JP6864282B2 - 作物収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、圃場の人参や大根、玉葱等の作物を収穫し、収穫した作物を回収部に搬送する作物収穫機に関する。
作物収穫機の一例である人参収穫機が、特許文献1に開示されている。
特許文献1の人参収穫機では、収穫された人参が搬送装置(特許文献1の図3及び図6の41)により搬送されており、搬送装置の終端部に配置された回収部(特許文献1の図3及び図4の73)に、搬送装置の終端部から出てくる人参が投入されて、人参が回収部に回収される。
特許文献1では、搬送装置の横側に位置する作業者(特許文献1の図3及び図4の座席42を参照)が、搬送装置により搬送される人参を目視しており、傷がある等の不良の人参が発見されると、作業者が搬送装置から不良の人参を取り出すという作業が行われる。
この場合、特許文献1では、搬送装置の始端部よりも搬送装置の終端部が高い位置となるように、搬送装置が傾斜を持つように配置されており、搬送装置での搬送中に人参が搬送装置の始端部側に転がり落ちるようにしている。
前述の状態において、人参が搬送装置に沿って転がり落ちることにより、人参が反転するのであり、作業者が人参の表面及び裏面を目視できるようになって、不良の人参が発見され易くなる(特許文献1の[0032]参照)。
特開2011−115068号公報
特許文献1のように、人参が搬送装置に沿って転がり落ちるようにした場合、搬送装置において人参が激しく転がり落ちるような状態になると、人参が損傷する可能性が考えられるので、改善の余地がある。
本発明は、圃場の人参や大根、玉葱等の根菜を収穫する作物収穫機において、作物の損傷を避けながら、搬送装置での搬送中に、不良の作物が発見され易くなるように構成することを目的としている。
(構成)
本発明の特徴は、作物収穫機において次のように構成することにある。
圃場の作物を収穫する収穫部と、収穫された作物を回収部に搬送する搬送装置とが備えられ、
前記搬送装置に、
搬送方向に沿って回転駆動される無端回転体と、
前記搬送方向に沿って複数配置され且つ前記無端回転体に支持されて、載置された作物を搬送する搬送体とが備えられ、
前記搬送体が、前記搬送方向と交差する軸芯周りに回転自在に前記無端回転体に支持され、
前記搬送体に、作物に接触して作物を支持する作物支持部と、前記作物支持部に備えられて前記作物支持部を支持する支持軸とが備えられ、
前記無端回転体が、前記搬送方向に沿って連結された多数のリンクを備える搬送チェーンによって構成され、
前記リンクの各々に、前記搬送体の支持軸を支持する支持板が備えられ、
前記支持板が、前記搬送チェーンにおける前記リンク同士の連結箇所よりも外向きに突出した位置に備えられている。
(作用及び発明の効果)
本発明によると、搬送装置において、無端回転体に搬送体が回転自在に支持されて、無端回転体の回転により搬送体が搬送方向に移動する状態となっており、搬送体は搬送方向に移動(搬送方向に公転)しながら、自転可能な状態となっている。
これにより、作物が搬送体に載置された状態で搬送体が搬送方向に移動すると、作物は搬送体により搬送されながら自転可能な状態となる。
例えば、無端回転体に対して搬送体が自由に回転する状態であれば、作物の搬送中での振動や作物どうしの接触、作業者が作物に手を当てて作物を自転させようとする動作等により、搬送体と同様に作物も搬送されながら、自転する状態となる。
例えば、無端回転体に対して搬送体が強制的に回転駆動(自転駆動)される状態であれば、搬送体と同様に作物も搬送されながら、搬送体により自転させられる状態となる。
前述のように搬送装置において、作物が搬送されながら、自転可能な状態となるように構成することにより、作物の自転により作物が反転して、作業者が作物の表面及び裏面を目視できるようになるのであり、不良の作物が発見され易くなる。
この場合、作物が搬送装置に沿って転がり落ちるように構成する必要がないので、作物が搬送装置に沿って激しく転がり落ちることによる作物の損傷を避けることができる。
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
一対の前記無端回転体が備えられ、
前記搬送体に、作物に接触して作物を支持する作物支持部と、前記作物支持部に備えられて前記作物支持部を支持する支持軸とが備えられて、
前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に支持されて、
前記搬送体が、前記搬送方向と交差する方向に沿った向きで、一対の前記無端回転体に回転自在に支持されている。
(作用及び発明の効果)
本発明によると、例えば人参や大根等のように細長い作物では、作物が搬送体の長手方向に沿った姿勢で、一対の搬送体の間に載置(支持)されるような状態になり易く、玉葱等のように球形の作物においても同様に、一対の搬送体の間に載置(支持)されるような状態になり易い。
前述のように、作物が一対の搬送体の間に載置(支持)されるような状態になると、一対の搬送体が自転可能な状態であることにより、作物の自転(反転)が促進されるようになって、作業者により不良の作物が発見され易くなる。
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記作物支持部と前記支持軸とが一体で回転するように、前記作物支持部と前記支持軸とが連結されて、
前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に回転自在に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に回転自在に支持されている。
(作用及び発明の効果)
搬送装置において一対の無端回転体に搬送体を回転自在に支持する場合、本発明によると、搬送体に作物支持部及び支持軸を備えて、搬送体を無端回転体に回転自在に支持することにより、搬送体の回転支持構造を簡素に構成することが可能となる。
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記作物支持部が前記支持軸に対して相対回転するように、前記作物支持部が前記支持軸に支持されて、
前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に支持されている。
(作用及び発明の効果)
搬送装置において一対の無端回転体に搬送体を回転自在に支持する場合、本発明によると、搬送体に作物支持部及び支持軸を備えて、搬送体を無端回転体に回転自在に支持することにより、搬送体の回転支持構造を簡素に構成することが可能となる。
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記搬送体を前記軸芯周りに回転駆動する回転駆動部が備えられている。
(作用及び発明の効果)
本発明によると、無端回転体に対して搬送体が強制的に回転駆動(自転駆動)されるので、作物が搬送体に載置された状態において、作物は搬送体により搬送されながら強制的に自転させられる。
これにより、自転する作物を多くすることができて(自転しない作物を少なくすることができて)、作業者により不良の作物が発見され易くなる。
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記搬送チェーンに、作物搬送方向に沿って始端側から終端側へ向けて回動する上方位置の上側部分と、終端側から始端側に向かう下方位置の下側部分と、が備えられ、
前記上側部分の直下で当該上側部分を下側から支えて案内するガイドレールが、前記上側部分の始端から終端に至る搬送領域の大部分に設けられている
(構成)
本発明において、以下のように構成すると好適である。
隣接する前記搬送体どうしの間に、空隙が備えられている。
(作用及び発明の効果)
圃場から収穫された作物には、土が付着していることが多いので、前述のように作物が搬送体により搬送されながら自転することにより、作物に付着した土が作物から離れることが促進される。
