JP6872043B2 - 電気機械 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機械、特に車両のための電気機械と、このような機械を有する車両とに関する。
通常、このような電気機械は、電気モータ又は発電機であってよい。該電気機械は、外部ロータ機械又は内部ロータ機械として設計されてもよい。
一般的な電気機械は、例えば、以下の特許文献1に記載されている。該電気機械は、内部を囲むハウジングを含む。該ハウジングは、その外周方向において内部を径方向に限定(区画)する円周シェルと、一方の軸方向に内部を限定する後部側壁と、他方の軸方向に内部を限定する前部側壁とを含む。該電気機械のステータ(固定子)は、シェルと恒久的に結合されている。ステータ内において、該電気機械のロータ(回転子)は、該ロータのロータ軸が、前部軸受を介して前部側壁に回転可能に搭載されている。
また、以下の特許文献2には、ステータ巻き線を有するステータと、冷却剤が流通可能な冷却ダクトとを含む電気機械が開示されている。ステータは、軸方向に延びると共に、外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置されたステータ歯を有している。該ステータ歯は、ステータ巻き線を支持し、内部に冷却ダクトがステータ巻き線と共に配置されるスペースを形成する。ステータ巻き線は、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物及び第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物に熱結合するために填め込まれている。
以下の特許文献3は、ステータ巻き線を有するステータと、冷却剤が流通可能な複数の冷却ダクトとを含む電気機械を開示している。ステータは、軸方向に延びると共に、外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置され、ステータ巻き線を支持するステータ歯を有している。
以下の特許文献4は、ロータ8と、ステータ巻き線を有するステータと、冷却剤が流通可能な複数の冷却ダクトとを含む電気機械を開示している。ステータは、軸方向に延びると共に、外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置され、ステータ巻き線を支持するステータ歯を有している。
以下の特許文献5には、ロータと、ステータ巻き線及び冷却ダクトとの間に配置されたステータ歯を有するステータとを含む電気機械が記載されている
以下の特許文献6は、ステータ歯とステータ巻き線とを有するステータコアを含む電気機械を開示する。該ステータ歯は、外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置され、ステータ巻き線を支持すると共に、ステータ本体から軸方向の内側に突き出している。2つの冷却ダクトは、ステータ溝の中に配置されている。ステータ巻き線は、第1プラスチック化合物及び第2プラスチック化合物からなる電気絶縁性プラスチック内に配置されている。
以下の特許文献7は、ステータ歯とステータ巻き線とを有する、電気機械のステータを開示している。ステータ歯は、外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置され、ステータ巻き線を支持すると共に、ステータ本体から軸方向の内側に突き出している。冷却ダクトは、ステータ溝の中に配置されている。ステータ巻き線は、電気絶縁性プラスチックに埋め込まれている。
以下の特許文献8は、ステータ巻き線とロータとを有するステータを含む電気機械を開示している。プラスチック化合物及び絶縁性材料は、ステータにおける2つの隣接する空間にステータ巻き線と共に配置されている。ステータ巻き線及び冷却ダクトは、プラスチック化合物によって囲まれ、次に、絶縁性材料によって囲まれている。該空間を限定するステータの表面部は、絶縁性材料によって、少なくとも部分的に被覆されている。
典型的には、従来の電気機械のステータは、該機械の作動中に電圧を印加されるステータ巻き線を含む。作動中に、熱が発生し、過熱及び損傷、さらにはこれに伴うステータの破壊を避けるために、発生した熱を除去しなければならない。このためにも、従来の電気機械は、ステータを冷却する、特に上記のステータ巻き線を冷却する冷却装置を同時に備える構成が知られている。このような冷却装置は、冷却剤を流し、且つ、ステータにおけるステータ巻き線の近傍に配置された1つ又はそれ以上の冷却路を含む。ステータ巻き線から冷却剤への熱の移動によって、熱はステータから除去される。
米国特許第5214325号明細書 欧州特許出願公開第1317048号明細書 欧州特許出願公開第1593191号明細書 米国特許出願公開第2009/022610号明細書 特開平10−271738号公報 独国特許出願公開第102007054364号明細書 独国特許出願公開第102012217711号明細書 特開2004−297924号公報
ここで、ステータから個々の冷却路を流通する冷却剤への効率的な熱の移動は、実質的な設計経費を含むことが不利となることを証明する。すなわち、これは、電気機械における製造コストに不利な影響を及ぼす。
従って、本発明は、この不利を大きく又は完全に消失するように、電気機械の改善された実施形態を創作することを目的とする。特に、電気機械のための改善された実施形態は、同時に低製造費でありながら、ステータにおけるステータ巻き線の改善された冷却により特徴付けられて創作される。
この目的は、独立請求項の主題によって解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
従って、本発明に係る基本的なアイデアは、ステータ巻き線を冷却するために、電気絶縁性プラスチックに電気機械のステータ巻き線を填め込むことである。該プラスチックは、異なる熱伝導率を持つ2つの異なるプラスチック化合物によって形成される。
このように、該プラスチックは、一方ではステータ巻き線から冷却路を流通する冷却剤へ熱を移動する熱移動媒体として、他方ではステータ巻き線に対する電気絶縁体として振る舞うことができる。このように、ステータ巻き線と冷却路に導かれる冷却剤との間の極めて良好な熱の移動が、格別に確立される。電気絶縁性プラスチックを用いることにより、冷却されるステータ巻き線の該プラスチックによる望まない短絡が起きないことが、付加的に確実となる。
異なる熱伝導率を持つプラスチック材料からなる2つのプラスチック化合物を用いると、特に高熱伝導率が要求される熱を除去する分野において、高価なプラスチック材料が必要となる。これと対照的に、高熱伝導率が要求されない分野においては、(典型的に、より費用効率を獲得できる)プラスチックを利用できる。このアプローチは、該電気機械の製造中における相当な費用的有利をもたらす。
冷却路と、本発明の本質である電気絶縁性プラスチックにステータ巻き線を填め込む助力となる、冷却対象のステータ巻き線のための冷却剤との、直接的な熱結合は、該ステータ巻き線に、特に効果的な冷却をもたらす。従って、生じた無駄な熱のステータからの除去が該電気機械の高負荷作動中であっても確実に行える。これにより、ステータの過熱による該電気機械の損傷又は破壊すらも避けることができる。
電気絶縁性プラスチックの製造は、好ましくは、冷却対象のステータ巻き線を、任意には冷却路をも、2つのプラスチック化合物を形成するプラスチックをオーバモールドする間に、射出成形によって実施されてもよい。これにより、プラスチック化合物へのステータ巻き線の填め込みは、2つの異なるプラスチック材料を用いるにも拘わらず、極めて簡単となることが分かる。このことが、また、本発明に係る電気機械の製造において、費用的な有利をもたらす。ここに提案された解決策のさらなる有利性は、第2プラスチック化合物がステータ巻き線とステータ本体との間で付加的な電気絶縁体として振る舞えることにある。ステータ巻き線に限らず、製造の結果、第1プラスチック化合物に完全に填め込まれる場合に、第2プラスチック化合物は、あらゆる場合に、ステータ本体の電気導電性材料に対して、いかなる短絡をも防ぐ。
