄物等がこの洗浄装置1aに触れることで、洗剤水の液面100が揺れる場合がある。また、洗剤水の液面100は、例えば、ポンプ5bによって第2開口2fから洗剤水貯留空間2aへ向かって生じる水流によって揺れる場合がある。洗剤水の液面100は、例えば、気泡と泡沫貯留部2の内面とがぶつかることによって生じる水流によっても、揺れる場合がある。規定水位は、例えば液面100が揺れた場合においても、当該揺れた液面100が第1開口2eと泡沫排出口2gとの間に維持されるように設定されてもよい。これにより、例えばポンプ5bが動作した場合においても、液面100は第1開口2eと泡沫排出口2gとの間に維持される。また、規定水位は、液面100が揺れた場合においても、当該揺れた液面100から泡沫排出口2gまでの上下方向距離が当該揺れた液面100から第1開口2eまでの上下方向距離以下となるように設定されてもよい。これにより、洗浄力が高い泡沫がより安定的に吐出口6bから吐出される。また、洗浄装置1aは、例えば、液面100が揺れた場合においても、当該揺れた液面100を第1開口2eと泡沫排出口2gとの間に維持させる構造等を有していてもよい。
また、洗浄装置1aは、泡沫貯留部2内の洗剤水の水位を検知する検知手段の一例として、水位センサ10等を備えていてもよい。制御装置8は、例えば水位センサ10の検知結果に基づいて、液面100が予め設定された規定水位に達するように給水部3及び洗剤供給部4を制御してもよい。
また、制御装置8は、例えば、水位センサ10によって検知される水位が予め設定された規定水位に維持され続けるように、給水部3及び洗剤供給部4を制御してもよい。例えば制御装置8は、泡沫生成動作が行われている間も、給水部3及び洗剤供給部4に洗剤水を泡沫貯留部2へ供給させ続けてもよい。このように、洗浄装置1aは、泡沫生成動作が行われている間、水位センサ10によって検知される水位が予め設定された規定水位に維持され続けるように構成されてもよい。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2については、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明する。実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図6は、実施の形態2の洗浄装置1bの構成の概略を示す図である。本実施の形態の洗浄装置1bの基本的な構成は、実施の形態1の洗浄装置1aと同様である。洗浄装置1bは、図6に示すように、洗浄装置1aの構成に加えて、水供給部20をさらに備える。水供給部20は、泡沫貯留空間2bに貯留された泡沫へ水を供給するものである。
水供給部20は、例えば、ミスト噴射部20aと加圧ポンプ20bとを備える。ミスト噴射部20aは、小さな径の孔が複数形成されたノズルを有している。ミスト噴射部20aは、泡沫貯留部2の上面部分に取り付けられる。ミスト噴射部20aは、泡沫貯留空間2bの上方に位置する。加圧ポンプ20bは、ミスト噴射部20aにミストを噴射させるためのものである。加圧ポンプ20bは、例えば水道またはタンク等の水源とミスト噴射部20aとの間に設けられる。加圧ポンプ20bは、ミスト噴射部20a及び水源に接続されている。
加圧ポンプ20bは、水源から供給される水を加圧する。加圧ポンプ20bによって加圧された水は、ミスト噴射部20aのノズルから押し出される。これにより、泡沫貯留空間に向けてミストが噴射される。本実施の形態2であれば、泡沫貯留空間2b内の泡沫に対して、ミストを噴射することができる。すなわち、泡沫貯留空間2b内の泡沫に対して、水を供給することが可能である。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。例えば、経時とともに液膜が薄くなった泡沫に対して水が供給されることで、当該液膜を再び厚くすることができる。すなわち、一度洗浄力が低下した泡沫の洗浄力を、再び回復させることができる。本実施の形態の洗浄装置1bは、使用者によって断続的に使用される場合でも、洗浄力が高い泡沫を安定的に吐出することができる。また、水がミストとして泡沫に供給されることにより、当該泡沫を形成する泡が破裂してしまうことが防止される。
水供給部20の構成は、上記した例に限られない。例えば、水供給部20は、ミスト噴射部20a及び加圧ポンプ20bの代わりに、吸水体を有してもよい。この吸水体は、例えば、泡沫貯留部2の内壁に取り付けられる。また吸水体は、少なくとも一部が泡沫貯留空間2bに配置されている。吸水体は、洗剤水貯留空間2aに貯留された洗剤水から水分を吸収して保持する。水分保持した吸水体は、泡沫に接触することで、当該泡沫に水を供給する。
実施の形態3.
