JP6874696B2 - 加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱物を加熱するヒータと、被加熱物の温度を検出する温度検出部とを備える加熱装置に関する。
何らかの被加熱物を加熱する加熱装置は、一般に、被加熱物を加熱するヒータと、被加熱物の温度を検出する温度センサと、温度センサの検出に基づいてヒータを制御する温度調節器とを含む。
上記温度調節器は、温度センサの検出値と目標温度とに基づいて被加熱物の温度が目標温度となるようにヒータをフィードバック制御するので、被加熱物の温度は定常状態で目標温度となる。このような加熱装置は例えば特許文献1,2,3に示されている。
特開平6−12133号公報 特開平8−166826号公報 特開2011−193148号公報
上記ヒータと温度センサを備える加熱装置においては、温度センサによる被加熱体の温度検出が正しく行われ、ヒータによる被加熱物の加熱が正常に行われることが前提であり、これらに異常があると、被加熱物は正しく温度制御されない。
そこで、本発明の目的は、温度センサによる被加熱体の温度検出が正しく行われる状態であるか、ヒータによる被加熱物の加熱が正常に行われる状態であるか、を判定可能とした加熱装置を提供することにある。
本開示の一例としての加熱装置は、被加熱物を加熱するヒータと、被加熱物の温度を検出する温度検出部と、温度検出部の検出値と目標温度とに基づいて被加熱物の温度が目標温度となるようにヒータを制御する温度調節器とを含む加熱装置であって、
温度検出部は複数の温度センサで構成され、
複数の温度センサにより検出された温度データと、ヒータへの印加電力またはこの印加電力に相当する操作量データとから、ヒータと複数の温度センサとの間の熱の伝達関数、および複数の温度センサ間の熱の伝達関数を含む複数の伝達関数を同定する同定部と、これら複数の伝達関数の係数の初期値からの変化を検知し、この変化からヒータまたは複数の温度センサの異常箇所を判定する判定部と、を備える。
この構成では、ヒータまたは複数の温度センサの異常箇所を判定することができる。
また、本開示の一例では、前記判定部は、伝達関数の係数の初期値からの変化量と閾値との比較によって伝達関数の変化の有無を検知する。
この構成では、伝達関数の初期値からの変化の有無の検知が容易となり、ヒータまたは複数の温度センサの異常箇所の判定が容易となる。
また、本開示の一例では、前記閾値は、伝達関数の係数の初期値に対する比率によって定められたものである。
この構成では、伝達関数の複数の係数について均等に、それらの変化の異常性が検知されて、ヒータまたは複数の温度センサの異常箇所を判定が、より正確なものとなる。
また、本開示の一例では、前記被加熱物は、樹脂加熱成形機の加熱部であり、この加熱部にヒータおよび温度検出部が設けられる。
この構成では、射出成形機や押し出し成形機等において、ヒータや温度検出部の異常による不良品の成形を未然に防止できる。
本発明によれば、温度センサによる被加熱体の温度検出が正しく行われる状態であるか、ヒータによる被加熱物の加熱が正常に行われる状態であるか、が判定できるので、結果的に信頼性の高い加熱装置が得られる。
図1は本発明の実施形態に係る加熱装置100の構成を示す図である。 図2は、温度調節器30の、特に伝達関数の同定と、異常箇所の判定に関する処理内容を示すフローチャートである。 図3は、図2の初期化処理(S1)の詳細を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、幾つかの図を参照して説明する。
・適用例
先ず、図1を参照しながら、本発明が適用される一例について説明する。図1は本発明の実施形態に係る加熱装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係る加熱装置100は、被加熱物1を加熱するヒータ10と、被加熱物1の温度を検出する温度検出部20と、温度検出部20の検出値と目標温度とに基づいて被加熱物1の温度が目標温度となるようにヒータ10を制御する温度調節器30とを含む。
被加熱物1は、例えば射出成形機や押し出し成形機等の樹脂加熱成形機の加熱部であり、ヒータ10および温度検出部20は樹脂加熱成形機の加熱部に設けられる。
温度検出部20は、この例では、第1温度センサ21と第2温度センサ22とで構成される。温度調節器30は、温度センサ21,22により検出された温度データと、ヒータ10への印加電力に相当する操作量データとから、ヒータ10と温度センサ21,22との間の熱の伝達関数、および温度センサ21,22間の熱の伝達関数を同定する同定部34を備える。
