JP6858518B2 - 遊技媒体貸出機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に併設される遊技媒体貸出機に関する。
従来、遊技店には、スロットマシンのような遊技機が複数並べて配置されている。
そして、各遊技機に隣接してメダル(遊技媒体)の払い出しを行なう遊技媒体貸出機が併設されている。
遊技媒体貸出機は、筐体を備え、遊技者が貨幣を貨幣投入口に投入することで、あるいは、所定のカード媒体をカード挿入口に挿入することで、筐体内部の払い出しホッパによりメダルの払い出しを行なう。
このような遊技媒体貸出機として、遊技媒体貸出機の筐体の正面に設けられた遊技媒体補給用の開口部と、筐体に取着され開口部を開閉する補給扉とを備えるものが提供されている(特許文献1参照)。
補給扉は、所定のキーを用いた手動操作により施錠、解錠がなされており、遊技店の係員は、キーを用いて補給扉を解錠して補給扉を開いたのち、遊技媒体貯留部に遊技媒体を補給し、その後、補給扉を閉じて補給扉を施錠する。
特開2016−19561公報
しかしながら、係員以外の者に補給扉のキーが不正に入手された場合、補給扉が解錠され補給扉が開放されると、遊技媒体貯留部に手を入れて遊技媒体が抜き取られるなどの不正が行われることが懸念される。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、補給扉が不正に解錠されることを阻止し、遊技媒体が抜き取られるといった不正行為の発生を未然に防止する上で有利な遊技媒体貸出機を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、遊技機に併設される遊技媒体貸出機であって、筐体の正面に設けられた遊技媒体補給用の開口部と、前記開口部を開閉する補給扉と、前記補給扉を施錠、解錠するロック機構とを有し、前記ロック機構は、前記補給扉の施錠および解錠を手動により行なう第1のロック機構と、前記補給扉の施錠を行なうと共に前記補給扉の解錠を、遠隔制御によりアクチュエータを作動させることで行なう第2のロック機構とを含んで構成されており、前記第1のロック機構と前記第2のロック機構とは互いに独立したロック機構であり、前記補給扉の施錠及び解錠を別に行う2重ロック機構であり、前記第2のロック機構は、係合部材を、前記補給扉側の被係合部材に係脱することで前記補給扉の施錠、解錠を行なうように構成され、前記被係合部材は、前記係合部材に係脱可能な第1の位置と、前記係合部材に係脱不能な第2の位置との何れかの位置に選択的に取り付け可能に設けられていることを特徴とす
また、本発明は、前記第2のロック機構による前記補給扉の施錠は、前記補給扉で前記開口部を閉じることにより機械的に自動的に行なわれ、あるいは遠隔制御によりアクチュエータを作動させることで行なわれることを特徴とする。
また、本発明は、前記開口部の上方で前記筐体の内部に、前記遊技媒体貸出機の制御を司る制御部が設けられ、前記アクチュエータは、前記制御部に配置されていることを特徴とする。
発明によれば、ロック機構が、補給扉の施錠および解錠を手動により行なう第1のロック機構と、補給扉の解錠を、遠隔制御によりアクチュエータを作動させることで行なう第2のロック機構とを含んで構成されている。
したがって、補給扉が第1のロック機構および第2のロック機構の双方により施錠されるため、仮に係員以外の者が補給扉のキーを不正に入手して第1のロック機構の補給扉の解錠を行なえたとしても、第2のロック機構の補給扉の解錠を行なうことができない。
そのため、補給扉が不正に解錠されることを阻止し、遊技媒体が抜き取られるなどの不正行為の発生を未然に防止する上で有利となる。
また、本発明によれば、第2のロック機構による補給扉の施錠に様々な手段を採用でき、不正行為の発生を未然に防止する第2のロック機構の構造の簡単化、コストダウンを図る上で有利となる。
また、本発明によれば、制御部から電磁ソレノイドに駆動信号を伝達するための配線部材の長さが最短で済みコストを抑制することができ、また、制御部およびアクチュエータの保守作業を効率よく行なう上で有利となる。