本発明によると、隣接する搬送体どうしの間に空隙が備えられているので、作物に付着した土が作物から離れると、空隙を通って土が下側に落ちるようにすることができるのであり、作物と一緒に作物に付着した土を回収してしまうという状態を少なくすることができる。
人参収穫機の左側面図である。 人参収穫機の右側面図である。 人参収穫機の平面図である。 人参収穫機の背面図である。 搬送装置の平面図である。 搬送装置の縦断背面図である。 コンテナ載置部及び接触部の付近の平面図である。 コンテナ載置部の横断平面図である。 コンテナ載置部の縦断右側面図である。 コンテナ載置部及び接触部の付近の背面図である。 コンテナ載置部(保持機構の保持状態)の縦断背面図である。 コンテナ載置部(保持機構の保持解除状態)の縦断背面図である。 コンテナデッキ(所定位置(コンテナ移動装置)及びコンテナ収容部)の平面図である。 所定位置(コンテナ移動装置)の付近の平面図である。 接触部及び所定位置(コンテナ移動装置)の付近の背面図である。 所定位置(コンテナ移動装置)の縦断背面図である。 制御装置と各部の連係状態を示す図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部及び所定位置(コンテナ移動装置)の付近の背面図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部及び所定位置(コンテナ移動装置)の付近の背面図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部及び所定位置(コンテナ移動装置)の付近の背面図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部及び所定位置(コンテナ移動装置)の付近の背面図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部、所定位置(コンテナ移動装置)及びコンテナ収容部の付近の平面図である。 人参をコンテナに回収する作業の流れを示すコンテナ載置部、接触部、所定位置(コンテナ移動装置)及びコンテナ収容部の付近の平面図である。 発明の実施の第1別形態における搬送装置の正面図である。 発明の実施の第1別形態における搬送装置の平面図である。 発明の実施の第3別形態における搬送装置の平面図である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作物収穫機の一例である人参収穫機(機体)の収穫作業時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
[1]
人参収穫機の全体について説明する。
図1,2,3に、作物収穫機の一例である人参収穫機が示されている。この人参収穫機は、右及び左のクローラ型式の走行装置1に支持された機体の右前部に運転部2が備えられ、機体の左前部に収穫部3が備えられている。収穫部3は、引き起こし装置4、土ほぐし刃5、引き抜きベルト6及び根切り装置7等を備えている。
図1,2,3に示すように、機体の進行に伴って、引き起こし装置4により圃場の人参A(作物に相当)の葉部A1が上方に引き起こされながら、土中に入り込んだ土ほぐし刃5が振動して人参Aの横側の土が崩される。引き抜きベルト6により人参Aの葉部A1が挟持されて人参Aが引き抜かれ、人参Aの先端部のひげ根が根切り装置7により切断されて、人参Aが引き抜きベルト6により後方上方に搬送される。
図1,2,3に示すように、機体の左部において、引き抜きベルト6の上部の後側に葉部搬送ベルト8及び回転刃9が備えられ、葉部搬送ベルト8及び回転刃9の下側に搬送ベルト10が備えられている。葉部搬送ベルト8の後部に、斜め後方下方に傾斜する案内板11が備えられ、機体の左部の後部に、機体の左右中央側に向いて下方に傾斜する案内板12が備えられている。
図1,2,3に示すように、引き抜きベルト6により後方上方に搬送された人参Aの葉部A1が、葉部搬送ベルト8に受け渡されて挟持され、葉部搬送ベルト8により人参Aが後方に搬送されながら、回転刃9により人参Aと葉部A1との間が切断されて、人参Aが搬送ベルト10に落下する。葉部A1はそのまま葉部搬送ベルト8により後方に搬送されて、案内板11に放出され、案内板11から案内板12に落下して、機体の後側の圃場に落下する。
図1,2,3に示すように、機体の後部において、搬送ベルト10の後部の右部から機体の左右方向に沿って、搬送装置14が備えられており、搬送ベルト10の搬送方向と斜めに交差する案内部材13が、搬送ベルト10の上側に備えられている。
これにより、葉部搬送ベルト8から落下した人参Aが、搬送ベルト10により後方に搬送されるのであり、人参Aが案内部材13に達すると案内部材13により搬送ベルト10から搬送装置14に案内されて、搬送装置14により人参Aが機体の右側に搬送される。
図1,2,3に示すように、機体の右部において、機体の前後方向に沿って、コンテナデッキ15が備えられており、機体の後部に作業者用の椅子16及び作業者デッキ17が備えられている。搬送装置14の終端部の下側に、人参Aの回収用の箱状のコンテナ18が設置されるのであり、搬送装置14の終端部から出てきた人参Aが、コンテナ18に投入されて回収される。
コンテナ18が人参Aで満杯になると、椅子16の作業者は、コンテナ18をコンテナデッキ15に移動させるのであり、空のコンテナ18を搬送装置14の終端部の下側に設置する。
[2]
搬送装置14について説明する。
図4,5,6に示すように、前及び後の平板状の支持フレーム19が、機体の後部に連結されて立っている。支持フレーム19の左部に駆動軸20が前後方向に支持されて、駆動軸20の前及び後端部に駆動スプロケット20aが連結されている。支持フレーム19の右部に従動軸21が前後方向に支持されており、従動軸21の前及び後端部に従動ホイル21aが連結されている。
図4,5,6に示すように、駆動軸20の駆動スプロケット20a、及び従動軸21の従動ホイル21aに亘って、一対の搬送チェーン22(無端回転体に相当)が取り付けられており、搬送チェーン22のリンク22aの各々に、支持板22bが外向きに連結されている。駆動軸20を回転駆動する電動モータ23が備えられており、電動モータ23により駆動軸20が回転駆動されて、搬送チェーン22が搬送方向B1に沿って回転駆動される。
図5及び図6に示すように、搬送体24に、丸パイプ状の作物支持部24aと、支持軸24bとが備えられている。搬送体24の作物支持部24aに支持軸24bが貫通して、搬送体24の作物支持部24aに支持軸24bが連結されており、搬送体24の作物支持部24aの一方の端部から支持軸24bが突出し、搬送体24の作物支持部24aの他方の端部から支持軸24bが突出している。
図5及び図6に示すように、搬送体24の作物支持部24aの一方の端部から突出する支持軸24bの部分が、一方の搬送チェーン22の支持板22bに回転自在に支持されている。搬送体24の作物支持部24aの他方の端部から突出する支持軸24bの部分が、他方の搬送チェーン22の支持板22bに回転自在に支持されている。
搬送チェーン22の上側の部分の下側に、ガイドレール25が備えられて、搬送チェーン22の上側の部分がガイドレール25に支持されている。
図3及び図4に示すように、後の支持フレーム19の上部に、手摺り部26が左右方向に沿って固定されている。図4及び図5に示すように、後の支持フレーム19の上部に、搬送装置14の作動スイッチ84及び停止スイッチ27が備えられている。
図3,4,5,6に示すように、支持フレーム19、駆動軸20(駆動スプロケット20a)、従動軸21(従動ホイル21a)、搬送チェーン22、電動モータ23、搬送体24、ガイドレール25、手摺り部26、作動スイッチ84及び停止スイッチ27等が備えられて、搬送装置14が構成されている。
図5及び図6に示すように、複数の搬送体24が、搬送方向B1に沿って所定間隔C1を置いて搬送チェーン22に支持されて、隣接する搬送体24と搬送体24との間に空隙D1が備えられている。
