JP6865124B2 - 軌道用除雪車 - Google Patents
軌道用除雪車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6865124B2 JP6865124B2 JP2017131621A JP2017131621A JP6865124B2 JP 6865124 B2 JP6865124 B2 JP 6865124B2 JP 2017131621 A JP2017131621 A JP 2017131621A JP 2017131621 A JP2017131621 A JP 2017131621A JP 6865124 B2 JP6865124 B2 JP 6865124B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanger
- auxiliary
- snow
- snowplow
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)
Description
また、軌道用除雪車には、ラッセル翼の後方に、オーガと呼ばれる螺旋状に形成されたブレードを回転させることで軌道上の雪を掻き集めてブロワにより吹き飛ばし、シュートで誘導して軌道脇へ降雪する機構を備えているもの(ロータリ・ラッセル共用型除雪車)もある。
ラッセル翼を備えた除雪車においてフランジャーをラッセル翼の下部中央に設けるようにした発明として、例えば特許文献1に記載されているものがある(図3の符号9参照)。また、オーガを備えたロータリ・ラッセル共用型除雪車において、フランジャーをオーガの直ぐ後に設けたものが特許文献2に記載されている(図7の符号28参照)。
本発明の他の目的は、軌道上の障害物を回避しつつ軌道上に障害物のない区間ではレール間の雪を充分に寄せ流して軌道脇へ排雪することができる補助フランジャーを備えた軌道用除雪車を提供することにある。
ラッセル翼または回転ブレードにより掻き集めた雪を吹き飛ばすブロワを有し車両の前部に設けられたロータリー式除雪装置を備えた軌道用除雪車において、
前記ブロワの後方であって前記ブロワを収納するブロワケースと交差する位置に、前記ブロワケースとの干渉を回避する切欠きを有し、車両の進行方向に向かって傾斜するように配設された雪返し板と、
前記雪返し板と連続するように配設されてなる補助フランジャーと、
を備えるようにした。
前記補助フランジャーを回動させるフランジャー駆動手段を備え、作動状態では前記補助フランジャーがほぼ鉛直方向を向き、非作動状態では前記補助フランジャーが鉛直方向と異なる方向を向くように構成する。
かかる構成によれば、第1プレートによってレール上方から外側にかけての積雪を寄せ流し、第2プレートによってレール間の積雪をすくい上げて寄せ流すことができ、排雪されずに軌道上に残る雪の量を少なくすることができる。
前記雪返し板と前記補助フランジャーおよび前記フランジャー駆動手段が、車両の前部および後部に設けられている前記ロータリー式除雪装置に対応してそれぞれ設けられているようにする。
かかる構成によれば、車両がどちらの方向へ移動する場合にも除雪作業を行えるとともに、車両の前後に同様に傾斜した補助フランジャーがあるので、仮に雪返し板の上端を越えて後方へ流れて残る雪があったとしても、後方の補助フランジャーで軌道中央へ掻き集めるようなことがなく、軌道脇へ寄せ流すことができる。
かかる構成によれば、前方の補助フランジャーで左側へ寄せて残った雪を、後方の補助フランジャーで同一の方向(左側)へ寄せることになるため排雪効率を向上させることができる。
図1には本実施形態の除雪車の要部側面図、図2はその平面図が示されている。
図1に示すように、本実施形態の除雪車10は、車両11の長手方向の両方にロータリー式除雪装置12が配設され、該ロータリー式除雪装置12の前方に位置するようにラッセル式除雪装置13がそれぞれ配置されている。
そして、図2の右側の除雪装置のように、左右のラッセル翼31A,31Bの先端をレール中央で接触させてVプラウを形成する形態、左ラッセル翼31Aをレールと平行にして右ラッセル翼31Bの先端を左に寄せて左向きのプラウを形成する左片流れ形態、右ラッセル翼31Bをレールと平行にして左ラッセル翼31Aの先端を右に寄せて右向きのプラウを形成する右片流れ形態、図2の左側の除雪装置のように、左右のラッセル翼31A,31Bの先端を開いた形態のいずれに切換可能に構成されている。
図3には本実施形態の除雪車における補助フランジャー40の構成を示す平面図が、また図4には補助フランジャー40の駆動機構を側方から見た図が示されている。なお、図3においては上方が車両の進行方向、図4においては右側が車両の進行方向である。
また、補助フランジャー40の前方には、図4に示すように、ほぼ水平をなし後端が下方へ向かうように湾曲された雪返し板51が本体プレート41の下端に連続するように設けられており、この雪返し板51も、本体プレート41と同様に、車両11の進行方向に向かって右上がりに傾斜した状態で取り付けられている。
図5に示す従来の固定式の補助フランジャー40’を備えた除雪車においては、補助フランジャー40’および雪返し板(図示し要略)が、図6に示すように、ブロワケース52の後方へ少し離れた位置に設置されていた。そのため、補助フランジャー40’を乗り越えて上方の隙間から後方へ流れて再びレール間に落下して残ってしまうことがあった。
また、図5に示す従来の固定式の補助フランジャー40’は、進行方向へ向かって「ハ」の字状に形成されているのに対し、本実施形態の補助フランジャー40は、直線状に形成され車両11に対して斜めに配設されているため、仮に補助フランジャーを固定式として場合であって雪返し板51の上端を越えて後方へ流れて残ったとしても、後方の補助フランジャー40で軌道中央へ掻き集めるようなことがなく、軌道脇へ寄せ流すことができる。
