JP6870941B2 - 搬送条件設定装置、基板処理装置、および搬送条件設定方法 - Google Patents

搬送条件設定装置、基板処理装置、および搬送条件設定方法 Download PDF

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Description

本発明は、基板処理装置に各種基板を搬送する搬送条件の設定技術に関する。各種基板には、半導体ウェハ、液晶表示装置用ガラス基板、プラズマディスプレイ用ガラス基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用ガラス基板、太陽電池用基板等が含まれる。
特許文献1には、複数の処理室、および複数の基板搬送用アームを有する半導体製造装置において、処理される各基板ごとに、搬送工程の履歴情報を逐次に格納し、検索できるようにすることで、基板の異常について、原因究明できるようにして装置のメンテナンス性を向上させることを図る技術が示されている。
特開2002-110496号公報
このような基板処理装置では、搬送ロボットの故障や、劣化等に起因する異常が発生する。しかし、特許文献1の装置では、最適な搬送条件の設定によって装置のメンテナンスを図るといった試みがされていないため、搬送ロボットのハンドが必要以上の速度で駆動されてアームが劣化してしまうといった問題がある。
本発明は、こうした問題を解決するためになされたもので、搬送ロボットのハンドの劣化を抑制できる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、第1の態様に係る搬送条件設定装置は、基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応するように基板を搬送する搬送ロボットのハンド数を決定するハンド数設定部と、を備え、前記ハンド数設定部は、前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高い場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定する。
の態様に係る基板処理装置は、第1の態様に係る搬送条件設定装置と、基板の処理を行う基板処理ユニットと、前記搬送ロボットと、を備え、前記搬送ロボットは、前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する。
第3の態様に係る基板処理装置は、基板処理装置であって、基板を搬送する搬送ロボットの搬送条件を設定する搬送条件設定装置と、基板の処理を行う基板処理ユニットと、前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する前記搬送ロボットと、を備え、前記搬送条件設定装置は、基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、取得されたスループットと、所定のハンド数に対応する搬送能力とスループットとの予め設定された対応関係とに基づいて、当該ハンド数に対応した搬送速度を決定する搬送速度設定部と、を備え、前記搬送速度設定部は、取得されたスループットに対して当該ハンド数に対応する最大搬送能力に余裕がある場合に、当該最大搬送能力よりも低い搬送能力に対応する搬送速度を決定し、当該基板処理装置は、前記搬送ロボットが備える各ハンドについて、基板の搬送枚数の履歴を管理する履歴情報管理部、をさらに備え、前記履歴情報管理部は、基板の搬送枚数に対して、基板の搬送速度が増加すると基板の搬送枚数が増大するとともに、基板の搬送距離が増大すると基板の搬送枚数が増大する所定の関係に基づいて基板の搬送枚数に重み付けをおこなうことによって基板の搬送枚数の履歴を管理する。
第4の態様に係る基板処理装置は、基板処理装置であって、基板を搬送する搬送ロボットの搬送条件を設定する搬送条件設定装置と、基板の処理を行う基板処理ユニットと、前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する前記搬送ロボットと、を備え、前記搬送条件設定装置は、基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応したハンド数を決定するハンド数設定部と、を備え、前記ハンド数設定部は、前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定し、当該基板処理装置は、前記搬送ロボットが備える各ハンドについて、基板の搬送枚数の履歴を管理する履歴情報管理部、をさらに備え、前記履歴情報管理部は、基板の搬送枚数に対して、基板の搬送速度が増加すると基板の搬送枚数が増大するとともに、基板の搬送距離が増大すると基板の搬送枚数が増大する所定の関係に基づいて基板の搬送枚数に重み付けをおこなうことによって基板の搬送枚数の履歴を管理する。
