JP6867714B2 - トリミング装置 - Google Patents

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Description

本開示は、成形品をトリミングするトリミング装置に関する。
特許文献1には、真空成形機で真空形成された後、トリミング機に送り込まれて切断分離される真空成形製品に関する技術が開示されている。
特開2002−154655号公報
特許文献1に開示される技術においては、真空成形機で例えば6列分ずつ真空成形されて、トリミング機に送り込まれ6列分が一斉に切断分離されている。すなわち、真空成形機による真空成形の1ショットにつき、トリミングを1回行っている。そうすると、トリミング機に設けられるトリミング型は、1回のトリミングで真空成形の1ショット分のトリミングを行うので、1回のトリミングでトリミングする量が多くなって大型化してしまう。そして、このようにトリミング型が大型化すると、トリミング型が重量化するので、トリミング型の取り扱い性が低下してしまう。
そこで、本開示は上記した問題点を解決するためになされたものであり、トリミング型の取り扱い性が向上するトリミング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本開示の一形態は、成形シートにて成形型により成形された成形品を前記成形シートから抜き出すために前記成形シートのトリミングを行うトリミング装置において、前記トリミングを行うものであり、前記成形シートの厚み方向の一方向のみに設けられるトムソン刃である切刃を有し、前記成形型により前記成形品を成形する動作を1回行うことにより前記成形シートの搬送方向に沿って成形される複数の前記成形品に対して、前記切刃による前記トリミングを所定数の前記成形品ごとに複数回に分けて行うものであって、前記成形品を位置決めする位置決め型と、前記位置決め型の周囲にて前記切刃の刃先に対向するように環状に設けられた当て板と、を有し、前記位置決め型に前記成形品を配置させ、前記当て板に接触した停止中の前記成形シートを前記切刃により上側から切断することにより、前記トリミングを行い、前記成形品は、上側に凸状に形成され、前記位置決め型は、上側に凸状に形成されており、前記成形品は、前記位置決め型の上側先端の角部に支持された状態で、前記位置決め型の上に載せられて位置決めされること、前記成形品の内周傾斜面が、開口部に向かって拡大している角度は、前記位置決め型の外周傾斜面が下テーブルに向かって拡大している角度よりも大きいため、前記位置決め型の前記外周傾斜面の上側先端の角部が、前記成形品の前記内周傾斜面に接触していること、を特徴とする。
この態様によれば、切刃を小型化できるので、切刃を備えるトリミング型を小型化できる。そのため、トリミング型を軽量化できるので、トリミング装置へのトリミング型の取付け作業やトリミング装置からのトリミング型の取り外し作業が行い易くなる。したがって、トリミング型の取り扱い性が向上する。
上記の態様においては、Xを1以上の整数と定義するときに、X回目に前記トリミングを行う前記成形品と、(X+1)回目に前記トリミングを行う前記成形品には、形状の相違する部分が形成されていること、が好ましい。
この態様によれば、同じ形状の成形品が連続して成形シートから抜き出されないので、積み重ねた成形品同士が密着し難くなる。そのため、成形品の密着防止を図ることができる。
本開示のトリミング装置によれば、トリミング型の取り扱い性が向上する。
第1実施形態の熱成形装置の概略構成図である。 シート(成形シート、スクラップシート)の上面図である。 成形装置を模式的に示す断面図である。 トリミング装置を模式的に示す断面図(上テーブルと下テーブルの離間時の図)である。 トリミング装置を模式的に示す断面図(上テーブルと下テーブルの近接時の図)である。 1回の成形に対しトリミングを複数回行うことを示す図である。 成形品を重ね合せたときの図である。 参考例の熱成形装置の概略構成図である。
以下、本開示のトリミング装置の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
<熱成形装置の概要について>
まず、第1実施形態において、本開示のトリミング装置が設けられた熱成形装置の概要について説明する。
(熱成形装置の構成)
