JP6865348B2 - 絶縁ゲート型半導体素子駆動装置及び絶縁ゲート型半導体素子駆動システム - Google Patents

絶縁ゲート型半導体素子駆動装置及び絶縁ゲート型半導体素子駆動システム Download PDF

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Description

本開示は、例えば超高速のスイッチング特性を持つ、GaN電界効果トランジスタ(以下、電界効果トランジスタをFETという。)や、シリコンカーバイトFETなどの絶縁ゲート型半導体素子をオン/オフ駆動する、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置に関する。
特許文献1は、単一の直流電源を使用しながらも簡単な構成で、ターンオフのときの逆バイアス電圧の印加を実現できる絶縁ゲート型半導体素子の駆動回路を開示する。
特許文献1に開示された駆動回路は、ゲート電圧に応じて、グランドラインに接続されたエミッタと所定の電圧が供給されるコレクタとの間に流れる電流を制御する絶縁ゲート型半導体素子を駆動する駆動回路である。この駆動回路は、グランドラインと直流電圧が供給される電圧ラインとの間に直列接続され絶縁ゲート型半導体素子のゲート電圧を制御するための1対のトランジスタと、ゲート電圧を直流電圧より低く維持するための電圧クランプ回路と、絶縁ゲート型半導体素子のゲートと1対のトランジスタの接続点との間に設けられ絶縁ゲート型半導体素子のオン時に充電されオフ時に逆バイアス電圧を発生するコンデンサなど、を備えて構成される。
特開2007−336694号公報
しかしながら、上記駆動回路において、駆動信号のオンとオフの時間比(以下、オンデューティ比という。)の比較的広い範囲にわたって、かつ駆動信号が長時間オフとなっている状態からオンとなる最初のサイクルにおいても、オフ期間に一定の負電圧を供給することはできなかった。
本開示は、従来技術に比較して簡単な構成で、駆動信号のオンデューティ比の比較的広い範囲にわたって、かつ駆動信号が長時間オフとなっている状態からオンとなる最初のサイクルにおいても、オフ期間に一定の負電圧を供給することができる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置を提供する。
本開示の一態様にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置は、
所定の駆動信号に従って、絶縁ゲート型半導体素子を駆動する絶縁ゲート型半導体素子駆動装置であって、
駆動信号に従って単電源で動作する駆動回路と、
第1のコンデンサ及び第1のツェナーダイオードの並列回路であって、駆動回路の出力端子に接続される一端を有する第1の並列回路と、
第1の並列回路の他端と駆動回路のグランドとの間に接続された直列回路であって、ダイオードと、第2のコンデンサ及び第2のツェナーダイオードの第2の並列回路と、が直列に接続されて構成された直列回路と、
第1の並列回路の他端と駆動回路のグランドとの間に接続された抵抗と、を備え、
抵抗の両端電圧を、絶縁ゲート型半導体素子を駆動する出力電圧とし、
第1のコンデンサの両端電圧を出力電圧の負方向に重畳することで出力電圧の負電圧を発生する。
従って、本開示にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置によれば、従来技術に比較して簡単な構成で、駆動信号のオンデューティ比の比較的広い範囲にわたって、かつ駆動信号が長時間オフとなっている状態からオンとなる最初のサイクルにおいても、オフ期間に一定の負電圧を供給することができる。ここで、例えば、超高速のスイッチング特性を持つ、GaNFETや、シリコンカーバイトFETなどの絶縁ゲート型半導体素子を、ソース電極の寄生インダクタンスによるノイズによる影響を防止して、安定に駆動することができる。
実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10の構成例を示す回路図 実施の形態2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aの構成例を示す回路図 実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20の構成例を示す回路図 図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が50%であるときの動作を示すタイミングチャート 図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10において図4の動作後の長時間経過後の動作を示すタイミングチャート 図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が80%であるときの動作を示すタイミングチャート 図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が20%であるときの動作を示すタイミングチャート 図3の絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20においてオンデューティ比が50%であるときの動作を示すタイミングチャート
