JP6868672B1 - バスタブ用手摺 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タブ壁の内外側面が内外いずれかに湾曲している場合であっても、バスタブ用手摺をバスタブに対して強固にしかも安定した状態で装着でき、適用可能なバスタブと手摺装着位置の自由度を拡大できる汎用性に優れたバスタブ用手摺を提供する。【解決手段】 バスタブ用手摺は、タブ壁2に固定される手摺ベース3と、手摺ベース3で支持される手摺体4と、洗い場の床面に接当する脚柱5とを備える。手摺ベース3はベース本体7と、クランプ構造とを備える。クランプ構造は、ベース本体7に固定される一対の固定クランプ体26と、ベース本体7で支持されるクランプアーム27と、クランプアーム27に支持される一対の可動クランプ体28と、クランプアーム27を進退操作する調整構造とを備える。固定クランプ体26の接合面29は、外突状に湾曲する2次元平面で形成する。可動クランプ体28は、自在継手38で前後および左右傾動可能に支持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、バスタブのエプロン側のタブ壁に装着して使用される手摺に関する。
この種の手摺は、例えば特許文献1の浴槽用手摺に開示されている。特許文献1の浴槽用手摺は、浴槽の洗い場側(エプロン側)の外側面に当接する押圧部と、浴槽の内側面に当接する押圧受け部と、押圧部と押圧受け部を連結する連結部と、連結部に設けられる手摺部および脚部などを備える。連結部は、押圧部の第1当接面を支持する垂直の第1側片と、押圧受け部の第2当接面を支持する垂直の第2側片と、両側片を連結する水平の連結片とで構成されており、第1側片の外面に押圧部を進退移動させる位置調節部が設けられている。手摺部は、長円状の把持部と、把持部の直線枠部の下面に固定した一対の取付け脚を備えている。脚部は、第1側片に固定される支持柱を備えており、その下端に接地部が設けられている。
本発明では、バスタブの内側面に密着する可動クランプ体を自在継手で支持するが、こうした支持構造は本出願人の提案に係る特許文献2の浴槽用手摺に開示されている。特許文献2の浴槽用手摺では、浴槽の内側面に密着する揺動板(可動クランプ体)を、可動具に設けた自在継手で支持している。このように、揺動板が自在継手を介して支持されていると、上り傾斜壁からなる浴槽の内側面に揺動板を密着させて、浴槽用手摺を浴槽に強固に装着固定することができる。
特許第6471886号公報 特開2007−111429号公報
特許文献1の浴槽用手摺では、押圧受け部を浴槽の内側面にあてがった状態で、位置調節部のハンドルノブを回動作し押圧部を浴槽の外側面に押付けることにより、連結部を浴槽に固定できる。しかし、対向する押圧部の第1当接面と押圧受け部の第2当接面で、浴槽の内外側面の壁を挟持するので、適用可能な浴槽構造と、浴槽用手摺の装着可能な位置に制約がある。例えば、エプロンに臨む内外壁が外側、または内側に湾曲している場合には、第1当接面と第2当接面を内外壁に面接触状に密着させることができないため、浴槽用手摺を浴槽に対して強固に、しかも安定した状態で装着することが困難であった。また、エプロンに臨む浴槽のコーナー部分の近傍に浴槽用手摺を装着できないため、コーナー部分から離れた位置に浴槽用手摺を装着せざるを得ず、浴槽に出入りするための空間が浴槽用手摺で狭められる不利があった。
本発明の目的は、タブ壁の内外側面が内外いずれかに湾曲している場合であっても、バスタブ用手摺をバスタブに対して強固にしかも安定した状態で装着でき、従って、適用可能なバスタブと手摺装着位置の自由度を拡大できる汎用性に優れたバスタブ用手摺を提供することにある。
本発明に係るバスタブ用手摺は、バスタブ1の洗い場に臨むタブ壁2に挟持固定される手摺ベース3と、手摺ベース3で支持される手摺体4と、洗い場の床面に接当して手摺体4に作用する外力を手摺ベース3と協同して支持する脚柱5とを備えている。手摺ベース3はベース本体7と、ベース本体7に設けられて前記タブ壁2を内外に挟持するクランプ構造とを備えている。クランプ構造は、ベース本体7に固定されてタブ壁2の外側面2aに接当する左右一対の固定クランプ体26と、ベース本体7で進退自在に支持されるクランプアーム27と、クランプアーム27に支持されてタブ壁2の内側面2bに接当する左右一対の可動クランプ体28と、クランプアーム27を進退操作する調整構造とを備えている。タブ壁2に接当する固定クランプ体26の接合面29は、外側面2aに向って外突状に湾曲する2次元平面で形成されている。タブ壁2に接当する可動クランプ体28は、クランプアーム27に設けた自在継手38で前後および左右傾動可能に支持されていることを特徴とする。
ベース本体7に左右一対のクランプアーム27と、各クランプアーム27を個別に進退操作する調整構造とが設けられている。各クランプアーム27は調整構造で独立して進退調整できる。