また、開口部に接続する遊技媒体貯留部の容積を確保する上で有利となり、係員による遊技媒体の補給作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本発明によれば、簡単な作業により第2のロック機構を有効化あるいは無効化できるため、遊技店の要求に対して複雑な作業を要すること無く柔軟に対応することができ、遊技媒体貸出機の商品価値を高める上で有利となる。
(A)は実施の形態に係る遊技媒体貸出機の正面図、(B)は実施の形態に係る遊技媒体貸出機の側面図である。 開口部が補給扉で閉塞された状態を示す側面図であり、筐体の側板を一部省略した状態を示す。 第1、第2のロック機構を補給扉の正面から透視した状態で示す説明図である。 開口部が補給扉で閉塞された状態を示す縦断面図である。 (A)は補給扉の平面図、(B)は補給扉の背面図、(C)は補給扉の側面図である。 (A)は被係合部材の平面図、(B)は被係合部材の背面図、(C)は被係合部材の側面図である。 第2のロック機構が補給扉を施錠した状態を示す側面図である。 第2のロック機構が補給扉を解錠した状態を示す側面図である。 (A)は被係合部材が第1の位置に位置した状態を補給扉の背面側から見た図、(B)は被係合部材が第2の位置に位置した状態を補給扉の背面側から見た図である。 被係合部材が第2の位置に位置し第2のロック機構の係合部材が被係合部材に係合不能な状態を示す側面図である。 筐体の側板にロック解除用の孔が形成された状態を示す側面図である。 補給扉と制御部正面板との間にロック解除用のスリットが形成された状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1(A)、(B)に示すように、遊技媒体貸出機10は、遊技媒体を用いて遊技を行なう遊技機、例えば、スロットマシン等に併設される装置である。本実施の形態では、遊技媒体としてメダルを用いる場合について説明する。なお、遊技媒体は、メダルのような円板状の遊技媒体に限定されず、矩形板状、あるいは、多角形板状など、従来公知の様々な形状の遊技媒体が使用可能である。また、遊技機がパチンコ機の場合、遊技媒体はパチンコ玉である。
遊技媒体貸出機10は、筐体12と、筐体本体14と、ビルバリユニット16と、制御部18と、払い出しホッパ20と、ノズルシュート22と、ノズル24と、計数遊技媒体受け皿26と、受け皿用蓋28と、計数ホッパ21とを含んで構成されている。
筐体本体14は、縦長直方体形状を呈し、底板1402と、底板1402の両側から起立する一対の側板1404と、側板1404の上端を接続する天板1406とを含んで中空状に構成されている。
筐体本体14の正面側の開口である正面開口部1410は複数の正面板で閉塞され、背面側の開口である背面開口部は複数の背面板で閉塞され、これにより筐体12が構成される。
筐体12の内部には、上から順番にビルバリユニット16、制御部18、払い出しホッパ20、計数ホッパ21が収納されている。
複数の正面板は、ビルバリユニット用正面板16A、制御部側正面板18A、補給扉30、下部正面板32を含んで構成されている。
ビルバリユニット16は、遊技者が投入する貨幣を識別するものであり、正面開口部1410のうちビルバリユニット16の正面側はビルバリユニット用正面板16Aで閉塞され、ビルバリユニット用正面板16Aには、貨幣を投入する貨幣投入口1602が設けられている。
制御部18は、制御部筐体1810(図2参照)と、制御部筐体1810の内部に収容された制御部本体とを備え、制御部本体は、遊技媒体貸出機10の各種制御を行なうものである。
正面開口部1410のうち制御部18の正面側は制御部筐体1810と一体に形成された制御部側正面板18Aで閉塞され、制御部側正面板18Aには、カード挿入口1802、タッチパネル式モニタ1804が設けられている。
カード挿入口1802には、遊技者を識別する情報又はカード固有の識別情報が記録されたカードが挿入され、制御部18によってカードの情報の読み取り、書き込みがなされる。
タッチパネル式モニタ1804には、払い出したメダル数、獲得したメダル数などの遊技者の遊技状況が制御部18によって表示される。