以下、適宜図面を参照しながら、種々の実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1及び図4〜7を参照して、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10の構成例を示す回路図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10は、単電源で動作する駆動回路100と、コンデンサ101と、ツェナーダイオード102と、ダイオード103と、コンデンサ104と、ツェナーダイオード105と、抵抗106と、を備えて構成される。ここで、単電源とは、1つの直流電圧源をいう。
図1において、駆動回路100は電源電圧Vccの直流電圧源1で動作し、駆動信号発生器2からの駆動信号であるパルス幅変調信号(以下、PWM信号という。)Spに従って、0Vから電源電圧Vccまで変化する出力電圧V100を発生する。なお、駆動回路100は、例えば特許文献1で開示された、1対のトランジスタが直接に接続されたプッシュプル型の増幅回路で構成される。駆動回路100の出力端子には、コンデンサ101とツェナーダイオード102の並列回路が接続される。ここで、駆動回路100の出力端子にはツェナーダイオード102のカソードが接続される。
ツェナーダイオード102のアノードは接続点P1に接続される。この接続点P1の電圧が、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgとして絶縁ゲート型半導体素子3のゲートGに出力される。さらに、絶縁ゲート型半導体素子3のドレインD・ソースS間に負荷4及び直流電圧源7の直列回路が接続される。ここで、例えば直流電圧源7の正極は負荷4を介して絶縁ゲート型半導体素子3のドレインDに接続され、直流電圧源7の負極は駆動回路100のグランドGNDに接続される。
接続点P1にはダイオード103のアノードが接続され、ダイオード103のカソードには、コンデンサ104とツェナーダイオード105の並列回路が接続される。ここで、ダイオード103のカソードにはツェナーダイオード105のカソードが接続され、ツェナーダイオード105のアノードは駆動回路100のグランドGNDに接続される。抵抗106は接続点P1とグランドGND間に接続される。
図1に示す絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10は、超高速のスイッチング特性を持つ、GaNFETや、シリコンカーバイトFETなどの、絶縁ゲート型半導体素子を用いた、ダウンチョッパ型スイッチング電源やモーターを駆動するHブリッジ回路、などの絶縁ゲート型半導体素子を、駆動する回路に適用される。
[1−2.動作]
以上のように構成された絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10の動作を、図1及び図4〜図7を参照して説明する。
図4は図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が50%であるときの動作を示すタイミングチャートである。
図4において、駆動回路100は電源電圧Vccの直流電圧源1で動作し、PWM信号Spに従って0Vから電源電圧Vccまで変化する出力電圧V100を発生する。図4の例では、以下の設定条件(1)〜(5)を有する。
(1)PWM信号Spのオンデューティ比は50%である。
(2)コンデンサ101とコンデンサ104の容量が互いに等しい。
(3)コンデンサ101とコンデンサ104の容量は絶縁ゲート型半導体素子3の入力容量よりも十分大きな容量である。
(4)ツェナーダイオード102とツェナーダイオード105のツェナー電圧Vzが等しい。
(5)ツェナー電圧Vzは電圧1/2Vccより大きい。
絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10が動作していないときの駆動回路100の出力電圧V100は0Vに保持され、接続点P1と駆動回路100のグランドGND間には抵抗106が挿入されているため、仮にコンデンサ101に電荷が蓄積されていても抵抗106により放電されるので、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは0Vに保持される。
また、コンデンサ104にツェナーダイオード105のカソード電位がアノード電位よりも高くなる極性で電荷が蓄積されていても、接続点P1の電位が0Vの場合、ダイオード103のカソード電位がアノード電位より高くなりダイオード103はオフとなるため、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは0Vに保持される。また、コンデンサ104にツェナーダイオード105のカソード電位がアノード電位よりも低くなる極性で電荷が蓄積されていても、抵抗106により放電され、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは0Vに保持される。
このため、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10が動作していないときの絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは0Vに保持される。