第5の態様に係る搬送条件設定方法は、基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得ステップと、取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応するように基板を搬送する搬送ロボットのハンド数を決定するハンド数設定ステップと、を備え、前記ハンド数設定ステップは、前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高い場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定するステップである。
本願明細書に記載の発明によれば、搬送速度設定部は、取得されたスループットに対して所定のハンド数に対応する最大搬送能力に余裕がある場合に、当該最大搬送能力よりも低い搬送能力に対応する搬送速度を決定する。従って、搬送ロボットのハンドの劣化を抑制できる。

実施形態に係る基板処理装置を模式的に示す概略平面図である。 レシピ時間と基板処理装置のスループットと搬送ロボットの最大の搬送能力との関係の一例を表形式で示す図である。 図2の表をグラフ形式で示す図である。 レシピ時間と基板処理装置のスループットとの関係と、搬送ロボットの搬送能力との関係の一例を表形式で示す図である。 図4の表をグラフ形式で示す図である。 実施形態に係る基板処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 基板の搬送枚数と、ハンドのウェハガイドの研磨量との関係をグラフ形式で示す図である。 搬送ロボットが備える複数のハンドを模式的に示す斜視図である。 レシピの内容の一例を示す模式図である。 実施形態に係る基板処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、実施の形態について説明する。以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。また、以下に参照する各図では、理解容易のため、各部の寸法や数が誇張または簡略化して図示されている場合がある。また、各図では、同様な構成および機能を有する部分に同じ符号が付され、下記説明では重複説明が省略される。上下方向は鉛直方向であり、スピンチャックに対して基板側が上である。
<1.基板処理装置100>
実施形態に係る基板処理装置100の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、基板処理装置100を模式的に示す概略平面図である。
基板処理装置100は、半導体ウェハ等の複数枚の基板Wを処理するシステムである。基板Wの表面形状は略円形である。基板処理装置100は、複数の基板処理ユニット1を備えている。基板処理装置100は、各基板処理ユニット1において、基板Wを、一枚ずつ、連続して処理することができるとともに、複数の基板処理ユニット1によって、複数の基板Wを並行して処理することもできる。
基板処理装置100は、並設された複数のセル(処理ブロック)、具体的には、インデクサセル110および処理セル120と、当該複数のセル110,120が備える各動作機構等を制御する制御部130と、を備える。
<インデクサセル110>
インデクサセル110は、装置外から受け取った未処理の基板Wを処理セル120に渡すとともに、処理セル120から受け取った処理済みの基板Wを装置外に搬出するためのセルである。インデクサセル110は、複数のキャリアCを載置するキャリアステージ111と、各キャリアCに対する基板Wの搬出入を行う基板搬送装置(移載ロボット)IRと、を備える。
キャリアステージ111に対しては、複数の未処理の基板Wを収納したキャリアCが、装置外部から、OHT(Overhead Hoist Transfer)等によって搬入されて載置される。未処理の基板Wは、キャリアCから1枚ずつ取り出されて装置内で処理され、装置内での処理が終了した処理済みの基板Wは、再びキャリアCに収納される。処理済みの基板Wを収納したキャリアCは、OHT等によって装置外部に搬出される。このように、キャリアステージ111は、未処理の基板Wおよび処理済みの基板Wを集積する基板集積部として機能する。なお、キャリアCの形態としては、基板Wを密閉空間に収納するFOUP(Front Opening Unified Pod)であってもよいし、SMIF(Standard Mechanical Inter Face)ポッドや、収納された基板Wを外気に曝すOC(Open Cassette)であってもよい。
移載ロボットIRは、基板Wを下方から支持することによって、基板Wを水平姿勢(基板Wの主面が水平な姿勢)で保持可能な複数のハンド(例えば、4つ)と、複数のハンドをそれぞれ移動する複数アームを備える。移載ロボットIRは、キャリアステージ111に載置されたキャリアCから未処理の基板Wを取り出して、当該取り出した基板Wを、基板受渡位置Pにおいて搬送ロボットCR(後述する)に渡す。また、移載ロボットIRは、基板受渡位置Pにおいて搬送ロボットCRから処理済みの基板Wを受け取って、当該受け取った基板Wを、キャリアステージ111上に載置されたキャリアCに収納する。移載ロボットIRは、複数のハンドを同時に使用して基板Wの受渡しを行うことができる。
<処理セル120>
処理セル120は、基板Wに処理を行うためのセルである。処理セル120は、複数の基板処理ユニット1と、当該複数の基板処理ユニット1に対する基板Wの搬出入を行う搬送ロボットCRと、を備える。搬送ロボットCRと制御部130とは、基板搬送装置である。ここでは、複数個(例えば、3個)の基板処理ユニット1が鉛直方向に積層されて、1個の基板処理装置群10を構成している。そして、複数個(図示の例では、4個)の基板処理装置群10が、搬送ロボットCRを取り囲むようにクラスタ状(房状)に設置される。従って、複数の基板処理ユニット1は、搬送ロボットCRの周囲にそれぞれ配置される。基板処理ユニット1は、不図示のスピンチャックの上側(鉛直方向の上側)に配置された基板をスピンチャックよって着脱可能に保持し、所定の回転軸を中心にスピンチャックを回転させながら、基板に対して所定の処理(例えば、薬液処理、リンス処理、若しくは乾燥処理など)を行う。
搬送ロボットCRは、基板Wを片持ち支持しながら搬送するロボットである。搬送ロボットCRは、指定された基板処理ユニット1から処理済みの基板Wを取り出して、当該取り出した基板Wを、基板受渡位置Pにおいて移載ロボットIRに渡す。また、搬送ロボットCRは、基板受渡位置Pにおいて移載ロボットIRから未処理の基板Wを受け取って、当該受け取った基板Wを、指定された基板処理ユニット1に搬送する。搬送ロボットCRも移載ロボットIRと同様に複数(例えば、4つ)のハンドと、複数のハンドをそれぞれ移動する複数のアームを備えている。搬送ロボットCRは、複数のハンドを同時に使用して基板Wの搬送を行うことができる。
<制御部130>
制御部130は、移載ロボットIR、搬送ロボットCR、および、一群の基板処理ユニット1の各々の動作を制御する。制御部130のハードウエアとしての構成は、一般的なコンピュータと同様のものを採用できる。すなわち、制御部130は、例えば、各種演算処理を行うCPU11、基本プログラムを記憶する読み出し専用のメモリであるROM12、各種情報を記憶する読み書き自在のメモリであるRAM13およびプログラムPGやデータなどを記憶しておく磁気ディスク14をバスライン29に電気的に接続して構成されている。バスライン29には、液晶パネルなどの表示部141およびキーボードなどの入力部142も電気的に接続されている。磁気ディスク14には、基板Wの処理内容および処理手順を規定するレシピK1、および各基板処理ユニット1の構成に関する装置情報K2も記憶されている。装置情報K2には、基板処理装置100が備える基板処理ユニット1の個数などが設定されている。また、磁気ディスク14には、ハンドごとに、搬送速度と搬送距離によって所定の関係で重み付けされた基板の搬送枚数を蓄積する搬送履歴情報K3なども記憶されている。磁気ディスク14には、キャリアCに収容された各基板Wについて、処理を行う各基板処理ユニット1への搬送手順を記述した搬送スケジュールと各基板処理ユニット1における処理手順を記述した処理スケジュールも記憶される。
制御部130において、プログラムPGに記述された手順に従って主制御部としてのCPU11が演算処理を行うことにより、基板処理装置100の各部を制御する各種の機能部が実現される。具体的には、CPU11は、例えば、プロセス時間取得部15、ハンド数設定部16、搬送速度設定部17、履歴情報管理部18、および警報部19などの各機能部として動作する。CPU11は、プロセス時間取得部15と搬送速度設定部17とを備える搬送条件設定装置200としても動作する。もっとも、制御部130において実現される一部あるいは全部の機能部は、専用の論理回路などでハードウエア的に実現されてもよい。
<2.基板処理装置100の搬送条件の設定動作>
図4は、レシピ時間と基板処理装置100のスループットとの関係と、搬送ロボットの搬送能力との関係(対応関係)の一例を表形式で示す図である。図5は、図4の表をグラフ形式で示す図である。図6は、基板処理装置100の搬送条件の設定動作の一例を示すフローチャートである。図9は、レシピK1の内容の一例を示す模式図である。図9には、各基板処理ユニット1において、各基板Wに対して行われる処理例A、Bについて、実施される順序、処理内容、および処理時間が規定されている。
以下に、図6に基づいて、基板処理装置100の搬送条件の設定動作の一例について、図2〜図6等を適宜参照しつつ説明する。
制御部130は、例えば、入力部142を介して操作者によるウェハ処理命令を受け付けると(図6のステップS10)、プロセス時間の確認処理(ステップS20)を行う。
図2は、レシピ時間(「プロセス時間」とも称する)と基板処理装置100のスループットと搬送ロボットの最大の搬送能力との関係の一例を表形式で示す図である。図3は、図2の表をグラフ形式で示す図である。
CPU11のプロセス時間取得部15は、磁気ディスク14に格納されたレシピK1を読み出して、当該レシピの実行に要するレシピ時間を確認する。プロセス時間取得部15は、レシピ時間に基づいて、基板処理装置100のスループットを取得する。具体的には、レシピ時間とスループットの関係に基づいて、現在のレシピ時間から、そのレシピ時間に対応するスループット(「基板処理のスループット」、「処理スループット」とも称する)を取得する。レシピ時間が同じでも、基板処理装置100に含まれる基板処理ユニット1の台数が増加すれば、スループットも増加する。例えば、図2、図3の例では、4本ハンドを使用した場合、レシピ時間が110秒であれば、スループットは、300枚/時である。次に、ハンド数設定部16が、ハンド数の決定(ステップS30)を行う。ハンド数設定部16は、プロセス時間取得部15によって取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応したハンド数を決定する。ハンド数設定部16は、取得されたスループットよりも最大搬送能力における搬送スループットが高いハンド数を決定する。図2、図3の例では、2本ハンドによる100%の搬送能力(搬送速度)、すなわち最大搬送総力に対応する搬送スループットは250枚/時であり、4本ハンドのそれは、500枚/時である。この場合、レシピ時間が130秒以上の場合には基板処理のスループットは250枚/時以下であり、2本ハンドでも100%以下の搬送能力で対応できるので、ハンド数設定部16は、2本ハンドを設定する。逆に、レシピ時間が130秒より短い場合には、2本ハンドの搬送能力によって基板の処理が律速されるので、4本ハンドが選択される。
次に、搬送速度設定部17が搬送速度を決定する(ステップS40)。搬送速度設定部17は、プロセス時間取得部15によって取得された基板処理のスループットと、所定のハンド数に対応する搬送能力とスループットとの予め設定された対応関係とに基づいて、当該ハンド数に対応した搬送速度を決定する。当該対応関係は、例えば、図4、図5に示されるように、当該ハンド数による最大搬送能力に対応する搬送スループットが基板処理のスループットよりも大きい場合に、基板処理のスループットに対して当該最大搬送能力よりも低い搬送能力を対応付ける関係である。搬送速度設定部17は、当該基板処理のスループットに対して当該ハンド数に対応する最大搬送能力に余裕がある場合、すなわち、当該最大搬送能力に対応する搬送スループットが当該基板処理のスループットよりも大きい場合に、当該対応関係に基づいて、当該最大搬送能力よりも低い搬送能力に対応する搬送速度を決定する。搬送スループットは、設定されたハンド数によって1時間当りに基板処理装置100に搬送できる基板Wの枚数であり、より具体的には、FOUPから基板処理ユニット1に基板Wを搬入し、基板処理ユニット1から基板Wを取り出してFOUPに格納する処理を設定されたハンド数によって1時間にできる基板Wの枚数である。基板処理ユニット1の処理時間は0秒と仮定される。
