JP7470507B2 - 特に車両用の電気機械 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機械に関し、特に車両用の電気機械、及びこのような電気機械を有する車両に関する。
このような電気機械は、一般に、電気モータ又は発電機であってもよい。この電気機械は、外部ロータ又は内部ロータとして設計されてもよい。
一般的な電気機械は、例えば、以下の特許文献1に知られている。この電気機械は、内部を囲むハウジングを含み、該ハウジングは、その外周方向において、周囲に延び、且つ、内部を径方向に限定するケースと、一方の軸方向で内部を限定する後部側壁と、他方の軸方向で内部を限定する前部側壁とを有する。該電気機械のステータは、ケースと固定して結合されている。該電気機械のロータはステータ内に配置され、ロータのロータ軸は、前部軸受によって前部側壁に回転可能に搭載されている。
従来の電気機械のステータは、典型的には、該電気機械の作動中に電圧が印加されるステータ巻き線を含む。この作動中に熱が生じ、この生じた熱は、過熱及びこれに関連する損傷、さらにはステータの破壊を避けるために、消失しなければならない。このため、従来の電気機械は、ステータを冷却する、特に上記ステータ巻き線を冷却する冷却装置を該電気機械に備える構成が知られている。このような冷却装置は、冷却剤を流通し、且つ、ステータ内のステータ巻き線の近傍に配置された1つ又はそれ以上の冷却流路を含む。ステータ巻き線から冷却剤への熱の移動によって、該ステータからの熱の消失が可能となる。
米国特許第5214325号明細書
この場合、ステータから個々の冷却流路を流通する冷却剤への効率的な熱の移動は、無視できない構造的な出費でしか実現され得ないということが不利であることを証明する。とはいえ、これは、電気機械における製造コストに不利な結果をもたらす。
従って、本発明の1つの目的は、この不利を大きく、さらには、完全に排除されるように、電気機械の改善された実施形態を提供することにある。この目的は、特に、ステータにおけるステータ巻き線の改善された冷却によって特徴付けられる電気機械のための、改善された実施形態を提供することにある。
この目的は、独立請求項における主題によって達成される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
従って、本発明の基本的な概念は、電気機械におけるステータ巻き線に、該ステータ巻き線と共に冷却流路を埋め込むことである。該冷却流路は、冷却剤が流通可能であり、且つ、典型的には、本質的に電気絶縁性と熱伝導性とが結び付くプラスチック内のステータ巻き線を冷却する。従って、このプラスチックは、一方では、ステータ巻き線から冷却流路を流通する冷却剤への熱を移動させる熱移動媒体として、他方では、ステータ巻き線に対する電気絶縁体として振る舞い得る。ステータ巻き線と冷却流路を通して導かれる冷却剤との間の、とりわけ良好な熱の移動は、これにより格段に生じる。これは、特に、高熱伝導度を有するプラスチックが用いられる場合である。電気絶縁特性を持つプラスチックの利用によって、冷却流路を通して導かれる冷却剤との、電気プラスチックによる望まない電気的短絡(以下、単に短絡と呼ぶ。)が生じないことが、さらに確実となる。
さらに、また、ステータの一部としてのステータ歯は、このプラスチックによって、ステータ巻き線との電気的な絶縁も可能となる。
冷却剤を含む冷却流路の、本発明に必須であるプラスチックを用いて冷却されるステータ巻き線との直接の熱結合は、従来の冷却装置と比べて、ステータ巻き線の、特に効果的な冷却をもたらす。従って、例えば、該電気機械の高負荷の作動中に生じるような、ステータに無駄な熱(以下、排熱と呼ぶ。)が、著しく発生した場合でさえも、生じた排熱が、ステータから消失できることを確実に行える。従って、ステータの過熱によって生じる損傷、又は該電気機械の破壊でさえも避けることができる。
本発明に係る、特に車両のための電気機械は、該電気機械の軸方向によって定義される回転軸に関して回転可能なロータを含む。電気機械は、さらに、導電性のステータ巻き線と、該ステータ巻き線を冷却する冷却剤が流通可能な少なくとも1つの冷却流路とを有するステータとを含む。該ステータは、軸方向に延びるステータ歯を有する。該ステータ歯は、ロータの外周方向に沿って互いに間隔をおいて配置されると共に、ステータ巻き線を支持する。少なくとも1つの冷却流路と少なくとも1つのステータ巻き線とは、外周方向に隣接する2つのステータ歯同士の間に形成された、少なくとも1つの中間スペースに配置されている。本発明によると、ステータ巻き線から冷却流路に熱を移動するプラスチックは、中間スペースに配置される。従って、該プラスチックは、熱伝導性に設計されることが好ましい。また、該プラスチックは、好都合には、電気絶縁性、すなわち電気絶縁性プラスチック材料から構成されるように設計されてもよい。
好ましい一実施形態によると、プラスチックは、中間スペースを区画する2つの隣接するステータ歯の内側の表面部における少なくとも一部に配置される。冷却流路とステータ巻き線とは、プラスチックによってステータ歯から各々電気的に絶縁され、且つ、互いに熱伝導的に結合されていることが好ましい。
他のさらに好ましい実施形態によると、ステータは、ステータ歯が軸方向の内側に突き出すステータ本体を含む。この実施形態においては、上記で説明した一実施形態と、特に組み合わせてもよく、プラスチックは、中間スペースを径方向の外側で限定するステータ本体の内側の表面部に配置される。
この場合、プラスチックは、ステータ歯の中間スペースを、すなわち、当該中間スペースにおける外周方向と径方向の境界とを限定する。望まない電気的接続が、ステータ巻き線の導電性材料とステータ歯との間に生じ得る情況は、導電性の場合と同様に、これにより排除され得る。