図4に示すように、PWM信号Sp(図4の(a))が長時間のオフの後にオンに変化したとき(t0)、駆動回路100は出力電圧V100を出力しようとするが、コンデンサ101及びコンデンサ104は充電されていないため、各コンデンサ101,104の両端電圧は零であり、ダイオード103に順方向のバイアス電圧が印加されてダイオード103がオンする。そして、コンデンサ101及びコンデンサ104に充電電流が流れ、駆動回路100の出力電圧V100(図4の(b))は、徐々に電源電圧Vccまで上昇する(t1)。ここで、コンデンサ101とコンデンサ104は直列に接続されおり、コンデンサ101とコンデンサ104には同じ電流が流れるため、コンデンサ101とコンデンサ104はそれらの容量に反比例した電圧に充電される。
ここで、コンデンサ101とコンデンサ104の容量が互いに等しい場合は、電源電圧Vccの半分の電圧までコンデンサ101とコンデンサ104が充電される。すなわち、コンデンサ101の両端電圧V101(図4の(c))とコンデンサ104の両端電圧V104(図4の(d))はともに電圧1/2Vccまで上昇する。そして、ゲート駆動電圧Vg(図4の(e))も電圧1/2Vccまで上昇する。
次いで、PWM信号Spがオフになると(t2)、駆動回路100は0Vの出力電圧を出力する。このとき、ダイオード103のアノード電位は、駆動回路100の0Vの出力電圧に対して、コンデンサ101に充電された1/2Vccの電圧で負にバイアスされ、電圧−1/2Vccとなる。また、ダイオード103のカソード電位は、コンデンサ104に充電された電圧1/2Vccとなり、ダイオード103は電圧Vccで逆バイアスされてオフとなる。コンデンサ101の両端電圧が駆動回路100の出力電圧V100に対して負方向に重畳されることで、安定な負のゲート駆動電圧Vgを得ることができる。
さらに、PWM信号Spが一旦オンとなると、コンデンサ101及びコンデンサ104には、それらの容量比に応じた電圧が充電されるため、PWM信号Spが入力された直後から、PWM信号Spがオフのときに負電圧のゲート駆動電圧Vgを出力することが可能となる。PWM信号Spがオンのときの正の出力電圧と、オフのときの負の出力電圧の振幅の和は電源電圧Vccに等しく、その比は、コンデンサ101とコンデンサ104の容量比に反比例する。このような特性を利用し、PWM信号Spがオンのときの正の出力電圧と、オフのときの負の出力電圧の振幅を自由に設定することが可能である。
図5は図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10において図4の動作後の長時間経過後の動作を示すタイミングチャートである。なお、図5の例では、図4の例と同様の上述の設定条件を有する。
抵抗106には図5の(e)に示すゲート駆動電圧Vgが印加される。PWM信号Spのオンデューティ比が50%のとき、ゲート駆動電圧Vgは、正負の振幅が等しくかつ時間が等しいため、その平均電圧は零である。このため、抵抗106に流れる電流の平均値は零になる。上記の状態において、コンデンサ101とコンデンサ104には、それぞれ1/2Vccの電圧が充電されており、PWM信号Spがオン、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccのとき、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路の両端電圧は電源電圧Vccと等しくなる。そのため、ダイオード103の両端電圧は零になり、ダイオード103には電流が流れない。
また、PWM信号Spがオフ、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が0Vのとき、ダイオード103は、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路により電源電圧Vccで逆バイアスされるため、ダイオード103にはやはり電流が流れない。このとき、絶縁ゲート型半導体素子3のゲートGにも電流が流れないため、図5に示す波形の状態において、コンデンサ101に流れる電流の平均値は零になる。このため、コンデンサ101の電圧は1/2Vccの電圧から変化せず、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10の出力電圧は、図5の(e)に示すゲート駆動電圧Vgのように、PWM信号Spがオンのとき、+1/2Vccの電圧となる一方、オフのとき−1/2Vccの電圧となる。
図6は図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が80%であるときの動作を示すタイミングチャートである。すなわち、図6は、PWM信号Spのオンデューティ比が50%で継続した後に、80%に変化した後の状態を示している。なお、図6の例でも、図4の例と同様の上述の設定条件を有する。
抵抗106には、図6の(e)に示すゲート駆動電圧Vgが印加される。PWM信号Spのオンデューティ比が80%のとき、ゲート駆動電圧Vgは、PWM信号Spが長期のオフ状態からオンデューティ比が80%の状態になった直後は、コンデンサ101とコンデンサ104の電圧比が、それらの容量に逆比例するため、それぞれ1/2Vccの電圧となる、また、時間の比率は、オン期間が80%であって、オフ期間が20%であり、平均電圧Vaは次式(1)で表される。
