JP6866122B2 - 電子制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子制御装置に関し、特に車両の動作を制御するための電子制御装置に適用して好適なものである。
従来、電子基板を保護する筐体に内圧調整用の通気孔が形成され、この通気孔にはキャップがOリングを介して嵌合されている電子制御装置が知られている。キャップは、筐体内外の通気性を確保して内圧を調整する一方で、外部からの水分の浸入を防止するように構成されている。
特許文献1には、通気孔とキャップとの間のOリングを含む嵌合部分にシリコンオイルのような撥水性の材料を塗布し、この嵌合部分に表面処理層を形成した電子制御装置が開示されている。
この表面処理層により、Oリングと筐体とが接触している接触部分から水分が浸入することを防止し、またOリングと筐体との接触部分における筐体の腐食を防止することができる。よって水分がOリングを通過して通気孔に浸入することを防止することができるとしている。
また特許文献2には、筐体の通気孔に取り付けられたキャップを囲むようにして、筐体の外表面に突起を形成した電子制御装置が開示されている。この突起により、筐体の外表面とキャップ下端との間の隙間を狭くすることができる。よって例えば高圧スチームによる洗車時に水蒸気が隙間から浸入することを防止することができるとしている。
特開2015−003621号公報 特開2004−090875号公報
しかしこれら特許文献1及び2に記載の構成では、手間及びコストが増加するという課題がある。具体的には、特許文献1に記載の構成ではシリコンオイルを塗布して表面処理層を形成する手間及びコストがかかり、特許文献2に記載の構成では突起を設けるために筐体を加工する手間及びコストがかかる。
また上記以外の課題として、例えば特許文献1に記載の構成では、表面処理層が目視で分かり難い。すなわち表面処理層が形成された初期時に不備があるか否か、また一定期間経過後の例えば点検時に表面処理層に劣化があるか否かを判断し難い。そのため不備や劣化がある場合には、筐体内部に水分が浸入する恐れがある。
また特許文献2に記載の構成では、筐体の外表面とキャップ下端との間の隙間を狭くすることにより水蒸気の浸入を抑制するとしているが、電子制御装置の取り付け位置又は角度によっては、狭くした隙間を水蒸気が容易に通過する場合がある。そして通過した水蒸気は、突起によって外部に戻り難くなることから、筐体内部に水分が浸入する恐れがある。
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、手間及びコストを増加させることなく筐体内部に水分が浸入することを簡易に防止し得る電子制御装置を提案する。
かかる課題を解決するために、本発明においては、
筐体(12)の上面に形成されている通気孔に対して、キャップ(11)がOリング(113)を介して嵌合している電子制御装置(10)において、キャップ(11)は、外部からの水がOリング(113)に直接到達することを防止するためのカバー(112a)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、手間及びコストを増加させることなく筐体内部に水分が浸入することを簡易に防止することができる。
車両の全体構成図である。 電子制御装置の外観構成図である。 取り付け前のキャップの断面構成図である。 取り付け時のキャップの断面構成図である。 キャップの側面構成図である。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。なお本発明の範囲は、以下に説明する一実施の形態に限定されることはない。
図1は、車両1の全体構成を示す。ここでの車両1はトラックのような大型車両を想定しているが必ずしもこれに限らず、セダンのような一般車両であってもよい。
大型車両の場合、タイヤの接地面から最上部の屋根までの高さは高いが、電子制御装置10の設置位置は一般車両と同程度であるか、むしろ一般車両よりも下方である場合が多い。この場合、電子制御装置10は、地面に溜まった水溜りや下部洗車等によって水に対する影響を大きく受ける。
図2は、電子制御装置10の外観構成を示す。電子制御装置10は、例えばECU(Engine Control Unit)やTCU(Transmission Control Unit)と呼ばれ、車両1のエンジン動作や変速動作を電気的に制御する装置である。ここでの電子制御装置10は、筐体12の上面に通気孔が形成されており、この通気孔を塞ぐようにキャップ11がOリングを介して通気孔に嵌合される。