有利な一展開によると、上記表面部に配置されたプラスチックは、中間スペースを限定する2つの隣接するステータ歯の内側の表面部を覆う、電気絶縁性の絶縁層を形成する。このような、プラスチックから形成された絶縁層は、例えば、射出成形法によって、極めて容易に製造できる。
冷却流路は、好都合に、中間スペースにおける径方向の内側の端部の一領域に配置される。これにより、中間スペースにおけるステータ巻き線の配置のための、極めて大きい取り付けスペースが利用できる。これに代えて又はこれに加えて、中間スペースにおける径方向の外側の端部の一領域に、冷却流路を配置することも考えられる。
さらに好ましい一実施形態において、上記プラスチックは、中間スペースに配置された少なくとも1つの位相絶縁を形成すると共に、該中間スペースを、径方向の内側のサブスペースと、径方向の外側のサブスペースとにさらに分割する。これにより、互いに電気的に絶縁されたステータ巻き線を構成する導体要素は、双方のサブスペースに配置できる。今度は、これが、互いに電気的に分離されなければならない2つの異なる電気的位相を、互いに電気的に絶縁された2つの導体要素に割り当てることを可能にする。本発明の一展開において、中間スペースに設けられる、このような位相絶縁を複数とすることも考えられる。径方向に測定して、該プラスチックからなる位相絶縁の直径は、適切には、1mmから3mmの間である。
位相絶縁は、好都合に外周方向に沿って延びてもよく、従って、プラスチックからなり、互いに隣接するステータ歯に配置される2つの絶縁層を接続してもよい。これにより、形成された2つのサブスペースは、好ましくは電気絶縁性プラスチックによって、完全に区画される。
有利な一展開によると、中間スペースに配置された少なくとも1つのステータ巻き線は、少なくとも1つの第1導体要素と少なくとも1つの第2導体要素とを含む。この展開によると、これら2つの導体要素は、中間スペースに、特に好ましくは、径方向に沿って配置される。第1導体要素は、ステータにおける第1電気位相の一部であってもよく、これに応じて、第2導体要素は、ステータにおける第2電気位相の一部であってもよい。好都合に、第1導体要素は、径方向の内側のサブスペースに配置され、且つ、電流源における第1同位相と接続されるために、互いに電気的に接続される。この展開において、第2導体要素は、径方向の外側のサブスペースに配置され、且つ、電流源における第2同位相と接続されるために、互いに電気的に接続される。
軸方向に垂直な断面において、少なくとも1つの第1導体要素、及びこれに替えて又はこれに加えて、少なくとも1つの第2導体要素は、本発明に必須である電気絶縁性及び熱伝導性プラスチックによって好都合に囲まれる。これは、全ての第1導体要素、及びこれに替えて又はこれに加えて、全ての第2導体要素の場合に好ましい。
第1導体要素、及びこれに替えて又はこれに加えて、第2導体要素は、導電性材料からなる巻き線バーとして、特に好都合に形成されてもよい。
有利な一展開によると、少なくとも1つの巻き線バーは、軸方向に垂直な断面において、2つの幅狭面と2つの幅広面とを持つ長方形状を有していてもよい。これは、ステータ巻き線における全ての巻き線バーの場合に好ましい。
特に好ましい一実施形態によると、少なくとも1つの第1導体要素は、少なくとも1つの第2導体要素から、上記プラスチックによって電気的に絶縁されている。第1導体要素は、特に好ましくは、径方向の内側のサブスペースを径方向の外側のサブスペースから分離する位相絶縁によって、第2導体要素から電気的に絶縁される。
さらに好ましい一実施形態において、上記プラスチックは、中間スペースに配置された保護膜を形成すると共に、軸方向に垂直な断面において、冷却流路を少なくとも部分的に、好ましくはその全体を区画するか又は囲む。「区画」とは、特に、冷却流路にいかなる区画もさらには要求されない、例えば管状体の形の区画をさらに要求されないことを意味すると理解される。「保護膜」とは、特に付加的な区画、例えば、上記の管状体の形にする付加的な区画が、冷却流路に設けられてもよいことを意味すると理解される。該保護膜は、冷却流路を通して導かれる、典型的には導電性である冷却剤が、ステータ巻き線と接触されるようになり、その結果、短絡が生じるという情況を防ぐことができる。ここでのステータ巻き線は、同様に、中間スペースに配置されるか、又は導電性のステータ歯に配置される。
有利な一展開によると、保護膜は、冷却流路を径方向の内側に区画し、また、これに代えて又はこれに加えて、軸方向に垂直な断面において径方向の外側に区画する。冷却流路における電気的絶縁、又は中間スペース内における径方向の外側若しくは径方向の内側に配置されたステータ巻き線から冷却流路を通して導かれる冷却剤における電気的絶縁は、これによって生み出される。
上記で説明した展開と組む合わせが可能な、さらに有利な一展開によると、保護膜は、軸方向に垂直な断面において冷却流路を外周方向に区画する。これにより、導電性のステータ歯から、冷却流路又は該冷却流路を通して導かれる冷却剤の電気絶縁性が保証される。
さらなる冷却流路が、特に中間スペースにおける径方向の外側の端部の一領域に、とりわけ好都合に配置されてもよい。これにより、ステータ巻き線の冷却を大きく改善することができる。
他の好ましい実施形態において、該プラスチックは、中間スペースに配置されたさらなる保護膜を、少なくとも部分的に好ましくは全体に、さらなる冷却流路を区画するか又は囲む。
さらに有利な一展開によると、さらなる保護膜は、さらなる冷却流路を径方向の内側に区画し、これに代えて又はこれに加えて、軸方向に垂直な断面において、径方向の外側に区画する。
さらなる冷却流路の電気絶縁性、又は中間スペースにおける、さらなる冷却流路の径方向の外側若しくは径方向の内側に配置されたステータ巻き線から、さらなる冷却流路を通して導かれる冷却剤の電気絶縁性は、さらなる保護膜によって確実となる。
上記で説明した展開との組む合わせが可能な、さらに有利な一展開によると、さらなる保護膜は、軸方向に垂直な断面において、さらなる冷却流路を外周方向に区画する。これにより、さらなる冷却流路又は導電性のステータ歯から、さらなる冷却流路を通して導かれる冷却剤の電気絶縁性が保証される。
径方向の内側の端部の一領域に配置された冷却流路は、プラスチックからなる位相絶縁によって形成された径方向の内側のサブスペースに好都合に配置される。これに代えて又はこれに加えて、径方向の外側の端部の一領域に配置された冷却流路は、プラスチックからなる位相絶縁によって形成された径方向の外側のサブスペースに好都合に配置される。これにより、中間スペースの径方向の内側及び径方向の外側の双方に配置されたステータ巻き線を構成する導体要素は、個々の冷却流路を通して導かれる冷却剤への熱の移動によって、高度に効果的に冷却され得る。
他の好ましい一実施形態によると、空隙は、少なくとも2つの導体要素同士の間の少なくとも一部に形成され、これに代えて又はこれに加えて、少なくとも1つの導体要素と、ステータ歯若しくはステータ本体の内側の表面部に配置された電気絶縁層との間に形成される。この実施形態において、本発明に必須であるプラスチックは、当該空隙が少なくとも部分的に、好ましくは全体に充填されることによって、空隙充填材を形成する。
他の好ましい一実施形態によると、該プラスチックは、ステータ巻き線内において、電気絶縁性プラスチック集合体(mass)を含んでいてもよい。
中間スペースは、好都合には、不等辺四辺形状を有していてもよく、好ましくは、軸方向に垂直な断面において、長方形状を有していてもよい。不等辺四辺形状若しくは長方形状は、少なくとも1つの冷却流路と多数の導体要素、又は個々の中間スペースのステータ巻き線への配置を可能にする。
好ましい一実施形態によると、ステータ歯の内側の表面部に設けられたプラスチックは、電気絶縁性プラスチックの第1プラスチック材料により形成されている。これに代えて又はこれに加えて、好ましい実施形態においては、少なくとも1つの位相絶縁を形成するプラスチックは、第2プラスチック材料によって形成される。さらに、第1プラスチック及び、これに替えて若しくはこれに加えて、上記さらなる保護膜を形成するプラスチックは、第2プラスチック材料によって、又はこれに替えて第3プラスチック材料によって形成されてもよい。
有利な一展開によると、第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料は、同一材料である。これに代わる一展開において、第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料は、異なる材料であってもよい。
第1プラスチック材料、これに替えて若しくはこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて若しくはこれに加えて第3プラスチック材料は、好都合に、熱可塑性プラスチックからなってもよく、又はこのような熱可塑性プラスチックを含んでもよい。第1プラスチック材料、これに替えて若しくはこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて若しくはこれに加えて第3プラスチック材料は、同様に好都合に、熱硬化性プラスチックからなってもよく、又は熱硬化性プラスチックを含んでもよい。
第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料は、好都合に、同一の熱伝導度を有する。これに替えて又はこれに加えて、第1プラスチック材料、これに替えて若しくはこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて若しくはこれに加えて第3プラスチック材料は、異なる熱伝導度を有していてもよい。
第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料は、同一材料であってもよい。第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料は、同様であっても、また、それに拘わらず、異なる材料であってもよい。
特に好ましい一実施形態によると、少なくとも1つのステータ巻き線は、分配巻き線の一部である。
好ましい一実施形態によると、プラスチックの熱伝導度、特に、第1プラスチック材料、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料の熱伝導度は、少なくとも0.5W/mKであり、好ましくは、少なくとも1W/mKである。
さらに好ましい一実施形態において、中間スペースは、実質的に、プラスチックによって空隙がなく形成される。
特に、実行が容易な一実施形態において、中間スペースには、単一の冷却流路のみが設けられ、すなわち、第2冷却流路は設けられない。
有利な一展開によると、当該電気機械は、冷却剤分配スペースと、上記冷却剤分配スペースと軸方向に間隔をおいて配置された冷却剤収集スペースとを含む。この場合、冷却剤分配スペースは、冷却剤が流通可能な少なくとも1つの冷却流路によって、冷却剤収集スペースと流体的に連通する。
好ましい一実施形態によると、冷却剤分配スペースと、これに替えて又はこれに加えて、冷却剤収集スペースとは、ステータ巻き線と熱的に結合するために本発明に必須であるプラスチックに、少なくとも部分的に配置される。この場合に、該プラスチックは、電気絶縁性プラスチック材料により形成される。これにより、冷却剤分配スペース又は冷却剤収集スペースとステータ巻き線との間の極めて良好な熱の移動が可能となり、その結果、冷却剤分配スペース又は冷却剤収集スペースは、ステータ巻き線からの熱を直接に吸収するのに用いられることが可能となる。
電気絶縁性プラスチックは、とりわけ好ましくは、ステータ巻き線と熱的に結合するために、冷却剤分配スペースを、これに替えて又はこれに加えて、冷却剤収集スペースを、少なくとも部分的に区画する。