図4に示すように、本実施形態の補助フランジャー40は、本体プレート41の上端が、ブラケット44に固着された軸受け45により支承された軸43によって回動可能に垂下されている。また、車両11の車体フレーム11Aにピン軸46によって一端が取り付けられた油圧シリンダ47が設けられ、該油圧シリンダ47の伸縮するロッド47aの先端が、本体プレート41の背面に固設された支持プレート41aにピン結合されている。
これにより、油圧シリンダ47が作動されてロッド47aが伸長されると、図4に実線で示すように、補助フランジャー40がほぼ鉛直方向を向く姿勢にされ、油圧シリンダ47のロッド47aが収縮されると、図4に二点鎖線Fで示すように、補助フランジャー40はほぼ水平姿勢にされる。
前述したように、本実施形態の除雪車は、左右のラッセル翼31A,31Bを左片流れ形態と右片流れ形態を含む複数の形態に切り換えることができるので、片流れの形態に応じて、左片流れ形態のときは上記実施形態で説明したように、補助フランジャー40が車両11の進行方向に向かって右上がりに傾斜した状態となり、右片流れ形態のときは逆に、補助フランジャー40が車両11の進行方向に向かって左上がりに傾斜した状態となるように構成されている方が、レール間の積雪を効率良く寄せ流すことができる。
しかし、そのような構成にする補助フランジャーの構造が複雑になるとともに、ブロワケース等車両下部構成部材との干渉を回避することが困難であり、実現は難しい。一方、現在の鉄道路線の軌道は、複線区間では左側通行方式が採用されているため、複線区間においては対向路線と反対側になる軌道左脇へ除雪した雪を寄せるのが望ましい。また、単線区間では軌道の左右どちらの側へ除雪した雪を寄せるようにしても問題はない。また、本発明者らが、除雪車の実際の利用形態について調べたところ、ほとんどの区間で軌道左脇へ除雪した雪を寄せる形態で除雪車を稼働していることが明らかとなった。
11 車両
12 ロータリー式除雪装置
13 ラッセル式除雪装置
22 ブロワ
31A,31B ラッセル翼
32A,32B 油圧シリンダ
33A,33B メインのフランジャー
40 補助フランジャー
41 本体プレート
42 サブプレート
47 油圧シリンダ
51 雪返し板
52 ブロワケース
Claims (5)
- ラッセル翼または回転ブレードにより掻き集めた雪を吹き飛ばすブロワを有し車両の前部に設けられたロータリー式除雪装置を備えた軌道用除雪車であって、
前記ブロワの後方であって前記ブロワを収納するブロワケースと交差する位置に、前記ブロワケースとの干渉を回避する切欠きを有し、車両の進行方向に向かって傾斜するように配設された雪返し板と、
前記雪返し板と連続するように配設されてなる補助フランジャーと、
を備えていることを特徴とする軌道用除雪車。 - 前記補助フランジャーは、前記雪返し板の後端近傍に回動中心となる軸が配設され回動することで上下動可能に構成され、
前記補助フランジャーを回動させるフランジャー駆動手段を備え、作動状態では前記補助フランジャーがほぼ鉛直方向を向き、非作動状態では前記補助フランジャーが鉛直方向と異なる方向を向くように構成されていることを特徴とする請求項1に軌道用除雪車。 - 前記補助フランジャーは、レール間隔よりも広い幅を有し作動状態で下端がレール上面より上に位置する第1プレート部と、前記第1プレートの下端に連続しレール間隔よりも狭い幅を有し作動状態で下端がレール上面より下に位置する第2プレート部とを有することを特徴とする請求項2に記載の軌道用除雪車。
- ロータリー式除雪装置が車両の前部および後部にそれぞれ設けられ、
前記雪返し板と前記補助フランジャーおよび前記フランジャー駆動手段が、車両の前部および後部に設けられている前記ロータリー式除雪装置に対応してそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の軌道用除雪車。 - 車両の前部および後部にそれぞれ設けられている前記雪返し板および前記補助フランジャーは、車両の進行方向に向かって右上がりの傾斜を有するように配設されていることを特徴とする請求項4に記載の軌道用除雪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131621A JP6865124B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 軌道用除雪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131621A JP6865124B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 軌道用除雪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019015051A JP2019015051A (ja) | 2019-01-31 |
JP6865124B2 true JP6865124B2 (ja) | 2021-04-28 |
Family
ID=65357178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017131621A Active JP6865124B2 (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 軌道用除雪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6865124B2 (ja) |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4928324U (ja) * | 1972-06-10 | 1974-03-11 | ||
