JP4330365B2 - 台間メダル貸機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、遊技機に隣接して設置され、使用済みになったカードを収納するカード収納部を備えた台間メダル貸機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコホール等の遊技店では、前払いでプリペイドカードを購入し、そのカードを遊技媒体貸機に投入して、遊技に必要な分だけの遊技媒体(パチンコ玉やメダル)を購入する。この時に、プリペイドカード(磁気記憶媒体やICカードなど)に記録されていた金額から購入した遊技媒体の金額分が遊技媒体貸機に設置されたカードリーダ・ライタにより減算され、減算された残りの分が残高としてカードに記録されるようになっている。そして、残高が『0』になると、その残高『0』カードは、使用済みカードとして、遊技者へ返却されていた。(以下残高『0』カードを使用済みカード、プリペイドカードをカードと記す。)
【0003】
しかし、上記のように使用済みカードを遊技者に返却を行っても、使用済みカードはゴミとして捨てられ、最終的には破棄されることとなり、遊技店の運営上でのライニングコストの負荷になったり、資源の有効活用ができないという観点から遊技店にとって望ましいものではなかった。また、この使用済みカードが不正カードに利用されてしまう恐れもあるので、使用済みカードを効率良く回収できる遊技媒体貸機が要望されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−313722号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2000−135371号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2001−070606号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
近年、遊技店のパチンコ遊技機が設置された遊技島においては、特徴である直線的な遊技島の構成を活かし、特開平07−313722号に提案されたプリペイドカード回収装置にあっては、遊技媒体貸機の背面側に相当する遊技島内部にプリペイドカードを回収するための直線状に形成された搬送路が設置され、使用済みのプリペイドカードを島端で回収できるカード回収装置が提案されている。しかし、遊技店のデザイン上で、遊技機(特にスロットマシン)の配置を直線的に設けていない変形配置の遊技島(例えば、遊技機を湾曲曲線上に配置した場合、遊技機を屈曲曲線上に配置した場合)も増えてきているので、このような場合には遊技島内に直線的に搬送路を設置することが困難であり、設置できない場合があった。
【0008】
また、特開2000−135271号に提案された台間玉貸機にあっては、パチンコ遊技島に設置された台間玉貸機の背面に使用済みカードを収容する外部スタッカが設けられた台間玉貸機が提案されている。この台間玉貸機のスタッカは前記のような変形配置の遊技島における使用済みカードの回収には有効である。しかし、台間玉貸機の背面に設けられ、遊技島内部にあるために、使用済みカードの回収を行う場合には、予め遊技機の扉を開け遊技島内に手を挿入して使用済みのカードの回収を行ったり、台間玉貸機を引き出してから台間玉貸機の背面にあるスタッカ内から使用済みカードの回収を行ったりしなければならず、使用済みカードの回収時における煩わしさ感を感じたり、作業者の負荷になったりしていた。
【0009】
また、特開2001−070606号に提案された使用済みカード回収装置にあっては、パチンコ遊技島に設置された台間玉貸機の内部に設けられた使用済みカードを収容する収納部が信号により前方に突出する台間玉貸機が提案され、前記収納部はロック手段によって作動を制限されている。しかし、この場合は台間玉貸機に対して、収納部が突出するように成すには、収納部を突出させる機構が必要になるので、台間玉貸機内に専用スペースを設けなければならず、台間玉貸機としての構造が複雑になり、コスト高であった。また、前記収納部を突出させる機構を含めた収納部をメダル貸機に設ける場合には、メダル貸機内部に設けられたメダル払出機へのメダル補給を行うために必要となるメダル補給口とは別に、前記収納部の設置スペースをメダル貸機内部に設けなければならないので、メダル貸機内の構造も複雑になり、コスト高であった。更に、前記収納部から使用済みカードを回収する際には収納部を十分に前方(遊技者方向)へ突出させてからでないと、使用済みカードの回収作業が行えないといった煩わしさを伴っていた。
【0010】
