JP6868446B2 - 紙製電池パッケージ - Google Patents

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Description

この発明は円筒形電池を収納するための紙製電池パッケージに関する。
アルカリ乾電池などの円筒形電池は、複数本の電池が電池パッケージに包装された状態で販売されることが多い。電池パッケージとしては、プラスチックフィルムを用いたシュリンクパックや紙製の台紙にプラスチック製の透明カバーを貼り付けたブリスターパックがよく知られている。しかし、シュリンクパックは開封後に破棄されることが多く、資源のリサイクルやゴミの削減など、近年の環境問題に鑑みれば、環境に優しいとは言えない。ブリスターパックでは、リサイクル資源として再利用されることがあるが、紙製の台紙とプラスチック製カバーとに分別する必要がある。台紙とカバーが接着されている場合には、開封に際してカバーに台紙の表面が付着し、分別自体が難しくなる。もちろんシュリンクパックであってもリサイクル資源として再利用することは可能であるが、プラスチックフィルムの包装体に商品名などが印刷された紙製のラベルが貼着されており、やはり分別が難しい。
そこで環境に優しい電池パッケージとして、包装材に紙を用いた紙製電池パッケージが注目されている。紙製電池パッケージは、折れ線が画成された1枚の台紙から組み立てられた箱であり、開封前の電池パッケージは、一般的に、接着剤などを用いて箱の開口部が封止されている。
紙製電池パッケージは、単一の素材から構成されているためリサイクルが容易である。再生紙を用いることで材料コストを低減させることができる。1枚の台紙を折り曲げて箱状に形成して、その箱を封止するだけの簡素な工程で組み立てることができる。そのため製造コストを低減させることもできる。なお以下の特許文献1〜3には、紙製電池パッケージについて記載されている。
特開1999−124168号公報 特開2003−86161号公報 特開2009−252377号公報
現実として、日常でよく目にする電池パッケージは、紙製のものよりも、シュリンクパックやブリスターパックの方が圧倒的に多い。したがって、紙製電池パッケージをより広く普及させるためには、紙製電池パッケージの欠点を解消しつつ、環境に優しい、ということ以外の利点を備えたものとすることが必要となる。
例えば、上記特許文献のいずれかには、開封後の電池パッケージを電池の保管ケースとして利用できるという機能について記載されていた。しかし従来の紙製電池パッケージは、一般的な紙製の箱と同様に先端に差し込みのあるフラップを蓋代わりにして電池パッケージの開口部を閉鎖しているだけである。しかも、紙製電池パッケージの多くは、10本程度の同型の電池が収納された状態で提供されている。そして、紙製電池パッケージに収納されている円筒形電池は、一度に全部が使用されるのでなく、円筒形電池を使用する機会ごとに1本ずつ保管ケースとしての紙製電池パッケージから取り出される。そのため、電池パッケージ内の円筒形電池の残数が少なくなっていくと、パッケージ内で円筒形電池が倒れ、取り出しにくくなる。
さらに、実際の円筒形電池の使用状況を考慮すると、一つの紙製電池パッケージに多数本の同型の円筒形電池が収納されていること自体にも問題がある。すなわち、円筒形電池を電源とした機器は様々であり、全ての機器で使用する円筒形電池のサイズがすべて同じであるとは限らない。特に単三形と単四形の円筒形電池は同程度に広く使用されている。したがって、利用者が異なるサイズの円筒形電池を用意しておく必要があれば、利用者は円筒形電池のサイズ毎に紙製電池パッケージを購入する必要がある。それぞれに異なるサイズの円筒形電池が入った紙製電池パッケージを個別に保管しておく必要もあり、紙製電池パッケージ自体の保管場所も確保する必要がある。
確かに、一つの紙製電池パッケージにサイズが異なる複数種類の円筒形電池を混合して収納すること自体は容易である。しかし、サイズが異なる円筒形電池を一つの紙製電池パッケージに収納すれば、直径が小さい方の円筒形電池が紙製電池パッケージ内でがたつき、紙製電池パッケージ内に複数の円筒形電池を整然と収納することが難しくなる。あるいは、がたつきの原因となる紙製電池パッケージ内の隙間をパッドで埋めたり、紙製電池パッケージを異なる種類の円筒形電池のそれぞれの直径に合わせて凹凸のある複雑な形状にしたりする必要があり、紙製電池パッケージの製造コストが増大する。
そこで本発明は、大きなコストアップを招くことなく、様々な要求を満たした多種多様な機能を備えつつ、異なるサイズの円筒形電池を収納することができる紙製電池パッケージを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、複数の第1の円筒形電池と、当該第1の円筒形電池よりも直径が小さい第2の円筒形電池とを上下方向を軸方向として直立させた状態で収納する紙製電池パッケージであって、
1枚の台紙から組み立てられてなる外箱内に1枚の台紙から組み立てられてなる仕切部材が配置されてなり、
前記外箱は、前後に扁平な箱状で、矩形状の前面と、当該前面と対面する領域を有して上端側が左右の幅で切り開かれてなる開口部を有する後面と、前記前面の上縁辺から上面を形成しつつ前記後面を覆う形状に形成されたフラップ部とを備え、
当該フラップ部は、前記外箱を開封させるジッパー部と、前記上面の後縁辺に接続されるとともに前記後面を覆いつつ当該後面に係止可能な蓋部と、当該蓋部と前記ジッパー部を介して接続されて前記後面に固定される封止部とを有し、
前記仕切部材は、複数本の前記第1の円筒形電池を左右方向に1列に並列配置させた状態で収納するための第1の電池収納領域と、当該第1の電池収納領域の左右一方に隣接して複数本の前記第2の円筒形電池を左右方向に向かって千鳥配置された状態で収納するための第2の電池収納領域とを有し、
前記第1の電池収納領域は、前後方向を法線とする面を有して前後方向に離間して配置されている前壁部と後壁部が左右方向を法線とした面を有する側壁部によって接続されてなり、
前記第2の電池収納領域は、前記第1の電池収納領域の左右一方の端部に形成された前記側壁部に連続して当該左右一方の方向に帯状に延長する台紙の一部が上下方向から見て波形に屈曲されてなる波形壁部を備え、
開封状態では、前記蓋部が前記後面に係脱自在に開閉し、
