JP6878115B2 - 低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法 - Google Patents

低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法に関する。
従来、実験動物用飼料は、通常の成長・繁殖のための各種飼料の他に、高脂肪飼料などの肥満や糖尿病等の疾患を起こさせるものや、特定の栄養源を欠失させた実験動物用飼料が開発され、特定の実験動物の用途や種類に合わせた実験動物用飼料が用いられている(例えば、特許文献1および2参照)。
一方、医薬や生物学等の分野における各種研究・解析において、蛍光または発光標識物質を用いた蛍光イメージング解析が行われており、近年は細胞や動物を生きている状態で解析する方法が開発されている。
しかし、実験動物を生きた状態(In vivo)で蛍光イメージング解析する際に、標的部位以外の組織、特に消化器系で飼料由来の自家蛍光によるノイズが生じ、正確な解析が困難となる問題があった。
そこで、自家蛍光を低減させた実験動物用飼料が開発されてきたが、自家蛍光の低減の程度は低く、正確なイメージング解析が困難である状況は変わっていないのが現状である。
なお、飼料による自家蛍光を低減するための方法としては、飼料における栄養組成を変えたり、実験動物を絶食させたりすることも考えられる。
しかしながら、上記方法では、長期的な試験に対応することができず、また、絶食は動物愛護の観点からも避ける必要がある。
したがって、実験動物をIn vivo蛍光イメージング解析する際に、飼料由来の自家蛍光を低減させ、鮮明な蛍光イメージング解析を可能とし、且つ実験動物の生育に影響を与えない低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法の開発が求められている。
特開2003−052312号公報 特開2002−335813号公報
本発明は、このような要望に応え、現状を打破し、従来における前記諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、実験動物の生育に必要な栄養組成を維持しつつ、飼料由来の自家蛍光を低減させ、蛍光イメージング解析における自家蛍光によるノイズの問題を解消し得る低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、前記目的を達成するべく鋭意努力した結果、実験動物用飼料において、特定の炭水化物源を特定の量で含有させることにより、実験動物の生育に影響を与えず、且つ蛍光イメージング解析における飼料由来の自家蛍光を低減させ、鮮明な蛍光イメージング解析が可能な飼料となることを知見した。
本発明は、本発明者らの前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> 炭水化物源60〜85質量%、蛋白源10〜30質量%および油脂3〜15質量%を含有する低蛍光性実験動物用飼料において、
(i)前記炭水化物源として、糖類3〜20質量%および澱粉類40〜70質量%を含有し、
(ii)前記澱粉類が、α化コーンスターチと、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上の未α化澱粉とを含有し、
前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比が、1:2〜10の範囲であることを特徴とする実験動物用飼料である。
<2> 前記蛋白源が、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末である前記<1>に記載の実験動物用飼料である。
<3> 実験動物が、げっ歯類である前記<1>または<2>に記載の実験動物用飼料である。
<4> セルロースの含有量が、5質量%以下である前記<1>〜<3>のいずれかに記載の実験動物用飼料である。
<5> 前記未α化澱粉が、米澱粉またはサゴ澱粉である前記<1>〜<4>のいずれかに記載の実験動物用飼料である。
<6> さらに、ビタミン類およびミネラル類を含有する前記<1>〜<5>のいずれかに記載の実験動物用飼料である。
<7> 炭水化物源60〜85質量%、蛋白源10〜30質量%および油脂3〜15質量%を含有する低蛍光性実験動物用飼料の製造方法において、
(i)前記炭水化物源として、糖類3〜20質量%および澱粉類40〜70質量%を配合し、且つ
(ii)前記澱粉類として、α化コーンスターチと、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上の未α化澱粉とを用い、
前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比を、1:2〜10の範囲に調整することを特徴とする実験動物用飼料の製造方法である。
<8> 前記蛋白源として、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末を配合する前記<7>に記載の製造方法である。
本発明によると、従来における前記諸問題を解決することができ、実験動物の生育に必要な栄養組成を維持しつつ、飼料由来の自家蛍光を低減させ、蛍光イメージング解析における自家蛍光によるノイズの問題を解消し得る低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法を提供することができる。
