JP6876906B2 - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置および画像形成装置に関する。
特許文献1には、シャフトの端部にカップリングが取付けられ、このカップリングはモータに取付けられたカップリングと係合する構成が開示されている。
特許文献2には、用紙トレイを本体から引き出すと、解除レバーと加圧レバーの共働作用によりピックアップ圧及び分離圧が解除される構成が開示されている。
特許文献3には、給紙トレイの本体筐体への押し込み時に、駆動部のカップリングのピン溝を給紙トレイの回転軸のピンとの連結位置に位置合わせして、ピンとカップリングのピン溝とを連結させる構成が開示されている。
特開2003−276868号公報 特開平10−245131号公報 特開2007−153615号公報
給紙装置や画像形成装置などでは、用紙を収容する用紙収容部が設けられ、用紙の補充時などに、装置本体から用紙収容部が引き出される。また、用紙の補充が終了すると、装置本体に向けて用紙収容部が押し出されて、用紙収容部が元の場合に戻される。
ここで、移動する用紙収容部から力を受けて作動する作動機構が設けられていると、用紙収容部を装置本体に対して移動させる際に用紙収容部に負荷が加わることになり、用紙収容部の移動により大きな力を要する。
本発明の目的は、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図ることにある。
請求項1に記載の発明は、装置本体と、前記装置本体側に設けられた駆動源と、前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、前記装置本体側に設けられ、当該装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、を備え、前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた前記駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して当該装置本体側に設けられた前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動する給紙装置である。
請求項2に記載の発明は、前記装置本体側に設けられた前記作動機構は、前記用紙収容部に収容された用紙の搬送に用いられる部材を作動させる請求項1に記載の給紙装置である。
請求項3に記載の発明は、前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給される請求項1に記載の給紙装置である。
請求項4に記載の発明は、前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成された請求項に記載の給紙装置である。
請求項5に記載の発明は、前記作動機構には、回転駆動力が供給され、前記作動機構に供給される回転駆動力の大きさが予め定められた大きさを超えた場合に作動するトルクリミッタが用いられ、当該作動機構への回転駆動力の供給が停止される請求項に記載の給紙装置である。
請求項6に記載の発明は、装置本体と、前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、を備え、前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給され、前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成され、カムが用いられて前記作動機構への駆動力の供給が行われ、前記カムのうちの前記作動機構に対する位置が変化しない部分が当該作動機構に対峙することで、当該作動機構への駆動力の供給が停止される給紙装置である。
請求項7に記載の発明は、装置本体と、前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、を備え、前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給され、前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成され、ねじ部材を回転させ、当該ねじ部材に噛み合う噛み合い部材を当該ねじ部材の軸方向に沿って移動させることで前記作動機構への駆動力の供給が行われ、前記ねじ部材が予め定められた量を超えて回転することで、当該ねじ部材と前記噛み合い部材との噛み合いが生じなくなり、前記作動機構への駆動力の供給が停止される給紙装置である。
請求項8に記載の発明は、装置本体と、前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、を備え、前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、前記作動機構には、少なくとも一方の部材が動く2つの部材が設けられるとともに、当該2つの部材間に他の部材が配置され、前記装置本体側の前記駆動源にて発生した駆動力により前記他の部材の状態が変化して、当該他の部材のうちの前記2つの部材の間に位置する部分の厚みが変化し、当該部分の厚みが変化することで、前記一方の部材が動いて前記作動機構が作動する給紙装置である。
請求項9に記載の発明は、前記装置本体側に前記用紙収容部を引き込む引き込み機構を更に備える請求項1乃至の何れかに記載の給紙装置である。
請求項10に記載の発明は、給紙装置と、当該給紙装置により供給された用紙に対して画像を形成する画像形成手段と、を備え、当該給紙装置が、請求項1乃至9の何れかに記載の給紙装置により構成された画像形成装置である。
請求項1、2の発明によれば、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図れる。
請求項の発明によれば、作動機構および他の機構のそれぞれに対応させて駆動源を設ける場合に比べ、駆動源の削減を図れる。
請求項の発明によれば、作動機構の破損を防止できる。
請求項の発明によれば、作動機構への回転駆動力の供給を行えるとともに、作動機構への回転駆動力の供給を停止できる。
請求項の発明によれば、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図れ、また、作動機構への駆動力の供給を行えるとともに、作動機構への駆動力の供給を停止できる。