開封前の封止状態では、前記フラップが前記封止部によって前記後面に固定されているとともに、前記仕切部材の前記第1の電池収納領域により複数本の前記第1の円筒形電池を所定本数毎に仕切って収納する第1の区画と、前記仕切部材の前記第2の電池収納領域により前記第2の円筒形電池を1本ずつ仕切って収納する第2の区画とが形成され、
前記第1の区画は、直立した1本の前記第1の円筒形電池の転倒を防止する左右幅を有し、
前記第2の区画は、上下方向から見て、前記波形壁部の面と前記外箱の内面とによって閉鎖されてなり、一つの前記第2の区画は、1本の前記第2の円筒形電池の側面を前記波形壁部の面と前記外箱の内面とに接触させた状態で収納するように形成されている、
ことを特徴とする紙製電池パッケージである。
前記外箱は、上端と下端が山型に形成されて左右方向で互いに対面する左側面および右側面と、左右方向から見て前記山型を形成するように左右方向に稜線を有して屈曲あるいは湾曲されてなる上面および下面を有し、
前記封止状態では、前記外箱の内部に前記上面と前記下面とによって前記第1の円筒形電池および前記第2の円筒形電池の上方と下方に空間が形成される、
ことを特徴とする紙製電池パッケージとすれば好ましい。
前記第2の電池収納領域には、上下方向から見て、前記波形壁部に波高が同じで波長が異なる複数の電池収納領域が形成され、
当該複数の電池収納領域のそれぞれには、前記波長に応じた直径を有する円筒形電池が左右方向に向かって千鳥配置された状態で収納される、
ことを特徴とする紙製電池パッケージとしてもよい。
左右の一方を左方、他方を右方として、
前記前壁部は、前記後壁部に対して上方に配置され、前記第1の電池収納領域と前記第2の電池収納領域との境界に対して左方の領域と右方の領域とを有するとともに、左右方向に延長する上縁辺と上下方向に延長する左右の縁辺とを有し、
前記第1の電池収納領域は、前記前壁部の前記右方の領域と後壁部とが対面しない状態で前記側壁部を介して前後方向で接続されてなり、
前記第2の電池収納領域は、前記前壁部の前記左方の領域と前記波形壁部とによって形成され、
前記前壁部の下縁辺は、前記第1の電池収納領域では、右方の裏刃の谷から左下方に向かう上刃を経て左方の裏刃の山に至る鋸刃状に形成されているとともに、前記第2の電池収納領域では、前記上刃に沿って左下方に向かう途上で左右方向に延長する直線に沿って屈曲して左方の縁辺に至り、
前記後壁部は、左右方向に延長する下縁辺と上下方向に延長する右方の縁辺を有し、
前記後壁部の上縁辺は、右方の裏刃の山から左下方に向かう上刃を経て左方の裏刃の谷に至る鋸刃状に形成され、
前記前壁部の前記裏刃の谷および山が、それぞれ前記後壁部の前記裏の前記山および谷に接続されて前記側壁部が形成され、
前記波形壁部は、前記第1の電池収納領域の左端に形成された前記側壁部の後縁辺から前記後壁部の下縁辺に至る上下方向の折り線に沿って前方に山折りに折り返されているとともに、前記前壁部に至る途上で谷折りされた後、順次波頂が形成されるように、左方に向かって交互に谷折りおよび山折りされている、
ことを特徴とする紙製電池パッケージとすることもできる。
本発明によれば、大きなコストアップを伴わずに、様々な要求を満たした多種多様な機能を備えた紙製電池パッケージを提供することができる。より具体的な効果については以下の記載で明らかにする。
封止状態にある上記実施例に係る紙製電池パッケージを示す六面図である。 本発明の実施例に係る紙製電池パッケージの封止状態を示す斜視図である。 開封状態にある上記実施例に係る紙製電池パッケージを示す斜視図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージにおいて開封後の美観を向上させる機能を説明するための斜視図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージの内部を示す斜視図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージにおける円筒形電池の収納状態を示す斜視図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージを構成する仕切部材を示す斜視図である。 上記仕切部材と円筒形電池の収納状態との関係を示す平面図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージを構成する外箱と上記仕切部材のそれぞれの起源となる台紙を示す平面図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージに対して上面と下面の形状が異なる紙製電池パッケージを示す側面図である。 上記実施例に係る紙製電池パッケージを構成する仕切部材のその他の例を示す斜視図である。 本発明のその他の実施例に係る紙製電池パッケージの外観を示す斜視図である。 上記その他の実施例に係る紙製電池パッケージを構成する外箱の起源となる台紙を示す平面図である。
本発明の実施例について、以下に添付図面を参照しつつ説明する。なお以下の説明に用いた図面において、同一または類似の部分に同一の符号を付して重複する説明を省略することがある。ある図面において符号を付した部分について、不要であれば他の図面ではその部分に符号を付さない場合もある。
===紙製電池パッケージ===
本発明の実施例に係る紙製電池パッケージ(以下、電池パッケージとも言う)は、LR6型(単三形)とLR03型(単四形)の二種類の円筒形電池を混在させて収納しつつ、開封後は二種類の円筒形電池(以下、総じて電池とも言う)の保管ケースとしても機能する。ここでは、6本のLR6型の円筒形電池(以下、単三形電池とも言う)と、6本のLR03型の円筒形電池(以下、単四形電池とも言う)を円筒軸が互いに平行となるように直立させた状態で収納するための電池パッケージを挙げる。