本実施形態の熱成形装置1は、シートSH1から成形品PRを形成する装置である。シートSH1は、例えば、熱可塑性樹脂シートのような樹脂シート、熱可塑性を示す樹脂以外の熱可塑性シート、紙、等の成形可能なシートである。なお、成形品PRとしては、例えば、食品容器のような容器、家電製品の内箱や操作パネルのような構成品、等がある。
図1に示すように、熱成形装置1は、シート供給部SE1と、加熱部SE2と、成形部SE3と、トリミング部SE4と、スクラップ回収部SE5と、製品取出部SE6と、制御部SE7を有する。なお、図1において、左から右へ向かう方向がシートSH1を搬送する方向である搬送方向D1である。
シート供給部SE1は、ロールSH0に巻かれた連続して繋がったシートSH1をほどいて加熱部SE2に供給する部位である。
加熱部SE2は、シートSH1を加熱する部位である。この加熱部SE2は、シートSH1に対向するヒータを複数並べたヒータ群HGを有する。なお、図1に示す加熱部SE2はシートSH1の上側と下側とにヒータ群HGが配置されているが、どちらか一方を省略してもよい。
成形部SE3は、加熱されたシートSH1に成形品PRを成形する部位である。この成形部SE3には、成形装置11が設けられている。
この成形装置11は、例えば図3に示すように、上テーブル21と下テーブル22と成形型23とクランプ(対向型)24などを有する。
上テーブル21と下テーブル22は、不図示の駆動機構により上下方向に昇降して、近接及び離隔する。そして、これにより、上テーブル21の下に設けられた成形型23と、下テーブル22上に設けられたクランプ24とが昇降する。なお、図3では、一例として、シートSH1の搬送方向D1について、成形型23の成形面23aの数を2つ(2列)として示しているが、成形面23aの数は3つ(3列)以上であってもよい。すなわち、成形型23による1回の成形動作により成形される成形品PRの数は、2つ(2列)に限らず、3つ(3列)以上であってもよい。
このような成形装置11においては、まず、成形型23とクランプ24とが離隔した状態で1ショット分の加熱軟化状態のシートSH1が搬入される。次に、成形型23とクランプ24とを近接させて、移動停止中のシートSH1を成形面23aに密接させることにより、成形品PRを成形する。次に、成形型23とクランプ24とを離隔させて、成形シートSH2(すなわち、成形品PRが成形されたシート)を、シートSH1に繋がった状態で成形装置11から搬出して、トリミング部SE4に搬入する。そして、このとき、次ショットのシートSH1を成形装置11に搬入する。このようにして、成形装置11は、加熱されたシートSH1をショット単位で成形する。
なお、成形型23の成形面23aとクランプ24は、シートSH1の搬送方向D1に直交する幅方向(図3の紙面奥行方向)について、複数設けられている。これにより、成形シートSH2に成形される成形品PRは、図2の破線で示すように、成形シートSH2の搬送方向D1に直交する幅方向(図2の上下方向)について、複数(図2では一例として3つ)成形される。
トリミング部SE4は、成形シートSH2のトリミングを行う部位である。このトリミング部SE4には、トリミング装置12が設けられている。なお、ここでいう「成形シートSH2のトリミングを行う」とは、詳しくは、成形シートSH2における成形品PRの周囲を切断して成形シートSH2から成形品PRを切り離して抜き出すようにして、成形シートSH2のトリミングを行うということである。
図4や図5に示すように、トリミング装置12は、上テーブル31と下テーブル32とトリミング型33と位置決め型34と当て板35などを有する。
上テーブル31と下テーブル32は、駆動機構36と駆動機構37により上下方向に昇降して近接及び離隔する。これにより、上テーブル31の下に設けられたトリミング型33の切刃33aと、下テーブル32上に設けられた位置決め型34(すなわち、成形品PRを位置決めする型)及び当て板35とが昇降する。
また、トリミング型33は、成形シートSH2の厚み方向の一方向にのみに設けられ、成形シートSH2のトリミングを行う切刃33aを備えている。このようにして、切刃33aは、例えばトムソン刃であり、成形シートSH2の厚み方向の上側(一方向側)のみに設けられている。そして、この切刃33aは、成形品PRの周囲を囲むことができるように環状に形成され、位置決め型34の周囲にて環状に設けられた当て板35に対向した刃先を備えている。
