JP2012171621A - 包装袋および包装付き食品 - Google Patents
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Abstract
【課題】 再封可能な合掌状の接合部を有する包装袋において開口状態を保持する。
【解決手段】 プラスチックフィルムを袋体の背貼り部S中央を合掌箇所1とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端4、4の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体Pにおいて、上端に貼り合わせ部分2を残した状態で再封用のファスナーFを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材F1、F2間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとする。
【選択図】 図1
【解決手段】 プラスチックフィルムを袋体の背貼り部S中央を合掌箇所1とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端4、4の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体Pにおいて、上端に貼り合わせ部分2を残した状態で再封用のファスナーFを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材F1、F2間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとする。
【選択図】 図1
Description
この発明は再封可能な合掌状の接合部を有する包装袋およびそれを使用した包装付き食品に関する。
プラスチックフィルムを袋体の背貼り部中央を合掌箇所とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端の内面同士を貼り合わせることにより構成されるピロー包装タイプの包装袋が広く使用されている。また、この種の包装袋において合掌箇所に再封用のファスナーを設けたものも公知である(特許文献1)。
前記の公知発明においては、それを特に食品の包装に使用する場合は、開封部分となる合掌箇所を袋体の背貼り部中央に設けることにより開封時に大きな開口を得られる。
また、一旦開封しても合掌箇所に設けたファスナーにより再封可能なので、食品を食べ残した場合の保存に便利であった。
ところで、包装袋の再封用のファスナーには一般的にはポリ塩化ビニルやポリエチレン製のレールファスナーが使用されている。この場合、ファスナーはそれなりの剛性と復元力を有する。従って、合掌箇所から袋を左右に大きく開いても、指先で開口端の左右を摘んで保持していないと直線状に戻ろうとするファスナーの復元力により開いた開口が閉じてしまうという問題があった。
すなわち、食品を食べ残した場合の保存に便利なように包装袋に再封用のファスナーを設けると、大きな開口を得ようとしても、それを指先で保持しない限り閉じてしまうという相反する問題が生じることとなった。
この発明は前記の問題を解消した包装袋および包装付き食品を提供することを目的として創作されたものである。
すなわち、この発明の包装袋はプラスチックフィルムを袋体の背貼り部中央を合掌箇所とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体において、上端に貼り合わせ部分を残した状態で再封用のファスナーを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとしたことを特徴とする。
また、この発明の包装付き食品はプラスチックフィルムを袋体の背貼り部中央を合掌箇所とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体内に収容される包装付き食品において、上端に貼り合わせ部分を残した状態で再封用のファスナーを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとしたことを特徴とする。
以上の構成よりなるこの発明は次の特有の効果を奏する。
(1) 再封用のファスナーをファスナー部材内での係合が可能な自己係合タイプとしているので、図9に示すようにファスナーを開いて開口を得た際に、対面するそれぞれのファスナー部材の中央をA−A方向に折り曲げて重ねることによりこの部分が自己係合する。よって、復元力によりファスナーが直線状に戻ることが防止され、開口状態を保持することが可能となる。
(2) 前記のように開口状態を保持した状態では、対面するそれぞれのファスナー部材は中央がA−A方向に折り曲げられて重なることにより全長が短くなる。その結果、袋体は全長が短くなったファスナー部材により四隅が長手方向に引き寄せられて図の矢印方向に立ち上がることになり、食品などの内容物が中央へ寄せられて取り出しがより容易になる。
(3) 袋体の背貼り部中央に開口が生じるので、袋体をテーブルなどの上に平面的に置いて開口から食品を取り出すことが可能となるので、あたかも皿のような使用ができ、例えば大勢でスナック食品などをつまむことが可能となる。
(1) 再封用のファスナーをファスナー部材内での係合が可能な自己係合タイプとしているので、図9に示すようにファスナーを開いて開口を得た際に、対面するそれぞれのファスナー部材の中央をA−A方向に折り曲げて重ねることによりこの部分が自己係合する。よって、復元力によりファスナーが直線状に戻ることが防止され、開口状態を保持することが可能となる。
(2) 前記のように開口状態を保持した状態では、対面するそれぞれのファスナー部材は中央がA−A方向に折り曲げられて重なることにより全長が短くなる。その結果、袋体は全長が短くなったファスナー部材により四隅が長手方向に引き寄せられて図の矢印方向に立ち上がることになり、食品などの内容物が中央へ寄せられて取り出しがより容易になる。
(3) 袋体の背貼り部中央に開口が生じるので、袋体をテーブルなどの上に平面的に置いて開口から食品を取り出すことが可能となるので、あたかも皿のような使用ができ、例えば大勢でスナック食品などをつまむことが可能となる。
以下、この発明の具体的実施例を添付図面に基づいて説明する。図1はこの発明の袋体Pの開封前の状態を示す斜視図である。この袋体Pはプラスチックフィルムを袋体の背貼り部Sの中央を合掌箇所1とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端4、4の内面同士を貼り合わせることにより構成される公知の袋体をベースとしている。この発明においては、前記袋体Pの合掌箇所1上端に貼り合わせ部分2を残した状態で再封用のファスナーFを合掌箇所の袋体寄りに設けている。図中符号3は前記貼り合わせ部分2の両端に設けられる引き裂きのためのノッチ状の切り込みである。以上の貼り合わせ手段に関し、ここではヒートシールを採用している。
以上の袋体Pには、製袋過程において食品などの内容物(図示せず)が収容される。なお、図10に示すように袋体Pの両側にガゼット折り込みG、Gを施してもよいことは勿論である。
この発明の特徴部分は前記のファスナーFにある。すなわち、ファスナーFを2個の対面するファスナー部材F1、F2間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとしている。
図5はこの実施例で使用しているファスナーを示す図である。ここでは雌雄同体のホモタイプのファスナーを採用している。すなわち、ここでは対面するファスナー部材F1、F2は共に同じ形状のものであり、マッシュルーム状の頭部11を有する係合素子10を等間隔で突設したものを採用している。この場合、図に示すように、ファスナー部材同士を圧接することにより、互いの係合素子10のマッシュルーム状の頭部11同士が係合することになる。そして、同じ作用はそれぞれのファスナー部材F1、F2を折り曲げて圧接した場合にそれぞれのファスナー部材内でも生じる。
図6〜7は自己係合タイプのファスナーの異なる実施例を示すものである。ここでは、ファスナー部材はF1、F2はマッシュルーム状の頭部21を有する雄係合素子20と、上記の雄係合素子のマッシュルーム状の頭部が嵌入可能なC字状の頭部23を有する雌係合素子22を交互に等間隔で突設した構成よりなる。この場合、ファスナー部材はF1、F2同士を係合する場合は図6に示すようにそれぞれの雄係合素子20と雌係合素子22が係合するが、それぞれのファスナー部材F1、F2を折り曲げて圧接した場合は前記作用の他に、図7に示すように雄係合素子20同士、雌係合素子22が係合する作用も生じる。
以上の構成からなる袋体Pの開封方法は次の通りである。
(1) 切り込み3を引き裂きのためのきっかけとして、合掌箇所1の上端の貼り合わせ部分2を引き裂きにより切り取る(図2参照)。
(2) 合掌箇所1の上端に露出したファスナーFのファスナー部材F1、F2同士を引き離すことによりその係合を解除する(図8参照)。
(3) ファスナー部材F1、F2同士をさらに引き離すことにより背貼り部S上に開口Hを得る(図9参照)。
(4) 対面するそれぞれのファスナー部材F1、F2の中央をA−A方向に折り曲げて重ねることによりこの部分を自己係合させ開口状態を保持する(図9参照)。
(1) 切り込み3を引き裂きのためのきっかけとして、合掌箇所1の上端の貼り合わせ部分2を引き裂きにより切り取る(図2参照)。
(2) 合掌箇所1の上端に露出したファスナーFのファスナー部材F1、F2同士を引き離すことによりその係合を解除する(図8参照)。
(3) ファスナー部材F1、F2同士をさらに引き離すことにより背貼り部S上に開口Hを得る(図9参照)。
(4) 対面するそれぞれのファスナー部材F1、F2の中央をA−A方向に折り曲げて重ねることによりこの部分を自己係合させ開口状態を保持する(図9参照)。
F ファスナー
F1、F2 ファスナー部材
M 袋体
1 合掌部分
2 貼り合わせ部分
4 (貼り合わせ部分となる)開口端
F1、F2 ファスナー部材
M 袋体
1 合掌部分
2 貼り合わせ部分
4 (貼り合わせ部分となる)開口端
Claims (6)
- プラスチックフィルムを袋体の背貼り部中央を合掌箇所とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体において、上端に貼り合わせ部分を残した状態で再封用のファスナーを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとしたことを特徴とする包装袋。
- ファスナーは雌雄同体のホモタイプのファスナーである請求項1記載の包装袋。
- ファスナーはマッシュルーム状の頭部を有する雄係合素子と、上記の雄係合素子のマッシュルーム状の頭部が嵌入可能なC字状の頭部を有する雌係合素子を交互に等間隔で突設した構成よりなるファスナーである請求項1記載の包装袋。
- 合掌箇所の上端の貼り合わせ部分の側端に引き裂きのための切り込みを設けた請求項1から3のいずれかに記載の包装袋。
- 袋体の両側にガゼット折り込みを施した請求項1から4のいずれかに記載の包装袋。
- プラスチックフィルムを袋体の背貼り部中央を合掌箇所とした筒状に折曲し、合掌箇所および筒の開口端の内面同士を貼り合わせることにより構成される袋体内に収容される包装付き食品において、上端に貼り合わせ部分を残した状態で再封用のファスナーを合掌箇所の袋体寄りに設けると共に、ファスナーを2個の対面するファスナー部材間での係合に加えて、それぞれのファスナー部材内での係合も可能な自己係合タイプのものとしたことを特徴とする包装付き食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011031659A JP2012171621A (ja) | 2011-02-17 | 2011-02-17 | 包装袋および包装付き食品 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011031659A JP2012171621A (ja) | 2011-02-17 | 2011-02-17 | 包装袋および包装付き食品 |
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JP2012171621A true JP2012171621A (ja) | 2012-09-10 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014076808A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 包装用袋 |
JP2018193093A (ja) * | 2017-05-17 | 2018-12-06 | 凸版印刷株式会社 | 開口状態維持機能付き包装袋 |
-
2011
- 2011-02-17 JP JP2011031659A patent/JP2012171621A/ja not_active Withdrawn
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