本発明は、さらに、上記で示した電気機械を有する車両、特に、自動車両に関する。従って、また、該電気機械の上述した効果は、本発明に係る車両にも適用する。
本発明のさらなる重要な特徴及び効果は、従属請求項から、図面から、及び該図面に基づいた関連する図の記述から明らかになる。
上述した特徴及び以下に説明する特徴は、個々に指定された組み合わせに用いるだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせ又はそれぞれ単独で使用できないことは言うまでもない。
本発明の好ましい例示的な実施形態は、図面に例示されており、また、以下の記述に、さらに詳細に述べられる。
図1は本発明に係る電気機械の一例示であって、ロータの回転軸に沿った長軸断面図である。 図2は図1に従った電気機械におけるステータの、ロータの回転軸に垂直な方向の断面図である。 図3は図2のステータの詳細構成であって、外周方向に隣接する2つのステータ歯同士の間の中間スペースの一領域を示す断面図である。 図4は図3に従った例示の一展開であって、付加的な第2冷却流路を示す断面図である。 図5は図3に従った例示の一変形であって、ステータ巻き線が巻き線バーではなく、むしろプラスチック集合体に形成された巻き線ワイヤの場合を示す断面図である。
図1は本発明に係る電気機械1の一例を断面として示している。該電気機械1は、車両として、好ましくは自動車両として使用できるような寸法である。
電気機械1は、図1にかなり概略的に示されるに過ぎないロータ3を含むと共に、ステータ2を含む。明瞭にするために、ステータ2は、図1の切断線II-IIに沿った回転軸Dに対して垂直な断面である図2に、別図として図示されている。図1によると、ロータ3は、ロータ軸31を有し、図1には、より詳細には示されない、その磁気分極が外周方向Uに沿って交替可能な複数の磁石を含んでいてもよい。ロータ3は、回転軸Dに関して回転でき、該回転軸Dの位置は、ロータ軸31の中心長軸Mによって決定される。この回転軸Dは、該回転軸Dに対して平行に延びる軸方向Aを定義する。径方向Rは、軸方向Aに対して垂直に延びる。外周方向Uは、回転軸Dに関して回転する。
図1から分かるように、ロータ3は、ステータ2の中に配置される。従って、ここに示される電気機械1は、内部ロータとして知られている。しかしながら、該ロータ3がステータ2の外側に配置される、外部ロータとして知られるような実現も考えられる。ロータ軸31は、第1軸受32aと該第1軸受32aから軸方向に間隔をおいた第2軸受32bとに、ステータ2の回転軸Dに関して回転可能となるように搭載されている。
その上、公知のように、ステータ2は、磁場を生成するために電圧を印加される複数のステータ巻き線6を含む。ロータ3の磁石によって生成される磁場と、導電性のステータ巻き線6によって生成される磁場との磁気相互作用によって、ロータ3が回転する。
図2の断面から分かるように、ステータ2は、例えば鉄からなる環状のステータ本体7を有していてもよい。特に、ステータ本体7は、複数のステータ本体プレート(図示せず。)から形成されていてもよい。このステータ本体プレートは、軸方向Aに沿って互いに積層され、且つ、互いに接着されている。複数のステータ歯8が、ステータ本体7の径方向の内側に形成されている。これら複数のステータ歯8は、軸方向Aに沿って延びると共に、ステータ本体7から径方向の内側に突き出し、且つ、外周方向Uに沿って互いに間隔をおいて配置される。各々のステータ歯8は、ステータ巻き線6を支持する。個々のステータ巻き線6は、共に巻き線の配置をなす。このステータ巻き線6によって形成される磁極の個数に依って、全てのステータ巻き線配置の個々のステータ巻き線6は、適当に、互いに電気的に接続されてもよい。
電気機械1の作動中に、電圧が印加されるステータ巻き線6は、過熱及びこれに伴う損傷、さらには、該電気機械1の破壊を防ぐために、該電気機械1から消失しなければならない排熱が発生する。このため、ステータ巻き線6は、ステータ2を通して導かれ、且つ、熱の移動によって該ステータ巻き線6に生じる排熱を吸収する冷却剤Kによって冷却される。
ステータ2を通して冷却剤Kを導くために、電気機械1は、冷却剤Kが冷却剤入口33を介して導入され得る冷却剤分配スペース4を含む。該冷却剤分配スペース4から軸方向Aに間隔をおいて、冷却剤収集スペース5が配置されている。冷却剤分配スペース4は、複数の冷却流路10によって冷却剤収集スペース5と流体的に連通する。該冷却流路10は、図1の表示から、そのうちの1つに過ぎないことが認められる。図示はしていないが、軸方向Aに垂直な断面において、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5は、各々環状を有していてもよい。外周方向Uに沿って、複数の冷却流路10は、互いに間隔をおいて配置される。各々の場合、冷却流路10は、環状の冷却剤分配スペース4から環状の冷却剤収集スペース5に軸方向Aに沿って延びる。従って、冷却剤入口33を介して冷却剤分配スペース4に導入される冷却剤Kは、個々の冷却流路10に分配できる。冷却流路10を流通し、ステータ巻き線6から熱を吸収した後、冷却剤Kは、冷却剤収集スペース5に収集され、且つ、ステータ2に設けられた冷却剤出口34を介して、再度、電気機械1から外部に導かれる。
図1及び図2から明らかなように、ステータ巻き線6及び冷却流路10は、中間スペース9に配置され、該中間スペース9は、各々の場合に、外周方向Uに隣接する2つのステータ歯8同士の間に形成される。上記中間スペース9は、ステータ歯8とまさに同様に軸方向Aに沿って延びる、いわゆる「ステータ溝」又は「ステータスロット」としても当業関係者に知られている。
以下に、図3の例示を説明する。これは、外周方向Uに隣接する2つのステータ歯8(以下の記述では、ステータ歯8a、8bとしても参照する。)同士の間に形成された中間スペース9の詳細な例示を示している。