なお、図4や図5では、一例として、成形シートSH2の搬送方向D1について設けられる切刃33aの数を1つ(1列)として示している。
また、トリミング型33の切刃33aと型34と当て板35は、成形シートSH2の搬送方向D1に直交する幅方向(図4や図5の紙面奥行方向)について、複数(成形面23aと同数)設けられている。
スクラップ回収部SE5は、スクラップシートSH3を回収する部位である。また、製品取出部SE6は、成形シートSH2から抜き出された成形品PRを取り出す部位である。また、制御部SE7は、熱成形装置1に備わる各部位SE1〜SE6を制御する。
また、シートSH1や成形シートSH2やスクラップシートSH3は、図1に示すシート搬送装置13,14により搬送される。このとき、シートSH1や成形シートSH2やスクラップシートSH3は、その両縁部SHe,SHe(図2参照)が保持されて、搬送方向D1へ間欠的に搬送される。なお、両縁部SHe,SHeの保持は、シート縁部SHeのクランプでもよいし、突き刺し部材によりシート縁部SHeを突き刺すことによる保持でもよい。
このようなトリミング装置12においては、まず、図4に示すように、上テーブル31と下テーブル32とが離隔した状態で成形シートSH2がシートガイド38(図4参照)介して搬入される。次に、図5に示すようにトリミング装置12は、上テーブル31と下テーブル32とを近接させて位置決め型34に成形シートSH2を配置させ、第1成形品PR1の周囲の当て板35に接触した停止中の成形シートSH2を切刃33aにより切断することにより、成形品PRをトリミングする。次に、トリミング装置12が上テーブル31と下テーブル32とを離隔させた後、位置決め型34に配置される成形品PRが吸着搬出装置15(図1参照)により位置決め型34から搬出されて製品取出部SE6に搬入される。また、一方、スクラップシートSH3が成形シートSH2に繋がった状態でトリミング装置12から搬出されてスクラップ回収部SE5に搬入される。そして、このとき、次ショットの成形シートSH2がトリミング装置12に搬入される。
このようにして、トリミング装置12は、成形シートSH2にて成形型23により成形された成形品PRを成形シートSH2から抜き出すために、成形シートSH2のトリミングを行う。
(熱成形装置の作用)
以上のような構成の熱成形装置1においては、まず、シート供給部SE1から供給されるシートSH1は、シート搬送装置13により加熱部SE2に搬送されて、加熱部SE2のヒータ群HGにより加熱される。この加熱部SE2においては、シートSH1は、例えば、当該シートSH1が溶融する温度未満であって軟化する温度以上に輻射加熱される。そして、加熱部SE2にて加熱されたシートSH1は、シート搬送装置13により成形部SE3に搬送されて、成形部SE3の成形装置11により成形品PRが成形される。その後、成形シートSH2はトリミング部SE4にてトリミングが行われて、トリミングが行われた成形品PRが製品取出部SE6に搬送される。その一方で、スクラップシートSH3がスクラップ回収部SE5にて回収される。
(本実施形態で行われるトリミングについて)
本実施形態では、加熱成形時に成形される1回分の成形個数(列数)に対して、トリミングを複数回に分けて行う。
具体的には、トリミング型33は、1回のトリミング動作でトリミングが行われる成形シートSH2の搬送方向D1の成形品PRの数(列数)が、成形型23による1回の成形動作で成形する成形シートSH2の搬送方向の成形品PRの数(列数)よりも少なくなるように形成されている。より具体的には、図3に示すように成形型23による1回の成形動作で形成される成形品PRの数(列数)は2つ(2列)であるが、図4に示すようにトリミング型33による1回のトリミング動作でトリミングする成形品PRの数は1つ(1列)である。
そして、このように成形型23とトリミング型33が形成されているときに、制御部SE7は、成形型23により成形品PRを成形する動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される2つの成形品PRに対して、トリミング型33の切刃33aによるトリミングを、1つの成形品PRごとに2回に分けて行う。
すなわち、制御部SE7は、図6に示すように、成形型23により成形品PRを成形する動作を1回行うことにより第1成形品PR1と第2成形品PR2が形成される成形シートSH2の成形領域MAに対して、トリミング型33の切刃33aによるトリミングを、第1成形品PR1が成形される第1トリミング領域TA1と第2成形品PR2が成形される第2トリミング領域TA2について、2回に分けて行う。