図1に本発明の実施例に係る電池パッケージ1の六面図を示した。また図2に電池パッケージ1の外観を斜視図にして示した。図1および図2は、ともに開封前の電池パッケージ1を示しており、内部には12本の電池が収納されている。ここで、電池パッケージ1に収納される電池の円筒軸方向を上下方向とし、電池パッケージの上下方向もこの円筒軸方向と同じ方向であるものとする。また電池パッケージ1内の12本の電池は、一方の電極端子が上下いずれかの方向に向いた状態で直立しつつ、左右方向に並列配置された状態で収納されているものとして左右方向を規定することとする。また上下左右の各方向に直交する方向を前後方向とする。そして図1(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、および(F)を、それぞれ電池パッケージ1の上面図、前面図、左側面図、右側面図、下面図、および後面図として、電池パッケージ1における、前後、左右、および上下の各方向を規定することとする。したがって、図2(A)は、電池パッケージ1を右下前方から見たときの斜視図となり、図2(B)は、電池パッケージ1を左下後方からの見たときの斜視図となる。以下に、図1と図2に従って本実施例に係る電池パッケージ1の開封前の形状や構造について説明する。
<外観形状>
電池パッケージ1の外観は、前後に扁平な箱状で、前面2と後面3が左右方向に長辺を有する矩形状に形成されている。上面4と下面5は、前後中央に左右方向に横断する稜線(40、50)を有する山型に形成されており、左右の側面(6、7)は扁平な六角形状である。すなわち、電池パッケージ1は、左右方向を軸方向とした前後方向に扁平な六角柱状の外観形状を有している。それによって電池パッケージ1の内部には電池の電極端子部の上方及び下方に山型の空間が形成される。すなわち本実施例の電池パッケージ1では、電池の上下端面が電池パッケージ1の内面に接触せず、素材である紙が吸湿した場合でも、電池の電極端子に錆が発生することがない。
前面2の下縁辺22は、下面5を介して後面3の下縁辺32に連続している。一方、前面2の上縁辺21は後面3に連続していない。そして当該上縁辺21には、山型の上面4を形成しつつ後面3を覆うフラップ部10が接続している。フラップ部10は、後面3の上半分程度の領域を覆っている。フラップ部10において、後面3を覆う領域の左右中央の下端には、なだらかな頂部11aを有して下方に山型に突出する舌片11が形成されている。当該舌片11は、山の裾に相当する基部11bを谷折り線として後方に立ち上げられるようになっている。またフラップ部10において舌片11の形成領域の左方および右方の下端には、図中点線で示したように差し込み12が下方に向けて突出するように形成され、その差し込み12が後面3に形成された差し込み口33に挿入されている。それによってフラップ部10が後面3に係止されて電池パッケージ1が封止される。
フラップ部10において、舌片11の外形を形成する山型の頂部11aから上面4の後縁辺41の左端と右端に向けて延長した線上には複数の切欠13からなるジッパー部14が形成されている。そして基部11bを折り線として立ち上げた舌片11を持ってフラップ部10を後上方に引っ張ると、ジッパー部14が破断し、電池パッケージ1が開封される。なお、フラップ部10には、舌片11の基部11bの左右中央の一部の線分を共有しつつ、その線分の左右端部を起点として上方に凸となる円弧状の切欠15が形成されている。当該切欠15によって画成された半円形の部位16は、開封後に電池パッケージ1を電池の保管ケースとして利用する際に、フラップ部10を後面3に係止するために設けられたものである。なお当該半円形の部位(以下、係止片16とも言う)の機能や構造については後述する。
<開封時の形状と構造>
図3に開封状態にある電池パッケージ1を左後下方から見たときの斜視図を示した。当該図3に示したように、ジッパー部14を破断させて電池パッケージ1を開封すると、フラップ部10は、ジッパー部14に沿いつつ舌片11に連続する三角形状の蓋部10aと、蓋部10a以外の部位10b、すなわち後面3の差し込み口33に係止されていた差し込み12を有して電池パッケージ1を封止するための部位(以下、封止部10bとも言う)とに分離する。蓋部10aを閉じる際には、蓋部10aに円弧状に形成された切欠15に沿って上記の係止片16を電池パッケージ1の内方側に立ち上げ、その立ち上げた係止片16を後面3の下方中央に画成された差し込み口(以下、係止口35とも言う)に挿入する。それによって蓋部10aが後面3に開閉可能に係止され、開封後の電池パッケージ1が電池の保管ケースとして利用できるようになる。
また、本実施例の電池パッケージ1は、電池の保管ケースとして利用される際の美観を考慮した構造を有している。図4は、電池の保管ケースとしての利用を考慮した電池パッケージの構造を説明するための図である。図4に示したように、電池パッケージ1は、開封時にフラップ部10の蓋部10aと分離された封止部10bの差し込み12を後面3の差し込み口33から引き抜くだけで容易に外箱1aから取り外すことができる。このように、本実施例の電池パッケージ1は、開封後にジッパー部14の破断線が外箱1aに残らず、開封後も優れた美観を備えたものとなる。
<電池の収納状態>
電池パッケージ1の内方は電池(80a、80b)の収納空間であり、当該収納空間の右方と左方には、それぞれ6本の単三形電池80aと6本の単四形電池80bが左右方向に並んで収納されている。開封した状態の電池パッケージ1は、上方が開口する前後に扁平な箱状で、底部は山型の下面5の内面で左右方向に延長するV字溝状となっている。前後方向の内寸は単三形電池80aの直径とほぼ同じである。後面3の上端側は、閉じた状態にある蓋部10aと対面する領域が当該蓋部10aに沿う形状に切り欠かれた形状で下方を上底とした等脚台形状の開口部34が形成されている。またその開口部34が電池(80a、80b)の収納空間における上方の開口に連続している。すなわち後面3の上縁辺31は、下方を上底とした等脚台形の両脚と上底に沿う形状となっている。電池パッケージ1は、このような後面3の形状により、蓋部10aを開くと後面3の開口部34から電池収納空間における上方の開口までの広い領域で開口する。そのため、左右の端部以外に収納されている電池(80a、80b)では、電池パッケージ1内の電池(80a、80b)を上方から取り出す際に、側面に触れることができ、電池(80a、80b)を容易に取り出せる。例えば、開封直後で左右方向に電池(80a、80b)が密接して収納されている場合、後方から見て開口部34から露出する電池(80a、80b)の側面に指の腹を当てて擦り上げるようにすれば、その電池(80a、80b)を容易に取り出すことができる。
