JPH07218029A - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JPH07218029A
JPH07218029A JP6014495A JP1449594A JPH07218029A JP H07218029 A JPH07218029 A JP H07218029A JP 6014495 A JP6014495 A JP 6014495A JP 1449594 A JP1449594 A JP 1449594A JP H07218029 A JPH07218029 A JP H07218029A
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JP
Japan
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time
corrosion inhibitor
temperature
regenerator
concentration
Prior art date
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JP6014495A
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English (en)
Inventor
Masahiro Furukawa
雅裕 古川
Shioku Yamazaki
志奥 山崎
Masaya Izu
正弥 伊豆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 腐食防止剤の追加投入時期が適確に判るよう
にする。 【構成】 吸収液に添加されて高温再生器1などの機器
および配管部の腐食を防止している腐食防止剤の消耗速
度は、温度によって大きく変動するので、温度センサS
1が検出する高温再生器1の溶液の温度T1が例えば1
30℃を越えている時の累計時間T2を求め、この累計
時間T2が所定時間、例えば1000時間に達した時に
警告灯23を点灯して腐食防止剤の追加投入時期が来た
との警報を発する制御装置22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷暖房運転などに用い
る吸収冷凍機に関するものであり、特に詳しくは腐食防
止剤の追加投入時期を指示するように設けた吸収冷凍機
に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収液や冷媒が循環する配管は、一般に
は鉄やステンレス鋼などによって形成されており、これ
らが吸収液などによって腐食し難いように、例えばモリ
ブデン酸リチウムなどからなるインヒビターと称される
腐食防止剤が添加されている。
【0003】腐食防止剤は、吸収液に対する溶解度が低
く、通常は吸収液に50〜150ppm程度添加されて
いる。
【0004】そして、吸収液に添加された腐食防止剤
は、鉄表面における化学反応により時間の経過と共に失
われるので、適宜追加投入する必要がある。
【0005】機内から抜き取った吸収液を分析すれば、
追加すべき時期を正確に知ることは可能であるが、この
方法を採用するためには多くのサービス員を抱えて度々
検査しなければならず、コストが掛かり過ぎると云った
欠点があり、通常は運転時間が所定時間に達する度に追
加投入すると云った簡便な対策が採られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、腐食防止剤の
消耗量(速度)は、図2に一例を示したように温度によ
る影響が極めて大きい。このため、上記従来の方法では
腐食防止剤が十分残っている状態で追加投入して腐食防
止剤の濃度が高くなり過ぎて沈殿を生じたり、逆に不足
して高温再生器の腐食が進行しているにも拘らず腐食防
止剤が追加されないことが起こると云った問題点があ
り、この点の解決が課題となっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するために、再生器の温度を検出する手段と、この温
度検出手段からの信号に基づいて設定値を越える温度に
なっている時の時間を演算し、この時間が所定時間に達
した時、腐食防止剤要投入の警報を出力する制御装置
と、を設けた。
【0008】また、再生器の燃料配管に設けた燃料弁の
開度を検出する手段と、この開度検出手段からの信号に
基づいて設定値を越える開度になっている時の時間を演