なお、前記のようにシートSH1の搬送方向D1について成形型23の成形面23aの数は3つ(3列)以上であってもよいので、成形型23の成形動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される成形品PRの数は3つ(3列)以上であってもよい。また、成形シートSH2の搬送方向D1について設けられる切刃33aの数は2つ(2列)以上であってもよいので、切刃33aによりトリミングを1回行うときの成形品PRの数は2つ(2列)以上であってもよい。そして、このとき、成形動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される成形品PRの数は、切刃33aによりトリミングを1回行うときの成形品PRの数の倍数であればよい。例えば、成形動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される成形品PRの数が4つである場合には、切刃33aによりトリミングを1回行うときの成形品PRの数は1つまたは2つとする。
このように、本実施形態では、制御部SE7は、成形型23により成形品PRを成形する動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される複数の成形品PRに対して、切刃33aによるトリミングを所定数の成形品PRごとに複数回に分けて行う。
このようにして、本実施形態では、成形品PRの成形を1ショット行う成形領域の中で、成形シートSH2のトリミングと搬送を複数回行う。これにより、成形型23により成形品PRを成形する成形動作を1回行うことにより成形される成形品PRの全数よりも少ない数の成形品PRについて切刃33aによりトリミングを行えばよいので、成形品PRの全数について切刃33aによりトリミングを行う場合よりも、切刃33aを小型化できる。そのため、切刃33aを備えるトリミング型33を小型化できる。したがって、トリミング型33を軽量化できるので、トリミング装置12へのトリミング型33の取付け作業やトリミング装置12からのトリミング型33の取り外し作業が行い易くなる。ゆえに、トリミング型33の取り扱い性が向上する。
また、切刃33aを小型化できるので、トリミング装置12へのトリミング型33の取付け時やトリミング型33のメンテナンス時などにおいて、切刃33aの調整に要する時間を低減できる。
また、トリミング型33を小型化できるので、トリミング型33を製造するための材料や工数を抑えることができる。そのため、トリミング型33を安価に製造できる。さらに、トリミング型33を小型化できるので、トリミング型33が要求される精度として高い精度が要求されないことから、トリミング型33の構造を簡略化できる。
(成形品の密着防止について)
また、本実施形態では、個々の成形品PRは、成形品PR同士を積み重ねたときの密着防止を図る部位を有する。すなわち、成形部SE3における成形品PRの成形時において、第1成形品PR1と第2成形品PR2に対して成形品PRの本来の形状に加えて密着防止形状部α,βを形成する。
そして、このようにして、トリミング部SE4における成形品PRのトリミング時において、1回目にトリミングを行う第1成形品PR1と、2回目にトリミングを行う第2成形品PR2には、形状の相違する密着防止形状部α,βが形成されている。
これにより、成形シートSH2のトリミングを2回行って第1成形品PR1と第2成形品PR2を成形シートSH2から抜き出すときに、同じ形状の成形品PRが連続して成形シートSH2から抜き出されない。そのため、図7に示すように、抜き出された第1成形品PR1と第2成形品PR2を順番に積み重ねて回収するときに、積み重ねた第1成形品PR1と第2成形品PR2同士が密着し難くなる。したがって、成形品PRの密着防止(ブロッキング防止)を図ることができる。
なお、成形シートSH2のトリミングを3回以上行う場合においても、同様にして、成形品PRの密着防止を図ることができる。すなわち、本実施形態では、Xを1以上の整数と定義するときに、X回目にトリミングを行う成形品PRと、(X+1)回目にトリミングを行う成形品PRには、形状の相違する密着防止形状部α,βが形成されている。
