JP6866821B2

JP6866821B2 - サーバ装置および車両システム

Info

Publication number: JP6866821B2
Application number: JP2017198647A
Authority: JP
Inventors: 敬滋堀; 真赤羽
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2017-10-12
Filing date: 2017-10-12
Publication date: 2021-04-28
Anticipated expiration: 2037-10-12
Also published as: US20190111941A1; JP2019074803A; CN109658718A

Description

本発明は、車両の運転者に情報を通知するサーバ装置および車両システムに関する。

道路種別などの車両の走行環境が、車両機能の使用が好ましいと判断するための判断条件を満足した場合に、その車両機能の使用を車両のユーザに提案する技術が知られている（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１６−１６７６５号公報

上記技術では、ユーザの対象機能に関する過去の使用状況に基づいて対象機能の使用をユーザに提案するか否か判定している。このような車両機能の提案には、改善の余地がある。

本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両機能の利用提案をより適切に行うことができるサーバ装置および車両システムを提供することにある。

上記課題を解決するために、本発明のある態様のサーバ装置は、車両が有する車両機能の利用を推奨する推奨走行状況を記憶している記憶部と、前記車両機能を利用していないユーザの車両の走行状況が前記推奨走行状況になる場合に、当該車両に前記車両機能の利用提案を通知する通知部と、を備える。前記車両機能を利用していないユーザは、車両の走行状況が前記推奨走行状況ではないときに前記車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザである。

この態様によると、利用提案を必要としている可能性のあるユーザに利用提案できる。よって、車両機能の利用提案をより適切に行うことができる。

前記サーバ装置は、複数の車両の車両情報を取得する取得部と、前記取得部で取得された前記複数の車両の車両情報に基づいて、ユーザが前記車両機能を利用するときの車両の走行状況を導出する第１導出部と、前記第１導出部で導出された複数の走行状況から前記推奨走行状況を抽出して、抽出された前記推奨走行状況を前記記憶部に記憶させる抽出部と、を備えてもよい。

前記サーバ装置は、前記第１導出部で導出された、ユーザが前記車両機能を利用するときの車両の走行状況に基づいて、ユーザの前記車両機能の利用状況を導出する第２導出部と、ユーザの車両の車両情報と、前記推奨走行状況と、前記第２導出部で導出されたユーザの前記車両機能の利用状況とに基づいて、前記車両機能の利用提案の必要性の有無を判定する判定部と、を備えてもよい。前記通知部は、前記判定部で前記車両機能の利用提案の通知が必要であると判定された場合、前記車両機能の利用提案を通知してもよい。
前記通知部は、前記車両機能を最後に利用したときの車両の走行状況が前記推奨走行状況であるユーザの車両には、前記車両機能の利用提案を通知しなくてもよい。

本発明の別の態様は、車両システムである。この車両システムは、サーバ装置と、車両に搭載され、前記サーバ装置と通信を行う車載装置と、を備える。前記サーバ装置は、車両が有する車両機能の利用を推奨する推奨走行状況を記憶している記憶部と、前記車両機能を利用していないユーザの車両の走行状況が前記推奨走行状況になる場合に、当該車両に前記車両機能の利用提案を通知する通知部と、を有する。前記車両機能を利用していないユーザは、車両の走行状況が前記推奨走行状況ではないときに前記車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザである。前記車載装置は、前記サーバ装置の前記通知部から前記車両機能の利用提案を受信する。

本発明によれば、車両機能の利用提案をより適切に行うことができる。

実施の形態に係る車両システムの構成を示すブロック図である。図１の車載装置の構成を示すブロック図である。図１のサーバ装置の構成を示すブロック図である。図１のサーバ装置における推奨走行状況の抽出処理を示すフローチャートである。図１のサーバ装置における車両機能の利用提案の通知処理を示すフローチャートである。

図１は、実施の形態に係る車両システム１の構成を示すブロック図である。車両システム１は、複数の車載装置１０と、サーバ装置１２とを備える。図１では、複数の車載装置１０のうち３台の車載装置１０を図示している。