算し、この時間が所定時間に達した時、腐食防止剤要投
入の警報を出力する制御装置と、を設けた。
【0009】また、吸収冷凍機の負荷を検出する手段
と、この負荷検出手段からの信号に基づいて設定値を越
える負荷になっている時の時間を演算し、この時間が所
定時間に達した時、腐食防止剤要投入の警報を出力する
制御装置と、を設けた。
【0010】また、吸収液の濃度を検出する手段と、こ
の濃度検出手段からの信号に基づいて設定値を越える濃
度になっている時の時間を演算し、この時間が所定時間
に達した時、腐食防止剤要投入の警報を出力する制御装
置と、を設けた。
【0011】また、再生器の温度を検出する手段と、こ
の温度検出手段からの信号に基づいて、予め記憶してあ
る再生器の温度と腐食防止剤の消耗速度との関係、およ
び腐食防止剤の初期濃度から、現在の腐食防止剤の濃度
を演算して表示する制御装置と、を設けた。
【0012】
【作用】本発明の吸収冷凍機においては、再生器の温度
が設定値を越える温度になっている時の時間が所定時間
に達した時か、再生器の燃料配管に設けた燃料弁の開度
が設定値を越える開度になっている時の時間が所定時間
に達した時か、負荷が設定値を越える負荷になっている
時の時間が所定時間に達した時か、吸収液の濃度が設定
値を越える濃度になっている時の時間が所定時間に達し
た時に、制御装置によって腐食防止剤要投入の警報が出
力される。このため、この警報が出力された時に腐食防
止剤を追加投入すれば、単に運転時間によって腐食防止
剤の追加投入時期を定めていた従来の吸収冷凍機より、
より適確な時期に腐食防止剤の追加投入が行われる。
【0013】また、再生器の温度に基づいて、予め記憶
してある再生器の温度と腐食防止剤の消耗速度との関
係、および腐食防止剤の初期濃度から、現在の腐食防止
剤の濃度が演算して表示されるので、この表示に従って
都合の良い時に腐食防止剤を追加投入することができ
る。このため、単に運転時間によって腐食防止剤の追加
投入時期を定めていた従来の吸収冷凍機より、より適確
な時期に腐食防止剤の追加投入が行われるようになった
だけでなく、追加投入の時期を予定しておくことができ
るなど自由度が大きく管理上都合が良い。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいてさら
に詳細に説明する。図1は、例えば冷媒に水、吸収液に
臭化リチウム(LiBr)溶液を用いた吸収冷凍機の構
成図であって、1はガス・灯油などの燃焼装置2を備
え、溶液(稀液)を加熱することによって冷媒蒸気を発
生させて中間液に濃縮する高温再生器、3は前記冷媒蒸
気により前記中間液を加熱して濃液にする低温再生器、
4は前記低温再生器3から供給される冷媒蒸気を冷却し
て凝縮する凝縮器、5は冷媒分配器6から冷媒液を散布
・滴下などして蒸発させる蒸発器、7はこの蒸発器から
流入する冷媒蒸気を前記低温再生器3から供給される濃
液に吸収させて器内を低圧に維持する吸収器、8は低温
熱交換器、9は高温熱交換器であり、これらは中間液管
10、濃液ポンプ11を有する濃液管12、稀液ポンプ
13を有する稀液管14、冷媒ガス管15、冷媒液管1
6、および冷媒ポンプ17を有する冷媒循環管18によ
り接続されて、冷媒と吸収液の循環サイクルを形成して
おり、蒸発器5の内部に配管した伝熱管19の管壁を介
して冷媒の蒸発潜熱によって冷却された冷水が、冷水管
20によって冷房負荷となる所要の室内機(図示せず)
に供給可能となっている。また、21は吸収器7と凝縮
器4の内部を経由して配管した冷却水管であり、これら
の装置構成自体は従来周知である。
【0015】22は記憶・演算・比較・計時などの諸機
能と共に警告灯23を備えた制御装置であり、高温再生
器1の溶液の温度T1を検出する温度センサS1、燃焼
装置2に燃料を供給する燃料弁2aの開度V1を検出す
る開度センサS2、冷水管20の蒸発器5の出入口部に
設置され、冷水の温度T3、T4を検出する一対の温度
センサS3、S4、濃液管12に設置されて吸収液の濃
度T5を検出する濃度センサS5、の少なくとも何れか
と接続してセンサからの信号を受け取ることが出来るよ
うになっている。
【0016】上記の吸収冷凍機の運転時における冷媒や
吸収液の挙動は、従来の吸収冷凍機と同様である。すな
わち、高温再生器1で加熱されて溶液から蒸発分離した
冷媒は、低温再生器3を経て凝縮器4に流入し、ここで
冷却水管21を流れる冷却水と熱交換して凝縮液化した
後、冷媒液管16を介して蒸発器5に流入する。そし