図3に示すように、中間スペース9は、その径方向の内側に開口部52を有しており、従って、径方向の内側が開放されるように形成されている。中間スペース9は、軸方向Aに垂直な断面において、不等辺四辺形状、特に長方形状を有していてもよい。図3の例において、冷却流路10は、中間スペース9又はステータ溝54における径方向内側端部56aの一領域、すなわち開口部52の一領域に配置される。
図3によると、冷却流路10を流通する冷却剤に、ステータ巻き線6によって生じる排熱の移動を改善するために、熱伝導性のプラスチック11が、冷却流路10とステータ巻き線6とが一緒に中間スペース9に配置される。このプラスチック11は、射出成形法によって中間スペース9に導入されるのが好ましい。
図3から分かるように、該プラスチック11は、外周方向Uに隣接し、且つ、中間スペース9を区画する2つのステータ歯8の内側の表面部50b、50cに配置される。該プラスチック11は、さらに、中間スペース9を径方向の外側に区画するステータ本体7の表面部50aに配置される。
表面部50a、50b及び50cに配置されたプラスチック11は、好都合には、電気絶縁性プラスチックである。従って、これにより、中間スペース9に配置された冷却流路10と、これと同一の中間スペース9に配置されたステータ巻き線6との双方は、プラスチック11によって、各々、ステータ歯8からの電気的な絶縁が確実となる。さらに、ステータ巻き線6は、プラスチック11によって、冷却流路10と熱伝導的に接続されており、これにより、ステータ巻き線6に生じた又は該ステータ巻き線6によって生じた排熱は、該プラスチック11を介して冷却流路10を流通する冷却剤Kに移動され、従って、該ステータ巻き線6から消失される。
3つの表面部50a、50b及び50cに配置されたプラスチック11は、電気絶縁性及び熱伝導性絶縁層51を形成し、且つ、該表面部50a、50b及び50cを覆う。例として、該絶縁層51の層の厚さdは、0.2mmから0.5mmであってもよい。
図3によると、プラスチック11は該絶縁層51だけでなく、(これに替えて又はこれに加えて、)中間スペース9に又はステータ溝54に配置された位相絶縁58をも形成してもよい。該位相絶縁58は、中間スペース9を径方向内側サブスペース59aに、及び径方向外側サブスペース59bに、さらに分割する。従って、第1位相巻き線70aを形成するステータ巻き線6の第1導体要素60aは、径方向内側サブスペース59aに配置されてもよい。同様に、第1位相巻き線70aから電気的に絶縁された第2位相巻き線70bを形成するステータ巻き線6の第2導体要素60bは、径方向外側サブスペース59bに配置されてもよい。
位相絶縁58は、好都合には外周方向Uに沿って延びる。該位相絶縁58は、好ましくは、プラスチック11からなり、且つ、互いに隣接するステータ歯8a、8bに配置された2つの絶縁層51と接続する。
プラスチック11が電気絶縁層51を形成するだけでなく、中間スペース9に配置され、且つ、冷却流路10を区画又は囲む第1保護膜75をも形成することが分かる。
図3の例示的なシナリオにおいて、第1保護膜75は、開放するように形成された中間スペース9又はステータ溝54における、開口部52を閉じる。
図3からわかるように、ステータ巻き線6は、また、第1保護膜75を形成するプラスチック11によって、冷却流路10から電気的に絶縁されるだけでなく、該冷却流路10とは、むしろ熱伝導的に接続されてもいる。その結果、ステータ巻き線6に生じる又はステータ巻き線6によって生じる排熱が、第1保護膜75を介して冷却流路10に流通する冷却剤にも移動可能となる。
第1導体要素60aは径方向内側サブスペース59aに配置され、第2導体要素60bは径方向外側サブスペース59bに配置される。
径方向内側端部56aの一領域に配置された冷却流路10は、プラスチック11からなる位相絶縁58によって形成された径方向内側サブスペース59aに配置される。
図3からわかるように、中間スペース9に配置されたステータ巻き線6は、径方向Rに沿った中間スペース9に互いに間隔をおき、互いに隣に配置された第1導体要素60a及び第2導体要素60bを含む。好ましくは外周方向Uに沿って延びてもよい空隙61は、径方向Rに隣接する2つの導体要素60a、60bの間に、各々の場合に形成される。この場合、プラスチック11は、該ギャップ61が完全に充填されることによって、空隙充填材62を形成する。
同様に、空隙61は、第1導体要素60a及び第2導体要素60bと、ステータ歯8a、8bにおける表面部50b、50cに配置された電気絶縁層51との間に形成されてもよい。この場合と同様に、プラスチック11は、空隙61が充填されることによって、空隙充填材62を形成する。プラスチック11が充填された上記空隙61は、また、一部にのみ延びてもよい、又はエアポケット(空気溜まり)として知られる形に存在してもよい、と理解される。また、プラスチック11からなる空隙充填材62が充填された複数の空隙61又はエアポケットが存在することも考えられる。従って、第1導体要素60a及び第2導体要素60bは、図3に示す断面において、軸方向Aに垂直に、電気絶縁性及び熱伝導性を有するプラスチック11に囲まれる。
第1導体要素60a及び第2導体要素60bは、各々、導電性で且つ機械的に剛体の材料からなる第1巻き線バー65a及び第2巻き線バー65bとして形成される。第1巻き線バー65a及び第2巻き線バー65bは、各々、軸方向Aに垂直な断面において、2つの幅狭面67及び2つの幅広面68を持つ長方形状を有する。
図3によると、第1導体要素60aは、径方向内側サブスペース59aに配置され、且つ、電流源の第1同位相と接続するために互いに電気的に接続されている。これに応じて、第2導体要素60bは、径方向外側サブスペース59bに配置され、且つ、電流源の第2同位相と接続するために互いに電気的に接続されている。さらに、第1導体要素60aは、位相絶縁58によって、第2導体要素60bから電気的に絶縁されている。