本発明に係る電気機械は、特に車両用の電気機械は、該電気機械の軸方向が定義される回転軸に対して回転可能なロータを含む。さらに、該電気機械は、ステータ巻き線を有するステータを含む。該ステータは、軸方向に延びると共に、外周方向に互いに間隔をおいて配置され、且つ、ステータ巻き線を支えるステータ歯を含む。さらに、該電気機械は、複数の冷却路のような、冷却剤が優先的に流通可能な少なくとも1つの冷却路を含む。少なくとも1つのステータ巻き線は、熱結合のために電気絶縁性プラスチックに填め込まれる。そこで、少なくとも1つのステータ巻き線を伴う電気絶縁性プラスチックは、ステータ歯同士の間に形成され、且つ、外周方向に隣接する少なくとも1つの中間スペースに配置される。本発明によると、電気絶縁性プラスチックは、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物と、第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物とによって形成される。
本発明によると、電気機械は、互いに間隔をおいて軸方向に配置された冷却剤分配スペース及び冷却剤収集スペースを含む。
ステータ巻き線を冷却する冷却剤分配スペースは、冷却剤が流通可能な少なくとも1つの冷却路によって、冷却剤収集スペースと流体的に連通する。このように、冷却剤は個々の冷却路に対して効果的に分配されてもよい。これは、2つ又はそれ以上の冷却路が設けられた場合にも適用される。
本発明によると、少なくとも1つのステータ巻き線は、少なくとも1つの中間スペースにおける、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物に填め込まれる。該第1プラスチック化合物は、そこに填め込まれるステータ巻き線と共に、第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物に、さらに填め込まれるか、該第2プラスチック化合物に配置されるか、又は少なくとも部分的に若しくは完全に囲まれる。この手段により、ステータ巻き線と冷却路との間の特に良好な熱の移動が確実となる。プラスチック化合物の製造に応じて、ステータ歯同士の間の中間スペースは、2つのプラスチック化合物が射出される鋳型のように、さらに利用することができる。これにより、別体の鋳型の用意が不要となるので、該プラスチック化合物の製造を簡単化できる。
本発明によると、中間スペースを限定するステータの表面部は、第1プラスチック化合物によって被覆される。この手段により、ステータ本体に関するステータ巻き線の改善された電気的な絶縁が確実となる。
本発明によると、少なくとも1つの冷却路は、径方向の外側に配置され、且つ、さらに少なくとも1つの冷却路は、中間スペースにおける個々のステータ巻き線の径方向の内側に、付加的に配置される。従って、この変形の場合に、少なくとも2つの冷却路は、ステータ巻き線の冷却のために設けられ、これにより、増大した冷却能力がもたらされる。
本発明によると、少なくとも1つの冷却路は、管本体内部スペースを囲む管本体として填め込まれる。管本体内部スペースを互いに流体的に分離する少なくとも2つの部分冷却路に分割する、少なくとも1つの分割要素が管本体に成形される。管本体は、機械的強度が増すように、上記分割要素によって強化されてもよい。管本体は、電気導電性材料、特に金属、又は電気導電性材料、特にプラスチックによって形成されてもよい。
本発明によると、第1プラスチック化合物若しくは第2プラスチック化合物又はその両方(「第1プラスチック化合物及び/又は第2プラスチック化合物」と同義。)は、中間スペースから軸方向に突き出す、少なくとも1つのステータ巻き線の巻き線部を少なくとも部分的に囲み、これにより、冷却剤分配スペース若しくは冷却剤収集スペース又はその両方を少なくとも部分的に限定する。従って、この巻き線部は、該電気機械の作動中に冷却剤に関して電気的に絶縁される。このように、ステータ巻き線の巻き線部における、冷却路を流通する冷却剤との望まない電気的結合を避けることができる。
好ましい一実施形態によると、第1プラスチック材料の熱伝導度は、第2プラスチック材料の熱伝導度よりも高い。これに代えて、第1プラスチック材料の熱伝導度は、第2プラスチック材料の熱伝導度よりも低くてもよい。しかしながら、この2つの変形に代えて、第1プラスチック材料の熱伝導度は、第2プラスチック材料の熱伝導度と等しいことも考えられる
に好ましくは、冷却剤分配スペース若しくは冷却剤収集スペース又はその両方は、ステータと同程度に近接して、軸の延伸方向にのみ配置される。好ましくは、冷却剤分配スペース及び冷却剤収集スペースは、径方向に沿って又はステータを越えて突き出さない。この変形は、極めて小さい取り付け空間を要求する
1プラスチック化合物及び第2プラスチック化合物は、少なくとも2つの中間スペース、優先的には、全ての中間スペースに配置されることが特に好ましい。
実質的に、第1プラスチック材料は、熱硬化性プラスチックを含むか又は熱硬化性プラスチックである。これに替えて又はこれに加えて、第2プラスチック材料は、熱可塑性プラスチックを含んでもよく、又は熱可塑性プラスチックであってもよい。熱の移動に関し重大でないこれらの分野において、小さくされた熱伝導率を持つ熱硬化性プラスチックの使用は、製造費用の低減を伴う。
しかしながら、この変形に替えて、第1プラスチック材料が熱可塑性プラスチックを含むか又は熱可塑性プラスチックであり、且つ、第2プラスチック材料が熱硬化性プラスチックを含むか又は熱硬化性プラスチックであることも考えられる。
さらに好ましい一実施形態において、少なくとも1つの冷却路は、プラスチック化合物内に配置される。この手段により、ステータ巻き線と該冷却路との間の極めて効果的な熱の移動が確実となる。これは、中間スペース内に配置された冷却路が、冷却対象のステータ巻き線の直近に位置するからである。
さらに好ましい一実施形態において、少なくとも1つの冷却路は、電気絶縁性プラスチック内に、優先的には冷却剤が流通可能な第2プラスチック化合物内に設けられた少なくとも1つの、優先的には多数の開口部によって形成される。この変形は、技術的に極めて容易に実現でき、従って、費用に対して極めて効果的である。
軸方向に垂直な断面における第2プラスチック化合物は、少なくとも1つの開口部を、優先的には全ての開口部を完全に囲むか又は覆うことが特に好ましい。このように、冷却路を形成する開口部は、ステータ巻き線に対して、とりわけ好都合に熱結合される。
特に、軸方向に垂直な断面における少なくとも1つの開口部は、2つの幅広部と2つの幅狭部を持つ幾何学的形状を有していてもよい。このように、該開口部は、平管としての有利な形状を与える。この平管形状は、今度は、冷却対象であるステータ巻き線の直近に位置する冷却路の省スペース化配置をもたらす。
少なくとも1つの冷却路は、第2プラスチック化合物によって覆われるか、囲まれることが好ましい。このように、冷却路を流通する冷却剤のステータ巻き線との極めて良好な熱結合が確実となる。
好ましい一実施形態によると、ステータ巻き線と熱結合する冷却剤分配スペース若しくは冷却剤収集スペース又はその両方は、電気絶縁性プラスチック内に、優先的には第1プラスチック化合物内に、少なくとも部分的に配置される。これは、冷却剤分配スペース又は冷却剤収集スペースとステータ巻き線との間の、特に良好な熱移動を可能にする。その結果、冷却剤分配スペース及び冷却剤収集スペースは、ステータ巻き線からの直接的な熱吸収にも利用することができる
ましい他の実施形態によると、第2プラスチック化合物からなる被膜は、軸方向に沿って計られた個々の中間スペースの少なくとも全体にわたって延びると共に、ステータから、特に個々のステータ歯から、個々のステータ巻き線若しくは第1プラスチック化合物又はその両方を電気的に絶縁する。このように、完全な電気的絶縁が、軸方向に沿って確実となる。