車載装置１０は、自動車である車両１４に搭載されている。車載装置１０は、サーバ装置１２と無線通信を行う。無線通信の規格は特に限定されないが、例えば、３Ｇ（第３世代移動通信システム）、４Ｇ（第４世代移動通信システム）または５Ｇ（第５世代移動通信システム）を含む。車載装置１０は、図示しない基地局を介してサーバ装置１２と無線通信を行ってもよい。サーバ装置１２は、例えばデータセンターに設置され、複数の車載装置１０から送信されたビッグデータを処理する情報処理装置として機能する。

図２は、図１の車載装置１０の構成を示すブロック図である。車載装置１０は、車両情報取得部２０と、通信部２２と、出力部２４とを備える。車両情報取得部２０は、自車両の車両情報を定期的に取得して、この車両情報を通信部２２へ出力する。車両情報を取得する頻度は、実験などにより適宜定めることができ、例えば、数秒毎に１回でもよい。車両情報を取得する頻度は、車両情報の種類毎に異なってもよい。車両情報は、例えば、自車両の位置情報、自車両の走行方向を示す方位情報、自車両の速度情報、自車両が有する車両機能の動作状況の情報などを含む。位置情報は、例えば、図示しないＧＰＳ受信部から取得する。方位情報、速度情報は、例えば、図示しない各種センサから取得する。

車両機能の動作状況の情報は、車両機能のオンまたはオフを制御する制御信号などから取得する。車両機能は、自動的に起動される機能ではなく、運転者であるユーザによる操作に応じてオンまたはオフに切り替えられる機能である。このような車両機能は、ユーザの負担軽減、利便性向上に有効な機能であり、例えば、「ＡＣＣ（Adaptive Cruise Control）」、「ＬＫＡ（Lane Keeping Assist）」、「シフトＢ」、「エコモード」、「スポーツモード」などを含む。「ＡＣＣ」とは、車間距離を一定に保ちつつ、定速走行を自動的に行う機能である。「ＬＫＡ」とは、走行中に車両１４が車線を逸脱することを防ぐ機能である。「シフトＢ」とは、エンジンブレーキを働かせる機能である。「エコモード」とは、燃費を改善させる機能である。「スポーツモード」とは、アクセル操作に対してエンジン出力の応答性を高める機能である。

通信部２２は、サーバ装置１２と無線通信を行う。通信部２２は、車両情報取得部２０で取得された車両情報を定期的にサーバ装置１２に送信する。車両情報を送信する頻度は、実験などにより適宜定めることができる。例えば、車両情報を送信する頻度は、車両情報を取得する頻度より低くてもよく、この場合には蓄積された車両情報をまとめて送信する。送信される車両情報には、送信元になる車両１４およびユーザを識別するための情報、ならびに、送信日時の情報が添付される。ユーザを識別するための情報は、公知の技術を用いて取得すればよく、例えば、ユーザが所持するスマートフォンなどの携帯装置の情報を読み取る読取装置、または、ユーザの画像を取得する車内カメラなどを用いて取得できる。

通信部２２は、サーバ装置１２から自車両宛に車両機能の利用提案の情報が送信された場合に、この車両機能の利用提案の情報を受信する。出力部２４は、車両機能の利用提案をユーザに出力する。通信部２２および出力部２４についての詳細は後述する。

図３は、図１のサーバ装置１２の構成を示すブロック図である。サーバ装置１２は、通信部３０と、第１取得部３２と、車両情報記憶部３４と、第１導出部３６と、抽出部３８と、第２導出部４０と、第１記憶部４２と、第２記憶部４４と、複数の提案部４６とを備える。

通信部３０は、複数の車載装置１０の通信部２２と無線通信を行う。通信部３０は、複数の車載装置１０の通信部２２から複数の車両１４の車両情報を受信する。通信部３０は、複数の車両１４の車両情報を第１取得部３２に出力する。