図5及び図6に示すように、搬送体24の作物支持部24a及び支持軸24bが、搬送方向B1と交差(直交)する軸芯P1周りに、一体で自由に回転する。搬送体24の作物支持部24a及び支持軸24bが、搬送チェーン22と一緒に搬送方向B1に沿って回転駆動されており、搬送チェーン22及び搬送体24が、搬送方向B1に沿って緩やかに上っていくように回転駆動される。
[3]
搬送装置14の終端部の下側に配置されたコンテナ載置部29(回収部に相当)について説明する(その1)。
図7,8,9,10に示すように、平板状のコンテナ載置部29が備えられて、コンテナ載置部29の端部に、支持フレーム30が連結され、支持フレーム30の上部に亘って支点軸31が連結されている。
図7,8,9,10に示すように、支持フレーム19の右部の下部に連結されたボス部19aに、支点軸31が回転自在に支持されて、コンテナ載置部29が前後方向の横軸芯P2周りに上下に揺動自在(昇降自在)に支持されており、コンテナ載置部29が搬送装置14の終端部の下側に配置された状態となっている。
図9及び図10に示すように、支点軸31の中央部に、アーム31aが下向きに連結されている。機体のフレーム32がコンテナ載置部29の下側に前後方向に沿って配置されており、ブラケット32aがフレーム32に左に向いて連結されている。支点軸31のアーム31aとフレーム32のブラケット32aとに亘って、伸長側に作動するガスダンパー33が接続されており、コンテナ載置部29が上昇側に付勢されている。
図9及び図10に示すように、支点軸31のアーム31aに、規制ロッド34が接続されており、規制ロッド34の下部に連結された規制板34aの上下方向の長孔(図示せず)に、ガスダンパー33をフレーム32のブラケット32aに接続するピン32bが挿入されている。
図10に示すように、コンテナ載置部29がフレーム32等に接当して支持される第1位置L(フレーム32のピン32bが規制ロッド34の長孔の上端部に位置する)、及び搬送装置14の終端部の下側で第1位置Lよりも高い第2位置Hに、コンテナ載置部29が横軸芯P2周りに上下に揺動自在(昇降自在)な状態になっている。
図10に示すように、ガスダンパー33によりコンテナ載置部29が第2位置Hに付勢されており、規制ロッド34の長孔の下端部にフレーム32のピン32bが接当することにより、第2位置Hが決められる。この場合、規制ロッド34がターンバックル構造により長さ調整自在であり、規制ロッド34の長さを長短に調節することにより、第2位置Hを上下に調節することができる。
[4]
搬送装置14の終端部の下側に配置されたコンテナ載置部29について説明する(その2)。
図8,10,11に示すように、チャンネル状の支持部材35がコンテナ載置部29の裏面に連結されており、支持部材に35に隣接して、開口部29aがコンテナ載置部29に備えられている。
図7及び図8に示すように、コンテナ載置部29において、支持部材35の両側に開口部29bが備えられており、コンテナ載置部29の開口部29bに、ローラー40が前後方向の横軸芯周りに自由に回転自在に支持されている。
図8及び図11に示すように、支点軸36が支持部材35の前後方向の横軸芯P3周りに回転自在に支持されて、支点軸36にアーム37が連結されている。平板状の操作部38がアーム37に連結されてコンテナ載置部29の開口部29aに配置されており、アーム37及び操作部38を上昇側に付勢するバネ39が備えられている。
図11に示すように、アーム37に、フック状の係合部37a、及び接当部37bが備えられている。図7及び図9に示すように、フレーム32のブラケット32cに、ピン状の係止部32dが連結されている。
図10及び図11に示すように、コンテナ載置部29が第1位置Lに位置した状態において、アーム37の係合部37aをフレーム32の係止部32dに係合させることによって、コンテナ載置部29を第1位置Lに保持することができる。
図7,8,11に示すように、コンテナ載置部29の裏面にブラケット41が連結されており、ポテンショメータ型式の第3センサー53がブラケット41に連結されている。第3センサー53に検出用のアーム53aが上下に揺動自在に備えられ、第3センサー53に備えられたバネ(図示せず)により、第3センサー53のアーム53aが上昇側に付勢されており、第3センサー53のアーム53aが操作部38の裏面に接当している。
図10及び図11に示すように、コンテナ載置部29にコンテナ18を載置していない状態において、バネ39によりアーム37及び操作部38がコンテナ載置部29の開口部29aから上昇し、アーム37の接当部37bが支持部材35に接当して止まる。
これにより、第3センサー53のアーム53aも操作部38と一緒に上昇して、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出しない状態となるのであり、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dに係合する状態となる(保持状態)。
図12に示すように、コンテナ載置部29にコンテナ18を載置した状態において、コンテナ18の底部が接触して、アーム37及び操作部38が下降する。
これにより、第3センサー53のアーム53aも操作部38と一緒に下降して、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出する状態となるのであり、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dから外れる状態となる(保持解除状態)。
[5]
コンテナデッキ15について説明する。
図2,3,4,13に示すように、前後方向に配置された縦フレーム42,43、縦フレーム42,43に亘って連結された横フレーム44により、平面視で前後方向に長い長方形状に、コンテナデッキ15の全体が構成されている。
図3,4,13に示すように、コンテナデッキ15において、コンテナ載置部29の右側部に、コンテナ移動装置28が備えられており、コンテナ移動装置28からコンテナデッキ15の前部に亘って、コンテナ収容部45が備えられている。
図13,14,15に示すように、縦フレーム43の複数個所にブラケット43aが連結されており、機体の右部に前後方向に配置されたフレーム65の複数個所に、ブラケット65aが連結されている。
コンテナデッキ15(縦フレーム43のブラケット43a)が、フレーム65(ブラケット65a)の前後方向の横軸芯P5周りに、図2,3,4に示す作業位置及び起立した格納位置に姿勢変更可能に支持されている。
[6]
コンテナ移動装置28について説明する。
図13,14,15に示すように、コンテナ移動装置28の位置に、横フレーム46が縦フレーム42,43に亘って連結されており、ローラー47が前後方向の軸芯周りに回転自在に横フレーム46に支持されている。横フレーム46の前側に駆動軸48が回転自在に支持され、横フレーム46の後側に従動軸49が回転自在に支持されている。
図14,15,16に示すように、駆動軸48に連結されたスプロケット48aと、従動軸49に連結された従動輪49aとに亘って搬送チェーン50が取り付けられている。搬送チェーン50に、2組の丸パイプ状の押し部50a,50bが180度の位相差を持って取り付けられている。
図14及び図16に示すように、縦フレーム42に電動モータ54及び減速機構55が備えられ、伝動軸56が回転自在に支持されており、減速機構55のスプロケット55aと、伝動軸56に連結されたスプロケット56aとに亘って、伝動チェーン57が取り付けられている。駆動軸48に連結されたスプロケット48bと、伝動軸56に連結されたスプロケット56bとに亘って、伝動チェーン58が取り付けられている。
これにより、電動モータ54の動力が、減速機構55、伝動軸56及び伝動チェーン57,58を介して駆動軸48に伝達されて、駆動軸48により搬送チェーン50が回転駆動される。
図14,15,16に示すように、横フレーム46に亘って、平板状の前後方向に向く支持部材59が横フレーム46に連結されており、支持部材59の間にレール状の支持部材60が前後方向に沿って横フレーム46に連結されている。