調整構造が、ベース本体7に設けたガイド溝20で前後スライド自在に案内支持されるスライドブロック43と、スライドブロック43にねじ込まれてスライドブロック43を進退操作する調整ボルト44とを含む。スライドブロック43の上側にクランプアーム27が固定されている。
クランプアーム27は、スライドブロック43の上面に固定したアーム締結枠36に締結固定されている。アーム締結枠36にクランプアーム27を締結するための複数のねじ穴47が形成されている。なお、クランプアーム27が1個のボルト35でアーム締結枠36に締結固定される場合のねじ穴47は少なくとも2個以上必要で、クランプアーム27が2個のボルト35でアーム締結枠36に締結固定される場合のねじ穴47は少なくとも3個以上必要となる。
固定クランプ体26の接合面29が、湾曲長さが異なる第1円弧面29aと第2円弧面29bとを備えた部分円弧面で形成されている。隣接する固定クランプ体26は左右線対称に配置されて、対称中心軸線に近い側の第2円弧面29bの湾曲長さが、対称軸線から遠い側の第1円弧面29aの湾曲長さより大きく設定されている。タブ壁2が前突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aが固定クランプ体26の第2円弧面29bで接当支持されており、タブ壁2が後突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aが固定クランプ体26の第1円弧面29aで接当支持される。
固定クランプ体26がベース本体7に対してスペーサー32を介して締結固定されている。スペーサー32は厚みの異なる複数種が用意されている。タブ壁2の外側面2aの湾曲面の変化に対応して、固定クランプ体26が厚みの異なるスペーサー32を介してベース本体7に締結固定されている。
ベース本体7に、手摺体4の手摺支柱50を支持する上下貫通状の柱穴19と抱持座68とが設けられている。抱持座68と対向する抱持ブロック70をベース本体7にボルト71で締結することにより、手摺支柱50を抱持座68と抱持ブロック70で抱持固定できる。
脚柱5の上端に雌ねじ体81が固定され、手摺支柱50の下端に接床体82が設けられている。手摺支柱50の内部に脚柱5が内嵌された状態で、雌ねじ体81が手摺支柱50に固定した調整ねじ軸54にねじ込み連結されている。
本発明のバスタブ用手摺においては、クランプ構造を、ベース本体7に固定される左右一対の固定クランプ体26と、クランプアーム27に支持されてタブ壁2の内側面2bに接当する左右一対の可動クランプ体28を備えるものとした。また、固定クランプ体26の接合面29は、外側面2aに向って外突状に湾曲する2次元平面で形成し、可動クランプ体28は、クランプアーム27に設けた自在継手38で前後および左右傾動可能に支持した。こうしたバスタブ用手摺によれば、前後に湾曲しているタブ壁2の外側面2aの2個所を、一対の固定クランプ体26の接合面29で線接触状に受止めることができる。また、湾曲するタブ壁の内側面2bの2個所を、一対の可動クランプ体28の接合面41が異なる向きに傾動し、さらに面接触状に密着した状態で受止めることができる。従って、本発明に係るバスタブ用手摺によれば、タブ壁2が平坦である場合はもちろん、タブ壁2の内外側面2a・2bが内外いずれかに湾曲している場合であっても、タブ壁2の内外側面2a・2bの4個所を固定クランプ体26と可動クランプ体28で強固に挟持して、バスタブ用手摺をバスタブ1に対して強固にしかも安定した状態で装着できる。また、タブ壁2のコーナー近傍であっても手摺ベース3を設置できるので、適用可能なバスタブ1と手摺装着位置の自由度を拡大してバスタブ用手摺の汎用性を向上できる。バスタブに出入りするための空間がバスタブ用手摺で狭められることも極力避けることができる。
ベース本体7に左右一対のクランプアーム27と、各クランプアーム27を個別に進退操作する調整構造とが設けられていると、各クランプアーム27を調整構造で独立して進退調整できる。従って、タブ壁2の挟持位置の前後厚みが異なる場合でも、可動クランプ体28をタブ壁2の内側面2bに密着させて、手摺ベース3をタブ壁2に対して強固にしかもさらに安定した状態で装着できる。
ベース本体7に設けたガイド溝20と、同溝20で案内支持されるスライドブロック43と、スライドブロック43を進退操作する調整ボルト44とを含んで調整構造を構成し、スライドブロック43の上側にクランプアーム27が固定されていると、ベース本体7のガイド溝20で前後動のみ可能に案内支持されるスライドブロック43にクランプアーム27が固定されるので、クランプアーム27がスライドブロック43に同行して進退移動するとき、クランプアーム27が左右や上下にぐら付くのを防止して、可動クランプ体28をタブ壁2の内側面2bに強固に密着保持できる。
