JPH071129B2 - 吸収冷凍機の効率低下報知装置 - Google Patents

吸収冷凍機の効率低下報知装置

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JPH071129B2
JPH071129B2 JP21003886A JP21003886A JPH071129B2 JP H071129 B2 JPH071129 B2 JP H071129B2 JP 21003886 A JP21003886 A JP 21003886A JP 21003886 A JP21003886 A JP 21003886A JP H071129 B2 JPH071129 B2 JP H071129B2
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豪夫 石河
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は吸収冷凍機の運転効率の異常な低下を自動的に
探知して警告を発する報知装置に関する。
(ロ)従来の技術 吸収冷凍機の運転効率〔成績係数〕の異常な低下の要因
として、機内に不凝縮ガスが多量に存在する場合、機内
の熱交換器に多量のスケールが付着している場合、冷媒
に多量の吸収剤が混入している場合などが挙げられる。
そして、従来の吸収冷凍機においては、機内に不凝縮ガ
スが多量に存在する場合にこれを探知して不凝縮ガスを
機外へ自動排気するもの(例えば特公昭58−44307号公
報参照)、機内の熱交換器に多量のスケールが付着して
いる場合にこれを探知して警報を発するもの(例えば特
公昭61−15993号公報参照)、冷媒に多量の吸収剤が混
入している場合にこれを探知して冷媒ブローを自動的に
行うもの(例えば特開昭61−3960号公報参照)などが知
られている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記した従来のものは、特定の要求で吸収冷凍機の運転
効率の異常な低下を引起こした際に有効に働く利点を有
するものの、別の要因で運転効率の異常低下を引起こし
た際には全く働かないという問題点をもつ。このため、
これら従来のものをすべて吸収冷凍機に装備する手段も
考えられるが、この手段は、高価で複雑なものとなる上
に、上述の要因以外の原因で運転効率の異常低下を生じ
た場合には何ら役立たないという問題点をもっている。
本発明は、このような問題点に鑑み、吸収冷凍機の運転
効率の異常な低下を直接に探知して警報を発する安価で
簡便な装置の提供を目的としたものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上記の問題点を解決する手段として、吸収冷
凍機の冷水出力、熱源入力をそれぞれ測る計測器と、熱
源入力に対する冷水出力の比率である成績係数すなわち
運転効率を算出する効率演算器と、運転効率の下限値を
設定する効率設定器と、算出された運転効率とその下限
値との大小を比較判別する判定器と、算出された運転効
率が下限値よりも小さいときの判別信号で警報を発する
報知器とにより、装置を構成したものである。
(ホ)作用 本発明の装置においては、計測器と効率演算器とが吸収
冷凍機の刻々の運転効率を直接に計測する働き〔作用〕
をし、この働きと効率設定器および判定器ならびに報知
器の働きにより、どのような要因で吸収冷凍機の運転効
率の異常低下を引起こしてもこれを確実に探知して警告
する機能が発揮される。このため、本発明によれば、運
転効率の異常低下の要因毎に多種類の装置を装備してい
た従来のものにくらべ、簡便かつ安価な装置で吸収冷凍
機の運転管理を行うことが可能となる。
(ヘ)実施例 第1図は本発明による装置の一実施例を示した概略構成
説明図である。図において、(A)は吸収冷凍機であ
り、この吸収冷凍機は高温発生器(1)、低温発生器
(2)、凝縮器(3)、蒸発器(4)、吸収器(5)、
低温、高温溶液熱交換器(6),(7)、冷媒液用ポン
プ(P)および溶液用ポンプ(P)を冷媒用管路
(8),(9)、冷媒液流下用管路(10)、冷媒液還流
用管路(11),(12)、稀溶液用管路(13),(14)、
中間濃度の溶液用管路(15),(16)、および濃溶液用
管路(17),(18)で接続して冷媒〔水〕と溶液〔臭化
リチウム水溶液〕の循環路を形成している。
(19)は高温発生器(1)の燃焼加熱室、(20),(2
0)…は燃焼ガス用通路、(21)は低温発生器(2)の
加熱器、(22)は凝縮器(3)の冷却器、(23)は蒸発
器(4)の熱交換器、(24)は吸収器(5)の冷却器で
ある。(25)は燃焼加熱室(19)に燃料を導く燃料供給
路で、これには燃料の流量調節弁(V)と流量検出器
(SFF)とが備えてある。なお、図示していないが、高
温発生器(1)の熱源に蒸気を用いる場合には流量制御
弁と流量検出器とが蒸気供給路に備えられると共にその
高温発生器(1)出入口にそれぞれ温度検出器が備えら
れる。(26),(27),(28)は冷却器(24),(22)
を直列に接続した冷却水用管路であり、(29)(30)は
熱交換器(23)と接続した冷水用管路である。また、
(STW1)は冷水用管路(29)に備えた温度検出器であ
り、(STW2),(SFW)は冷水用管路(30)に備えた
温度検出器、流量検出器である。
(B)は、吸収冷凍機(A)の運転効率が異常に低下し
た際、これを運転管理者に知らせる報知装置である。報
知装置(B)は、前記検出器(STW1)・(STW2),
(SFW)からの信号を受けつつこれら検出値により冷水
熱量を算出する冷水出力計測器(101)と、燃料の流量
検出器(SFF)からの信号を受けつつこの検出値により
燃料の発熱量換言すれば高温発生器(1)の加熱量すな
わち熱源熱量を算出する熱源入力計測器(102)と、こ
れら計測器からの信号を受けつつ熱源入力に対する冷水
出力の比率すなわち成績係数を算出する運転効率演算器
(103)と、成績係数の下限値を設定する運転効率設定
器(104)と、この運転効率設定器にセットされた成績
係数の下限値と運転効率演算器(103)の算出した成績
係数との大小を比較判別する判定器(105)と、算出し