搬送チェーン50の上側の経路が支持部材59の間に挟まれる状態となることにより、搬送チェーン50の上側の経路の左右方向の位置が決められており、搬送チェーン50の上側の経路が支持部材60によって下側から支持されている。
図14に示すように、搬送チェーン50の回転位相を検出する位相センサー61が、駆動軸48の左部に備えられており、搬送チェーン50の押し部50a,50bが接触することにより、搬送チェーン50の押し部50a,50bの存否を検出する位置センサー62が、コンテナ移動装置28の前部に備えられている。
図13,14,15,16に示すように、コンテナ移動装置28の上面(コンテナ18の底部がローラー47に支持された位置)に、所定位置E1が設定されている。所定位置E1は、平面視で、横向き姿勢(平面視で、コンテナ18の長辺部が左右方向に向き、コンテナ18の短辺部が前後方向に向く姿勢)のコンテナ18の外周部と略同じ形状(四角形状)となっている。
図13,14,15に示すように、所定位置E1(コンテナ移動装置28)の右部(縦フレーム42の部分)に、接触部63が前後方向の横軸芯P4周りに上下揺動自在に支持されて、バネ(図示せず)により接触部63が上昇側に付勢されている。リミットスイッチ型式の第1センサー51が、接触部63の下側に備えられている。
図13,14,15に示すように、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置している状態(コンテナ18の底部がローラー47に支持された状態)で、コンテナ18が接触部63に接触し、接触部63が押し下げられて第1センサー51に接触する。コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置していないと、接触部63が第1センサー51から上側に離れる。
これにより、図13,14,15に示すように、コンテナ18が接触部63に接触するか否かによって、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に存在するか否かが、第1センサー51により検出される。
図2,3,13,14に示すように、平面視で四角形状の支持台64が、所定位置E1(コンテナ移動装置28)の後側でローラー47よりも少し高い位置において、コンテナデッキ15に連結されており、支持台64にコンテナ18を載置することができる。
図13及び図14に示すように、支持台64の前辺部64aが、所定位置E1(コンテナ移動装置28)の後辺部に沿った状態となっており、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置した状態で、コンテナ18の後面部が支持台64の前辺部64aに接する状態となっている。これにより、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)から後側に移動しようとしても、支持台64によってコンテナ18が止められる。
[7]
コンテナ収容部45について説明する。
図3,13,14に示すように、コンテナ移動装置28からコンテナデッキ15の前部に亘って、右及び左の案内レール66が備えられて、右及び左の案内レール66の間に案内板67が備えられている。コンテナデッキ15の前部にストッパー68が備えられており、ストッパー68は起立した作用姿勢及び倒伏した非作用姿勢に姿勢変更自在に構成されている。
図3に示すように、コンテナ18の横向き姿勢(平面視で、コンテナ18の長辺部が左右方向に向き、コンテナ18の短辺部が前後方向に向く姿勢)において、3個のコンテナ18がコンテナ収容部45に前後方向に並んで載置できるように、コンテナ収容部45の前後方向の長さが設定されている。
図3,13,14に示すように、コンテナデッキ15の前後方向に沿って、3個のコンテナセンサー69が備えられており、コンテナ18の底部がコンテナセンサー69に接触することにより、コンテナ18が存在するか否かが、コンテナセンサー69の各々の位置で検出される。
[8]
コンテナ載置部29と所定位置E1(コンテナ移動装置28)との間の構造について説明する。
後述する[13]に記載のように、コンテナ載置部29に載置されたコンテナ18が人参Aで満杯になると、作業者は、コンテナ18を、図18,19,20,21に示すように、コンテナ18の移動方向B2(左右方向)に沿って、コンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させる。
図7,10,15に示すように、フレーム32とフレーム65とに亘って、左右方向のフレーム70,71が連結されており、コンテナ載置部29と所定位置E1(コンテナ移動装置28)との間において、ローラー76,77が前後方向の横軸芯P6周りにフレーム70,71に回転自在に支持されている。
この場合、図7に示すように、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向(前後方向)での一方側(前側)及び他方側(後側)において、ローラー76,77が、コンテナ18の移動方向B2に並ぶように配置されている。図15に示すように、背面視(側面視)で、ローラー76,77の上面と、ローラー47の上面とが、略同じ高さに設定されている。
図7及び図15に示すように、コンテナ18の移動方向B2に沿って、コンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させる場合、ローラー76,77がコンテナ18の底部に接触してコンテナ18が支持されながら、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に向けて案内される。
図7,10,15に示すように、フレーム71において、コンテナ載置部29の下側の部分に、支点軸73が回転自在に支持され、支点軸73に連結されたアーム74が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に向けて延出されており、アーム74の延出部分に接触部75が連結されている。支点軸73に連結されたアーム73aと、フレーム71に連結されたブラケット71aとに亘って、バネ72が接続されており、アーム74が上昇側に付勢されている。
図7及び図15に示すように、接触部75の下側において、ポテンショメータ型式の第2センサー52がフレーム65に連結されている。第2センサー52に検出用のアーム52aが上下に揺動自在に備えられて、第2センサー52に備えられたバネ(図示せず)により、第2センサー52のアーム52aが上昇側に付勢されており、第2センサー52のアーム52aが接触部75の裏面に接当している。
図7及び図15に示すように、コンテナ18が接触部75に載っていない状態で、バネ72により接触部75が上昇しており、アーム74が後述する[9]に記載のロッド78に接当することによって、接触部75が上限位置に位置している。これにより、第2センサー52のアーム52aも接触部75と一緒に上昇して、第2センサー52がコンテナ18の存在を検出しない状態となる。
図20に示すように、コンテナ18が接触部75に載った状態において、コンテナ18の底部が接触部75に接触して、接触部75が下降する。これにより、第2センサー52のアーム52aも接触部75と一緒に下降して、第2センサー52がコンテナ18の存在を検出する状態となる。
[9]
接触部75の構造について説明する。
図7,10,15に示すように、接触部75は、板材により平板状に構成され、平面視で台形状に構成されている。平面視で、コンテナ18の移動方向B2で最も所定位置E1(コンテナ移動装置28)に近いローラー76,77と、所定位置E1(コンテナ移動装置28)との間に、接触部75が配置されている。接触部75は、前後方向の横軸芯P7(支点軸73)周りに上下に揺動自在(昇降自在)に備えられて、バネ72により上昇側に付勢されている。