(弛み区間について)
また、本実施形態では、図1に示すように、成形部SE3とトリミング部SE4との間に、成形シートSH2を弛ませる弛み区間SPが設けられている。そして、本実施形態では、加熱部SE2と成形部SE3においてシート搬送装置13によりシートSH1および成形シートSH2を搬送させた後、弛み区間SP後のトリミング部SE4において、改めて、シート搬送装置14により成形シートSH2を搬送させる。このようにして、加熱部SE2および成形部SE3と、トリミング部SE4とでシートSH1および成形シートSH2の搬送を別々(セパレート)にすることで、それぞれの箇所での温度に適した搬送速度でシートSH1および成形シートSH2を搬送させることができる。そのため、トリミング部SE4における抜きズレ、すなわち、トリミング装置12により成形シートSH2から成形品PRを抜き出すときの位置ズレを防止できる。
また、加熱部SE2と成形部SE3において成形品PRを加熱成形した後、成形シートSH2が冷えて収縮しても、シート搬送装置14によりトリミング部SE4における成形シートSH2の搬送速度を調整することにより、トリミング部SE4におけるトリミング装置12において所望のトリミングを行うことができる。
また、弛み区間SPにおいて成形シートSH2を弛ませるが、このとき、成形シートSH2の弛みが減った場合には、制御部SE7は、シート搬送装置14によりトリミング部SE4における成形シートSH2の搬送を停止して、成形シートSH2の弛みを増やしてもよい。
<本実施形態の効果>
本実施形態のトリミング装置12は、成形型23により成形品PRを成形する動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向に沿って成形される複数の成形品PRに対して、成形シートSH2のトリミングを所定数の成形品PRごとに複数回に分けて行う。
これにより、切刃33aを小型化できるので、切刃33aを備えるトリミング型33を小型化できる。そのため、トリミング型33を軽量化できるので、トリミング装置12へのトリミング型33の取付け作業やトリミング装置12からのトリミング型33の取り外し作業が行い易くなる。したがって、トリミング型33の取り扱い性が向上する。
また、Xを1以上の整数と定義するときに、X回目にトリミング動作を行う成形品PRと、(X+1)回目にトリミング動作を行う成形品PRには、形状の相違する密着防止形状部α,βが形成されている。
これにより、同じ形状の成形品PRが連続して成形シートSH2から抜き出されないので、積み重ねた成形品PR同士が密着し難くなる。そのため、成形品PRの密着防止を図ることができる。
参考例
次に、参考例について説明するが、第1実施形態と同様の内容については説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
参考例の熱成形装置2は、図8に示すように、第1実施形態の熱成形装置1と異なる点としてノックアウト部SE4−1を有している。このノックアウト部SE4−1には、ノックアウト装置16が設けられている。
また、トリミング部SE4のトリミング装置12aは、第1実施形態のトリミング装置12と異なり、全面抜きによるトリミングを行う。ここで、「全面抜きによるトリミングを行う」とは、成形部SE3の成形型23により成形品PRを成形する動作を1回行うことにより成形シートSH2の搬送方向D1に沿って成形される成形品PRの全数に対して、トリミング装置12aの切刃による成形シートSH2のトリミングを1回で行うということである。
このような構成の熱成形装置2は、トリミング部SE4のトリミング装置12aの切刃(例えば、トムソン刃)によりトリミングを行う際に、成形シートSH2から成形品PRを切り離して抜き出すのではなく、成形シートSH2に成形品PRを残したまま成形品PRの周囲の成形シートSH2に切り込みを入れておく。すなわち、成形品PRの周囲にノッチ(切り込まない部分)を残した状態で切り込みを入れておく。そして、その後、ノックアウト部SE4−1において、ノックアウト装置16により、成形シートSH2から成形品PRを抜き出すようにする。