図1Aは、試験例4において、飼料2を給餌して飼育したマウスについて、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図1Bは、試験例4において、飼料4を給餌して飼育したマウスについて、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図1Cは、試験例4において、飼料2を給餌して飼育したマウスについて、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図1Dは、試験例4において、飼料4を給餌して飼育したマウスについて、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図2Aは、試験例5において、飼料4を給餌して飼育したマウスについて、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図2Bは、試験例5において、飼料5を給餌して飼育したマウスについて、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図2Cは、試験例5において、飼料4を給餌して飼育したマウスについて、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。 図2Dは、試験例5において、飼料5を給餌して飼育したマウスについて、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す図である。
(低蛍光性実験動物用飼料)
本発明の低蛍光性実験動物用飼料(以下、「本発明の飼料」と称することがある)は、特定の炭水化物源と、蛋白源と、油脂とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の成分を含む。
<炭水化物源>
前記炭水化物源は、糖類と、特定の澱粉類とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の澱粉類を含む。
前記炭水化物源の本発明の飼料における含有量としては、60〜85質量%であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、65〜80質量%が好ましい。
−糖類−
前記糖類としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、スクロース、グルコース、ガラクトース、フルクトース、マルトース、ラクトースなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記糖類は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記糖類の本発明の飼料における含有量としては、3〜20質量%であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、5〜15質量%が好ましい。
−澱粉類−
前記澱粉類は、α化コーンスターチと、特定の未α化澱粉とを少なくとも含み、必要に応じてさらにその他の澱粉類を含む。
前記澱粉類の本発明の飼料における含有量としては、40〜70質量%であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、50〜65質量%が好ましい。
−−α化コーンスターチ−−
前記α化コーンスターチは、飼料の成型ために用いられる。
前記α化コーンスターチは、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記α化コーンスターチの本発明の飼料における含有量としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、5〜20質量%などが挙げられる。
−−未α化澱粉−−
前記未α化澱粉は、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上である。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明において、澱粉には、α化以外の加工がされた加工澱粉も含まれる。
前記加工澱粉としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、熱処理澱粉、酸処理澱粉、架橋澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉などが挙げられる。前記加工澱粉は、複数の加工処理(架橋とエーテル化、酸処理と架橋等)を施したものでもよい。
前記未α化澱粉の中でも、自家蛍光をより低減できる点で、米粉、米澱粉、サゴ澱粉が好ましく、米澱粉、サゴ澱粉がより好ましい。
前記米粉および米澱粉の原料となる米の種類としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、うるち米、もち米などが挙げられる。
前記未α化澱粉は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比としては、1:2〜10の範囲であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、1:3〜5の範囲が好ましい。
前記未α化澱粉を2種以上使用する場合の各未α化澱粉の量としては、特に制限はなく、適宜選択することができる。
−−その他の澱粉類−−
