JP2001263852A - 吸収冷凍機 - Google Patents

吸収冷凍機

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JP2001263852A
JP2001263852A JP2000074165A JP2000074165A JP2001263852A JP 2001263852 A JP2001263852 A JP 2001263852A JP 2000074165 A JP2000074165 A JP 2000074165A JP 2000074165 A JP2000074165 A JP 2000074165A JP 2001263852 A JP2001263852 A JP 2001263852A
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JP
Japan
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temperature
regenerator
time
operation time
evaporator
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JP2000074165A
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English (en)
Inventor
Hideki Funai
秀樹 府内
Shoichi Tsuruta
章一 鶴田
Sumio Ikeda
澄雄 池田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品の交換時期などが高精度で推定できるよ
うにする。 【解決手段】 高温再生器1、低温再生器2、凝縮器3、
蒸発器4、吸収器5などを連結して冷凍サイクルを構成
する吸収冷凍機において、吸収液に添加した腐食防止剤
を補充する時間は、所定時間、例えば1秒毎に温度セン
サ32により高温再生器1にある吸収液の温度Tを検出
し、その温度Tに対応する係数K1を1秒に乗じ、そう
して得られた数値を合算し、さらに予め設定した腐食防
止剤の補充時間との差を算出し、図示しない表示器に補
充時期に至るまでの時間を表示するように制御器50を
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、再生器、凝縮器、
蒸発器、吸収器などを連結して冷凍サイクルを構成する
吸収冷凍機に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装置として、装置の運転時間、
高温再生器に設けた溶液加熱用バーナの燃焼時間、吸収
液ポンプや冷媒ポンプの運転時間、運転/停止の繰り返
し回数などを記録し、部品交換を行う際の目安を得るよ
うにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、装置の運転時
間や運転/停止の繰り返し回数などを単に記録するだけ
では、ものによっては適正な交換時期、補充時期を判断
することができないと云った問題があり、交換時期や補
充時期をより正確に把握できるようにする必要があり、
その解決が課題となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、再生器、凝縮
器、蒸発器、吸収器などを連結して冷凍サイクルを構成
する吸収冷凍機において、
【0005】再生器内部の溶液の温度と、溶液がその温
度にある時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出
し、その標準状態換算運転時間を出力する手段を備える
ようにした第1の吸収冷凍機と、
【0006】再生器で冷媒を蒸発分離した溶液の濃度
と、溶液がその濃度にある時間に基づいて標準状態換算
運転時間を算出し、その標準状態換算運転時間を出力す
る手段を備えるようにした第2の吸収冷凍機と、
【0007】蒸発器に戻っているブラインと蒸発器から
出ているブラインの温度差と、ブラインがその温度差に
ある時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出し、そ
の標準状態換算運転時間を出力する手段を備えるように
した第3の吸収冷凍機と、
【0008】吸収器などに供給されている冷却水と吸収
器などから出ている冷却水との温度差と、冷却水がその
温度差にある時間に基づいて標準状態換算運転時間を算
出し、その標準状態換算運転時間を出力する手段を備え
るようにした第4の吸収冷凍機と、
【0009】再生器内部の圧力と、再生器内部がその圧
力にある時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出
し、その標準状態換算運転時間を出力する手段を備える
ようにした第5の吸収冷凍機と、
【0010】再生器に供給する熱量に関連した制御量