Va
=1/2Vcc×(0.8−0.2)
=0.3Vcc (1)
このため、抵抗106には、0.3Vcc/(抵抗106の抵抗値)の平均電流が流れる。
上記の状態において、コンデンサ101とコンデンサ104には、それぞれほぼ1/2Vccの電圧が充電されており、PWM信号Spがオン、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccのとき、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路の両端電圧が電源電圧Vccと等しくなる。そのため、ダイオード103の両端電圧は零になり、ダイオード103には電流が流れないが、抵抗106を流れる電流でコンデンサ101はわずかに充電される。また、PWM信号Spがオフ、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が0Vのとき、ダイオード103は、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路により電源電圧Vccで逆バイアスされるため、ダイオード103にはやはり電流が流れないが、抵抗106を流れる電流でコンデンサ101はわずかに放電される。これらの電流の差分が抵抗106に流れる、0.3Vcc/(抵抗106の抵抗値)の平均電流であり、コンデンサ101は充電され、その両端電圧V101が上昇する。
次いで、コンデンサ101の両端電圧V101がツェナーダイオード102のツェナー電圧Vzに到達すると、ツェナーダイオード102に電流が流れ、コンデンサ101に流れ込んでいた電流がバイパスされるため、コンデンサ101の電圧上昇はツェナー電圧Vzで終了する。
コンデンサ101の両端電圧V101がツェナー電圧Vzになった状態で、PWM信号Spがオンのとき、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccとなったときに、ダイオード103のアノード電位、すなわち絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは、電圧(Vcc−Vz)となる。ここで、ツェナーダイオード105のカソード電位は、コンデンサ104に充電されている1/2Vccの電圧であり、Vz>1/2Vccとなるようにツェナー電圧Vzを選択しているため、ツェナーダイオード105には電流は流れない。
次いで、コンデンサ101の両端電圧V101がツェナー電圧Vzになった状態で、PWM信号Spがオフのとき、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が0Vのとき、ダイオード103のアノード電位、すなわち絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgは、−Vzとなる。この状態で、ダイオード103のカソード電位は、コンデンサ104に充電されている1/2Vccの電圧であり、また、ダイオード103のアノード電位は−Vzなので、ダイオード103は逆バイアスされ、電流は流れない。
図7は図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10においてオンデューティ比が20%であるときの動作を示すタイミングチャートである。すなわち、図7は、PWM信号Spのオンデューティ比が50%の後に、20%に変化した後の状態である。なお、図7の例でも、図4の例と同様の上述の設定条件を有する。
抵抗106の両端には、図7の(e)に示すゲート駆動電圧Vgが印加される。ここで、PWM信号Spのオンデューティ比が20%のとき、ゲート駆動電圧Vgは、PWM信号Spが長期のオフ状態からオンデューティ比が20%の状態になった直後は、コンデンサ101とコンデンサ104の電圧比が、それらの容量に逆比例するため、それぞれ1/2Vccの電圧となる。また、時間の比率は、オン期間が20%であって、オフ期間が80%であり、平均電圧Vaは次式(2)で表される。
Va
=−1/2Vcc×(0.8−0.2)
=−0.3Vcc (2)
このため、−0.3Vcc/(抵抗106の抵抗値)の平均電流が抵抗106に流れる。上記の状態において、コンデンサ101とコンデンサ104にはそれぞれほぼ1/2Vccの電圧が充電されており、PWM信号Spがオン、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccのとき、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路の両端電圧が電源電圧Vccと等しくなる。そのため、ダイオード103の両端電圧は零になり、ダイオード103には電流が流れないが、抵抗106を流れる電流でコンデンサ101はわずかに充電される。
また、PWM信号Spがオフ、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が0Vのとき、ダイオード103は、コンデンサ101とコンデンサ104の直列回路により電源電圧Vccで逆バイアスされるため、やはり電流が流れないが、抵抗106を流れる電流でコンデンサ101はわずかに放電される。これらの電流の差分が抵抗106に流れる、−0.3Vcc/(抵抗106の抵抗値)の電流であり、コンデンサ101は放電され、その両端電圧V101が下降する。