第１取得部３２は、通信部３０で受信された複数の車両１４の車両情報を取得する。第１取得部３２は、複数の車両１４の車両情報を車両情報記憶部３４に出力する。車両情報記憶部３４は、第１取得部３２で取得された複数の車両１４の車両情報を記憶する。

第１導出部３６は、車両情報記憶部３４に記憶された複数の車両１４の車両情報に基づいて、ユーザが車両機能を利用するときの車両１４の走行状況を導出する。走行状況は、例えば、高速道路または一般道路などの走行中の道路種別、および、坂道、平坦な道路または見通しの良い直線道路などの走行中の道路状況を含む。走行状況は、走行場所、時期、天気、渋滞状況などを含んでもよい。走行場所は、緯度および経度を含む。道路種別、道路状況、走行場所は、車両１４の位置情報と、図示しない記憶部に記憶された地図データとに基づいて特定できる。天気や渋滞状況は、車両１４の位置情報と、車両情報の送信日時の情報と、ネットワークなどを介して供給される天気データや渋滞情報データとに基づいて特定できる。例えば、車両機能が「ＡＣＣ」である場合、ユーザが車両機能を利用するときの車両１４の走行状況は、「高速道路」、「昼」、「晴れ」、「渋滞なし」などであり得る。例えば、車両機能が「シフトＢ」である場合、ユーザが車両機能を利用するときの車両１４の走行状況は、「一般道路」、「下り坂」、「走行場所Ｘ」などであり得る。第１導出部３６は、導出された走行状況を抽出部３８および第２導出部４０に出力する。

抽出部３８は、第１導出部３６で導出された複数の走行状況から推奨走行状況を定期的に抽出する。例えば、抽出部３８は、車両機能毎に、頻度が所定回数以上の走行状況を推奨走行状況として抽出する。所定回数は、実験などにより適宜定めることができる。例えば、車両機能が「ＡＣＣ」である場合、走行状況が「高速道路」、「渋滞なし」であり、その頻度が所定回数以上であれば、この走行状況は推奨走行状況として抽出される。頻度が所定回数以上である走行状況は、車両機能の利用に適している可能性があるためである。一方、例えば、走行状況が「一般道路」、「渋滞あり」であり、その頻度が所定回数未満であれば、この走行状況は推奨走行状況として抽出されない。頻度が所定回数未満である走行状況は、車両機能の利用に適していない可能性があるためである。

１つの車両機能に関する推奨走行状況は、複数の走行状況を含んでもよい。抽出部３８は、抽出された推奨走行状況を第１記憶部４２に記憶させる。第１記憶部４２は、車両機能毎の推奨走行状況を記憶している。つまり、推奨走行状況は、車両機能毎に固有のものであり、定期的に更新される。走行状況を導出する頻度および推奨走行状況を抽出する頻度は、実験などにより適宜定めることができる。

第２導出部４０は、第１導出部３６で導出された複数の走行状況に基づいて、定期的に各ユーザの車両機能の利用状況を車両機能毎に導出して、導出された車両機能の利用状況を第２記憶部４４に記憶させる。つまり、この車両機能の利用状況は、ユーザ毎に固有のものであり、定期的に更新される。第２記憶部４４は、複数のユーザの車両機能の利用状況を記憶している。

ユーザの車両機能の利用状況は、次の利用状況「Ａ」、「Ｂ」または「Ｃ」である。利用状況「Ａ」では、ユーザは車両機能の利用経験がない。利用状況「Ａ」のユーザは、この車両機能の存在を知らないか、または、この車両機能を利用すべき状況を知らない可能性がある。このようなユーザには、車両機能を利用すべき状況を知らせることが好ましいと考えられる。

