JPH06330747A - インライン形熱交換器の診断方法 - Google Patents

インライン形熱交換器の診断方法

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JPH06330747A
JPH06330747A JP5123975A JP12397593A JPH06330747A JP H06330747 A JPH06330747 A JP H06330747A JP 5123975 A JP5123975 A JP 5123975A JP 12397593 A JP12397593 A JP 12397593A JP H06330747 A JPH06330747 A JP H06330747A
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JP
Japan
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heat exchanger
source water
cooling water
heat transfer
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP5123975A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Murayama
靖洋 村山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH06330747A publication Critical patent/JPH06330747A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F27/00Control arrangements or safety devices specially adapted for heat-exchange or heat-transfer apparatus

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 周囲温度や源水自体の温度変動にかかわら
ず、インライン形熱交換器の異常の有無を正確に判断す
ることができるようにする。 【構成】 源水Wの流路配管7中に介在され、かつ外部
から冷却水Pが循環供給されるインライン形熱交換器8
における冷却水の入口および出口温度T1,T2ならび
に源水の入口および出口温度T3,T4を測定し、それ
ら測定温度値T1,T2,T3,T4から伝熱管8aの
熱伝達係数Kを求めるとともに、これを逐次データとし
て記憶させ、一定期間Dもしくは一定回数での熱伝達係
数Kが判定値を下回るか否かで異常の有無を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジン駆動式
ポンプからの排水などを冷却用水(源水)として利用す
る場合に、その源水の流路配管中に介在されるインライ
ン形熱交換器が所定範囲の熱交換効率を維持しているか
否かなどを診断するインライン形熱交換器の診断方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンで駆動される排水ポ
ンプにおいては、ディーゼルエンジンのシリンダ冷却水
を排水により冷却させるために、上記ポンプの吐出管中
にインライン形熱交換器を設置し、この熱交換器に上記
冷却水を循環供給して、源水としての上記排水と冷却水
とを間接熱交換させている。ここで、従来では、上記イ
ンライン形熱交換器における冷却水の出口温度を測定
し、その測定値と判定値とを比較することによって、熱
交換器の熱交換効率の低下などの異常を判断する診断方
法が採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
診断方法においては、熱交換器における冷却水の出口温
度のみを判断指標としているので、季節変化などにとも
なう周囲温度の変動や源水自体の温度変化の影響をもろ
に受けることになり、所定の診断結果に正確性を欠くも
のであった。
【0004】本発明は上記のような課題を解消するため
になされたもので、周囲温度の変動などの影響を受ける
ことなく、異常の有無を正確に判断することができるイ
ンライン形熱交換器の診断方法を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るインライン形熱交換器の診断方法は、
冷却用水としての源水の流路配管中に介在され外部から
冷却水が循環供給されるインライン形熱交換器における
上記冷却水の入口および出口温度ならびに源水温度をそ
れぞれ測定し、それら測定温度値から伝熱管の熱伝達係
数を演算するとともに、これを逐次データ記憶させ、そ
の記憶されたデータと判定値とを比較して、データが一
定の期間もしくは一定の回数にわたり上記判定値以下で
あるか否かで異常の有無を判断するようになしたもので
ある。
【0006】
【作用】本発明によれば、インライン形熱交換器におけ
る上記冷却水の入口および出口温度ならびに源水温度そ
れぞれの測定値から算出した熱伝達係数を異常の有無の
判断指標としているので、季節変化などにともなう周囲
温度の変動や源水自体の温度変化があっても、それに影
響されることなく、熱交換効率の低下などの異常を正確
に判断することが可能である。また、そのような判断を
一定の期間もしくは一定の回数にわたる判定値との比較
結果で行なうので、流量変化があっても、正しい判断を
下すことが可能である。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例によるインライン形熱交
換器の診断方法を適用実施する排水ポンプ設備の概要を
示す構成図である。
【0008】図1において、1は立軸斜流ポンプからな
る排水ポンプであり、そのケーシング2に支承された羽
根車駆動軸3は減速機4を介してディーゼルエンジン5
に連結され、そのディーゼルエンジン5により回転駆動
されるようになっており、槽6内から吸い上げられた水
Wは吐出管7を経て排出される。
【0009】8は上記吐出管7内に設置されたインライ
ン形熱交換器であり、これは、上記排水Wを冷却用水、
つまり源水として上記ディーゼルエンジン5のシリンダ
冷却水Pに対する冷却を行なうものであって、図2に示
すように、その入口および出口配管9,10には、上記
ディーゼルエンジン5との間にわたって冷却水Pを循環
させるための循環管路11,12が接続されており、こ