次いで、コンデンサ101の両端電圧V101が下降すると、PWM信号Spがオン、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccのときの、ダイオード103のアノード電位が放電した電圧分上昇し、ダイオード103が順バイアスされ、コンデンサ104に電流が流れ、その両端電圧V104が上昇する。
コンデンサ104の両端電圧V104がツェナー電圧Vzに到達すると、ツェナーダイオード105に電流が流れ、コンデンサ104の電圧上昇は停止する。このツェナーダイオード105に流れる電流は、その印加電圧がツェナー電圧Vzを超えると急激に増加する特性がある。
このような状態では、PWM信号Spがオンの期間に、コンデンサ101を充電する電流が急激に大きくなるため、ツェナーダイオード105に流れるコンデンサ101の充電電流と、抵抗106に流れるコンデンサ101の放電電流が、コンデンサ104の両端電圧V104がツェナー電圧Vzとなる条件で釣り合う。そして、コンデンサ104の両端電圧V104(図7の(d))はツェナー電圧Vzとなり、コンデンサ101の両端電圧V101(図7の(c))は電圧(Vcc−Vz)となる。
ここで、コンデンサ101の両端電圧V101が電圧(Vcc−Vz)になった状態で、PWM信号Spがオンのとき、すなわち駆動回路100の出力電圧V100が電源電圧Vccのとき、ダイオード103のアノード電位、すなわち絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10のゲート駆動電圧Vgはツェナー電圧Vzとなる。なお、ダイオード103のカソード電位は、コンデンサ104に充電されているツェナー電圧Vzであり、ダイオード103に電流は流れない。
上記の動作により、コンデンサ101とコンデンサ104の容量が等しく、また絶縁ゲート型半導体素子3の入力容量よりも十分に大きなとき、そして、ツェナーダイオード102とツェナーダイオード105のツェナー電圧Vzが互いに等しく、1/2Vccの電圧よりも大きい場合、PWM信号Spがオンのときのゲート駆動電圧Vgを、Vz〜Vcc−Vzの範囲にすることができる。また、PWM信号Spがオフのときのゲート駆動電圧Vgを、−Vz〜−(Vcc−Vz)の範囲にすることができる。
もし仮に、ツェナー電圧Vz=電圧1/2Vccに設定すると、PWM信号Spがオンのときの電圧を、電圧1/2Vcc、PWM信号Spがオフのときの電圧を、電圧−1/2Vccとすることができる。
PWM信号Spがオンのときと、オフのときとのゲート駆動電圧Vgの比率を調整したい場合、例えば、オンのときのゲート駆動電圧Vgを電圧2/3Vcc、オフのときのゲート駆動電圧Vgを電圧−1/3Vccとしたい場合、コンデンサ101とコンデンサ104の容量比を2/3:1/3とし、ツェナーダイオード102のツェナー電圧Vzを電圧1/3Vcc、ツェナーダイオード105のツェナー電圧Vzを電圧2/3Vccとすればよい。
[1−3.効果]
以上説明したように、本実施の形態によれば、コンデンサ101の両端電圧を駆動回路100の出力電圧に対して負方向に重畳することで、安定な負のゲート駆動電圧Vgを得ることができる。これにより、単一の直流電源を用いた、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10において、従来技術に比較して簡単な構成で、駆動信号のオンデューティ比の比較的広い範囲、かつ駆動信号が長時間オフとなっている状態からオンとなる最初のサイクルにおいても、オフ期間に一定の負電圧を供給することが可能となる。従って、例えば超高速のスイッチング特性を持つ、GaNFETや、シリコンカーバイトFETなどの絶縁ゲート型半導体素子を、ソース電極の寄生インダクタンスによるノイズによる影響を防止して、安定に駆動することができる。
(実施の形態2)
以下、図2を参照して、実施の形態2を説明する。
[2−1.構成]
図2は実施の形態2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aの構成例を示す回路図である。図2の実施の形態2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aは、図1の実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10に比較して以下の点(1)が異なる。
(1)ダイオード103と、ツェナーダイオード105とコンデンサ104の並列回路とを互いに、直列に接続する順番を入れ替えた。
以下、上記相違点について詳述する。
図2において、ダイオード103のカソードが駆動回路100のグランドGNDに接続され、ダイオード103のアノードがツェナーダイオード105のアノードに接続され、ツェナーダイオード105のカソードが接続点P1に接続される。なお、コンデンサ104はツェナーダイオード105と並列に接続される。
[2−2.動作]
