JP2021113982A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、可動式の人体検知センサユニットを有する画像形成装置に際して、以下の特徴を有する。要するに、外部から衝撃が加わっても、人体検知センサユニットが本体装置に対して回避するように可動することで、センサ基板を破損することなくトナーカートリッジを交換することができることが特徴になっている。すなわち従来は、検知センサ基板が装置本体に対して保持部材を介して拘束されていたため、外部からの衝撃に弱かった。
しかし、検知センサが実装された基板を保持している部材が、装置本体に押圧している固定部に対して可動する場合、外部から衝撃が加わっても、ばね圧を超える力がかかった時に本体装置に対して回避できる。それにより、センサ基板を破壊することなくトナーを交換することができる。よって、人体検知センサを保持する部材が装置本体に対して可動できることで、外部からの衝撃による影響を回避できる。
図1で示す画像形成装置1は、自動原稿搬送装置(以下、ADFという)2と、給紙部3等からなる装置本体とから構成されている。装置本体は、給紙部3と、画像読取部4と、画像形成部5と、操作部6から構成されている。画像形成部5の前側Fは、後述する前ドア部を設けたトナー補給部7と、引き出しユニット8により構成されている。画像形成部5の上側に配置される操作部6は、後述するベース板の上面に設けられた人体検知センサユニットと、操作パネルを搭載した上カバーによって構成される。画像形成装置1の前側Fとは画像形成装置1の手前側を意味するとともに、後ろ側Rとは画像形成装置1の奥側を意味する。
トナー補給部7は、前ドア部9とトナーカートリッジ10と、トナー収納部11によって構成される。トナー交換は、前ドア部9を装置本体から前側へ90度回転させて開き、交換するトナーカートリッジ10の取っ手部10aを持って手前方向へ引き出すことで取り出す。そして、新しいトナーカートリッジを収納部のレール部11bに沿って奥方向へ収納して取り付ける(図2参照)。
人体検知センサユニット100は、トナー補給部7の前ドア部9が閉まっている時でも、上カバー12の外形と前ドア部9の外形の切欠部から、人体検知センサユニット100の検知部13が露出している状態となる。また人体検知センサユニット100は、トナーカートリッジ10の上部に配置される。トナー交換時、トナー補給部7の前ドア部9は開いた状態となる。トナーカートリッジ10が収納された時、トナーカートリッジ10の上部と人体検知センサユニット100の下面とのクリアランスは狭いので、トナーカートリッジ10を手で挿入する場合、挿入時に人体検知センサユニット100と接触するおそれがある。そこで、トナーカートリッジ10が人体検知センサユニット100と接触した際に、人体検知センサユニット100を保持したユニットが可動する構成を採用している(後述)。なお以下の説明を簡明とするために、図4に示したようにx、y、z方向を定義する。
人体検知センサユニット100は、センサ保持ユニット14と、固定部15、16と、圧縮ばね17、18と、段付きねじ19、20によって構成されている。圧縮ばね17を介した段付きねじ19と、圧縮ばね18を介した段付きねじ20を、センサ保持ユニット14の穴14a、14bに通し、固定部15、16に押圧して各々を取り付ける。このことで、段付きねじ19、20は固定部15、16に拘束されると共に、センサ保持ユニット14は常に固定部15、16を押圧する力が発生する。
固定部15、16は、センサ保持ユニット14を装置本体へ押圧する機能に加え、上カバー12取り付け時のy方向の位置決めを規制する機能を併せて持っている。固定部15、16の曲げを基準に上カバー12の爪を位置決めして取り付けることで、ベース板21に拘束された人体検知センサユニット100の固定部15、16が基準となり、上カバー12と保持部材の位置ばらつきを抑え得る。
図9〜図12は、センサ保持ユニット14の構成について説明ための斜視図である。
センサ保持ユニット14は、前保持部材22と、検知センサが実装された各々の基板である検知センサ基板23、24と、後保持部材25と、これらを締結するための固定用ねじ26から構成されている。