利用状況「Ｂ」では、ユーザは、車両の走行状況が推奨走行状況ではないときに車両機能を利用した後、その車両機能を直近の所定期間利用していない。所定期間は、例えば、数ヶ月であり、実験などにより適宜定めることができる。利用状況「Ｂ」のユーザは、この車両機能を利用すべき状況を知らず、利用に適さない状況で利用した可能性がある。そのため、このユーザは、この車両機能を活用できず、この車両機能の利用を止めてしまった可能性がある。あるいは、この車両機能を利用に適さない状況で利用した後、利用する機会がない可能性もある。このようなユーザにも、車両機能を利用すべき状況を知らせることが好ましいと考えられる。

利用状況「Ｃ」では、ユーザが車両機能を最後に利用したときの車両１４の走行状況は推奨走行状況である。ユーザは、その車両機能を継続利用中であってもよいし、直近の所定期間利用していなくてもよい。利用状況「Ｃ」のユーザは、この車両機能を利用すべき状況を知っており、適切な状況で利用している。そのため、直近の所定期間利用していなくても、利用する機会がないか、または、何らかの事情で利用を止めている可能性がある。このようなユーザには、車両機能を利用すべき状況を知らせる必要性は低いと考えられる。

複数の提案部４６は、それぞれ、予め設定されたユーザに車両機能の利用提案を行うか否か決定する。複数の提案部４６は、それぞれ、対象のユーザが異なることを除き、同様の機能を有する。提案部４６は、第２取得部５０と、第３取得部５２と、第４取得部５４と、判定部５６と、通知部５８とを有する。

第２取得部５０は、対象のユーザの車両１４の現在の車両情報を車両情報記憶部３４から取得する。第２取得部５０は、現在の車両情報を判定部５６に出力する。第３取得部５２は、推奨走行状況を第１記憶部４２から取得する。第３取得部５２は、推奨走行状況を判定部５６に出力する。第４取得部５４は、対象のユーザの車両機能の利用状況を第２記憶部４４から取得する。第４取得部５４は、ユーザの車両機能の利用状況を判定部５６に出力する。

判定部５６は、第２取得部５０で取得された現在の車両情報と、第３取得部５２で取得された推奨走行状況と、第４取得部５４で取得されたユーザの車両機能の利用状況とに基づいて、車両機能の利用提案の必要性の有無を判定する。

判定部５６は、ユーザの車両機能の利用状況が利用状況「Ａ」または利用状況「Ｂ」であり、且つ、車両１４の現在の走行状況が推奨走行状況になる場合に、車両機能の利用提案の通知が必要であると判定する。判定部５６は、車両１４の現在の走行状況を、車両１４の現在の車両情報、地図データ、天気データ、渋滞情報データなどに基づいて特定する。

例えば、車両機能が「ＡＣＣ」であり、その推奨走行状況が「高速道路」、「渋滞なし」である場合を想定する。判定部５６は、ユーザの車両機能の利用状況が利用状況「Ａ」または利用状況「Ｂ」であり、車両１４が高速道路に合流後、１分などの所定時間が経過しても「ＡＣＣ」を利用する操作が行われず、渋滞していない場合に、車両機能の利用提案の通知が必要であると判定する。また例えば、車両機能が「シフトＢ」であり、その推奨走行状況が「一般道路」、「下り坂」、「走行場所Ｘ」である場合を想定する。判定部５６は、ユーザの車両機能の利用状況が利用状況「Ａ」または利用状況「Ｂ」であり、車両１４が一般道路の走行場所Ｘの下り坂に到達後、数秒などの所定時間が経過しても「シフトＢ」を利用する操作が行われない場合に、車両機能の利用提案の通知が必要であると判定する。

判定部５６は、ユーザの車両機能の利用状況が利用状況「Ｃ」の場合に、車両機能の利用提案の通知が必要ないと判定する。

判定部５６は、判定結果を通知部５８に出力する。通知部５８は、判定部５６で車両機能の利用提案の通知が必要であると判定された場合に、通信部３０を介して、対象ユーザの車両１４に車両機能の利用提案を通知する。具体的には、通知部５８は、車両機能の利用提案の情報を通信部３０に出力する。通信部３０は、対象ユーザの車両１４に車両機能の利用提案の情報を送信する。この車両機能の利用提案の情報には、送信先の車両１４を特定するための情報が添付される。

