JPH08186A - 動物用固型飼料 - Google Patents

動物用固型飼料

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Publication number
JPH08186A
JPH08186A JP6163332A JP16333294A JPH08186A JP H08186 A JPH08186 A JP H08186A JP 6163332 A JP6163332 A JP 6163332A JP 16333294 A JP16333294 A JP 16333294A JP H08186 A JPH08186 A JP H08186A
Authority
JP
Japan
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feed
hardness
solid feed
animals
small animals
Prior art date
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Pending
Application number
JP6163332A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Momose
百瀬清一
Tomio Suwa
諏訪富雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oriental Yeast Co Ltd
Original Assignee
Oriental Yeast Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Oriental Yeast Co Ltd filed Critical Oriental Yeast Co Ltd
Priority to JP6163332A priority Critical patent/JPH08186A/ja
Publication of JPH08186A publication Critical patent/JPH08186A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】実験動物等の、小動物の飼料に適した各種原料
混合物を、硬度10kg/cm以下となるよう成型す
る。 【効果】嗜好性や発育性が良い、ペレット状固型飼料を
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、実験動物等の小動物の
飼育を対象とした、人工配合飼料にある。
【0002】
【従来の技術】従来、飼料原料を所定の大きさに成形
し、固型化したペレット状固型飼料は、その取扱いがし
易いこと、及び嗜好性、発育性が良いこと等の理由から
実験動物からペットに至るまで幅広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
固型飼料は飼料原料の配合割合、あるいは配合する原料
の種類によって固型化しにくかったり、製造過程でのロ
スが多く製品歩留りが悪い欠点があった。また輸送中に
砕けて粉末となってしまう等の欠点があった。従って飼
料メーカーとしては、製品の歩留りを高くするため極度
の硬度を有する条件で固型飼料が製造される傾向にあっ
た。
【0004】一方において、実験動物等の小動物は嗜好
性が敏感であり、摂餌率が実験データにとって大きく影
響してくるため、飼料メーカーは固型飼料の色、匂い、
味、硬さ等に日々試行錯誤の奮闘であった。天然原料主
体の嗜好性低下の要因として、匂いや味や硬度が大きく
影響するとされており、特にオートクレーブ処理後の匂
いに嗜好性低下の原因があるものと提唱されてきた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意検討を
試みたところ、該固型飼料に対する摂餌率は、匂いでは
なく硬度の変化に大きく起因していることを見いだして
本発明を完成し、これを応用することによって、以下に
述べるごとく飼育成績が優れていることを確認した。
【0006】すなわち本発明は、実験動物等の小動物の
飼料に適した各種原料混合物を、硬度10kg/cm以
下となるよう成型したことを特徴とするペレット状固型
飼料を提供することにある。
【0007】本発明でいう実験動物等の小動物とは、マ
ウス、ラットまたはこれに相当する動物を指す。
【0008】また、本発明で使用する各種原料混合物と
は、コーンスターチ、カゼイン、アルファー澱粉、シュ
ークロース、セルロースパウダー、植物油、グラニュー
糖、ミネラル類、ビタミン類等の精製飼料用原料類の
他、トウモロコシ、小麦粉、大豆粕、米ぬか、ふすま、
牧草、大麦、魚粉、肉粉、脱脂粉乳、パン粉等、汎用さ
れる一般的飼料原料の全てを、その目的に応じて適宜選
択して用いることができる。
【0009】本発明におけるペレット状固型飼料の製造
方法は、一般的な方法であって、次のようにして行う。
まず、上記原料を混合後、アジテーターないしはコンデ
ィショナーにて水および蒸気を用いて原料水分が10〜
25%程度となるよう調製する。次いでペレットミル、
エクストルーダー等の押出造粒機に投入してダイの孔径
より押し出し、固定刃ないしは回転刃でペレットの長さ
所望の長さとして切断した後、乾燥工程で乾燥する。ペ
レットの径は、小動物の摂餌性および押出造粒条件等か
ら、径3〜15mmとすることが望ましく、またペレット
の長さは、径の1.5倍以上とすることが望ましい。乾
燥方法としては通常の通風乾燥などを用い、例えば80
〜140℃程度の加熱により乾燥すれば良い。