クランプアーム27がスライドブロック43に固定したアーム締結枠36に締結固定され、また、アーム締結枠36に、クランプアーム27を締結するための複数のねじ穴47が形成されていると、調整構造で固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔を調整できることに加えて、クランプアーム27のアーム締結枠36に対する締結位置を変更することによっても、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔を大小に変更調整できる。従って、バスタブメーカーの違いでタブ壁2の前後厚みが大小に異なる場合でも、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔の変更範囲を拡大して、バスタブ用手摺の適用範囲を拡大できる。
固定クランプ体26の接合面29が、湾曲長さが異なる第1円弧面29aと第2円弧面29bとからなる部分円弧面で形成され、また、隣接する固定クランプ体26を左右線対称に配置して、対称中心軸線に近い側の第2円弧面29bの湾曲長さが、対称軸線から遠い側の第1円弧面29aの湾曲長さより大きく設定されていると、タブ壁2が前突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aを固定クランプ体26の第2円弧面29bで接当支持でき、タブ壁2が後突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aを固定クランプ体26の第1円弧面29aで接当支持することができる。従って、タブ壁2が前突湾曲状である場合と、タブ壁2が後突湾曲状である場合のいずれの場合でも、固定クランプ体26の接合面29をタブ壁2の外側面2aに安定した状態で接合させて、手摺ベース3をタブ壁2に強固に装着できる。
固定クランプ体26がベース本体7に対してスペーサー32を介して締結固定されるものとし、スペーサー32は厚みの異なる複数種が用意されていると、タブ壁2の外側面2aの湾曲面の変化に対応して、固定クランプ体26を厚みの異なるスペーサー32を使用してベース本体7に接合固定することができる。例えば、タブ壁2の外側面2aが緩やかなS字状の湾曲面で形成してあるような場合には、厚みの異なるスペーサー32で各固定クランプ体26の前後位置を調整して、固定クランプ体26の接合面29を湾曲するタブ壁2の外側面2aに確りと接合させることができる。
ベース本体7に、手摺体4の手摺支柱50を支持する柱穴19と抱持座68とが設けられ、抱持座68と対向する抱持ブロック70をベース本体7にボルト71で締結することにより、手摺支柱50が手摺ベース3に固定されるようになっていると、ボルト71を緩めた状態では、手摺体4を無段階で上下に位置調整でき、さらに手摺体4の向きを手摺支柱50の周りの任意位置に位置調整できるので、ユーザーの身体状況や体力、あるいは好みに応じて手摺体4の位置を自由に調整できる。また、手摺部の一対の取付け脚を連結部にねじで固定する従来の固定構造に比べて、手摺体4の位置調整をより少ない手間で簡便に行える。
脚柱5の上端に雌ねじ体81が固定され、脚柱5の下端に接床体82が設けられ、手摺支柱50の内部に脚柱5を内嵌装着した状態で、雌ねじ体81が手摺支柱50に固定した調整ねじ軸54にねじ込み連結されていると、脚柱5の調整ねじ軸54に対するねじ込み度合いを調整することで、手摺ベース3の接床高さを無段階に調整できる。従って、タブ壁2の高さの違いに応じて、手摺ベース3の接床高さを過不足なく適正に調整して、手摺ベース3を脚柱5で確りと支持できる。また、バスタブ用手摺を設置する際に不可欠な手摺ベース3の接床高さの調整を、より少ない手間で簡便に行える。
本発明に係るバスタブ用手摺を示す図5におけるA−A線断面図である。 本発明に係るバスタブ用手摺の適用例を示すバスタブの平面図である。 タブ壁に装着した状態のバスタブ用手摺の側面図である。 図5におけるB−B線断面図である。 図1におけるC−C線断面図である。 手摺ベースの分解断面図である。 図1におけるD−D線断面図である。 図1におけるE−E線断面図である。 可動クランプ体の支持構造を示す分解斜視図である。 クランプアームの固定構造を示す分解斜視図である。 脚柱の構造を示す一部破断正面図である。 手摺本体の支持構造を示す断面図である。 図11におけるF−F線断面図である。 固定クランプ体とスペーサーを示す斜視図である。 タブ壁の湾曲形状に応じたスペーサーの使用例を示す横断面図である。
(実施例) 本発明に係るバスタブ用手摺の実施例を図1から図15に示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2および図3に示す交差矢印と、各矢印の近傍の前後、左右、上下の各表記に従うものとする。図2および図3において、符号1はバスタブ、2はバスタブ1の洗い場に臨むタブ壁であり、タブ壁2のコーナー部の近傍に本実施例に係るバスタブ用手摺が設置されている。平面から見たタブ壁2は前突湾曲状に湾曲している。バスタブ用手摺は、タブ壁2に挟持固定される手摺ベース3と、手摺ベース3で支持される手摺体4と、洗い場の床面に接当して手摺体4に作用する外力を手摺ベース3と協同して支持する脚柱5などで構成される。
手摺ベース3はベース本体7と、同本体7に設けられてタブ壁2を内外に挟持するクランプ構造と、ベース本体7の前部上面と後部上面に固定される前上ブロック8および後上ブロック9と、ベース本体7の後部下面に固定される後下ブロック10と、これらの部材を下面側から覆う本体カバー12と、ベース本体7の上面を覆う蓋カバー13などで構成される。前上ブロック8および後上ブロック9は、本体カバー12、後下ブロック10および固定クランプ体26などをベース本体7に締結するために設けられており、各ブロック8・9には本体カバー12および後下ブロック10の下面側から挿通される3個のボルト(六角穴付きボルト)14に対応するナット15が設けられている(図4参照)。後下ブロック10の下面にはクッション材16が固定されている。ベース本体7、前後の上ブロック8・9、後下ブロック10、本体カバー12および蓋カバー13は、いずれもプラスチック成形品からなる。図1に示すように、後下ブロック10の後端面の左右には、後述するクランプアーム27の前後中途部を支持するアーム通口11が設けられている。
図5に示すように、ベース本体7の中央寄りには手摺体4の手摺支柱50を組むためのボス18が形成されており、ボス18の中央に柱穴19が上下貫通状に形成されている。また、ボス18の左右には、後述する調整構造を支持する断面凸字状のガイド溝20が形成されており、ボス18の前後には前枠21および後枠22が張り出し形成されて、これら両枠21・22の上下面に先の前後の上ブロック8・9と後下ブロック10とが締結されている。ボス18の上部には、蓋カバー13の筒壁13aを組むための連結穴23が形成されている(図4参照)。
クランプ構造は、ベース本体7に固定されてタブ壁2の外側面2aに接当する左右一対の固定クランプ体26と、ベース本体7で進退自在に支持される左右一対のクランプアーム27と、クランプアーム27に支持されてタブ壁2の内側面2bに接当する左右一対の可動クランプ体28と、クランプアーム27を進退操作する調整構造とを備えている。固定クランプ体26の接合面29は、タブ壁2の外側面2aに向って外突状に湾曲する2次元平面からなり、タブ壁2が傷むのを避けるために接合面29はゴムなどのクッション材で形成される。
図5に示すように、固定クランプ体26の接合面29は、湾曲長さが異なる第1円弧面29aと第2円弧面29bとを備えた部分円弧面で形成されている。また、左右に隣接する固定クランプ体26は左右線対称に配置されて、対称中心軸線に近い側の第2円弧面29bの湾曲長さが、対称軸線から遠い側の第1円弧面29aの湾曲長さより大きく設定されている。タブ壁2の外側面2aが前突湾曲状に形成されている場合には、主として隣接する第2円弧面29bで外側面2aを受け止めており、タブ壁2の外側面2aが後突湾曲状に形成されている場合には、主として隣接する第1円弧面29aで外側面2aを受け止める。
図14に示すように、固定クランプ体26は花弁状の本体部26aと、本体部26aの前面の左右に設けた六角穴付きボルト(ボルト)31用のボス26bと、位置規制板26cとを一体に備えている。ボス26bがベース本体7の後面から内部に係合する状態で、六角穴付きボルト31を雌ねじ体30にねじ込むことにより、固定クランプ体26はスペーサー32を介してベース本体7に固定されている。雌ねじ体30は、先に説明した後上ブロック9と一体に形成されている。図14に示すようにスペーサー32には、ボス26b用のボス穴32aと、位置規制板26c用の切欠32bとが形成されている。この実施例では、厚みが異なる3種のスペーサー32が用意されており、各スペーサー32の厚みは、薄い側から順に2.5mm、5mm、7.5mmとした。
図1および図10に示すように、クランプアーム27は横臥L字状のプレス金具にプラスチック被覆を施して形成されており、水平の腕部の前部寄りが2個の皿ビス(ボルト)35で金属製のアーム締結枠36に締結固定されている。また、アーム締結枠36は、後述する調整構造のスライドブロック43の上面に2個の皿ビス(ボルト)37で締結固定されている。クランプアーム27の垂直の腕部の前面下部に、可動クランプ体28が十字軸状の自在継手38で支持されている。詳しくは、図9に示すように、クランプアーム27の垂直の腕部に設けた左右一対のブラケット39で自在継手38の左右軸を支持し、可動クランプ体28の後面に設けた上下一対のブラケット40で自在継手38の上下軸を支持している。このように、可動クランプ体28を自在継手38で支持することにより、可動クランプ体28は、タブ壁2の内側面2bの湾曲度と傾斜度に応じて左右方向および前後方向に傾動できる。具体的には、可動クランプ体28は平面から見て10度ずつ左右傾動でき、側面から見て前方へ15.5度、後方へ9.5度傾動できる。可動クランプ体28の接合面41は平坦面からなり、タブ壁2が傷むのを避けるために接合面41はゴムなどのクッション材で形成される。