つまり、通知部５８は、車両機能を利用していないユーザの車両１４の走行状況が推奨走行状況になる場合に、当該車両１４に車両機能の利用提案を通知する。車両機能を利用していないユーザは、車両１４の走行状況が推奨走行状況ではないときに車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザ、および、車両機能の利用経験がないユーザである。通知部５８は、車両機能を最後に利用したときの車両１４の走行状況が推奨走行状況であるユーザの車両１４には、車両機能の利用提案を通知しない。

図２に戻り、対象ユーザの車両１４の車載装置１０では、通信部２２は、サーバ装置１２の通信部３０から送信された車両機能の利用提案の情報を受信する。通信部３０は、車両機能の利用提案の情報を出力部２４に供給する。出力部２４は、車両機能の利用提案をユーザに出力する。出力部２４は、文字、画像などを表示することで視覚的に車両機能の利用提案を出力してもよいし、音声を出力することで聴覚的に車両機能の利用提案を出力してもよいし、これらの組み合わせでもよい。ユーザは、車両機能の利用提案が通知されたことにより、車両機能の利用に適した走行状況であることを把握できる。

なお、車両機能の利用提案の通知に応じてユーザが車両機能を利用した場合、第２導出部４０で導出されるユーザの車両機能の利用状況は、利用状況「Ｃ」に変更される。そのため、再び利用状況「Ｂ」に変更されなければ、これ以降では車両機能の利用提案の通知はなされない。一方、車両機能の利用提案の通知に応じてユーザが車両機能を利用しなかった場合、ユーザの車両機能の利用状況は変更されない。そのため、車両１４の走行状況が推奨走行状況になる場合に、再び車両機能の利用提案の通知がなされる。

この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのＣＰＵ、メモリ、その他のＬＳＩで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。

次に、以上の構成による車両システム１の全体的な動作を説明する。図４は、図１のサーバ装置１２における推奨走行状況の抽出処理を示すフローチャートである。図４の処理は、定期的に繰り返し行われる。サーバ装置１２は、複数の車両１４の車両情報を取得し（Ｓ１０）、ユーザが車両機能を利用するときの車両１４の走行状況を導出し（Ｓ１２）、導出された複数の走行状況から推奨走行状況を抽出する（Ｓ１４）。

図５は、図１のサーバ装置１２における車両機能の利用提案の通知処理を示すフローチャートである。図５の処理は、定期的に繰り返し行われる。提案部４６は、推奨走行状況を取得し（Ｓ２０）、予め設定されたユーザの車両機能の利用状況を取得し（Ｓ２２）、このユーザの車両１４の現在の車両情報を取得する（Ｓ２４）。判定部５６は、推奨走行状況と、ユーザの車両機能の利用状況と、現在の車両情報とに基づいて、車両機能の利用提案の必要性の有無を判定し、必要な場合（Ｓ２６のＹ）、提案部４６は、ユーザの車両１４に車両機能の利用提案を通知して（Ｓ２８）、処理を終了する。利用提案が必要ない場合（Ｓ２６のＮ）、処理を終了する。

このように本実施の形態によれば、サーバ装置１２において、第１記憶部４２は、複数の車両１４の車両情報に基づく車両機能毎の推奨走行状況を記憶しており、第２記憶部４４は、複数の車両１４の車両情報に基づくユーザ毎の車両機能の利用状況を記憶している。そして、車両機能を利用していないユーザの車両１４の走行状況が推奨走行状況になる場合に、当該車両１４に車両機能の利用提案を通知する。車両機能を利用していないユーザは、車両機能の利用経験がないユーザ、および、車両１４の走行状況が推奨走行状況ではないときに車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザであるので、利用提案を必要としている可能性のあるユーザに利用提案できる。よって、車両機能の利用提案をより適切に行うことができる。