図7及び図15に示すように、接触部75の所定位置E1(コンテナ移動装置28)側の辺部75aが、平面視で、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向に沿った直線状に構成されて、所定位置E1(コンテナ移動装置28)の接触部75側の辺部と平行な直線状に構成されている。接触部75の辺部75aが、所定位置E1(コンテナ移動装置28)の接触部75側の辺部に接近した状態で配置されている。
図3及び図7に示すように、接触部75において、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向での一方側(前側)(コンテナ収容部45側)の端部75bが、一方側(前側)(コンテナ収容部45側)のローラー76よりも、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向の外側(前側)に配置されている。
図3及び図7に示すように、接触部75において、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向での他方側(後側)の端部75cが、他方側(後側)のローラー77の左右中央部よりもコンテナ18の移動方向B2と直交する方向の外側(後側)に配置されている。
これにより、図7に示すように、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向での接触部75(辺部75a)の幅W1が、ローラー76とローラー77との間隔W2よりも広いものに設定されており、コンテナ18の短辺部の長さと略同じに設定されている。
図7,10,15に示すように、フレーム71に亘ってロッド78が連結されており、接触部75が上昇した際に、アーム74がロッド78に接当することによって、接触部75の上限位置が決められる。
図7,10,15に示すように、接触部75の辺部75aが下側に延出されて折り曲げられて、接当部75dが備えられており、接触部75が下降した際に、接触部75の接当部75dが縦フレーム43に接当することにより、接触部75の下限位置が決められる。
図7,10,15に示すように、接触部75のコンテナ載置部29側の部分に、ローラー79が、コンテナ18の移動方向B2と直交する横軸芯P8周りに回転自在に支持されている。
[10]
図17に示すように、制御装置80が備えられており、第1,2,3センサー51,52,53の検出信号、位相センサー61の検出信号、位相センサー61及び位置センサー62の検出信号、3個のコンテナセンサー69の検出信号が、制御装置80に入力されている。搬送装置14の作動スイッチ84及び停止スイッチ27の操作信号が、制御装置80に入力されている。
図3,4,5,17に示すように、コンテナ移動装置28を後述する[15]に記載の自動状態及び手動状態に設定する設定スイッチ81、コンテナ移動装置28を手動状態に設定した状態での作動スイッチ82が備えられており、設定スイッチ81及び作動スイッチ82の操作信号が制御装置80に入力されている。搬送装置14の電動モータ23及びコンテナ移動装置28の電動モータ54が、制御装置80により操作される。
図17に示すように、制御装置80に、牽制部83がソフトウェアとして備えられている。牽制部83は、第2センサー52及び第3センサー53のうちの少なくとも一方がコンテナ18の存在を検出する状態であると、コンテナ移動装置28(電動モータ54)の作動を阻止する。
牽制部83は、第2センサー52がコンテナ18の存在を検出しない状態、且つ、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出しない状態であると、コンテナ移動装置28(電動モータ54)の作動を許容する。
この人参収穫機では、前項[1]に記載のように、搬送装置14の終端部から出てきた人参Aをコンテナ18に回収し、コンテナ18が人参Aで満杯になると、人参Aで満杯のコンテナ18をコンテナデッキ15に移動させ、空のコンテナ18をコンテナ載置部29に載置するという作業を繰り返す。
前述のように、人参Aをコンテナ18に回収する作業において、後述する[11]〜[16]に記載のように、制御装置80により電動モータ23,54が操作される。
図10及び図17に示す状態は、コンテナ18がコンテナ載置部29に載置されておらず、コンテナ載置部29が第1位置Lに保持された状態(バネ39によりアーム37及び操作部38が上昇側に操作されて、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dに係合した状態(保持状態))である。
図10及び図11に示す状態において、空のコンテナ18をコンテナ載置部29に載置すると、図12に示すように、コンテナ18の底部が操作部38に接触して、アーム37及び操作部38が下降し、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dから外れる状態(保持解除状態)となる。これにより、図10に示すように、ガスダンパー33により、コンテナ載置部29(コンテナ18)が第2位置Hに上昇する。
[11]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その1)。
図18に示す状態は、前項[10]に記載のように、第1位置Lに保持されたコンテナ載置部29に、空のコンテナ18を載置して、ガスダンパー33によりコンテナ載置部29が第2位置Hに上昇した状態であり、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置していない状態である。
この場合、図18に示すように、横向き姿勢(平面視で、コンテナ18の長辺部が左右方向に向き、コンテナ18の短辺部が前後方向に向く姿勢)で、コンテナ18がコンテナ載置部29に載置されている。
図18に示す状態において、コンテナ18の底部が操作部38に接触することにより、アーム37及び操作部38が下降側に操作されており(アーム37の係合部37aの保持解除状態)、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出する状態となっている。
コンテナ18が接触部75に載っていないことにより、接触部75が上限位置に位置しており、第2センサー52がコンテナ18を検出しない状態となっている。
コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置していないことにより、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出しない状態となっており、コンテナ移動装置28は停止している。
図18に示す状態において、人参Aが搬送装置14によりコンテナ18に向って搬送されてくる。図2,3,4に示すように、椅子16(作業者デッキ17)に作業者が着座しており、作業者は搬送装置14により搬送される人参Aを目視して、傷がある等の不良の人参Aが発見されると、作業者は搬送装置14から不良の人参Aを取り出す。
この場合、図5及び図6に示すように、搬送装置14において、人参Aが載置される搬送体24が搬送チェーン22に自由に回転自在に支持されており、搬送体24が搬送方向B1に搬送されながら、自転可能な状態となっている。
これにより、図5及び図6に示すように、人参Aが搬送体24に載置された状態で搬送体24が搬送方向B1に移動すると、人参Aは搬送体24により搬送されながら自転可能な状態となる(人参Aの搬送中での振動や人参Aどうしの接触、作業者が人参Aに手を当てて人参Aを自転させようとする動作等により、搬送体24と同様に人参Aも搬送されながら、自転する状態となる)。
前述のように搬送装置14において、人参Aが搬送されながら自転可能な状態となることにより、人参Aの自転により人参Aが反転して、作業者が人参Aの表面及び裏面を目視できるようになるのであり、不良の人参Aが発見され易くなる。
図3,4,5,17に示すように、停止スイッチ27を操作することにより、搬送装置14(電動モータ23)を停止させることができるのであり、作動スイッチ84を操作することにより、搬送装置14(電動モータ23)を作動させることができる。このように停止スイッチ27により、搬送装置14(電動モータ23)を停止させることによって、搬送装置14から不良の人参Aを容易に取り出すことができる。