調整構造は、ベース本体7に設けたガイド溝20で前後スライド自在に案内支持される断面が凸字状の金属製のスライドブロック43と、スライドブロック43にねじ込まれて同ブロック43を進退操作する調整ボルト44とを備えている。図5に示すように、調整ボルト44の操作頭部はガイド溝20の前壁で支持されて、ねじ軸がスライドブロック43のねじ穴45に前後貫通状にねじ込まれている。調整ボルト44の操作頭部は、ベース本体7に組付けた前上ブロック8で覆われており、前上ブロック8の左右には調整ボルト44をねじ込み操作するためのレンチ穴46が形成される。図10に示すように、アーム締結枠36には、一定ピッチで4個のねじ穴47が形成されており、クランプアーム27のアーム締結枠36に対する締結位置を前後方向の3個所のいずれかに変更することで、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔を大小に変更調整することができる。
手摺体4は、手摺ベース3で支持される手摺支柱50と、同支柱50の上部に装着される手摺本体51とを備えている。手摺支柱50は金属製の丸パイプに樹脂被覆を施して形成されており、その上端にT字状のブラケット52が固定され、下端に抜止用のキャップ53が固定されている。また、手摺支柱50の内部には、脚柱5の上下位置を調整するための調整ねじ軸54が固定されており、調整ねじ軸54の上端は手摺支柱50の上端に固定した端プラグ55に回転不能に固定されている(図12参照)。手摺本体51は、一対の長辺部と、長辺部の端部に連続する湾曲部とで平面視が競技トラック状に形成されており、各長辺部の中途部下面側に三角形状の連結部56が一体に形成されている。図3に示すように、連結部56の近傍の長辺部は、へ字状に屈曲されている。
手摺本体51をブラケット52で上下傾動可能に支持するために、連結部56に軸通口57とセレーション穴58とが形成されている。また、ブラケット52の両側端にセレーション穴59が凹み形成され、その中央にボス60が膨出形成され、ボス60の中央に六角穴付きボルト(ボルト)61をねじ込むためのねじ穴62が形成されている。手摺本体51は、セレーション軸63を介してブラケット52に連結されて、先の六角穴付きボルト61で締結固定される。セレーション軸63の端部には、ボス60に外嵌するボス穴64が凹み形成されている。手摺本体51をブラケット52に連結するときは、セレーション軸63をセレーション穴58に仮組みした状態で手摺本体51の姿勢を調整し、セレーション軸63をブラケット52側のセレーション穴59に係合させて、手摺本体51を傾動不能に仮保持する。この状態で、六角穴付きボルト61をねじ穴62にねじ込んで手摺本体51をブラケット52に固定する。
手摺体4を手摺ベース3で上下位置調整可能に支持するために、ベース本体7の柱穴19の下側に半円状の抱持座68を設け、抱持座68の後側に半円状の抱持座69を備えた抱持ブロック70を対向配置し、両抱持座68・69で手摺支柱50を前後に挟持固定できるようにしている。抱持座68の左右には、抱持ブロック70を締結する六角穴付きボルト(ボルト)71用のボルト挿通穴72が形成されており、ボルト挿通穴72の下側に縦長四角形状の位置決め穴73が凹み形成されている。同様に、抱持ブロック70にはボルト挿通穴74とナット75を収容する凹部が形成され、ボルト挿通穴74の下側に位置決め穴73と係合する位置決め軸76が突設されている。
本体カバー12の内面には、六角穴付きボルト71の操作頭部が必要以上に弛み移動するのを規制する規制キャップ77が設けられており、規制キャップ77と本体カバー12の左右には、六角穴付きボルト71をねじ込み操作するためのレンチ穴78が形成されている。六角穴付きボルト71を緩めると、手摺支柱50に密着していた抱持ブロック70の抱持座69が離れるので、手摺体4を使用に適した高さに無段階で上下調整することができ、この状態で手摺体4の手摺支柱50周りの向きを調整したうえで、六角穴付きボルト71をねじ込むことにより、手摺体4を手摺ベース3に固定できる。
図11に示すように脚柱5は、金属製の丸パイプの外面に樹脂被覆を施して形成してあり、その上端に雌ねじ体81が固定され、下端には接床体82が設けられている。脚柱5は、手摺支柱50に内嵌され、雌ねじ体81を調整ねじ軸54にねじ込んだ状態で手摺支柱50に連結されており、この状態の雌ねじ体81の周面は手摺支柱50の内面で受止められ、さらに脚柱5の中途部が手摺支柱50の下端に固定したキャップ53で受止められている。このように、脚柱5の上下2個所が手摺支柱50とキャップ53で受止め支持されていると、脚柱5をより安定した状態で支持できる。接床体82は、中空筒状のプラスチック成形品からなり、その下面に洗い場の床面で受け止められるすべり止め83が固定されている。接床体82は、脚柱5の下端に固定したばねプラグ84で上下スライド自在に支持されており、ばねプラグ84と接床体82の内面のバネ受壁の間に配置したばね85で下向きに進出付勢されている。