JPS5261008A (en) * | 1975-11-14 | 1977-05-20 | Japanese National Railways<Jnr> | Snowplow with dobble-acting flanger |
JPS54156312U (ja) * | 1978-04-21 | 1979-10-31 | ||
FI59641C (fi) * | 1978-10-19 | 1981-09-10 | Valmet Oy | Snoeplogskonstruktion foer arbetsmaskiner |
JPS63130553U (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-26 | ||
JP2526857Y2 (ja) * | 1990-01-30 | 1997-02-26 | 株式会社 協和機械製作所 | 排雪用ブレード切刃あるいは排雪用プラウ切刃 |
JP2500147Y2 (ja) * | 1993-06-18 | 1996-06-05 | 株式会社新潟鉄工所 | ロ―タリ―・ラッセル共用型軌道用除雪車 |
JP2882457B2 (ja) * | 1994-12-12 | 1999-04-12 | 株式会社新潟鉄工所 | ロータリー・ラッセル共用型軌道用除雪車 |
JP3116301B2 (ja) * | 1997-03-13 | 2000-12-11 | 北海道旅客鉄道株式会社 | 鉄道用多機能型雪掻き装置 |
JP4105673B2 (ja) * | 2004-09-28 | 2008-06-25 | 新潟トランシス株式会社 | 切換式除雪車 |
-
2017
- 2017-07-05 JP JP2017131621A patent/JP6865124B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019015051A (ja) | 2019-01-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8037624B2 (en) | Mulitfunctional device for clearing snow | |
CN102877433B (zh) | 除雪车的前置组合式除雪装置 | |
RU2642205C2 (ru) | Рельсовое транспортное средство со снегоочистителем | |
PL173871B1 (pl) | Zgarniarka tłucznia do wyrównywania podsypki toru | |
JP6865124B2 (ja) | 軌道用除雪車 | |
FI88320B (fi) | Snoeroejningsflaekt - foerfarande och apparatur foer att avlaegsna snoe fraon vaegar | |
JP3218511U (ja) | バックホウ用除雪機 | |
EP1330575B1 (en) | A method for ploughing snow and a snow plow | |
JP2882457B2 (ja) | ロータリー・ラッセル共用型軌道用除雪車 | |
US4235029A (en) | Machine for cleaning railway tracks | |
JPH10252030A (ja) | 鉄道用多機能型雪掻き装置 | |
JP5328314B2 (ja) | 高速鉄道車両用スノープラウ | |
JP2016047989A (ja) | 除雪機 | |
JP2022538977A (ja) | 軌道バラストレベリング装置 | |
FI127523B (fi) | Lumiaura ja menetelmä kulkuväylän puhdistamiseen | |
JP3725033B2 (ja) | 軌道用除雪車及び除雪方法 | |
RU117931U1 (ru) | Снегоуборочная машина | |
JP5301319B2 (ja) | 高速鉄道車両用スノープラウ | |
JP5626241B2 (ja) | ロータリ除雪車 | |
JP7474361B1 (ja) | プラウ昇降装置及び軌道用除雪車両 | |
JP3669954B2 (ja) | マルチプラウ | |
CN112513374A (zh) | 使用一附接系统从飞机场和道路路面移动和去除冬季污染物的方法和系统 | |
JP2825019B2 (ja) | 鉄道道床バラストのスイパー装置 | |
CN218263695U (zh) | 一种用于城市快速路隔离墩和防撞护栏除雪装置 | |
RU2660272C1 (ru) | Передний поворотный V-образный отвал |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200511 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210330 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210405 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6865124 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |