JP6558049B2 - 洗浄装置及びキッチンシンク - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄装置及びキッチンシンクに関する。
油を使った料理に用いた調理器具及び食べ終わった皿の汚れは落ちにくい。従来、これらの汚れは、スポンジ等を用いて手で擦り洗いする必要がある。洗剤を手で扱うことで手が荒れたり、力を入れて擦るために食器を傷つけたりする。また、作業者にとって重労働であり、負担となる。下記特許文献1には、微細気泡を含む洗浄水に洗剤に空気を導入して泡立たせた洗浄液を吐出し、食器の洗浄を行う装置が開示されている。
特許第5032908号公報
微細気泡を含む洗浄水に洗剤を含ませると、比表面積の大きい微細気泡の周囲に洗剤(界面活性剤)が付着することにより、洗剤と微細気泡内の空気との反応による高密度な洗剤泡が生成する。この高密度な洗剤泡は、食器等に付着した汚れを効率良く落とすことができる。しかしながら、高密度な洗剤泡は、消えにくい。高密度な洗剤泡がシンクに多量に溜まると、洗剤泡を消泡する処理に要する負担が大きい。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、シンク内の洗剤泡を容易に処理できる洗浄装置及びキッチンシンクを提供することを目的とする。
本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、貯水部の水を導出する導出部と、導出部から導出された水が流れる循環流路と、循環流路の水を流れさせる循環ポンプと、循環流路を通過した水を貯水部へ導入する導入部と、を備え、気体導入部は、循環流路を流れる水に気体を導入するものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、洗剤泡の生成が続いているときに消泡手段を一時的に作動させるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、貯水部にある洗浄対象物を洗浄する動作が終了した後に消泡手段を作動させるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、貯水部にある洗剤泡の高さを判定する洗剤泡判定手段と、を備え、制御手段は、洗剤泡判定手段の判定結果に基づいて、消泡手段を作動させるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、貯水部にある洗剤泡を検知する洗剤泡検知手段と、を備え、制御手段は、洗剤泡検知手段の検知信号に基づいて、消泡手段を作動させるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、貯水部の上部開口をふさぐことのできる蓋と、を備え、蓋に消泡手段が配置されるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、を備え、消泡手段は、貯水部にある洗剤泡を吸引する吸引口を備えるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、を備え、消泡手段は、洗剤泡格納部と、貯水部にある洗剤泡を洗剤泡格納部へ送る送泡手段と、洗剤泡格納部に格納された洗剤泡を消す消泡部と、を備えるものである。
また、本発明に係る洗浄装置は、シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段と、貯水部にある洗浄対象物の高さを検知する高さ検知手段と、を備え、制御手段は、高さ検知手段により検知された情報に基づいて消泡手段を制御するものである。
本発明に係るキッチンシンクは、上記洗浄装置を備えるものである。
本発明によれば、洗剤及び気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、消泡手段を制御する制御手段とを備えたことで、シンク内の洗剤泡を容易に処理することが可能となる。
本発明の実施の形態1の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態のキッチンシンクが備える制御装置のブロック図である。 制御装置のハードウェア構成図である。 洗剤泡の内部圧力と、消泡装置が照射する超音波の音圧[Pa]との関係を表すグラフである。 洗剤泡の内部圧力と、消泡装置が照射する超音波の振幅[μm]との関係を表すグラフである。 本発明の実施の形態1のキッチンシンクの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1のキッチンシンクの洗浄工程のときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態1のキッチンシンクの洗浄工程のときの状態を示す図である。 本発明の実施の形態2の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態3の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態3の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態4の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態5の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態6の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態7の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態8の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態9の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態10の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態11の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態11の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。 本発明の実施の形態11のキッチンシンクの動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態12の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。本発明における装置、器具、及び部品等の、個数、配置、向き、形状、及び大きさは、原則として、図面に示す個数、配置、向き、形状、及び大きさに限定されない。また、本発明は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含むものである。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の洗浄装置を備えるキッチンシンクを示す構成図である。図1に示すように、本実施の形態1の洗浄装置は、キッチンシンク1に組み込まれている。キッチンシンク1は、水栓2、給水管3、排水口4、貯水部5、消泡装置6、吐出口7、吸入口8、循環流路9、循環ポンプ10、及び気体導入部11を備える。キッチンシンク1は、貯水部5内の洗浄対象物15を洗浄する動作を実行できる。洗浄対象物15は、例えば、食器、調理具等である。