前記その他の澱粉類としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、α化コーンスターチ以外のα化澱粉、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の澱粉類は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記その他の澱粉類の本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
<蛋白源>
前記蛋白源としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、ミルクカゼイン、脱脂処理カゼイン、卵白粉末、大豆蛋白などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、自家蛍光をより低減できる点で、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末が好ましく、卵白粉末がより好ましい。
前記蛋白源は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記脱脂処理カゼインの脱脂処理の方法としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、アルコールによる脱脂処理などが挙げられる。前記脱脂処理により、ミルクカゼインに含まれるビタミン成分の含有量を低減させることができる。なお、前記脱脂処理カゼインは、ビタミンフリーカゼインと称されることもある。
前記蛋白源の本発明の飼料における含有量としては、10〜30質量%であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、15〜25質量%が好ましい。
<油脂>
前記油脂としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、大豆油、コーン油、菜種油、米油、パーム油等の植物性油脂、ラード、牛脂等の動物性油脂などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記油脂は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記油脂の本発明の飼料における含有量としては、3〜15質量%であれば、特に制限はなく、適宜選択することができるが、栄養性に優れ、飼料由来の自家蛍光を低減させることができる点で、5〜10質量%が好ましい。
<その他の成分>
本発明の飼料におけるその他の成分としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、ビタミン類、ミネラル類、セルロース、L−シスチン(以下、「シスチン」と称することがある)、DL−メチオニン、第三ブチルヒドロキノン等の精製飼料用原料、汎用されている一般的飼料原料などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記その他の成分は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記その他の成分の本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
−ビタミン類−
前記ビタミン類としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンK、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB、ビタミンB12、ビタミンC、ビオチン、葉酸、パントテン酸カルシウム、パラアミノ安息香酸、ニコチン酸、イノシトール、重酒石酸コリン、塩化コリンなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ビタミン類は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記ビタミン類の本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
前記ビタミン類の具体例としては、例えば、米国国立栄養研究所(AIN)が発表したマウス・ラットを用いた栄養研究のための標準精製飼料におけるビタミン混合であるAIN−76ビタミン混合(1977年発表)、AIN−93ビタミン混合(1993年発表)などが挙げられる。
前記ビタミン混合の代表例として、AIN−93ビタミン混合を添加した飼料100g中の前記ビタミン混合由来のビタミンの組成を以下に示す。
・ ビタミンA ・・・ 400(IU)
・ ビタミンD ・・・ 100(IU)
・ ビタミンE ・・・ 7.5(mg)
・ ビタミンK ・・・ 75(μg)
・ ビタミンB ・・・ 0.6(mg)
・ ビタミンB ・・・ 0.6(mg)
・ ビタミンB ・・・ 0.7(mg)
・ ビタミンB12 ・・・ 2.5(μg)
・ ビオチン ・・・ 20.0(μg)
・ 葉酸 ・・・ 0.2(mg)
・ パントテン酸カルシウム ・・・ 1.6(mg)
・ ニコチン酸 ・・・ 3.0(mg)
・ 重酒石酸コリン ・・・ 0.25(g)
−ミネラル類−