また、温度調節器30は、上記伝達関数の係数の初期値からの変化を検知し、この変化からヒータ10または温度センサ21,22の異常箇所を判定する判定部36を備える。
この構成では、ヒータ10または温度センサ21,22の異常箇所を判定することができる。
・構成例
次に、本発明の実施形態に係る加熱装置の構成について、図を参照して説明する。上述のように、図1は本発明の実施形態に係る加熱装置100の構成を示す図である。
図1に表れているように、加熱装置100は、被加熱物1を加熱するヒータ10と、被加熱物1の温度を検出する温度検出部20と、温度検出部20の検出値と目標温度とに基づいて被加熱物1の温度が目標温度となるようにヒータ10を制御する温度調節器30と、ソリッドステートスイッチ40と、ヒータ電源50とを備える。被加熱物1は金属等の成形体である。図1はブロック構成図であるので、被加熱物1は概念的に描いているが、実際の形状は適宜定められる。
温度調節器30は、A/Dコンバータ31、PID演算部32、D/Aコンバータ33、同定部34、設定部35、および判定部36を含む。
温度センサ21,22はそれぞれ例えば熱電対であり、被加熱物1の、互いに異なる位置に取り付けられている。例えば、射出成形機のノズルの内部や、押し出し成形機の金型またはその近傍に設けられている。
A/Dコンバータ31は温度センサ21,22の起電力をそれぞれデジタルデータに変換する。PID演算部32は、外部から設定される目標温度とA/Dコンバータ31の出力値とに基づいて、PID演算により操作量を求める。A/D変換された温度データは複数(この例では二つ)であるので、PID演算部32は二つの温度データを統計処理して求めた温度データを使用する。例えば、二つの温度データの平均値をPID演算部32で用いる温度データとする。PID演算部32は上記操作量のデータをD/Aコンバータ33へ出力する。D/Aコンバータ33は操作量に応じたPWM信号を発生する。このPWM信号はソリッドステートスイッチ40に対するon/off信号として与えられる。
同定部34は、温度センサ21,22により検出された温度データと、ヒータ10への印加電力に相当する操作量データとから、ヒータ10と温度センサ21,22との間の熱の伝達関数、および温度センサ21,22間の熱の伝達関数を同定する。
設定部35は、同定部34で求められた、ヒータ10と温度センサ21,22との間の熱の伝達関数、および温度センサ21,22間の熱の伝達関数の各係数の初期値を設定する。また、設定部35は外部から入力される閾値設定値を設定する。
判定部36は、伝達関数の係数の初期値からの変化を検知し、この変化からヒータ10または温度センサ21,22の異常箇所を判定する。
図1に示した、ヒータ10→被加熱物1→温度センサ21,22→A/Dコンバータ31→PID演算部32→D/Aコンバータ33→ソリッドステートスイッチ40→ヒータ10のループはフィードバックループを構成し、温度調節器30のフィードバック制御により、被加熱物の温度が目標温度に追従するように制御される。
図2は、温度調節器30の、特に伝達関数の同定と、異常箇所の判定に関する処理内容を示すフローチャートである。これらの処理は、図1に示した同定部34、設定部35、および判定部36の処理である。
先ず、初期化処理が行われる(S1)。この初期化処理で各種フラグがリセットされ、閾値設定値が読み込まれる。この初期化処理の詳細は、図3を基に後述する。
その後、温度センサ21により検出された温度と操作量のデータを読み込み、温度と操作量のデータに基づいて、ヒータ10と温度センサ21との間の熱の伝達関数(第1伝達関数)を同定する(S2→S3)。
上記第1伝達関数の係数と、上記初期化処理で定められた閾値とを比較し、ヒータ10と温度センサ21との間の伝達関数の係数に閾値を超える変動があれば、フラグF1をセットする(S4→S5)。
次に、温度センサ22により検出された温度と操作量のデータに基づいて、ヒータ10と温度センサ22との間の熱の伝達関数(第2伝達関数)を同定する(S6)。
上記第2伝達関数の係数と、上記初期化処理で定められた閾値とを比較し、ヒータ10と温度センサ22との間の伝達関数の係数に閾値を超える変動があれば、フラグF2をセットする(S7→S8)。
また、温度センサ21により検出された温度と温度センサ22により検出された温度とに基づいて、温度センサ21と温度センサ22との間の熱の伝達関数(第3伝達関数)を同定する(S9)。
上記伝達関数の係数と、上記初期化処理で定められた閾値とを比較し、温度センサ21と温度センサ22との間の伝達関数の係数に閾値を超える変動があれば、フラグF3をセットする(S10→S11)。