以上のように構成したバスタブ用手摺は、以下の手順で設置することができる。まず、蓋カバー13を本体カバー12から持ち上げて調整ボルト44を緩め、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔をタブ壁2の前後厚みより大きめに調整する。さらに、抱持ブロック70の六角穴付きボルト71を緩めて、手摺支柱50を上下スライド可能な状態にしておく。この状態の手摺ベース3をタブ壁2に仮装着して、固定クランプ体26をタブ壁2の外側面2aの上部に接当させ、後下ブロック10のクッション材16をタブ壁2の上端に載置する。
手摺ベース3を仮組みした状態で、脚柱5を回転操作して手摺体4の上下高さを調整し、六角穴付きボルト71を締込んで手摺支柱50を抱持ブロック70で密着固定する。さらに、調整ボルト44を締込んで可動クランプ体28をタブ壁2の内側面2bに密着固定する。最後に、脚柱5を回転操作して、接床体82のすべり止め83を洗い場の床面に密着させる。このとき、図11に示すようにばね85が圧縮変形する状態で接床体82を洗い場の床面に密着させ、同時に脚柱5に上向きのばね力を作用させて雌ねじ体81が緩むのを防止する。手摺体4は、六角穴付きボルト61を緩めることで、ブラケット52のセレーション穴59の中心軸の回りに傾動調整でき、例えば図3に示すように、へ字状の手摺本体51の傾斜部が洗い場に向かって下り傾斜する姿勢や、連結部56の近傍の長辺部が上り傾斜する姿勢などに自由に姿勢変更できる。また、六角穴付きボルト71を緩めることにより、手摺体4を手摺支柱50の中心軸線の回りの任意位置に旋回変位させて固定することができる。例えば、バスタブ用手摺がタブ壁2のコーナー近傍に装着してある場合には、手摺体4を図2に示すように浴室の壁面の向きに対応するよう旋回変位させて固定することができる。
先に説明した固定クランプ体26は、タブ壁2の湾曲面の変化に応じて、厚みが異なるスペーサー32を併用してベース本体7に固定される。例えば図15に示すように、タブ壁2のコーナー部の近傍の外側面2aが、前突湾曲面と後突湾曲面で緩やかなS字状に湾曲されている場合には、前突湾曲面に臨む固定クランプ体26は、厚みが大きなスペーサー32を併用してベース本体7に固定し、後突湾曲面に臨む固定クランプ体26は、厚みが小さなスペーサー32を併用してベース本体7に固定する。このように、タブ壁2の湾曲形状の違いに応じて厚みが異なるスペーサー32を使用することにより、手摺ベース3をタブ壁2に対して正対する状態で適正に装着できる。なお、スペーサー32は、図5に示すように各固定クランプ体26に同じ厚みのスペーサー32を使用する場合と、片方の固定クランプ体26にスペーサー32を使用し、他方の固定クランプ体26にはスペーサー32を使用しない場合と、片方の固定クランプ体26に2個のスペーサー32を使用し、他方の固定クランプ体26にはスペーサー32を使用しない場合などがある。
上記の実施例ではクランプ構造が、ベース本体7に固定される左右一対の固定クランプ体26と、クランプアーム27に支持されてタブ壁2の内側面2bに接当する左右一対の可動クランプ体28を備えるようにした。また、固定クランプ体26の接合面29は、外側面2aに向って外突状に湾曲する2次元平面で形成し、可動クランプ体28は、クランプアーム27に設けた自在継手38で前後および左右傾動可能に支持した。
こうしたバスタブ用手摺によれば、前後に湾曲しているタブ壁2の外側面2aの2個所を、一対の固定クランプ体26の接合面29で線接触状に受止めることができる。さらに、湾曲するタブ壁2の内側面2bの2個所を、一対の可動クランプ体28の接合面41が異なる向きに傾動し、さらに面接触状に密着した状態で受止めることができる。従って、本実施例に係るバスタブ用手摺によれば、タブ壁2が平坦である場合はもちろん、タブ壁2の内外側面2a・2bが内外いずれかに湾曲している場合であっても、タブ壁2の内外側面2a・2bの4個所を固定クランプ体26と可動クランプ体28で強固に挟持して、バスタブ用手摺をバスタブ1に対して強固にしかも安定した状態で装着できる。また、タブ壁2のコーナー近傍であっても手摺ベース3を設置できるので、適用可能なバスタブ1と手摺装着位置の自由度を拡大してバスタブ用手摺の汎用性を向上できるうえ、バスタブ1に出入りするための空間がバスタブ用手摺で狭められるのを極力避けることができる。
ベース本体7に左右一対のクランプアーム27と、各クランプアーム27を個別に進退操作する調整構造を設けるようにしたので、各クランプアーム27を調整構造で独立して進退調整することが可能である。従って、タブ壁2の挟持位置の前後厚みが異なる場合でも、可動クランプ体28をタブ壁2の内側面2bに密着させて、手摺ベース3をタブ壁2に対して強固にしかもさらに安定した状態で装着できる。