ノズルシュート22は、払い出しホッパ20から払い出されたメダルを受け入れてノズル24に導く部分であり、ノズルシュート22は、下部正面板32に一体に形成されている。
ノズル24は、ノズルシュート22から導かれたメダルを遊技機の下皿(不図示)に導くものであり、ノズルシュート22に揺動可能に結合されたノズル本体2402と、ノズル本体2402の先端に設けられたノズルトップ2404とを含んで構成される。
正面開口部1410の下部には下部正面板32が着脱可能に取着されており、補給扉30で閉塞される正面開口部1410の部分の下方から正面開口部1410の下端までが下部正面板32で閉塞される。したがって、払い出しホッパ20や計数ホッパ21は下部正面板32で隠される。
計数ホッパ21は、計数遊技媒体受け皿26に投入されたメダルの枚数を計数するものであり、メダルの計数結果は制御部18に伝達される。
下部正面板32は、筐体12の内部と反対に位置する正面3202を有し、この正面3202は筐体12の正面を構成している。
計数遊技媒体受け皿26は、下部正面板32の正面3202でノズルシュート22の上に設けられている。
図3、図4に示すように、制御部18の下方には、メダル補充用の遊技媒体貯留部34と、遊技媒体貯留部34の開口部36を開閉する補給扉30と、補給扉30の施錠、解錠を行なうロック機構40とが設けられている。
遊技媒体貯留部34は、遊技媒体補給用の開口部36と、開口部36に続き開口部36に供給された遊技媒体を払い出しホッパ20に導く補給路38とを備えている。
開口部36は、筐体正面で制御部側正面板18Aの下方に位置し、正面開口部1410の一部で構成されている。
図2、図4に示すように、遊技媒体貯留部34の上方は貯留部上壁42で仕切られており、詳細には、貯留部上壁42により払い出しホッパ20の上方空間の上方および補給路38の上方が仕切られている。
貯留部上壁42は、制御部18が載置される底壁を構成している。
また、補給路38の下方は補給路底壁で仕切られており、補給路底壁は、図4に示す底壁部材44の底壁部4402により構成され、底壁部材44は取り付け片4404を介して筐体12に取着されている。
なお、遊技媒体貯留部34は、払い出しホッパ20の上方空間および補給路38の補給路底壁の上方空間を含んで構成されている。そして、遊技店の係員が開口部36から遊技媒体を補給する際に、払い出しホッパ20は無論のこと払い出しホッパ20の上方空間全域および補給路38の補給路底壁の上方空間全域まで遊技媒体を充填する。すなわち、補給路38は遊技媒体の貯留部としても機能するため、遊技媒体貯留部34は補給路38を含んで構成されている。
図4に示すように、補給扉30は、底壁部材44、ヒンジ46を介して筐体12に取着されている。
図4、図5(A)〜(C)に示すように、補給扉30は、開口部36を閉塞した状態で、筐体12の正面を構成する正面板48と、正面板48の左右両側から筐体本体14の内部に向けて突設された左右の側板50とを有している。
正面板48は、開口部36を閉塞した状態で最も外側に位置する化粧板4802と、化粧板4802の背面にねじで取着される正面板本体4804とで構成されている。
補給扉30は、開口部36を開放した全開状態と、図4に示すように、開口部36を閉塞した閉塞状態との間で揺動する。
左右の側板50の後端には、ヒンジ46の支軸4602に対して放射方向に突出する係止突起5002が設けられている。
係止突起5002が、筐体本体14の側板1404に取着されたストッパ1420に当接することで、補給扉30は開口部36の全開状態で係止される。
また、正面板本体4804が、開口部36の上縁に当接することで、開口部36は全閉状態となる。
なお、補給扉30の左右の側板50は、補給扉30を開いた際に、補給扉30の左右両端と筐体本体14の一対の側板1404の前端縁との間に生ずる空隙を塞ぐことで、補給扉30の上方から開口部36に向けて遊技媒体の補給を円滑に行えるようにするためのものである。この左右の側板50は、図2に示すように、補給扉30を閉じると、補給路38の両側に配置された筐体用側板部材1430と一対の側板1404との間に収容される。