例えば、図4、図5に示されるように、レシピ時間が70秒であれば、基板処理のスループットは、400枚/時である。ここで、磁気ディスク14には、予め、基板処理の各スループットに対して適切な各搬送能力を対応付ける対応関係が、テーブルなどとして記憶されている。当該テーブル等に基づいて、搬送速度設定部17は、搬送速度を決定する。400枚/時のスループットに対しては、60%の搬送能力が適切な値として設定されている。従って、搬送速度設定部17は、60%の搬送能力(当該搬送能力に対応する搬送速度)を決定する。上述のように、搬送速度設定部17は、プロセス時間取得部15によって取得された基板処理のスループットに対して所定のハンド数に対応する最大搬送能力に余裕がある場合に、すなわち、当該最大搬送能力に対応する搬送スループットが当該基板処理のスループットよりも大きい場合に、当該最大搬送能力よりも低い搬送能力に対応する搬送速度を決定する。従って、搬送ロボットのハンドの劣化を抑制できる。
次に、CPU11は、決定されたハンド数と、搬送速度とに基づいて、すなわち、決定された搬送条件に基づいて、搬送ロボットCR等と、各基板処理ユニット1を制御して、ウェハの処理を開始する(ステップS50)。搬送能力は、例えば、アーム等の保護等のために一定値以下には下げられない。
各ハンド数における搬送スループットの限界値(例えば、4本ハンドでは500枚/時)よりもスループットが小さくなるレシピ時間では、搬送能力(搬送速度)を100%よりも低下させて、ハンド、アーム等の保護を図ることができる。
<3.ウェハガイドの摩耗について>
図7は、基板Wの搬送枚数と、ハンドのウェハガイドの研磨量との関係をグラフ形式で示す図である。図8は、搬送ロボットが備える複数のハンドの一例を模式的に示す斜視図である。この例では、2本のハンドが使用されている。ウェハガイドは、載置された基板を位置決めするためにハンドに設けられる部材である。
図7に示されるように、ウェハガイドの研磨量は、基板Wの搬送枚数が増加した場合に増加するとともに、搬送速度が増加した場合にも増加する。そこで、CPU11の履歴情報管理部18は、各ハンドについて、基板Wの搬送枚数の履歴管理を行う。
<4.基板処理装置100の搬送履歴管理動作>
図10は、基板処理装置100の搬送履歴管理動作の一例を示すフローチャートである。
履歴情報管理部18は、履歴情報の管理を行うハンドを選択して(図10のステップS110)、磁気ディスク14に予め格納されている当該ハンドの搬送履歴情報K3(具体的には、搬送履歴情報K3に含まれる当該ハンドの過去の搬送枚数)を読み出す。履歴情報管理部18は、また、CPU11による搬送ロボットCR等の制御情報に基づいて、当該ハンドによる基板の新たな搬送枚数を取得する(ステップS120)とともに、当該搬送に係る搬送速度を取得する(ステップS130)。また、履歴情報管理部18は、基板Wの搬送距離も取得する(ステップS140)。履歴情報管理部18は、搬送距離が増大すると搬送枚数が増大すると共に、搬送速度が増大しても搬送枚数が増大する所定の関係に基づいて重み付けされた搬送枚数を演算し(ステップS150)、演算した搬送枚数を過去の搬送枚数に加算することにより当該ガイドの搬送履歴情報K3を更新して、磁気ディスク14に格納する(ステップS160)。すなわち、履歴情報管理部18は、当該所定の関係に基づいて基板の搬送枚数に重み付けをおこなうことによって基板の搬送枚数の履歴を管理する。CPU11の警報部19は、例えば、定期的に、搬送履歴情報K3を参照したり、履歴情報管理部18が搬送履歴情報K3を更新する際に、各ハンドの搬送枚数を確認する。搬送枚数が所定の基準値を超えているハンドがあれば、警報部19は、例えば、警報を発し、越えていない場合には、搬送履歴情報K3の管理処理が終了する。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての態様において例示であって限定的ではない。したがって、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
100 基板処理装置
200 搬送条件設定装置
1 基板処理ユニット
15 プロセス時間取得部
16 ハンド数設定部
17 搬送速度設定部
18 履歴情報管理部
19 警報部

Claims (5)

  1. 基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、