図3Aは、筐体12に取り付ける前のキャップ11の断面構成を示す。また図3Bは、筐体12に取り付けた後のキャップ11の断面構成を示す。キャップ11は、上部部材111及び下部部材112から構成され、Oリング113を介して下部部材112が通気孔に挿入されることにより嵌合される。フィルタ膜114は、下部部材112の上部に設けられ、空気を通過させて水の浸入を遮断する。
キャップ11には、外部からの水(泥水や塩水を含む)がOリング113に直接到達することを防止するためのカバー111a及び112aが形成されている。カバー111aは上部部材111の一部が下方に延在するように形成されており、カバー112aは、下部部材112の一部が下方に延在するように形成されている。
なおカバー111a及び112aは、ここでは上部部材111及び下部部材112からそれぞれ下方に延在するように形成されるとしているが、必ずしもこれに限らず、例えば上部部材111又は下部部材112の何れか一方から下方に延在するように形成されるとしてもよい。
またカバー111a及び112aは、ここでは軸方向の直線に対して所定の角度を有して形成される。すなわち傾斜を有するように形成されているが、必ずしもこれに限らず、例えば軸方向の直線に対して平行となるように形成されてもよい。
カバー111a及び112aは、Oリング113の上端から軸方向の長さH1を有しており、この長さH1は、Oリング113の軸方向の長さH2よりも小さくなるように形成される。またこの長さH1は、Oリング113が弾性変形した後の軸方向の長さH2aと同一又はより小さくなるように形成される。
図4は、キャップ11の側面構成を示す。カバー112aには、複数の穴112bがメッシュ状に形成されている。この穴112bは、仮に外部から放出された水の一部がカバー111a及び112aを通過した場合でも、通過した水を外部に逃がすために設けられている。穴112bの数や形状についてはこれに限定されない。
以上のように本実施の形態によれば、筐体12の上面に形成されている通気孔にキャップ11を嵌合することにより、通気性を確保しつつ、水分の浸入を防止するという従来の機能を有するとともに、キャップ11にカバー111a及び112aを設けることで、外部から放出された水がOリング113に直接到達することを防止することができる。
この場合、例えば洗車時において高圧の水がOリング113に直接当たってOリング113を弾性変形させ、これによりOリング113と筐体12との間の隙間を通って筐体12の内部に水が浸入してしまうという事態を簡易に防止することができる。
また仮に水がカバー111a及び112aを通過する場合であっても、Oリング113に対する水の量及び圧力を低減させることができる。更には通過した水はその後、複数の穴112bを介して外部に戻し易くすることができるため、Oリング113に対する水の影響を大きく低減させることができる。
10 電子制御装置
11 キャップ
111 上部部材
111a カバー
112 下部部材
112a カバー
112b 穴
113 Oリング
114 フィルタ膜

Claims (4)

  1. 筐体(12)の上面に形成されている通気孔に対して、キャップ(11)がOリング(113)を介して嵌合している電子制御装置(10)において、
    前記キャップ(11)は、
    空気を通過させて水の侵入を遮断するフィルタ膜(114)と、
    前記フィルタ膜(114)を上部から覆うように設けられる上部部材(111)と、
    前記フィルタ膜(114)を上部に設けると共に、前記Oリング(113)が外嵌されて前記通気孔に挿入される箇所を有する下部部材(112)と、
    前記上部部材(111)の一部から下方に延在し、前記Oリングを覆う第1カバー(111a)と、
    前記下部部材(112)の一部から下方に延在し、前記Oリングを覆う第2カバー(112a)と、を備える、
    ことを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記第1カバー(111a)及び第2カバー(112a)は、
    軸方向の長さ(H1)が前記Oリング(113)の軸方向の長さ(H2)よりも小さく形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記第1カバー(111a)及び第2カバー(112a)は、
    軸方向の長さ(H1)が前記Oリング(113)の弾性変形時の軸方向の長さ(H2a)と同一又はより小さく形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子制御装置。
  4. 前記第2カバー(112a)には、
    複数の穴(112b)がメッシュ状に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子制御装置。
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