JP6863660B2 - ワイヤハーネス製造装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、布線板を用いたワイヤハーネスの製造において、作業者が配置された各作業エリアに布線板が移動されるものが記載されている。
このように吊り下げ型手動搬送手段によって前工程か布線板上に移動されたワイヤハーネスは、吊り下げ型手動搬送手段の各クランプ部から電線Wを外しながらワイヤハーネスの各部を保持具に取り付ける。
本発明の実施例に係るワイヤハーネス製造装置1は、自動車の配線等に用いるワイヤハーネスWHを製造するものである。
布線板10は、板状の部材であり、表面にワイヤハーネスWHを配索形状に保持する保持具11が板上に複数配置されている。
この実施例では、保持具11としては、U字状の部材からなり、ワイヤハーネスWHの電線W部分を引っ掛けて保持するもの、あるいは、ワイヤハーネスWHの電線Wの端末部に設けられたコネクタCを保持するもの、さらには、外装部材としてのグロメットGを保持するものがある。
なお、布線板10には、保持具11として、実施例に示したもの以外のものを設けても構わない。
ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20は、図1に示すように、布線板10での作業エリアAr2とその前工程の作業エリアAr1とを繋ぐように天井側に環状に引き渡されたレール25を滑車21を介して自在に移動できるようになっている。
なお、布線板10での作業エリアAr2とは、作業者が布線板10でのワイヤハーネスの組み立てを行うために布線板10の手前で動作するエリアである。
複数の棒状材23のうち滑車21が設けられる1本の棒状材23(以下、「本体材23a」という。)には、その他の棒状材23が横方向、あるいは、縦方向に延びるようにその長さが調整されて連結されている。
なお、この実施例では、クランプ部24が4つ設けられているが、クランプ部24の数はこれに限定されない。すなわち、ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20によって搬送するワイヤハーネスWHの仕様に応じてクランプ部24の数を適宜調整して設けるようにすればよい。
また、この実施例では、ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20は、4つのクランプ部24のうちワイヤハーネスWHの仕様に対応して3つのクランプ部24だけ用いてワイヤハーネスWHの複数の電線Wを挟持している。すなわち、予め多数のクランプ部24を設けておき、必要に応じて使用するクランプ部24を使い分けるようにするとよい。
ワイヤハーネスコンベア30は、例えば、市販のベルトコンベアによって実現され、図1に示すように、布線板10の作業エリアAr2側の端部10aに沿って配置されている。
より具体的には、ワイヤハーネスコンベア30は、無端状の搬送ベルト31aが駆動ローラ31b、および、従動ローラ31cに掛け回されてなる搬送部31と、搬送部31の支持部分を構成するコンベアフレーム32と、駆動ローラ31bを回転駆動させる駆動モータ33と、を有してなる。
搬送開始検知部40は、例えば、図1に示すように、搬送部31の一端側周辺に設けられた押しボタンスイッチ機構によって実現される。
搬送完了検知部50は、例えば、物体検知センサによって実現される。この搬送完了検知部50は、ワイヤハーネスコンベア30の搬送部31に沿って設けられたコンベアフレーム32に取り付けられ、ワイヤハーネスWHの一端部Weの搬送完了位置に対応した位置に配置される。
ストッパ機構部60は、ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20のレール25に沿った移動を一端部Weの搬送完了位置との間に所望の間隔を空けた位置で停止させるように滑車21が当接される位置、および、滑車21が当接されない位置とで移動自在に設けられたストッパ部材61を備え、ストッパ部材61を滑車21が当接される位置あるいは滑車21が当接されない位置に移動する機構である。
制御部70は、CPU(Cental Processing Unit)等によって実現され、ワイヤハーネス製造装置1の各部の動作を制御する。
この制御部70は、図1に示すように、駆動モータ33、搬送開始検知部40、搬送完了検知部50、および、ストッパ機構部60に電気的に接続されている。
前工程の作業者がワイヤハーネスWHを構成する複数の電線WにコネクタC等の各種部材を取り付けた後、前工程の作業エリアAr1に配置されているワイヤハーネス吊り下げ搬送部30の3つのクランプ部24によって、ワイヤハーネスWHの幹線Wmおよび枝線Wbの電線Wを挟持させる。
すると、搬送開始検知部40の検知信号が制御部70に出力され、ワイヤハーネスコンベア30の搬送駆動が開始される。このとき、ストッパ部材61は、滑車21が当接される位置に移動される(図4(a)参照)。
これにより、搬送ベルト31a上に載置されたワイヤハーネスWHの一端部Weがワイヤハーネスコンベア30による搬送方向に移動開始される。
このようにワイヤハーネスWHの一端部Weがワイヤハーネスコンベア30によって搬送されることによって、ワイヤハーネスWHの電線W部分を挟持したワイヤハーネス吊り下げ搬送部20がワイヤハーネスWHの移動に追従されるように移動開始される。
これにより、ワイヤハーネスWHの一端部Weが一端部Weに対応した保持具11と作業エリアAr2のうち保持具11に一端部Weを取り付けるための作業エリアAr22との間に移動配置される。