水栓2は、給水管3に接続される。給水管3は、水道等の水源から供給される上水を水栓2に導く。水栓2は、自動で開閉可能な電磁弁を備えても良い。水栓2を開くことで、貯水部5に水を供給できる。排水口4は、貯水部5の底部にある。排水口4の下流側は、下水管(図示せず)に接続される。消泡装置6は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。吐出口7は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。吸入口8は、吐出口7に比べて低い位置に配置されている。本実施の形態では、吸入口8は、貯水部5の底面に配置されている。吸入口8は、貯水部5の側面に配置されても良い。循環流路9は、吸入口8と吐出口7との間を、貯水部5の外で接続する。循環流路9の途中に循環ポンプ10が配置される。循環ポンプ10と吐出口7との間に気体導入部11が配置される。吸入口8と循環ポンプ10との間には、循環流路9を開閉する第一電磁弁12aがある。第三電磁弁12cは、排水口4を開閉する。第三電磁弁12cが排水口4を閉じることで、貯水部5に水を溜めることができる。
循環ポンプ10は、循環流路9に水を流れさせる。循環ポンプ10を動作させることで、貯水部5内の水が吸入口8から循環流路9に引き込まれる。循環流路9を通過した水は、吐出口7から吐出され、貯水部5内に戻る。吸入口8は、貯水部5の水を循環流路9へ導出する導出部の例である。吐出口7は、循環流路9を通過した水を貯水部5へ導入する導入部の例である。
気体導入部11には、吸気通路13が接続される。気体導入部11は、吸気通路13から吸入される気体(空気)を循環流路9内に導入することで、循環流路9を流れる水に気泡を発生させる。本実施の形態における気体導入部11は、エジェクタ構造を有する。気体導入部11は、水の流路を縮径させる縮径部を有する。当該縮径部に発生する負圧により、吸気通路13から気体を自然吸気する。当該縮径部において、水流に対して垂直な方向から、吸気通路13を通って気体が導入される。吸気通路13を開閉する電磁弁(図示省略)を備えても良い。
吸気通路13の途中には、洗剤供給部14が接続されている。第二電磁弁12bは、洗剤供給部14と吸気通路13との間の通路を開閉する。気体導入部11が吸気通路13から気体を吸入するときに、第二電磁弁12bを開くことで、気体と共に洗剤(界面活性剤)を導入することができる。本実施の形態では、洗剤供給部14が気体導入部11を介して洗剤を供給する。これにより、簡単な構成で洗剤を均一に供給できる。本発明では、図示の構成に限らず、洗剤供給部が洗剤を循環流路9または貯水部5に直接供給するように構成しても良い。本発明では、洗剤供給部は、無くても良い。使用者が貯水部5内に洗剤を入れても良い。
詳細な図示を省略するが、本実施の形態における気体導入部11は、エジェクタ構造の上流側の位置に、水流を旋回させる固定翼を有する。気体導入部11は、固定翼により生成された旋回水流により、気泡をせん断して微細化することで、微細気泡を生成する。気体導入部11で生成された微細気泡は、吐出口7から吐出され、貯水部5内に供給される。微細気泡を発生させることで、洗剤と気体との接触面積が増加し、密度が高く、きめ細かい泡を貯水部5内に供給でき、洗浄力が向上する。気体導入部11は、発生時の平均直径が数十μm以下(例えば10μm〜50μm)の微細気泡を生成可能であることが好ましい。
本発明における気体導入部は、エジェクタ構造のものに限定されない。また、気体導入部が吸気する方法は、エジェクタのような自然吸気に限定されない。気体導入部は、エアポンプ(図示省略)を用いて気体を導入しても良い。
本実施の形態では、循環流路9の吸入口8が吐出口7に比べて低い位置にあることで、貯水部5の貯水量が少量であっても、循環流路9に水を循環する運転(以下、「循環運転」とも称する)が可能である。吸入口8が水面下にあれば、吐出口7が水面上にあったとしても、循環運転が可能である。
洗剤を含む洗浄水を循環させる循環運転を行い、気体導入部11で微細気泡を生成する。これにより、高密度な洗剤泡16が生成される。この洗剤泡16は、吐出口7から貯水部5へ吐出され、貯水部5内に蓄積する。洗剤泡16は、洗剤と微細気泡内の空気との反応によるものである。洗剤泡16は、比表面積の大きい微細気泡の周囲に洗剤(界面活性剤)が付着したものである。一般に、上記洗剤泡16は、比表面積の大きい微細気泡に洗剤分子が反応することで、直径50μm以上の気泡に比べて、高密度な洗剤泡16となる。このような洗剤泡16は、洗浄対象物15に付着した汚れに対してより緊密に接触することができ、汚れをより高効率に落とすことができる。このような洗剤泡16は、消えにくい。
消泡装置6は、貯水部5の側面(内壁)に、少なくとも一つ備えられる。消泡装置6は、貯水部5にある洗剤泡16を消す機能を有する。消泡装置6は、消泡手段の例である。本実施の形態における消泡装置6は、超音波素子(超音波振動子)を有する。消泡装置6は、超音波素子が発生した超音波を洗剤泡16へ照射することで洗剤泡16を消す。消泡装置6は、貯水部5内に向けて超音波を照射する。消泡装置6は、水平方向に向けて超音波を照射しても良い。消泡装置6は、超音波を照射する方向を可変とする機構を備えても良い。
図2は、本実施の形態のキッチンシンク1が備える制御装置のブロック図である。キッチンシンク1は、制御装置100を備える。制御装置100は、制御手段の例である。制御装置100は、水栓2、消泡装置6、循環ポンプ10、第一電磁弁12a、第二電磁弁12b、第三電磁弁12c、及び操作部50の各々と電気的に接続される。制御装置100は、消泡装置6、循環ポンプ10、第一電磁弁12a、第二電磁弁12b、及び第三電磁弁12cの動作を制御する。制御装置100は、キッチンシンク1の動作を制御する。操作部50は、使用者が操作するボタン、スイッチ等を有する。制御装置100は、時間判定部101及び洗剤泡判定部102を備える。
図3は、制御装置100のハードウェア構成図である。制御装置100は、プロセッサ1000及びメモリ1001を備える。制御装置100の機能は、プロセッサ1000がメモリ1001に記憶されたプログラムを実行することにより、達成される。制御装置100は、複数のプロセッサを備えても良い。制御装置100は、複数のメモリを備えても良い。複数のプロセッサ及び複数のメモリが連携して、制御装置100の機能を達成しても良い。