【0010】次に、このようにして製造したペレット状
固型飼料を、小動物に給餌して小動物を飼育するが、給
餌する時点での固型飼料の硬度が10kg/cm以下、
好ましくは8〜5kg/cm程度であることが好まし
い。10kg/cm以上では、小動物には硬すぎて摂餌
率が低下し最良の飼育が得られにくく、軟らかすぎては
ペレット化の意味がなく、また粉餌の欠点を解消するに
至らない。
【0011】本発明でいう硬度とは、以下の測定により
試測された値をいう。本発明でいう硬度の基準となる測
定機は、木屋式デジタル硬度計KHT−20型を使用す
る。 固型飼料の硬度を測定する操作手順は、飼料を飼
料台中央に載せ、上方より降下するナイフ型テスト棒で
飼料を破壊させる方法であり、本発明でいう硬度の値と
は、この時にデジタル表示部にホールド表示された数値
の値を単位硬度(kg/cm)で表した値をいう。
【0012】図1は、後記実施例1に準じて、本発明の
固型飼料と対照の固型飼料(当社従来製品)を用いて、
各々マウスを飼育した場合のマウスの体重を比較したグ
ラフである。図中、aは本発明の固型飼料、bは対照の
固型飼料を給餌した際の、試験開始から終了における体
重の変化を示している。以上のことから、本発明の固型
飼料の方が、対照の固型飼料より摂餌性が良く、成長の
良いことが認められる。
【0013】以下実施例により、詳細を述べる。
【0014】
【実施例1】 コーンスターチ 41.5% カゼイン 25 % アルファー澱粉 10 % セルロースパウダ 8 % 植物油 6 % ミネラル類 3.5% グラニュー糖 5 % ビタミン類 1 % 上記配合による精製飼料原料を混合した後、水を外割4
0%に加水して一軸押出し成型機にて、ダイの孔径12
mmより押出して固形飼料を得た。次に、バンド乾燥機
で乾燥したのち冷却する通常の条件下で、従来品のペレ
ット状固型飼料を得た。一方、上記配合のうちアルファ
ー澱粉量と成型時の加圧条件を、多少調整した条件下
で、本発明のペレット状固型飼料を得た。これら該飼料
を、小動物に給餌するに先立ち、木屋式デジタル硬度計
(KHT−20型)で硬度を測定したところ、従来品は
平均12.5kg/cm、本発明品は平均8.7kg/
cmであった。
【0015】
【実施例2】生後4週令のマウス(オス5匹)区を2区
分準備し、実施例1で得た本発明品を第1区に、また、
従来品を第2区に給餌して、自由給水、自由摂餌の条件
で、16週令まで飼育した。この結果は、図1に示す通
り、従来品の飼料(b)に対し、本発明品の飼料(a)
を摂餌したマウスの方が、はるかに成長が良かったこと
から、飼料の硬度が10kg/cm以下の方がはるかに
優れていることが認められた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、実験動物等の小動
物の飼育に際し、硬度10kg/cm以下に成形したペ
レット状固型飼料を給餌することで、摂餌性が良く、発
育性の良い飼育が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硬度の異なるペレット状固型飼料を、マウスに
給餌した飼育試験の結果。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実験動物等の小動物の飼料に適した各種原
    料混合物を、硬度10kg/cm以下となるよう成型し
    たことを特徴とするペレット状固型飼料。
  2. 【請求項2】硬度10kg/cm以下となるよう成型し
    たペレット状固型飼料を給餌することを特徴とする小動
    物の飼育方法。
JP6163332A 1994-06-23 1994-06-23 動物用固型飼料 Pending JPH08186A (ja)

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JP6163332A JPH08186A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 動物用固型飼料

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JP6163332A JPH08186A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 動物用固型飼料

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JPH08186A true JPH08186A (ja) 1996-01-09

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ID=15771851

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JP6163332A Pending JPH08186A (ja) 1994-06-23 1994-06-23 動物用固型飼料

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JP (1) JPH08186A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018183075A (ja) * 2017-04-25 2018-11-22 オリエンタル酵母工業株式会社 低蛍光性実験動物用飼料およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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