第2プラスチック化合物からなる被膜は、軸方向に計られた個々の中間スペースの少なくとも全長にわたって、外周方向におけるU字状の中間スペース内に関するステータ巻き線を封じ込めることが特に好ましい。このように、完全な電気的絶縁が、軸方向に沿って確実となる。
第1プラスチック化合物及び第2プラスチック化合物は共に、少なくとも1つの中間スペースを実質的に完全に満たすことが特に好ましい。このようにして、例えば熱の移動の望まない減少を導く空孔のような、望まない中間スペースの形成を避けることができる。
好ましい他の実施形態によると、第1プラスチック化合物及び第2プラスチック化合物は、各々、第1プラスチック材料又は第2プラスチック材料からなる射出成形化合物である。射出成形法の利用は、プラスチック化合物の製造を簡単にし、且つ促進する。これは、電気機械の製造において費用的に有利となる。
さらに有利な一展開において、ステータは、優先的に環状で、ステータ歯を突き出すステータ本体を含む。このさらなる展開において、第1プラスチック化合物は、該ステータ本体の少なくとも外周面に配置される。このように、ステータは、該電気機械の周囲に対して電気的に絶縁されてもよい。従って、ステータ本体を収容する別体のハウジングの用意は、もはや不要となる。また、プラスチック化合物を伴うステータ本体の少なくとも1つの前面又はその両面における被膜も、任意の変形として考えられる。さらなる変形において、プラスチック化合物は、ステータ本体を優先的に且つ完全に覆ってもよい。第1プラスチック化合物が外周面の外側被膜を形成することが特に好ましい。このように、ステータ本体は、その外周面が電気的に絶縁される。
実質的に、第1プラスチック化合物は、個々の中間スペースから軸方向に、優先的には、その両側に突き出す。このように、第1プラスチック化合物は、冷却剤分配スペース及び冷却剤収集スペースの部分的な限定に利用してもよい。特に、該電気機械の製造工程中に要求されるであろう、中間スペースから突き出す第1プラスチック化合物の一部の除去は、もはや不要となる。これは、該電気機械の製造中の費用的な有利を伴う。
従って、さらに有利な一構成は、該第1プラスチック化合物が、冷却剤分配スペース若しくは冷却剤収集スペース又はその両方を少なくとも部分的に限定することを提案する。冷却剤分配スペースと冷却剤収集スペースとを別体に設ける、例えばハウジングの形に設けることは、本変形においては不要である。
実質的に、少なくとも1つの冷却路、並びに第1プラスチック化合物及び第2プラスチック化合物は、少なくとも1つの、優先的には外周方向に隣接する各々2つのステータ歯同士の間の、各中間スペース内に設けられてもよい。このようにすると、作動中に生じる無駄な熱が、存在する全てのステータ巻き線から除去し得ることが確実となる。
他の好ましい実施形態によると、少なくとも1つの冷却路は、中間スペース内において、個々のステータ巻き線の径方向の外側又は径方向の内側に配置される。これにより、冷却対象のステータ巻き線の近くに該冷却路の効率的な配置が可能となる。その結果、該電気機械は、ステータ巻き線を冷却するための、わずかな取り付けスペースしか要求されない。
好ましい一実施形態によると、少なくとも1つの管本体、優先的には全ての管本体は、第1プラスチック化合物若しくは第2プラスチック化合物又はその両方によって、該ステータ本体から、特にステータ歯から電気的に絶縁される。該ステータ本体又はステータ歯と、管本体との望まない電気的結合は、このように避けられる。
さらに有利な一展開は、管本体を、軸方向に延び且つ該軸方向に垂直な断面において2つの幅広面及び2つの幅狭面を有する平管として形成することを提案する。
実質的に、平管における少なくとも1つの幅広面は、軸方向に垂直な断面において、径方向に対してほぼ垂直に延びる。2つの幅広面の幅は、好ましくは2つの幅狭面の幅の少なくとも4倍、優先的には少なくとも10倍であってもよい。
好ましい一実施形態によると、少なくとも1つのステータ巻き線は、第1プラスチック化合物若しくは第2プラスチック化合物又はその両方によって、管本体として形成される冷却路と絶縁される。このように、ステータ巻き線における、冷却路を流通する冷却剤との望まない電気的結合を避けることができる
なくとも1つのステータ巻き線は、該電気機械の作動中に、個々の中間スペース内の少なくとも一領域の第1プラスチック化合物若しくは第2プラスチック化合物又はその両方によって、冷却剤から及びステータ本体から電気的に、優先的には完全に絶縁されるように形成されることが特に好ましい。これにより、ステータ巻き線の巻き線部における、冷却路を流通する冷却剤との望まない電気的結合を避けることができる。
さらに好ましい一実施形態によると、少なくとも1つの冷却路は、ステータ本体に配置され、冷却剤が流通可能な少なくとも1つの開口部によって形成される。上記開口部は、貫通孔の形で実現されてもよい。該貫通孔は、該電気機械の製造工程中に、適当な穴開け工具によってステータ本体に導入される。本変形においては、別体の管本体又は冷却路を限定する類似物の用意は不要である。これが製造費用の低減を伴う。このような開口部が多数設けられることが極めて好ましい。該開口部は、電気絶縁体によって、最も優先的には第2プラスチック化合物によって、部分的に、特に好ましくは完全に限定され、覆われ、及び/又は囲まれる。このように、開口部を流通する冷却剤におけるステータ本体との望まない短絡を避けることができる。
さらに好ましい一実施形態において、冷却路を形成する開口部は、中間スペースに向かって開放されるように形成される。そこで、上記開口部は、電気絶縁性プラスチックによって、優先的には中間スペースに配置された第2プラスチック化合物によって、液密となるように閉じられる。本変形において、該開口部は、製造時の費用の有利さにつながる製造が極めて容易となる。
少なくとも1つの冷却路は、ステータ本体における2つの隣接するステータ歯同士の間の一領域において、外周方向に配置されることが特に好ましい。これが、冷却対象であるステータ巻き線の近くへの冷却路の配置を可能とする。これにより、ステータ巻き線から冷却路への熱の移動を改善する。この変形は、特に省スペース化の取り付けとなることを付加的に証明する。
さらに好ましい一実施形態によると、冷却剤分配スペース若しくは冷却剤収集スペース又はその両方は、第1プラスチック化合物内に少なくとも部分的に、優先的には完全に存在する中空スペースによって形成される。従って、冷却剤分配スペース又は冷却剤収集スペースを限定する別体のケース又はハウジングを用意することは不要である。本実施形態は、相当な費用的有利さにもつながる。
少なくとも2つの冷却路、優先的には存在する全ての冷却路は、該電気機械の作動中にこれらの冷却路に導かれる冷却剤が、ステータにおける第1軸端部からステータ又はステータ本体における第2軸端部の方向に流れるように形成されていることが特に好ましい。冷却剤のこれらに対応する流れ、又は逆の流れ、すなわち第2軸端部から第1軸端部への流れも考えられる。本変形の冷却剤は、軸方向に関して冷却路を逆方向に導かれない。これにより、該電気機械における冷却路の配置が簡単となる。
ステータ巻き線は、分布巻きの巻線の一部であることが特に好ましい。
さらに、本発明は、上記に紹介したように、電気機械を有する車両、特に自動車両に関する。従って、上記で説明した電気機械の効果は、本発明に係る車両にも適用できる。
本発明に係るさらに重要な特徴及び効果は、従属請求項から、図面から、及び該図面として関連する図の記述から得られる。
上記で言及した特徴及び以下の未だ説明していない特徴は、個々に述べた組み合わせだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせであってもそれら自身であっても使用できないことが理解される。
本発明の、好ましい例示的な実施形態は、図面に示されており、また、以下の記述に、より詳細に説明される。