このように、本実施例の電池パッケージ1は、電池(80a、80b)の保管ケースとして利用する際に、電池(80a、80b)を容易に取り出せる。しかし、本実施例の電池パッケージ1のより大きな特徴は、従来の電池パッケージと同様に前後方向の内寸が左右方向で一定であるものの、サイズが異なる電池を混在させて収納することができる点にある。しかも、本実施例の電池パッケージ1では、パッドで隙間を埋めることなく、サイズが小さい方の電池が内部でがたつくのを防止するための内部構造を備えている。概略的には、電池パッケージ1は、扁平な六角柱状の外形を有する外箱と、その外箱1a内に組み込まれた仕切部材とから構成されており、その仕切部材が電池パッケージ1の内部で異なるサイズの電池(80a、80b)を遊びが無い状態で正立させている。しかも、仕切部材は所定の形状に裁断されているとともに折り線を有する1枚の台紙から組み立てられており、極めて安価に製造することができる。そして、その仕切部材は、電池パッケージ内における電池の残数が少なくなって、電池(80a、80b)同士が左右方向で互いに支え合うことができなくなっても電池の転倒を防止できるようになっている。
図5と図6に電池パッケージ1内における電池(80a、80b)の収納状態を説明するための図を示した。図5(A)は、電池パッケージ1を左上後方から見たときの斜視図であり、ここでは、電池パッケージ1内の電池(80a、80b)を全て取り出したときの状態を示した。図5(B)は蓋部10aを開いたときの電池パッケージ1を上後方から見たときの斜視図である。図6は電池の収納状態を下後方から見たときの斜視図であり、ここでは外箱1aを省略している。
図5(A)に示したように、電池パッケージ1は、前後に扁平な箱状の外箱1aと、外箱1aの内部に組み込まれた仕切部材1bとによって構成されており、電池パッケージ1の内部に組み込まれた仕切部材1bは、自身の構造と外箱1aの内面とによって電池(80a、80b)を仕切って収納するための区画(90a、90b)を形成している。この例では、単三形電池80aを2本ずつ仕切った状態で収納するための三つの区画(以下、単三区画90aともいう)と、6本の単四型電池80bを1本ずつ仕切った状態で収納するための六つの区画(以下、単四区画90bとも言う)が形成されている。
図5(B)に示したように、開封直後の電池パッケージ1内には、右端から6本の単三形電池80aが左方に向かって一列に収納されている。また図6に示したように、左端から6本の単四形電池80bが右方に向かって前後に互い違いになるように千鳥配置された状態で収納されている。
<仕切部材の構造>
図7に仕切部材1bの構造を示した。また図8に仕切部材1bと電池の収納状態との関係を示した。図7(A)は仕切部材1bを後上方から見たときの斜視図であり、図7(B)は仕切部材1bを右後上方から見たときの斜視図である。また図8は仕切部材1bを上方から見たときの平面図である。なお図8では、仕切部材1bに対する電池(80a、80b)の収納状態も示した。以下、図7と図8を参照しつつ仕切部材1bの構造について説明する。
図7に示したように、仕切部材1bは、単三形電池80aを収納するための右方の領域(以下、単三収納領域1Rとも言う)と単四形電池80bを収納するための左方の領域(以下、単四収納領域1Lとも言う)とを有し、単三収納領域1Rには、前方と後方に前後方向を法線とした面を有する壁部(以下、前壁部91、後壁部92Rとも言う)が形成され、その前後の壁部(91、92R)が左右方向を法線とした面を有する壁部(以下、側壁部93とも言う)によって接続された構造を有している。そして、仕切部材1bを外箱1a内に組み込むと、仕切部材1bにおける前後の壁部(91、92R)と、側壁部93あるいは外箱1aの右側面7の内面とによって単三形電池80aが2本ずつ収納される単三区画90aが外箱1a内に形成される。この例では、三つの単三区画90aのうち、中央と左端の単三区画90aは、前後の壁部(91、92R)と左右方向に対面する二つの側壁部93とによって形成される。右端の単三区画90cについては、左方にのみ側壁部93を有して右端が開放し、当該右端の単三区画90cについては、外箱1aの右側面7の内面が右方の側壁部として機能する。また、単三収納領域1Rの最も左側にある左端の側壁部93Lの前縁辺93cと、この前縁辺93cに連続して下方に延長する後壁部92Rの左縁辺92dとによって単四収納領域1Lとの境界(以下、境界(93c−92d)とも言う)が形成されている。
前壁部91は、単三収納領域1Rと単四収納領域1Lとで共用される部位であり、外箱1aの左右方向の内寸とほぼ一致する左右幅を有している。前壁部91の上縁辺91aは左右方向に向かう直線状であり、下縁辺91bは、単三収納領域1Rでは鋸刃状に形成されている。この例では、右方の裏刃の谷から左下方に向けて上刃が形成されて左方の裏刃の山に至る。そして、この鋸刃状の下縁辺91bにおいて、裏刃の山と谷を結ぶ上下方向に沿う直線が側壁部93の前縁辺93aを兼ねている。後壁部92Rは、前壁部91と前後方向で対面する領域がなく、前壁部91に対して下方に配置されている。そして後壁部92Rの下縁辺92aは左右方向に向かう直線状で、上縁辺92bは鋸刃状に形成されている。この例では、前壁部91の下縁辺91bと歯合するように、右方の裏刃の山から左下方に向かう上刃を経て左方の裏刃の谷に至る。そして、この鋸刃状の上縁辺92bにおいて、裏刃の山と谷を結ぶ上下方向に沿う直線が側壁部93の後縁辺93bを兼ねている。なお、前壁部91の右縁辺91cと後壁部92Rの右縁辺92cは左右方向の位置が同じである。また、後壁部92Rの左縁辺92dは、左端の側壁部93Lの後縁辺93cを下方に延長した線上にある単四収納領域1Lは、前壁部91において単三収納領域1Rに対して左方の領域と、単三収納領域1Rの左端に連続して左方に向かって蛇腹状に屈曲しながら延長する壁部92Lとで構成されている。
蛇腹状に屈曲する壁部92Lは、上方から見ると波形(なみがた)に屈曲し、図8に示したように、波高Hは外箱1aの前後方向の内寸とほぼ一致している。また、この蛇腹状に屈曲する壁部(以下、波形壁部92Lとも言う)の下縁辺92eは、単三収納領域1Rにおける後壁部92Rの下縁辺92aに連続し、前後方向から見ると直線状である。波形壁部92Lの上縁辺92fは、この例では右方から左方に向かって段階的に上方に向かって延長している。そして仕切部材1bを外箱1a内に組み込むと、波形壁部92Lの波頂92gが外箱1aの前後の内面に直接、あるいは前壁部91の後面を介して間接的に接する。