た成績係数がその下限値よりも小さいときの判定器(10
5)の判別信号により警報を発する報知器(106)とで構
成されている。
なお、第2図に示すように、報知装置(B)は上記構成
要素をこれらのアクセス信号用のBUSで結んだコンピュ
ータシステムとして構成されており、ROM,RAM,MPU〔マ
イクロプロセッサーユニット〕、I/F〔インターフェイ
ス〕などのコンピュータ部品で形成されている。例え
ば、運転効率設定器(104)のRAMや熱源入力計測器(10
2)のROMには、キーボードの操作により成績係数の下限
値や使用燃料の単位流量当りの発熱量が、それぞれイン
プットされ、基準データとして記憶されるようになって
いる。また、冷水出力計測器(101)のRAMには、検出器
(STW1),(STW2),(SFW)の信号により刻々〔例
えば一秒毎〕の冷水出入口温度および冷水流量が測定デ
ータとしてインプットされて記録されると共にMPUによ
り演算処理された刻々の冷水出入口温度差および冷水出
力〔冷水熱量〕が計測データとして記録されるようにな
っている。同様に、熱源入力計測器(102)のRAMには、
流量検出器(SFF)の信号により燃料の流量が測定デー
タとしてインプットされて記憶されると共に、このRAM
とMPUとが信号をアクセスしつつ、RAMにキーボードの操
作により記録された基準データである燃料の単位流量当
りの発熱量と燃料の流量とを乗算するMPUの処理で算出
された熱源入力が計測データとして記録されるようにな
っている。かつまた、運転効率演算器(103)のRAMに
は、MPUで演算処理された刻々の成績係数が計測データ
として記録されるようになっている。なお、これら測定
データや計測データは、キーボードの操作により、例え
ば報知器(106)のプリントアウト部やディスプレイ部
などを介して適宜プリントアウトあるいは表示できるよ
うになっている。また、MPUと運転効率設定器(104)の
RAMとが信号のアクセスをしつつ、このRAMにキーボード
の操作により記憶させた基準データである成績係数の下
限値と計測データである刻々の成績係数との大小をMPU
の演算処理により比較し、計測データである成績係数が
その下限値よりも小さい値であるとき、報知器(106)
が例えば警告レベルを嗚らすと共にその時点の成績係数
をプリントアウトもしくは表示するようになっている。
すなわち、MPUが第1図に示した判定器(105)としての
機能も兼ねているのである。なお、図示していないが、
報知装置(B)には例えば水晶発振子を内蔵した計時回
路が備えられていることは勿論である。
このように、報知装置(B)は、吸収冷凍機の刻々の成
績係数〔運転効率〕を計測しつつこれがその下限設定値
に達したとき、すなわち、異常に低下したとき、警報を
発するのである。このため、運転管理者は、吸収冷凍機
の運転効率の異常低下をいかなる要因で引起こしても運
転を直ちに停止させて燃料の無駄な消費を防ぎ得、運転
効率の異常低下の原因を調査することもできる。かつま
た、従来のもののように運転効率の異常低下の要因毎に
多種類の装置を装備する必要もなく、安価で簡便な装置
で運転管理を行うことができる。
(ト)発明の効果 以上のとおり、本発明は、吸収冷凍機の運転効率の異常
低下をいかなる原因で引起こしても、この異常低下を安
価で簡便な装置で直接かつ自動的に探知して運転管理者
に知らせる効果をもたらし、吸収冷凍機の駆動熱源の無
駄な消費を防ぎ得ると共に運転管理を良好に行ない得る
ものとして実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示した概略構成説明
図であり、第2図は報知装置のコンピュータシステムと
しての一例を示したブロック図である。 (A)……吸収冷凍機、(1)……高温発生器、(4)
……蒸発器、(23)……熱交換器、(25)……燃料供給
路、(SFF)……流量検出器、(29),(30)……冷水
用管路、(STW1),(STW2)……温度検出器、
(SFW)……流量検出器、(B)……報知装置、(10
1)……冷水出力計測器、(102)……熱源入力計測器、
(103)……運転効率演算器、(104)……運転効率設定
器、(105)……判定器、(106)……報知器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蒸発器の冷水出入口温度および冷水流量を
    測定しつつ冷水熱量を算出して冷水出力を計る出力計測
    器と、発生器の熱源流体の出入口温度および流量を測定
    あるいは燃料の流量を測定しつつ熱源熱量を算出して熱
    源入力を計る入力計測器と、これら計測器からの信号を
    受けつつ冷水出力を熱源入力で除算して運転効率を算出
    する効率演算器と、運転効率の下限値を設定する効率設
    定器と、この効率設定器の運転効率の下限値と前記効率
    演算器の算出した運転効率との大小を比較判別する判定
    器と、算出された運転効率の方が運転効率の下限値より
    も小であるときの判定器の判別信号で警報を発する報知
    器とにより、構成されていることを特徴とした吸収冷凍
    機の効率低下報知装置。
JP21003886A 1986-09-05 1986-09-05 吸収冷凍機の効率低下報知装置 Expired - Lifetime JPH071129B2 (ja)

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JPS6365258A JPS6365258A (ja) 1988-03-23
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JPH05272849A (ja) * 1991-11-15 1993-10-22 Oki Electric Ind Co Ltd 熱交換機の劣化予測方法およびその装置
JP2018169075A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 吸収式冷凍機

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