の循環管路11,12を強制的に循環される冷却水Pと
上記源水Wとがインライン形熱交換器8内において間接
熱交換されるものである。13は上記インライン形熱交
換器8を経た冷却水Pの熱膨脹を吸収するための膨脹タ
ンクである。
【0010】上記構成の排水ポンプ設備においては、イ
ンライン形熱交換器8の熱交換効率が経時的に低下する
ことになるが、その低下がどの程度まで進行しているか
否かを判断する診断方法について説明する。まず、上記
インライン形熱交換器8の入口および出口配管9,10
にはそれぞれ温度センサ14,15が設けられており、
それらセンサ14,15によって入口および出口温度T
1,T2を測定する一方、吐出管7の熱交換器8の上流
側および下流側にもそれぞれ温度センサ16,17が設
けられており、それらセンサ16,17によって源水W
の入口および出口温度T3,T4を測定する。このよう
に測定された各部の温度値T1〜T4は、図3に示す制
御装置の演算部31に入力され、ここで、上記熱交換器
8におけるて伝熱管8aの熱伝達係数が算出される。な
お、その熱伝達係数の算出は以下のようにして行なわれ
る。
【0011】設計値より決定された冷却水Pの流量をF
a(m3 /min)、源水Wの比熱をCp(Kcal/
Kg)、源水Wの比重をγ(Kg/m3 )とすると、総
伝熱量Q(Kcal/hr)は、 Q=60・Cp・γ・(T1−T2)・Fa ………… となり、ついで、対数平均温度差ΔTm(℃)は、 ΔTm=[ (T1-T3)−(T2-T4)]/ln[(T1-T3) /(T2-T4) ]……… となる。ここで、実際には、T4=T3として差支えな
いので、近似式、即ち、 ΔTm=(T1−T2)/ln[(T1-T3) /(T2-T3) ] ……… を使用する。そして、伝熱管8aの表面積をSとする
と、熱伝達係数K(Kcal/m2 hr℃)は、 K=Q/(S・ΔTm) ……… となる。なお、ここで、上記伝熱管8aの表面積Sは、
伝熱管8aの管径をd0(mm)、その長さをL(m
m)、使用本数をn(本)として、S=π・d0 ・L・
n(m3 )として求められている。
【0012】上記のようにして算出された熱伝達係数K
は、図3のデータ記憶部32に記憶される。この熱伝達
係数Kは冷却水Pや源水Wの流量を考慮して求めること
で一層正確な値となるが、ここで使用するポンプでは流
量変化が小さいので、流量は一定値と仮定してもほとん
ど問題はなく、数年間程度の長期間にわたって温度測定
を行なえば熱伝達係数Kの傾向を知ることができる。そ
して、この数年間のうちで、一定の期間、例えば図4に
示す数日から数ケ月の期間Dで、上記データ記憶部32
に逐次記憶された熱伝達係数Kを、設計値に基づいて決
められた判定値と比較部33で比較して、それが判定値
以上の場合は正常と判断し、かつ判定値未満の場合は異
常と判断し、その判断結果を表示部34に表示させる。
【0013】上記インライン形熱交換器8における入口
および出口温度T1,T2ならびに源水温度T3(T
4)を計測して、上述の各式により求めた熱伝達係数K
を異常の判断指標としているので、上記熱交換器8の周
囲温度や源水温度が季節変化などによって変動しても、
これらに対応して異常の有無を正確に判断することが可
能であり、さらに、上記熱伝達係数Kによる異常判断を
一定期間Dにわたって行なわせることにより、源水Wな
どの流量測定を行なわなくても、適確な判断を下すこと
が可能である。
【0014】ところで、上記実施例では、異常の有無の
判断を一定期間Dにわたって行なうもので説明したが、
上記ポンプ1が断続運転されるもので、年間での運転回
数が少ない場合には、単位時間、例えば1時間毎の熱伝
達係数Kの平均値を求め、この平均値が設計値に基づい
て決められた判定値を下回る回数が何回続くか否かで異
常を判断するようにしてもよい。
【0015】なお、上記実施例では、エンジン駆動式ポ
ンプの吐出管7中にインライン形熱交換器8を介在させ
たもので説明したが、この熱交換器を他の冷却用水の流
路配管に介在させてものであっても、上記と同様な効果
を奏するものである。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、インラ
イン形熱交換器の入口および出口温度ならびに源水温度
から熱伝達係数を算出して逐次記憶させ、この熱伝達係
数が一定の期間もしくは一定の回数にわたり、判定値を
下回るか否かで異常を判断するので、季節変化にともな
う周囲温度や源水自体の温度の変動の影響を受けること
なく、また、源水の流量を測定する要なく、熱交換器の
熱交換効率の低下などの異常の有無を正確に判断し、所
定の診断性能を著しく向上することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインライン形熱交換器
の診断方法が適用される排水ポンプ設備の概要を示す構
成図である。
【図2】同上実施例におけるインライン形熱交換器の正
面図である。
【図3】同上実施例におけるインライン形熱交換器の診
断方法に適用される制御装置の機能を示すブロック図で
ある。
【図4】同上実施例におけるインライン形熱交換器の診
断方法に使用される熱伝達係数と時間との関係を示す測
定図である。
【符号の説明】
7 流路配管 8 インライン形熱交換器 8a 伝熱管 14,15,16,17 温度センサ 31 熱伝達係数演算部 32 データ記憶部 33 比較部 P 冷却水 W 源水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用水としての源水の流路配管中に介
    在され外部から冷却水が循環供給されるインライン形熱
    交換器における上記冷却水の入口および出口温度ならび
    に源水温度をそれぞれ測定し、それら測定温度値から伝
    熱管の熱伝達係数を演算するとともに、これを逐次デー
    タ記憶させ、その記憶されたデータと判定値とを比較し
    て、データが一定の期間もしくは一定の回数にわたり上
    記判定値以下であるか否かで異常の有無を判断すること
    を特徴とするインライン形熱交換器の診断方法。
JP5123975A 1993-05-26 1993-05-26 インライン形熱交換器の診断方法 Pending JPH06330747A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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