JP6810404B2 - 作物収穫機 - Google Patents
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Description
特許文献1の人参収穫機では、収穫された人参が搬送装置(特許文献1の図2,4,5の48)により搬送されており、搬送装置の終端部に載置されたコンテナ(特許文献1の図2及び図4のC)に、搬送装置の終端部から出てくる人参が投入されて回収される。
以上の作業を繰り返すことにより、人参で満杯の多数のコンテナを、コンテナ収容部に収容することができる。
この場合、人参が投入されるコンテナは箱状の比較的大きなものであり、人参で満杯のコンテナは重いものであるので(例えば20〜30kg)、作業者がコンテナをコンテナ移動装置の所定位置に充分に移動させることができない状態が予想される。
例えば、コンテナ移動装置の所定位置にコンテナの全ての部分が入り込まずに、コンテナ移動装置の所定位置と搬送装置との間の部分(通路)に、コンテナの一部分が残るような状態が予想される。
本発明の特徴は、作物収穫機において次のように構成することにある。
圃場の作物を収穫する収穫部と、
収穫された作物を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の終端部に備えられて、前記搬送装置の終端部から出てくる作物を回収するコンテナが載置されるコンテナ載置部と、
コンテナを収容するコンテナ収容部と、
前記コンテナ載置部に隣接した所定位置にコンテナが存在するか否かを検出する第1センサーと、
前記第1センサーがコンテナの存在を検出することにより、コンテナを前記所定位置から前記コンテナ収容部に移動させるコンテナ移動装置とが備えられており、
コンテナが前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に存在するか否かを検出する第2センサーが備えられ、
前記第2センサーがコンテナの存在を検出する状態であると、前記コンテナ移動装置の作動を阻止し、前記第1センサーがコンテナの存在を検出し且つ前記第2センサーがコンテナの存在を検出しない状態になると、前記コンテナ移動装置の作動を許容する牽制部が備えられている。
本発明によると、コンテナをコンテナ載置部に載置した状態で、搬送装置の終端部から出てくる作物がコンテナに回収されるのであり、コンテナが作物で満杯になると、コンテナをコンテナ載置部から所定位置に移動させる。コンテナが所定位置に移動してくると、第1センサーによりコンテナの存在が検出されて、コンテナ作動装置が作動してコンテナを所定位置からコンテン収容部に移動させる。
これによって、所定位置にコンテナの全ての部分が入り込まずに、コンテナ載置部と所定位置との間にコンテナの一部分が残るような状態が発生すると、第2センサーがコンテナの存在を検出する状態となるので、牽制部によりコンテナ移動装置が作動しないのであり、コンテナが所定位置に適切に位置しない状態でコンテナ移動装置が作動する状態を防止することができる。
以上のように、コンテナ移動装置によるコンテナ収容部へのコンテナの移動が適切に行われるように構成することができて、作物収穫機の作業性能を向上させることできる。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
コンテナの底部に接触してコンテナを支持しながら前記所定位置に向けて案内する案内部材が、前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に、前記コンテナ載置部から前記所定位置へのコンテナの移動方向と直交する方向での一方側及び他方側に備えられ、
コンテナの底部に接触する接触部が、前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に昇降自在に備えられ、前記接触部を上昇側に付勢する付勢機構が備えられて、
コンテナの底部が接触することによる前記接触部の下降により、前記第2センサーがコンテナの存在を検出するのであり、
コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の幅が、一方側の前記案内部材と他方側の前記案内部材との間隔よりも広いものに設定されている。
コンテナをコンテナ載置部から所定位置に移動させるように構成する場合、コンテナ載置部と所定位置との間の部分に、コンテナを支持しながら案内する案内部材(例えばローラーや案内レール等)を複数列に配置して、コンテナをコンテナ載置部から所定位置に安定して移動させることができるように構成することがある。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の一方側の端部が、一方側の前記案内部材よりも、コンテナの前記移動方向と直交する方向の外側に配置されることにより、
コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の幅が、一方側の前記案内部材と他方側の前記案内部材との間隔よりも広いものに設定されている。