その後、上記フラグF1,F2,F3と、後に示す判定表と、に基づいて、ヒータ10、第1温度センサ21、第2温度センサ22の異常有無と異常箇所を判定する。異常があれば、その旨を示す警報処理を行う(S12→S13)。例えば、「ヒータの異常」、「第1温度センサの異常」、「第2温度センサの異常」、といった表示を行う。
その後、次の処理へ進む。図2に示した一連の処理は、所定時間間隔で繰り返し実行される。または、加熱処理の繰り返し行う場合に、加熱処理の周期毎に実行される。
図3は、図2の初期化処理(S1)の詳細を示すフローチャートである。先ず、各種フラグをリセットする(S21)。そして、外部から閾値設定値を読み込む(S22)。これは例えば±10%や±15%といった、閾値範囲を比率で示す値である。
次に、目標温度を所定値に定めて、ヒータ10への印加電力を変化させる(S23)。
目標温度の変更により、ヒータ10への印加電力が変化するので、目標温度の設定からの時間経過に伴って被加熱物の温度も変化する。この過渡時の、第1温度センサ21により検出された温度と、第2温度センサ22により検出された温度と、PID演算部32から出力された操作量とを時系列的に記憶していく(S24)。
一定数のデータが蓄積されれば、第1温度センサ21の検出による温度と操作量との一定数のデータに基づいて、ヒータ10と第1温度センサ21との間の熱の伝達関数を同定する(S25→S26)。つまり、この伝達関数の各係数を求める。同様に、第2温度センサ22の検出による温度と操作量との一定数のデータに基づいて、ヒータ10と第2温度センサ22との間の熱の伝達関数を同定する(S27)。また、第1温度センサ21の検出による温度と第2温度センサ22の検出による温度との一定数のデータに基づいて、第1温度センサ21と第2温度センサ22との間の熱の伝達関数を同定する(S28)。
その後、各伝達関数の係数から各閾値を決定する(S29)。
一般に、入力から出力までの伝達関数は、例えば入力データを分母、出力データを分子としてフーリエ変換することにより得られる。本実施形態では、例えばヒータ10と第1温度センサ21との間の熱の伝達関数(第1伝達関数)を同定する場合、ヒータ10の時系列データ(操作量の時系列データ)が上記入力データに対応し、第1温度センサ21の検出温度の時系列データが上記出力データに対応する。同様に、ヒータ10と第2温度センサ22との間の熱の伝達関数(第2伝達関数)を同定する場合、ヒータ10の時系列データ(操作量の時系列データ)が上記入力データに対応し、第2温度センサ22の検出温度の時系列データが上記出力データに対応する。また、第1温度センサ21と第2温度センサ22との間の熱の伝達関数(第3伝達関数)を同定する場合、第1温度センサ21の検出温度の時系列データが上記入力データに対応し、第2温度センサ22の検出温度の時系列データが上記出力データに対応する。
上記第1伝達関数、第2伝達関数、第3伝達関数は、いずれも例えば次のように表される。
f=k/{(τ1・s+1)(τ2・s+1)}
ここでk、τ1、τ2、はいずれも係数であり、kは比例ゲイン、τ1、τ2は時定数である。また、sはラプラス演算子である。
初期状態の各係数k = 1000℃、τ1 = 10、τ2= 100、で、閾値設定値が±10%であれば、各係数の初期値は例えば次のとおりである。
Figure 0006874696
図2のステップS12に示した判定表は例えば次のとおりである。
Figure 0006874696
例えば、フラグF3がリセット状態のままで、フラグF1,F2がセットされていれば、ヒータ10の異常と判定する。この異常状態は、例えばヒータ10の取り付け緩みや断線等である。すなわち、ヒータ10の取り付け緩みに起因して、ヒータ10と被加熱物との間隙が大きくなると、被加熱物の温度変化が緩慢となるので、ヒータ10と第1温度センサ21間の伝達関数の係数、およびヒータ10と第2温度センサ22間の伝達関数の係数の異常となって現れ、このことが判定できる。また、ヒータ10に断線があると、被加熱物の温度変化が異常となるので、ヒータ10と第1温度センサ21間の伝達関数の係数、およびヒータ10と第2温度センサ22間の伝達関数の係数の異常となって現れ、このことが判定できる。
また、例えば、フラグF2がリセット状態のままで、フラグF1,F3がセットされていれば、第1温度センサ21の異常と判定する。この異常状態は、例えば第1温度センサ21の取り付け緩みや断線等である。すなわち、第1温度センサ21の取り付け緩みがあると、第1温度センサ21による検出温度の変化が緩慢となるので、ヒータ10と第1温度センサ21間の伝達関数の係数、および第1温度センサ21と第2温度センサ22間の伝達関数の係数の異常となって現れ、このことが判定できる。また、第1温度センサ21に断線があると、正しく温度検出されないので、ヒータ10と第1温度センサ21間の伝達関数の係数、および第1温度センサ21と第2温度センサ22間の伝達関数の係数の異常となって現れ、このことが判定できる。