請求項の発明によれば、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図れ、また、作動機構への駆動力の供給を行えるとともに、作動機構への駆動力の供給を停止できる。
請求項の発明によれば、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図れ、また、他の部材の状態を変化させることで作動機構を作動させられるようになる。
請求項の発明によれば、用紙収容部を装置本体に向けて押し出す際に要する操作力をさらに低減させることができる。
請求項10の発明によれば、用紙収容部を移動させる際に用紙収容部に作用する操作力のみを用いて作動機構を作動させる場合に比べ、用紙収容部を移動させる際に要する操作力の低減を図れる。
画像形成装置の概略構成を示した図である。 第3給紙装置を画像形成装置の手前側から眺めた場合の斜視図である。 (A)、(B)、(C)は、引き込み機構を説明する図である。 (A)、(B)は、ロール駆動機構を説明する図である。 (A)、(B)は、第3給紙装置の詳細な構成を示した図である。 駆動力供給機構を説明する図である。 第3給紙装置の比較例を示した図である。 (A)、(B)は、第3給紙装置の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)、(C)は、図8(B)の矢印IX方向からカム、移動部材を眺めた場合の図である。 (A)、(B)は、第3給紙装置の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)は、第3給紙装置の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)、(C)は、第3給紙装置の他の構成例を示した図である。 (A)、(B)、(C)は、第3給紙装置の他の構成例を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示した図である。
画像形成装置1には、装置本体1Aが設けられている。また、この装置本体1Aの内部には、用紙Pにトナー像(画像)を形成する画像形成部10、画像形成部10によってトナー像が形成された用紙Pの加熱および加圧を行いこのトナー像を用紙Pに定着する定着装置20、画像形成部10に対して用紙Pを供給する用紙供給部30が設けられている。
画像形成手段の一例としての画像形成部10は、感光体ドラム11、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、および、クリーニング装置16を備える。
感光体ドラム11は、その外周面に感光層を備え、図中矢印方向に回転する。帯電装置12は、回転する感光体ドラム11を予め定められた電位に帯電する。露光装置13は、帯電装置12により帯電した感光体ドラム11を選択的に露光する。これにより、感光体ドラム11の表面には静電潜像が形成される。
現像装置14は、感光体ドラム11上に形成された静電潜像をトナーで現像して感光体ドラム11上にトナー像を形成する。転写装置15は、感光体ドラム11との間に電界を形成し、感光体ドラム11上のトナー像を用紙Pに転写する。クリーニング装置16は、転写後に感光体ドラム11上に残留するトナー等を除去する。
なお、感光体ドラム11と転写装置15とが対向している箇所であって感光体ドラム11に保持されているトナー像が用紙Pに転写される箇所を、以下、転写部Tpと称する。
用紙供給部30は、異なるサイズの用紙Pを画像形成部10に対して供給可能なように第1給紙装置31〜第3給紙装置33を備える。
ここで、第1給紙装置31〜第3給紙装置33は、同様に構成されている。第3給紙装置33を一例に説明すると、第3給紙装置33は、用紙収容部41、送り出しロール43、および、捌き機構44を備える。
用紙収容部41は、上部が開口する直方体状の形状を有し、その内部に用紙Pを収容する。また、用紙収容部41は、装置本体1Aからの引き出しおよび装置本体1Aに向けての押し出しが可能に設けられている。具体的には、本実施形態では、図中手前側方向に用紙収容部41を引っ張ることで、装置本体1Aからの用紙収容部41の引き出しを行える。また、図中紙面の奥側に向けて用紙収容部41を押し出すことで、用紙収容部41を元の位置に戻せる。
本実施形態では、用紙収容部41への用紙Pの補充などが行われる際に、用紙収容部41が装置本体1Aから引き出される。そして、用紙Pの補充が終了すると、装置本体1Aに向けて用紙収容部41が押し出されて、用紙収容部41が元の位置に戻る。
送り出しロール43は、用紙収容部41に収容されている複数枚の用紙Pのうちの最上位の用紙Pに接触し、この最上位の用紙Pを捌き機構44に向けて送り出す。
捌き機構44は、例えば回転するフィードロール44Aと回転が制限されたリタードロール44Bとによって構成され、送り出しロール43にて送り出された用紙Pを一枚ずつに捌く。そして、捌かれた一枚の用紙Pを下流側に位置する搬送ロール45に向けて送り出す。
用紙収容部41内には、用紙収容部41内の用紙Pを下方から支持する底板41Aが設けられている。さらに、この底板41Aを上下動させる底板移動機構41Bが設けられている。本実施形態では、この底板移動機構41Bによって、底板41Aが上昇し、これにより、底板41A上の用紙Pが送り出しロール43に接触する。
底板移動機構41Bには、底板41Aに取り付けられ底板41Aから上方に向かって延びるワイヤ41C、このワイヤ41Cを巻き取る巻き取り軸41Dが設けられている。
また、用紙供給部30には、第1給紙装置31〜第3給紙装置33から送り出された用紙Pを搬送する搬送ロール45が設けられている。また、搬送ロール45の下流側には、プレレジロール851およびレジストレーションロール(レジロール)852が設けられている。
プレレジロール851は、搬送ロール45により搬送されてきた用紙Pをさらに下流側に向けて搬送するとともに、レジロール852と協同してループ形成を行う。レジロール852は、用紙Pの搬送を一時的に止め、タイミングを合わせて回転を再開することにより、転写部Tpに対してレジストレーション調整を施しながら用紙Pを供給する。
また、画像形成装置1には、画像処理部400が設けられている。画像処理部400は、不図示のPC(Personal computer)やスキャナ装置等から取得した画像データに予め定められた画像処理を行う。
さらに、画像形成装置1には、露光制御装置600が設けられている。露光制御装置600は、画像処理部400から画像データを取得するとともに、取得したこの画像データに基づき露光装置13を制御する。
さらに、画像形成装置1には、プログラム制御されたCPU(Central Processing Unit)により実現され、画像形成部10、定着装置20、用紙供給部30、露光制御装置600の制御を行う制御部500が設けられている。
さらに、液晶ディスプレイなどにより構成され、ユーザからの指示を受け付けるとともにユーザに対してメッセージを表示するユーザインタフェース(UI)700が設けられている。
画像形成装置1の動作について説明する。
本実施形態では、まず、用紙供給部30により用紙Pの搬送が開始される。具体的には、送り出しロール43によって、第1給紙装置31〜第3給紙装置33の何れかに設けられた用紙収容部41からの用紙Pの送り出しが行われる。
次いで、プレレジロール851、レジロール852などによって、この用紙Pが転写部Tpまで搬送される。
一方、画像形成部10では、帯電装置12によって帯電された感光体ドラム11の表面が露光装置13により露光され、感光体ドラム11の表面に静電潜像が形成される。そして、形成された静電潜像は現像装置14によってトナー像として現像される。その後、感光体ドラム11上に形成されたトナー像は、転写部Tpにおいて、レジロール852により搬送されてきた用紙Pに転写される。
その後、トナー像が転写された用紙Pは、定着装置20において定着処理を受ける。その後、この用紙Pは、画像形成装置1の外部に設けられた用紙積載部(不図示)に積載される。
図2は、第3給紙装置33を画像形成装置1の手前側から眺めた場合の斜視図である。なお、以下の説明では、第3給紙装置33について説明するが、第1給紙装置31、第2給紙装置32も、第3給紙装置33と同様に構成されている。
本実施形態では、上記のように、用紙収容部41は、装置本体1Aからの引き出しおよび装置本体1Aに向けての押し出しが可能に設けられている。
具体的には、本実施形態では、図中手前側方向に用紙収容部41を引っ張ることで、装置本体1Aからの用紙収容部41の引き出しを行える。また、図中奥側に向けて用紙収容部41を押し出すことで、用紙収容部41が元の位置に戻る。
図2に示すように、装置本体1A側であって用紙収容部41の両脇には、この用紙収容部41の案内を行う案内部材41Eが設けられている。さらに、装置本体1Aの奥側には、用紙収容部41を装置本体1Aの奥側へ引き込む引き込み機構41Fが設けられている。
本実施形態では、装置本体1Aへの用紙収容部41の押し出しがある程度行われると、この引き込み機構41Fによって、用紙収容部41が装置本体1Aの奥側へ引き込まれる。これにより、本実施形態では、操作者が用紙収容部41を押し出す際に要する操作力が小さくなる。
さらに、装置本体1Aの図中左側には、作動機構の一例としてのロール駆動機構41Gが設けられている。
本実施形態では、装置本体1Aに向けて用紙収容部41が押し出されて、用紙収容部41が予め定められた箇所に達すると、このロール駆動機構41Gが作動し、上記の送り出しロール43(図1参照)が下降し、また、リタードロール44Bが上昇する。
より具体的には、本実施形態では、装置本体1Aに向けて用紙収容部41が押し出されて、用紙収容部41が予め定められた箇所に達すると、装置本体1A側に設けられた駆動用モータ(後述)からの駆動力が、用紙収容部41を介してロール駆動機構41Gに伝達される。これにより、ロール駆動機構41Gが作動し、送り出しロール43の下降、リタードロール44Bの上昇が行われる。
なお、本実施形態では、装置本体1Aに向けて用紙収容部41が押し出されて、用紙収容部41が予め定められた箇所に達すると、用紙収容部41に設けられた底板41A(図1参照)も上昇し、底板41Aに載っている用紙Pが送り出しロール43に接触する。
図3(A)、(B)、(C)は、引き込み機構41Fを説明する図である。
本実施形態では、図3(A)に示すように、用紙収容部41の奥側に、引き込み用のピン41Hが取り付けられている。
一方で、引き込み機構41F側には、このピン41Hを保持する保持機構71、曲率を有して形成され保持機構71を案内する案内溝72が設けられている。案内溝72の径方向における内側には、保持機構71をこの径方向における内側方向へ引っ張るコイルスプリング73が設けられている。
本実施形態では、装置本体1Aへの用紙収容部41の押し出しが行われると、まず、図3(B)に示すように、保持機構71によりピン41Hが保持される。その後、保持機構71は、ピン41H(用紙収容部41)により押圧されて装置本体1Aの奥側へ移動する。
そして、本実施形態では、この保持機構71が、図3(C)に示すように、案内溝72の頂部(上死点)72Aを超えると、保持機構71は、コイルスプリング73から作用する力によって、装置本体1Aの奥側へ移動する。これにより、用紙収容部41が保持機構71により引っ張られる形となり、用紙収容部41が装置本体1Aの奥側へ移動する。この構成の場合、上記のとおり、操作者が用紙収容部41を押し出す際に要する操作力が小さくなる。
図4(A)、(B)は、ロール駆動機構41Gを説明する図である。より具体的には、図4(A)、(B)は、画像形成装置1のフロント側からロール駆動機構41Gを眺めた場合の図である。
図4(A)に示すように、ロール駆動機構41Gには、装置本体1Aに向けて押し出された用紙収容部41が予め定められた箇所に達した場合に、図中左方向(用紙収容部41の移動方向と直交する方向)へ移動する移動部材75が設けられている。
さらに、ロール駆動機構41Gには、移動部材75を図中右方向へ付勢する付勢用ばね76が設けられている。また、この移動部材75の上方には、移動部材75に連動して移動する連動部材77が設けられている。
連動部材77には、送り出しロール用斜面77Aおよびリタードロール用斜面77Bが設けられている。
図4(A)に示すように、本実施形態では、装置本体1Aへの用紙収容部41の押し出しが行われると、後述する駆動力供給機構(図4では不図示)によって、移動部材75に対して駆動力が供給され、移動部材75が図中左方向へ移動する。また、これに伴い、連動部材77が図中左方向へ移動する。
これにより、送り出しロール43が下方へ移動して、用紙収容部41の用紙Pに送り出しロール43が接触する。また、リタードロール44Bが上方へ移動して、リタードロール44Bがフィードロール44Aに接触する。具体的には、リタードロール44Bは、不図示のばね部材により上方へ付勢されており、連動部材77が図中左方向へ移動し、リタードロール用斜面77Bが同じく図中左方向へ移動すると、リタードロール44Bは、上方へ移動してフィードロール44Aに接触する。