また、波形壁部92Lの右端は、単三収納領域1Rにおける左端の側壁部93Lの前縁辺93cと、その前縁辺93cの下方に連続する後壁部92Rの左縁辺92dの位置に形成された折り線であり、当該折り線とその延長線が単三収納領域1Rと単四収納領域1Lとの境界(93c−92d)となる。そして、図8に詳しく示したように、上方から見ると、当該境界(93c−92d)では、波形壁部92Lは、当該境界(93c−92d)で単三収納領域1Rにおける左端の側壁部93Lと対面するように、後方から見て山折りに180゜の角度で反転して前方に折り返されている。そして前壁部91に至る途上(符号92k)で右端の波頂92hに向けて谷折りされた後、その谷折りされてなる右端の波頂92hに至る。次いで、この谷折りされてなる右端の波頂92hから左方に向けて順に山折り、および谷折りされて各波頂92gが形成される。そして、波形壁部92Lは、後方から見て、最も左側の山折りされてなる波頂92iから次の波頂に至る途上で途切れ、左縁辺92jが外箱1aの左側面6の内面に当接する。それによって、外箱1aの内面と波形壁部92Lの前面あるいは後面とで囲繞された空間が形成され、この空間が1本の単四型電池が収納される単四区画90bとなる。
各単四区画90bでは、単四形電池80bの側面が波形壁部92Lの前面あるいは後面と外箱1aの内面とに接する。すなわち、上方から見ると、各単四形電池80bは、単四収納領域1Lの右端と左端の四辺形の単四区画(90e、90f)、およびこれら端部の単四区画(90e、90f)間に形成されて四つの三角形状の単四区画90bの内接円を形成する。なお、波形壁部92Lの右端側は、単三収納領域1Rとの境界(93c−92d)にて180゜に折り返されているため、右端の単四区画90eに収納される単四形電池80bは、単三収納領域1Rにおける左端の側壁部93Lにも支持され、外箱1aの内部でがたつくことがない。また、仕切部材1bの上下幅、および左右幅は、外箱1aの前面2と後面3における上下方向の内寸、および左右方向の内寸と同等であり、仕切部材1b自体も外箱1a内でがたつくことがない。
===台紙====
本実施例の電池パッケージ1を構成する外箱1aと仕切部材1bは、それぞれ1枚の台紙から組み立てられている。そして電池パッケージ1の外箱1aは、接着剤を用いず、折れ線に従って台紙を折り曲げたり立ち上げたりするとともに、差し込みを対応する切り込みや差し込み口に挿入するだけで組み立てられる。仕切部材1bは、折れ線に従って折り曲げるだけで組み立てられる。図9に外箱1aと仕切部材1bの台紙(101a、101b)を示した。図9(A)は外箱1aの起源となる台紙101aを示しており、図9(B)は仕切部材1bの起源となる台紙101bを示している。
<外箱の台紙>
図9(A)は、外箱1aの台紙101aを展開したときに、外箱1aの外面となる面を見たときの平面図を示している。そして図中に示したように、組み立て状態にある電池パッケージ1の前面2を基準にして上下左右の方向を規定している。そして図中では山折り線を点線、谷折り線を一点鎖線で示している。
図9(A)に示したように、外箱1aとなる台紙101aは、矩形状の前面2の左右の縁辺(23、24)および上下の縁辺(21、22)にそれぞれ左右の側面(6、7)と上下の面(4、5)が連続しており、下面5の下方に下端側が等脚台形状に切り開かれた開口部34が形成された後面3が連続している。上面4はフラップ部10の一部として、前面2の上縁辺21から連続している。また左側面6の左方、および右側面7の右方には、外箱1aを組み立てる際に、後面3の内側に配設される内フラップ(102、103)が連続している。
左右の各側面(6、7)とそれぞれの側面(6、7)に連続する内側フラップ(102、103)との境界には切り込みからなる差し込み口(104、105)が形成されている。そして後面3の左右縁辺(36、37)には、上記差し込み口(104、105)に挿入される差し込み(106、107)が形成されている。後面3には、フラップ部10に形成されている差し込み12が挿入される差し込み口33と、係止片16が挿入される係止口35とが形成されている。なお、差し込み口33は、横長の矩形状の開口33aと、当該開口33aの上端の左隅および右隅のコーナーから左上方および右上方に延長する線状の切り込み33bとで構成されている。
このように、本実施例の電池パッケージの外観をなす外箱1aは、図9(A)に示した1枚の台紙101aを折り線に従って屈曲させつつ、対応関係にある差し込み(12、106、107)を差し込み口(33、104、105)に係止させるだけで組み立てることができる。すなわち接着剤を用いないため、開封後に接着剤の後が残ることがなく美観に優れている。また内部には電池(80a、80b)の上下端面の上下方向に山型の空間が確保されて、電極端子と外箱1aの内面とが接触することを防止したり、落下などに際して山型の空間が緩衝部となって電池(80a、80b)の変形などを防止したりする機能も備えている。そして本実施例の電池パッケージ1は、これらの機能によって外箱1aの形状が前後方向に扁平で左右方向に軸を有する筒状に形成されて美観に優れたものとなっている。
<仕切部材の台紙>
次に、図9(B)に基づいて仕切部材1bとなる台紙101bについて説明する。なお、図9(B)では、仕切部材1bが組立後の外箱1aに収納されている状態を基準にして上下左右前後の各方向を規定しており、ここでは台紙101bを後方から見たときの平面図を示した。なお、図9(B)に示した台紙101bにおける部位や領域の名称については、基本的に、仕切部材1bにおける部位や領域と同じ名称を用いることとし、図中における符号についても図7、図8と同じ符号を用いることとする。そして図9(B)では、前壁部91、後壁部92R、側壁部93、および波形壁部92Lを異なるハッチングで示した。
図9(B)に示したように、仕切部材1bの起源となる台紙101bは、前壁部91と、単三収納領域1Rにおける後壁部92Rと単四収納領域1Lにおける波形壁部92Lの双方を包含した領域(以下、共通壁部92とも言う)とが上下方向で左右に互い違いになっているとともに、前壁部91と共通壁部92とが側壁部93を介して接続された平面形状となるように裁断されているとともに、各所に切り込み線94が形成されている。