上記構成により、実施の形態2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aは、図1の実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10において、ツェナーダイオード105とコンデンサ104の並列回路を、ダイオード103と直列に接続する順番を入れ替えたのみであり、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と全く同じ動作を行う。
[2−3.効果]
実施の形態2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aは、実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と全く同じ動作をするため、全く同じ作用効果を得る。
(実施の形態3)
以下、図3及び図8を参照して、実施の形態3を説明する。
[3−1.構成]
図3は実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20の構成例を示す回路図である。実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20は、図3に示すように、実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様の構成を有する絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bとを備え、2個の絶縁ゲート型半導体素子3,3Bを駆動することを特徴としている。実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20は、実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10に比較して以下の点(1)〜(4)が異なる。
(1)絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様の構成を有する絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bとを備える。絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bは、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様に、駆動回路200と、コンデンサ201と、ツェナーダイオード202と、ダイオード203と、コンデンサ204と、ツェナーダイオード205と、抵抗206とを備えて、同様の接続状態で構成される。なお、駆動回路200は、単電源で動作し、入力端子と出力端子との間が例えばトランスで電気的に絶縁された入出力絶縁型駆動回路である。また、コンデンサ201とダイオード203との間に接続点P2を有する。
(2)駆動回路200の正の電源端子には、直流電圧源1からの電源電圧Vccがダイオード5を介して印加され、駆動回路200の正の電源端子と負の電源端子との間にはコンデンサ6が接続され、駆動回路200が直流電圧で駆動される。
(3)駆動回路200の入力端子には、駆動信号発生器2BからのPWM信号Sqが印加される。PWM信号Sqは、駆動回路100に入力されるPWM信号Spとは異なる時間期間でオンとなり逆極性を有する信号である。
(4)絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bのゲート駆動電圧Vgbは絶縁ゲート型半導体素子3BのゲートGに印加され、絶縁ゲート型半導体素子3のドレインD・ソースS間に負荷4が接続される。
すなわち、実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20は以下の構成を有することを特徴としている。図3において、駆動回路200は入出力絶縁型駆動回路であり、その両電源端子の間にコンデンサ6を備える。また、駆動回路100,200はそれぞれ、互いに異なる時間期間で互いに逆極性を有する1対の駆動信号(PWM信号Sp、Sq)で駆動され、駆動回路200は単電源(第1の単電源)である直流電圧源1からダイオード5を介して電源駆動される。さらに、第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bの出力端子と、駆動回路100のグランドGNDとの間に、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bが駆動する絶縁ゲート型半導体素子3Bを介して、別の単電源(第2の単電源)である直流電圧源7を備える。
[3−2.動作]
以上のように構成された絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20は、2つの絶縁ゲート型半導体素子3,3Bを駆動するそれぞれの駆動回路100,200を備えて以下のように動作する。
絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10は、直流電圧源1のグランドGNDを基準とする電源電圧Vccで電源駆動される駆動回路100を用いて、図1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様に動作する。また、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bは、駆動回路200のグランド電位VG200を基準とする電源電圧Vccで電源駆動される駆動回路200を用いて動作し、駆動回路200のグランド電位VG200は2つの駆動回路100,200のオン/オフの状態に応じて変化する。