本発明の目的は、以上の点を鑑み、遊技機(特にスロットマシン)が変形配置された様々な遊技島においても設置可能であり、メダル貸機内の空きスペースを有効に活用すると共にメダル補給口からの使用済みカードの回収作業を容易に行えるように成したメダル貸機を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1によれば、遊技機に隣接して設置され、カードを投入可能なカード投入口と、投入されたカード内のデータを読み書きし、使用済みカードと判断したカードを排出する排出口を設けたカードリーダ・ライタと、所定枚数のメダルを遊技機に供給するメダル払出機と、前記メダル払出機から供給されたメダルを遊技機の下皿に供給するメダル供給装置と、前記メダル供給装置に対して水平回動自在に設けられたメダル供給管とを備えた台間メダル貸機において、
前記カード投入口の下方に前記メダル払出機へメダルの補給を行うためのメダル補給口が備えられ、前記メダル補給口の前面に、メダル補給口を開閉するメダル補給扉と、前記メダル補給扉に設けられた開閉錠部と、を設け、前記メダル補給口の内部に、前記開閉錠部の少なくとも一部を係止することでメダル補給扉をロックする係止受部と、前記カードリーダ・ライタの排出口の直下に位置して前記使用済みカードを受け入れるカード収納口と底面に対して斜めに配置された傾斜部材とが設けられ該傾斜部材により使用済みカードの長辺側を下方にして斜めに略起立積層状態で収納するように成した使用済みカードを収納するカード収納部と、を設け、前記カード収納口は、カード収納部に備えられた姿勢保持部と回収支持部と回動手段とによって、水平待機姿勢と傾斜回収姿勢とに回動可能なように構成され、前記メダル補給扉を開放した際に、メダル補給または使用済みカードの回収のためにカード収納口を傾斜姿勢に回動させる回収支持部の操作を可能にしたことを特徴とする台間メダル貸機の構成によって目的が達成される。
【0012】
本発明の請求項2によれば、前記係止受部は、台間メダル貸機の外部からの開錠信号により前記メダル補給扉との係止を解除するように係止受部を動作させることでメダル補給扉を開かせると同時に、前記カード収納口が前記メダル補給口の方向へ向くように前記カード収納部を回動させる連動機構を構成したことを特徴とする台間メダル貸機の構成によって目的が達成される。
【0013】
本発明の請求項3によれば、前記メダル供給装置は、胴体部と回転部とメダル供給管と回転軸とで略水平回動自在に構成され、前記メダル供給管は、前記回転部と共通の上下動自在な回転軸によって伸縮自在な構成としたことを特徴とする台間メダル貸機の構成によって目的が達成される。
【0014】
本発明の請求項4によれば、前記メダル供給装置は、周壁を形成した載置スペースを備えたことを特徴とする台間メダル貸機の構成によって目的が達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、各図面に基づいて本発明の台間メダル貸機10について詳細に説明する。
図1は、本発明の台間メダル貸機10が設置された遊技機島1を示している。遊技機島1は、遊技機3(以下、スロットマシン3と記す)および台間メダル貸機10とから構成される。
図2は、台間メダル貸機10の正面外観図である。
台間メダル貸機10は、スロッマシン3と1対1で隣接して配置され、略矩形状の本体部11と、本体部11の前面上部に設けられた表示部18と、本体部11の前面の上部右側に設けられた長方形状の開口部から成るカード投入口12と、本体部11の前面の上部左側に設けられた貸し出し金額の選択や投入したカード返却の要求等の操作を行うためテンキー等により形成された操作部13と、前記カード投入口12及び操作部13の下部に位置し本体部11とほぼ同じ幅で開口したメダル補給口23と、メダル補給口23をしっかりと覆うように本体部11前面に取り付けられ、その一辺に設けられた扉回転軸22と扉回転軸22に設けられた付勢部材(図示せず)より回動自在と成したメダル補給作業や使用済みカードの回収作業時に開閉するメダル補給扉部20と、前記メダル補給扉20に設けられメダル補給扉20をロックする開閉錠部21と、本体部11の前面の下方に設けられスロットマシン3の下皿4内にメダルを供給するメダル供給装置120とで構成されている。
【0016】
図3は、台間メダル貸機10の左側面内部構成の概略図である。
前記本体部11内部には、カードリーダ・ライタ14と、供給制御部15と、メダル払出機16と、係止受部30と、回収支持部31と、係止受部30を含んだ連動機構40と、カード収納部50とが設けられている。
前記カード投入口12から投入されたカード内のデータ(金額データ)を読み取り、前記操作部13により遊技者が選択した貸し出し度数(金額)分を減算したデータを再び、カードに書き込む等のデータ処理を行うカードリーダ・ライタ14がカード投入口12の背面側に連設されている。更に、カードリーダ・ライタ14において、残高データが『0』と判断されたカードを使用済みカードPとして排出する排出口がカードリーダ・ライタ14の下面に設けられている。また、前記本体部11内部には、遊技者が選択した度数(金額)に相当する所定数のメダルを供給するためのメダル供給を制御する供給制御部15が設けられている。カードリーダ・ライタ14は供給制御部15と電気的に接続され、遊技者が選択した貸し出し度数を供給信号として供給制御部15へ送信するように成していて、その供給信号を受信した供給制御部15は後述するカード収納部の下方に設けられたメダル払出機16を動作させ、所定枚数のメダルをメダル払出機16からメダル供給装置120を介して、スロットマシン3の下皿4へ供給するように成っている。また、台間メダル貸機10内にメダル払出機16を設けずに、スロットマシン3へ遊技者が選択した度数(金額)に相当する所定枚数分のメダルを貸し出しデータ(クレジット・データ)として供給制御部15からスロットマシン3へ送信するように設けたり、台間メダル貸機10の供給制御部15からスロットマシン3のメダル払出機15を動作させて、遊技者へメダルを供給するようにしても良い。また、台間メダル貸機11に紙幣識別機や硬貨選別機を設けてメダルの供給を行えるように成したり、前記操作部の操作により投入された紙幣や硬貨の価値に相当する金額データをカード内に記憶させるように成しても良い。
【0017】
そして、前記カードリーダ・ライタ14の下部には、カードリーダ・ライタ14の排出口14aから排出された使用済みカードPを受け入れるカード収納口51が上面側に形成され、樹脂製の2枚の側面板51aと前面板51bと背面板51cと底板51dで一体成型の略矩形状を成し、その内部には傾斜部材55が取り付けられたカード収納部50が設けられている。カード収納部50及びカード収納口51は、カードリーダ・ライタ14の排出口14aより排出され、その長辺側を下方にして垂直に落下してくる使用済みカードPを受け入れるだけの十分な大きさを成し、側面板51a、前面板51b及び背面板51cも落下してきた使用済みカードが飛び出してしまうことがないような十分な高さを成している。カード収納部50は、後述する係止受部30側の側面板51aの一部に設けられた姿勢保持部52が、係止受部30に設けられた回収支持部31の一部を成す係止片32と当接することで、カード収納部50を上向水平に支持されるように成している。また、カード収納部50の側面板51aの一部には、カード収納部50がメダル補給口23の方向に回動可能なように支持する回動支持部53が設けられ、カード収納部50の背面板51cの一部に接続された付勢部材54aから成る回動緩和部54がその付勢力によりカード回収部50の回動速度を緩和するように設けられている。更に、カード収納部50は、回収支持部31に設けられた係止片32の動作により姿勢保持部52との当接状態が解除されることで、本体部11前面に設けられたメダル補給口23の方向にカード収納口51が向くように、前記回動支持部53を支点として、本体部11内を下方へ回動するように成している。
【0018】
尚、前記の説明では前記カード収納部50の回動動作において、回動動作部を設けていないが、回動動作部としてギヤードモータなどの動力を設けて、カード収納部50を回動自在に成しても良く、カード収納部50の回動動作を始動させるための操作を台間メダル貸機10の前面に設けられた操作部13で行えるように成したり、メダル補給口23内にスイッチ等の操作手段を設けても良い。また、傾斜部材55を着脱可能に設け、台間メダル貸機10で使用される記憶媒体がICコイン等の小型記憶媒体の場合には、傾斜部材55を取り外して、小型記憶媒体を収納できるように設けたり、カード収納部50内に収納された媒体を回収時には、カード収納部50を台間メダル貸出機10の本体部11から取り外すことが可能に構成しても良い。
【0019】
前記カードリーダ・ライタ14の排出口14aから排出された使用済みカードPは、カード収納部50の底板51dに対して傾斜して設けられた傾斜部材55に当接することで落下の衝撃を吸収され、更に、傾斜部材55に当接した使用済みカードPの下端は傾斜部材55により形成された斜辺55a上を下方(カード収納部50の底板51d)へ向かって滑り落ちるように成している。また、傾斜部材55の斜辺55aをカード収納部50の底板51dまで滑り落ちた使用済みカードPの側面上端近傍が、カード収納部50の側板51a上の上端近傍の内面一部に設けられた突出部56と当接することにより、使用済みカードPの上端は傾斜部材55方向に押し戻され、傾斜部材55の一部もしくは底板51dと側面板51aに当接し、斜めに起立したままの状態で収納される。そして、カードリーダ・ライタ14の排出口14aから排出されてくる後続の使用済みカードPは、先に収納された使用済みカードPの上を滑り落ち、先に収納されている使用済みカードPの上に後続の使用済みカードPは順次積層されるように成している。カード収納部50をカードリーダ・ライタ14の排出口14aに対してカード収納口51を垂直に配したので、排出口14aから排出され落下してくる使用済みカードPを確実に収納することが可能であり、傾斜部材55に使用済みカードPが落下の勢いを吸収するように成したので、カード収納部50内に落下した使用済みカードPがカード収納部50の側面板51a等から飛び出してしまう不具合もない。
【0020】
また、前記カード収納部50には、カード収納部50内に収納された使用済みカードPの有無を検知するためのカード検出センサー57と、カード収納部50内の使用済みカードPの収納状態(特に満杯)を検知する満杯センサー58とが設けられ、前記供給制御部15と電気的に接続され制御されている。満杯センサー58でカード収納部50内に収納された使用済みカードPの収納枚数が上限に達したことを検知すると供給制御部15は表示部18や外部管理装置60(ホールコンピュータや島管理装置)等に満杯信号を送信するように成し、使用済みカードの回収作業を促すように成している。
【0021】
次に、本発明の実施例における係止受部30の連動機構40について説明する。
図6は、連動機構40の上面図である。図7は、連動機構40の部分断面斜視図である。図8は、メダル補給扉20が閉じられた状態の左側面概略拡大図である。図9は、連動機構40の動作後、メダル補給扉20が開かれた状態の左側面概略拡大図である。
前記カード連動機構40は、上方に立設した後端部30bと、メダル補給扉20に設けられた開閉錠部21の扉ガイド部材24と係合することでメダル補給扉20をロックする前端部30cとを有する係止受部30としての係止レバー30aと、係止受部30の回動動作の支点となる係止受部30の側面の後方を挿通した係止軸33と、係止軸33に設けられた付勢部材33aと、係止受部30と回収支持部31を動作させるソレノイド34と、垂直方向に延設された突起部36を有するソレノイド34のアクチュエータ35と、使用済みカードPの回収時に操作する回収支持部31と、回収支持部31に設けられカード収納部50の姿勢保持部52を係止することでカード収納部50を水平に保持し一端に設けられた支点軸32aを支点として水平方向に回動する係止片32とで構成されている。
【0022】
ここで、前記本体部11の内部に設けられ、前記カード収納部50の下方に配置されたメダル払出機16へのメダル補給作業について説明する。
先ず、メダル払出機16内のメダルがなくなった旨が表示部18または外部管理装置60等により店員等の作業者に報知される。作業者は該当する台間メダル貸機10の前記開閉錠部21を開閉専用の鍵で開錠すると、メダル補給扉20の扉回転軸22に設けられた付勢部材の付勢力により、メダル補給扉20は前方へ回動し、その内面がメダル払出機16のタンク17にメダルが滑り落ち易いようにやや上方に傾斜した状態で保持される(図3参照)。メダル補給扉20により開放されたメダル補給口23の下方にはメダル払出機16のタンク17が隣接されているので、メダル補給の作業者はメダル補給扉20の内面にメダルを流し込めば、メダルはメダル補給扉20に設けられた規制板26、27により左右へのメダルこぼれを規制され、メダル補給扉20の内面を下方に滑り落ち、メダル払出機16のタンク17に供給されるようになっている。この時、メダル払出機16の上部に配置されたメダル収納部50は水平に保持されたままなので、メダル補給作業の邪魔になることはない。
【0023】
前記メダル補給扉20の開閉により、使用済みカードPの回収作業及びメダル補給の作業が行えるので、以前のように使用済みカードPを回収するカード回収口とメダル補給口を別々に設ける必要がなく、メダル補給口を使用済みカードPの回収作業及びメダル補給作業を行うために必要となる十分な大きさで構成し、使用済みカードPの回収時には、回収支持部31を操作することによりカード収納部50のカード収納口51をメダル補給口23の方向に向くように回動させることができるので、使用済みカードPを容易に回収することが可能になる。そして、カード収納部50は通常時、水平に支持されているのでメダル補給の作業を行う時にも、メダル補給口23での作業の邪魔になることがなく、スムーズにメダル補給の作業を行うことが可能であり、メダル補給の作業時間の短縮にも繋がる。また、今までは空きスペースとなっていたメダル補給口23の上方空きスペースにカード収納部50を設け、別途カード収納部を設ける空間を必要としないので、台間メダル貸機10の内部スペースを有効に活用することができ、台間メダル貸機10の小型化や空いたスペースを他の目的に有効利用することが可能になる。
【0024】
次に、各図を参照して、本発明の実施例における使用済みカードPの回収作業の流れに沿って、本発明の要旨について説明する。
図10は、カード収納部50の回動状況を表す左側面概要図である。
先ず、前記カード収納部50に設けられた満杯センサー58により、カード収納部50内の使用済みカードPが満杯であると表示部18等により報知された店員等の作業者が台間メダル貸機10の前面に設けられた開閉錠部21に開閉専用の鍵を使用して開錠し、使用済みカードPを回収する場合について説明する。
前記カード収納部50が満杯であることを、報知された作業者は、該当する台間メダル貸機10の前面に設けられた開閉錠部21に開閉専用の鍵を挿入し、旋錠すると、開閉錠部21に設けられた開錠板25が旋回して係止受部30を押し上げることで扉ガイド部材24と前記係止受部30との係合を解き、開閉錠部21のロックが解除される。ロックが解除されたメダル補給扉20は、扉回転軸22を支点に付勢部材の付勢力により、手前方向(前方)に回動し、メダル補給扉20の開放状態を維持するように成している(図4参照)。
【0025】
そして、前記メダル補給扉20の開錠により開放された前記メダル補給口23の内部に設けられた係止受部30の係止レバー30aの近傍に設けられた回収支持部31を台間メダル貸機10の本体部11奥行き方向(後方)に向かって押すと、係止片32の一部に設けられた支点軸32aを支点に係止片32が台間メダル貸機10の本体部11奥行き方向(後方)に向かって回動していき、カード収納部50に設けられた姿勢保持部52との係止が解除される。また、回収支持部31と係止片32は係止受部30に設けられた前記ソレノイド34のアクチュエータ35の突起部36とも接続されているので、ソレノイド34が動作していなくても回収支持部31を押し込むことでアクチュエータ35が動作し、ソレノイド34が動作した状態と同じになり、アクチュエータ35がソレノイド34内部に押し込まれ、同時にアクチュエータ35の突起部36が係止レバー30aの後端部30bの一部に当接し押すことになり、その動作により係止レバー30aの前端部30cは係止軸33を支点として上方へ回動するようになっている。作業者により押された回収支持部31と係止片32は、作業者が回収支持部31から手を離すと、係止受部30の係止軸33に設けられた付勢部材の付勢力により元の位置へ押し戻される。この時、同時にアクチュエータ35と係止レバー30aも元の位置に押し戻される(図7参照)。
【0026】
そして、前記係止片32と前記姿勢保持部52との係止が解除されると、前記カード収納部50はカード収納部50の側面板51aに設けられた回動支持部53を支点にカード収納口51が本体部11のメダル補給口23の方向に向くように、下方へ向かって回動する(図5、図10参照)。カード収納部50の背面板51cに接続された回動緩和部54としての付勢部材54aによりその回動動作の勢いがゆっくりと緩和されるようになっている。カード収納部50のカード収納口51が本体部11のメダル補給口23の方向に向くので、作業者は容易にカード収納部50内の使用済みカードPを回収することが可能になっている。カード収納部50内にある使用済みカードPの回収作業を終えると、作業者はカード収納部50の前面板51bの上部に設けられた取手部59を支持しながら、カード収納部50が水平になる位置までカード収納部50を上方へ回動していくと、カード収納部50の姿勢保持部52が係止受部30の係止片32を乗り越える。姿勢保持部52が係止片32を乗り越えた時点で作業者が取手部59から手を離すと、カード収納部50の姿勢保持部52の下面が係止片32の上面と当接することでカード収納部50は、再び、係止受部30の係止片32により係止されるので水平位置を保持することになる。そして、作業者はメダル補給扉20を閉め、開閉錠部21を旋錠することで使用済みカードPの回収作業を終了することになる。
【0027】
ここで、前記カード収納部50の満杯センサー58は、カード収納部50内の使用済みカードPが回収され、カード収納部50内の満杯位置に使用済みカードPがないと判断すると満杯信号を解除し自動復帰する。また、カード検出センサー57は、カード収納部50の側面板51a一部に設けられた検出口57aからカード収納部50の内部の使用済みカードPの有無を検知するように設けられているので、カード収納部50が正規位置(カード検出センサー57前に検出口57aが位置する。図10参照)にある場合にはカード収納部50の内部の使用済みカードPの有無を検出し、カード収納部50を元の水平位置に戻さなかった場合やカード収納部50が元の位置にない場合には、カード検出センサー57はカード収納部50内の使用済みカードPの有無を検出する正規の位置にないことになり、カード収納部50の内部の使用済みカードPを検出することが不可能な状態にあることになるので、カード収納部50が元の位置ないという判断ができる。よって、カード検出センサー57により、カード収納部50の位置も検出できるようになっているので、カード収納部50を正規に位置に戻すことを忘れたまま、営業することもなく、確実に使用済みカードPを回収することが可能になる。また、このようにカード収納部50が正規の場所にない場合には、台間メダル貸機10の表示部18等や外部管理装置60にその旨を伝え、店員等の作業者に報知するようにしても良い。
【0028】
続いて、前記カード収納部50に設けられた満杯センサー58により、カード収納部50内の使用済みカードPが満杯であると判断され、満杯信号が供給制御部15から外部管理装置60に送信され、外部管理装置60から店員等の作業者が開錠信号を該当する台間メダル貸機10へ送信し、連動機構40を動作させることで開閉専用の鍵を使用することなく開閉錠部21を開錠し、同時にカード収納部50も動作させて、使用済みカードPを回収する場合について説明する。
前記カード収納部50の満杯センサー58により、カード収納部50内の使用済みカードPが満杯である旨を検知すると満杯信号が台間メダル貸機11内に設けられた供給制御部15から外部管理装置60に送信される。満杯信号を受信した外部管理装置60の表示部等には、その旨が報知されるようになっている。そして、店員等の作業者は、外部管理装置60から開錠信号を台間メダル貸機11に送信する。外部管理装置60から開錠信号を受信した台間メダル貸機11の供給制御部15は係止受部30に設けられたソレノイド34のアクチュエータ35を引き込むように動作させることで、アクチュエータ35の突起部36は係止レバー30aの後端部30bの一部と当接し、係止受部30の中央に設けられた係止軸33を支点に係止レバー30aの前端部30cを上方へ回動させる(図8、図9参照)。係止レバー30aの前端部30cが上方に回動することで、係止受部30の係止レバー30aと開閉錠部21の扉ガイド部材24との係合状態が解除され、メダル補給扉20の扉回転軸22に設けられた付勢部材の付勢力によりメダル補給扉20は前方に回動し、メダル補給口23が開放される。
【0029】
また、同時に前記アクチュエータ35は、前記係止レバー30aの下方に設けられた係止片32を台間メダル貸機10の本体部11の奥行き方向に回動させ、カード収納部50の姿勢保持部52との係止を解除する(図7参照)。係止片32と前記姿勢保持部52との係止が解除されると、前記カード収納部50はカード収納部50の側面板51aに設けられた回動支持部53を支点にカード収納口51が本体部11のメダル補給口23の方向に向くように、下方へ向かって回動する。カード収納部50の背面板50cに接続された回動緩和部54としての付勢部材54aによりその回動動作の勢いがゆっくりと緩和されるようになっている。カード収納部50を台間メダル貸機10の本体部11から突出させることなく限られたスペースの中で、カード収納部50のカード収納口51が本体部11のメダル補給口23の方向に向くことで、作業者は容易にカード収納部50内の使用済みカードPを回収することが可能になっている。
ここでは、カード収納部50に設けられた満杯センサー58の判断により、満杯信号が供給制御部15から外管理装置部に送信された場合について説明を行ったが、外部管理装置60からの操作においては、台間メダル貸機10から満杯信号を受信しなくても、開錠信号を送信できるように成している。また、メダル補給扉20を回動式の構成で説明したが、メダル補給扉20を上下にスライドさせて開閉させるように設けても良く、この限りではない。
【0030】
このように、前記係止受部30のソレノイド34を外部管理装置60からの開錠信号により遠隔から動作させることが可能に設けたことで、メダル補給扉20とカード収納部50とを連動して動作させることが可能になるので、使用済みカードPの回収作業が容易になる。また、使用済みカードPの満杯時だけでなくとも、メダル補給口23を開放することが可能であり、開錠信号は店員等の作業者が携帯可能な専用リモコン等の遠隔操作装置からも送信できるように成しても良い。
【0031】
ここで、図11、図12を参照して、前記台間メダル貸機10の前面下部に設けられたメダル供給装置120の構成について説明する。
前記メダル供給装置120は、樹脂成形で形成され、胴体部130と、回転部140と、メダル供給管150とで構成されている。
前記胴体部130は、外筒131と、メダル払出機16から供給された所定枚数のメダルを胴体部130内に導く取込口134が形成された背面板135と、メダル払出機から取込口134に導かれたメダルをメダル供給管150の伸縮位置に関わらず確実にメダル供給管150内部に誘導するメダル誘導部136と、胴体ベース137とで構成されている。また、メダル誘導部136は、取込口134の下端に設けられた平板形状を成し、取込口134の底面の一部を形成し、メダル供給管150の伸縮位置に関わらず、メダル払出機16から取込口134に供給されたメダルを、取込口134からメダル供給管150内部の底板153上に供給するように架設されている。
【0032】
上記外筒131の下面には、回転部140を胴体部130に接続するための中空円筒形の上嵌合部131aが複数個設けられている。また、胴体ベース137には、回転部140の下面に設けられた軸受け管144を嵌め合わせる中空円筒形の下嵌合部137aが設けられていて、下嵌合部137aには、その内部に挿入された付勢部材137bと共に下嵌合部137aを挿通し、付勢部材137bの付勢力を受けない状態で、胴体ベース137の下面から一部が突出する回転軸138が設けられている。付勢部材137bは、回転軸138が下方に引かれた場合に回転軸138を上方へ引き上げる方向に作用するように成している。尚、ここでは、回転軸138の上下進退動作には付勢部材137bを用いた場合を説明してあるが、付勢部材137bのような付勢部材を用いずに回転軸138を後述するメダル供給管150のボス153aと係合させて、メダル供給管150を胴体部130に固定可能であれば良く、例えば、回転軸138に係止片を設け、回転軸138とボス153aとの係合後に回転軸138を回転させ、その回転により回転軸138の係止片とボス153aの一部を嵌合させることで、胴体部130にメダル供給管150を固定させるようにしても良い。また、回転軸138は、回転軸138の操作性を向上させるために、回転軸138の端部近傍にリングなどの掴部材を設けたり、掴み易い形状を成したりしても良い。