前記ミネラル類としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、カルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、モリブデン、セレン、シリコン、クロム、ニッケル、リチウム、バナジウム、ヨウ素、フッ素、ホウ素、塩素、硫酸根(SO)、硫黄(無機)などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記ミネラル類は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記ミネラル類の本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
前記ミネラル類の具体例としては、例えば、米国国立栄養研究所(AIN)が発表したマウス・ラットを用いた栄養研究のための標準精製飼料におけるミネラル混合であるAIN−76ミネラル混合(1977年発表)、AIN−93ミネラル混合(1993年発表)などが挙げられる。
前記ミネラル混合の代表例として、AIN−93ミネラル混合を添加した飼料100g中の前記ミネラル混合由来のミネラルの組成を以下に示す。
・ カルシウム ・・・ 500(mg)
・ リン ・・・ 200(mg)
・ マグネシウム ・・・ 50(mg)
・ ナトリウム ・・・ 100(mg)
・ カリウム ・・・ 360(mg)
・ 鉄 ・・・ 3.5(mg)
・ 銅 ・・・ 0.6(mg)
・ 亜鉛 ・・・ 3.0(mg)
・ マンガン ・・・ 1.0(mg)
・ モリブデン ・・・ 0.015(mg)
・ セレン ・・・ 0.015(mg)
・ シリコン ・・・ 0.5(mg)
・ クロム ・・・ 0.1(mg)
・ ニッケル ・・・ 0.05(mg)
・ リチウム ・・・ 0.01(mg)
・ バナジウム ・・・ 0.01(mg)
・ ヨウ素 ・・・ 0.02(mg)
・ フッ素 ・・・ 0.1(mg)
・ ホウ素 ・・・ 0.05(mg)
・ 塩素 ・・・ 160(mg)
・ 硫黄(無機) ・・・ 30(mg)
−セルロース−
前記セルロースは、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記セルロースの本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができるが、自家蛍光をより低減できる点で、5質量%以下が好ましい。
−汎用されている一般的飼料原料−
前記汎用されている一般的飼料原料としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、コーンフラワー、小麦粉、大豆粕、米ぬか、ふすま、大麦粉、魚粉、肉粉、脱脂粉乳などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記汎用されている一般的飼料原料は、公知の方法により調製したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。
前記汎用されている一般的飼料原料の本発明の飼料における含有量としては、本発明の効果を損なわない限り、特に制限はなく、適宜選択することができる。
本発明の飼料の形状、構造、大きさ、硬さとしては、特に制限はなく、実験動物に応じて適宜選択することができる。
本発明の飼料は、必要に応じて滅菌処理を行ってもよい。
前記滅菌処理としては、特に制限はなく、公知の方法を適宜選択することができ、例えば、γ線照射による滅菌処理、オートクレーブによる滅菌処理などが挙げられる。
<対象>
本発明の飼料の対象となる実験動物としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、マウス、ラット、ハムスター等のげっ歯類の他に、モルモット、ウサギ、ミニブタなどが挙げられるが、げっ歯類が好ましい。
本発明の飼料によれば、実験動物の生育に必要な栄養組成を維持しつつ、実験動物を生きた状態(In vivo)で蛍光イメージング解析する際に、標的部位以外の組織、特に消化器系での飼料由来の自家蛍光を低減させ、自家蛍光によるノイズの問題を解消し得る。したがって、本発明は、本発明の飼料を給餌して実験動物を飼育する、In vivoでの蛍光イメージング解析におけるノイズの低減方法にも関する。
また、本発明の飼料によれば、特に、600〜850nm程度の波長領域での蛍光イメージング解析において、自家蛍光による影響を低減することができる。
本発明の飼料の製造方法としては、特に制限はなく、適宜選択することができるが、後述する本発明の低蛍光性実験動物用飼料の製造方法により、好適に製造することができる。
(低蛍光性実験動物用飼料の製造方法)
本発明の低蛍光性実験動物用飼料の製造方法は、上記した本発明の飼料を製造する方法である(以下、「本発明の飼料の製造方法」と称することがある)。
本発明の飼料の製造方法は、炭水化物源60〜85質量%、蛋白源10〜30質量%および油脂3〜15質量%を含有する低蛍光性実験動物用飼料の製造方法であって、(i)炭水化物源として、糖類3〜20質量%および澱粉類40〜70質量%を配合し、且つ(ii)澱粉類として、α化コーンスターチと、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上の未α化澱粉とを用い、前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比を、1:2〜10の範囲に調整することを含む限り、特に制限はなく、一般的な方法を適宜選択することができる。
また、前記蛋白源として、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末を配合してもよい。