て、冷媒は伝熱管19内を流れる水と熱交換して蒸発
し、その気化熱によって冷水管20内の水を冷却する。
このようにして冷却された冷水が、図示しない室内機
(負荷)に循環して冷房作用が行われる。
【0017】また、蒸発器5で蒸発した冷媒は吸収器7
へ流入して吸収液に吸収される。そして、冷媒を吸収し
て濃度の薄くなった吸収液が稀液ポンプ13の運転によ
り低温熱交換器8と高温熱交換器9とを経て高温再生器
1へ送られる。高温再生器1に流入した吸収液は燃焼装
置2によって加熱され、冷媒が蒸発し、中濃度になった
吸収液が高温熱交換器9を経て低温再生器3へ入る。そ
して、吸収液は高温再生器1から冷媒ガス管15を介し
て導入された冷媒蒸気によって加熱され、さらに冷媒が
蒸発分離されて濃度が高くなる。高濃度になった吸収液
は、低温熱交換器8を経て温度低下して吸収器7へ送ら
れ、器内に散布される。
【0018】上記のように吸収冷凍機が運転されている
とき、制御装置22は少なくとも前記何れかのセンサと
接続して、センサからの信号を受け取り、適宜の処理を
行って所要時に警告灯23を点灯し、腐食防止剤を追加
投入すべき時期が来ているとの警報を発する。
【0019】吸収液に添加されて高温再生器1などの機
器および配管部の腐食を防止している腐食防止剤の消耗
速度は、高温再生器1の溶液温度(高温再生器の温度)
が高いほど大きく、前記図2に例示したように温度によ
って大きく変動する。例えば、図2に例示した腐食防止
剤の場合は、100℃より低い時にはその消耗速度は極
めて小さく、100℃を越えると温度にほぼ比例して増
大する。
【0020】このため、例えば温度センサS1が検出す
る高温再生器1の溶液の温度T1が130℃を越えてい
る時の累計時間T2を求め、この累計時間T2が所定時
間に達した時に警告灯23を点灯して腐食防止剤の追加
投入時期が来たとの警報を発するように制御装置22を
設けることで、腐食防止剤の追加投入時期を誤ることが
ないようになる。
【0021】例えば、冷凍機の冷凍能力、設置地域、室
内機の能力、設置台数などを考慮して決定した、温度T
1が130℃を越えている時の1時間当たりの腐食防止
剤の平均消耗速度が0.09ppmであれば、腐食防止
剤の初期濃度とこの平均消耗速度から現在の腐食防止剤
の濃度が所定値、例えば50ppmを下回ることがない
時間、例えば少し余裕を持たせて1000時間を前記所
定時間と定め、累計時間T2がこの時間に達した時に、
警告灯23を点灯するように制御装置22を設ける。
【0022】すなわち、具体的な制御の一例を図3のフ
ローチャートにより説明すると、ステップS11では温
度センサS1により高温再生器1の溶液の温度T1を検
出し、ステップS12ではこの温度T1が所定の温度、
この場合は130℃を越えているか否かを判定し、ノー
と判定された時にはステップS11に戻り、イエスと判
定された時にはステップS13に移行して計時を開始す
る。
【0023】次のステップS14においても温度センサ
S1により高温再生器1の溶液の温度T1を検出し、ス
テップS15ではこの溶液温度T1が前記の所定温度を
越えているか否かを判定する。ここで、ノーと判定され
た時にはステップS16に移行して計時を中断し、続い
てステップS11に戻る。一方、イエスと判定された時
にはステップS17に移行し、前記ステップS13で開
始した計時の累計時間T2を読み出す。
【0024】ステップS18ではこの累計時間T2が所
定の時間、この場合は1000時間に達したか否かを判
定し、ノーと判定された時にはステップS14に戻り、
イエスと判定された時にはステップS19に移行して警
告灯23を点灯させる。
【0025】したがって、上記構成になる本発明の吸収
冷凍機においては、腐食防止剤の消耗速度が大きくなる
温度、例えば130℃を越えている時の累計時間T2が
求められ、この累計時間が所定の時間に達すると警告灯
23が自動的に点灯するので、警告灯23の点灯後、速
やかに腐食防止剤の追加投入を技術サービスセンターな
どに依頼すれば、単なる運転時間によって腐食防止剤の
追加投入時期を定めていた従来の吸収冷凍機より、一層
適確な時期に腐食防止剤が追加投入される。
【0026】なお、制御装置22の計時機能と警告灯2
3はリセット可能であり、腐食防止剤を追加投入した後
これらをリセットすることにより、再び計時して警報を
発することが可能になる。
【0027】腐食防止剤の消耗速度に影響する高温再生
器1の溶液の温度T1は、燃焼装置2の火力によっても
推定することが出来るので、この燃焼装置2に燃料を供
給する燃料弁2aの開度V1が所定開度を越えている時
の時間が所定時間に達した時に、警告灯23を点灯して
腐食防止剤の追加投入時期が来たとの警報を発するよう
に制御装置22を設けることもできる。
【0028】この場合は、例えば図4に例示したように
制御される。すなわち、ステップS21では制御装置2
2に接続して設けた開度センサS2により燃料弁2aの
開度V1を検出し、ステップS22ではこの開度V1が
所定の開度、例えば80%を越えているか否かを判定
し、ノーと判定された時にはステップS21に戻り、イ
エスと判定された時にはステップS23に移行して計時
を開始する。
【0029】次のステップS24でも開度センサS2に
より燃料弁2aの開度V1を検出し、ステップS25で
はこの開度V1が前記の所定開度を越えているか否かを
判定する。ここで、ノーと判定された時にはステップS
26に移行して計時を中断し、続いてステップS21に
戻る。一方、イエスと判定された時にはステップS27
に移行し、前記ステップS23で開始した計時の累計時
間T2を読み出す。
【0030】ステップS28ではこの累計時間T2が所
定の時間、例えば1000時間に達したか否かを判定
し、ノーと判定された時にはステップS24に戻り、イ
エスと判定された時にはステップS29に移行して警告
灯23を点灯させる。
【0031】また、腐食防止剤の消耗速度に影響する高
温再生器1の溶液の温度T1は、冷凍負荷の値によって
も推定することが出来るので、制御装置22と一対の温
度センサS3、S4とを接続し、これらの温度センサが
検出する冷水の出入口温度T3、T4の差に基づいて冷
凍負荷Wを求め(冷水流量を一定とした時)、この冷凍
負荷Wが所定値、例えば90%(例えば冷水の温度T
3、T4の差が5℃のときの負荷を100%とする)を
越えている時の時間を求め、この累計時間T2が所定時
間、例えば1000時間に達した時に、警告灯23を点
灯して腐食防止剤の追加投入を指示するように制御装置
22を設けることもできる。
【0032】この場合は、図5に例示したように制御さ
れる。すなわち、ステップS31では冷水管20を流れ
て負荷に供給される冷水の温度T3と、負荷を経由して
流れてきた冷水の温度T4とを、温度センサS3、S4
によりそれぞれ検出し、ステップS32ではこの温度T
3、T4により冷凍負荷Wを演算して求め、ステップS
33ではこの冷凍負荷Wが所定の冷凍負荷、この場合は
90%を越えているか否かを判定し、ノーと判定された
時にはステップS31に戻り、イエスと判定された時に
はステップS34に移行して計時を開始する。
【0033】次のステップS35でも温度センサS3、
S4により冷水の温度T3、T4を検出し、ステップS
36ではこれらの温度T3、T4から冷凍負荷Wを演算
により求め、ステップS37ではこの冷凍負荷Wが前記
の所定冷凍負荷を越えているか否かを判定する。
【0034】ここで、ノーと判定された時にはステップ
S38に移行して計時を中断し、続いてステップS31
に戻る。一方、イエスと判定された時にはステップS3
9に移行し、前記ステップS34で開始した計時の累計
時間T2を読み出す。
【0035】ステップS40ではこの累計時間T2が所
定の時間、この場合は1000時間に達したか否かを判
定し、ノーと判定された時にはステップS35に戻り、
イエスと判定された時にはステップS41に移行して警
告灯23を点灯させる。
【0036】また、低温再生器3から濃液管12に吐出
した吸収液の濃度と腐食防止剤の消耗速度とはほぼ比例
する関係にあるので、制御装置22と濃度センサS5と
を接続し、この濃度センサS5が検出する吸収液の濃度
T5が所定濃度、例えば62%を越えている時の時間が
所定時間、例えば1000時間に達した時に、警告灯2
3を点灯して腐食防止剤の追加投入を指示するように制
御装置22を設けることもできる。
【0037】この場合は、図6に例示したように制御さ
れる。すなわち、ステップS51では濃度センサS5に
より吸収液の濃度T5を検出し、ステップS52ではこ
の濃度T5が所定の濃度、この場合は62%を越えてい
るか否かを判定し、ノーと判定された時にはステップS
51に戻り、イエスと判定された時にはステップS53
に移行して計時を開始する。
【0038】次のステップS54でも濃度センサS5に
より吸収液の濃度T5を検出し、ステップS55ではこ
の濃度T5が前記の所定濃度を越えているか否かを判定