図5(A)〜(C)に示すように、正面板本体1404の背面には、後段の図7、図8にて説明する第2のロック機構62の係合部材68が係合する被係合部材52が取着されている。
図6に示すように、被係合部材52は、取り付け板部54と、被係合部56とを含んで構成されている。
取り付け板部54は、上下の高さと左右の幅とを有する矩形板状を呈し、厚さ方向の一方の面が正面板本体1404の背面に重ね合わされる正面54Aとなっており、反対側の面が背面54Bとなっている。
取り付け板部54の正面54Aの幅方向の一側寄りの箇所には正面54A側に突出する位置決め凸部5402が形成され、取り付け板部54の正面54Aの幅方向の他側寄りの箇所には上下に延在し厚さ方向に貫通するねじ挿通溝5404が形成されている。
取り付け板部54の上縁から背面54B側に起立する起立壁58が設けられ、被係合部56は、この起立壁58の先端から上方に延在する壁部で構成されている。
被係合部56は後述する第2のロック機構40の係合部材68が係合する箇所である。
また、正面板本体1404の不図示の位置決め孔は上下に間隔をおいて設けられた上側位置決め孔と下側位置決め孔との2つ設けられている。
したがって、被係合部材52は、図9(A)に示すように、位置決め凸部5402が不図示の上側位置決め孔に挿入された第1の位置P1と、図9(B)に示すように、位置決め凸部5402が不図示の下側位置決め孔に挿入された第2の位置P2との何れかの位置に選択的に取り付け可能に設けられている。
図5(A)〜(C)に示すように、被係合部材52は、取り付け板部54の正面54Aを正面板本体1404の背面に重ね合わせた状態で、位置決め凸部5402が不図示の上側位置決め孔あるいは下側位置決め孔に挿入されると共に、ねじ挿通溝5404に挿通されたねじ59が正面板本体1404の不図示のねじ孔に螺合することで正面板本体1404の背面に取着される。
なお、第1の位置P1は、被係合部56を後述する第2のロック機構62の係合部材68に対して係脱可能とする位置であり、第2の位置P2は、被係合部56を後述する第2のロック機構62の係合部材68に対して係脱不能とする位置である。
ロック機構40は、図4に示す第1のロック機構60と、図7、図8に示す第2のロック機構62とを含んで構成されている。
第1のロック機構60は、補給扉30の施錠および解錠を手動により行なうものである。
図4、図5に示すように、第1のロック機構60は、キーシリンダ6002と、フック6004と、係止片6006とを含んで構成されている。
キーシリンダ6002は、化粧板4802の上部と正面板本体4804の上部とにわたり貫通形成された孔49に取着されている。
フック6004は、キーシリンダ6002の出力軸に設けられ、キーシリンダ6002のキー孔に専用のキーが差し込まれて操作されることで回動する。
係止片6006は、開口部36の上縁に設けられ、すなわち、筐体12側に設けられている。
すなわち、キーシリンダ6002の操作によりフック6004を回動させて係止片6006に係脱させることで、第1のロック機構60による補給扉30の施錠、解錠がなされる。
図7、図8に示すように、第2のロック機構62は、補給扉30の施錠、解錠を第1のロック機構60とは別に行なうものである。
第2のロック機構62による補給扉30の施錠は、手動によって行なうものであってもよく、あるいは、補給扉30で開口部36を閉じることにより機械的に自動的に行なわれるものであってもよく、あるいは、遠隔制御により電気アクチュエータ64を作動させることで行なわれるものであってもよい。
本実施の形態では、第2のロック機構62による補給扉30の施錠が補給扉30で開口部36を閉じることにより機械的に自動的に行なわれる場合について説明する。
第2のロック機構62による補給扉30の解錠は、遠隔制御により電気アクチュエータ64を作動させることで行なう。
より詳細に説明すると、第2のロック機構62は、電気アクチュエータ64と、リンク機構66と、係合部材68と、被係合部材52とを含んで構成されている。
電気アクチュエータ64は、遠隔制御によって作動するものであり、具体的には、制御部がリモートコントローラから解錠指令信号を受信すると、制御部18が電気アクチュエータ64に駆動信号を供給し、これにより電気アクチュエータ64が作動する。