図4は、図3の例示に係る一展開を示している。図4の例示は、付加的な冷却流路10が、中間スペース9すなわちステータ溝54における径方向外側端部56bの一領域、すなわち、径方向Rに関し、径方向内側端部56aの反対側に位置する一領域に配置される点が、図3の場合とは異なる。
図4の例示において、プラスチック11は、(冷却流路10の第1保護膜75と同様に、)中間スペース9に配置されると共に、付加的な冷却流路10を区画し、これにより、該冷却流路10を囲む第2保護膜75を形成する。図4から分かるように、径方向外側端部56bに配置された付加的な冷却流路10は、径方向外側サブスペース59bに配置される。この径方向外側サブスペース59bは、中間スペース9すなわちステータ溝54において、プラスチック11により形成される位相絶縁58によって形成される。第1保護膜75と同様の方法で、該第2保護膜75は、軸方向Aに垂直な断面において、第2冷却流路10を、径方向の内側及び径方向の外側にも区画してもよい。第2保護膜75は、第2冷却流路10を同様に囲んでもよく、これにより、第2冷却流路10を、軸方向Aに垂直な断面においてステータ2の外周方向Uに区画してもよい。
図5は、図3の例示に係る一変形である。図5の例示において、プラスチック11は、ステータ巻き線6に填め込まれるプラスチック集合体を形成する。図5の例示において、ステータ巻き線6の導体要素65は、分配巻き線の一部である巻き線ワイヤ72によって形成される。
ステータ歯8a、8bの表面部50a、50b及び50cに設けられたプラスチック11は、好ましくは、電気絶縁性の第1プラスチック材料K1によって形成されてもよい。位相絶縁58を形成するプラスチック11は、第2プラスチック材料K2によって形成されてもよい。第1保護膜75及び第2保護膜75を形成するプラスチック11は、第2プラスチック材料K2又は該第2プラスチック材料K2と異なる第3プラスチック材料K3によって形成されてもよい。第2プラスチック材料K2は、好都合には、電気絶縁性又は導電性であるように設計されてもよい。第3プラスチック材料K3は、また、電気絶縁性か又は導電性であるように設計されてもよい。第1プラスチック材料K1は、熱可塑性又は熱硬化性であってもよい。該第1プラスチック材料K1は、第2プラスチック材料K2及び第3プラスチック材料K3にも適用できる。各々の場合に、2つの又は3つ全てのプラスチック材料K1、K2及びK3でさえも、同一の熱伝導度を有していてもよい。これらに替えて第1プラスチック材料K1、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料K2、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料K3は、異なる熱伝導度を有していてもよい。第1プラスチック材料K1、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料K2、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料K3は、異なる熱伝導度を有していてもよい。第1プラスチック材料K1、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料K2、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料K3は、同一の材料であってもよい。これらに替えて第1プラスチック材料K1、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料K2、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料K3は、異なる材料であってもよい。
プラスチック11の熱伝導度、特に、第1プラスチック材料K1、これに替えて又はこれに加えて第2プラスチック材料K2、及びこれに替えて又はこれに加えて第3プラスチック材料K3は、同様に好都合に、少なくとも0.5W/mKであり、好ましくは少なくとも1W/mKである。
以下に、再度、図1を参照する。図1によると、ステータ本体7及びステータ歯8を有するステータ2は、さらに、第1端面シールド25aと第2端面シールド25bとの間に軸方向に配置される。
図1から分かるように、冷却剤分配スペース4の一部は第1端面シールド25aに配置され、冷却剤収集スペース5の一部は第2端面シールド25bに配置される。従って、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5は、各々の場合の、プラスチック11に設けられた空洞41a、41bによって部分的に形成される。第1空洞41aは、冷却剤分配スペース4を形成するように、第1端面シールド25aに形成された空洞42aによって、この場合、補われる。これと対応して、第2空洞41bは、冷却剤収集スペース5を形成するように、第2端面シールド25bに形成された空洞42bによって補われる。このように、上述された実施形態の変形において、プラスチック11は、冷却剤分配スペース4及び冷却剤収集スペース5を少なくとも部分的に区画する。
さらに、冷却剤供給35は、冷却剤分配スペース4を、第1端面シールド25aの外側に、図1に示すように、特にその外周面上に設けられた冷却剤入口33と流体的に結合するように、第1端面シールド25aに形成されてもよい。これに応じて、冷却剤吐出36は、冷却剤収集スペース5を、第2端面シールド25bの外側に、図1に示すように、特にその外周面上に設けられた冷却剤出口34と流体的に結合するように、第2端面シールド25bに形成されてもよい。これにより、ステータ巻き線6における当該第1端部14a又は第2端部14bの径方向の外側の各々の場合に、且つ、軸方向Aに沿ってこれら端部14a、14bの延長方向にも、冷却剤分配スペース4又は冷却剤収集スペース5の配置が可能となる。該電気機械1の作動中に、特に過大な熱負荷が掛けられたステータ巻き線6の第1端部14a及び第2端部14bは、この手段によっても、極めて効果的に冷却される。