台紙101bは、後方から見ると、前壁部91が共通壁部92に対して右方にずれ、共通壁部92の左端は、前壁部91左端に対して大きく左方に突出している。共通壁部92は、前壁部91よりも左方に突出する領域では、上縁辺92fが左方に向かって段階的に上方に向かって拡幅している。そして、台紙101bの平面領域内の各所に折り線が形成されている。図中では、山折り線を点線、谷折り線を一点鎖線で示している。
台紙101bの外形を象る裁断領域において、単三収納領域1Rには、右方から左方に向かって下方に傾斜する4本の切り込み線(94a〜94d)が左右方向に並んで形成されている。また、基端95から終端96に向けた方向を傾斜の下り方向とすると、図示した例では、各切り込み線(94a〜94d)は、右端を基端95として左端の終端96に向かって下るように傾斜している。なお、以下では、単三収納領域1Rにおける4本の切り込み線(94a〜94d)について、右方から左方に向かって順に第1〜第4の切り込み線(94a〜94d)と称することとする。
最も右側の第1の切り込み線94aは、前壁部91の右縁辺91cの下端を基端95aとして、当該基端95aから前壁部91の下縁辺91bを共通しつつ左下方に延長し裁断領域内方の終端96aに至る。この第1の切り込み線94aの左方には二つの同じ形状の第2および第3の切り込み線(94b、94c)が形成されている。第2および第3の切り込み線(94b、94c)は、基端(95b、95b)から終端(96b、96b)に向けて傾斜しつつ途中で傾斜の角度が変わる屈曲点97を有している。また、第2および第3の切り込み線(94b、94c)は基端(95b、95c)および終端(96b、96c)の上下方向の位置が同じであり、終端(96b、96c)については第1の切り込み線94aの終端96aの上下位置と同じである。
単三収納領域1Rの左端の第4の切り込み線94dは、基端95dの上下位置が第2、第3の切り込み線(94b、94c)の基端(95b、95c)の上下位置と同じであり、第2〜第4の切り込み線の基端間(95b−95c、95c−95d)は、左右方向に同じ距離D1だけ離間している。また、第2〜第4の切り込み線94dにおいて、基端(95b〜95d)から屈曲点97までの線分は、互いに平行であり、左右方向に同じ距離D2だけ離間し、第2〜第4の切り込み線(94b〜94d)における屈曲点97の上下方向の位置は同じである。そして、第4の切り込み線94dの屈曲点97は、前壁部91の左縁辺91dの位置まで直線的に延長する切り込み線94eに連続している。そしてこの直線状の切り込み線94eは、単四収納領域1Lの波形壁部92Lの上縁辺92fとなる。なお、波形壁部92Lの上縁辺92fは、前壁部91の左縁辺91dより左方では、段階的に上方に向かって拡幅するように屈曲し、各屈曲点に波頂部92gとなる折り線が形成されている。
単三収納領域1Rにおいて、左右で隣接する切り込み線間(94−94)には、側壁部93における前縁辺93cおよび後縁辺93dに対応して上下方向に延長する折り線が形成されている。具体的には、第2〜第4の切り込み線(94b〜94d)の屈曲点97の直下に第1〜第3の切り込み線(94a〜94c)の終端(96a〜96c)が配置されて、第2〜第4の切り込み線(94b〜94d)の屈曲点97と屈曲点97と第1〜第3の切り込み線(94a〜94c)の終端(96a〜96c)との間には山折り線が形成されている。また、第2〜第4の切り込み線(94b〜94d)の基端(95b〜95d)から下方に向けて第1〜第3の切り込み線(94a〜94c)のそれぞれの延長途上に至る直線上には、谷折り線が形成されている。第4の切り込み線94の終端96dからは後壁部92Rの下縁辺92aに向けて山折り線93eが形成されている。なお第1の切り込み線94aは、後壁部92Rの右縁辺92cの左右位置から終端96aに至る線分が第2、第3の切り込み線(94b、94c)における屈曲点97から終端(96b、96c)に至る線分と平行である。
上述したように、前壁部91と、後壁部92Rを含む共通壁部92とは、上下方向で左右に互い違いに配置されているが、第1〜第4の切り込み線(94a〜94d)の基端間(95a−95b、95b−95c、95c−95d)は、左右方向に同じ距離D1だけ離間し、第2〜第4の切り込み線(94b〜94d)のそれぞれにおける基端(95b〜95d)と屈曲点97との間は左右方向に同じ距離D2だけ離間している。そして、互いの右縁辺同士(91c―92c)は所定の距離D3を有して左右方向に離間している。そして、この距離D3は、1本の切り込み線94において基端95に接続する谷折り線93cとこの谷折り線の左方に隣接する山折り線93dの左右の距離、すなわち側壁部93の前縁辺93cと後縁辺93dと間の距離D2と同じである。それによって、台紙101bから折り線にしたがって側壁部93を立ち上げて仕切部材1bを組み立てると、単三収納領域1Rでは、前壁部91と後壁部92Rの右の縁辺同士(91c−92c)の位置が左右方向で同じとなる。
単三収納領域1Rにおける第4の切り込み線94dの終端96dから左方の領域は単四収納領域1Lであり、前壁部91の左端側と波形壁部92Lとで構成される。波形壁部92Lの右端は、単三収納領域1Rとの境界(93c−92d)で、左端の側壁部93Lの前縁辺93cと当該前縁辺93cの下方に延長する後壁部92Rの左縁辺92dとに対応する山折り線である。波形壁部92Lには、仕切部材1bにおいて蛇腹状に屈曲された際の波形の各波頂92gに対応する折り線として、右方から左方に向かって谷折り線と山折り線がこの順に交互に形成されている。また、隣接する波頂間(92g−92g)に対応する谷折り線と山折り線とは所定の距離D4だけ離間している。なお、波形壁部92Lの右端(93c―92d)は、上述したように、仕切部材1bでは180゜に折り返される山折り線であり、当該山折り線(93c−92d)から波形壁部92Lにおいて最も右側の波頂92hに至る途上に谷折り線92kが形成されている。