図1は本発明に係る電気機械の一例であって、ロータの回転軸に沿った長軸断面図である。 図2は図1の電気機械におけるステータのロータの回転軸に対して垂直な断面図である。 図3は図2のステータの詳細な描出であって、外周方向に隣接する2つのステータ歯同士の間の、本発明によらない電気機械における中間スペースの一領域を示す断面図である。 図4は図3の一変形を示す断面図である。 図5は図3の他の変形を示す断面図である。 図6は図5における本発明の一変形を示す断面図である。 図7は図1の電気機械における第1変形であって、冷却路を流れる冷却剤がロータの軸受の冷却にも用いられる様子を示す断面図である。 図8は図1の電気機械における、特に小さい取り付けスペースを要求する第2変形を示す断面図である。 図9は図1の電気機械における、ステータ巻き線の極めて効果的な冷却を可能とする本発明の一変形を示す断面図である。
図1は本発明に係る電気機械1の断面構成の例示である。電気機械1は、車両、優先的には道路車両に用いることが可能な大きさである。電気機械1は、図1におおよそ概略的に示したに過ぎないロータ3と、ステータ2とを含む。例示のために、図2のステータ2は、図1のII−II線に沿った回転軸Dに対して垂直な断面に分けて描出されている。図1によると、ロータ3は、ロータ軸31を有し、且つ、図1には詳細が示されていない多数の磁石を有していてもよい。該多数の磁石の極性は、外周方向Uに沿って交互に並ぶ。ロータ3は、回転軸Dに関し回転可能であり、その位置はロータ軸31の中心長軸Mによって定義される。回転軸Dは、該回転軸Dと平行に延びる軸方向Aによって定義される。径方向Rは、軸方向Aに対して垂直である。外周方向Uは、回転軸Dに関して回転する方向である。
図1から分かるように、ロータ3は、ステータ2の中に配置されている。従って、ここに示される電気機械1は、いわゆる内部ロータ機械である。しかしながら、いわゆる外部ロータ機械としての実現も、ロータ3がステータ2の外側に配置される場合に考えられる。ロータ軸31は、第1軸受32aと、回転軸Dに関して該第1軸受32aと軸方向に間隔をおいた第2軸受32bとに搭載されている。
公知のように、ステータ2は、付加的に、磁場を生成するために電圧を印加される多数のステータ巻き線6を含む。ロータ3は、該ロータ3の磁石によって生成される磁場と、ステータ巻き線6によって生成される磁場との磁気相互作用によって回転する。
図2の断面図から、ステータ2は、例えば鉄からなる環状のステータ本体7を有していてもよいことが分かる。特に、ステータ本体7は、多数のステータ本体プレート(図示せず。)によって形成してもよい。このステータ本体プレートは、軸方向Aに沿って互いに積層され、且つ、互いに接着されている。ステータ本体7には、径方向の内側に軸方向Aに沿って延びると共に、ステータ本体7から径方向の内側に突き出し、且つ、外周方向Uに沿って互いに間隔をおいて配置された多数のステータ歯8が形成されている。各ステータ歯8はステータ巻き線6を支える。個々のステータ巻き線6は、共に巻き線の配置を形成する。ステータ巻き線6によって形成される磁極の個数に依って、全ての巻き線の配置における個々のステータ巻き線6は、互いに好適に配線してもよい。
電気機械1の作動中に、電圧が印加されるステータ巻き線6は、該電気機械1から無駄な熱が発生する。発生した無駄な熱は、過熱、及びこれに関連する損傷、さらには該電気機械1の破壊を防ぐために、該電気機械1から除去されなければならない。このため、ステータ巻き線6は、冷却剤Kの助力によって冷却される。該冷却剤Kは、ステータ2を通して導かれ、熱の移動によってステータ巻き線6に生じる無駄な熱を吸収する。
冷却剤Kを、ステータ2を通して導くために、電気機械1は、冷却剤Kが冷却剤入口33を通して導入される冷却剤分配スペース4を含む。軸方向Aに沿うと共に冷却剤分配スペース4と間隔をおいて、冷却剤収集スペース5が配置される。冷却剤分配スペース4は、多数の冷却路10によって冷却剤収集スペース5と流体的に連通する。該冷却路10は、図1に示されるように、そのうちの1つに過ぎないことに注意を要する。軸方向Aに垂直な断面において、図示はしていないが、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5は、それぞれ環状を有していてもよい。外周方向Uに沿って、多数の冷却路10は、互いに間隔をおいて配置される。各々の冷却路10は、環状の冷却剤分配スペース4から環状の冷却剤収集スペース5に軸方向Aに沿って延びる。従って、冷却剤分配スペース4に冷却剤入口33を介して導入される冷却剤Kは、個々の冷却路10にわたって分配されてもよい。冷却路10を流通し、ステータ巻き線6から熱を吸収した後、冷却剤Kは、冷却剤収集スペース5に収集され、再度、ステータ2に設けられた冷却剤出口34を介して、電気機械1から放出される。
従って、図面の例示のように、冷却路10は、電気機械1の作動中に、これらの冷却路10に導かれる冷却剤Kがステータ2の第1軸端部3.1又はステータ本体7の第1軸端部7.1から、ステータ2の第2軸端部3.2又はステータ本体7の第2軸端部7.2の方向に流れるように形成される。
図1及び図2の例示から明らかなように、ステータ巻き線6は、外周方向Uに隣接する2つのステータ歯8同士の間に形成される各々の場合の中間スペース9に配置される。上記中間スペース9は、ステータ歯8と同様に軸方向Aに延びる、いわゆる「ステータスロット」として当業関係者に知られている。
さて、図3に描出された詳細な例示において、外周方向Uに隣接する2つのステータ歯8(以下、ステータ歯8a、8bとも参照する。)同士の間に形成される、本発明によらない電気機械の中間スペース9について言及する。冷却路10を流通する冷却剤Kに対して、ステータ巻き線6に生じる無駄な熱の移動を改善するために、電気絶縁性プラスチック11は、図3により、各々の場合に中間スペース9に設けられる。 電気絶縁性プラスチック11は、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物11aによって、且つ、第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物11bによって形成され、第2プラスチック材料の熱伝導度は、第1プラスチック材料の熱伝導度よりも高い。第1プラスチック材料11aは、熱硬化性プラスチックである。第2プラスチック材料11bは、熱硬化性プラスチックである。例示のシナリオにおいて、第1プラスチック化合物11a及び第2プラスチック化合物11bは、各々、全ての中間スペース9内に配置される。例示の変形において、第1プラスチック材料の熱伝導度は、第2プラスチック材料の熱伝導度と等しいか又は低い。2つのプラスチック化合物11a、11bが、各々、電気絶縁性プラスチック11からなる射出成形化合物であると好ましい。射出成形法の使用により、プラスチック化合物の製造が容易となり、且つ、促進される。
中間スペース9を限定するステータ2の表面部は、第2プラスチック化合物11bによって完全に被覆されることが好ましい。第2プラスチック化合物11bからなる被膜は、軸方向Aに沿った個々の中間スペース9の少なくとも全長にわたって延びてもよい。このように、該被膜は、個々のステータ巻き線6若しくは第1プラスチック化合物11a又はその両方を、ステータ2から、特に個々のステータ歯8から絶縁する。とりわけ、第2プラスチック化合物11bからなる被膜は、軸方向Aに沿った個々の中間スペース9の少なくとも全長にわたって該中間スペース9内の個々のステータ巻き線6を、外周方向にU字状に封じ込めてもよい。
ステータ巻き線6は、各々、少なくとも個々の中間スペース9内の一領域において、冷却剤Kから、また、該電気機械1の作動中の第1プラスチック化合物11a若しくは第2プラスチック化合物11b又はその両方によってステータ本体7からも、電気的に、優先的には完全に絶縁されるように形成される。