本実施の形態では、電気アクチュエータ64は、直動式の電磁ソレノイド64Aで構成されており、電磁ソレノイド64Aは、コイル部6402と、コイル部6402に対して進退運動を行うプランジャ6404とを備えている。
なお、電気アクチュエータ64としては、直動式の電磁ソレノイド64Aに限定されず、回転式の電磁ソレノイド64A、モータなどの電気アクチュエータ64に加え空気アクチュエータ、油圧アクチュエータなどの従来公知の様々なアクチュエータが使用可能である。
例えばプランジャ6404は、不図示のコイルスプリングにより常時上方に向かって付勢されており、コイル部6402に駆動信号が供給されない非作動時には、コイル部6402から突出する進出位置に存在する。コイル部6402に駆動信号が供給された作動時には、プランジャ6404は、コイルスプリングの付勢力に抗してコイル部6402の内部に引きこまれた吸引位置に移動する。
電磁ソレノイド64Aは、制御部筐体1810の内部に収容され、言い換えると、制御部18に配置されている。
制御部18が筐体12の内部に収容された状態で、電磁ソレノイド64Aは、貯留部上壁42の直上に位置する制御部筐体1810の内部の箇所に配置され、本実施の形態では、制御部筐体1810の下部の前部で左側部寄りの箇所に配置されている。
電磁ソレノイド64Aは、制御部18が筐体12の内部に収容された状態でプランジャ6404の先端が制御部筐体1810の上方を向くように配置されている。
リンク機構66は、電磁ソレノイド64Aと共に制御部筐体1810の内部に設けられている。
リンク機構66は、プランジャ6404の先端に連結され、プランジャ6404の移動により係合部材68を動かすものである。
リンク機構66は、アーム70と、スライド板72とを含んで構成されている。
アーム70は、制御部筐体1810の前後方向に延在する細長形状を呈し、アーム70の後端が支軸7002を介して制御部筐体1810に揺動可能に支持され、アーム70の中間部がプランジャ6404の先端にピン7004を介して連結され、アーム70の前端がスライド板72の上端にピン7006を介して連結されている。
アーム70は、図7に示すように、プランジャ6404の進出位置でアーム70の前端が後端よりも上方に変位した傾斜位置となり、図8に示すように、プランジャ6404の吸引位置でアーム70の前端が後端と同じ高さとなる水平位置となる。
スライド板72は、制御部筐体1810の上下方向に延在する細長形状を呈し、制御部筐体1810に設けられた支持部材74によって上下にスライド可能に支持されている。
スライド板72の下端に対応する貯留部上壁42の箇所には、スライド板72の下端が挿通可能な孔部4202が形成されている。
スライド板72は、図7に示すように、プランジャ6404の進出位置でアーム70を介して上方に移動した状態となる。このときスライド板72の下端7202は、制御部筐体1810の内部に位置し、言い換えると、スライド板72の下端7202は貯留部上壁42の上方に位置した退避位置となる。
スライド板72は、図8に示すように、プランジャ6404が吸引位置に移動するとアーム70を介して下方に移動し、スライド板72の下端7202は、孔部4202を介して貯留部上壁42の下方に突出する突出位置となる。
係合部材68は、アーム部6802と、被当接部6804と、係合爪6806と、軸受部6808と、付勢部材6812とを含んで構成されている。
アーム部6802は、細長形状を呈し筐体12の前後方向に延在している。
被当接部6804は、アーム部6802の後端に設けられ、孔部4202の下方に配置されている。
係合爪6806は、アーム部6802の前端に設けられ、補給扉30の正面板本体4804の被係合部材52に対して係脱可能に設けられている。
係合爪6806は、筐体12の後方に向かうにつれて下方に変位する傾斜面6806Aと、傾斜面6806Aの後端から上方に延在する係合面6806Bとを備えている。
軸受部6808は、アーム部6802の中間部に設けられている。貯留部上壁42から支持片4210が下方に突設され、この支持片4210に設けられた支軸6810が軸受部6808を挿通し、これにより係合部材68は筐体12に対して揺動可能に支持される。
係合部材68は、図7に示すように、係合面6806Bが被係合部材52の被係合部56に係合する係合位置と、図8に示すように、係合面6806Bが被係合部材52の被係合部56から上方に退避した非係合位置との間で支軸6810を支点として揺動可能である。
付勢部材6812は、捻じりコイルばねで構成され、捻じりコイルばねの一端は支持片4210に係止し、他端はアーム部6802に係止している。
付勢部材6812は、係合部材68が係合位置(図7)に存在するように係合部材68を常時付勢している。
なお、係合爪6806と被係合部56が離れた補給扉30の開いた状態で、かつ、スライド板72の下端7202が貯留部上壁42の上方に離れたスライド板72の退避位置に存在する状態において、係合部材68は付勢部材6812に付勢されて被当接部6804が貯留部上壁42に当接した状態の、係合待機位置に存在する。
この係合待機位置において係合爪6806は、係合面6806Bが被係合部材52の被係合部56に係合する係合位置よりも僅かに下方に位置している。
第2のロック機構62による施錠は、以下のようになされる。
補給扉30の被係合部材52が第1の位置P1に設定されており、また、補給扉30が全開状態にあるものとする。
プランジャ6404は、電磁ソレノイド64Aに駆動信号が供給されていないために進出位置に存在している。これによりアーム70が傾斜位置でスライド板72の下端7202が退避位置に存在している。このときスライド板72の下端7202は被当接部6804の上方において離れた状態となっており、係合部材68は付勢力によって係合待機位置に存在している。
補給扉30を閉塞方向に向かって揺動させると、補給扉30側の被係合部材52の被係合部56が係合部材68の係合爪6806の傾斜面6806Aに当接し、付勢部材6812の付勢力に抗して係合爪6806が係合待機位置から上方に変位する。
補給扉30のさらなる揺動により補給扉30が全閉状態となると同時に、被係合部56が係合爪6806の傾斜面6806Aを乗り越える。被係合部56が係合爪6806の傾斜面6806Aを乗り越えた後には、付勢部材6812の付勢力により係合爪6806が下方に変位して係合爪6806が係合位置に移動する。このとき、係合爪6806の係合面6806Bに被係合部56が係合した状態となり、図7に示すように、第2のロック機構62による補給扉30の施錠がなされる。
したがって、第2のロック機構62による補給扉30の施錠は、補給扉30で開口部36を閉じることにより機械的に自動的に行なわれる。
第2のロック機構62による解錠は、以下のようになされる。
図7に示すように、補給扉30側の被係合部材52が第1の位置P1に設定されており、また、補給扉30が全閉状態にあるものとする。
補給扉30が開口部36を閉塞した閉塞状態で、リモートコントローラを用いて制御部18に解錠指令信号が送信されると、制御部18により駆動信号が電磁ソレノイド64Aに供給され、プランジャ6404が進出位置から吸引位置へと移動する。この動作により、アーム70が水平位置まで回動して、スライド板72の下端7202が突出位置に移動する。すると、スライド板72の下端7202が被当接部6804を下方に押圧する。被当接部6804が下方に押圧されると、図8に示すように、係合部材68は付勢力に抗して揺動して、係合爪6806が上方に退避して非係合位置に移動するので、係合爪6806と被係合部56との係合が解除される。
したがって、第2のロック機構62による補給扉30の解錠は、遠隔制御によってなされる。
なお、図10に示すように、補給扉30側の被係合部材52を第2の位置P2に設定した状態では、係合部材68が係合位置に移動しても、係合爪6806と補給扉30側の被係合部材52の被係合部56とが上下方向に離間しているため、係合爪6806と被係合部56と係合はなされない。
したがって、第2のロック機構62による補給扉30の施錠が不能となり、第2のロック機構62の機能が無効化される。この場合は、第1のロック機構60を用いた補給扉30の施錠、解錠のみが可能となる。