このように、本実施例に係る電池パッケージ1を構成する仕切部材1bの起源となる台紙101bにおいて、単三収納領域1Rは、上下方向で左右に互い違いとなる裁断形状や斜めの切り込み線94を有している。それによって、各折り線(93a、93b、92d)に癖をつけておけば、前壁部91の左縁辺91dと後壁部92Rの右縁辺92cを持って、これらの縁辺(91d、92c)をそれぞれ左前方よび右後方にずらすだけで側壁部93が立ち上がり、容易に単三収納領域1Rが形成される。また、波形壁部92Lにおいて波頂92gとなる折り線で屈曲しつつ、波形壁部92Lの左縁辺92jを前壁部91の左縁辺91dに揃えれば単四収納領域1Lが形成される。したがって、本実施例の電池パッケージ1は、容易に1枚の台紙101bから仕切部材1bを組み立てることができる。
===その他の実施例===
電池パッケージの外観形状は上記実施例に限らない。図10は外観形状が異なる電池パッケージ(201、301)の例を示している。図10では封止状態にある電池パッケージ(201、301)を左方から見たときの側面図であり、図10(A)に示した電池パッケージ201のように、上面4と下面5は左右方向に延長する折り線からなる稜線がなく、湾曲する山型に形成されている。図10(B)に示した電池パッケージ301では、左右の側面が前後に扁平な平行四辺形となるように形成されている。いずれにしても、山型の上面と下面を備え、内部に上下方向を軸方向として収納された円筒形電池の上方と下方に空間が形成されていればよい。
仕切部材によって外箱内に形成される区画の数は、適宜に設定可能である。切り込みの形状についても適宜に変更することができる。図9(B)に示した仕切部材の台紙101bでは、第2〜第4の切り込み(94b〜94d)は、側壁部93を立ち上げ易くしたり、折り線(93c、93d)の位置を確認し易くしたりするために、基端95から終端96に向かう延長途上で傾斜の角度が変わる屈曲点97を有していたが、切り込み線は、基端から終端まで一定の傾斜を有する直線状であってもよい。
上記実施例の電池パッケージでは、単三形電池と単四形電池とを混在させて収納していたが、例えば、外箱の左右方向の幅も変更するとともに、図7に示した仕切部材1bにおいて、波形壁部92Lの波高Hを変えずに波長λを変えれば単五形など、単三形よりも小さな他の電池を収納することができる。また、波形壁部に異なる波長を有する区画を設ければ、直径が異なる3種類以上の円筒形電池を混在させることもできる。
さらに、仕切部材は、前後方向を法線とする壁面に左右方向を法線とする壁面が接続された構造であれば上記実施例に限らない。図11に仕切部材1cのその他の例を示した。図示した仕切部材1cは、上記実施例における仕切部材1bと同様に外箱1a内に収納されることで三つの単三区画90aと六つの単四区画90bを形成する。そして、この図に示した仕切部材1cでは、切り込み線がない所定の裁断形状を有する1枚の台紙を折り線で屈曲させてなる。
具体的には、仕切部材1cにおける単三収納領域1Rは、上縁辺191に凹状の切欠190を有する帯状の台紙部分からなり、この台紙部分が左右方向に向かってクランク状に屈曲されて、前壁部91、側壁部93、および後壁部92Rが連続して形成されている。前壁部91の上下幅w1は、外箱1aの前面2および後面3の上下方向の内寸と同等である。そして、右端の単三区画90cは、右端の前壁部91Rと、外箱1aの右側面7および後面3の内面とによって形成され、左端の単三区画90dは、左端の前壁部91Lと、その左右に接続されている側壁部93、および外箱1aの後面3の内面とによって形成される。また、上端側に凹状の切欠190が形成されている後壁部92Rと、その左右に接続されている側壁部93、および外箱1aの前面2の内面とによって中央の単三区画90aが形成される。それによって、上記実施例の電池パッケージ1における外箱1a内に仕切部材1cを組み込んで当該外箱1aを開封すると、前壁部91が形成されている領域はもちろん、後壁部92Rが形成されている領域に収納されている単三形電池80aも後方から確認することができる。もちろん単三形電池80aの取り出しも容易となる。
単四収納領域1Lは、波形壁部92Lのみで構成され、単三収納領域1Rの左端の側壁部93dの前縁辺93cに連続して左方に延長する帯状の矩形領域を、上方から見て蛇腹状に屈曲してなる。そして、波形壁部92Lの波頂部92gが外箱1aの前面2あるいは後面3の内面に接するとともに、波形壁部92Lの左縁辺92jが外箱1aの左側面6の内面に接する。それによって、単四区画90bが形成される。また、波形壁部92Lの右端は、この例においても後方から見て山折りに180゜の角度で反転するように前方に折り返されて、単三収納領域1Rにおける左端の側壁部93Lと対面させている。さらに、この例では、波形壁部92Lの上下幅w3が前壁部91の上下幅w1よりも小さく、開封状態にある電池パッケージ1内の単四収納領域1Lの特に右側の単四形電池80bが後方から容易に確認でき、かつ取り出し易くなっている。なお、波形壁部92Lの上下幅w3は、後壁部92Rの上下幅w2に一致している。
電池パッケージにおけるフラップ部の形状は実施例に限らない。図12にフラップ部410の形状が異なる電池パッケージ401を示した。ここでも図1に示した電池パッケージ1と同様にして上下左右前後の各方向を規定している。そして図12は電池パッケージ401を左下後方から見たときの斜視図を示している。図示した電池パッケージ401は、フラップ部410の形状が異なっており、蓋部410aの右縁辺17は後面3の右縁辺37に沿う直線状で、ジッパー部14は、上面4の後縁辺41の左端から舌片11の頂部11aに向けて形成されている。フラップ部410は、蓋部410aの左方に封止部410bを一つだけ備えている。電池パッケージ401は、その封止部410bの下端に形成されている差し込み12が後面3の差し込み口33に挿入されることで封止される。
参考までに、図13に当該電池パッケージ401の外箱の起源となる台紙402の平面図を示した。当該図13では、図9(A)に示した台紙101aと同様にして上下左右前後の各方向を規定している。図示したように、フラップ部410の形状が異なるだけで、点線で示した折り線に従って各面(2〜7)や内フラップ(102、103)を立ち上げるとともに、対応関係にある差し込みと差し込み口(106−104、107−105、12−33)とを係合させることで外箱が組み立てられる。なお仕切部材については、区画の数や左右の幅が異なるだけで、例えば、図7に示したものと同様の構造や形状とすればよい。