第1プラスチック化合物11a及び第2プラスチック化合物11bの双方は、ステータ巻き線6における中間スペース9から軸方向に突き出す巻き線部を少なくとも部分的に囲んでもよい。この部分に加え、第1プラスチック化合物11a及び第2プラスチック化合物11bの双方は、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5を限定してもよい。このように、上記巻き線部は、該電気機械1の作動中に冷却剤Kに対して電気的に絶縁される。
図3によると、中間スペース9に配置されたステータ巻き線6、及び冷却路10は、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物11aに埋め込まれる。そこに埋め込まれたステータ巻き線6を伴う第1プラスチック化合物11aと冷却路10とは、今度は、第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物11bに埋め込まれるか、又は第2プラスチック化合物11bによって部分的に囲まれる。
中間スペース9に配置されたステータ巻き線6が、第1ステータ歯8aによって支持される第1ステータ巻き線6aに各々の場合に部分的に属し、且つ、外周方向Uに第1ステータ歯8aと隣接する、第2ステータ歯8bによって支持される第2ステータ巻き線6bに部分的に割り当てられることは明白である。このシナリオを例示するために、図3に仮想分割線12を描く。図3に示す仮想分割線12の左側に示される巻き線ワイヤ13aは、第1ステータ歯8aによって支持される第1ステータ巻き線6aに属する。仮想分割線12の右側に示される巻き線ワイヤ13bは、第2ステータ歯8bによって支持される第2ステータ巻き線6bに属する。
図3によると、中間スペース9に形成された冷却路10は、電気絶縁性プラスチック11内に配置され、且つ、冷却剤Kが流通する多数の開口部40として実現される。軸方向Aに垂直な方向の断面において、図3に示すように、第2プラスチック化合物11bが、各々の場合に開口部40を完全に囲むことが好ましい。このように、冷却路10を形成する開口部40は、ステータ巻き線6と熱的に極めて効果的に結合されてもよい。
(図3に純粋に例として示される開口部40のような、図3の)開口部40は、外周方向Uに沿って互いに間隔をおいて配置され、且つ、各々の場合に軸方向Aに沿って延びる。開口部40は、適当な穴開け工具によって、第2プラスチック化合物11bに導入される貫通孔として実現されてもよい。回転軸Dに垂直な方向の断面において、開口部40は、各々、2つの幅広面20及び2つの幅狭面21を持つ長方形状を有していてもよい。ここで、2つの幅広面20の幅は、2つの幅狭面21の幅の少なくとも2倍、優先的には少なくとも4倍となる。これにより、平管からなる有利な幾何学的形状が再現される。
管本体16は、実質的に、第1プラスチック化合物11a及び第2プラスチック化合物11bによって、ステータ本体7から、特に該ステータ本体7のステータ歯8から電気的に絶縁される。第1プラスチック化合物11a及び第2プラスチック化合物11bによって、個々のステータ巻き線6は、管本体16として形成された冷却路10から電気的に絶縁される。
図3の例において、冷却路10を形成する開口部40は、プラスチック化合物11内において、径方向に関してステータ巻き線6の外側に配置される。従って、ロータ3の回転軸Dに対する冷却路10の径方向の距離は、回転軸Dに対するステータ巻き線6の径方向の距離よりも大きい。しかしながら、冷却路10における径方向の内側への配置をも考えられる。図3に示すように、軸方向Aに垂直な方向の断面において、開口部40の2つの幅広面20は、各々径方向Rに垂直な方向に延びる。
図1〜図3による電気機械1を製造するために、中間スペース9を限定するステータ本体7の表面は、第2プラスチック材料によって、好ましくは熱可塑性プラスチックによってオーバモールドされる。第2プラスチック化合物11bも同様に形成される。これにより、ステータ本体7の材料は、個々の中間スペース9に対して電気的に絶縁される。引き続き、ステータ巻き線6は、中間スペース9内に導入され、ステータ歯8に配置される。続いて、ステータ巻き線6は、第1プラスチック化合物11aを製造する第1プラスチック材料、好ましくは熱硬化性プラスチックによってオーバモールドされる。2つのプラスチック化合物11a、11bが構成される電気絶縁性プラスチック11の製造工程中に、ステータ本体7をも、第1プラスチック化合物11aを形成する第1プラスチック材料によってオーバモールドしてもよい。これよりも前に又はこれよりも後に、冷却路10を形成する開口部40は、好適な穴開け工具の助力によって第2プラスチック化合物11bに導入されてもよい。
図4は図3の例示の、本発明によらない一変形を示す。図4による電気機械1において、冷却路10は、第1プラスチック化合物11aではなく、ステータ2のステータ本体7に配置される。図4から明らかなように、冷却路10を形成する開口部40は、中間スペース9の径方向の外側で、且つ、外周方向Uに関してステータ本体7における2つのステータ歯8同士の間に配置される。図3の例と類似して、冷却路10は開口部40によって形成される。しかし、図4による変形においては、冷却路10は、(プラスチック化合物11ではなく)ステータ本体7に配置される。冷却路10は、ステータ本体7の製造工程中に、(好ましくは、好適な穴開け工具の助力によって貫通孔の形の)開口部40の導入により、該ステータ本体7に又は該ステータ本体7を形成するステータ本体プレート7に優先的に形成されてもよい。
好ましくは、ステータ本体7に形成される開口部40は、電気絶縁性プラスチック11によって、特に第2プラスチック化合物11bによって、完全に限定され、覆われ、及び/又は囲まれる。このように、該開口部40を流通する冷却剤Kのステータ本体7との望まない短絡を避けられる。
図5は図4の例示の、本発明によらない一変形を示す。図5による本変形によると、冷却路10を形成する開口部40も、ステータ2のステータ本体7に配置される。しかしながら、図4の変形とは対照的に、図5の例のステータ本体7に配置される開口部40は、中間スペース9に対して開放状態で形成される。図5から分かるように、中間スペース9と対向する開口部40は、該中間スペース9に設けられた第2プラスチック化合物11bによって液密に閉じられる。
図6は図5の例示の、本発明に係る、さらなる一展開を示す。図6による、本発明に係る、さらなる展開において、冷却路10は、ステータ本体7の内部と第1プラスチック化合物11aの内部との双方に形成される。冷却路10は、ステータ本体7の内部に付加的に設けられ(以下、「径方向外側冷却路」10aとも呼ぶ。)、図5の例と類似的に形成される。これにより、言及が図5に関する上記の説明と合致する。第1プラスチック化合物11aに配置された冷却路10も、以下のように「径方向内側冷却路」10bとして参照される。従って、径方向Rに関して、ステータ巻き線6は、2つの冷却路10a、10bの間に配置される。図6の詳細な描出に示されるように、径方向内側冷却路10a、10bは、例えばアルミニウムからなり、管本体内部スペース22を囲む管本体16によって形成されてもよい。基本的に、電気導電性材料、特に金属、又は電気絶縁性材料、特にプラスチックは、管本体16の材料として、又は冷却路10a、10bの材料として可能である。図6の詳細な描出に示されるように、管本体16には、冷却路10bを流体的に互いに分離された部分冷却路19にさらに分ける、1つ又はそれ以上の分割要素18を任意に成形してもよい。このように、冷却路10b内の冷却剤Kにおける流動挙動は、該冷却剤Kに対する改善された熱の移動を伴って向上し得る。さらには付加的に、管本体16は機械的に強化される。図6の例示において、このような2つの分割要素18は、3つの部分冷却路19を実現するように例示されている。例示の変形として、分割要素18の異なる個数も可能であることは言うまでもない。管本体16は、軸方向Aに垂直な断面において、2つの幅広面20及び2つの幅狭面21を持つ、平管17として形成されてもよい。2つの幅広面20の幅は、この場合、2つの幅狭面21の幅の少なくとも4倍、優先的には少なくとも10倍となる。幅広面20は、径方向Rに対して垂直に延びる。