コンテナをコンテナ載置部から所定位置に移動させる状態を繰り返す場合、前述のようにコンテナを移動させる毎に、コンテナが異なる位置を通過するような状態となっても、多くのコンテナは案内部材の位置を通ることが多い。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記接触部が、コンテナの前記移動方向で最も前記所定位置に近い前記案内部材と、前記所定位置との間に備えられている。
本発明によると、コンテナの移動方向で最も所定位置に近い案内部材と所定位置との間に接触部を備えており、接触部を所定位置に接近させて配置している。
これにより、所定位置にコンテナの全ての部分が入り込まずに、コンテナ載置部と所定位置との間にコンテナの一部分が残るような状態が発生した場合、コンテナ載置部と所定位置との間に残るコンテナの一部分が小さいもの(小さい範囲)であっても、接触部がコンテナの一部分の底部に接触して、第2センサーがコンテナの存在を検出する状態となるのであり、第2センサーによるコンテナの存在の検出ミスをさらに少なくすることができる。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記接触部の前記所定位置側の辺部が、平面視で、コンテナの前記移動方向と直交する方向に沿った直線状である。
コンテナは一般的に箱状(四角の立方体状)であり、コンテナの各辺部は直線状であることが多いので、本発明によると、接触部の所定位置側の辺部を、平面視でコンテナの移動方向と直交する方向に沿った直線状に構成している。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
コンテナが前記所定位置に移動するのを止めるストッパー部が、前記接触部の前記コンテナ載置部側の部分に備えられ、
所定の操作力がコンテナに加えられることによりコンテナが前記所定位置に移動しようとすると、前記接触部が下降し前記ストッパー部がコンテナから下側に外れて、コンテナの前記所定位置への移動が許容される。
本発明によると、コンテナをコンテナ載置部から所定位置に移動させる場合、ストッパー部により、コンテナの所定位置への移動が止められているので、作業者の意に反して振動等によりコンテナが所定位置に移動する状態が防止される。
本発明において、以下のように構成すると好適である。
前記ストッパー部が、コンテナの前記移動方向と直交する横軸芯周りに回転するローラーである。
本発明によると、前述のように、作業者がコンテナをコンテナ載置部から所定位置に移動させて、コンテナが接触部の上側に載る状態となる場合、ローラー(ストッパー)が回転することにより、コンテナが円滑に接触部の上側に載る状態となるのであり、コンテナをコンテナ載置部から所定位置に無理なく移動させることができる。
人参収穫機の全体について説明する。
図1,2,3に、作物収穫機の一例である人参収穫機が示されている。この人参収穫機は、右及び左のクローラ型式の走行装置1に支持された機体の右前部に運転部2が備えられ、機体の左前部に収穫部3が備えられている。収穫部3は、引き起こし装置4、土ほぐし刃5、引き抜きベルト6及び根切り装置7等を備えて構成されている。
これにより、葉部搬送ベルト8から落下した人参Aが、搬送ベルト10により後方に搬送されるのであり、人参Aが案内部材13に達すると案内部材13により搬送ベルト10から搬送装置14に案内されて、搬送装置14により人参Aが機体の右側に搬送される。
搬送装置14について説明する。
図4,5,6に示すように、前及び後の平板状の支持フレーム19が、機体の後部に連結されて立っている。支持フレーム19の左部に駆動軸20が前後方向に支持されて、駆動軸20の前及び後端部に駆動スプロケット20aが連結されている。支持フレーム19の右部に従動軸21が前後方向に支持されており、従動軸21の前及び後端部に従動ホイル21aが連結されている。
複数の搬送体24が、搬送チェーン22と一緒に搬送方向B1に沿って回転駆動される状態となっており、搬送方向B1に沿って緩やかに上っていくように、搬送チェーン22及び搬送体24が回転駆動される状態となっている。
搬送装置14の終端部の下側に配置されたコンテナ載置部29について説明する(その1)。
図7,8,9,10に示すように、平板状のコンテナ載置部29が備えられて、コンテナ載置部29の端部に、支持フレーム30が連結され、支持フレーム30の上部に亘って支点軸31が連結されている。
搬送装置14の終端部の下側に配置されたコンテナ載置部29について説明する(その2)。
図8,10,11に示すように、チャンネル状の支持部材35がコンテナ載置部29の裏面に連結されており、支持部材に35に隣接して、開口部29aがコンテナ載置部29に備えられている。
図10及び図11に示すように、コンテナ載置部29が第1位置Lに位置した状態において、アーム37の係合部37aをフレーム32の係止部32dに係合させることによって、コンテナ載置部29を第1位置Lに保持することができる。
これにより、第3センサー53のアーム53aも操作部38と一緒に上昇して、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出しない状態となるのであり、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dに係合する状態となる(保持状態)。
これにより、第3センサー53のアーム53aも操作部38と一緒に下降して、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出する状態となるのであり、アーム37の係合部37aがフレーム32の係止部32dから外れる状態となる(保持解除状態)。
コンテナデッキ15について説明する。
図2,3,4,13に示すように、前後方向に配置された縦フレーム42,43、縦フレーム42,43に亘って連結された横フレーム44により、平面視で前後方向に長い長方形状に、コンテナデッキ15の全体が構成されている。
コンテナデッキ15(縦フレーム43のブラケット43a)が、フレーム65(ブラケット65a)の前後方向の横軸芯P5周りに、図2,3,4に示す作業位置及び起立した格納位置に姿勢変更可能に支持されている。
コンテナ移動装置28について説明する。
図13,14,15に示すように、コンテナ移動装置28の位置に、横フレーム46が縦フレーム42,43に亘って連結されており、ローラー47が前後方向の軸芯周りに回転自在に横フレーム46に支持されている。横フレーム46の前側に駆動軸48が回転自在に支持され、横フレーム46の後側に従動軸49が回転自在に支持されている。
これにより、電動モータ54の動力が、減速機構55、伝動軸56及び伝動チェーン57,58を介して駆動軸48に伝達されて、駆動軸48により搬送チェーン50が回転駆動される。
搬送チェーン50の上側の経路が支持部材59の間に挟まれる状態となることにより、搬送チェーン50の上側の経路の左右方向の位置が決められており、搬送チェーン50の上側の経路が支持部材60によって下側から支持されている。
コンテナ収容部45について説明する。
図3,13,14に示すように、コンテナ移動装置28からコンテナデッキ15の前部に亘って、右及び左の案内レール66が備えられて、右及び左の案内レール66の間に案内板67が備えられている。コンテナデッキ15の前部にストッパー68が備えられており、ストッパー68は起立した作用姿勢及び倒伏した非作用姿勢に姿勢変更自在に構成されている。
コンテナ載置部29と所定位置E1(コンテナ移動装置28)との間の構造について説明する。
後述する[13]に記載のように、コンテナ載置部29に載置されたコンテナ18が人参Aで満杯になると、作業者は、コンテナ18を、図18,19,20,21に示すように、コンテナ18の移動方向B2(左右方向)に沿って、コンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させる。
接触部75の構造について説明する。
図7,10,15に示すように、接触部75は、板材により平板状に構成され、平面視で台形状に構成されている。平面視で、コンテナ18の移動方向B2で最も所定位置E1(コンテナ移動装置28)に近いローラー,7677と、所定位置E1(コンテナ移動装置28)との間に、接触部75が配置されている。接触部75は、前後方向の横軸芯P7(支点軸73)周りに上下に揺動自在(昇降自在)に備えられて、バネ72により上昇側に付勢されている。
図17に示すように、制御装置80が備えられており、第1,2,3センサー51,52,53の検出信号、位相センサー61の検出信号、位相センサー61及び位置センサー62の検出信号、3個のコンテナセンサー69の検出信号が、制御装置80に入力されている。搬送装置14の作動スイッチ84及び停止スイッチ27の操作信号が、制御装置80に入力されている。
牽制部83は、第2センサー52がコンテナ18の存在を検出しない状態、且つ、第3センサー53がコンテナ18の存在を検出しない状態であると、コンテナ移動装置28(電動モータ54)の作動を許容する。
前述のように、人参Aをコンテナ18に回収する作業において、後述する[11]〜[16]に記載のように、制御装置80により電動モータ23,54が操作される。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その1)。
図18に示す状態は、前項[10]に記載のように、第1位置Lに保持されたコンテナ載置部29に、空のコンテナ18を載置して、ガスダンパー33によりコンテナ載置部29が第2位置Hに上昇した状態であり、コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置していない状態である。
コンテナ18が接触部75に載っていないことにより、接触部75が上限位置に位置しており、第2センサー52がコンテナ18を検出しない状態となっている。
コンテナ18が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置していないことにより、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出しない状態となっており、コンテナ移動装置28は停止している。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その2)。
前項[11]に記載のように、人参Aが搬送装置14により搬送されてきて、搬送装置14の終端部に達すると、人参Aが搬送装置14の終端部から、コンテナ載置部29のコンテナ18に投入されて回収される。
これにより、接触部75が上限位置に位置した状態で、コンテナ載置部29が第1位置Lに達して停止すると、コンテナ18の右面部が接触部75のローラー79に接する状態となるのであり、振動等によるコンテナ18の所定位置E1(コンテナ移動装置28)への移動が、接触部75のローラー79によって止められる。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その3)。
図19に示すように、コンテナ載置部29が第1位置Lに達して停止すると、作業者はコンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に向けて手で押し出す(コンテナ18の移動方向B2)。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その4)。
図21に示すように、コンテナ18をコンテナ載置部29から所定位置E1(コンテナ移動装置28)に移動させると、コンテナ18がローラー47により支持された状態となるのであり、コンテナ18が接触部63に接触して、接触部63が下降し、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となる。
しかしながら、コンテナ18の全ての部分が所定位置E1(コンテナ移動装置28)に位置せずに、コンテナ18の一部(底部)が接触部75に載っていると、コンテナ18により接触部75が下降側に操作された状態が維持されて、第2センサー52がコンテナ18を検出する状態が維持される。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その5)。
前項[14]に記載のように、第1センサー51がコンテナ18の存在を検出する状態となり、第2センサー52及び第3センサー53がコンテナ18を検出しない状態となると、コンテナ移動装置28が作動可能な状態となる。
人参Aをコンテナ18に回収する作業の流れについて説明する(その6)。
図14及び図22に示すように、コンテナ移動装置28は、搬送チェーン50の押し部50aが位置センサー62に接触した位置で停止しており、搬送チェーン50の押し部50bが支持台64の前辺部64aの後側の下側に位置している。
これにより、平面視で、所定位置E1(コンテナ移動装置28)のコンテナ18の後面部が、搬送チェーン50の押し部50b(押し部50a)を越えて後側に位置することはない。
前述の[発明を実施するための形態]において、第2センサー52を支点軸73に接続して、第2センサー52により支点軸73の回転角度を検出することによって、接触部75の昇降(コンテナ18が存在するか否か)を検出するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]において(図7参照)、接触部75の端部75bを、ローラー76の外端部よりも、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向の外側(前側)に配置するように構成することに加えて、接触部75の端部75cを、ローラー77の外端部よりも、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向の外側(後側)に配置するように構成してもよい。
このように構成すると、接触部75の端部75cが、本発明の「一方側の端部」となるのであり、ローラー77が「一方側の案内部材」となる。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施の第2別形態]において、ローラー76,77に代えて、コンテナ18の移動方向B2に沿って配置された棒状の案内レールを、案内部材として備えてもよい(図7参照)。
このように構成すると、案内レールのコンテナ18の移動方向B2での終端部が、本発明の「最も所定位置E1(コンテナ移動装置28)に近い案内部材」となる。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第3別形態]において、一方側の案内部材の外端部と他方側の案内部材の外端部との間隔W2を、「一方側の案内部材と他方側の案内部材との間隔」とするのではなく、一方側の案内部材の内端部と他方側の案内部材の内端部との間隔を、本発明の「一方側の案内部材と他方側の案内部材との間隔」としてもよい。
コンテナ18の移動方向B2と直交する方向での接触部75の幅W1を、一方側の案内部材の内端部と他方側の案内部材の内端部との間隔W2と同じものに設定してもよい。
前述のように構成した場合、コンテナ18の移動方向B2と直交する方向での接触部75の幅W1を、一方側の案内部材の中央部と他方側の案内部材の中央部との間隔W2と同じものに設定してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第4別形態]において、接触部75が下限位置に位置する状態において(図20参照)、接触部75(辺部75a)よりも、ローラー47の上面(所定位置E1)が低い位置に位置するように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実施の第5別形態]において、コンテナ載置部29、所定位置E1(コンテナ移動装置28)及びコンテナ収容部45において、コンテナ18が縦向き姿勢(平面視で、コンテナ18の長辺部が前後方向に向き、コンテナ18の短辺部が左右方向に向く姿勢)で支持されるように構成してもよい。
14 搬送装置
18 コンテナ
28 コンテナ移動装置
29 コンテナ載置部
45 コンテナ収容部
51 第1センサー
52 第2センサー
72 付勢機構
75 接触部
75a 接触部の辺部
75b 接触部の一方側の端部
76,77 案内部材
79 ストッパー部、ローラー
83 牽制部
A 作物
B2 移動方向
E1 所定位置
W1 幅
W2 間隔
P2 横軸芯
Claims (7)
- 圃場の作物を収穫する収穫部と、
収穫された作物を搬送する搬送装置と、
前記搬送装置の終端部に備えられて、前記搬送装置の終端部から出てくる作物を回収するコンテナが載置されるコンテナ載置部と、
コンテナを収容するコンテナ収容部と、
前記コンテナ載置部に隣接した所定位置にコンテナが存在するか否かを検出する第1センサーと、
前記第1センサーがコンテナの存在を検出することにより、コンテナを前記所定位置から前記コンテナ収容部に移動させるコンテナ移動装置とが備えられており、
コンテナが前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に存在するか否かを検出する第2センサーが備えられ、
前記第2センサーがコンテナの存在を検出する状態であると、前記コンテナ移動装置の作動を阻止し、前記第1センサーがコンテナの存在を検出し且つ前記第2センサーがコンテナの存在を検出しない状態になると、前記コンテナ移動装置の作動を許容する牽制部が備えられている作物収穫機。 - コンテナの底部に接触してコンテナを支持しながら前記所定位置に向けて案内する案内部材が、前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に、前記コンテナ載置部から前記所定位置へのコンテナの移動方向と直交する方向での一方側及び他方側に備えられ、
コンテナの底部に接触する接触部が、前記コンテナ載置部と前記所定位置との間に昇降自在に備えられ、前記接触部を上昇側に付勢する付勢機構が備えられて、
コンテナの底部が接触することによる前記接触部の下降により、前記第2センサーがコンテナの存在を検出するのであり、
コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の幅が、一方側の前記案内部材と他方側の前記案内部材との間隔よりも広いものに設定されている請求項1に記載の作物収穫機。 - コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の一方側の端部が、一方側の前記案内部材よりも、コンテナの前記移動方向と直交する方向の外側に配置されることにより、
コンテナの前記移動方向と直交する方向での前記接触部の幅が、一方側の前記案内部材と他方側の前記案内部材との間隔よりも広いものに設定されている請求項2に記載の作物収穫機。 - 前記接触部が、コンテナの前記移動方向で最も前記所定位置に近い前記案内部材と、前記所定位置との間に備えられている請求項2又は3に記載の作物収穫機。
- 前記接触部の前記所定位置側の辺部が、平面視で、コンテナの前記移動方向と直交する方向に沿った直線状である請求項4に記載の作物収穫機。
- コンテナが前記所定位置に移動するのを止めるストッパー部が、前記接触部の前記コンテナ載置部側の部分に備えられ、
所定の操作力がコンテナに加えられることによりコンテナが前記所定位置に移動しようとすると、前記接触部が下降し前記ストッパー部がコンテナから下側に外れて、コンテナの前記所定位置への移動が許容される請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の作物収穫機。 - 前記ストッパー部が、コンテナの前記移動方向と直交する横軸芯周りに回転するローラーである請求項6に記載の作物収穫機。
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