後保持部材25は接触部22k〜22pを有している。これら後保持部材25の接触部22k〜22pは、先端が球形状となっており、検知センサ基板23、24に対して各々3点で受ける形状となっている。また後保持部材25の接触部22k、22l、22mの先端球形状は検知センサ基板23に対して、押圧する接触箇所となっている。接触部22k、22l、22mは後保持部材25の弾性により、検知センサ基板23に対して押圧時の過負荷を回避する機能をもつ。検知センサ基板23に実装されたコネクタ(メス側)23aに対して、オス側のコネクタ挿抜を行う場合、特にコネクタを抜く際にセンサ基板外形へ負荷が掛かることが想定される。後保持部材25の接触部22k、22l、22mの押圧箇所に対して検知センサ基板23は−x方向、+y方向、−z方向に引っ張られるため、以下の機能をもたせてある。
すなわち、検知センサ基板24に対して、接触部22n、22o、22pは後保持部材25の弾性により、検知センサ基板24に対して押圧時の過負荷を回避する機能をもつ。検知センサ基板24に実装されたコネクタ(メス側)24aに対してコネクタを抜く際に、後保持部材25の接触部22n、22o、22pの押圧箇所に対して検知センサ基板は+x方向、+y方向、−z方向に引っ張られるため、以下の機能をもたせてある。
すなわち、前保持部材22は装置本体に対して片側に押圧され、かつ斜面を有する凸形状を備えることで位置決めされている。押圧時に前保持部材22を位置決めすることによって、初期の検知位置に戻ることができ、かつ人体検知センサユニットの上カバーの切欠部と前ドア部の切欠部との位置精度が向上し、外形との干渉を防止可能としている。
2 :自動原稿搬送装置
3 :給紙部
4 :画像読取部
5 :画像形成部
6 :操作部
7 :トナー補給部
8 :引き出しユニット
9 :前ドア部
10 :トナーカートリッジ
10a :取っ手部
11 :トナー収納部
11b :レール部
12 :上カバー
13 :検知部
14 :センサ保持ユニット
14a、14b :穴
15 :固定部
15a :長穴形状
16 :固定部
16a :丸穴形状
17、18 :圧縮ばね
19 :段付きねじ
19a :先端部
19b :胴部
19c :頭下部
20 :段付きねじ
21 :ベース板
22 :前保持部材
22A、22B :穴
22a〜22p :接触部
23、24 :検知センサ基板
25 :後保持部材
25s、25t :凸形状部
26 :固定用ねじ
100 :人体検知センサユニット
本発明は、可動式の人体検知センサユニットを有する画像形成装置に際して、以下の特徴を有する。要するに、外部から衝撃が加わっても、人体検知センサユニットが装置本体に対して回避するように移動することが特徴になっている。すなわち従来は、検知センサ基板が装置本体に対して保持部材を介して拘束されていたため、外部からの衝撃に弱かった。しかし、検知センサが実装された基板を保持している部材が、装置本体に対して移動する場合、外部から衝撃が加わっても装置本体に対して回避できる。それにより、人体検知センサを保持する部材が装置本体に対して移動できることで、外部からの衝撃による影響を回避できる。
トナー補給部7は、前ドア部9とトナーカートリッジ10と、トナー収納部11によって構成される。トナー交換は、前ドア部9を装置本体から前側へ90度回転させて開き、交換するトナーカートリッジ10の取っ手部10aを持って手前方向へ引き出すことで取り出す。そして、新しいトナーカートリッジを収納部のレール部11aに沿って奥方向へ収納して取り付ける(図2参照)。
人体検知センサユニット100は、トナー補給部7の前ドア部9が閉まっているときでも、上カバー12の外形と前ドア部9の外形の切欠部から、人体検知センサユニット100の検知部13が露出している状態となる。また人体検知センサユニット100は、トナーカートリッジ10の上部に配置される。トナー交換時、トナー補給部7の前ドア部9は開いた状態となる。トナーカートリッジ10が収納されたとき、トナーカートリッジ10の上部と人体検知センサユニット100の下面とのクリアランスは狭いので、トナーカートリッジ10を手で挿入する場合、挿入時に人体検知センサユニット100と接触するおそれがある。そこで、トナーカートリッジ10が人体検知センサユニット100と接触した際に、人体検知センサユニット100を保持したユニットが移動する構成を採用している(後述)。なお以下の説明を簡明とするために、図4に示したようにx、y、z方向を定義する。すなわち、x方向は装置本体の幅方向を、y方向は同高さ方向を、z方向は同前後方向をそれぞれ示す。
