JP6874520B2 - 開口状態維持機能付き包装袋 - Google Patents

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Description

本発明は、その開口部に一対のファスナーを設けて、開閉自在とした包装袋に関するものである。本発明の包装袋は、このファスナーによって開閉自在であると共に、一旦広く開口した場合、その広い開口状態を維持することもできる。
包装袋を構成する包装フィルムは弾性を有することが通常である。このため、包装袋を開口した後放置すると、包装フィルムの弾性によってその開口部が閉じてしまう。
その開口部にファスナーを有する包装袋も知られているが、このファスナーは包装フィルムより高い弾性を有するため、この包装袋を開口した後放置すると、一層速やかに開口部が閉じてしまう。
このように自然に閉口することを防ぎ、開口部の開口状態を維持するため、種々の包装袋が提案されている(特許文献1〜参照)。これらはいずれも、一旦変形した後はその変形状態を維持する材料を使用するものである。例えば、前記ファスナーとして、塑性変形可能で、一旦変形した後はその変形状態を維持する特殊な樹脂材料で構成されたファスナーを使用したり、同様にその変形状態を維持する特殊な樹脂材料で構成されたテープを開口部に貼着したもの等である。また、板紙製のテープを開口部に貼着して、開口した際にこの板紙製テープを折り曲げることにより、包装フィルムやファスナーによって開口部が閉じることを防止した包装袋も提案されている。
特開2007−191100号公報 特開2008−212187号公報 特開2010−202166号公報 特開2011−25453号公報 特開2015−747号公報
しかしながら、これらは、一旦変形した後はその変形状態を維持する特殊な樹脂材料を使用したり、あるいは、本来の包装袋とは別に用意された板紙製テープ等を貼着するものである。
そこで、本発明は、前述のような特殊な樹脂材料を必要とすることなく、また、別途用意されたテープ等を要することなく、開閉自在で、しかも、一旦広く開口した場合には、その広い開口状態を維持することもできる包装袋を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、表側フィルムと裏側フィルムが互いに対面してその両者の間に開口部を構成する包装袋であって、
表側フィルムの前記開口部内面にファスナーを有すると共に、裏側フィルムの前記開口部内面にもファスナーを有しており、
前記表側フィルムのファスナーが凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されており、かつ、この凹型ファスナーと凸型ファスナーとが互いに嵌合可能に構成されており、
前記裏側フィルムのファスナーも凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されており、かつ、この凹型ファスナーと凸型ファスナーとが互いに嵌合可能に構成されており、
前記表側フィルムの凹型ファスナーと裏側フィルムの凸型ファスナーとが互いに嵌合し、表側フィルムの凸型ファスナーと裏側フィルムの凹型ファスナーとが互いに嵌合して、開口部を閉塞している、
ことを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋である。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
表側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界がそのファスナーの中央に位置しており、裏側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界もそのファスナーの中央に位置していることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋である。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
表側フィルムのファスナーと裏側フィルムのファスナーのいずれもが、開口部の全幅に渡って設けられていることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋である。
次に、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
表側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界が前記開口部の中央に位置しており、裏側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界も前記開口部の中央に位置していることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋である。
次に、請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜4のいずれかに記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
この包装袋が略矩形状を有しており、その一辺に前記開口部を有することを特徴とする開口保持機能付き包装袋である。
次に、請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜4のいずれかに記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
この包装袋が略矩形状を有しており、その角部に前記開口部を有することを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋である。
本発明の包装袋においては、この包装袋を構成する表側フィルムと裏側フィルムの両者がファスナーを有しており、表側フィルムのファスナーと裏側フィルムのファスナーとは、いずれも、凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されているものの、表側フィルムの凹型ファスナーと裏側フィルムの凸型ファスナーとが互いに嵌合し、表側フィルムの凸型ファスナーと裏側フィルムの凹型ファスナーとが互いに嵌合しているため、包装袋の開口部は閉じた状態にある。
これら表側フィルムのファスナーと裏側フィルムのファスナーとの嵌合を解除することにより、その開口部を開くことができる。もちろん、表側フィルムや裏側フィルムを撓ませることにより、開口部を広く開くことが可能である。
そして、表側フィルムのファスナーと裏側フィルムのファスナーとを再度嵌合させることにより、開口部を塞ぐことが可能である。もちろんこの開閉は何度も繰り返すことができる。
次に、表側フィルムのファスナーを構成する凹型ファスナーと凸型ファスナーとは、互いに嵌合可能に構成されているから、この包装袋を開口した後、表側フィルムのファスナーを構成する凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界でこの表側フィルムを二つ折りし、この折目近傍の凹型ファスナーと凸型ファスナーと互いに嵌合させることができる。そして、このように嵌合した凹型ファスナーと凸型ファスナーとは、ひれ状に包装袋の外側に向って突出する。そして、このため、包装袋の開口部は三角形状となって、その広い開口状態を維持できるのである。
なお、表側フィルムに代えて、裏側フィルムを二つ折りし、この折目を挟む凹型ファスナーと凸型ファスナーと互いに嵌合させた場合にも、同様に開口状態を維持できる。
また、表側フィルムを二つ折りし、この折目を挟む凹型ファスナーと凸型ファスナーと互いに嵌合させると共に、裏側フィルムを二つ折りし、この折目を挟む凹型ファスナーと凸型ファスナーと互いに嵌合させた場合には、包装袋の開口部は四角形状となり、一層広い開口状態を維持することが可能である。
図1は本発明の包装袋の具体例の説明用斜視図である。 図2は本発明の包装袋の具体例の説明用分解斜視図である。 図3は本発明の包装袋に使用するファスナーの具体例に係り、図3(a)はその説明用斜視図、図3(b)は凹型ファスナーの断面説明図、図3(c)は凸型ファスナーの断面説明図である。 図4は本発明の包装袋の具体例に係り、その開口状態を示す説明用要部斜視図である。 図5は本発明の包装袋の他の具体例を示す説明用要部正面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体例を説明する。図1は本発明の包装袋の具体例の説明用斜視図であり、図2はその説明用分解斜視図である。
これらの図から分かるように、この包装袋100は、略矩形状の表側フィルム1、同形状の裏側フィルム2、及び、二つ折りした底部用フィルム3を使用し、四周をヒートシールして構成された略矩形状のスタンディングパウチである。なお、図中、ヒートシール線は右上がりの斜線を施して示している。そして、この包装袋100は、その一辺、すなわち、上辺に切断予定線を設けて、この切断予定線で切断される部分を開口部Aとしている。そして、この包装袋100においては、表側フィルム1と裏側フィルム2が互いに対面してその両者の間に開口部Aを構成している。なお、この包装袋100は、粒状内容物や粉末状内容物を収容する包装袋として適している。
ところで、表側フィルム1には、その開口部A内面にファスナー11が取り付けられている。また、同様に、裏側フィルム2にも、その開口部A内面にファスナー21が取り付けられている。これら11,21は、いずれも、開口部Aの全幅に渡って設けられている。
これらファスナー11,21は図3(a)に示すような形状を有している。すなわち、このファスナー11,21は、その中央を境界11x,21xとして、この境界11x,21xの左側は凹型ファスナー11a,21aで構成されており、右側は凸型ファスナー11b,21bで構成されている。
図3(b)及び図3(c)に示すように、凸型ファスナー11b,21bはその一部に
突起を有するものであり、凹型ファスナー11a,21aは、凸型ファスナー11b,21bの突起と嵌合する凹部を有するものである。このため、凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bとは互いに嵌合することができる。すなわち、凹型ファスナー11aは、凸型ファスナー11b及び凸型ファスナー21bのどちらとも嵌合することができる。また、凹型ファスナー21aも、凸型ファスナー11b及び凸型ファスナー21bのどちらとも嵌合することができる。
念のために付け加えると、この例では、ファスナー11及びファスナー21のいずれにおいても、凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bとの境界11x,21xは、ファスナー11及びファスナー21の中央に位置する。このため、ファスナー11とファスナー21とは同一形状である。また、これらファスナー11及びファスナー21は、いずれも、開口部Aの全幅に渡って設けられているから、その境界11x,21xは開口部Aの中央に位置している。このため、凹型ファスナー11aは凸型ファスナー21bに対面しており、この両者を嵌合することができる。また、凸型ファスナー11bは凹型ファスナー21aに対面しており、この両者を嵌合することができる。そして、このように、凹型ファスナー11aと凸型ファスナー21bとを嵌合し、凸型ファスナー11bと凹型ファスナー21aとを嵌合することにより、開口部Aをその全幅に渡って閉塞している。
なお、表側フィルム1に取り付けられるファスナー11において、凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bとの境界11xは、ファスナー11の中央に位置する必要はない。境界11xがファスナー11の中央からはずれた位置にある場合には、凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bの長さが互いに異なることになるが、この場合には、裏側フィルム2に取り付けられるファスナー21の境界21xもファスナー21の中央からはずれた位置にある必要がある。すなわち、凸型ファスナー11bと凹型ファスナー21aとを嵌合するため、この両者は同じ長さを有する必要がある。また、凹型ファスナー11aと凸型ファスナー21bとを嵌合するため、この両者も同じ長さを有する必要がある。そして、このため、ファスナー11とファスナー21とは異なる形状を有する必要がある。なお、境界11x,21xは、開口部Aの中央からもずれた位置に位置する。
このようなファスナー11とファスナー21は、樹脂の射出成型によって製造することができる。あるいは、凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bとをそれぞれ押出し成型によって製造した後、表側フィルム1や裏側フィルム2の上で繋ぎ合わせてファスナー11とファスナー21としてもよい。樹脂としては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂が好適である。その他の樹脂であってもよいし、多層構造を有するものであってもよい。
次に、この包装袋100は、切断予定線で切断した後、表側フィルム1のファスナー11と裏側フィルム2のファスナー21との嵌合を解除することにより、その開口部を開くことができる。また、その後、これらファスナー11とファスナー21とを再度嵌合することにより、開口部Aを閉塞することができる。
ところで、この包装袋100は、切断予定線で切断して開口した後放置すると、フィルム11やファスナー11,21の弾性により、わずかな隙間を残して開口部Aが閉じてしまう。そこで、このように開口部Aが閉じることを防止し、広く開いた開口部Aの開口状態を維持する方法を説明する。
すなわち、図4に示すように、裏側フィルム2のファスナー21を構成する凹型ファスナー21aと凸型ファスナー21bとの境界21xでこの裏側フィルム2を二つ折りし、
この折目近傍の凹型ファスナー21bと凸型ファスナー21aと互いに嵌合させる。このように嵌合した部位は、ひれ状に包装袋の外側に向って突出する。このひれ状突出部を図4に符号2yで示す。
また、同様に、表側フィルム1のファスナー11を構成する凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bとの境界11xでこの表側フィルム1を二つ折りし、この折目近傍の凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bと互いに嵌合させる。このように嵌合した部位は、ひれ状に包装袋の外側に向って突出する。このひれ状突出部を図4に符号1yで示す。
このように裏側フィルム2及び表側フィルム1の両者を二つ折りし、折目近傍の凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bと互いに嵌合させることにより、包装袋の開口部Aは四角形状(この例では菱形状)となり、折目近傍の部位は、包装袋100の外部に向ってひれ状に突出して、その広い開口状態を維持する。このひれ状突出部を図4に符号2yで示す。
なお、裏側フィルム2及び表側フィルム1の両者を二つ折りし、折目近傍の凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bと互いに嵌合させることに代えて、表側フィルム1のみを二つ折りし、折目近傍の凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bと互いに嵌合させることによっても、広い開口状態を維持するができる。この場合、包装袋の開口部Aは三角形状(この例では二等辺三角形状)となる。裏側フィルム2のみを二つ折りし、折目近傍の凹型ファスナー21aと凸型ファスナー21bと互いに嵌合させた場合にも同様である。
以上、スタンディングパウチを例として説明したが、これに限らず、三方シール袋あるいは四方シール袋等であってもよいのはもちろんである。
また、この例は、一辺(上辺)に開口部Aを配置した包装袋の例であるが、開口部Aを角部に配置した包装袋であってもよい。図5はこのような包装袋の例を示しており、この包装袋200は略矩形状であり、その角部に内容物注出用ノズルが設けられている。そして、このノズルに切断予定線を設けて、この切断予定線で切断される部分を開口部Aとしている。この例においても、表側フィルム1の前記開口部A内面にファスナー11を有すると共に、裏側フィルム2の前記開口部A内面にもファスナー21を有している。これらファスナー11及びファスナー21は、いずれも、凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bとに区分されており、凹型ファスナー11aは凸型ファスナー11b及び凸型ファスナー21bのどちらとも嵌合可能である。また、凹型ファスナー21aも凸型ファスナー11b及び凸型ファスナー21bのどちらとも嵌合可能である。そして、凹型ファスナー11aは凸型ファスナー21bと嵌合しており、凸型ファスナー11bは凹型ファスナー21aと嵌合している。この包装袋200も開閉自在であり、また、一旦広く開口した場合には、その広い開口状態を維持することができる。
この包装袋200は液体内容物を収容する包装袋に適している。そして、一旦開口した後、その開口状態を維持できるから、内容物注出用ノズルから液体内容物を注出する際にも、不用意に内容物注出用ノズルが閉塞することがない。
次に、本発明の包装袋100,200を構成する表側フィルム1、裏側フィルム2及び底部用フィルム3は任意のフィルムで構成することができる。望ましくは、基材フィルムとシーラント層との積層体である。
基材フィルムは単層構造又は多層構造の樹脂フィルムで構成することができる。単層構
造の樹脂フィルムとしては、ポリエステルフィルムやポリアミドフィルムが例示できる。また、多層構造の樹脂フィルムとしては、これらポリエステルフィルムやポリアミドフィルムに他の樹脂層を積層して多層構造としたものを使用することもできる。また、金属箔や真空蒸着層を一部に含む多層構造のフィルムを外層としてもよい。真空蒸着層としては、金属の真空蒸着層のほか、無機酸化物の真空蒸着層が例示できる。例えば、酸化ケイ素又は酸化アルミニウムの真空蒸着層である。
また、シーラント層としては低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、無延伸ポリプロピレン、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が使用できる。
また、切断予定線は周知の方法で形成することができる。例えば、ハーフカットである。
(実施例1)
この例は、図1に示すスタンディングパウチの例で、粉末ココア300gを内容物とするものである。
すなわち、まず、表側フィルム1、裏側フィルム2及び底部用フィルム3として、基材フィルムとシーラント層とで構成される二層構造のフィルムを使用した。基材フィルムは厚さ12μmのポリエステルフィルムである。また、シーラント層は厚さ40μmのLLDPEである。
そして、表側フィルム1及び裏側フィルム2に、ファスナー11,21を接着した。ファスナー11,21としては、市販のファスナーを使用し、その凹型ファスナーと凸型ファスナーとを位置合わせして表側フィルム1と裏側フィルム2のそれぞれに接着することにより、これら凹型ファスナー11a,21aと凸型ファスナー11b,21bとが、境界11x,21xを介して連続したファスナー11,21を形成した。凹型ファスナー11aと凸型ファスナー11bとの境界はファスナー11の中央であり、凹型ファスナー21aと凸型ファスナー21bとの境界はファスナー21の中央である。
そして、凹型ファスナー11aと凸型ファスナー21bとを嵌合させ、かつ、凸型ファスナー11bと凹型ファスナー21aとを嵌合させた状態で、これら表側フィルム1、裏側フィルム2及び底部用フィルム3の三辺をヒートシールして包装袋100を製造した。なお、包装袋100には切断予定線が施されており、この切断予定線を切断して形成される開口部Aは包装袋100の上辺に位置している。また、ファスナー11,21は、いずれも、開口部Aより包装袋100の内側で、開口部Aの全幅に渡って設けた。
次に内容物を収容し、残る一辺をヒートシールして密閉した。
(実施例2)
粉末ココア200gを内容物とした他は実施例1と同様に包装袋を製造した。
(実施例3)
粉末ココア100gを内容物とした他は実施例1と同様に包装袋を製造した。
(比較例1)
表側フィルムに取り付けるファスナーを凹型ファスナーとし、裏側フィルムに取り付けるファスナーを凸型ファスナーとした他は実施例と同様に包装袋を製造した。
すなわち、この例では、表側フィルムのファスナーは凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されておらず、凹型ファスナーだけで構成されている。また、裏側フィルムのファスナーも凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されておらず、凸型ファスナーだけで構成されている。
(比較例2)
粉末ココア200gを内容物とした他は比較例1と同様に包装袋を製造した。
(比較例3)
粉末ココア100gを内容物とした他は比較例1と同様に包装袋を製造した。
(評価)
実施例1〜3、比較例1〜3の各包装袋を開口し、計量スプーンで内容物(粉末ココア)を掬い上げる際の取り出し易さを評価した。開口部は閉じることなく、所要量の内容物を容易に掬い上げることができた場合を「○」、開口部が自然に閉じて、所要量の内容物を掬い上げることが困難な場合を「×」と評価した。
また、一旦開口した包装袋について、ファスナーによって再封できるか否かについても評価した。容易に再封できる場合を「○」、再封困難な場合を「×」と評価した。
これらの結果を表1に示す。
Figure 0006874520
この結果から分かるように、ファスナーを有する実施例1〜3、比較例1〜3の各包装袋は、いずれも、再封容易であったが、比較例1〜3の各包装袋は一旦開口しても自然に閉じるため、所要量の内容物を掬い上げることが困難であるのに対し、実施例1〜3の各包装袋は広く開口した状態を維持して、所要量の内容物を掬い上げることが容易であることが確認できた。
100:包装袋
1:表側フィルム 11:ファスナー 11a:凹型ファスナー 11b:凸型ファスナー 11x:凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界
1y:ひれ状突出部
2:裏側フィルム 21:ファスナー 21a:凹型ファスナー 21b:凸型ファスナー 21x:凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界
2y:ひれ状突出部
3:底部用フィルム
A:開口部
200:包装袋

Claims (6)

  1. 表側フィルムと裏側フィルムが互いに対面してその両者の間に開口部を構成する包装袋であって、
    表側フィルムの前記開口部内面にファスナーを有すると共に、裏側フィルムの前記開口部内面にもファスナーを有しており、
    前記表側フィルムのファスナーが凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されており、かつ、この凹型ファスナーと凸型ファスナーとが互いに嵌合可能に構成されており、
    前記裏側フィルムのファスナーも凹型ファスナーと凸型ファスナーとに区分されており、かつ、この凹型ファスナーと凸型ファスナーとが互いに嵌合可能に構成されており、
    前記表側フィルムの凹型ファスナーと裏側フィルムの凸型ファスナーとが互いに嵌合し、表側フィルムの凸型ファスナーと裏側フィルムの凹型ファスナーとが互いに嵌合して、開口部を閉塞している、
    ことを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋。
  2. 前記請求項1に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
    表側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界がそのファスナーの中央に位置しており、裏側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界もそのファスナーの中央に位置していることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋。
  3. 前記請求項1又は2に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
    表側フィルムのファスナーと裏側フィルムのファスナーのいずれもが、開口部の全幅に渡って設けられていることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋。
  4. 前記請求項3に記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
    表側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界が前記開口部の中央に位置しており、裏側フィルムの凹型ファスナーと凸型ファスナーとの境界も前記開口部の中央に位置していることを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
    この包装袋が略矩形状を有しており、その一辺に前記開口部を有することを特徴とする開口保持機能付き包装袋。
  6. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の開口状態維持機能付き包装袋において、
    この包装袋が略矩形状を有しており、その角部に前記開口部を有することを特徴とする開口状態維持機能付き包装袋。
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