また、ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20がストッパ部材61に当接されることによって惰性で移動されることなくワイヤハーネスWHの一端部Weが停止される位置に対して所定の間隔を空けた位置で停止される。
なお、幹線Wmは、ワイヤハーネスWHを構成する複数の電線Wが集まっている部分であり、しかも、長尺となる部分である。
このような、幹線Wmは、ワイヤハーネス吊り下げ搬送部20のクランプ部24から外して布線板10上に降ろすと、保持具11等に絡まり易くなるため、電線Wの取り扱いが煩雑になってしまうが、搬送ベルト31a上に仮置きすることによって、電線Wの取り扱いが容易になっている。
このため、幹線Wmを搬送ベルト31aに仮置きする際、作業者は、既に搬送ベルト31a上の所定位置にある幹線Wmの一端部Weから他端部を離しつつ、搬送ベルト31aの長手方向に幹線Wmがのばされるようにして幹線Wmを搬送ベルト31aに載置する。
ここで、作業者は、幹線Wmの一端部Weに取り付けされたグロメットGを搬送ベルト31a上から対応する保持具11に取り付け、さらに幹線Wmの一端部Weの各コネクタCを対応する保持具11に取り付ける。
なお、保持具11のワイヤハーネスWHを保持する部分の高さに搬送ベルト31aの搬送面31aaの高さが略等しくなるように調整されているので、作業者は容易に幹線Wmを対応する各保持具11に取り付けることができる。
10 布線板
10a 端部
11 保持具
20 ワイヤハーネス吊り下げ搬送部
21 滑車
22 吊り下げ本体部
23 棒状材
23a 本体材(棒状材)
24 クランプ部
25 レール
30 ワイヤハーネスコンベア
31 搬送部
31a 搬送ベルト
31aa 搬送面
31b 駆動ローラ
31c 従動ローラ
32 コンベアフレーム
33 駆動モータ
40 搬送開始検知部
41 押しボタン
50 搬送完了検出部
60 ストッパ機構部
61 ストッパ部材
70 制御部
WH ワイヤハーネス
We 一端部
W 電線
Wm 幹線
Wb 枝線
C コネクタ
G グロメット
Ar1、Ar2、Ar22 作業エリア
Claims (4)
- ワイヤハーネスが複数の保持具によって配索形状に保持された状態で組み立てられる布線板を有してなるワイヤハーネス製造装置において、
前記ワイヤハーネスを構成する複数の電線の一部がクランプ部によって挟持され、かつ、吊り下げられた状態で前工程から前記布線板による作業エリアまでレールにガイドされた滑車によって移動搬送されるワイヤハーネス吊り下げ搬送部と、
前記布線板の前記作業エリア側の端部に沿って配置され、かつ、前記複数の電線が前記ワイヤハーネス吊り下げ搬送部によって吊り下げされた状態の前記ワイヤハーネスの少なくとも一端部が載置されることによって、前記一端部が該一端部に対応した前記保持具と前記作業エリアのうち前記保持具に前記一端部を取り付けるための作業エリアとの間に移動配置されるように前記ワイヤハーネス吊り下げ搬送部を追従させつつ前記ワイヤハーネスを搬送するワイヤハーネスコンベアと、
を有してなることを特徴とするワイヤハーネス製造装置。 - 前記ワイヤハーネスコンベアに前記一端部が載置されたことを検知する搬送開始検知部と、
前記一端部が前記ワイヤハーネスコンベアによる搬送完了位置に配置されたことを検知する搬送完了検知部と、
前記搬送開始検知部によって前記ワイヤハーネスコンベアに前記一端部が載置されたことが検知された場合、前記ワイヤハーネスコンベアの搬送駆動を開始し、前記搬送完了検知部によって前記一端部が前記ワイヤハーネスコンベアによる搬送完了位置に配置されたことが検知された場合、前記ワイヤハーネスコンベアの搬送駆動を停止する制御部と、
を有してなることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス製造装置。 - 前記ワイヤハーネス吊り下げ搬送部の前記レールに沿った移動を前記一端部の搬送完了位置との間に所望の間隔を空けた位置で停止させるように前記滑車が当接される位置、および、前記滑車が当接されない位置とで移動自在に設けられたストッパ部材を備え、前記ストッパ部材を前記滑車が当接される位置あるいは前記滑車が当接されない位置に移動する機構であるストッパ機構部
を有し、
前記制御部は、
前記搬送開始検知部によって前記ワイヤハーネスコンベアに前記一端部が載置されたことが検知された場合、前記ストッパ機構部の前記ストッパ部材を前記滑車が当接される位置に移動する
ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス製造装置。 - 前記一端部は、
前記ワイヤハーネスの幹線の一端部である
ことを特徴とする請求項1、2、または3に記載のワイヤハーネス製造装置。
Priority Applications (1)
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JP2017062694A Active JP6863660B2 (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | ワイヤハーネス製造装置 |
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JP3123297B2 (ja) * | 1993-03-29 | 2001-01-09 | 住友電装株式会社 | ワイヤーハーネス組立ライン |
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2017
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