JP6863400B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、可動式の人体検知センサユニットを有する画像形成装置に際して、以下の特徴を有する。要するに、外部から衝撃が加わっても、人体検知センサユニットが装置本体に対して回避するように移動することが特徴になっている。すなわち従来は、検知センサ基板が装置本体に対して保持部材を介して拘束されていたため、外部からの衝撃に弱かった。しかし、検知センサが実装された基板を保持している部材が、装置本体に対して移動する場合、外部から衝撃が加わっても装置本体に対して回避できる。それにより、人体検知センサを保持する部材が装置本体に対して移動できることで、外部からの衝撃による影響を回避できる。
図1で示す画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)2と、給紙部3等からなる装置本体とから構成されている。装置本体は、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5と、操作部6から構成されている。画像形成部5の前側Fは、後述する前ドア部を設けたトナー補給部7と、引き出しユニット8により構成されている。画像形成部5の上側に配置される操作部6は、後述するベース板の上面に設けられた人体検知センサユニットと、操作パネルを搭載した上カバーによって構成される。画像形成装置1の前側Fとは画像形成装置1の手前側を意味するとともに、後ろ側Rとは画像形成装置1の奥側を意味する。
トナー補給部7は、前ドア部9とトナーカートリッジ10と、トナー収納部11によって構成される。トナー交換は、前ドア部9を装置本体から前側へ90度回転させて開き、交換するトナーカートリッジ10の取っ手部10aを持って手前方向へ引き出すことで取り出す。そして、新しいトナーカートリッジを収納部のレール部11aに沿って奥方向へ収納して取り付ける(図2参照)。
人体検知センサユニット100は、トナー補給部7の前ドア部9が閉まっているときでも、上カバー12の外形と前ドア部9の外形の切欠部から、人体検知センサユニット100の検知部13が露出している状態となる。また人体検知センサユニット100は、トナーカートリッジ10の上部に配置される。トナー交換時、トナー補給部7の前ドア部9は開いた状態となる。トナーカートリッジ10が収納されたとき、トナーカートリッジ10の上部と人体検知センサユニット100の下面とのクリアランスは狭いので、トナーカートリッジ10を手で挿入する場合、挿入時に人体検知センサユニット100と接触するおそれがある。そこで、トナーカートリッジ10が人体検知センサユニット100と接触した際に、人体検知センサユニット100を保持したユニットが移動する構成を採用している(後述)。なお以下の説明を簡明とするために、図4に示したようにx、y、z方向を定義する。すなわち、x方向は装置本体の幅方向を、y方向は同高さ方向を、z方向は同前後方向をそれぞれ示す。
人体検知センサユニット100は、センサ保持ユニット14と、固定部15、16と、圧縮ばね17、18と、段付きねじ19、20によって構成されている。圧縮ばね17を介した段付きねじ19と圧縮ばね18を介した段付きねじ20とをセンサ保持ユニット14の穴14a、14bに通し、固定部15、16に設けられたねじ穴に各々を取り付ける。このことで、段付きねじ19、20は固定部15、16に拘束されると共に、センサ保持ユニット14を常に固定部15、16に対して押圧する力が発生する。
固定部15、16は、センサ保持ユニット14を装置本体へ押圧する機能に加え、上カバー12を取り付ける際のy方向の位置決めを規制する機能を併せ持っている。固定部15、16の曲げを基準に上カバー12の爪を位置決めして取り付けることで、ベース板21に拘束された人体検知センサユニット100の固定部15、16が基準となり、上カバー12と保持部材の位置ばらつきを抑え得る。
図9〜図12は、センサ保持ユニット14の構成について説明するための斜視図である。
センサ保持ユニット14は、前保持部材22と、検知センサが実装された基板である検知センサ基板23、24と、後保持部材25と、これらを締結するための固定用ねじ26から構成されている。
後保持部材25は接触部22k〜22pを有している。これら後保持部材25の接触部22k〜22pは、先端が球形状となっており、検知センサ基板23、24に対して各々3点で受ける形状となっている。また後保持部材25の接触部22k、22l、22mの先端球形状は検知センサ基板23に対して、押圧する接触箇所となっている。接触部22k、22l、22mは後保持部材25の弾性により、検知センサ基板23に対して押圧時の過負荷を回避する機能をもつ。検知センサ基板23に実装されたコネクタ(メス側)23aに対して、オス側のコネクタ挿抜を行う場合、特にコネクタを抜く際にセンサ基板外形へ負荷が掛かることが想定される。後保持部材25の接触部22k、22l、22mの押圧箇所に対して検知センサ基板23は−x方向、+y方向、−z方向に引っ張られるため、以下の機能をもたせてある。
すなわち、検知センサ基板24に対して、接触部22n、22o、22pは後保持部材25の弾性により、検知センサ基板24に対して押圧時の過負荷を回避する機能をもつ。検知センサ基板24に実装されたコネクタ(メス側)24aに対してコネクタを抜く際に、後保持部材25の接触部22n、22o、22pの押圧箇所に対して検知センサ基板は+x方向、+y方向、−z方向に引っ張られるため、以下の機能をもたせてある。
すなわち、前保持部材22は装置本体に対して片側に押圧され、かつ斜面を有する段付きねじ19,20を備えることで位置決めされている。押圧時に前保持部材22を位置決めすることによって、初期の検知位置に戻ることができ、かつ人体検知センサユニットの上カバーの切欠部と前ドア部の切欠部との位置精度が向上し、外形との干渉を防止可能としている。
10・・・トナーカートリッジ
11・・・トナー収納部
13・・・検知部
14・・・センサ保持ユニット
17,18・・・弾性部材(圧縮ばね)
23,24・・・検知センサ基板
100・・・人体検知センサユニット
Claims (2)
- 装置本体に人体検知センサユニットを有する画像形成装置において、
前記人体検知センサユニットは、人体検知を行う検知部と、前記検知部を保持するセンサ保持ユニットとを有し、
前記検知部は前記装置本体から露出しており、
前記検知部と前記センサ保持ユニットとは、前記検知部の基板を、前記装置前面において、前記基板の左側が右側よりも前記装置前方に突出するように傾けて前記センサ保持ユニットに保持した状態で、前記装置本体の前面の中央よりも左側に設けられると共に、前記装置本体に対して、前記検知部と前記基板とが前記センサ保持ユニットに保持されて一体的に移動可能であり、前記検知部は検知面の方向を維持した状態で移動することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記検知部と前記センサ保持ユニットとは、前記装置前面に設けられトナーカートリッジを収納する収納部の上方に設けられ、前記装置本体の前後方向であって前記収納部に前記トナーカートリッジを収納する方向と同じ方向に向けて移動可能であり、前記トナーカートリッジを前記収納部に収納する方向とは逆方向に弾性部材で押圧することで、前記検知部は前記検知面の方向及び前記基板の傾きを維持した状態で前記センサ保持ユニットに保持されることを特徴とする画像形成装置。
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