する。ここで、ノーと判定された時にはステップS56
に移行して計時を中断し、続いてステップS51に戻
る。一方、イエスと判定された時にはステップS57に
移行し、前記ステップS53で開始した計時の累計時間
T2を読み出す。
【0039】ステップS58ではこの累計時間T2が所
定の時間、この場合は1000時間に達したか否かを判
定し、ノーと判定された時にはステップS54に戻り、
イエスと判定された時にはステップS59に移行して警
告灯23を点灯させる。
【0040】上記図4〜図6に示した制御においても、
警告灯23の点灯後、速やかに腐食防止剤の追加投入を
技術サービスセンターなどに依頼すれば、単なる運転時
間によって腐食防止剤の追加投入時期を定めていた従来
の吸収冷凍機より、一層適確な時期に腐食防止剤が追加
投入される。
【0041】また、図7に示したように制御装置22に
警告灯23に代えて表示部24を設け、温度センサS1
が検出する高温再生器1の溶液の温度T1と、前記図2
に示した温度と腐食防止剤の消耗速度との関係図から、
現在の腐食防止剤の濃度を求め、これを前記表示部24
に表示する構成とすることもできる。
【0042】この場合は、具体的には例えば図8に例示
したように制御される。すなわち、ステップS61では
温度センサS1により高温再生器1の溶液の温度T1を
検出し、ステップS62では図2の温度と消耗速度との
関係図を読み出し、次のステップS63ではこの関係図
から温度T1時における腐食防止剤の消耗速度を求め、
ステップS64ではこの消耗速度と前回求めた腐食防止
剤の濃度から現在の腐食防止剤の濃度を演算して算出
し、ステップS65ではこの演算算出した現在の腐食防
止剤の濃度を表示部24に表示する。
【0043】上記構成になる本発明の吸収冷凍機におい
ては、腐食防止剤の濃度が常に確認されているので、単
なる運転時間によって腐食防止剤の追加投入時期を定め
ていた従来の吸収冷凍機に比較して、より適確な時期に
腐食防止剤が追加投入できるようになったばかりでな
く、都合の良い時を見計らって腐食防止剤の追加投入を
技術サービスセンターなどに依頼することが可能であ
り、腐食防止剤を追加投入する際の自由度が大きくな
り、管理し易くなった。
【0044】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱
しない範囲で各種の変形実施が可能である。例えば、上
記の実施例では冷房作用を果たす二重効用の吸収冷凍機
を例示したが、蒸発器5および吸収器7からなる低温胴
に、冷媒ガス管15から分岐して設ける開閉弁付き配管
を介して、高温再生器1から高温の冷媒蒸気を導入し、
室内機に冷水管20から温水を供給して暖房作用を果た
す吸収冷凍機とすることも可能であるし、一重効用吸収
冷凍機とすることももちろん可能である。
【0045】また、冷凍負荷を温度センサS3、S4が
検出する冷水の温度T3、T4と、流量センサが検出す
る冷水の流量から求め、この冷凍負荷に基づいて腐食防
止剤を追加投入する時期を推定するように構成したり、
警告灯23と表示部24の両方を制御器22に同時に設
ける構成とすることなども可能である。
【0046】また、温度センサS1、S3、S4など
は、それぞれ検出対象の液に直接触れるように設置して
も良いし、壁面などを介して間接的に検出するように設
けることもできる。
【0047】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、再生器の
温度が設定値を越える温度になっている時の時間が所定
時間に達した時か、再生器の燃料配管に設けた燃料弁の
開度が設定値を越える開度になっている時の時間が所定
時間に達した時か、負荷が設定値を越える負荷になって
いる時の時間が所定時間に達した時か、吸収液の濃度が
設定値を越える濃度になっている時の時間が所定時間に
達した時に、制御装置によって腐食防止剤要投入の警報
が出力される吸収冷凍機であるので、この制御装置の警
報に従って腐食防止剤を追加投入することにより、単に
運転時間によって腐食防止剤の追加投入時期を定めてい
た従来の吸収冷凍機よりも、より適確な時期に腐食防止
剤が追加投入される。
【0048】また、再生器の温度に基づいて、予め記憶
してある再生器の温度と腐食防止剤の消耗速度との関
係、および腐食防止剤の初期濃度から、制御装置が現在
の腐食防止剤の濃度を演算して表示する吸収冷凍機であ
るので、この表示に従って都合の良い時に腐食防止剤を
追加投入することができる。このため、単に運転時間に
よって腐食防止剤の追加投入時期を定めていた従来の吸
収冷凍機より、一層適確な時期に腐食防止剤が追加投入
できるようになっただけでなく、追加投入の時期を予定
しておくことができるなど管理上の自由度が大きく都合
が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる吸収冷凍機の構成図である。
【図2】腐食防止剤の消耗速度と温度との関係の一例を
示すグラフである。
【図3】第1の制御方法を示すフローチャートである。
【図4】第2の制御方法を示すフローチャートである。
【図5】第3の制御方法を示すフローチャートである。
【図6】第4の制御方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明になる吸収冷凍機の他の構成図である。
【図8】第5の制御方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 高温再生器 2 燃焼装置 2a 燃料弁 3 低温再生器 4 凝縮器 5 蒸発器 7 吸収器 22 制御装置 23 警告灯 24 表示部 S1・S3・S4 温度センサ S2 開度センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを
    配管接続して構成する吸収冷凍機において、再生器の温
    度を検出する手段と、この温度検出手段からの信号に基
    づいて設定値を越える温度になっている時の時間を演算
    し、この時間が所定時間に達した時、腐食防止剤要投入
    の警報を出力する制御装置と、を備えたことを特徴とす
    る吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】 再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを
    配管接続して構成する吸収冷凍機において、再生器の燃
    料配管に設けた燃料弁の開度を検出する手段と、この開
    度検出手段からの信号に基づいて設定値を越える開度に
    なっている時の時間を演算し、この時間が所定時間に達
    した時、腐食防止剤要投入の警報を出力する制御装置
    と、を備えたことを特徴とする吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】 再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを
    配管接続して構成する吸収冷凍機において、吸収冷凍機
    の負荷を検出する手段と、この負荷検出手段からの信号
    に基づいて設定値を越える負荷になっている時の時間を
    演算し、この時間が所定時間に達した時、腐食防止剤要
    投入の警報を出力する制御装置と、を備えたことを特徴
    とする吸収冷凍機。
  4. 【請求項4】 再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを
    配管接続して構成する吸収冷凍機において、吸収液の濃
    度を検出する手段と、この濃度検出手段からの信号に基
    づいて設定値を越える濃度になっている時の時間を演算
    し、この時間が所定時間に達した時、腐食防止剤要投入
    の警報を出力する制御装置と、を備えたことを特徴とす
    る吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】 再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器などを
    配管接続して構成する吸収冷凍機において、再生器の温
    度を検出する手段と、この温度検出手段からの信号に基
    づいて、予め記憶してある再生器の温度と腐食防止剤の
    消耗速度との関係、および腐食防止剤の初期濃度から、
    現在の腐食防止剤の濃度を演算して表示する制御装置
    と、を備えたことを特徴とする吸収冷凍機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102190333B1 (ko) * 2020-07-21 2020-12-14 (주)월드에너지 무정비 흡수 냉동기

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