上記で議論した図3〜図6による変形は、実用に関する限り互いに組み合わせてもよい。
以下に、図1に対して再度言及する。図1に明瞭に示されるように、優先的に一体として形成された第1プラスチック化合物11aは、中間スペース9の軸方向の両面から突き出してもよい。これにより、冷却剤分配スペース4は、これに替えて又はこれに加えて、冷却剤収集スペース5をも、個々の中間スペース9の軸方向の外側に配置された第1プラスチック化合物11a内における個々のステータ巻き線6の2つの軸端部14a、14bとの熱結合のための第1プラスチック化合物11aに填め込まれる。このように、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5にある冷却剤Kの効率的な熱の移動も、通常、特に高熱負荷を受けるステータ巻き線6の軸端部14a、14bの一領域において確立されてもよい。この手段により、ステータ巻き線6の2つの軸端部14a、14bにおける、とりわけ効果的な冷却が可能となる。
さらに、図1により、ステータ本体7及びステータ歯8を伴うステータ2は、第1軸受シールド25a及び第2軸受シールド25bとの間に軸方向に配置される。
図1から明らかなように、冷却剤分配スペース4の一部は、第1軸受シールド25aに配置され、冷却剤収集スペース5の一部は、第2軸受シールド25bに配置される。従って、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5は、第1プラスチック化合物11aに設けられる中空スペース41a、41bによって、各々部分的に形成される。
ここで、第1中空スペース41aは、第1軸受ブラケット25aに形成され、冷却剤分配スペース4を形成する中空スペース42aによって補われる。これに応じて、第2中空スペース41bは、第2軸受ブラケット25bに形成され、冷却剤収集スペース5を形成する中空スペース42bによって補われる。上記に説明した実施形態の変形において、第1プラスチック化合物11aは、このように、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5を、少なくとも部分的に限定する。
さらに、第1軸受シールド25aにおいて、冷却剤分配スペース4を冷却剤入口33と流体的に結合する冷却剤供給35が形成されていてもよい。該冷却剤入口33は、第1軸受シールド25aの外側、特に図1に示されるように、その外周面に設けられる。これと対応して、第2軸受シールド25bにおいて、冷却剤収集スペース5を冷却剤出口34と流体的に結合する冷却剤吐出36が形成されていてもよい。該冷却剤出口34は、第2軸受ブラケット25bの外側、特に図1に示されるように、その外周面に設けられる。これにより、冷却剤分配スペース4の配置又は冷却剤収集スペース5の配置は、関係するステータ巻き線6における第1軸端部14a及び第2軸端部14bの各々の場合の径方向の外側、及び軸方向Aに沿ったこれら軸端部14a、14bの延伸方向にも可能となる。該電気機械1の作動中に、特に高熱負荷を受けるステータ巻き線6の軸端部14a、14bは、この手段によって極めて効果的に冷却される。
図1により、電気絶縁性プラスチック11からなる第1プラスチック化合物11aは、ステータ本体7における外周面30の上に配置され、従って、該外周面30の上にプラスチック被膜11.1を形成する。このように、典型的には電気導電性ステータプレートによって形成されるステータ2のステータ本体7は、周囲に対して電気的に絶縁されてもよい。従って、ステータ本体7を収容する別体のハウジングの用意は、もはや必要でない。
図7は図1の例示の一変形を示す。電気機械1の作動中に、ロータ軸31及び2つの軸受32a、32bをも冷却するために、冷却剤供給35は、第1軸受シールド25a内に配置された第1軸受32aと熱的に結合されてもよい。同様に、冷却剤吐出36は、第2軸受シールド25b内に配置された第2軸受32bと熱的に結合されてもよい。このようにすると、軸受32a、32bを冷却するための、別体の冷却装置が不要となり、費用的に有利となる。図7の例示において、冷却剤入口33及び冷却剤出口34は、個々の軸受シールド25a、25bの外側の前面26a、26bに設けられる。図7及び図1による変形において、ステータ巻き線6は、径方向Rに沿って冷却路10の径方向の内側に配置される。電気接続部50と接続されたステータ巻き線6は、第2軸受シールド25bに設けられた貫通部39を外側に貫通する電気的接続部50によって、ステータ2の内部から外部に導かれる。これにより、ステータ巻き線6には、外部から電圧を印加できる。該貫通部39は、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5と、回転軸Dとの間に径方向に配置される。
図7と比較して簡単化された変形を示す図8の例示おいて、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5は、冷却路10における軸の延伸方向にのみ配置される。この変形は、特に、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5のための極めて小さい取り付け空間を要求する。図8による変形において、ステータ巻き線6は、径方向Rに沿って冷却路10の径方向の内側に配置される。該ステータ巻き線6は、第2軸受シールド25bに設けられた貫通部39を外側に貫通する電気的接続部50によって、ステータ2の内部から外部に導かれる。これにより、ステータ巻き線6には、外部から電圧を印加できる。貫通部39は、径方向Rに関し、冷却剤分配スペース4又は冷却剤収集スペース5の径方向の外側で、第2軸受シールド25bに配置される。
図9の例示において、本発明に係る図7のさらなる一展開が示される。本発明に係る、このさらなる展開において、冷却剤分配スペース4は、各々のステータ巻き線6の第1軸端部14aを、図9に示す回転軸Dに沿った長軸断面において軸方向の端面、並びに径方向の内側及び外側をU字状に限定する。これに応じて、冷却剤収集スペース5は、各々のステータ巻き線6の第2軸端部14bを、回転軸Dに沿った長軸断面において軸方向の内側、径方向の内側及び外側をU字状に囲む。この本発明に係る変形においては、冷却路10は、ステータ巻き線6の径方向の内側と径方向の外側との双方に設けられる。これにより、それらの軸端部14a、14bを含む個々のステータ巻き線6は、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5と同様に、冷却路10を介して冷却剤Kと直接に熱的な接触を行う。これにより、特に熱負荷に曝される軸端部14a、14bを含むステータ巻き線6の、とりわけ効果的な冷却が可能となる。

Claims (31)

  1. 特に、車両のための電気機械(1)であって、
    回転軸(D)に関して回転し、前記電気機械(1)の軸方向(A)を定義するロータ(3)と、ステータ巻き線(6)を有するステータ(2)と、
    冷却剤(K)が流通する、少なくとも1つ、優先的には少なくとも2つ、最も優先的には複数の冷却路(10)とを備え、
    前記ステータ(2)は、前記軸方向(A)に延び、外周方向(U)に沿って互いに間隔をおいて配置され、且つ、前記ステータ巻き線(6)を支持するステータ歯(8)を有し、
    熱結合のための少なくとも1つの前記ステータ巻き線(6)は、電気絶縁性プラスチック(11)に填め込まれており、
    少なくとも1つの前記ステータ巻き線(6)を伴う前記電気絶縁性プラスチック(11)は、少なくとも1つの中間スペース(9)に配置され、且つ、前記外周方向(U)に隣接する前記ステータ歯(8)同士の間に形成されており、