ベース本体7に設けたガイド溝20と、同溝20で案内支持されるスライドブロック43と、スライドブロック43を進退操作する調整ボルト44を含んで調整構造を構成し、スライドブロック43の上側にクランプアーム27を固定した。こうした調整構造によれば、ベース本体7のガイド溝20で前後動のみ可能に案内支持されるスライドブロック43にクランプアーム27が固定されるので、クランプアーム27がスライドブロック43に同行して進退移動するとき、クランプアーム27が左右や上下にぐら付くのを防止して、可動クランプ体28をタブ壁2の内側面2bに強固に密着保持できる。
クランプアーム27は、スライドブロック43に固定したアーム締結枠36に締結固定した。また、アーム締結枠36には、クランプアーム27を締結するための複数のねじ穴47を形成した。こうしたクランプ構造によれば、調整構造で固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔を調整できることに加えて、クランプアーム27のアーム締結枠36に対する締結位置を変更することによっても、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔を大小に変更調整できる。従って、バスタブメーカーの違いでタブ壁2の前後厚みが大小に異なるような場合でも、固定クランプ体26と可動クランプ体28の挟持間隔の変更範囲を拡大して、バスタブ用手摺の適用範囲を拡大できる。
固定クランプ体26の接合面29を、湾曲長さが異なる第1円弧面29aと第2円弧面29bからなる部分円弧面で形成するようにした。また、隣接する固定クランプ体26は左右線対称に配置して、対称中心軸線に近い側の第2円弧面29bの湾曲長さを、対称軸線から遠い側の第1円弧面29aの湾曲長さより大きく設定した。こうした固定クランプ体26によれば、タブ壁2が前突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aを固定クランプ体26の第2円弧面29bで接当支持でき、タブ壁2が後突湾曲状である場合には、タブ壁2の外側面2aを固定クランプ体26の第1円弧面29aで接当支持できる。従って、タブ壁2が前突湾曲状である場合と、タブ壁2が後突湾曲状である場合のいずれの場合でも、固定クランプ体26の接合面29をタブ壁2の外側面2aに安定した状態で接合させて、手摺ベース3をタブ壁2に強固に装着できる。
固定クランプ体26はベース本体7に対してスペーサー32を介して締結固定し、スペーサー32は厚みの異なる複数種を用意するようにした。こうしたクランプ構造によれば、タブ壁2の外側面2aの湾曲面の変化に対応して、固定クランプ体26を厚みの異なるスペーサー32を使用してベース本体7に接合固定することができる。例えば、タブ壁2の外側面2aが緩やかなS字状の湾曲面で形成してあるような場合には、厚みの異なるスペーサー32で各固定クランプ体26の前後位置を調整して、固定クランプ体26の接合面29を湾曲するタブ壁2の外側面2aに確りと接合させることができる。
ベース本体7に、手摺体4の手摺支柱50を支持する柱穴19と抱持座68を設け、抱持座68と対向する抱持ブロック70をベース本体7にボルト71で締結固定することにより、手摺支柱50を抱持座68と抱持ブロック70で抱持固定できるようにした。こうしたバスタブ用手摺によれば、ボルト71を緩めた状態では、手摺体4を無段階で上下に位置調整でき、さらに手摺体4の向きを手摺支柱50の周りの任意位置に位置調整できるので、ユーザーの身体状況や体力、あるいは好みに応じて手摺体4の位置を自由に調整できる。また、手摺部の一対の取付け脚を連結部にねじで固定していた従来の固定構造に比べて、手摺体4の位置調整をより少ない手間で簡便に行える。
脚柱5の上端に雌ねじ体81を固定し、脚柱5の下端に接床体82を設けるようにした。また、中空の手摺支柱50の内部に脚柱5を内嵌装着して、雌ねじ体81を手摺支柱50に固定した調整ねじ軸54にねじ込むようにした。こうしたバスタブ用手摺によれば、脚柱5の調整ねじ軸54に対するねじ込み度合いを調整することで、手摺ベース3の接床高さを無段階に調整できる。従って、タブ壁2の高さの違いに応じて、手摺ベース3の接床高さを過不足なく適正に調整して、手摺ベース3を脚柱5で確りと支持できる。また、バスタブ用手摺を設置する際に不可欠な手摺ベース3の接床高さの調整を、より少ない手間で簡便に行える。
上記の実施例では、固定クランプ体26の接合面29を部分円弧状の円弧平面で形成したがその必要はなく、接合面29は楕円平面や湾曲平面などの、外側面2aに向って外突状に湾曲する2次元平面で形成することができる。自在継手38は十字軸状に構成してある必要はなく、例えば球軸と球軸の外面を覆う球状ソケットの間に、複数のボールとボールを移行案内する溝が形成してある自在継手であってもよい。抱持座68・69は半円状に形成する必要はなく、手摺支柱50に外接する複数の座面を備えた座面であればよい。また、調整構造は、各クランプアーム27に対応して設けることが好ましいが、各クランプアーム27を同時に進退操作する調整構造であってもよい。