人体検知センサユニット100は、センサ保持ユニット14と、固定部15、16と、圧縮ばね17、18と、段付きねじ19、20によって構成されている。圧縮ばね17を介した段付きねじ19と圧縮ばね18を介した段付きねじ20とをセンサ保持ユニット14の穴14a、14bに通し、固定部15、16に設けられたねじ穴に各々を取り付ける。このことで、段付きねじ19、20は固定部15、16に拘束されると共に、センサ保持ユニット14を常に固定部15、16に対して押圧する力が発生する。
固定部15、16は、センサ保持ユニット14を装置本体へ押圧する機能に加え、上カバー12を取り付ける際のy方向の位置決めを規制する機能を併せ持っている。固定部15、16の曲げを基準に上カバー12の爪を位置決めして取り付けることで、ベース板21に拘束された人体検知センサユニット100の固定部15、16が基準となり、上カバー12と保持部材の位置ばらつきを抑え得る。
図9〜図12は、センサ保持ユニット14の構成について説明するための斜視図である。
センサ保持ユニット14は、前保持部材22と、検知センサが実装された基板である検知センサ基板23、24と、後保持部材25と、これらを締結するための固定用ねじ26から構成されている。
すなわち、検知センサ基板24に対して、接触部22n、22o、22pは後保持部材25の弾性により、検知センサ基板24に対して押圧時の過負荷を回避する機能をもつ。検知センサ基板24に実装されたコネクタ(メス側)24aに対してコネクタを抜く際に、後保持部材25の接触部22n、22o、22pの押圧箇所に対して検知センサ基板は+x方向、+y方向、−z方向に引っ張られるため、以下の機能をもたせてある。
すなわち、前保持部材22は装置本体に対して片側に押圧され、かつ斜面を有する段付きねじ19,20を備えることで位置決めされている。押圧時に前保持部材22を位置決めすることによって、初期の検知位置に戻ることができ、かつ人体検知センサユニットの上カバーの切欠部と前ドア部の切欠部との位置精度が向上し、外形との干渉を防止可能としている。
10・・・トナーカートリッジ
11・・・トナー収納部
13・・・検知部
14・・・センサ保持ユニット
17,18・・・弾性部材(圧縮ばね)
23,24・・・検知センサ基板
100・・・人体検知センサユニット
Claims (7)
- 検知手段と、保持部材を備えた画像形成装置において、
前記検知手段と前記保持部材が一体で可動する保持手段を有する、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記保持手段は、画像形成装置本体に対して奥行き方向へ可動で、かつ弾性部材により片側に押圧されて取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記検知手段は、前記保持部材を固定部に押圧することでユニット化し、正立させた状態で装置本体に押圧する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 前記検知手段は、弾性形状部を有する前記保持部材に押圧され設置されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記固定部に前記保持部材を押圧するために、前記保持部材を介して前記固定部に締結される段付ねじは、前記保持部材の可動域において、長手方向に勾配を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記段付ねじは、前記弾性部材の内径より小さい径を有し、かつ根元からの長さが前記弾性部材の密着高さを超える、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記保持部材は、前記画像形成装置本体に対して片側に押圧され、かつ斜面を有する凸形状部で位置決めされている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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