JP6861406B1 - 建築用支材 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、従来の構造を前提に単純に高強度化することを考えると建築用支材の高さ(梁せい)が大きくなり床下の空間が狭くなってしまう。
この点、長期優良住宅などの要件として完成後の床下点検ができることが要求されており、床下の人通性が必要となっている。すなわち、床下の高さ方向に空間が形成され、保守作業等で作業員が這って人間が通過する際等の利便性が確保されていることが求められている。
建築躯体側に対面状にそれぞれ固定される一対の長尺の受部と、該受部間に架設状に支持される支材本体と、を備え、
前記支材本体は、上弦材と、該上弦材と連結される下弦材と、前記上弦材を連結するとともに、前記受部に対して固定される長尺の支持材と、を備え、
前記支持材は、前記上弦材が固着される上弦材支持部を備え、
前記一対の前記受部は、それぞれ対向する第一の対向体と第二の対向体とを含んで形成され、
前記上弦材支持部は、前記第一の対向体と前記第二の対向体とに挟持されて前記受部に対して固定される。
建築躯体側に対面状にそれぞれ固定される一対の長尺の受部と、該受部間に架設状に支持される支材本体と、を備え、
前記支材本体は、上弦材と、該上弦材と連結される下弦材と、前記上弦材を連結するとともに、前記受部に対して固定される長尺の支持材と、を備え、
前記支持材は、前記上弦材が固着される上弦材支持部を備え、
前記一対の前記受部は、それぞれ一対の受部構成部材からなり、
前記上弦材支持部は、前記一対の前記受部構成部材に挟持されて前記受部に対して固定されることであってもよい。
なお、一対の受部構成部材としての受部本体2B−1、2B−2は、それぞれの断面が矩形状、L字状(図2ではL字状)およびコ字状のいずれか1つに共通して形成されることであってもよい。これにより要求される強度により断面形状を選択することができる。L字状およびコ字状は、矩形状に比べて構造が複雑となるが、より強度が増すため、高荷重のケースで有効となる。
また、長孔25(25−1、25−2)の2つの孔の間隔は例えば、160mmである。これらの2つの孔の距離が近すぎると断面欠損なので支持面部24(24−1、24−2)の強度自体も失われることとなりかねず、強度を確保するための所定の間隔を空けて複数の孔は形成される。
上弦材支持部32(ここでは厚板、フラットバー)の縦面(ウェブ面)にて固定部材としてのボルトCにより固定して一体化するため、変形強度の改善ができる。従来のラチス梁では、梁受金物と梁本体の接合を下部(略鉛直方向)からのボルト接合で行っていたため、高荷重がかかると、そのボルトの箇所を中心に凹部として逆ヘの字状に変形しがちであったし、また、梁長さの調整のため梁受金物を繰り出した際に、強度が不足することがあった。さらに、従来のラチス梁はボルトが受部の下方(略鉛直方向)から挿通して締め付けられる構成であるため、支持本体の高さ方向の寸法の微差に対応することが困難であり、サイズ違いの部品を複数用意する必要があったが、本実施の形態の建築用支材1の構成によれば、支持本体3の高さ方向の寸法の微差に対応することが容易である。
受部本体2を二分割して一対の受部構成部材としての受部本体2B−1、2B−2とすることで、上弦材支持部32を一対の受部構成部材としての受部本体2B−1、2B−2により挟持してボルトCで固定する際に、支点にしっかり密着して馴染みやすく、ネジレ影響を緩和することができる。従来の一体型だと溶接固定時に変形してずれるおそれがあったため、建築用支材1の端部のより高い強度及び耐久性を実現することができる。なお、受部本体2を二分割して一対の受部構成部材とすることなく、一体型(例えば、上部支持面部23−1および23−2が面一に連結された形状)として、第一の対向体としての支持面部24−1と、第二の対向体としての支持面部24−2とにより上弦材支持部32を挟持してボルトCで固定する態様であってもよい。
1 建築用支材
2(2−1、2−2) 受部
3 支材本体
3A 上弦材
3B 下弦材
3C 支持材
32 上弦材支持部
33 下弦材支持部
Claims (7)
- 建築躯体側に対面状にそれぞれ固定される一対の長尺の受部と、該受部間に架設状に支持される支材本体と、を備え、
前記支材本体は、上弦材と、該上弦材と連結される下弦材と、前記上弦材を連結するとともに、前記受部に対して固定される長尺の支持材と、を備え、
前記支持材は、前記上弦材が固着される上弦材支持部を備え、
前記一対の前記受部は、それぞれ対向する第一の対向体と第二の対向体とを含んで形成され、
前記上弦材支持部は、前記第一の対向体と前記第二の対向体とに挟持されて前記受部に対して固定される建築用支材。 - 建築躯体側に対面状にそれぞれ固定される一対の長尺の受部と、該受部間に架設状に支持される支材本体と、を備え、
前記支材本体は、上弦材と、該上弦材と連結される下弦材と、前記上弦材を連結するとともに、前記受部に対して固定される長尺の支持材と、を備え、
前記支持材は、前記上弦材が固着される上弦材支持部を備え、
前記一対の前記受部は、それぞれ一対の受部構成部材からなり、
前記上弦材支持部は、前記一対の前記受部構成部材に挟持されて前記受部に対して固定される建築用支材。 - 前記上弦材支持部は、前記一対の前記受部構成部材に挟持され、かつ、前記一対の前記受部構成部材に設けられた孔部と前記上弦材支持部に設けられた開口部とが略水平方向に連通した状態で固定部材が前記略水平方向に挿通されることにより前記受部に対して固定される請求項2記載の建築用支材。
- 前記孔部は、長孔に形成される請求項3記載の建築用支材。
- 前記孔部は、強度を確保するための所定の間隔を空けて少なくとも2つ形成される請求項3または4記載の建築用支材。
- 前記支持材は、前記下弦材が固着される下弦材支持部を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の建築用支材。
- 前記一対の前記受部構成部材は、断面が矩形状、L字状およびコ字状のいずれか1つに形成される請求項2から5のいずれか1項に記載の建築用支材。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020189929A JP6861406B1 (ja) | 2020-11-15 | 2020-11-15 | 建築用支材 |
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JP2020189929A JP6861406B1 (ja) | 2020-11-15 | 2020-11-15 | 建築用支材 |
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JP6861406B1 true JP6861406B1 (ja) | 2021-04-21 |
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JP2020189929A Active JP6861406B1 (ja) | 2020-11-15 | 2020-11-15 | 建築用支材 |
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2020
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JP2022079011A (ja) | 2022-05-26 |
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