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3については、上述した各実施の形態との相違点を中心に説明する。各実施の形態と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図7は、実施の形態3の洗浄装置1cの構成の概略を示す図である。本実施の形態の洗浄装置1cの基本的な構成は、実施の形態1の洗浄装置1aと同様である。本実施の形態の洗浄装置1cは、実施の形態1における吐出部6の代わりに吐出部30を備える。吐出部30は、吐出部6における搬送部6aの代わりに搬送部30aを有する。また、吐出部30には、吐出部6と同様に吐出口30bが形成されている。
搬送部30aは、図7に示すように、泡沫排出口2gから吐出口30bへ向けて下方に傾斜する。搬送部30a内に形成された流路は、泡沫排出口2gから吐出口30bへ向けて下方に傾斜する。この下方に傾斜する流路を、搬送流路と称する。本実施の形態であれば、搬送流路内を泡沫が移動している際に、当該泡沫を形成する液膜が重力によって薄くなることが、抑制される。
実施の形態4.
次に、実施の形態4について説明する。実施の形態4については、上述した各実施の形態との相違点を中心に説明する。各実施の形態と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図8は、実施の形態4の洗浄装置1dの構成の概略を示す図である。図8に示すように、洗浄装置1dは、実施の形態1の構成に加えて、二次泡沫貯留部40a、継手管40b、継手管40c、電磁弁40d及び電磁弁40eを有する。
継手管40bは、泡沫貯留部2の泡沫排出口2gと二次泡沫貯留部40aとを繋ぐ。また、継手管40cは、二次泡沫貯留部40aと吐出部6とを繋ぐ。電磁弁40dは、継手管40bに設けられ、継手管40b内の流路を開閉する。電磁弁40eは、継手管40cに設けられ、継手管40c内の流路を開閉する。
継手管40bによって泡沫貯留部2に接続された二次泡沫貯留部40aは、泡沫貯留部2に対し、水平方向に平行な軸を中心に回転可能に形成される。継手管40cによって吐出部6に接続された二次泡沫貯留部40aは、吐出部6に対し、水平方向に平行な軸を中心に回転可能に形成される。すなわち二次泡沫貯留部40aは、泡沫貯留部2及び吐出部6に対し、独立して回転できる。なお二次泡沫貯留部40aと吐出部6とは、例えば一体として動くように形成されてもよい。
本実施の形態において、泡沫貯留空間2b内の泡沫は、泡沫排出口2g及び継手管40bを介して二次泡沫貯留部40aに貯められる。本実施の形態において制御装置8は、泡沫が貯められた二次泡沫貯留部40aを、電磁弁40d及び電磁弁40eが閉じられた状態で回転させることができる。なお二次泡沫貯留部40aは、使用者が手動で回転させてもよい。
二次泡沫貯留部40aが回転することによって、当該二次泡沫貯留部40a内の泡沫の液膜が重力によって薄くなることが防止される。二次泡沫貯留部40a内において、例えば、液膜を形成する液体は、重力によって一度下方に流れても、二次泡沫貯留部40aが回転することで再び元の液膜に吸収される。二次泡沫貯留部40aの回転が停止した状態で電磁弁40d及び電磁弁40eが開くことによって、洗浄力が回復した泡沫が吐出部6へ送られる。本実施の形態の洗浄装置1dは、回転可能な二次泡沫貯留部40aに一時的に泡沫を貯留することで、洗浄力の高い泡沫を断続的に吐出することができる。
実施の形態5.
次に、実施の形態5について説明する。実施の形態5については、上述した各実施の形態との相違点を中心に説明する。各実施の形態と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図9は、実施の形態5の洗浄装置1eの構成の概略を示す図である。本実施の形態の泡沫貯留部2には、出入口2cの代わりに出入口2hが形成される。出入口2hは、例えば、泡沫貯留部2の側面部分に開口している。本実施の形態において泡沫貯留部2の出入口2hには、継手管50の一端が接続される。継手管50の他端は、給水管3aに接続される。
図9に示すように、本実施の形態において、泡沫貯留部2は、継手管50によって給水管3aに接続されている。本実施の形態の泡沫貯留部2は、洗浄装置1a外部の水源に対して、水平方向に平行な軸を中心に回転可能に形成される。また、泡沫貯留部2の内部には、回転している泡沫貯留部2の内部で洗剤水と泡沫とが混合することを防止する図示しない仕切りが収納されている。この仕切りは、可動式の装置である。仕切りは、例えば、泡沫貯留空間2bが洗剤水貯留空間2aの鉛直上方以外に位置する場合に、当該泡沫貯留空間2bと当該洗剤水貯留空間2aとを仕切る。本実施の形態であれば、実施の形態4と同様に、泡沫貯留部2内の泡沫の液膜が一度薄くなっても、泡沫貯留部2が回転することによって、当該液膜が再び回復する。本実施の形態の洗浄装置1eは、洗浄力の高い泡沫を断続的に吐出することができる。
実施の形態6.
次に、実施の形態6について説明する。実施の形態6については、上述した各実施の形態との相違点を中心に説明する。各実施の形態と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図10は、実施の形態6の洗浄装置1fの構成の概略を示す図である。例えば、洗剤供給口2dは、泡沫貯留部2の側面上端に形成される。泡沫排出口2gは、例えば、泡沫貯留部2の側面上端に形成される。泡沫貯留部2の上面2iは、図10に示すように、洗剤供給口2dから泡沫排出口2gにかけてなめらかに形成される。これにより、泡沫生成空間12bに含まれる角状の空間が少なくなる。また、泡沫貯留部2は、球状または三角錐上に形成されてもよい。このように、泡沫貯留部2の上面2iによって形成される角部が3つ以下の場合、例えば直方体上の泡沫貯留部2の上面2iによって角部が4つ以上形成される場合よりも、泡沫貯留空間2bに泡沫が残留しにくくなる。本実施の形態であれば、洗浄力の低い泡沫が泡沫貯留部2の内部に残留し続けることが防止される。
1a 洗浄装置、 1b 洗浄装置、 1c 洗浄装置、 1d 洗浄装置、 1e 洗浄装置、 1f 洗浄装置、 2 泡沫貯留部、 2a 洗剤水貯留空間、 2b 泡沫貯留空間、 2c 出入口、 2d 洗剤供給口、 2e 第1開口、 2f 第2開口、 2g 泡沫排出口、 2h 出入口、 2i 上面、 3 給水部、 3a 給水管、 3b 第1電磁弁、 4 洗剤供給部、 4a タンク、 4b 洗剤供給管、 4c 第2電磁弁、 5 気泡供給部、 5a 気泡発生器、 5b ポンプ、 5c 循環部、 6 吐出部、 6a 搬送部、 6b 吐出口、 7 排水部、 7a 排水管、 7b 第3電磁弁、 8 制御装置、 8a 専用ハードウェア、 8b プロセッサ、 8c メモリ、 9 操作部、 10 水位センサ、 20 水供給部、 20a ミスト噴射部、 20b 加圧ポンプ、 30 吐出部、 30a 搬送部、 30b 吐出口、 40a 二次泡沫貯留部、 40b 継手管、 40c 継手管、 40d 電磁弁、 40e 電磁弁、 50 継手管、 60 仕切り、100 液面

Claims (10)

  1. 洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、
    泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から前記泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、
    前記泡沫貯留部に貯留された泡沫を前記泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、
    前記泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と、
    前記泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように前記洗剤水供給手段を制御する制御手段と、
    前記泡沫貯留部に貯留された泡沫に対して、水を供給する水供給部と、
    を備え、
    前記泡沫排出口は、前記気泡供給口よりも上方にあり、