例えば、ペレット状固型飼料とする場合には、上記原料を混合後、アジテーターまたはコンディショナーにて、水および蒸気を用いて原料水分が10〜25質量%程度となるように調製する。次いで、ペレットミル、エクストルーダー等の押出造粒機に投入してダイの孔より押し出し、所望の長さとしたペレットを固定刃または回転刃で切断し、その後乾燥する方法などが挙げられる。
ペレットの径および長さとしては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、径3〜15mm程度、長さは前記径の1〜1.5倍以上とするなどが挙げられる。
前記乾燥の方法としては、特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、通常の通風乾燥などを用い、80〜140℃程度の加熱により乾燥する方法などが挙げられる。
以下、試験例を示して本発明を説明するが、本発明はこれらの試験例に何ら限定されるものではない。
(試験例1:原料の検討−1)
以下の各原料について、蛍光を発するかどうかを試験した。
<原料>
A ・・・ α化澱粉(α化タピオカ澱粉、昭和産業株式会社製)
B ・・・ 未α化澱粉(タピオカ澱粉、昭和産業株式会社製)
C ・・・ 未α化澱粉(サゴ澱粉、昭和産業株式会社製)
D ・・・ 未α化澱粉(タピオカ澱粉、日本食品化工株式会社製)
E ・・・ 未α化澱粉(うるち米澱粉、上越スターチ株式会社製)
F ・・・ α化澱粉(α化うるち米澱粉、上越スターチ株式会社製)
G ・・・ 未α化澱粉(小麦澱粉、株式会社新進製)
H ・・・ 未α化澱粉(馬鈴薯澱粉)
I ・・・ 未α化ワキシーコーンスターチ(株式会社J−オイルミルズ製)
<試験方法>
マイクロプレートに各原料を投入し(各原料の投入量は、同量)、IVIS(Perkin Elmer社)を用い、表1に記載の各励起波長/放出波長における蛍光スペクトル画像を撮影し、比較した。なお、前記比較の結果は、「−」と「+」の数で評価した。具体的には、蛍光を発していないものを「−」とし、発する蛍光が高いものほど「+」の数を多くした。結果を表1に示す。
Figure 0006878115
表1の結果から、炭水化物源として通常使用されている未α化コーンスターチに比べ、未α化澱粉では自家蛍光が低かった。また、未α化澱粉の中でも、米澱粉やサゴ澱粉が、より自家蛍光が低かった。なお、α化澱粉は、未α化澱粉よりも自家蛍光が高かった。
(試験例2:原料の検討−2)
以下の各原料について、蛍光を発するかどうかを試験した。
<原料>
J ・・・ ミルクカゼイン(Fonterra Limited社製)
K ・・・ 脱脂処理カゼイン(Biomedicals社製)
L ・・・ 卵白粉末(太陽化学株式会社製)
<試験方法>
マイクロプレートに各原料を投入し(各原料の投入量は、同量)、IVIS(Perkin Elmer社)を用い、表2に記載の各励起波長/放出波長における蛍光スペクトル画像を撮影し、比較した。なお、前記比較の結果は、「−」と「+」の数で評価した。具体的には、蛍光を発していないものを「−」とし、発する蛍光が高いものほど「+」の数を多くした。結果を表2に示す。
Figure 0006878115
表2の結果から、蛋白源として通常使用されているミルクカゼインに比べ、脱脂処理カゼインおよび卵白粉末では、自家蛍光が低かった。また、励起波長710nm/放出波長760nmおよび励起波長745nm/放出波長800nmでは、卵白粉末の自家蛍光が特に低い結果となった。
(比較例1)
一般的な実験用の基礎飼料として、改良NIH飼料(オリエンタル酵母工業株式会社製)を比較例1の飼料(以下、「飼料1」と称することがある)とした。
飼料1の配合組成は、以下のとおりである。
脱脂粉乳(5.0%)、魚粉(10.0%)、脱脂大豆(10.0%)、アルファルファミール(4.0%)、グルテンミール(3.0%)、とうもろこし(24.5%)、小麦粉(32.87%)、ビール酵母(2.0%)、糖蜜(0.75%)、大豆油(2.5%)、食塩(0.33%)、リン酸2カルシウム(1.25%)、AIN−93ミネラル混合(1.05%)、AIN−93ビタミン混合(1.0%)。
(比較例2)
前記飼料1におけるアルファルファミールを除いたものを比較例2の飼料(以下、「飼料2」と称することがある)とした。
(比較例3、実施例1〜2)
下記表3に記載の原料を混合した後、水を外割40%に加水して一軸押出し成型機にて、孔径12mmのダイの孔より押し出して固型飼料を得た。次に、バンド乾燥機で乾燥した後冷却する通常の条件下で、比較例3および実施例1〜2のペレット状固型飼料を得た(以下、比較例3の飼料を「飼料3」、実施例1の飼料を「飼料4」、実施例2の飼料を「飼料5」と称することがある)。
Figure 0006878115
表1中、「AIN−93ビタミン混合」および「AIN−93ミネラル混合」は、米国国立栄養研究所(AIN)が1993年(AIN−93)に発表したマウス・ラットを用いた栄養研究のための標準精製飼料(AIN−93精製飼料)におけるビタミン混合およびミネラル混合を表す。
(試験例3:飼料の検討−1)
比較例1〜3および実施例1で作製した飼料1〜4について、蛍光を発するかどうかを試験した。
<試験方法>
飼料1〜4について、IVIS(Perkin Elmer社)を用い、表4に記載の各励起波長/放出波長における蛍光スペクトル画像を撮影し、比較した。なお、前記比較の結果は、「−」と「+」の数で評価した。具体的には、蛍光を発していないものを「−」とし、発する蛍光が高いものほど「+」の数を多くした。結果を表4に示す。
Figure 0006878115