[12]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その2)。
前項[11]に記載のように、人参Aが搬送装置14により搬送されてきて、搬送装置14の終端部に達すると、人参Aが搬送装置14の終端部から、コンテナ載置部29のコンテナ18に投入されて回収される。
この場合、図18に示すように、コンテナ載置部29(コンテナ18)が第2位置Hに位置しており、コンテナ載置部29が上昇して搬送装置14の終端部に接近した状態(コンテナ載置部29(コンテナ18)と搬送装置14の終端部との間隔が狭い状態)となっている。
これにより、図18に示すように、搬送装置14の終端部とコンテナ載置部29(コンテナ18)との高さの差が小さなものとなっており、搬送装置14の終端部から投入された人参Aがコンテナ18の底部に衝突する際の衝撃が小さくなって、人参Aの損傷が抑えられる。
図18から図19に示すように、搬送装置14からコンテナ18に人参Aが投入されるのに伴って、人参Aの重量によりガスダンパー33が収縮作動して、コンテナ載置部29(コンテナ18)が下降していくのであり、コンテナ18が人参Aで満杯になると、コンテナ載置部29が第1位置Lに達して停止する。
図15及び図19に示すように、接触部75が上限位置に位置した状態で、接触部75のローラー79は、ローラー76,77よりも上側に位置している。
これにより、接触部75が上限位置に位置した状態で、コンテナ載置部29が第1位置Lに達して停止すると、コンテナ18の右面部が接触部75のローラー79に接する状態となるのであり、振動等によるコンテナ18の所定位置E1(コンテナ移動装置28)への移動が、接触部75のローラー79によって止められる。
図19に示すように、コンテナ載置部29が第1位置Lに位置した状態で、コンテナ18がコンテナ載置部29に載置された状態であると、アーム37及び操作部38が下降側に操作されており(アーム37の係合部37aの保持解除状態)、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出する状態となっている。
[13]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その3)。
図19に示すように、コンテナ載置部29が第1位置Lに達して停止すると、作業者はコンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に向けて手で押し出す(コンテナ18の移動方向B2)。
これにより、図20に示すように、コンテナ18が接触部75のローラー79の上側に載る状態となって、接触部75が下限位置に達するまで下降側に操作される。コンテナ18により接触部75が下降側に操作されると、第2センサー52がコンテナ18を検出する状態となる。
図20に示すように、作業者がコンテナ18をコンテナ載置部29から右側(コンテナ18の移動方向B2)に手で押し出すことにより、コンテナ18が操作部38から右側に離れると、バネ39によりアーム37及び操作部38が上昇側に操作される。
これにより、図11及び図20に示すように、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出しない状態となるのであり、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dに自動的に係合する状態となって(保持状態)、コンテナ載置部29が第1位置Lに保持される。
図20に示すように、接触部75が下限位置に位置する状態(接触部75の接当部75dが縦フレーム43に接当した状態)において、側面視で、接触部75及びローラー79の上面が、ローラー76,77の上面、及びローラー47の上面(所定位置E1(コンテナ移動装置28)の高さ)と略同じ高さに位置している。
これによって、図20に示すように、コンテナ18の底部が接触部75及びローラー79、ローラー76,77、ローラー47に安定して支持されながら、コンテナ18の移動方向B2に沿って、コンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させることができる。
[14]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その4)。
図21に示すように、コンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させると、コンテナ18がローラー47により支持された状態となるのであり、コンテナ18が接触部63に接触して、接触部63が下降し、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となる。
この場合、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となることにより、コンテナ移動装置28が作動する状態となる。
しかしながら、コンテナ18の全ての部分が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置せずに、コンテナ18の一部(底部)が接触部75に載っていると、コンテナ18により接触部75が下降側に操作された状態が維持されて、第2センサー52がコンテナ18を検出する状態が維持される。
前述のように、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となっても、第2センサー52がコンテナ18を検出する状態であれば、コンテナ移動装置28は停止している(牽制部83によりコンテナ移動装置28の作動が阻止される)。
図21に示すように、コンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させて、コンテナ18の全ての部分が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置する状態とすると、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となり、コンテナ18が接触部75から外れて、接触部75が上限位置に上昇し、第2センサー52がコンテナ18を検出しない状態となる。
[15]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その5)。
前項[14]に記載のように、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となり、第2センサー52及び第3センサー53がコンテナ18を検出しない状態となると、コンテナ移動装置28が作動可能な状態となる。
図17に示すように、設定スイッチ81によりコンテナ移動装置28を自動状態に設定していれば、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となり、第2センサー52及び第3センサー53がコンテナ18を検出しない状態となると、図22に示すように、コンテナ移動装置28が遅れることなく作動して、コンテナ18を所定位置E1(コンテナ移動装置28)からコンテナ収容部45に移動させる。
図17に示すように、設定スイッチ81により、コンテナ移動装置28を手動状態に設定していれば、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となり、第2センサー52及び第3センサー53がコンテナ18を検出しない状態となっても、コンテナ移動装置28は作動しないのであり、この状態で作業者が作動スイッチ82を操作すると、図22に示すように、コンテナ移動装置28が作動する。
これにより、設定スイッチ81によりコンテナ移動装置28を手動状態に設定した状態で、作業者が作動スイッチ82を操作することにより、以下のような作業を行うことができる。
コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置する状態(第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態で、第2センサー52及び第3センサー53がコンテナ18を検出しない状態)において、空の次のコンテナ18をコンテナ載置部29に載置して、次のコンテナ18が人参Aで満杯になると、作業者が次のコンテナ18をコンテナ載置部29から手で持ち上げて、所定位置E1(コンテナ移動装置28)のコンテナ18の上に積み重ねる。
前述の状態で、作業者が作動スイッチ82を操作してコンテナ移動装置28を作動させることにより、2段に積み重ねられたコンテナ18を、図22に示すように、所定位置E1(コンテナ移動装置28)からコンテナ収容部45に移動させることができる。
前述のように、コンテナ移動装置28がコンテナ18を所定位置E1(コンテナ移動装置28)からコンテナ収容部45に移動させて停止した後において、第1位置Lに保持されたコンテナ載置部29に空のコンテナ18を載置すると、コンテナ18の底部が接触してアーム37及び操作部38が下降し、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dから外れる状態(保持解除状態)となり、ガスダンパー33によりコンテナ載置部29(コンテナ18)が第2位置Hに上昇するのであり、図18及び前項[11]に記載の状態に戻る。
[16]
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その6)。
図14及び図22に示すように、コンテナ移動装置28は、搬送チェーン50の押し部50aが位置センサー62に接触した位置で停止しており、搬送チェーン50の押し部50bが支持台64の前辺部64aの後側の下側に位置している。
図14に示すように、支持台64の前辺部64aが所定位置E1(コンテナ移動装置28)の後辺部に沿った状態となっており、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)から後側に移動しようとしても、支持台64によってコンテナ18が止められている(前項[6]参照)。
これにより、平面視で、所定位置E1(コンテナ移動装置28)のコンテナ18の後面部が、搬送チェーン50の押し部50b(押し部50a)を越えて後側に位置することはない。
前述の状態においてコンテナ移動装置28が作動すると、図14,16,22に示すように、搬送チェーン50が回転駆動されて、搬送チェーン50の押し部50bがコンテナ18の後面部に当たってコンテナ18を前側に押すのであり、コンテナ18が横向き姿勢のままでローラー47に支持されながら前側に移動して案内レール66に載る。
搬送チェーン50の押し部50bが位置センサー62に接触すると、コンテナ移動装置28(搬送チェーン50)が停止するのであり、横向き姿勢のコンテナ18がコンテナ収容部45において図22に示す位置に移動して停止する。
図22に示す状態において、3個のコンテナセンサー69のうち、1個目のコンテナセンサー69にコンテナ18が載って、1個目のコンテナセンサー69がコンテナ18を検出する状態となるのであり、搬送チェーン50の押し部50aが支持台64の前辺部64aの後側の下側に位置する状態となる。
前述の状態において、次のコンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させた後に、コンテナ移動装置28が作動すると、図23に示すように、搬送チェーン50の押し部50aがコンテナ18を前側に押すのであり、コンテナ18が横向き姿勢のままでローラー47に支持されながら前側に移動し、案内レール66に載っている横向き姿勢のコンテナ18を前側に押しながら案内レール66に載る。
搬送チェーン50の押し部50aが位置センサー62に接触すると、コンテナ移動装置28(搬送チェーン50)が停止するのであり、コンテナ18はコンテナ収容部45において図23に示す位置に移動して停止する。
図23に示す状態において、3個のコンテナセンサー69のうち、1個目及び2個目のコンテナセンサー69にコンテナ18が載って、1個目及び2個目のコンテナセンサー69がコンテナ18を検出する状態となるのであり、搬送チェーン50の押し部50bが支持台64の前辺部64aの後側の下側に位置する状態となる。
以上の作業を繰り返すことにより、3個の横向き姿勢のコンテナ18(コンテナ18を2段に積み重ねた場合には、6個の横向き姿勢のコンテナ18)を、コンテナ収容部45に前後方向に並べて収容することができる。
3個の横向き姿勢のコンテナ18(コンテナ18を2段に積み重ねた場合には、6個の横向き姿勢のコンテナ18)を、コンテナ収容部45に収容すると、全てのコンテナセンサー69がコンテナ18を検出する状態となる。これにより、警報ブザー(図示せず)が作動して、コンテナ収容部45が満杯であることが報知されるのであり、コンテナ移動装置28の停止状態が維持される(コンテナ移動装置28の作動が阻止される)。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための形態]の搬送装置14において、以下に示すように、搬送チェーン22に対して搬送体24が、搬送チェーン22の支持板22bの軸芯P1周りに強制的に回転駆動(自転駆動)されるように構成してもよい。
図24及び図25に示すように、搬送体24の支持軸24bが一方の搬送チェーン22の支持板22bを貫通して外側に延出されて、搬送体24の支持軸24bの延出部分にローラー24cが連結されており、搬送体24の作物支持部24a、支持軸24b及びローラー24cが一体で、軸芯P1周りに自由に回転自在に支持されている。この場合、ローラー14cは、搬送体24の一部となる。
搬送チェーン22の上側の部分において、搬送チェーン22の支持板22bの外側に、棒状のガイド部85(回転駆動部に相当)が搬送チェーン22に沿って配置されている。
以上の構造により、図24及び図25に示すように、搬送チェーン22が搬送方向B1に沿って回転駆動されて、搬送体24が駆動軸20の駆動スプロケット20aの位置からガイド部85の位置に達すると、搬送体24のローラー24cがガイド部85に載り上げて接触する状態となる。
図24及び図25に示すように、搬送チェーン22が搬送方向B1に沿って回転駆動されるのに伴って、搬送体24がガイド部85に沿って搬送方向B1に移動する状態となるのであり、搬送体24のローラー24cがガイド部85の上面に沿って搬送方向B1に移動する状態となる。この場合、ガイド部85との接触により、搬送体24のローラー24cが、ガイド部85を転がりながらガイド部85に沿って搬送方向B1に移動する状態となる。
これにより、図24及び図25に示すように、搬送チェーン22が搬送方向B1に沿って回転駆動されるのに伴って、搬送体24が搬送方向B1に沿って移動しながら、搬送体24のローラー24cとガイド部85とにより、搬送体24が搬送チェーン22の支持板22bの軸芯P1周りに、回転方向B3に強制的に回転駆動(自転駆動)される。
図24及び図25に示すように、一対の搬送体24の間に人参Aが載置(支持)された状態において、搬送体24が回転方向B3に強制的に回転駆動(自転駆動)されると、人参Aは搬送方向B1に搬送されながら回転方向B4に強制的に回転駆動(自転駆動)される状態となる。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態]において、搬送体24の支持軸24bを両方の搬送チェーン22の支持板22bの外側に延出して、搬送体24の支持軸24bの両方の延出部分にローラー24cを連結し、両方の搬送チェーン22の外側にガイド部85を備えてもよい。
このように構成すると、搬送体24の2組のローラー24c及びガイド部85により、搬送体24が強制的に回転駆動(自転駆動)される状態となる。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、図26に示すように、搬送体24のロ−ラー24cを廃止し、搬送チェーン22の内側にガイド部85を配置してもよい。