    前記電気絶縁性プラスチック(11)は、第1プラスチック材料からなる第1プラスチック化合物(11a)によって、且つ、第2プラスチック材料からなる第2プラスチック化合物(11b)によって、形成されており、
    軸方向に間隔をおいて配置された冷却剤分配スペース(4)及び冷却剤収集スペース(5)をさらに備え、
    冷却剤(K)が流通する少なくとも1つの、優先的には複数の前記冷却路(10)によって、前記ステータ巻き線(6)を冷却する前記冷却剤分配スペース(4)は、前記冷却剤収集スペース(5)と流体的に連通し、
    前記第1プラスチック化合物(11a)若しくは前記第2プラスチック化合物(11b)及びその両方は、前記中間スペース(9)から軸方向に突き出す前記ステータ巻き線(6)における少なくとも1つの巻き線部を少なくとも部分的に囲み、これにより、前記冷却剤分配スペース(4)若しくは前記冷却剤収集スペース(5)及びその両方を部分的に限定し、その結果、この巻き線部は、前記電気機械(1)の作動中に前記冷却剤(K)に関して電気的に絶縁され、
    少なくとも1つの前記中間スペース(9)において、少なくとも1つの前記ステータ巻き線(6)は、前記第1プラスチック材料からなる前記第1プラスチック化合物(11a)に填め込まれ、
    前記ステータ巻き線(6)が填め込まれた前記第1プラスチック化合物(11a)は、前記第2プラスチック材料からなる前記第2プラスチック化合物(11b)によって、少なくとも部分的に囲まれており、
    前記中間スペース(9)を限定する前記ステータ(2)の表面部は、前記第2プラスチック化合物(11b)によって、少なくとも部分的に被覆され、
    前記ステータ(2)は、第1軸受シールド(25a)及び第2軸受シールド(25b)の間に軸方向に配置され、
    前記冷却剤分配スペース(4)の一部は、前記第1軸受シールド(25a)に配置され、前記冷却剤収集スペース(5)の一部は、前記第2軸受シールド(25b)に配置され、
    前記冷却剤分配スペース(4)及び前記冷却剤収集スペース(5)は、前記第1プラスチック化合物(11a)に設けられた第1中空スペース(41a)及び第2中空スペース(41b)によって、各々部分的に形成されており、
    前記第1中空スペース(41a)は、第1軸受ブラケット(25a)に形成され、前記冷却剤分配スペース(4)を形成する中空スペース(42a)によって補われ、且つ、前記第2中空スペース(41b)は、第2軸受ブラケット(25b)に形成され、前記冷却剤収集スペース(5)を形成する中空スペース(42b)によって補われ、
    前記回転軸(D)に沿った長軸断面において、前記冷却剤分配スペース(4)及び前記冷却剤収集スペース(5)は、個々の前記ステータ巻き線(6)における第1軸端部(14a)又は第2軸端部(14b)を、それぞれ、径方向の内側及び外側と同様に軸方向の端面に対してU字状に囲み、
    少なくとも1つの冷却路(10)は径方向の内側に配置され、さらに少なくとも1つの冷却路(10)は、前記中間スペース(9)における個々の前記ステータ巻き線(6)の径方向の外側に配置され、
    少なくとも1つの径方向内側冷却路(10b)は、管本体内部スペース(22)を囲む管本体(16)として形成されており、
    前記管本体(16)には、前記管本体内部スペース(22)を流体的に互いに分離する少なくとも2つの部分冷却路(19)に分ける、少なくとも1つの分割要素(18)が成形されており、
    前記回転軸(D)に垂直な断面において、前記径方向内側冷却路(10b)を形成する前記管本体(16)は、前記第1プラスチック化合物(11a)によって完全に射出成形され、且つ、径方向外側冷却路(10a)を形成する前記管本体(16)は、前記第2プラスチック化合物(11b)によって完全に射出成形される電気機械。
  2. 請求項1に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック材料の熱伝導度は、前記第2プラスチック材料の熱伝導度よりも高いか、
    又は前記第1プラスチック材料の熱伝導度は、前記第2プラスチック材料の熱伝導度よりも低いか、
    又は前記第1プラスチック材料の熱伝導度は、前記第2プラスチック材料の熱伝導度と等しいことを特徴とする電気機械。
  3. 請求項1又は2に記載の電気機械において、
    前記冷却剤分配スペース(4)若しくは前記冷却剤収集スペース(5)又はその両方は、軸方向Aに隣接する前記ステータ(2)の軸の延伸方向にのみ配置され、優先的には、径方向(R)に沿って、又は前記ステータ(2)を越えて突き出さないことを特徴とする電気機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも2つの前記中間スペース(9)において、優先的には、全ての前記中間スペース(9)において、前記第1プラスチック化合物(11a)及び前記第2プラスチック化合物(11b)の双方が配置されていることを特徴とする電気機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック材料は、熱硬化性プラスチック若しくは熱可塑性プラスチックを含むか、又は熱硬化性プラスチック若しくは熱可塑性プラスチックであり、
    及び/又は前記第2プラスチック材料は、熱可塑性プラスチック若しくは熱硬化性プラスチックを含むか、又は熱可塑性プラスチック若しくは熱硬化性プラスチックであることを特徴とする電気機械。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの前記冷却路(10、10b)は、前記電気絶縁性プラスチック(11)内に配置されていることを特徴とする電気機械。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの前記冷却路(10)は、前記電気絶縁性プラスチック(11)内に、優先的には、前記第2プラスチック化合物(11b)内に設けられ、前記冷却剤(K)が流通する少なくとも1つの、優先的には多数の開口部(40)によって形成されていることを特徴とする電気機械。
  8. 請求項7に記載の電気機械において、
    前記第2プラスチック化合物(11b)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、優先的には少なくとも部分的に、優先的には少なくとも1つの前記開口部(40)を完全に、優先的には、各々の場合に全ての前記開口部(40)を囲むか又は覆うことを特徴とする電気機械。
  9. 請求項7又は8に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの前記開口部(40)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、2つの幅広面及び2つの幅狭面を有する長方形状を有していることを特徴とする電気機械。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの前記冷却路(10)は、前記電気絶縁性プラスチック(11)によって、優先的には前記第2プラスチック化合物(11b)によって、少なくとも部分的に、優先的には完全に囲まれるか又は覆われることを特徴とする電気機械。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ巻き線(6)と熱結合する、前記冷却剤分配スペース(4)若しくは前記冷却剤収集スペース(5)又はその両方は、前記電気絶縁性プラスチック(11)内に、優先的には前記第1プラスチック化合物(11a)内に、少なくとも部分的に配置されることを特徴とする電気機械。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第2プラスチック化合物(11b)からなる被膜は、前記軸方向(A)に沿って計られた個々の前記中間スペース(9)における少なくとも全長にわたって延びており、