【0033】
上記回転部140は、胴体部130の外筒131よりも小径の円筒状を成し、その上面には上記外筒131の下面に設けられた上嵌合部131a内に嵌め合わせる凸部141と、回転部140の内部を上記メダル供給管150の一部が挿通可能に貫通路142とが形成され、メダル供給管150の一部を貫通路142内で摺動させることで、メダル供給管150全体が胴体部130に対して伸縮自在に成している。回転部140は胴体部130の外筒131中央近傍で垂直に設けられた上嵌合部131aを中心に、外筒131の内部を外筒131に対して段階的に略水平方向に回転自在に設けられ、所定位置で固定されるように成している。
【0034】
また、上記貫通路142の下面に設けられた軸受け管144内部には、垂直方向に貫通路142内部まで回転軸138の一部が進退可能に成した軸通路が設けられている。軸通路は、回転部140の上部に設けられた凸部141の下方延長線上に位置し、軸通路を貫通した回転軸138と回転部140の上部に設けられた凸部141により、回転部140の略水平方向への回転の中心軸を成している。そして、貫通路142を貫通した回転軸138の先端がメダル供給管150の下面に設けられたボス153aと係合することで、メダル供給管150の伸縮位置を決定するように成している。
【0035】
上記メダル供給管150は、2枚の側板151a、151bと、2枚の側板151a、151bと平行してメダルの供給方向に延設された複数個の突部152が適宜間隔をあけてメダル供給管150の内面側に連設された底板153と、回転部140内に挿通されるメダル供給管150の上面を覆う上板154とで、遊技機の下皿方向に湾曲した略矩形の樋形状を成し、メダル供給管150の先端に向かって緩やかな下り傾斜を成し、一体化に形成されている。そして、メダル供給管150内部の高さ(上板154と底板153の距離)は、メダル払出機16から供給されるメダルの直径よりも小さい寸法を成しているので、メダルは横に寝かされた状態においてだけメダル供給管150内を滑り落ちるので、メダルが起立状態のままスロットマシン3の下皿4内に供給されることはない。
【0036】
上記底板153の内面の表面上には、2枚の側板151a、151bと平行してメダルの供給方向に延設された複数個の突部152が適宜間隔をあけてメダル供給管150内面側に連設されているので、メダル払出機から供給され流下してくるメダルとの接触面積が少なく、また、メダル供給管150は先端に向かって下り傾斜を成しているので、メダルはメダル供給管150の先端に向かって滑りやすくなっていて、メダル払出機から供給されたメダルはスロットマシン3の下皿4まで円滑に供給される。
【0037】
また、上記底板153の下面の上端中央からは下方へ向かって延接された複数個のボス153aが設けられ、最上部のボス153aの他端はストッパー153bとしての構成を成している。この係止片と回転軸138が当接することでメダル供給管150は回転部140内で係止されるので、メダル供給管150が回転部140より引き抜けてしまうことはない。
【0038】
ここで、図11を参照して、上記メダル供給管150の伸縮動作の説明をする。
胴体部130下面に設けられた回転軸138を下方に引き出し、その状態を保持することで、ボス153aと係合していた回転軸138の一部がボス153aから抜け、メダル供給管150は伸縮自在な状態になる。そして、再び下方に引き出していた回転軸138を付勢部材137bの付勢力によって上方へ引き戻すと、ボス153a内に回転軸138の一部が係合し、ボス153aと回転軸138とはメダル供給管150の伸縮位置をしっかりと固定するように成している。上下動自在な回転軸138によりメダル供給管150の伸縮操作を可能としたので、容易にメダル供給管150を伸縮動作させることができる。
【0039】
上記メダル供給管150を本体部130から伸縮自在に設けることで、機種や製造メーカによって大きさや突出寸法が異なったスロットマシン3の下皿4に対しても確実にメダルを供給することが可能になる。これにより、スロットマシン3を入れ替える場合にも、スロットマシン3の下皿4の突出寸法に合わせてメダル供給管150を交換したり、メダル供給管150に再加工を施したり、改めてメダル供給管150を作り直す必要がなくなり、スロットマシン3施工時の工数の削減やコストを抑えた施工が可能になる。更に、伸縮位置を決定する回転部140の回転軸138によりメダル供給管150を伸縮操作することで、確実に伸縮位置を固定することが可能であり、同時に部品の共有化により部品点数を削減することも可能になり、回転軸138を胴体部130の下面方向に設けることで埃や塵よる機能不良も回避でき、遊技の邪魔になることもない。
【0040】