このように構成すると、搬送体24がガイド部85に直接に接触することによって、搬送体24が強制的に回転駆動(自転駆動)される。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、搬送体24のローラー24aに代えて、ピニオンギヤ(図示せず)を搬送体24に連結し、ガイド部85に代えて、ラックギヤ(回転駆動部に相当)(図示せず)を備えてもよい。
このように構成すると、搬送体24のピニオンギヤがラックギヤに咬合しながら回転駆動される状態となるので、搬送体24の回転駆動(自転駆動)が確実に行われるようになる。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明を実施するための形態]の搬送装置14において、搬送体24の作物支持部24aに支持軸24bを貫通させて、搬送体24の作物支持部24aを支持軸24bに相対回転自在に支持してもよい。
前述のように構成すると、搬送体24の作物支持部24aの一方の端部から突出する支持軸24bの部分を、一方の搬送チェーン22の支持板22bに回転不能に連結(支持)する。搬送体24の作物支持部24aの他方の端部から突出する支持軸24bの部分を、他方の搬送チェーン22の支持板22bに回転不能に連結(支持)する。
前述の構成に代えて、搬送体24の作物支持部24aの一方の端部から突出する支持軸24bの部分を、一方の搬送チェーン22の支持板22bに回転自在に支持し、搬送体24の作物支持部24aの他方の端部から突出する支持軸24bの部分を、他方の搬送チェーン22の支持板22bに回転自在に支持してもよい。
[発明の実施の第6別形態]
前述の[発明の実施の第3別形態]の搬送装置14において、搬送体24の作物支持部24a及び支持軸24b、一方及び他方の搬送チェーン22の支持板22bを、前述の[発明の実施の第5別形態]に記載のように構成してもよい。
[発明の実施の第7別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]の搬送装置14において、搬送体24の作物支持部24aに1本の支持軸24bを貫通させるのではなく、搬送体24の作物支持部24aの一方の端部及び他方の端部に、別々の短い支持軸24bを連結して、搬送体24の作物支持部24a及び2本の支持軸24bが一体で回転するように構成してもよい。
[発明を実施するための形態]において、前述のように構成すると、作物支持部24aの作物支持部24a及び2本の支持軸24bが、一体で軸芯P1周りに自由に回転する。
[発明の実施の第3別形態]において、前述のように構成すると、作物支持部24aの作物支持部24a及び2本の支持軸24bが、一体で軸芯P1周りに回転方向B3に強制的に回転駆動(自転駆動)される。
[発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2形態][発明の実施の第4形態]において、前述のように構成すると、作物支持部24aの一方(又は両方)の支持軸24bにローラー24c(ピニオンギヤ)が連結されて、搬送体24の作物支持部24a、2本の支持軸24b及びローラー24c(ピニオンギヤ)が、一体で軸芯P1周りに、回転方向B3に強制的に回転駆動(自転駆動)される。
[発明の実施の第8別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第7別形態]において、搬送体24を丸パイプではなく、断面6角等の角パイプ状に構成したり、搬送体24の外周面にブラシ(図示せず)を取り付けたりしてもよい。このように構成すると、人参Aに付着した土が人参Aから離れることが、搬送体24により促進される。
[発明の実施の第9別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第8別形態]において、コンテナ載置部29、所定位置E1(コンテナ移動装置28)及びコンテナ収容部45において、コンテナ18が縦向き姿勢(平面視で、コンテナ18の長辺部が前後方向に向き、コンテナ18の短辺部が左右方向に向く姿勢)で支持されるように構成してもよい。
[発明の実施の第10別形態]
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第9別形態]において、搬送装置14により搬送されてきた人参Aをコンテナ18に回収するのではなく、搬送装置14の終端部に支持された回収袋に人参Aを投入して回収するように構成してもよい。
本発明は、人参収穫機ばかりではなく、大根収穫機や玉葱収穫機等の作物収穫機にも適用できる。
3 収穫部
14 搬送装置
22 無端回転体
24 搬送体
24a 作物支持部
24b 支持軸
29 回収部
85 回転駆動部、ガイド部
A 作物
B1 搬送方向
D1 空隙
P1 軸芯

Claims (7)

  1. 圃場の作物を収穫する収穫部と、収穫された作物を回収部に搬送する搬送装置とが備えられ、
    前記搬送装置に、
    搬送方向に沿って回転駆動される無端回転体と、
    前記搬送方向に沿って複数配置され且つ前記無端回転体に支持されて、載置された作物を搬送する搬送体とが備えられ、
    前記搬送体が、前記搬送方向と交差する軸芯周りに回転自在に前記無端回転体に支持され、
    前記搬送体に、作物に接触して作物を支持する作物支持部と、前記作物支持部に備えられて前記作物支持部を支持する支持軸とが備えられ、
    前記無端回転体が、前記搬送方向に沿って連結された多数のリンクを備える搬送チェーンによって構成され、
    前記リンクの各々に、前記搬送体の支持軸を支持する支持板が備えられ、
    前記支持板が、前記搬送チェーンにおける前記リンク同士の連結箇所よりも外向きに突出した位置に備えられている作物収穫機。
  2. 一対の前記無端回転体が備えられ、
    前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に支持されて、
    前記搬送体が、前記搬送方向と交差する方向に沿った向きで、一対の前記無端回転体に回転自在に支持されている請求項1に記載の作物収穫機。
  3. 前記作物支持部と前記支持軸とが一体で回転するように、前記作物支持部と前記支持軸とが連結されて、
    前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に回転自在に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に回転自在に支持されている請求項2に記載の作物収穫機。
  4. 前記作物支持部が前記支持軸に対して相対回転するように、前記作物支持部が前記支持軸に支持されて、
    前記作物支持部の一方の端部から突出する前記支持軸が、一方の前記無端回転体に支持され、前記作物支持部の他方の端部から突出する前記支持軸が、他方の前記無端回転体に支持されている請求項2に記載の作物収穫機。
  5. 前記搬送体を前記軸芯周りに回転駆動する回転駆動部が備えられている請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。
  6. 前記搬送チェーンに、作物搬送方向に沿って始端側から終端側へ向けて回動する上方位置の上側部分と、終端側から始端側に向かう下方位置の下側部分と、が備えられ、
    前記上側部分の直下で当該上側部分を下側から支えて案内するガイドレールが、前記上側部分の始端から終端に至る搬送領域の大部分に設けられている請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。
  7. 隣接する前記搬送体どうしの間に、空隙が備えられている請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。
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