一方、図4(B)に示すように、装置本体1Aからの用紙収容部41の引き出しが行われると、付勢用ばね76によって移動部材75が図中右方向へ移動する。また、連動部材77も、図中右方向へ移動する。
これにより、送り出しロール用斜面77Aが、送り出しロール43に連動する部分に接触して、送り出しロール43が上方へ移動する。また、リタードロール用斜面77Bがリタードロール44Bに接触して、リタードロール44Bが下方へ移動する。
図5(A)、(B)は、第3給紙装置33の詳細な構成を示した図である。
図5(A)に示すように、第3給紙装置33には、用紙Pを収容する用紙収容部41が設けられている。さらに、用紙収容部41の内部には、用紙Pを下方から支持する底板41Aが設けられている。
底板41Aの上面のうちの、送り出しロール43、捌き機構44が設けられている側には、傾斜が付与されており、この部分は、用紙Pの供給方向下流側に向かって進むに従い、送り出しロール43、捌き機構44側に近づく。
ここで、用紙収容部41の引き出し操作がなされる際に、用紙収容部41の用紙Pに送り出しロール43が接触していると、この用紙Pの移動が規制され、装置本体1A内に用紙Pが残ってしまうおそれがある。
また、リタードロール44Bについても同様であり、用紙収容部41の引き出し操作がなされる際に、フィードロール44Aに対してリタードロール44Bが押し付けられたままの状態であると、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置している用紙Pが、装置本体1A内に残ってしまう。
これに対し、本実施形態の構成では、図5(B)に示すように、用紙収容部41の引き出し操作がなされると、送り出しロール43が上方へ移動し、用紙Pから送り出しロール43が離れる。また、リタードロール44Bが下降し、フィードロール44Aからリタードロール44Bが離れる。
また、本実施形態では、図5(B)に示すように、用紙収容部41の引き出し操作がなされると、底板41Aが下降し、この底板41Aの下降によっても、送り出しロール43が、底板41A上の用紙Pから離れるようになる。
図6は、駆動力供給機構を説明する図である。
本実施形態では、用紙収容部41の奥側および装置本体1Aの奥側に、ロール駆動機構41Gに設けられた移動部材75に対して駆動力を供給する駆動力供給機構300が設けられている。駆動力供給機構300には、駆動源の一例としての駆動用モータMが設けられている。この駆動用モータMは、装置本体1A側に設けられている。また、駆動用モータMからの駆動力を、用紙収容部41に伝達するための本体側連結部材310が設けられている。
ここで、本実施形態では、装置本体1A側に設けられた駆動用モータMからの駆動力は、用紙収容部41を介してロール駆動機構41Gに伝達されてロール駆動機構41Gが作動するようになっている。
駆動力供給機構300を構成する部材として、さらに、本体側連結部材310に連結される収容部側連結部材321が設けられている。さらに、この収容部側連結部材321と同軸上に配置され、収容部側連結部材321と同期して回転する回転ギア322が設けられている。
ここで、本実施形態の本体側連結部材310および収容部側連結部材321は、いわゆるカップリング部材により構成されている。
また、駆動力供給機構300には、回転ギア322からの駆動力が入力される入力ギア323、この入力ギア323と同軸上に配置され駆動力を出力する出力ギア324、入力ギア323および出力ギア324と同軸上に配置されたトルクリミッタ325、ワンウェイクラッチ326が設けられている。
さらに、駆動力供給機構300には、移動部材75の移動方向に沿って移動可能なスライド部材327、このスライド部材327とともに移動するラックギア328、出力ギア324から駆動力を受けて回転しラックギア328を移動させるピニオンギア329が設けられている。さらに、移動部材75から離れる方向へラックギア328を移動させる引っ張りばね330が設けられている。
ここで、収容部側連結部材321、回転ギア322、入力ギア323、出力ギア324、トルクリミッタ325、ワンウェイクラッチ326、スライド部材327、ラックギア328、ピニオンギア329、引っ張りばね330は、用紙収容部41に設置されている。
また、用紙収容部41には、底板41Aを移動させる底板移動機構41Bが設けられている。この底板移動機構41Bには、回転ギア322から駆動力を受けて回転する底板用ギア341が設けられている。本実施形態では、この底板用ギア341が回転することで、巻き取り軸41D(図1も参照)が回転してワイヤ41C(図1参照)が巻かれ、底板41Aが上昇する。
本実施形態では、駆動源である駆動用モータMにて発生した駆動力は、ロール駆動機構41G以外の他の機構にも供給される。具体的には、駆動用モータMからの駆動力は、ロール駆動機構41Gの他に、底板移動機構41Bにも供給される。
装置本体1Aに対して用紙収容部41が押し出された際の駆動力供給機構300、底板移動機構41Bの動きを説明する。
本実施形態では、装置本体1Aに用紙収容部41が押し出され、用紙収容部41が予め定められた箇所に達すると、図6に示すように、本体側連結部材310と収容部側連結部材321とが互いに連結する。次いで、駆動用モータMの駆動が開始され、回転ギア322が矢印に示す方向へ回転する。回転ギア322が回転すると、底板用ギア341が回転し、これに伴い、底板41A(図6では不図示)が上昇する。
また、回転ギア322が回転すると、ラックギア328、スライド部材327が移動部材75側に移動し、スライド部材327が移動部材75を押圧する。
これにより、移動部材75が図中左方向へ移動し、移動部材75のこの移動により、図4(A)にて示したように、送り出しロール43が下降し、リタードロール44Bが上昇する。
なお、本実施形態では、駆動用モータMの駆動時間が長く、回転ギア322の回転量が大きくなる場合、ロール駆動機構41Gへの駆動力の供給が途中で停止され、ロール駆動機構41Gの駆動量(作動量)が予め定められた量を超えないようになる。
より具体的には、本実施形態では、回転ギア322の回転量が大きくなり、ロール駆動機構41Gに供給される駆動力(回転駆動力)の大きさが予め定められた大きさを超えると、トルクリミッタ325が作動し、ロール駆動機構41Gへの回転駆動力の供給が停止される。これにより、ロール駆動機構41Gの破損などが抑制される。
ここで、本実施形態では、底板41Aの上に載っている用紙Pの枚数が少ない場合には、底板41Aの上昇量が多くなり、この場合、回転ギア322の回転量が大きくなる。
かかる場合、スライド部材327の移動量も大きくなり、スライド部材327が、ロール駆動機構41Gの移動部材75を必要以上に押圧してしまう。かかる場合、ロール駆動機構41Gの破損等を招くおそれがある。これに対し、本実施形態のように、トルクリミッタ325を設けると、スライド部材327の移動が途中で停止し、ロール駆動機構41Gが必要以上に押圧されることが抑制される。
次に、用紙収容部41を装置本体1Aから引き出した際の各部の動きを説明する。
用紙収容部41を装置本体1Aから引き出すと、まず、本体側連結部材310と収容部側連結部材321との連結が解除される。
本体側連結部材310と収容部側連結部材321との連結が解除されると、底板41Aが、底板41A自身の重さおよび用紙Pの重さによって下降する。
底板41Aが下降すると、これに伴い、回転ギア322が逆方向に回転し(用紙収容部41の装着時の回転方向とは逆方向へ回転し)、これにより、入力ギア323も逆方向に回転する。その後、本実施形態では、入力ギア323側から出力ギア324側へ回転駆動力が伝達されようとするが、本実施形態では、この入力ギア323と出力ギア324との間にワンウェイクラッチ326が設けられており、出力ギア324側への回転駆動力の伝達は遮断される。これにより、本実施形態では、出力ギア324、ピニオンギア329、ラックギア328、スライド部材327が、自由に移動できるようになる。
ラックギア328、スライド部材327が自由に移動できるようになると、ラックギア328、スライド部材327は、引っ張りばね330によって、図中右方向(移動部材75から離れる方向)へ移動する。
また、ロール駆動機構41Gに設けられた移動部材75も、付勢用ばね76によって右方向へ移動するようになる。移動部材75が右方向へ移動すると、図4(B)にて示したように、送り出しロール43が上昇し、リタードロール44Bが下降する。
図7は、第3給紙装置33の比較例を示した図である。
この比較例では、用紙収容部41の奥側の角部に、傾斜面41Kが設けられている。そして、この比較例では、用紙収容部41が装置本体1Aに向けて押し出されると、この傾斜面41Kが移動部材75に突き当たって移動部材75が図中左方向へ移動する。これにより、上記と同様、送り出しロール43が下降し、リタードロール44Bが上昇する。
図7にて示す比較例では、装置本体1Aに向けて押し出された用紙収容部41を利用して、送り出しロール43の下方への移動、リタードロール44Bの上方への移動を行うが、この場合、用紙収容部41の押し出し操作時に、用紙収容部41に対して抗力が作用し、用紙収容部41の操作力が大きくなりやすい。
これに対し、図6に示した本実施形態の構成では、駆動用モータMにて発生した駆動力を用いて、送り出しロール43、リタードロール44Bを移動させる。これにより、用紙収容部41に作成する抗力が減り、用紙収容部41の操作力がより小さいものとなる。
なお、図6にて示した構成例では、移動部材75に対して用紙収容部41が突き当たらない構成であるが、移動部材75に対して用紙収容部41を突き当ててもよい。
言い換えると、ロール駆動機構41Gに対して、用紙収容部41および駆動力供給機構300の両者から駆動力が供給される構成としてもよい。この場合も、用紙収容部41のみが移動部材75に突き当たってロール駆動機構41Gが作動する場合に比べ、用紙収容部41の操作力が小さくなる。
また、本実施形態では、用紙収容部41を引き出す際に要する操作力も小さくなる。
ここで、本実施形態では、引き込み機構41Fに設けられたコイルスプリング73(図3参照)で、用紙収容部41を装置本体1Aの奥側に引っ張って、用紙収容部41の引き込みを行う。
かかる構成にて、図7にて示したように、移動部材75に対して用紙収容部41が突き当たる構成であると、移動部材75から用紙収容部41に作用する抗力に抗して、用紙収容部41を引き込む必要が生じ、コイルスプリング73の引っ張り荷重を大きくする必要が生じる。
かかる場合、用紙収容部41を引き出す際に、コイルスプリング73にて発生した引っ張り荷重が、この引き出しに対する効力となり、用紙収容部41を引き出す際に要する操作力が大きくなる。
これに対し、本実施形態のように、移動部材75への用紙収容部41の突き当てが行われない構成の場合、用紙収容部41へ作用する抗力が小さくなり、これに伴い、コイルスプリング73の引っ張り荷重をより小さくできる。
この場合、用紙収容部41を引き出す際に、コイルスプリング73から用紙収容部41に作用する抗力が小さくなり、用紙収容部41を引き出す際に要する操作力が小さくなる。
図8(A)、(B)は、第3給紙装置33の他の構成例を示した図である。なお、上記と同様の機能を有する部分については上記と同様の符号を付し、その説明を省略する。
この構成例では、図8(A)に示すように、回転ギア322に隣接して設けられこの回転ギア322から駆動力を受けて回転する隣接ギア351が設けられている。
また、この隣接ギア351と同軸上に配置され、隣接ギア351に連動して回転するカム352が設けられている。このカム352は、カム352および隣接ギア351を支持する回転軸353に対して偏心した状態で設置されている。
図8(B)は、装置本体1Aへ用紙収容部41が押し出された後の状態を示した図である。
装置本体1Aへ用紙収容部41が押し出されると、上記と同様に、本体側連結部材310と収容部側連結部材321とが互いに連結する。次いで、駆動用モータMの回転が開始され、回転ギア322が矢印に示す方向へ回転する。
回転ギア322の回転が開始すると、底板用ギア341が回転し、これに伴い、底板41Aが上昇する。さらに、回転ギア322が回転すると、隣接ギア351、カム352が回転し、カム352によって、移動部材75が押圧される。これにより、上記と同様、送り出しロール43が下降し、リタードロール44Bが上昇する。
図9(A)、(B)、(C)は、図8(B)の矢印IX方向からカム352、移動部材75を眺めた場合の図である。
上記のとおり、本実施形態では、底板41Aの上に載っている用紙Pの枚数が少ない場合、底板41Aの上昇量が大きくなり、これに伴い、回転ギア322の回転量が大きくなる。そして、この場合、カム352の形状によっては、移動部材75が必要以上に押されて、移動部材75が大きく移動し、ロール駆動機構41Gの破損等を招くおそれがある。
このため、図8、図9にて示す構成例でも、ロール駆動機構41Gへの駆動力の供給を途中で停止する。
具体的には、この構成例では、カム352のうち、ロール駆動機構41Gに対する位置が変化しない部分(図9(A)の符号9Aで示す部分)を、このロール駆動機構41Gに対峙させて、ロール駆動機構41Gへの駆動力の供給を途中で停止する。
より具体的には、本実施形態では、用紙収容部41の装置本体1Aへの押し出しを行った直後は、カム352は、図9(A)に示す状態となっているが、図9(C)に示すように、カム352の回転角度が90°を超えると、カム352のうちの、外周部の位置が変化しない部分(カム352の回転中心からの距離が変化しない部分)が、移動部材75に対峙するようになる。
言い換えると、カム352には、カム352の回転中心からの距離が変化しない部分が設けられ、この距離が変化しない部分が、移動部材75に対峙するようになる。これにより、移動部材75の移動が停止し、ロール駆動機構41Gへの駆動力の供給が停止される。
さらに、この構成例では、底板41A上の用紙Pの枚数が多く、カム352の回転量が小さくなるときであっても、移動部材75が、予め定められた量を超えて移動するようになっている。
ここで、底板41A上の用紙Pの枚数が多い場合、駆動用モータMの駆動量が小さくなり、これに伴い、カム352の回転角度が小さくなる。
このような場合に、カム352の外径がカム352の回転に伴い緩やかに大きくなる構成では、底板41Aの上昇完了時、送り出しロール43が下降しておらず、また、リタードロール44Bが上昇していない事態が起こり得る。
これに対し、本実施形態では、図9(A)に示すように、カム352の外径が急激に大きくなる構成となっており(カム352を90°回転させるだけで、カム352のうちの最も径が大きい部分が移動部材75に対峙する構成となっており)、底板41A上の用紙Pの枚数が多く、カム352の回転角度が小さいときでも、移動部材75を予め定められた量を超えて移動させられるようになる。
図10(A)、(B)、図11(A)、(B)は、第3給紙装置33の他の構成例を示した図である。
この構成例では、図10(A)に示すように、隣接ギア351と同軸上に、ウォームギア355が設けられている。さらに、このウォームギア355に噛み合って回転する受動ギア356が設けられている。また、受動ギア356と同軸上に配置され、受動ギア356とともに回転するねじ部材357が設けられている。ねじ部材357は、いわゆる雄ねじであり、その外周面にねじ部が設けられている。
さらに、この構成例では、ねじ部材357に噛み合う噛み合い部材358が設けられている。
また、ねじ部材357の軸方向に沿って配置された案内部材(不図示)が設けられている。この案内部材は、噛み合い部材358の案内を行うとともに、ねじ部材357とともに噛み合い部材358が回転することを規制する。
この構成例でも、上記と同様、装置本体1Aに用紙収容部41が押し出されて、本体側連結部材310(図10、図11では不図示)と収容部側連結部材321とが連結される。そして、図10(A)に示すように、駆動用モータMにより回転ギア322が回転する。
これにより、ねじ部材357が周方向に回転し、図10(B)、図11(A)に示すように、噛み合い部材358が、ねじ部材357の軸方向に沿って移動する。そして、本実施形態では、この噛み合い部材358によって移動部材75が押圧されて、上記と同様、送り出しロール43が下降し、リタードロール44Bが上昇する。
この構成例では、ロール駆動機構41Gへの駆動力の停止は、ねじ部材357が予め定められた量を超えて回転し、ねじ部材357と噛み合い部材358との噛み合いが生じなくなることにより行われる。
ここで、底板41Aの上昇量が大きい場合は、ねじ部材357の回転量も大きくなり、これに伴い、噛み合い部材358の移動量も大きくなる。そして、ねじ部材357の回転量が予め定められた量を超える場合、噛み合い部材358がねじ部材357の先端まで達し、噛み合い部材358とねじ部材357との噛み合いが生じないようになる。これにより、噛み合い部材358が移動しなくなり、ロール駆動機構41Gへの駆動力の供給が停止される。
なお、装置本体1Aから用紙収容部41が引き出される際には、図11(A)に示す状態から用紙収容部41が引き出される。かかる場合は、まず、本体側連結部材310(図11では不図示)と収容部側連結部材321との連結が解除される。そして、底板41A自身の重さ、および、底板41A上の用紙Pの重さによって、底板41Aが下降する。
底板41Aが下降すると、回転ギア322、隣接ギア351、ウォームギア355、受動ギア356、ねじ部材357が順次回転し、これに伴い、噛み合い部材358が、図11(B)の矢印11Bに示すように受動ギア356側へ移動する。
図12(A)、(B)、(C)は、第3給紙装置33の他の構成例を示した図である。
図12(A)に示すように、この構成例でも、上記と同様、回転ギア322に噛み合って回転する隣接ギア351が設けられている。
さらに、この構成例では、この隣接ギア351と同軸上に配置され、隣接ギア351に連動して回転する第2収容部側連結部材361が設けられている。
さらに、この構成例では、装置本体1A側に、第2収容部側連結部材361が連結される第2本体側連結部材391が設けられている。
また、装置本体1A側には、第2本体側連結部材391と同軸上に配置され、第2本体側連結部材391に連動して回転する第1かさ歯車392、この第1かさ歯車392から駆動力を受けて回転する第2かさ歯車393が設けられている。この第2かさ歯車393は、上方から眺めた場合に円柱となるように形成されている。
本実施形態では、装置本体1Aに対して用紙収容部41が押し出されると、本体側連結部材310と収容部側連結部材321とが連結され、さらに、第2本体側連結部材391と第2収容部側連結部材361とが連結される。その後、駆動用モータMが駆動される。
これにより、上記と同様、底板41Aが上昇する。また、駆動用モータMが駆動されると、第1かさ歯車392および第2かさ歯車393が回転し、リタードロール44Bが上昇する。
図12(B)は、図12(A)の矢印XIIB方向から第1かさ歯車392、第2かさ歯車393を眺めた場合の図である。なお、図12(B)では、用紙収容部41が装置本体1Aに対して押し出された直後の状態を示している。
図12(B)に示すように、この構成例では、第2かさ歯車393の下面に対して、第1かさ歯車392がかみ合っている。また、第2かさ歯車393の上部には、フィードロール44A(のシャフト)と、リタードロール44B(のシャフト)との間に配置され、リタードロール44Bを下降させるカム部395が設けられている。カム部395は、第2かさ歯車393の周方向に進むに従い厚みが変化する。
さらに、この構成例では、リタードロール44Bをフィードロール44Aに向けて付勢するばね部材(不図示)が設けられている。
また、第2かさ歯車393を、図12(A)の矢印12Aに示す方向へ付勢するばね部材(不図示)が設けられている。言い換えると、第2かさ歯車393の周方向へ、第2かさ歯車393を付勢するばね部材が設けられている。
この構成例では、用紙収容部41が装置本体1Aに対して押し出されて用紙収容部41が予め定められた箇所に達すると、上記と同様、駆動用モータMが駆動され、これに応じ、図12(B)の矢印12Bで示す方向へ、第1かさ歯車392は回転する。また、この第1かさ歯車392の回転によって、第2かさ歯車393が、周方向(矢印12Cで示す方向)へ回転し、図12(C)に示す状態となる。
カム部395は、厚みが小さい部分を有し、第2かさ歯車393が回転して、図12(C)に示す状態となると、この厚みが小さい部分が、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置する。これにより、リタードロール44Bが上昇する。
言い換えると、この実施形態では、フィードロール44Aとリタードロール44Bの2つの部材が設けられ、そして、一方の部材であるリタードロール44Bが移動可能となっている。さらに、この実施形態では、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に、第2かさ歯車393のカム部395が配置されている。
そして、この実施形態では、駆動用モータMにて発生した駆動力により第2かさ歯車393の状態が変化して、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置するカム部395の厚みが変化する。これにより、リタードロール44Bが移動(上昇)する。
なお、装置本体1Aから用紙収容部41が引き出された場合は、第2かさ歯車393を周方向に付勢する上記ばね部材(不図示)によって、第2かさ歯車393は、図12(C)の矢印12Dに示す方向へ回転する。これにより、図12(B)に示すように、カム部395のうちの厚みが大きい部分が、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置するようになり、リタードロール44Bは下降する。
図13(A)、(B)、(C)は、第3給紙装置33の他の構成例を示した図である。
図13(A)に示すように、この構成例でも、回転ギア322に噛み合って回転する隣接ギア351、この隣接ギア351と同軸上に配置され、隣接ギア351に連動して回転する第2収容部側連結部材361が設けられている。
さらに、装置本体1A側に、第2収容部側連結部材361が連結される第2本体側連結部材391が設けられている。また、第2本体側連結部材391と同軸上に配置され、第2本体側連結部材391に連動して回転するカム部材385が設けられている。なお、図13(A)では、フィードロール44A、リタードロール44Bの図示を省略している。
図13(B)は、図13(A)の矢印XIIIB方向からカム部材385等を眺めた場合の図である。
カム部材385は、円盤状に形成されている。さらに、このカム部材385の一方の側面には、カム部385Aが設けられている。カム部385Aは、カム部材385の周方向に進むに従い厚みが変化する。
図13(B)では、用紙収容部41が引き出された状態を示しており、この状態では、カム部385Aのうちの厚みが大きい部分が、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置し、リタードロール44Bは下降している。
また、この状態では、本体側連結部材310(図13(A)参照)と収容部側連結部材321との連結、第2本体側連結部材391と第2収容部側連結部材361との連結が解除された状態となっている。
用紙収容部41が装置本体1Aに対して押し出された場合は、図13(A)に示すように、本体側連結部材310と収容部側連結部材321とが連結し、また、第2本体側連結部材391と第2収容部側連結部材361とが連結する。
次いで、駆動用モータMが駆動し、これにより、図13(B)の矢印13Bに示すように、時計回り方向へのカム部材385の回転が開始される。
カム部材385が時計回り方向へ回転すると、図13(C)に示すように、カム部385Aのうちの厚みが小さい部分が、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置し、リタードロール44Bが上昇する。
言い換えると、この実施形態でも、フィードロール44Aとリタードロール44Bの2つの部材が設けられ、そして、一方の部材であるリタードロール44Bが移動可能となっている。さらに、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に、カム部材385のカム部385Aが配置されている。
そして、この実施形態では、駆動用モータMにて発生した駆動力によりカム部材385の状態が変化して、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に位置するカム部385Aの厚みが変化する。これにより、リタードロール44Bが移動(上昇)する。
なお、装置本体1Aから用紙収容部41が引き出された場合は、カム部材385を反時計回り方向へ付勢するばね部材388によって、図13(C)の矢印13Cで示すように、カム部材385が反時計回り方向へ回転する。これにより、図13(B)に示すように、カム部385Aのうちの厚みが大きい部分が、フィードロール44Aとリタードロール44Bとの間に再び位置し、リタードロール44Bが下降する。
ここで、図12、図13にて示した構成例では、用紙収容部41の位置ずれを吸収しうる連結部材(カップリング部材)を用いて、リタードロール44Bへの駆動力(リタードロール44Bを上下動させるための駆動力)の供給を行っており、これにより、リタードロール44Bを上下動させる際の精度を確保しやすい。
より具体的には、図12、図13にて示した構成例では、第2本体側連結部材391と第2収容部側連結部材361とを用いて、リタードロール44Bへの駆動力の供給を行っており、これにより、リタードロール44Bを上下動させる際の精度を確保しやすい。
ここで、装置本体1Aに対する用紙収容部41の位置が変動することがあり、かかる場合、例えば、図6にて示した構成例では、移動部材75に対するスライド部材327の位置が変化し、スライド部材327から移動部材75に荷重が作用する際の荷重の作用位置が変化することがある。かかる場合、リタードロール44Bや送り出しロール43の動きに変動が生じやすくなる。
これに対して、図12、図13にように、同軸上に配置される2つの部材(第2本体側連結部材391、第2収容部側連結部材361)を連結する場合は、用紙収容部41の位置のずれを吸収でき、リタードロール44Bなどの動きに変動が生じにくくなる。
1…画像形成装置、1A…装置本体、10…画像形成部、31〜33…第1給紙装置〜第3給紙装置、41…用紙収容部、41B…底板移動機構、41F…引き込み機構、41G…ロール駆動機構、325…トルクリミッタ、352…カム、357…ねじ部材、358…噛み合い部材、M…駆動用モータ

Claims (10)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体側に設けられた駆動源と、
    前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、
    前記装置本体側に設けられ、当該装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、
    を備え、
    前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた前記駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して当該装置本体側に設けられた前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動する給紙装置。
  2. 前記装置本体側に設けられた前記作動機構は、前記用紙収容部に収容された用紙の搬送に用いられる部材を作動させる請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給される請求項1に記載の給紙装置。
  4. 前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成された請求項に記載の給紙装置。
  5. 前記作動機構には、回転駆動力が供給され、
    前記作動機構に供給される回転駆動力の大きさが予め定められた大きさを超えた場合に作動するトルクリミッタが用いられ、当該作動機構への回転駆動力の供給が停止される請求項に記載の給紙装置。
  6. 装置本体と、
    前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、
    前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、
    を備え、
    前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、
    前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給され、
    前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成され、
    カムが用いられて前記作動機構への駆動力の供給が行われ、
    前記カムのうちの前記作動機構に対する位置が変化しない部分が当該作動機構に対峙することで、当該作動機構への駆動力の供給が停止される給紙装置。
  7. 装置本体と、
    前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、
    前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、
    を備え、
    前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、
    前記装置本体側に設けられた前記駆動源にて発生した駆動力は、前記作動機構以外の他の機構にも供給され、
    前記作動機構への駆動力の供給が途中で停止され、当該作動機構の作動量が予め定められた量を超えないように構成され、
    ねじ部材を回転させ、当該ねじ部材に噛み合う噛み合い部材を当該ねじ部材の軸方向に沿って移動させることで前記作動機構への駆動力の供給が行われ、
    前記ねじ部材が予め定められた量を超えて回転することで、当該ねじ部材と前記噛み合い部材との噛み合いが生じなくなり、前記作動機構への駆動力の供給が停止される給紙装置。
  8. 装置本体と、
    前記装置本体からの引き出しおよび当該装置本体に向けての押し出しが可能に設けられ、用紙を収容する用紙収容部と、
    前記装置本体に向けて前記用紙収容部が押し出されて当該用紙収容部が予め定められた箇所に達した場合に作動する作動機構と、
    を備え、
    前記用紙収容部が前記予め定められた箇所に達すると、前記装置本体側に設けられた駆動源からの駆動力が当該用紙収容部を介して前記作動機構に伝達されて当該作動機構が作動し、
    前記作動機構には、少なくとも一方の部材が動く2つの部材が設けられるとともに、当該2つの部材間に他の部材が配置され、
    前記装置本体側の前記駆動源にて発生した駆動力により前記他の部材の状態が変化して、当該他の部材のうちの前記2つの部材の間に位置する部分の厚みが変化し、当該部分の厚みが変化することで、前記一方の部材が動いて前記作動機構が作動する給紙装置。
  9. 前記装置本体側に前記用紙収容部を引き込む引き込み機構を更に備える請求項1乃至の何れかに記載の給紙装置。
  10. 給紙装置と、当該給紙装置により供給された用紙に対して画像を形成する画像形成手段と、を備え、当該給紙装置が、請求項1乃至9の何れかに記載の給紙装置により構成された画像形成装置。
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