JP6859963B2 - レドックスフロー型燃料電池 - Google Patents

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本発明は、レドックスフロー型燃料電池に関する。
例えば特許文献1には、レドックスフロー型燃料電池のカソード電極に好ましい材料として、炭素繊維が開示されている。
特表2009−530784号公報
しかしながら、上記特許文献にはカソード電極に関して好ましい物性値等は記載されておらず、必ずしも良好は発電性能が得られない場合がある。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、発電性能が良好なレドックスフロー型燃料電池を提供することを目的とする。
上記目的は、電解質膜と、前記電解質膜の一方の面に設けられ、燃料ガスが供給されるアノード電極と、前記電解質膜の他方の面に設けられ、ポリオキソメタレートを含む溶液が供給されるカソード電極と、を備え、前記カソード電極は、少なくとも炭素繊維を含む拡散層を有し、前記拡散層のBET法で評価されるBET比表面積は、1.59m/g以上であって4.35m/g以下である、レドックスフロー型燃料電池によって達成できる。
本発明によれば、発電性能が良好なレドックスフロー型燃料電池を提供できる。
レドックスフロー型燃料電池を採用した燃料電池システムの一例を示す構成図である。 図2は、BET比表面積が異なるカーボンクロスをカソード電極の拡散層として用いた場合での、燃料電池の電流密度を計測した実験結果を示した表である。
図1は、レドックスフロー型燃料電池(以下、単に燃料電池と称する)13を採用した燃料電池システムの一例を示す構成図である。尚、燃料電池システムは、例えば自動車などの車両に搭載され、燃料電池13の発電電力が車両を駆動するモータに供給される。
燃料電池13は、複数の単セルが積層されて構成されている。各単セルは、電解質膜13b、電解質膜13bの一方の面に設けられたアノード電極13a、電解質膜13bの他方の面に設けられたカソード電極13c、及びこれらを挟持する不図示の一対のセパレータを有する。アノード電極13aには、水素タンク11から水素ガス(H)が供給される。カソード電極13cには、メディエータの一例であるPOM(ポリオキソメタレート)を含むカソード溶液が供給される。電解質膜13bは、例えば、固体高分子材料としてのフッ素系スルホン酸ポリマにより形成された高分子電解質膜であり、湿潤状態において良好なプロトン電導性を有する。アノード電極13aは、電解質膜13bの一方の面に設けられた触媒層と、触媒層を介して電解質膜13bの一方の面に接合され導電性を有した多孔質体である拡散層とを備えている。カソード電極13cは、電解質膜13bの他方の面に接合され導電性を有した多孔質体である拡散層を備えている。カソード電極13cの拡散層は、炭素繊維から構成されており、具体的にはカーボンクロスである。アノード電極13aに供給された水素ガスは、触媒層によりプロトン(水素イオン)に変化する。尚、カソード電極13cには触媒層は設けられていないが、これに限定されない。
POMは、バナジウム、モリブデン、及びタングステンなどを含む化合物である。POMの化学式は、例えばXM 12−m 40 n―で表される。ここで、Xは例えばP,Si,S,Geであり、Mは例えばMo,Wであり、Mは例えばVである。また、mは1〜12である。カソード溶液内のPOMは、カソード電極13cにおいて、アノード電極13aから移動してきたプロトンと結合することにより還元されてPOM−H(還元体)に変化する。より具体的には、カソード電極13cにおいて、POM+3e+3H→3POM−Hで表される反応が生ずる。このように、燃料電池13は、カソードに供給されたPOMを、アノードに供給された水素ガスで還元されることにより発電する。
カソード溶液は、溶液循環ポンプPoにより燃料電池13と再生装置21との間を循環する。再生装置21では、カソード電極13cにて水素ガスで還元されたPOMがエアコンプレッサCから圧送された空気(酸素)により酸化され、具体的には、O+4POM−H→2HO+4POMで表される酸化反応が行われる。再生装置21で酸化されたPOMを含むカソード溶液は、燃料電池13に供給される。
上記の燃料電池13のカソード電極13cの拡散層は、BET比表面積が1.59m/g以上であって4.35m/g以下の範囲内となるカーボンクロスである。カーボンクロスのBET比表面積が上記範囲内にあることにより、燃料電池13の電流密度が確保され、発電性能が良好である。以下に、カーボンクロスのBET比表面積に応じた電流密度について説明する。
図2は、BET比表面積が異なるカーボンクロスをカソード電極13cの拡散層として用いた場合での、燃料電池13の電流密度を計測した実験結果を示した表である。本実験では、燃料電池13に供給されるカソード溶液の流速が50ml/minと一定であって燃料電池13の温度も80度と一定である条件下で、燃料電池13の出力電圧が0.95Vとなる高電圧の場合での電流密度[A/cm]を計測した。図2に示すように、BET比表面積が1.59m/g以上であって4.35m/g以下となるカーボンクロスにおいて、電流密度は0.26A/cm以上から0.36A/cm以下となり、比較的高い電流密度となることがわかった。この理由は、以下のように考えられる。カソード電極13cの拡散層のBET比表面積が1.59m/g未満のように小さいと、カソード電極13cの拡散層とPOMの接触面積とが低下し、POMの反応効率が低下したものと考えられる。また、カソード電極13cの拡散層のBET比表面積が4.35m/gを超えて大きいと、POMの分子量は比較的大きいのに対して、拡散層の微細孔が小さくなりすぎて微細孔内部にPOMが浸入しにくくなるため、結果的に拡散層とPOMの接触面積とが低下し、POMの反応効率が低下したものと考えられる。尚、本実験で用いられたカーボンクロスの一部は、親水化処理が施されている。親水化処理の有無に関わらず、BET比表面積が1.59m/g以上であって4.35m/g以下の範囲内に含まれるのであれば、比較的高い電流密度が得られる。
BET比表面積は、以下のように算出した。異なる種類のカーボンクロスの試料を120℃で8時間にわたって真空乾燥した後に、定容法により、窒素を吸着質として吸着等温線を測定した。吸着等温線とは、平衡状態の圧力と飽和蒸気圧の比の相対圧力を増加させながら窒素ガス吸着量を測定する手法である。吸着温度は77kとした。飽和蒸気圧は実測値を用いた。吸着質断面積は、0.162nmである。窒素の吸脱着の際の圧力変化が所定の値になってからの待ち時間である平衝待ち時間を、500secとした。測定装置としては、BELSORP−mini(マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いた。前処理装置としては、BELPREP−vacII(マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いた。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
上記実施例でのカソード電極13cは、触媒層は設けられていないが、POMの反応速度を向上させるために触媒層を設けてもよい。また、カーボンクロスからなるカソード電極13cに白金等の触媒金属を担持させてもよい。上記実施例では、カソード電極13cの拡散層はカーボンクロスであるが、BET比表面積が1.59m/g以上であって4.35m/g以下の範囲内に含まれるのであれば、拡散層とPOMと間の接触面積の関係は上述のカーボンクロスの場合と同様であるため、カーボンペーパーであってもよい。
13 レドックスフロー型燃料電池
13a アノード電極
13b 電解質膜
13c カソード電極

Claims (1)

  1. 電解質膜と、
    前記電解質膜の一方の面に設けられ、燃料ガスが供給されるアノード電極と、
    前記電解質膜の他方の面に設けられ、ポリオキソメタレートを含む溶液が供給されるカソード電極と、を備え、
    前記カソード電極は、少なくとも炭素繊維を含む拡散層を有し、
    前記拡散層のBET法で評価されるBET比表面積は、1.59m/g以上であって4.35m/g以下である、レドックスフロー型燃料電池。
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