同様に、例えば、フラグF1がリセット状態のままで、フラグF2,F3がセットされていれば、第2温度センサ22の異常と判定する。この異常状態は、例えば第2温度センサ22の取り付け緩みや断線等である。
また、例えば、フラグF1,F2,F3のいずれもセットされていれば、ヒータ10、温度センサ21,22のうち二つ以上に異常があるものと判定する。つまりこの状態では、異常箇所までは判定できないが、異常の有無は判定できる。
上述の例では、伝達関数の係数の変化量が閾値を超えるか否かを検知するために、伝達関数の係数の初期値に対する比率(+10%や−10%等)によって閾値を定めたが、これに限らない。例えば、係数毎に差分を閾値として定めてもよい。
また、各係数の正常時の標準偏差等のばらつきを実測し、例えば、その3倍の値を閾値として定めてもよい。また、温度調節器30の制御が規定の動作を行う範囲で許容される係数の変動幅を閾値として設定してもよい。
また、係数の絶対値が閾値を超えるか否かの検知ではなく、時間経過あたりの係数の変化量が閾値を超えるか否かを検知してもよい。このことにより、ヒータ10、温度センサ21,22の取り付け状態の急激な変化を応答性良く検知できる。
図1に示した例では、ヒータ10への印加電力に相当する操作量データを、伝達関数の同定に用いたが、ヒータ10への印加電力を直接的に検出して、そのデータを伝達関数の同定に用いてもよい。
最後に、上述の発明を実施するための形態の説明は、改めて述べるまでもなく、すべての点で例示であって、制限的なものではない。当業者にとって変形および変更が適宜可能である。
例えば、同定を行う伝達関数の形についても、上記のものに限らない。ヒータ10と温度センサ21,22との間の熱の伝達関数が実際の伝達関数とは近似していればよく、異なっていてもよい。ヒータ10と温度センサ21,22との間の熱の伝達関数の各係数を求め、それらと閾値と比較することで異常判定を行うので、同定を行う伝達関数が実際の伝達関数から多少ずれていても、異常有無の判定および異常箇所の判定は可能である。
また、以上に示した実施形態では、二つの温度センサを備える加熱装置について例示したが、三つ以上の温度センサを備える場合にも同様に適用できる。
また、複数の温度センサを備え、複数の温度センサの間隔が大きい場合、温度センサによる検出値を、被加熱物の温度分布を検知することに利用してもよい。
1…被加熱物
10…ヒータ
20…温度検出部
21…第1温度センサ
22…第2温度センサ
30…温度調節器
31…A/Dコンバータ
32…PID演算部
33…D/Aコンバータ
34…同定部
35…設定部
36…判定部
40…ソリッドステートスイッチ
50…ヒータ電源
100…加熱装置

Claims (4)

  1. 被加熱物を加熱するヒータと、前記被加熱物の温度を検出する温度検出部と、前記温度検出部の検出値と目標温度とに基づいて前記被加熱物の温度が前記目標温度となるように前記ヒータを制御する温度調節器とを含む加熱装置であって、
    前記温度検出部は複数の温度センサで構成され、
    前記複数の温度センサにより検出された温度データと、前記ヒータへの印加電力または当該印加電力に相当する操作量データとから、前記ヒータと前記複数の温度センサとの間の熱の伝達関数、および前記複数の温度センサ間の熱の伝達関数を含む複数の伝達関数を同定する同定部と、
    前記複数の伝達関数の係数の初期値からの変化を検知し、当該変化から前記ヒータまたは前記複数の温度センサの異常箇所を判定する判定部と、
    を備える加熱装置。
  2. 前記判定部は、前記初期値からの変化量と閾値との比較によって前記伝達関数の係数の変化の有無を検知する、請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記閾値は、前記伝達関数の係数の前記初期値に対する比率によって定められたものである、請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記被加熱物は、樹脂加熱成形機の加熱部であり、前記ヒータおよび前記温度検出部は前記加熱部に設けられる、請求項1から3のいずれかに記載の加熱装置。
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