図1によると、プラスチック11は、また、ステータ本体7の外周面30の上に配置されてもよく、従って、該外周面30の上にプラスチック被膜11.1を形成してもよい。このように、典型的には導電体ステータプレートから形成されたステータ2のステータ本体7は、その周囲と電気的に絶縁が可能となる。従って、ステータ本体7を収容する別体のハウジングの用意は不要となる。

Claims (24)

  1. 気機械(1)であって、
    前記電気機械(1)の軸方向(A)によって定義される回転軸(D)に関して回転するロータ(3)と、導電性のステータ巻き線(6)を有するステータ(2)と、
    前記ステータ巻き線(6)を冷却する冷却剤(K)が流通する少なくとも1つの冷却流路(10)とを備え、
    前記ステータ(2)は、前記軸方向(A)に延びると共に、前記ロータ(3)の外周方向(U)に沿って互いに間隔をおいて配置され、且つ、前記ステータ巻き線(6)を支持し、
    少なくとも1つの前記冷却流路(10)及び少なくとも1つの前記ステータ巻き線(6)は、前記外周方向(U)に隣接する2つのステータ歯(8、8a、8b)同士の間に形成された少なくとも1つの中間スペース(9)に配置され、
    前記ステータ巻き線(6)から少なくとも1つの前記冷却流路(10)に熱を移動するプラスチック(11)が、前記中間スペース(9)に配置され
    前記ステータ歯(8、8a、8b)の表面部(50、50a、50b、50c)に設けられた前記プラスチック(11)は、電気絶縁性の第1プラスチック材料(K1)によって形成され、
    少なくとも1つの位相絶縁(58)を形成する前記プラスチック(11)は、第2プラスチック材料(K2)によって形成され、
    保護膜(75)若しくは付加的な保護膜(75)又はその両方を形成する前記プラスチック(11)は、前記第2プラスチック材料(K2)によって、又は第3プラスチック材料(K3)によって形成され、
    第2プラスチック材料(K2)は、導電性に設計され、
    及び第3プラスチック材料(K3)は、導電性に設計され、
    前記プラスチック(11)の熱伝導度、第1プラスチック材料(K1)、第2プラスチック材料(K2)及び第3プラスチック材料(K3)の熱伝導度は、少なくとも0.5W/mKである
    電気機械。
  2. 請求項1に記載の電気機械において、
    前記プラスチック(11)は、前記中間スペース(9)を区画する、2つの隣接する前記ステータ歯(8)の表面部(50、50a、50b、50c)に配置されていることを特徴とする電気機械。
  3. 請求項1又は2に記載の電気機械において、
    前記ステータ(2)は、前記ステータ歯(8a、8b)が径方向の内側に突き出すステータ本体(7)を含み、
    前記プラスチック(11)は、前記中間スペース(9)を径方向の外側に区画する前記ステータ本体(7)の表面部(50、50a、50b、50c)に配置されていることを特徴とする電気機械。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の電気機械において、
    表面部(50、50a、50b)に配置された前記プラスチック(11)は、電気絶縁性の絶縁層(51)を形成し、且つ、前記中間スペース(9)若しくはステータ本体(7)又はその両方を区画する2つの隣接する前記ステータ歯(8、8a、8b)の表面部を覆うことを特徴とする電気機械。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記冷却流路(10)は、前記中間スペース(9)における径方向内側端部(56a)又は径方向外側端部(56b)の一領域に配置されていることを特徴とする電気機械。
  6. 請求項1~5のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記プラスチック(11)は、前記中間スペース(9)に配置された少なくとも1つの位相絶縁(58)を形成し、且つ、前記中間スペース(9)を、径方向内側サブスペース(59a)及び径方向外側サブスペース(59b)に分割し、
    これにより、第1位相巻き線(70a)を形成する前記ステータ巻き線(6)の第1導体要素(60a)は、前記径方向内側サブスペース(59a)に配置され、前記第1位相巻き線(70a)と電気的に絶縁された第2位相巻き線(70b)を形成する前記ステータ巻き線(6)の第2導体要素(60b)は、前記径方向外側サブスペース(59b)に配置されることを特徴とする電気機械。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電気機械において、
    位相絶縁(58)は、前記外周方向(U)に沿って延びると共に、前記プラスチック(11)からなり、且つ、互いに隣接する前記ステータ歯(8a、8b)に配置された2つの絶縁層(51)と接続していることを特徴とする電気機械。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ巻き線(6)は、少なくとも1つの第1導体要素(60a)と少なくとも1つの第2導体要素(60b)とを含み、
    前記第1導体要素(60a)は、径方向内側サブスペース(59a)に配置され、且つ、電流源の第1同位相と接続するために互いに電気的に接続され、
    前記第2導体要素(60b)は、径方向外側サブスペース(59b)に配置され、且つ、前記電流源の第2同位相と接続するために互いに電気的に接続されることを特徴とする電気機械。