表4の結果から、比較例1〜3の飼料では自家蛍光が生じたのに対し、実施例1の飼料では、自家蛍光が抑えられていた。したがって、本発明の飼料が、蛍光イメージング解析における飼料由来の自家蛍光を低減させ、鮮明な蛍光イメージング解析が可能な飼料となり得ることがわかった。
(試験例4:飼料の検討−2)
比較例2および実施例1で作製した飼料2および4について、それぞれの飼料を給餌して飼育したマウスにおける自家蛍光を試験した。
<マウスの飼育>
市販ケージにて、飼料2もしくは飼料4と、水とを自由摂取させ、1週間飼育した。なお、飼育に際して金網スノコを利用し、床敷や糞との接触を防止した。
<試験方法>
供試飼料を1週間摂取させた供試動物を安楽死させ、開腹した。次いで、IVIS(Perkin Elmer社)を用い、励起波長675nm/放出波長720nm、もしくは励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影し、比較した。
図1A(飼料2を給餌して飼育したマウス)および図1B(飼料4を給餌して飼育したマウス)は、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示し、図1C(飼料2を給餌して飼育したマウス)および図1D(飼料4を給餌して飼育したマウス)は、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す。
図1A〜1Dの結果から、比較例2の飼料2を給餌して飼育したマウスと比べ、実施例1の飼料4を給餌して飼育したマウスでは、腸内における飼料由来の自家蛍光が低減されていた、したがって、本発明の飼料を給餌して飼育することにより、実験動物をIn vivo蛍光イメージング解析する際に、飼料由来の自家蛍光を低減させ、鮮明な蛍光イメージング解析が可能となることが示された。
(試験例5:飼料の検討−3)
飼料として、実施例1または2で作製した飼料4または5を用いた以外は、試験例4と同様にしてマウスを飼育し、自家蛍光を試験した。
図2A(飼料4を給餌して飼育したマウス)および図2B(飼料5を給餌して飼育したマウス)は、励起波長675nm/放出波長720nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示し、図2C(飼料4を給餌して飼育したマウス)および図2D(飼料5を給餌して飼育したマウス)は、励起波長745nm/放出波長820nmにおける蛍光スペクトル画像を撮影した結果を示す。
図2A〜2Dの結果から、実施例2の飼料を給餌して飼育したマウスでも、腸内における飼料由来の自家蛍光が低減されていることが確認された。したがって、本試験例からも、本発明の飼料を給餌して飼育することにより、実験動物をIn vivo蛍光イメージング解析する際に、飼料由来の自家蛍光を低減させ、鮮明な蛍光イメージング解析が可能となることが示された。
(試験例6:飼料の検討−4)
比較例1、実施例1または2の飼料を給餌してマウスを飼育し、経時でのマウスの体重変化を試験した。なお、マウスの飼育は、試験例4と同様にして行い、体重の測定は、飼育開始から34日間行った。
その結果、比較例1の飼料を給餌して飼育したマウスと、実施例1または2の飼料を給餌して飼育したマウスの体重変動は、同程度であることが確認された。したがって、本発明の飼料は、実験動物の生育に必要な栄養組成を維持していることが確認された。

Claims (8)

  1. 炭水化物源60〜85質量%、蛋白源10〜30質量%および油脂3〜15質量%を含有する低蛍光性実験動物用飼料において、
    (i)前記炭水化物源として、糖類3〜20質量%および澱粉類40〜70質量%を含有し、
    (ii)前記澱粉類が、α化コーンスターチと、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上の未α化澱粉とを含有し、
    前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比が、1:2〜10の範囲であることを特徴とする実験動物用飼料。
  2. 前記蛋白源が、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末である請求項1に記載の実験動物用飼料。
  3. 実験動物が、げっ歯類である請求項1または2に記載の実験動物用飼料。
  4. セルロースの含有量が、5質量%以下である請求項1〜3のいずれかに記載の実験動物用飼料。
  5. 前記未α化澱粉が、米澱粉またはサゴ澱粉である請求項1〜4のいずれかに記載の実験動物用飼料。
  6. さらに、ビタミン類およびミネラル類を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の実験動物用飼料。
  7. 炭水化物源60〜85質量%、蛋白源10〜30質量%および油脂3〜15質量%を含有する低蛍光性実験動物用飼料の製造方法において、
    (i)前記炭水化物源として、糖類3〜20質量%および澱粉類40〜70質量%を配合し、且つ
    (ii)前記澱粉類として、α化コーンスターチと、米粉、米澱粉、タピオカ澱粉、サゴ澱粉および小麦澱粉から選択される1種以上の未α化澱粉とを用い、
    前記α化コーンスターチと前記未α化澱粉との質量比を、1:2〜10の範囲に調整することを特徴とする実験動物用飼料の製造方法。
  8. 前記蛋白源として、脱脂処理カゼインおよび/または卵白粉末を配合する請求項7に記載の製造方法。
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