と、再生器への熱量供給がその制御量で制御されている
時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出し、その標
準状態換算運転時間を出力する手段を備えるようにした
第6の吸収冷凍機と、を提供することにより、前記した
従来技術の課題を解決するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1の実施形態〕以下、本発明
の第1の実施形態を図1、図2に基づいて詳細に説明す
る。図1に例示したものは、冷水または温水を図示しな
い負荷に循環供給する二重効用吸収冷温水機であり、冷
媒に水を、吸収液に臭化リチウム(LiBr)水溶液を
使用したものである。
【0012】図1において、1はガスバーナ1Bを備え
た高温再生器、2は低温再生器、3は凝縮器、4は蒸発
器、5は吸収器、6は低温熱交換器、7は高温熱交換
器、8〜11は吸収液管、13は吸収液ポンプ、14〜
18は冷媒管、19は冷媒ポンプ、21は図示しない冷
/暖房負荷に循環供給する冷水または温水が流れる冷温
水管、22は冷温水ポンプ、23は冷却水管、24は冷
却水ポンプ、26〜28は開閉弁であり、それぞれ図に
示したように配管接続されており、この構成自体は従来
周知である。また、50はこの吸収冷温水機の制御器で
ある。
【0013】そして、上記構成の二重効用吸収冷温水機
において、開閉弁26・27・28を閉じ、冷却水ポン
プ24を起動して冷却水管23により吸収器5と凝縮器
3とに冷却水を供給し、ガスバーナ1Bに点火して高温
再生器1で吸収液を加熱すると、吸収液から蒸発分離し
た冷媒蒸気と、冷媒蒸気を分離して吸収液の濃度が高く
なった中間吸収液とが得られる。
【0014】高温再生器1で生成された高温の冷媒蒸気
は、冷媒管14を通って低温再生器2に入り、高温再生
器1で生成され吸収液管9により高温熱交換器7を経由
して低温再生器2に入った中間吸収液を加熱して放熱凝
縮し、凝縮器3に入る。
【0015】また、低温再生器2で加熱されて中間吸収
液から蒸発分離した冷媒は凝縮器3へ入り、冷却水管2
3内を流れる水と熱交換して凝縮液化し、冷媒管14か
ら凝縮して供給される冷媒と一緒になって冷媒管16を
通って蒸発器4に入る。
【0016】蒸発器4に入って冷媒液溜りに溜まった冷
媒液は、冷温水管21に接続された伝熱管21Aの上に
冷媒ポンプ19によって散布され、冷温水管21を介し
て供給される水と熱交換して蒸発し、伝熱管21Aの内
部を流れる水を冷却する。
【0017】そして、蒸発器4で蒸発した冷媒は吸収器
5に入り、低温再生器2で加熱されて冷媒を蒸発分離
し、吸収液の濃度が一層高まった吸収液、すなわち吸収
液管10により低温熱交換器6を経由して供給され、上
方から散布される濃吸収液に吸収される。
【0018】吸収器5で冷媒を吸収して濃度の薄くなっ
た吸収液、すなわち稀吸収液は吸収液ポンプ13の運転
により、低温熱交換器6・高温熱交換器7を経由して高
温再生器1へ吸収液管8から送られる。
【0019】上記のように吸収冷温水機の運転が行われ
ると、蒸発器4の内部に配管された伝熱管21Aにおい
て冷媒の気化熱によって冷却された冷水が、冷温水ポン
プ22の運転により冷温水管21を介して図示しない冷
/暖房負荷に循環供給できるので、冷房運転などが行え
る。
【0020】一方、開閉弁26・27・28を開け、冷
却水ポンプ24の運転を停止し、冷却水管23に冷却水
を流さないでガスバーナ1Bに点火して高温再生器1で
吸収液を加熱すると、高温再生器1で吸収液から蒸発し
た冷媒は主に流路抵抗の小さい冷媒管14・15を通っ
て吸収器5・蒸発器4に入り、冷温水管21から供給さ
れる水と伝熱管21Aを介して熱交換して凝縮し、主に
このときの凝縮熱によって伝熱管21Aの内部を流れる
水が加熱される。
【0021】蒸発器4で加熱作用を行って凝縮した冷媒
は、冷媒管18の開閉弁28を通って吸収器5に入り、
高温再生器1で冷媒を蒸発分離して吸収液管11から流
入する吸収液と混合され、吸収液ポンプ13の運転によ
って低温熱交換器6・高温熱交換器7を経て高温再生器
1へ送られる。
【0022】そして、蒸発器4内部の伝熱管21Aで加
熱された温水を冷温水ポンプ22の運転により冷温水管
21を介して図示しない冷/暖房負荷に循環供給するこ
とにより、暖房運転などが行なわれる。
【0023】上記動作機能を有する二重効用吸収冷温水
機の制御器50は、マイコンや記憶手段などを備えて構
成され、蒸発器4の伝熱管21Aから冷温水管21に流
れ出た冷温水の温度情報を、冷温水管21の蒸発器4出
口側に設けた温度センサ30から取り込み、この冷温水
の蒸発器出口側温度が所定の設定温度に維持されるよう
に、ガスバーナ1Bに接続された図示しない加熱量制御
弁の開度を調節して高温再生器1への入熱量を制御する
従来周知の容量制御機能を備えている。
【0024】すなわち、制御器50には、予め定めた設
定温度と温度センサ30が検出した冷温水の温度との差
が大きければ大きいほど、ガスバーナ1Bに接続された