図4は、洗剤泡16の内部圧力と、消泡装置6が照射する超音波の音圧[Pa]との関係を表すグラフである。図5は、洗剤泡16の内部圧力と、消泡装置6が照射する超音波の振幅[μm]との関係を表すグラフである。消泡に必要なエネルギーは、泡の内部圧力に比例して大きくなる。消泡装置6の超音波の周波数を変化させることなどにより、消泡装置6が洗剤泡16へ照射する超音波の音圧を図4のグラフのように変化させることで、洗剤泡16の内部圧力に適した消泡が可能になる。または、消泡装置6が洗剤泡16へ照射する振幅を図5のグラフのように変化させることで、洗剤泡16の内部圧力に適した消泡が可能になる。
洗剤泡16の内部圧力は、一般に、下記のYoung−Laplaceの式を用いて推定できる。
ΔP=4σ/d (式1)
ただし、ΔP:気泡周囲の圧力に対する気泡内部圧力、σ:表面張力、d:気泡直径とする。
発生する洗剤泡16の気泡径及び内部圧力の基準値は、設計段階で決められていることが望ましい。当該基準値は、制御装置100のメモリ1001に記憶されていることが望ましい。
図6は、本実施の形態のキッチンシンク1の動作を示すフローチャートである。図7及び図8は、本実施の形態のキッチンシンク1の洗浄工程のときの状態を示す図である。以下、図6から図8を参照して、本実施の形態のキッチンシンク1の動作について説明する。使用者が操作部50の洗浄開始ボタン(図示省略)を押下することで、図6のフローチャートに示すキッチンシンク1の動作が開始する。
キッチンシンク1の動作では、まず、洗浄対象物15が入った貯水部5に洗浄水を溜める(図6のステップS1)。ステップS1では、制御装置100は、第三電磁弁12cを閉じることで排水口4から排水されない状態にするとともに、水栓2を開くことで貯水部5内に給水する。ステップS1では、貯水部5の水位が消泡装置6の位置より低くなるように洗浄水を溜めることが望ましい。次いで、制御装置100は、以下のような洗浄工程を開始する。制御装置100は、まず、循環流路9の第一電磁弁12aを開き、循環ポンプ10を運転し、気体導入部11の吸気通路13から気体を導入する(ステップS2)。これにより、微細気泡が貯水部5内に供給される。続いて、制御装置100は、第二電磁弁12bを開くことで洗剤供給部14から洗剤を供給する(ステップS3)。続いて、制御装置100は、循環ポンプ10を駆動する循環運転を、所定時間、継続する(ステップS4)。制御装置100の時間判定部101が上記所定時間(洗浄時間)を判定する。
上述したステップS2からステップS4の洗浄工程の動作により、図7に示すように、多量の洗剤泡16が貯水部5内に蓄積する。洗浄対象物15の一部が水面より上に出ている場合、水面より上に出た部分の洗浄対象物15は、徐々に洗剤泡16で覆われる。洗剤泡16が増える過程で、水面より上に出た部分の洗浄対象物15の表面を洗剤泡16が移動することで、物理的な作用が働き、当該表面の汚れを効率良く洗浄できる。水中にある部分の洗浄対象物15に対しては、吐出口7から吐出される水流の効果及び微細気泡の効果により、汚れを効率良く洗浄できる。洗浄対象物15から分離した汚れは、水面の近くに浮上する。本実施の形態によれば、上記のようにして洗浄対象物15の汚れを効率良く除去できるので、擦り洗いが不要になるか簡略化でき、作業者の労力を軽減できる。特に、水面より上に出た部分の洗浄対象物15の汚れも効率良く洗浄できるので、貯水部5に溜める水が少量で済み、水使用量を低減できる。
洗浄工程で循環運転が継続する間は、微細気泡と洗剤との反応が継続されることで、洗剤泡16が増え続ける。図8に示すように、貯水部5の基準線Aの位置を超える高さにまで洗剤泡16が増えると、洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出る可能性がある。図8の例では、基準線Aは、キッチンシンク1の上面の高さである。
制御装置100の洗剤泡判定部102は、貯水部5内の洗剤泡16の高さを判定する。洗剤泡判定部102は、貯水部5の底面から洗剤泡16の最上部までの高さ(最大高さ)を判定しても良い。洗剤泡判定部102は、洗浄工程の循環運転の開始時からの経過時間に基づいて、貯水部5内の洗剤泡16の高さを判定できる。洗剤泡判定部102は、貯水部5の貯水量及び洗剤供給量に基づいて、洗剤泡16の生成速度を推定することで、貯水部5内の洗剤泡16の高さを判定しても良い。
制御装置100は、洗剤泡判定部102が判定した洗剤泡16の高さが、予め記憶された許容高さ以上になった場合には、消泡装置6を作動させる(図6のステップS5)。当該許容高さは、基準線Aの高さ、または基準線Aより低い高さであることが望ましい。消泡装置6が作動すると、消泡装置6から発せられた超音波が照射された部分の洗剤泡16が消える。これにより、貯水部5内の洗剤泡16の嵩が減る。例えば、図8の状態から消泡装置6が作動することで、図7の状態にすることが可能である。
本実施の形態であれば、上記ステップS5の処理により、制御装置100は、洗剤泡16の生成が続いているときに消泡装置6を一時的に作動させる。これにより、洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることを確実に抑制できる。ステップS5では、制御装置100は、洗剤泡16の高さが許容高さより低くなったら、消泡装置6の作動を停止する。洗剤泡判定部102は、消泡装置6の作動時間に基づいて、洗剤泡16の高さの減少を計算しても良い。
本実施の形態では、消泡装置6は、貯水部5の満水時の水面に近い高さに配置される。当該高さに消泡装置6を配置した場合、貯水部5から洗剤泡16があふれそうなときに、消泡装置6を作動することで、洗剤泡16の上部を迅速に消すことが可能である。このため、洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることをより確実に抑制できる。
制御装置100の時間判定部101が、所定の洗浄時間が経過したと判定した場合には、制御装置100は、循環ポンプ10を停止することで、洗浄工程を終了する(ステップS6)。洗浄工程が終了すると、制御装置100は、第三電磁弁12cを開くことで、貯水部5内の洗浄水を洗剤泡16と共に排水口4から排出する(ステップS7)。このとき、貯水部5の水位が低下するのに伴い、洗剤泡16の嵩が減る。洗剤泡16の嵩が減るとき、洗浄対象物15の表面を洗剤泡16が移動することで当該表面が物理的に洗浄される。このため、汚れが洗浄対象物15に再付着することを防止できる。制御装置100は、使用者が操作部50の排水ボタン(図示省略)を押下することを待ってから、ステップS7の排水工程を実施しても良い。