また、本参考例の熱成形装置2は、図8に示すように、第1実施形態の熱成形装置1と同様に弛み区間SPを有する。ここで、弛み区間SPにおける成形シートSH2の弛み量は、5〜10ショット、すなわち、成形部SE3にて成形型23により成形品PRを成形する動作を5〜10回行ったときの成形シートSH2の搬送量(すなわち、成形シートSH2にて成形された成形領域についての成形シートSH2の搬送方向の長さ)に相当する量とすることが望ましい。これにより、加熱状態の成形シートSH2を弛み区間SPにて確実に冷却することにより、安定して、トリミング部SE4におけるトリミングや、ノックアウト部SE4−1におけるノックアウト(成形シートSH2からの成形品PRを抜き出し)や、製品取出部SE6における成形品PRの取り出しを行うことができる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。
例えば、第1実施形態のトリミング装置12は、図8に示す参考例の熱成形装置2にも適用できる。
また、成形型23は、図3に示す例では、上方へ凹んだ雌型とされているが、下方へ凸とされた雄型や凹凸のある型でもよい。また、成形型23を下側に配置しクランプ24を上側に配置してもよい。また、シートSH1の成形は、上述した真空成形以外にも、圧空成形や圧空真空成形といった差圧成形、プレス成形、熱成形以外の成形、等でもよい。また、圧空真空成形は、圧空と真空とを併用する差圧成形である。熱成形には、差圧成形やプレス成形が含まれる。
また、トリミング装置12は、図4や図5に示す例では、トリミング型33に設けられた切刃33aにより成形シートSH2を切断しているが、成形品PRを位置決めする型34の周囲に設けられた切刃(すなわち、成形シートSH2の厚み方向の下側のみに設けられている切刃(例えば、トムソン刃))により成形シートSH2を切断してもよい。
1,2 熱成形装置
11 成形装置
12 (第1実施形態の)トリミング装置
12a (参考例の)トリミング装置
13 シート搬送装置
14 シート搬送装置
15 吸着搬出装置
16 ノックアウト装置
21 上テーブル
22 下テーブル
23 成形型
23a 成形面
31 上テーブル
32 下テーブル
33 トリミング型
33a 切刃
34 位置決め型
35 当て板
SE1 シート供給部
SE2 加熱部
SE3 成形部
SE4 トリミング部
SE4−1 ノックアウト部
SE5 スクラップ回収部
SE6 製品取出部
SE7 制御部
SH2 成形シート
SH3 スクラップシート
PR 成形品
PR1 第1成形品
PR2 第2成形品
α,β 密着防止形状部
D1 搬送方向
SP 弛み区間

Claims (1)

  1. 成形シートにて成形型により成形された成形品を前記成形シートから抜き出すために前記成形シートのトリミングを行うトリミング装置において、
    前記トリミングを行うものであり、前記成形シートの厚み方向の一方向のみに設けられるトムソン刃である切刃を有し、
    前記成形型により前記成形品を成形する動作を1回行うことにより前記成形シートの搬送方向に沿って成形される複数の前記成形品に対して、前記切刃による前記トリミングを所定数の前記成形品ごとに複数回に分けて行うものであって、
    前記成形品を位置決めする位置決め型と、
    前記位置決め型の周囲にて前記切刃の刃先に対向するように環状に設けられた当て板と、を有し、
    前記位置決め型に前記成形品を配置させ、前記当て板に接触した停止中の前記成形シートを前記切刃により上側から切断することにより、前記トリミングを行い、
    前記成形品は、上側に凸状に形成され、
    前記位置決め型は、上側に凸状に形成されており、
    前記成形品は、前記位置決め型の上側先端の角部に支持された状態で、前記位置決め型の上に載せられて位置決めされること、
    前記成形品の内周傾斜面が、開口部に向かって拡大している角度は、前記位置決め型の外周傾斜面が下テーブルに向かって拡大している角度よりも大きいため、前記位置決め型の前記外周傾斜面の上側先端の角部が、前記成形品の前記内周傾斜面に接触していること、
    Xを1以上の整数と定義するときに、
    X回目に前記トリミングを行う前記成形品と、(X+1)回目に前記トリミングを行う前記成形品には、形状の相違する部分が形成されていること、
    前記形状の相違する部分は、前記成形品の内側に向かった凸形状であり、前記凸形状が、前記位置決め型の上面に接触していること、
    を特徴とするトリミング装置。
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