    個々の前記ステータ巻き線(6)若しくは前記第1プラスチック化合物(11a)及びその両方は、前記ステータ(2)から、特に個々のステータ歯(8)から、電気的に絶縁されていることを特徴とする電気機械。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第2プラスチック化合物(11b)からなる被膜は、前記軸方向(A)に計られた個々の前記中間スペース(9)の少なくとも全長にわたって、前記中間スペース(9)内に関する前記ステータ巻き線(6)を、前記外周方向(U)にU字状に封じ込めることを特徴とする電気機械。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック化合物(11a)及び前記第2プラスチック化合物(11b)は、少なくとも1つの前記中間スペース(9)を共に、実質的に完全に満たすことを特徴とする電気機械。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック化合物(11a)及び前記第2プラスチック化合物(11b)は、前記第1プラスチック材料及び前記第2プラスチック材料からなる射出成形化合物によって、それぞれ形成されていることを特徴とする電気機械。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ(2)は、優先的には環状のステータ本体(7)を有し、
    前記第1プラスチック化合物(11a)は、前記ステータ本体(7)における、少なくとも外周面(30)の上に配置されていることを特徴とする電気機械。
  17. 請求項1〜16のいずれか1項に記載の電気機械において、
    外周面(30)の上の前記第1プラスチック化合物(11a)は、外部被膜(11.1)を形成することを特徴とする電気機械。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも前記第1プラスチック化合物(11a)は、前記中間スペース(9)から軸方向に突き出していることを特徴とする電気機械。
  19. 請求項1〜18のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック化合物(11a)は、前記冷却剤分配スペース(4)若しくは前記冷却剤収集スペース(5)又はその両方を、少なくとも部分的に限定することを特徴とする電気機械。
  20. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記外周方向(U)に隣接する各々2つのステータ歯(8a、8b)の間の、少なくとも1つ、優先的には各々の中間スペース(9)には、
    少なくとも1つの前記冷却路(10)と、前記電気絶縁性プラスチック(11)とが設けられていることを特徴とする電気機械。
  21. 請求項1〜20のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ(2)は、優先的には環状のステータ本体(7)を有し、
    前記第1プラスチック化合物(11a)は、前記ステータ本体(7)における、少なくとも外周面(30)の上に配置されており、
    少なくとも1つの前記管本体(16)は、前記第1プラスチック化合物(11a)若しくは前記第2プラスチック化合物(11b)又はその両方によって、前記ステータ本体(7)から、特にステータ歯(8)から電気的に絶縁されていることを特徴とする電気機械。
  22. 請求項1〜21のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記管本体(16)は、平管(17)として形成されており、
    前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記平管(17)における少なくとも1つの幅広面(20)は、径方向(R)に対して実質的に垂直に延びることを特徴とする電気機械。
  23. 請求項1〜22のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの前記ステータ巻き線(6)は、前記第1プラスチック化合物(11a)若しくは前記第2プラスチック化合物(11b)及びその両方によって、前記管本体(16)として形成された前記冷却路(10)から電気的に絶縁されていることを特徴とする電気機械。
  24. 請求項1〜23のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記第1プラスチック化合物(11a)若しくは前記第2プラスチック化合物(11b)及びその両方は、前記中間スペース(9)から軸方向に突き出す前記ステータ巻き線(6)における少なくとも1つの巻き線部を囲み、これにより、前記冷却剤分配スペース(4)若しくは前記冷却剤収集スペース(5)又はその両方を部分的に限定し、
    前記電気機械(1)の作動中に、前記巻き線部は、前記冷却剤(K)に対して電気的に絶縁されることを特徴とする電気機械。
  25. 請求項1〜24のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つのステータ巻き線(6)は、前記電気機械(1)の作動中に、個々の前記中間スペース(9)の内部の少なくとも一領域の前記第1プラスチック化合物(11a)若しくは前記第2プラスチック化合物(11b)及びその両方によって、前記冷却剤(K)から若しくはステータ本体(7)から又はその両方から電気的に絶縁されるように、優先的には完全に絶縁されるように形成されていることを特徴とする電気機械。
  26. 請求項1〜25のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの冷却路(10、10a)は、ステータ本体(7)に配置され、冷却剤(K)が流通する少なくとも1つの開口部(40)によって形成されており、
    優先的には、少なくとも1つの前記開口部(40)は、前記電気絶縁性プラスチック(11)によって、最も優先的には、前記第2プラスチック化合物(11b)によって、完全に限定され、又は覆われ、又は囲まれていることを特徴とする電気機械。
  27. 請求項26に記載の電気機械において、
    前記冷却路(10)を形成し、且つ、前記ステータ本体(7)に配置された前記開口部(40)は、前記中間スペース(9)に向かって開放されるように形成され、且つ、前記中間スペース(9)内に配置された前記電気絶縁性プラスチック(11)によって、優先的には前記第2プラスチック化合物(11b)によって、液密となるように閉じられていることを特徴とする電気機械。
  28. 請求項1〜27のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの冷却路(10、10a)は、前記外周方向(U)に関し、ステータ本体(7)における隣接するステータ歯(8、8a、8b)の間の一領域に配置されていることを特徴とする電気機械。
  29. 請求項1〜28のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも2つの前記冷却路(10)、優先的には、存在する全ての前記冷却路(10)は、前記電気機械(1)の作動中にこれらの冷却路(10)に導かれる冷却剤(K)が、前記ステータ(2)における第1軸端部(3.1、7.1)から、前記ステータ(2)における第2軸端部(3.2、7.2)の方向に、又はこれと逆方向に流れるように形成されていることを特徴とする電気機械。
  30. 請求項1〜29のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ巻き線(6)は、分布巻きの巻線の一部であることを特徴とする電気機械。
  31. 車両であって、
    請求項1〜30のいずれか1項に記載の少なくとも1つの電気機械(1)を備えている車両。
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