    前記洗剤水供給手段によって前記規定水位に達した洗剤水の液面は、前記気泡供給口と前記泡沫排出口との間にあり、前記気泡供給口よりも前記泡沫排出口に近い洗浄装置。
  2. 前記水供給部は、前記泡沫貯留部に貯留された泡沫に対してミストを噴射する請求項に記載の洗浄装置。
  3. 前記泡沫貯留部の内部には、洗剤水が貯留される洗剤水貯留空間と泡沫が貯留される泡沫貯留空間とが形成され、
    前記水供給部は、前記洗剤水貯留空間に貯留された洗剤水から水分を吸収して保持する吸水体を有し、
    前記吸水体は、少なくとも一部が前記泡沫貯留空間に配置されている請求項に記載の洗浄装置。
  4. 洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、
    泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から前記泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、
    前記泡沫貯留部に貯留された泡沫を前記泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、
    前記泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と、
    前記泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように前記洗剤水供給手段を制御する制御手段と、
    前記泡沫貯留部に形成された前記泡沫排出口と前記吐出部との間に設けられた二次泡沫貯留部と、
    備え、
    前記泡沫排出口は、前記気泡供給口よりも上方にあり、
    前記洗剤水供給手段によって前記規定水位に達した洗剤水の液面は、前記気泡供給口と前記泡沫排出口との間にあり、前記気泡供給口よりも前記泡沫排出口に近く、
    前記二次泡沫貯留部は、前記泡沫排出口から送られた泡沫を貯留可能であり、前記泡沫貯留部に対して水平方向に平行な軸を中心に回転可能であ洗浄装置。
  5. 洗剤水と当該洗剤水の液面の上に生成される泡沫とを貯留可能な泡沫貯留部と、
    泡沫を生成するための気泡を気泡供給口から前記泡沫貯留部に供給する気泡供給手段と、
    前記泡沫貯留部に貯留された泡沫を前記泡沫貯留部に形成された泡沫排出口から搬送して当該泡沫を吐出する吐出部と、
    前記泡沫貯留部に洗剤水を供給する洗剤水供給手段と、
    前記泡沫貯留部の中の洗剤水の液面が予め設定された規定水位に達するように前記洗剤水供給手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記泡沫排出口は、前記気泡供給口よりも上方にあり、
    前記洗剤水供給手段によって前記規定水位に達した洗剤水の液面は、前記気泡供給口と前記泡沫排出口との間にあり、前記気泡供給口よりも前記泡沫排出口に近く、
    前記泡沫貯留部は、前記泡沫貯留部に水を供給する水源に対して、水平方向に平行な軸を中心に回転可能であり、
    前記泡沫貯留部の内部には、回転している前記泡沫貯留部の内部で洗剤水と泡沫とが混合することを防止する仕切りが設けられている洗浄装置。
  6. 前記気泡供給手段は、気泡を発生させる構造として、エジェクタ、気体を液体に放出する多孔質体、液体に超音波を照射する装置及び液体を撹拌する装置のうち少なくとも一つを有する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の洗浄装置。
  7. 前記気泡供給手段は、
    前記泡沫貯留部に形成された開口と前記気泡供給口とを介して前記泡沫貯留部に接続される循環部と、
    前記泡沫貯留部に貯留された洗剤水を、前記開口から前記循環部へ流して前記気泡供給口から前記泡沫貯留部へ戻すポンプと、
    前記循環部を流れる洗剤水に気泡を発生させる気泡発生器と、
    を有する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の洗浄装置。
  8. 前記洗剤水供給手段によって前記規定水位に達した洗剤水の液面は、前記開口と前記泡沫排出口との間にあり、前記開口よりも前記泡沫排出口に近い請求項に記載の洗浄装置。
  9. 前記吐出部には、泡沫を吐出するための開口である吐出口が形成され、
    前記吐出部の内部には、前記泡沫排出口と前記吐出口とを繋ぐ搬送流路が形成され、
    前記搬送流路は、前記泡沫排出口と前記吐出口に向かって下方に傾斜している請求項1から請求項の何れか1項に記載の洗浄装置。
  10. 前記泡沫貯留部の上面は、3つ以下の角部を形成している請求項1から請求項の何れか1項に記載の洗浄装置。
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