    取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応するように基板を搬送する搬送ロボットのハンド数を決定するハンド数設定部と、
    を備え、
    前記ハンド数設定部は、前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高い場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定する、搬送条件設定装置。
  2. 請求項1に記載の搬送条件設定装置と、
    基板の処理を行う基板処理ユニットと、
    前記搬送ロボットと、
    を備え、
    前記搬送ロボットは、
    前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する、基板処理装置。
  3. 基板処理装置であって、
    基板を搬送する搬送ロボットの搬送条件を設定する搬送条件設定装置と、
    基板の処理を行う基板処理ユニットと、
    前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する前記搬送ロボットと、
    を備え、
    前記搬送条件設定装置は、
    基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、
    取得されたスループットと、所定のハンド数に対応する搬送能力とスループットとの予め設定された対応関係とに基づいて、当該ハンド数に対応した搬送速度を決定する搬送速度設定部と、
    を備え、
    前記搬送速度設定部は、
    取得されたスループットに対して当該ハンド数に対応する最大搬送能力に余裕がある場合に、当該最大搬送能力よりも低い搬送能力に対応する搬送速度を決定し、
    当該基板処理装置は、
    前記搬送ロボットが備える各ハンドについて、基板の搬送枚数の履歴を管理する履歴情報管理部、
    をさらに備え、
    前記履歴情報管理部は、
    基板の搬送枚数に対して、基板の搬送速度が増加すると基板の搬送枚数が増大するとともに、基板の搬送距離が増大すると基板の搬送枚数が増大する所定の関係に基づいて基板の搬送枚数に重み付けをおこなうことによって基板の搬送枚数の履歴を管理する、基板処理装置。
  4. 基板処理装置であって、
    基板を搬送する搬送ロボットの搬送条件を設定する搬送条件設定装置と、
    基板の処理を行う基板処理ユニットと、
    前記搬送条件設定装置が設定した搬送条件に基づいて、前記基板を搬送する前記搬送ロボットと、
    を備え、
    前記搬送条件設定装置は、
    基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得部と、
    取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応したハンド数を決定するハンド数設定部と、
    を備え、
    前記ハンド数設定部は、前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定し、
    当該基板処理装置は、
    前記搬送ロボットが備える各ハンドについて、基板の搬送枚数の履歴を管理する履歴情報管理部、
    をさらに備え、
    前記履歴情報管理部は、
    基板の搬送枚数に対して、基板の搬送速度が増加すると基板の搬送枚数が増大するとともに、基板の搬送距離が増大すると基板の搬送枚数が増大する所定の関係に基づいて基板の搬送枚数に重み付けをおこなうことによって基板の搬送枚数の履歴を管理する、基板処理装置。
  5. 基板処理装置のレシピ時間に基づいて当該基板処理装置のスループットを取得するプロセス時間取得ステップと、
    取得されたスループットと、複数通りのハンド数のそれぞれに対応する各最大搬送能力とに基づいて、当該スループットに対応するように基板を搬送する搬送ロボットのハンド数を決定するハンド数設定ステップと、
    を備え、
    前記ハンド数設定ステップは、
    前記搬送ロボットが有する最大のハンド数よりも少ないハンド数における最大搬送能力に対応する搬送スループットが前記取得されたスループットよりも高い場合に、前記少ないハンド数を、前記搬送ロボットが同時に使用するハンド数として決定するステップである、搬送条件設定方法。
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