2つの駆動回路100,200は、1対の駆動信号により、一方がオンのとき他方がオフとなり、一方がオフのとき他方がオンとなる関係で動作する。ここで、駆動回路100がオンで駆動回路200がオフのとき、駆動回路200のグランド電位VG200は0Vであり、駆動回路100がオフで駆動回路200がオンであるとき、駆動回路200のグランド電位VG200は直流電圧源7の電源電圧V7となる。
図8は図3の絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20においてオンデューティ比が50%であるときの動作を示すタイミングチャートである。
図8において、入出力絶縁型の駆動回路200のグランド電位VG200(図8の(g))が0Vのとき、コンデンサ6の一方の端子(図8の下側の端子)が0Vとなり、ダイオード5を通して直流電圧源1の電源電圧Vccまで、コンデンサ6は充電される。このとき、PWM信号Sqはオフであるので、駆動回路200の出力電圧V200(図8の(c))は、駆動回路200のグランド電位VG200である0Vとなる。そして、実施の形態1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様に、コンデンサ201の両端電圧V201(図8の(d))は電圧1/2Vccであり、ダイオード203は逆バイアスされて電流は流れないので、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bはゲート駆動電圧Vgb(図8の(f))として電圧−1/2Vccを絶縁ゲート型半導体素子3BのゲートGに出力する。
一方、駆動回路200のグランド電位VG200が直流電圧源7の電源電圧V7のとき、ダイオード5は逆バイアスされ、コンデンサ6は直流電圧源1と切り離される。駆動回路200は、コンデンサ6に充電された電圧により、駆動回路200のグランド電位VG200を基準として電源駆動されて動作する。すなわち、駆動回路200の出力電圧V200は、駆動回路200のグランド電位VG200である直流電圧源7の電源電圧V7を基準として電圧Vccとなる。そして、コンデンサ201の両端電圧V201とコンデンサ204の両端電圧V204(図8の(e))はともに電圧1/2Vccであるので、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bはゲート駆動電圧Vgbとして直流電圧源7の電源電圧V7を基準とした電圧1/2Vccを絶縁ゲート型半導体素子3BのゲートGに出力する。
[3−3.効果]
以上のように構成された実施の形態3にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動システム20は、1対の絶縁ゲート型半導体素子3,3Bを互い違いに駆動することを除いて、実施の形態1にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様に動作する。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1〜3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、実施の形態1〜3で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上の実施の形態において、駆動信号としてPWM信号を用いているが、本開示はこれに限らず、他の変調方法で変調された所定の駆動信号を用いてもよい。
また、実施の形態1,2では、ツェナーダイオード102及び104に替えて、1個もしくは複数個のダイオードを直列に接続した回路を用いることができる。また、ダイオード103としては、ショットキーバリアダイオードや、ファーストリカバリダイオードを用いることが可能である。
さらに、実施の形態3では、ツェナーダイオード202及び204に替えて、1個もしくは複数個のダイオードを直列に接続した回路を用いることができる。また、ダイオード203としては、ショットキーバリアダイオードや、ファーストリカバリダイオードを用いることが可能である。
実施の形態1、2にかかる絶縁ゲート型半導体素子駆動装置は、超高速のスイッチング特性を持つ、GaNFETや、シリコンカーバイトFETなどの絶縁ゲート型半導体素子に用いて、ゲート駆動電圧のノイズマージンを拡大することに特に有効であるが、従来のシリコンを用いたFETやIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)の駆動に用いることも可能である。
なお、実施の形態3では、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10と同様の構成を有する絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Bとを備えて構成しているが、本開示はこれに限らず、図3において、絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10,10Bを絶縁ゲート型半導体素子駆動装置10Aと同様の構成で構成してもよい。