また、サーバ装置１２は、複数の車両１４の車両情報を収集して、この車両情報に基づいて推奨走行状況を抽出するので、複数の車両１４の車両情報に基づく高精度な推奨走行状況を得ることができる。例えば、特定の車両機能が頻繁に利用される特定の走行場所が存在する場合には、その走行場所を推奨走行状況として抽出できる。

また、車両機能を最後に利用したときの車両１４の走行状況が推奨走行状況であるユーザの車両１４には、車両機能の利用提案を通知しないので、継続利用中のユーザに加え、車両機能を適切な走行状況で利用した後、当該車両機能を利用していないユーザにも車両機能の利用提案を通知しないようにできる。よって、利用提案を必要としていないユーザには車両機能の利用提案を通知しないようにできる。

以上、実施の形態をもとに本発明を説明した。実施の形態はあくまでも例示であり、各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。

例えば、車両機能は、「シートの暖房機能」などを含んでもよい。「シートの暖房機能」の推奨走行状況は、例えば「全ての道路」、「冬期」であり、複数の車両１４の複数の走行状況から抽出する必要はなく、予め第１記憶部４２に記憶されている。この変形例では、より多くの車両機能について利用提案を行うことができる。

１…車両システム、１０…車載装置、１２…サーバ装置、１４…車両、２０…車両情報取得部、２２…通信部、２４…出力部、３０…通信部、３２…第１取得部、３４…車両情報記憶部、３６…第１導出部、３８…抽出部、４０…第２導出部、４２…第１記憶部、４４…第２記憶部、４６…提案部、５０…第２取得部、５２…第３取得部、５４…第４取得部、５６…判定部、５８…通知部。

Claims

車両が有する車両機能の利用を推奨する推奨走行状況を記憶している記憶部と、
前記車両機能を利用していないユーザの車両の走行状況が前記推奨走行状況になる場合に、当該車両に前記車両機能の利用提案を通知する通知部と、を備え、
前記車両機能を利用していないユーザは、車両の走行状況が前記推奨走行状況ではないときに前記車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザであることを特徴とするサーバ装置。
複数の車両の車両情報を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記複数の車両の車両情報に基づいて、ユーザが前記車両機能を利用するときの車両の走行状況を導出する第１導出部と、
前記第１導出部で導出された複数の走行状況から前記推奨走行状況を抽出して、抽出された前記推奨走行状況を前記記憶部に記憶させる抽出部と、
を備えることを特徴とする請求項１に記載のサーバ装置。
前記第１導出部で導出された、ユーザが前記車両機能を利用するときの車両の走行状況に基づいて、ユーザの前記車両機能の利用状況を導出する第２導出部と、
ユーザの車両の車両情報と、前記推奨走行状況と、前記第２導出部で導出されたユーザの前記車両機能の利用状況とに基づいて、前記車両機能の利用提案の必要性の有無を判定する判定部と、
を備え、
前記通知部は、前記判定部で前記車両機能の利用提案の通知が必要であると判定された場合、前記車両機能の利用提案を通知する、ことを特徴とする請求項２に記載のサーバ装置。
前記通知部は、前記車両機能を最後に利用したときの車両の走行状況が前記推奨走行状況であるユーザの車両には、前記車両機能の利用提案を通知しないことを特徴とする請求項１から３のいずれかに記載のサーバ装置。
サーバ装置と、
車両に搭載され、前記サーバ装置と通信を行う車載装置と、を備え、
前記サーバ装置は、
車両が有する車両機能の利用を推奨する推奨走行状況を記憶している記憶部と、
前記車両機能を利用していないユーザの車両の走行状況が前記推奨走行状況になる場合に、当該車両に前記車両機能の利用提案を通知する通知部と、を有し、
前記車両機能を利用していないユーザは、車両の走行状況が前記推奨走行状況ではないときに前記車両機能を利用した後、当該車両機能を利用していないユーザであり、
前記車載装置は、前記サーバ装置の前記通知部から前記車両機能の利用提案を受信することを特徴とする車両システム。