  9. 請求項1~8のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの第1導体要素(60a)若しくは少なくとも1つの第2導体要素(60a)又はその両方、軸方向(A)に垂直な断面において、電気絶縁性及び熱伝導性のプラスチックによって囲まれていることを特徴とする電気機械。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの第1導体要素(60a)若しくは少なくとも1つの第2導体要素(60a)又はその両方は、導電性材料からなる巻き線バー(65a、65b)として形成されていることを特徴とする電気機械。
  11. 請求項1~10のいずれか1項に記載の電気機械において、
    少なくとも1つの巻き線バー(65a、65b)、前記軸方向(A)に垂直な断面において、2つの幅狭面(67)及び2つの幅広面(68)を持つ長方形状(66)を有していることを特徴とする電気機械。
  12. 請求項7~11のいずれか1項に記載の電気機械において、
    第1導体要素(60a)は、位相分離(58)によって、第2導体要素(60b)と電気的に絶縁されていることを特徴とする電気機械。
  13. 請求項1~12のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記プラスチック(11)は、前記中間スペース(9)に配置される保護膜(75)を形成し、且つ、前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記冷却流路(10)を、少なくとも部分的区画するか若しくは囲むか又はその両方であることを特徴とする電気機械。
  14. 請求項1~13のいずれか1項に記載の電気機械において、
    保護膜(75)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記冷却流路(10)を、径方向の内側若しくは径方向の外側又はその両方に区画することを特徴とする電気機械。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の電気機械において、
    保護膜(75)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記冷却流路(10)を、前記ステータ(2)の前記外周方向(U)に区画することを特徴とする電気機械。
  16. 請求項1~15のいずれか1項に記載の電気機械において、
    付加的な冷却流路(10)は、前記中間スペース(9)における径方向外側端部(56b)又は径方向内側端部(56a)に配置されていることを特徴とする電気機械。
  17. 請求項16に記載の電気機械において、
    前記プラスチック(11)は、前記中間スペース(9)に配置された付加的な保護膜(75)を形成し、且つ、少なくとも部分的に前記付加的な冷却流路(10)を区画するか又は囲むことを特徴とする電気機械。
  18. 請求項17に記載の電気機械において、
    前記付加的な保護膜(75)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記付加的な冷却流路(10)を、径方向の内側若しくは径方向の外側又はその両方に区画することを特徴とする電気機械。
  19. 請求項17又は18に記載の電気機械において、
    前記付加的な保護膜(75)は、前記軸方向(A)に垂直な断面において、前記付加的な冷却流路(10)を、前記ステータ(2)の前記外周方向(U)に区画するか若しくは囲むか又はその両方であることを特徴とする電気機械。
  20. 請求項1~19のいずれか1項に記載の電気機械において、
    第1プラスチック材料(K1)、第2プラスチック材料(K2)及び第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも1つは、熱可塑性プラスチックであり、
    前記第1プラスチック材料(K1)、前記第2プラスチック材料(K2)及び前記第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも1つは、熱硬化性プラスチックであることを特徴とする電気機械。
  21. 請求項1~20のいずれか1項に記載の電気機械において、
    第1プラスチック材料(K1)、第2プラスチック材料(K2)及び第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも2つは、同一の熱伝導度を有し、
    及び/又は前記第1プラスチック材料(K1)、前記第2プラスチック材料(K2)、及び前記第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも1つは、異なる熱伝導度を有していることを特徴とする電気機械。
  22. 請求項1~21のいずれか1項に記載の電気機械において、
    第1プラスチック材料(K1)、第2プラスチック材料(K2)及び第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも2つは、同一の材料であり、
    及び/又は前記第1プラスチック材料(K1)、前記第2プラスチック材料(K2)、及び前記第3プラスチック材料(K3)のうち少なくとも1つは、異なる材料であることを特徴とする電気機械。
  23. 請求項1~22のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記ステータ巻き線(6)は、分配巻き線の一部であることを特徴とする電気機械。
  24. 請求項1~23のいずれか1項に記載の電気機械において、
    前記中間スペース(9)は、実質的に、前記プラスチック(11)によって空隙がないように若しくはエアポケットがないように又はその両方により、形成されていることを特徴とする電気機械。
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