排水工程が終了したら、制御装置100は、水栓2を開き、水栓2から供給される上水で洗浄対象物15のすすぎを行う(ステップS8)。ステップS8のすすぎ工程では、排水口4を第三電磁弁12cで閉じ、水栓2から供給される上水を貯水部5に溜め、循環ポンプ10を運転し、吐出口7から吐出される水流を洗浄対象物15に当てても良い。
洗浄対象物15のすすぎは、使用者が手動で行っても良い。なお、ステップS7の排水工程をせずに、洗浄対象物15を貯水部5から引き上げてすぐにすすぐ場合でも、洗剤泡16が洗浄対象物15の表面を移動することで、当該表面が物理的に洗浄される。
微細気泡及び洗剤により生成された洗剤泡16は、高密度のため粘性が高い。このような洗剤泡16は、洗浄対象物15を洗浄する動作(洗浄工程及びすすぎ工程)の終了後にも貯水部5内に残存する場合がある。制御装置100は、貯水部5内に残存した洗剤泡16を消すために、消泡装置6を作動させても良い(ステップS9)。貯水部5内に残存した洗剤泡16を消泡装置6で除去した後、制御装置100は、動作を完了する。本実施の形態であれば、制御装置100は、洗浄対象物15を洗浄する動作が終了した後に消泡装置6を作動させる。これにより、洗浄終了後に貯水部5に洗剤泡16が残存することを確実に抑制できる。
制御装置100は、ステップS7とステップS8との間で、消泡装置6を作動させても良い。すなわち、制御装置100は、貯水部5内の洗浄水を排水した後、洗浄対象物15のすすぎを行う前に、消泡装置6を作動させても良い。これにより、すすぎの前に洗浄対象物15の表面に残存した洗剤泡16を消すことができる。その結果、すすぎに必要な時間及び水使用量を低減できる。
制御装置100は、貯水部5の貯水量と、洗浄対象物15の量との一方または両方に応じて、洗剤供給部14による洗剤供給量を制御しても良い。貯水部5の貯水量を検知する手段としては、例えば、循環流路9に設けた圧力センサ(図示省略)で貯水部5の水位を検知できる。洗浄対象物15の量を検知する手段としては、例えば、貯水部5の底部の歪を歪センサで検知し、貯水部5の底部に作用する荷重を検知することで、洗浄対象物15の量を検知できる。洗剤供給量は、第二電磁弁12bの開弁時間により制御できる。制御装置100は、貯水部5の貯水量が多いほど、洗剤供給量を多くする。制御装置100は、洗浄対象物15の量が多いほど、洗剤供給量を多くする。制御装置100が洗剤供給量を制御することで、洗剤使用量を容易に適正化できる。本発明では、使用者が直接洗剤を貯水部5に供給してもよい。
以上説明した本実施の形態であれば、制御装置100が消泡装置6を制御して洗剤泡16を消すことで、貯水部5に溜まる洗剤泡16を使用者が容易に処理できる。特に、微細気泡及び洗剤により生成される、高密度で粘性の高い洗剤泡16の場合でも、洗剤泡16の処理が負担にならないので、使用者の負担を確実に軽減できる。使用者に洗剤泡16の処理(洗浄後の後始末)の負担をかけることなく、微細気泡及び洗剤により生成される洗浄能力の高い洗剤泡16を使用できるので、洗浄対象物15に対する洗浄効果を向上できる。
本実施の形態では、超音波を用いて洗剤泡16を消す消泡装置6を例として説明した。本発明における消泡手段は、超音波を用いるものに限定されない。消泡手段は、送風機を備え、風(気流)を洗剤泡16に当てることで洗剤泡16を消す消泡装置でも良い。消泡手段は、電磁波(例えば、赤外線)を洗剤泡16に照射することで洗剤泡16を消す消泡装置でも良い。後述する実施の形態で説明するように、消泡手段は、吐水することで洗剤泡16を消すものでもよい。消泡手段は、複数の方法を組み合わせて洗剤泡16を消すものでもよい。超音波、風(気流)、電磁波のうちの少なくとも一つを用いて洗剤泡を消す消泡手段を備えた場合には、水使用量を低減できる。
実施の形態2.
次に、図9を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図9は、本発明の実施の形態2の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。図9に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1は、洗剤泡16を検知する洗剤泡検知部17を備える。洗剤泡検知部17は、貯水部5の側面(内壁)に備えられる。洗剤泡検知部17は、貯水部5から洗剤泡16があふれる手前の時点で洗剤泡16を検知する。洗剤泡検知部17は、貯水部5の満水時の水面に近い高さに配置されることが望ましい。
洗剤泡検知部17は、洗剤泡16により貯水部5が覆われること、または洗剤泡16が洗剤泡検知部17に接触することで、電気的特性が変化するセンサ(例えば、静電容量式液面センサ等)を有する。洗剤泡検知部17の検知信号は、制御装置100に入力される。制御装置100は、洗剤泡検知部17が洗剤泡16を検知した場合には、消泡装置6を作動させる。その結果、貯水部5内の洗剤泡16の嵩が減る。本実施の形態であれば、洗浄工程等において洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることを確実に抑制できる。
実施の形態3.
次に、図10及び図11を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図10及び図11は、本発明の実施の形態3の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。図10に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1は、複数(図示の構成では3台)の消泡装置6を備える。複数の消泡装置6は、貯水部5の深さ方向に関して、互いに異なる深さ(高さ)の位置に配置されている。
複数の消泡装置6のうちの少なくとも一つは、貯水部5の満水時の水面に近い高さに配置されることが望ましい。複数の消泡装置6のうちの少なくとも一つは、貯水部5の底面に近い高さに配置されることが望ましい。複数の消泡装置6のうちの少なくとも一つは、貯水部5の満水時の水面に近い高さと、貯水部5の底面に近い高さとの間の高さに配置されることが望ましい。
本実施の形態であれば、複数の消泡装置6を備えたことで、貯水部5のより広い領域に対して、洗剤泡16を消す効果をもたらすことができる。複数の消泡装置6は、それらの消泡効果が、貯水部5に全体的に及ぶように、効率的な配置にされていることが好ましい。
図11は、本実施の形態のキッチンシンク1の洗浄動作において、貯水部5内の洗浄水を排水した状態を示す。図11に示す状態では、貯水部5内に多量の洗剤泡16が残存している。制御装置100は、図11に示す状態のときに、消泡装置6を作動させても良い。本実施の形態であれば、貯水部5内に残存した洗剤泡16を、より高い効率で消すことができる。その後に洗浄対象物15のすすぎを行うことで、すすぎに必要な時間及び水使用量を低減できる。
実施の形態4.