次に、第1のロック機構60および第2のロック機構62を併用した場合の補給扉30の施錠について説明する。
遊技店の係員による遊技媒体の遊技媒体貯留部34への補充作業が終了すると、係員は、補給扉30を閉塞方向に向かって揺動させる。
すると、前述したように、補給扉30の揺動により、第2のロック機構62による補給扉30の施錠が機械的に自動的になされる。
さらに、係員がキーをキーシリンダ6002のキー孔に挿入して回動させることによりフック6004が回動して係止片6006に係合し、第1のロック機構60による補給扉30の施錠がなされる。
このように第1、第2のロック機構60、62の双方により補給扉30の施錠がなされ補給扉30は2重ロックされることになる。
次に、第1のロック機構60および第2のロック機構62を併用した場合の補給扉30の解錠について説明する。
まず、係員は、遊技媒体の遊技媒体貯留部34への補充作業を行なうに先立ってリモートコントローラを用いて制御部18に解錠指令信号を送信する。
これにより、前述したように第2のロック機構62による補給扉30の解錠がなされる。
次いで、係員がキーをキーシリンダ6002のキー孔に挿入して回動させることによりフック6004が回動して係止片6006との係合が解除され、第1のロック機構60による補給扉30の解錠がなされる。
なお、第1のロック機構60による解錠を先に行ない、次いで第2のロック機構62による解錠を行っても良い。
このように第1、第2のロック機構60、62の双方により補給扉30の解錠がなされ補給扉30は2重ロックが解除されることになる。
本実施の形態では、ロック機構40が、補給扉30の施錠および解錠を手動により行なう第1のロック機構60と、補給扉30の解錠を、遠隔制御により電気アクチュエータ64を作動させることで行なう第2のロック機構62とを含んで構成されている。
したがって、補給扉30が第1のロック機構60および第2のロック機構62の双方により施錠されるため、仮に遊技店の係員以外の者が補給扉30のキーを不正に入手して第1のロック機構60の補給扉30の解錠を行なえたとしても、第2のロック機構62の補給扉30の解錠を行なうことができない。
また、第2のロック機構62の解錠は、遠隔制御によって行なうため、不正を行おうとする者が第2のロック機構62の解錠を行なうことは不可能である。
そのため、補給扉30が不正に解錠されることを阻止し、遊技媒体が抜き取られるなどの不正行為の発生を未然に防止する上で有利となる。
また、本実施の形態では、第2のロック機構62による補給扉30の施錠は、補給扉30で開口部36を閉じることにより機械的に自動的に行なわれるようにしたが、第2のロック機構62による補給扉30の施錠は、手動により行なわれるようにしてもよく、あるいは、遠隔制御により電気アクチュエータ64を作動させることで行なわれるようにしてもよい。
しかしながら、本実施の形態のように補給扉30で開口部36を閉じることにより補給扉30の施錠が機械的に自動的に行なわれるようにすると、補給扉30を施錠する際の操作が簡単となり、遊技媒体の補給作業の効率化を図る上でより有利となる。
また、本実施の形態では、開口部36の上方で筐体12の内部に、遊技媒体貸出機10の制御を司る制御部18が設けられ、電気アクチュエータ64を構成する電磁ソレノイド64Aが制御部18に配置されている。
したがって、制御部18から電磁ソレノイド64Aに駆動信号を伝達するための配線部材の長さが最短で済みコストを抑制することができ、また、制御部18および電磁ソレノイド64Aの保守作業を効率よく行なう上で有利となる。
なお、遊技媒体は、上述のように遊技媒体貯留部34が満杯となるまで補充されがちであり、したがって、遊技媒体貯留部34に充填された遊技媒体の圧力が閉塞された補給扉30に加わることが多い。
そのため、第2のロック機構62を構成する係合部材68の係合爪6806と補給扉30側の被係合部材52の被係合部56との間にも荷重が加わる。
したがって、このような荷重に抗して係合部材68を揺動させるに足る大きな駆動力の電磁ソレノイド64Aは、外形が大きなものとなる。