加熱量制御弁の開度を大きくし、温度センサ30が検出
した冷温水の温度が設定温度に達すると、加熱量制御弁
の開度を設定開度に抑えるか、閉じる等の通常の容量制
御を行うための制御プログラムを記憶手段に格納して備
えている。
【0025】また、制御器50は、高温再生器1にある
吸収液の液面が所定のレベルを維持するように吸収液ポ
ンプ13の運転を制御すると共に、冷房運転時に温度セ
ンサ30が検出した冷水の温度が設定温度(例えば7
℃)より高いときに冷媒ポンプ19を運転するための制
御プログラムも記憶手段に備えている。
【0026】さらに、この制御器50は、吸収液に添加
されている腐食防止剤の補充時期を予測して表示する機
能を備えている。
【0027】すなわち、吸収液にはクロム酸リチウムや
モリブデン酸リチウムなどの腐食防止剤が微量添加され
て、吸収液の臭化リチウムが金属部分を腐食するのを防
止している。そして、周知のように、吸収液に添加され
ている腐食防止剤の消耗度合いは、吸収液の温度が低い
ほど小さく、吸収液の温度が高いほど大きくなるので、
装置が定格運転され、高温再生器1に設けた温度センサ
32が検出する吸収液の温度Tが定格設計温度であると
きに腐食防止剤が消耗する程度を1とし、高温再生器1
の吸収液の温度Tが他の温度を示すときに腐食防止剤が
消耗する比率を表わした図2の関係式が、制御器50の
図示しない記憶部分に予め記憶されている。
【0028】そして、制御器50は温度センサ32が吸
収液の温度Tを検出する度に、その温度帯に滞留してい
る時間に図2の係数K1を乗じ、そうして得られた値を
標準状態換算運転時間として求め、予め定めてある補充
時間との差を求めて図示しない表示器に表示し、補充時
期までの時間を表示するように構成してある。
【0029】すなわち、制御器50は例えば1秒毎に温
度センサ32により高温再生器1の吸収液の温度Tを検
出し、その温度Tに対応する図2の係数K1を1秒に乗
じ、そうして得られた数値を合算し、さらに予め設定し
た補充時間との差を算出し、図示しない表示器に補充時
期に至るまでの時間を表示するようにしてある。
【0030】さらに、制御器50は、前記のようにして
求めた標準状態換算運転時間に基づく補充時期までの時
間を表示すると共に、補充時期が来て表示値が0になる
と、ランプが点灯するなどして警報を発するようにも構
成してある。
【0031】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測して腐食防止剤の補充時期を推定表示するものよ
りも、遥かに精度の高い推定表示を行うことができる。
【0032】〔第2の実施形態〕以下、本発明の第2の
実施形態を、主に図3に基づいて詳細に説明する。図3
は、制御器50の記憶部分に記憶してある、吸収液管1
0を通って低温再生器2から吸収器5に供給されている
濃吸収液の濃度、すなわち吸収液管10に設けた濃度セ
ンサ33が検出する濃吸収液濃度Nと係数K2との関係
を示したものであり、この場合の係数K2は、装置が定
格運転され、濃度センサ33が検出する濃吸収液の濃度
Nが定格設計濃度であるときに、運転負荷の程度を1と
し、濃度Nが他の濃度を示すときの運転負荷の程度を表
わしている。
【0033】そして、この場合も制御器50は、前記濃
吸収液の濃度Nを濃度センサ33により所定時間毎、例
えば1秒毎に検出し、こうして求めた濃吸収液の濃度N
に対応する図3から求めた係数K2を1秒に乗じ、そう
して得られた数値を合算し、さらに予め設定した標準運
転時間との差を算出し、図示しない表示器にメンテナン
ス時期に至るまでの時間を表示すると共に、メンテナン
スする時期が来て表示値が0になると、ランプが点灯す
るなどして警報を発するようにも構成してある。
【0034】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測して伝熱管21Aの汚れ具合を調べたり、吸収液
ポンプ13の保守などを行うサービス点検の時期を推定
表示するものよりも、遥かに精度の高い推定表示を行う
ことができる。
【0035】〔第3の実施形態〕以下、本発明の第3の
実施形態を、主に図4に基づいて詳細に説明する。図4
は、制御器50の記憶部分に記憶してある、冷温水管2
1を通って蒸発器4に出入している冷温水の温度差、す
なわち温度センサ30が検出する温度と温度センサ31
が検出する温度との温度差ΔT1と、係数K3との関係
を示したものであり、この場合の係数K3は、装置が定
格運転され、温度センサ30・31が検出する温度差Δ
T1が所定の定格設計温度差の5℃であるときに、運転
負荷の程度を1とし、前記温度差ΔT1が他の温度を示
すときの運転負荷の程度を表わしている。
【0036】そして、この場合も制御器50は、温度セ
ンサ30・31により前記冷温水の温度差ΔT1を所定
時間毎、例えば1秒毎に検出し、こうして求めた温度差
ΔT1に対応する図4から求めた係数K3を1秒に乗
じ、そうして得られた数値を合算し、さらに予め設定し
た標準運転時間との差を算出し、図示しない表示器にメ
ンテナンスする時期に至るまでの時間を表示すると共
に、メンテナンスする時期が来て表示値が0になると、
ランプが点灯するなどして警報を発するようにも構成し
てある。
【0037】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測してメンテナンスする時期を推定表示するものよ
りも、遥かに精度の高い推定表示を行うことができる。
【0038】〔第4の実施形態〕以下、本発明の第4の
実施形態を、主に図5に基づいて詳細に説明する。図5
は、制御器50の記憶部分に記憶してある、冷却水管2
3を通って吸収器5に供給されている冷却水の温度、す
なわち温度センサ34が検出する冷却水温度と、凝縮器
3から出ている冷却水の温度、すなわち温度センサ35
が検出する冷却水温度との温度差ΔT2と、係数K4と
の関係を示したものであり、この場合の係数K4は、装
置が定格運転され、温度センサ34・35が検出する温
度差ΔT2が所定の定格設計温度差であるときに、運転
負荷の程度を1とし、前記冷却水の温度差ΔT2が他の
温度を示すときの運転負荷の程度を表わしている。
【0039】そして、この場合も制御器50は、温度セ
ンサ34・35により前記冷却水の温度差ΔT2を所定
時間毎、例えば1秒毎に検出し、こうして求めた冷却水
の温度差ΔT2に対応する図5から求めた係数K4を1
秒に乗じ、そうして得られた数値を合算し、さらに予め
設定した標準運転時間との差を算出し、図示しない表示
器にメンテナンスする時期に至るまでの時間を表示する
と共に、メンテナンスする時期が来て表示値が0になる
と、ランプが点灯するなどして警報を発するようにも構
成してある。
【0040】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測してメンテナンスする時期を推定表示するものよ
りも、遥かに精度の高い推定表示を行うことができる。
【0041】〔第5の実施形態〕以下、本発明の第5の
実施形態を、主に図6に基づいて詳細に説明する。図6
は、制御器50の記憶部分に記憶してある、高温再生器
1内の気相部の圧力、すなわち圧力センサ36が検出す
る圧力Pと係数K5との関係を示したものであり、この
場合の係数K5は、装置が定格運転され、圧力センサ3
6が検出する圧力Pが定格設計圧力であるときに、運転
負荷の程度を1とし、圧力センサ36が他の圧力を示す
ときの運転負荷の程度を表わしている。
【0042】そして、この場合も制御器50は、圧力セ
ンサ36により所定時間毎、例えば1秒毎に圧力Pを検
出し、こうして求めた圧力に対応する図6から求めた係
数K5を1秒に乗じ、そうして得られた数値を合算し、
さらに予め設定した標準運転時間との差を算出し、図示
しない表示器にメンテナンスする時期に至るまでの時間
を表示すると共に、メンテナンスする時期が来て表示値
が0になると、ランプが点灯するなどして警報を発する
ようにも構成してある。
【0043】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測してメンテナンスする時期を推定表示するものよ
りも、遥かに精度の高い表示を行うことができる。
【0044】〔第6の実施形態〕以下、本発明の第6の
実施形態を、主に図7に基づいて詳細に説明する。図7
は、制御器50の記憶部分に記憶してある、ガスバーナ
1Bの燃料供給管に設けた加熱量制御弁の開度Mと係数
K6との関係を示したものであり、この場合の係数K6
は、装置が定格運転される際に前記加熱量制御弁が設定
される開度が100%であるときに、運転負荷の程度を
1とし、前記加熱量制御弁が他の開度を示すときの運転
負荷の程度を表わしている。
【0045】そして、この場合も制御器50は、図示し
ない開度センサにより加熱量制御弁の開度Mを所定時間
毎、例えば1秒毎に検出し、こうして求めた加熱量制御
弁の開度Mに対応する図7から求めた係数K6を1秒に
乗じ、そうして得られた数値を合算し、さらに予め設定
した標準運転時間との差を算出し、図示しない表示器に
メンテナンスする時期に至るまでの時間を表示すると共
に、メンテナンスする時期が来て表示値が0になると、
ランプが点灯するなどして警報を発するようにも構成し
てある。
【0046】したがって、上記機能を有する制御器50
を備えた本発明の吸収冷温水機によれば、単に運転時間
を計測してメンテナンスする時期を推定表示するものよ
りも、遥かに精度の高い推定表示を行うことができる。
【0047】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0048】例えば、制御器50としては、前記第1〜
第6の実施形態で示した全ての表示を一つの表示器に表
示するように構成することもできる。この場合、常時表
示しておくように構成しても良いし、スイッチ操作など
でその都度表示するように構成しても良い。また、全表
示を一画面に同時に表示したり、逐次表示するようにし
ても良い。さらに、適宜の時期に予告表示する構成とす
ることも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
に運転時間を計測して部品の交換時期などを推定表示す
るものよりも、遥かに精度の高い推定表示が行えるよう
になったので、使用可能な部品を無駄に交換したり、交
換時期が遅れて装置全体の運転に支障をきたす、などと
云った不都合がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置構成の説明図である。
【図2】温度Tと係数K1との関係を示す説明図であ
る。
【図3】濃度Nと係数K2との関係を示す説明図であ
る。
【図4】温度差ΔT1と係数K3との関係を示す説明図
である。
【図5】温度差ΔT2と係数K4との関係を示す説明図
である。
【図6】圧力Pと係数K5との関係を示す説明図であ
る。
【図7】開度Mと係数K6との関係を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 高温再生器 1B ガスバーナ 2 低温再生器 3 凝縮器 4 蒸発器 5 吸収器 6 低温熱交換器 7 高温熱交換器 8〜11 吸収液管 13 吸収液ポンプ 14〜18 冷媒管 19 冷媒ポンプ 21 冷温水管 22 冷温水ポンプ 23 冷却水管 24 冷却水ポンプ 26〜28 開閉弁 30・31・32 温度センサ 33 濃度センサ 34.35 温度センサ 36 圧力センサ 50 制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 澄雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L093 AA05 BB22 DD08 EE11 EE14 EE17 EE24 GG01 GG02 GG07 KK05 LL03 MM08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    再生器内部の溶液の温度と、溶液がその温度にある時間
    に基づいて標準状態換算運転時間を算出し、その標準状
    態換算運転時間を出力する手段を備えたことを特徴とす
    る吸収冷凍機。
  2. 【請求項2】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    再生器で冷媒を蒸発分離した溶液の濃度と、溶液がその
    濃度にある時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出
    し、その標準状態換算運転時間を出力する手段を備えた
    ことを特徴とする吸収冷凍機。
  3. 【請求項3】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    蒸発器に戻っているブラインと蒸発器から出ているブラ
    インの温度差と、ブラインがその温度差にある時間に基
    づいて標準状態換算運転時間を算出し、その標準状態換
    算運転時間を出力する手段を備えたことを特徴とする吸
    収冷凍機。
  4. 【請求項4】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    吸収器などに供給されている冷却水と吸収器などから出
    ている冷却水との温度差と、冷却水がその温度差にある
    時間に基づいて標準状態換算運転時間を算出し、その標
    準状態換算運転時間を出力する手段を備えたことを特徴
    とする吸収冷凍機。
  5. 【請求項5】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    再生器内部の圧力と、再生器内部がその圧力にある時間
    に基づいて標準状態換算運転時間を算出し、その標準状
    態換算運転時間を出力する手段を備えたことを特徴とす
    る吸収冷凍機。
  6. 【請求項6】 再生器、凝縮器、蒸発器、吸収器などを
    連結して冷凍サイクルを構成する吸収冷凍機において、
    再生器に供給する熱量に関連した制御量と、再生器への
    熱量供給がその制御量で制御されている時間に基づいて
    標準状態換算運転時間を算出し、その標準状態換算運転
    時間を出力する手段を備えたことを特徴とする吸収冷凍
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004087830A1 (ja) * 2003-03-28 2004-10-14 Hachinohe Institute Of Technology 吸収冷凍機用作動媒体、吸収冷凍機および冷熱熱媒体製造方法
CN104792079A (zh) * 2015-04-10 2015-07-22 柳州职业技术学院 一种蒸汽型溴化锂吸收式冷水机组的温度闭环控制方法

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