1 バスタブ
2 タブ壁
2a タブ壁の外側面
2b タブ壁の内側面
3 手摺ベース
4 手摺体
5 脚柱
7 ベース本体
19 柱穴
20 ガイド溝
26 固定クランプ体
27 クランプアーム
28 可動クランプ体
29 固定クランプ体の接合面
32 スペーサー
36 アーム締結枠
41 可動クランプ体の接合面
43 スライドブロック
44 調整ボルト
50 手摺支柱
51 手摺本体
54 調整ねじ軸
68 抱持座
70 抱持ブロック
71 ボルト
81 雌ねじ体
82 接床体

Claims (8)

  1. バスタブ(1)の洗い場に臨むタブ壁(2)に挟持固定される手摺ベース(3)と、手摺ベース(3)で支持される手摺体(4)と、洗い場の床面に接当して手摺体(4)に作用する外力を手摺ベース(3)と協同して支持する脚柱(5)とを備えており、
    手摺ベース(3)はベース本体(7)と、ベース本体(7)に設けられて前記タブ壁(2)を内外に挟持するクランプ構造とを備えており、
    クランプ構造は、ベース本体(7)に固定されてタブ壁(2)の外側面(2a)に接当する左右一対の固定クランプ体(26)と、ベース本体(7)で進退自在に支持されるクランプアーム(27)と、クランプアーム(27)に支持されてタブ壁(2)の内側面(2b)に接当する左右一対の可動クランプ体(28)と、クランプアーム(27)を進退操作する調整構造とを備えており、
    タブ壁(2)に接当する固定クランプ体(26)の接合面(29)が、外側面(2a)に向って外突状に湾曲する2次元平面で形成されており、
    タブ壁(2)に接当する可動クランプ体(28)が、クランプアーム(27)に設けた自在継手(38)で前後および左右傾動可能に支持されていることを特徴とするバスタブ用手摺。
  2. ベース本体(7)に左右一対のクランプアーム(27)と、各クランプアーム(27)を個別に進退操作する調整構造とが設けられており、
    各クランプアーム(27)を調整構造で独立して進退調整できる請求項1に記載のバスタブ用手摺。
  3. 調整構造が、ベース本体(7)に設けたガイド溝(20)で前後スライド自在に案内支持されるスライドブロック(43)と、スライドブロック(43)にねじ込まれてスライドブロック(43)を進退操作する調整ボルト(44)を含み、
    スライドブロック(43)の上側にクランプアーム(27)が固定されている請求項1または2に記載のバスタブ用手摺。
  4. クランプアーム(27)が、スライドブロック(43)の上面に固定したアーム締結枠(36)に締結固定されており、
    アーム締結枠(36)にクランプアーム(27)を締結するための複数のねじ穴(47)が形成されている請求項3に記載のバスタブ用手摺。
  5. 固定クランプ体(26)の接合面(29)が、湾曲長さが異なる第1円弧面(29a)と第2円弧面(29b)とを備えた部分円弧面で形成されており、
    隣接する固定クランプ体(26)は左右線対称に配置されて、対称中心軸線に近い側の第2円弧面(29b)の湾曲長さが、対称軸線から遠い側の第1円弧面(29a)の湾曲長さより大きく設定されており、
    タブ壁(2)が前突湾曲状である場合には、タブ壁(2)の外側面(2a)が固定クランプ体(26)の第2円弧面(29b)で接当支持されており、タブ壁(2)が後突湾曲状である場合には、タブ壁(2)の外側面(2a)が固定クランプ体(26)の第1円弧面(29a)で接当支持される請求項1から4のいずれかひとつに記載のバスタブ用手摺。
  6. 固定クランプ体(26)がベース本体(7)に対してスペーサー(32)を介して締結固定されており、
    スペーサー(32)は厚みの異なる複数種が用意されており、
    タブ壁(2)の外側面(2a)の湾曲面の変化に対応して、固定クランプ体(26)が厚みの異なるスペーサー(32)を介してベース本体(7)に締結固定してある請求項1から5のいずれかひとつに記載のバスタブ用手摺。
  7. ベース本体(7)に、手摺体(4)の手摺支柱(50)を支持する上下貫通状の柱穴(19)と抱持座(68)とが設けられており、
    抱持座(68)と対向する抱持ブロック(70)をベース本体(7)に対してボルト(71)で締結することにより、手摺支柱(50)を抱持座(68)と抱持ブロック(70)で抱持固定できる請求項1から6のいずれかひとつに記載のバスタブ用手摺。
  8. 脚柱(5)の上端に雌ねじ体(81)が固定され、手摺支柱(50)の下端に接床体(82)が設けられており、
    手摺支柱(50)の内部に脚柱(5)が内嵌された状態で、雌ねじ体(81)が手摺支柱(50)に固定した調整ねじ軸(54)にねじ込み連結されている請求項7に記載のバスタブ用手摺。
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