このように外形が大きい電磁ソレノイド64Aを遊技媒体貯留部34に配置すると、遊技媒体貯留部34の容積が減ってしまうが、本実施の形態のように、電磁ソレノイド64Aを制御部18に配置すれば、遊技媒体貯留部34の容積を確保する上で有利となり、一度の補給作業でより多くの遊技媒体を補給でき、係員による遊技媒体の補給作業の効率化を図る上で有利となる。
また、本実施の形態では、被係合部材52は、係合部材68に係脱可能な第1の位置P1と、係合部材68に係脱不能な第2の位置P2との何れかの位置に選択的に取り付け可能に設けられている。
したがって、遊技店の事情によって第1のロック機構60のみを使用して、第2のロック機構62は使用しないといった要求がある場合に、被係合部材52を第2の位置P2に取り付けるといった簡単な作業により第2のロック機構62を無効化することができる。
また、遊技店の事情によって第2のロック機構62を追加したいという要求がある場合には、被係合部材52を第1の位置P1に取り付けるといった簡単な作業により第2のロック機構62を有効化することができる。
そのため、遊技店の要求に対して複雑な作業を要すること無く柔軟に対応することができ、遊技媒体貸出機の商品価値を高める上で有利となる。
なお、第2のロック機構62により補給扉30が施錠された状態で制御部18が故障するなどしてリモートコントローラによる遠隔制御が不能となると、補給扉30を開くことができなくなる。このような場合に補給扉30を開くために以下の様な構成を設けておくことが考えられる。
すなわち、図11に示すように、係合部材68に近接した筐体本体14の側板1402の箇所にロック解除用の孔1420を設け、あるいは、図12に示すように、開口部36の上縁のうち係合部材68に近接した箇所にロック解除用のスリット1422を設けておくことが考えられる。
この場合、孔1420あるいはスリット1422からロッドを挿入し、ロッドの先端で係合部材68を操作して係合部材68と被係合部材52との係合を解除し、第2のロック機構62を強制的に解錠すればよい。
10 遊技媒体貸出装置
12 筐体
18 制御部
1810 制御部筐体
30 補給扉
36 開口部
40 ロック機構
52 被係合部材
60 第1のロック機構
62 第2のロック機構
64 電気アクチュエータ
68 係合部材6

Claims (3)

  1. 遊技機に併設される遊技媒体貸出機であって、
    筐体の正面に設けられた遊技媒体補給用の開口部と、
    前記開口部を開閉する補給扉と、
    前記補給扉を施錠、解錠するロック機構とを有し、
    前記ロック機構は、前記補給扉の施錠および解錠を手動により行なう第1のロック機構と、前記補給扉の施錠を行なうと共に前記補給扉の解錠を、遠隔制御によりアクチュエータを作動させることで行なう第2のロック機構とを含んで構成されており、
    前記第1のロック機構と前記第2のロック機構とは互いに独立したロック機構であり、前記補給扉の施錠及び解錠を別に行う2重ロック機構であり、
    前記第2のロック機構は、係合部材を、前記補給扉側の被係合部材に係脱することで前記補給扉の施錠、解錠を行なうように構成され、
    前記被係合部材は、前記係合部材に係脱可能な第1の位置と、前記係合部材に係脱不能な第2の位置との何れかの位置に選択的に取り付け可能に設けられている、
    ことを特徴とする遊技媒体貸出機。
  2. 前記第2のロック機構による前記補給扉の施錠は、前記補給扉で前記開口部を閉じることにより機械的に自動的に行なわれ、あるいは遠隔制御によりアクチュエータを作動させることで行なわれる、
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技媒体貸出機。
  3. 前記開口部の上方で前記筐体の内部に、前記遊技媒体貸出機の制御を司る制御部が設けられ、
    前記アクチュエータは、前記制御部に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の遊技媒体貸出機。
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