1,201,301,401 紙製電池パッケージ、
1a 外箱、1b、1c 仕切部材、1L 単四収納領域、1R 単三収納領域、
2 前面、3 後面、4 上面、5 下面、6 左側面、7 右側面、10,410 フラップ部、10a,410a 蓋部、10b,410b 封止部、11 舌片、
12 差し込み 13 切欠、14 ジッパー部、16 係止片、31 後面の上縁辺、33 差し込み口、34 開口部、35 係止口、40 上面の稜線、
50 下面の稜線、80a LR6型(単三形)の円筒形電池、
80b LR03型(単四形)の円筒形電池、90a 単三区画、90b 単四区画、
91 前壁部、92R 後壁部、92L 波形壁部、92g〜92i 波形壁部の波頂、93,93L 側壁部、94、94a〜94e 切り込み線、
95,95a〜95d 切り込み線の基端、96,96a〜96d 切り込み線の終端、101a、402 外箱の台紙、101b 仕切部材の台紙、H 波形壁部の波高、
λ 波形壁部の波長

Claims (4)

  1. 複数の第1の円筒形電池と、当該第1の円筒形電池よりも直径が小さい第2の円筒形電池とを上下方向を軸方向として直立させた状態で収納する紙製電池パッケージであって、
    1枚の台紙から組み立てられてなる外箱内に1枚の台紙から組み立てられてなる仕切部材が配置されてなり、
    前記外箱は、前後に扁平な箱状で、矩形状の前面と、当該前面と対面する領域を有して上端側が左右の幅で切り開かれてなる開口部を有する後面と、前記前面の上縁辺から上面を形成しつつ前記後面を覆う形状に形成されたフラップ部とを備え、
    当該フラップ部は、前記外箱を開封させるジッパー部と、前記上面の後縁辺に接続されるとともに前記後面を覆いつつ当該後面に係止可能な蓋部と、当該蓋部と前記ジッパー部を介して接続されて前記後面に固定される封止部とを有し、
    前記仕切部材は、複数本の前記第1の円筒形電池を左右方向に1列に並列配置させた状態で収納するための第1の電池収納領域と、当該第1の電池収納領域の左右一方に隣接して複数本の前記第2の円筒形電池を左右方向に向かって千鳥配置された状態で収納するための第2の電池収納領域とを有し、
    前記第1の電池収納領域は、前後方向を法線とする面を有して前後方向に離間して配置されている前壁部と後壁部が左右方向を法線とした面を有する側壁部によって接続されてなり、
    前記第2の電池収納領域は、前記第1の電池収納領域の左右一方の端部に形成された前記側壁部に連続して当該左右一方の方向に帯状に延長する台紙の一部が上下方向から見て波形に屈曲されてなる波形壁部を備え、
    開封状態では、前記蓋部が前記後面に係脱自在に開閉し、
    開封前の封止状態では、前記フラップが前記封止部によって前記後面に固定されているとともに、前記仕切部材の前記第1の電池収納領域により複数本の前記第1の円筒形電池を所定本数毎に仕切って収納する第1の区画と、前記仕切部材の前記第2の電池収納領域により前記第2の円筒形電池を1本ずつ仕切って収納する第2の区画とが形成され、
    前記第1の区画は、直立した1本の前記第1の円筒形電池の転倒を防止する左右幅を有し、
    前記第2の区画は、上下方向から見て、前記波形壁部の面と前記外箱の内面とによって閉鎖されてなり、一つの前記第2の区画は、1本の前記第2の円筒形電池の側面を前記波形壁部の面と前記外箱の内面とに接触させた状態で収納するように形成されている、
    ことを特徴とする紙製電池パッケージ。
  2. 請求項1に記載の紙製電池パッケージおいて、
    前記外箱は、上端と下端が山型に形成されて左右方向で互いに対面する左側面および右側面と、左右方向から見て前記山型を形成するように左右方向に稜線を有して屈曲あるいは湾曲されてなる上面および下面を有し、
    前記封止状態では、前記外箱の内部に前記上面と前記下面とによって前記第1の円筒形電池および前記第2の円筒形電池の上方と下方に空間が形成される、
    ことを特徴とする紙製電池パッケージ。
  3. 請求項1または2に記載の紙製電池パッケージおいて、
    前記第2の電池収納領域には、上下方向から見て、前記波形壁部に波高が同じで波長が異なる複数の電池収納領域が形成され、
    当該複数の電池収納領域のそれぞれには、前記波長に応じた直径を有する円筒形電池が左右方向に向かって千鳥配置された状態で収納される、
    ことを特徴とする紙製電池パッケージ。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の紙製電池パッケージおいて、
    左右の一方を左方、他方を右方として、
    前記前壁部は、前記後壁部に対して上方に配置され、前記第1の電池収納領域と前記第2の電池収納領域との境界に対して左方の領域と右方の領域とを有するとともに、左右方向に延長する上縁辺と上下方向に延長する左右の縁辺とを有し、
    前記第1の電池収納領域は、前記前壁部の前記右方の領域と後壁部とが対面しない状態で前記側壁部を介して前後方向で接続されてなり、
    前記第2の電池収納領域は、前記前壁部の前記左方の領域と前記波形壁部とによって形成され、
    前記前壁部の下縁辺は、前記第1の電池収納領域では、右方の裏刃の谷から左下方に向かう上刃を経て左方の裏刃の山に至る鋸刃状に形成されているとともに、前記第2の電池収納領域では、前記上刃に沿って左下方に向かう途上で左右方向に延長する直線に沿って屈曲して左方の縁辺に至り、
    前記後壁部は、左右方向に延長する下縁辺と上下方向に延長する右方の縁辺を有し、
    前記後壁部の上縁辺は、右方の裏刃の山から左下方に向かう上刃を経て左方の裏刃の谷に至る鋸刃状に形成され、
    前記前壁部の前記裏刃の谷および山が、それぞれ前記後壁部の前記裏の前記山および谷に接続されて前記側壁部が形成され、
    前記波形壁部は、前記第1の電池収納領域の左端に形成された前記側壁部の後縁辺から前記後壁部の下縁辺に至る上下方向の折り線に沿って前方に山折りに折り返されているとともに、前記前壁部に至る途上で谷折りされた後、順次波頂が形成されるように、左方に向かって交互に谷折りおよび山折りされている、
    ことを特徴とする紙製電池パッケージ。
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