本開示は、ダウンチョッパ型スイッチング電源や、モーターを駆動するHブリッジ回路などの絶縁ゲート型半導体素子を、トランスを用いて駆動する駆動回路に適用可能である。
1 直流電圧源
2,2B 駆動信号発生器
3,3B 絶縁ゲート型半導体素子
4 負荷
5 ダイオード
6 コンデンサ
7 直流電圧源
10,10A,10B 絶縁ゲート型半導体素子駆動装置
20 絶縁ゲート型半導体素子駆動システム
100 駆動回路
101 コンデンサ
102 ツェナーダイオード
103 ダイオード
104 コンデンサ
105 ツェナーダイオード
106 抵抗
200 駆動回路
201 コンデンサ
202 ツェナーダイオード
203 ダイオード
204 コンデンサ
205 ツェナーダイオード
206 抵抗
P1,P2 接続点

Claims (5)

  1. 所定の駆動信号に従って、絶縁ゲート型半導体素子を駆動する絶縁ゲート型半導体素子駆動装置であって、
    前記駆動信号に従って単電源で動作する駆動回路と、
    第1のコンデンサ及び第1のツェナーダイオードの並列回路であって、前記駆動回路の出力端子に接続される一端を有する第1の並列回路と、
    前記第1の並列回路の他端と前記駆動回路のグランドとの間に接続された直列回路であって、ダイオードと、第2のコンデンサ及び第2のツェナーダイオードの第2の並列回路と、が直列に接続されて構成された直列回路と、
    前記第1の並列回路の他端と前記駆動回路のグランドとの間に接続された抵抗と、を備え、
    前記抵抗の両端電圧を、前記絶縁ゲート型半導体素子を駆動する出力電圧とし、
    前記第1のコンデンサの両端電圧を前記出力電圧の負方向に重畳することで前記出力電圧の負電圧を発生する、
    絶縁ゲート型半導体素子駆動装置。
  2. 前記駆動回路の出力端子は前記第1のツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第1のツェナーダイオードのアノードは前記ダイオードのアノードに接続され、
    前記ダイオードのカソードは前記第2のツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第2のツェナーダイオードのアノードは前記駆動回路のグランドに接続される、
    請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置。
  3. 前記駆動回路の出力端子は前記第1のツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第1のツェナーダイオードのアノードは前記第2のツェナーダイオードのカソードに接続され、
    前記第2のツェナーダイオードのアノードは前記ダイオードのアノードに接続され、
    前記ダイオードのカソードは前記駆動回路のグランドに接続される、
    請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置。
  4. 請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置である第1及び第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置と、
    入出力絶縁型駆動回路である前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路の両電源端子の間に接続される第3のコンデンサと、
    前記第1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路及び前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路を電源駆動する前記単電源である第1の単電源と、
    前記第1の単電源と前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路との間に接続される第2のダイオードと、を備え、
    前記第1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路と前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路とは、それぞれ互いに異なる時間期間で互いに逆極性を有する1対の駆動信号で駆動する、
    絶縁ゲート型半導体素子駆動システム。
  5. 前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の出力端子と、前記第1の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置の駆動回路のグランドとの間に、前記第2の絶縁ゲート型半導体素子駆動装置が駆動する絶縁ゲート型半導体素子を介して、第2の単電源を備えた、
    請求項4に記載の絶縁ゲート型半導体素子駆動システム。
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