次に、図12を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態3との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図12は、本発明の実施の形態4の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。図12に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1は、貯水部5の上部開口をふさぐことのできる蓋25を備える。蓋25は、板状を呈する。キッチンシンク1は、蓋25を開閉するアクチュエータ(図示省略)を備えても良い。制御装置100が当該アクチュエータを制御することで、蓋25の開閉を制御しても良い。当該アクチュエータを備えず、蓋25を使用者が手動で開閉しても良い。蓋25をスライド可能に設置することで蓋25を開閉可能にしても良い。蓋25を巻き取り可能に設置することで蓋25を開閉可能にしても良い。
本実施の形態では、洗浄対象物15を洗浄する動作を行うとき、貯水部5の上部開口を蓋25でふさいでも良い。そのようにすることで、洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることを確実に抑制できる。制御装置100は、洗浄対象物15を洗浄する動作を開始するとき、蓋25を自動的に閉じても良い。制御装置100は、洗浄対象物15を洗浄する動作の終了後、蓋25を自動的に開いても良い。
実施の形態5.
次に、図13を参照して、本発明の実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態2及び4との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図13は、本発明の実施の形態5の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。図13に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1は、洗剤泡検知部17及び蓋25を備える。洗剤泡検知部17は、蓋25の下面に取り付けられている。本実施の形態であれば、洗浄動作中に貯水部5内の洗剤泡16が増えていって洗剤泡16が蓋25に接触した場合、そのことを洗剤泡検知部17により検知できる。
制御装置100は、洗剤泡16が蓋25に接触したことを洗剤泡検知部17により検知した場合には、消泡装置6を一時的に作動させても良い。蓋25を閉じた状態で洗浄動作を行っているときに洗剤泡16が貯水部5内に充満すると、洗剤泡16が流動しにくくなる。洗剤泡16が流動しにくくなると、洗浄効果が低下する場合がある。洗剤泡16が蓋25に接触したときに消泡装置6を一時的に作動し、洗剤泡16の量を減らすことで、洗剤泡16が貯水部5内に充満することを回避できる。この場合、洗浄効果の低下を防止できる。
実施の形態6.
次に、図14を参照して、本発明の実施の形態6について説明するが、上述した実施の形態5との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図14は、本発明の実施の形態6の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。図14に示す本実施の形態6のキッチンシンク1は、実施の形態5に比べて、消泡装置6の配置が異なる。本実施の形態では、消泡装置6が蓋25の下面に取り付けられている。蓋25の下面には、消泡装置6及び洗剤泡検知部17の双方が取り付けられている。
本実施の形態のキッチンシンク1は、複数(図示の構成では3台)の消泡装置6を備える。複数の消泡装置6は、蓋25の下面において、互いに異なる位置に配置されている。消泡装置6は、下に向けて超音波を照射する。消泡装置6が下に向けて照射した超音波が洗剤泡16の上部に照射されることで、洗剤泡16をより効率良く消すことができる。本実施の形態6によれば、実施の形態5と同様の効果も得られる。図示を省略するが、本発明では、蓋25に洗剤泡検知部17を取り付けずに蓋25に消泡装置6を取り付けても良い。
実施の形態7.
次に、図15を参照して、本発明の実施の形態7について説明するが、上述した実施の形態5との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図15は、本発明の実施の形態7の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態のキッチンシンク1は、図13に示す実施の形態5のキッチンシンク1と比べて、消泡装置6の構成以外は同じである。
図15に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、吐出口26、給水管27、及び電磁弁12dを含む。吐出口26は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。吐出口26は、吐出口7に比べて高い位置に配置されている。吐出口26が配置された側面(内壁)は、吐出口7が配置された側面(内壁)と対向する。給水管27は、水道等の水源から供給される上水を吐出口26に導く。電磁弁12dは、給水管27を開閉する。電磁弁12dが開くと、給水管27から供給される水が吐出口26から貯水部5内へ吐出される。制御装置100は、電磁弁12dの開閉を制御する。本実施の形態のキッチンシンク1の消泡装置6は、吐出口26から水を吐出することで、洗剤泡16を消す。
本実施の形態における消泡装置6は、吐出口26へ供給する水の温度を可変にする機構(図示省略)を備えても良い。当該機構は、例えば、給湯機から供給される湯を給水管27の水に混合する混合弁である。当該機構を備える場合、吐出口26から温水を吐出することで洗剤泡16を消しても良い。
実施の形態8.
次に、図16を参照して、本発明の実施の形態8について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図16は、本発明の実施の形態8の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態のキッチンシンク1は、図1に示す実施の形態1のキッチンシンク1と比べて、消泡装置6の構成以外は同じである。
図16に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、水栓2及び給水管3を備える。水栓2は、自動で開閉可能な電磁弁(図示省略)を備える。制御装置100は、水栓2の開閉を制御する。本実施の形態のキッチンシンク1の消泡装置6は、給水管3から供給される水を水栓2から水を吐出することで、洗剤泡16を消す。
本実施の形態における消泡装置6は、水栓2へ供給する水の温度を可変にする機構(図示省略)を備えても良い。当該機構は、例えば、給湯機から供給される湯を給水管3の水に混合する混合弁である。当該機構を備える場合、水栓2から温水を吐出することで洗剤泡16を消しても良い。本実施の形態における消泡装置6は、水栓2から吐出される水を貯水部5内の領域に散布する散水機構(図示省略)を備えても良い。
実施の形態9.
次に、図17を参照して、本発明の実施の形態9について説明するが、上述した実施の形態5との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図17は、本発明の実施の形態9の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態のキッチンシンク1は、図13に示す実施の形態5のキッチンシンク1と比べて、消泡装置6の構成以外は同じである。
図17に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、吐出口28、給水管29、電磁弁12e、複数の吸引口30,31、吸引管32、電磁弁12f、及び電磁弁12gを含む。吐出口28は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。吐出口28は、吐出口7に比べて高い位置に配置されている。給水管29は、水道等の水源から供給される上水を吐出口28に導く。電磁弁12eは、給水管29を開閉する。電磁弁12eが開くと、給水管29から供給される水が吐出口28から貯水部5内へ吐出される。
吸引口30及び吸引口31は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。吸引口30及び吸引口31が配置された側面(内壁)は、吐出口28が配置された側面(内壁)と対向する。複数の吸引口30,31は、互いに異なる高さに配置される。吸引口30は、吸引口31に比べて高い位置に配置される。吸引口30及び吸引口31は、吸引管32に接続される。電磁弁12fは、吸引口30と吸引管32との間を開閉する。電磁弁12gは、吸引口31と吸引管32との間を開閉する。吸引管32の下流側には、負圧を発生させる吸引ポンプ(図示省略)が配置される。制御装置100は、当該吸引ポンプの動作と、電磁弁12e,12f,12gの開閉とを制御する。
本実施の形態における消泡装置6は、吐出口28へ供給する水の温度を可変にする機構(図示省略)を備えても良い。当該機構は、例えば、給湯機から供給される湯を給水管29の水に混合する混合弁である。当該機構を備える場合、吐出口28から温水を吐出しても良い。
本実施の形態のキッチンシンク1の消泡装置6は、以下のようにして、洗剤泡16を消す。電磁弁12eを開いて吐出口28から水を吐出することで、水圧により、洗剤泡16を物理的に移動させる。洗剤泡16は、吸引口30,31へ向かって移動する。電磁弁12f,12gを開くことで、吸引口30,31へ寄せられた洗剤泡16が吸引口30,31から吸引管32へ吸入される。
制御装置100は、電磁弁12f,12gを個別に制御することで、複数の吸引口30,31から選択的に洗剤泡16を吸引しても良い。例えば、洗浄中に洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることを防止するために消泡装置6を作動させる場合には、上側の吸引口30のみから洗剤泡16を吸引しても良い。また、洗浄及び排水が終了した後に、貯水部5内に残存する洗剤泡16を消すために消泡装置6を作動させる場合には、下側の吸引口31のみから洗剤泡16を吸引しても良い。本実施の形態では、複数の吸引口30,31を備える例について説明したが、洗剤泡16を吸入する吸入口は、一つでもよい。
実施の形態10.
次に、図18を参照して、本発明の実施の形態10について説明するが、上述した実施の形態5との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図18は、本発明の実施の形態10の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態のキッチンシンク1は、図13に示す実施の形態5のキッチンシンク1と比べて、消泡装置6の構成以外は同じである。
図18に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、空気排出部18、洗剤泡格納部19、消泡部20、複数の吸引口33,34、吸引管21、電磁弁12h、及び電磁弁12iを含む。
吸引口33及び吸引口34は、貯水部5の側面(内壁)に配置されている。複数の吸引口33,34は、互いに異なる高さに配置される。吸引口33は、吸引口34に比べて高い位置に配置される。吸引口33及び吸引口34は、吸引管21に接続される。電磁弁12hは、吸引口33と吸引管21との間を開閉する。電磁弁12iは、吸引口34と吸引管21との間を開閉する。
吸引管21の下流は、洗剤泡格納部19に連通する。洗剤泡格納部19は、吸引管21を介して吸引された洗剤泡16を格納する密閉空間である。空気排出部18は、洗剤泡格納部19内の空気を外部へ排出することで、洗剤泡格納部19内を負圧にする。空気排出部18は、ファン、吸引ポンプ等で構成される。消泡部20は、洗剤泡格納部19内に、超音波、または電磁波(例えば赤外線)を照射することで、洗剤泡格納部19内の洗剤泡16を消す。制御装置100は、空気排出部18及び消泡部20の動作と、電磁弁12h,12iの開閉とを制御する。
本実施の形態のキッチンシンク1の消泡装置6は、以下のようにして、洗剤泡16を消す。空気排出部18を駆動し、電磁弁12h,12iを開くことで、負圧により、貯水部5内の洗剤泡16を吸引口33,34から吸引管21へ吸入する。洗剤泡16は、吸引管21を通って、洗剤泡格納部19に格納される。消泡部20を作動させることで、洗剤泡格納部19内の洗剤泡16を消す。
制御装置100は、電磁弁12h,12iを個別に制御することで、複数の吸引口33,34から選択的に洗剤泡16を吸引しても良い。例えば、洗浄中に洗剤泡16が貯水部5の外へあふれ出ることを防止するために消泡装置6を作動させる場合には、上側の吸引口33のみから洗剤泡16を吸引しても良い。また、洗浄及び排水が終了した後に、貯水部5内に残存する洗剤泡16を消すために消泡装置6を作動させる場合には、下側の吸引口34のみから洗剤泡16を吸引しても良い。本実施の形態では、複数の吸引口33,34を備える例について説明したが、洗剤泡16を吸入する吸入口は、一つでもよい。本実施の形態であれば、体積の限られた密閉空間である洗剤泡格納部19内に洗剤泡16を閉じ込めることで、消泡部20による消泡をより確実に行うことが可能になる。
空気排出部18、吸引管21、及び吸引口33,34は、貯水部5にある洗剤泡16を洗剤泡格納部19へ送る送泡手段の例である。当該送泡手段の構成は、上記の例に限定されない。当該送泡手段は、例えば、以下のように構成しても良い。貯水部5に送風するファン等の送風部を設ける。送風部と対向する位置に、洗剤泡格納部19の入口を設ける。送風部を駆動することで、貯水部5にある洗剤泡16を、風圧により物理的に移動させることで、洗剤泡16が洗剤泡格納部19に入るようにする。
実施の形態11.
次に、図19から図21を参照して、本発明の実施の形態11について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図19及び図20は、本発明の実施の形態11の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態のキッチンシンク1は、図1に示す実施の形態1のキッチンシンク1と比べて、消泡装置6の構成が異なる。
図19に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、照射部22及び受信部23を備える。照射部22は、貯水部5の側面(内壁)に配置される。照射部22は、超音波素子(超音波振動子)を有する。消泡装置6は、照射部22の超音波素子が発生した超音波を洗剤泡16へ照射することで洗剤泡16を消す。照射部22は、貯水部5内に向けて超音波を照射する。照射部22は、水平方向に向けて超音波を照射する。
受信部23は、貯水部5の側面(内壁)に配置される。受信部23が配置された側面(内壁)は、照射部22が配置された側面(内壁)と対向する。受信部23は、貯水部5の内部の空間を介して、照射部22と対向する。受信部23は、照射部22から照射された超音波を受信し、その受信した超音波のエネルギー強度を検知する。
図20に示すように、照射部22は、異なる高さの位置から超音波を照射することができる。照射部22は、複数の送波器を上下方向に並べることで、異なる高さの位置から超音波を照射するものでも良い。照射部22は、送波器の位置を上下方向に移動させるアクチュエータを備えることで、異なる高さの位置から超音波を照射するものでも良い。受信部23は、照射部22が超音波を照射する高さの範囲で、超音波を受信可能である。受信部23は、複数の受波器を上下方向に並べたものでも良い。受信部23は、受波器の位置を上下方向に移動させるアクチュエータを備えるものでも良い。
図21は、本実施の形態のキッチンシンク1の動作を示すフローチャートである。図21のフローチャートは、図6のフローチャートと比べて、ステップS1とステップS2との間にステップS10が挿入されていること、及び、ステップS5がステップS11に置換されていること以外は同じである。以下、本実施の形態のキッチンシンク1の動作について説明するが、実施の形態1(図6)との相違点を中心に説明し、同様の事項は省略または簡略化する。
図21のステップS1で洗浄対象物15が入った貯水部5に洗浄水を溜めた後、制御装置100は、洗浄対象物15の高さを検知する処理を行う(ステップS10)。ステップS10では、照射部22は、異なる高さの位置から超音波を照射する。照射された超音波は、貯水部5の、洗浄対象物15がある領域を通過し、受信部23へ到達する。このとき、図20に示す例のように、洗浄対象物15が貯水部5内の水面より上に出ている場合には、照射部22から照射された超音波の一部は、洗浄対象物15に当たる。この場合、照射部22の対面にある受信部23が受信する超音波のエネルギー強度(放射強度)は、照射部22と受信部23との間に障害物がない場合に比べて、低くなる。ステップS10では、制御装置100は、受信部23が受信した超音波のエネルギー強度に基づいて、貯水部5の底面から洗浄対象物15の最上部までの高さ(図20中の点Bの高さ)を検知できる。制御装置100は、受信部23が受信した超音波のエネルギー強度と、受信部23が超音波を受信した高さとの関係に基づいて、貯水部5の底面から洗浄対象物15の最上部までの高さを検知できる。例えば、制御装置100は、受信部23が超音波を受信した高さを上へ移動したときに超音波のエネルギー強度が上昇する位置を、洗浄対象物15の最上部の位置として検知できる。あるいは、制御装置100は、受信部23が超音波を受信した高さを下へ移動したときに超音波のエネルギー強度が低下する位置を、洗浄対象物15の最上部の位置として検知できる。
制御装置100は、ステップS10で検知した洗浄対象物15の高さの情報をメモリ1001に記憶する。ステップS10で、制御装置100は、照射部22からの超音波の照射を所定時間継続しても良い。照射部22からの超音波の照射が継続されている時間内であれば、使用者が貯水部5に洗浄対象物15を追加投入することで洗浄対象物15の最上部までの高さが変化した場合にも対応できる。
ステップS10の後、制御装置100は、ステップS2からステップS4の洗浄工程の動作を行う。洗浄工程では、多量の洗剤泡16が貯水部5内に蓄積する。制御装置100の洗剤泡判定部102は、貯水部5内の洗剤泡16の高さを判定する。制御装置100は、洗剤泡判定部102が判定した洗剤泡16の高さが、ステップS10で検知した洗浄対象物15の高さ以上になった場合には、消泡装置6を作動させる(ステップS11)。
本実施の形態であれば、上記ステップS11の処理により、貯水部5内の洗剤泡16の高さが洗浄対象物15の高さ以上になることを抑制できる。このため、貯水部5内の洗剤泡16の量が必要以上に多くなることを抑制できる。それゆえ、洗浄終了後に洗剤泡16を消す処理の負担をさらに軽減できる。
ステップS11で、制御装置100は、受信部23が受信した超音波のエネルギー強度に基づいて、洗浄対象物15の高さ以上の位置の洗剤泡16が消えたかどうかを判定しても良い。制御装置100は、洗浄対象物15の高さ以上の位置の洗剤泡16が消えたと判定した場合には、消泡装置6を停止しても良い。
制御装置100は、洗浄工程の途中において、洗浄対象物15の高さを照射部22及び受信部23により検知する処理を定期的に実施しても良い。そのようにすることで、使用者が洗浄工程の途中で貯水部5に洗浄対象物15を追加投入することで洗浄対象物15の最上部までの高さが変化した場合にも対応できる。
本実施の形態では、キッチンシンク1が照射部22及び受信部23を一組備える構成について説明した。本発明では、キッチンシンク1が照射部22及び受信部23を複数組備えても良い。また、照射部22は、電磁波(例えば、赤外線)を照射するものでも良い。受信部23は、照射部22から発せられた電磁波(例えば、赤外線)を受信するものでも良い。
照射部22及び受信部23は、貯水部5にある洗浄対象物15の高さを検知する高さ検知手段の例である。本実施の形態では、照射部22及び受信部23を高さ検知手段と消泡装置6とに兼用する。これにより、部品点数を削減でき、コストが低下する。本発明における高さ検知手段は、消泡装置6と兼用するものに限定されない。本発明における高さ検知手段は、消泡装置6と別個に設けられるものでも良い。本発明における高さ検知手段は、照射部22及び受信部23を備えるものに限定されない。例えば、本発明における高さ検知手段は、貯水部5にある洗浄対象物15を撮像する撮像器を備え、撮像された洗浄対象物15の画像を画像処理することで洗浄対象物15の高さを検知するものでも良い。
実施の形態12.
次に、図22を参照して、本発明の実施の形態12について説明するが、上述した実施の形態11との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一名称を付し説明を簡略化または省略する。図22は、本発明の実施の形態12の洗浄装置を備えるキッチンシンク1を示す構成図である。本実施の形態は、消泡装置6及び高さ検知手段の構成以外は、上述した実施の形態11と同じである。
図22に示すように、本実施の形態のキッチンシンク1が備える消泡装置6は、照射部22、受信部23、及び天板24を備える。天板24は、貯水部5の上方に配置される。照射部22及び受信部23は、天板24の下面に配置される。照射部22は、超音波素子(超音波振動子)を有する。消泡装置6は、照射部22の超音波素子が発生した超音波を洗剤泡16へ照射することで洗剤泡16を消す。照射部22は、貯水部5内に向けて超音波を照射する。照射部22は、下方向に向けて超音波を照射する。
受信部23は、照射部22が洗浄対象物15に照射した超音波の反射波を受信する。制御装置100は、照射部22が超音波を発信して受信部23が反射波を受信するまでに要した時間と音速との関係を演算することで、洗浄対象物15の高さを検知する処理を行う。
本実施の形態のキッチンシンク1は、複数の照射部22及び複数の受信部23を備える。照射部22と受信部23とは、交互に配置されている。このような構成に限らず、一つの照射部22及び一つの受信部23を備える構成でも良い。照射部22及び受信部23を貯水部5の上方の空間で移動させる移動機構(図示省略)を備えても良い。本実施の形態の変形例として、天板24に代えて、図12等に示す蓋25を備え、当該蓋25に照射部22及び受信部23を配置しても良い。
1 キッチンシンク、 2 水栓、 3 給水管、 4 排水口、 5 貯水部、 6 消泡装置、 7 吐出口、 8 吸入口、 9 循環流路、 10 循環ポンプ、 11 気体導入部、 12a 第一電磁弁、 12b 第二電磁弁、 12c 第三電磁弁、 12d,12e,12f,12g,12h,12i 電磁弁、 13 吸気通路、 14 洗剤供給部、 15 洗浄対象物、 16 洗剤泡、 17 洗剤泡検知部、 18 空気排出部、 19 洗剤泡格納部、 20 消泡部、 21 吸引管、 22 照射部、 23 受信部、 24 天板、 25 蓋、 26 吐出口、 27 給水管、 28 吐出口、 29 給水管、 30,31 吸引口、 32 吸引管、 33,34 吸引口、 50 操作部、 100 制御装置、 101 時間判定部、 102 洗剤泡判定部、 1000 プロセッサ、 1001 メモリ

Claims (13)

  1. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    前記貯水部の水を導出する導出部と、
    前記導出部から導出された水が流れる循環流路と、
    前記循環流路の水を流れさせる循環ポンプと、
    前記循環流路を通過した水を前記貯水部へ導入する導入部と、
    を備え
    前記気体導入部は、前記循環流路を流れる水に気体を導入する洗浄装置。
  2. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記洗剤泡の生成が続いているときに前記消泡手段を一時的に作動させる洗浄装置。
  3. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記貯水部にある洗浄対象物を洗浄する動作が終了した後に前記消泡手段を作動させる洗浄装置。
  4. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    前記貯水部にある前記洗剤泡の高さを判定する洗剤泡判定手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記洗剤泡判定手段の判定結果に基づいて、前記消泡手段を作動させる洗浄装置。
  5. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    前記貯水部にある前記洗剤泡を検知する洗剤泡検知手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記洗剤泡検知手段の検知信号に基づいて、前記消泡手段を作動させる洗浄装置。
  6. 前記貯水部の上部開口をふさぐことのできる蓋を備え、
    前記蓋に前記洗剤泡検知手段が配置される請求項に記載の洗浄装置。
  7. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    前記貯水部の上部開口をふさぐことのできる蓋と、
    を備え
    前記蓋に前記消泡手段が配置される洗浄装置。
  8. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記消泡手段は、前記貯水部にある前記洗剤泡を吸引する吸引口を備える洗浄装置。
  9. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    を備え
    前記消泡手段は、
    洗剤泡格納部と、
    前記貯水部にある前記洗剤泡を前記洗剤泡格納部へ送る送泡手段と、
    前記洗剤泡格納部に格納された前記洗剤泡を消す消泡部と、
    を備える洗浄装置。
  10. シンクの貯水部に溜められる洗浄水に気体を導入する気体導入部と、
    洗剤及び前記気体導入部により導入された気体により生成された洗剤泡を消す消泡手段と、
    前記消泡手段を制御する制御手段と、
    前記貯水部にある洗浄対象物の高さを検知する高さ検知手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記高さ検知手段により検知された情報に基づいて前記消泡手段を制御する洗浄装置。
  11. 前記高さ検知手段は、前記貯水部の内部に超音波または電磁波を照射する照射部と、前記照射部から発せられた超音波または電磁波、若しくはその反射波を受信する受信部とを備え、
    前記消泡手段は、前記照射部が超音波または電磁波を前記洗剤泡に照射することで前記洗剤泡を消す請求項1に記載の洗浄装置。
  12. 前記消泡手段は、超音波、風、電磁波のうちの少なくとも一つを用いて前記洗剤泡を消す請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の洗浄装置。
  13. 請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の洗浄装置を備えるキッチンシンク。
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