次に、図12を参照して、メダル供給装置120設けた載置スペース170について説明する。
前記メダル供給装置120において、前記本体部130の外筒131の上端部に周壁172によって形成された載置スペース170が設けられたものである。上記載置スペース170は、飲料缶等の飲料容器(例えば、瓶、ペットボトルや紙コップ)を載置する平坦な底面171と、外筒の上端縁にあって、飲料缶等の滑落を防止する周壁172と、この周壁172の前面一部にあって、上記底面171と同一面まで切り欠き、掃除を容易に成らしめる開口部173とから構成されている。載置スペース170をメダル供給装置120の本体部130の上端に設けることで、別途カップホルダ等の載置器具を必要しないので、載置空間を備えた安価なメダル供給装置を提供できる。尚、周壁172は、前方に向かって若干傾斜を成し、飲料缶等の載置、受取を容易にしたものである。
【0041】
また、前記載置スペース170は、前記外筒131の上端部に一体成形されたものであるが、外筒131とは別体で形成し、外筒131から着脱自在に構成しても良い。そして、載置スペース170に載置するものを飲料缶等の飲料容器について説明したが、これら飲料容器のみならず、タバコ、ライター、携帯電話機等の様々な小物の載置としても活用できるものである。
【0042】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明の請求項1によれば、カードリーダ・ライタから排出される使用済みカードを収納するカード収納部は、通常時、カード収納部のカード収納口をカードリーダ・ライタの排出口に対して垂直に位置させることができるので、カードリーダ・ライタから排出されたカードを確実に収納することができ、使用済みカード回収作業を行う時には、回収支持部を操作するだけで、カード収納部のカード収納口をカード回収口方向に回動することができるので、カード収納部を台間メダル貸機の本体部から突出させることなく限られたスペースの中で、作業者は容易にカード収納部内に収納された使用済みカードを回収することが可能になり、複雑な機構を必要とせずに使用済みカードの回収作業を容易に行うことができる。
【0043】
また、前記メダル補給扉の開閉により、使用済みカードの回収作業及びメダル補給の作業が行えるので、以前のように使用済みカードを回収するカード回収口とメダル補給口を別々に設ける必要がなく、メダル補給口を使用済みカードの回収作業及びメダル補給作業を行うために必要となる十分な大きさで構成し、使用済みカードの回収時には、回収支持部を操作することによりカード収納部のカード収納口をメダル補給口の方向に向くように回動させることができるので、使用済みカードを容易に回収することが可能になる。そして、カード収納部は通常時、水平に支持されているのでメダル補給の作業を行う時にも、メダル補給口での作業の邪魔になることがなく、スムーズにメダル補給の作業を行うことが可能であり、メダル補給の作業時間の短縮にも繋がる。また、今までは空きスペースとなっていたメダル補給口の上方空きスペースにカード収納部を設け、別途カード収納部を設ける空間を必要としないので、台間メダル貸機の内部スペースを有効に活用することができ、台間メダル貸機の小型化や空いたスペースを他の目的に有効利用することが可能になる。また、スロットマシンが変形配置された遊技島に設置しても、容易に使用済みカードを回収すること可能である。
【0044】
加えて、本発明の請求項2によれば、外部管理装置等の台間メダル貸機外部からの操作により開錠信号を台間メダル貸機に送信し、係止受部に設けられたソレノイドを遠隔から動作させることで、カード回収扉とカード収納部を同時に動作させ、カード回収作業を行える状態に移行することになり、使用済みカードの回収作業を容易に行うことが可能になる。また、開錠信号により係止受部が動作するだけでメダル扉を開けることができるので、開閉専用の鍵を使用しなくてもメダル補給扉を開放できるといった効果がある。
【0045】
加えて、本発明の請求項3によれば、メダル供給管を本体部から伸縮自在に設けることで、機種や製造メーカによって大きさや突出寸法が異なったスロットマシンの下皿に対しても確実にメダルを供給することが可能になる。これにより、スロットマシンを入れ替える場合にも、スロットマシンの下皿の突出寸法に合わせてメダル供給管を交換したり、メダル供給管に再加工を施したり、改めてメダル供給管を作り直す必要がなくなり、スロットマシン施工時の工数の削減やコストを抑えた施工が可能になる。また、回転部の回転軸の操作によりメダル供給管の伸縮位置を決定することで、確実に伸縮位置を固定することができ、同時に部品の共有化により部品点数を削減することも可能になり、回転軸を本体部下面に設けることで埃や塵よる機能不良も回避でき、遊技の邪魔になることもない。更に、回転軸の操作によりメダル供給管を伸縮自在に成すことで、伸縮動作を容易に行うことが可能になる。
【0046】
加えて、本発明の請求項4によれば、メダル供給装置の上端部の空スペースに載置スペースを形成することで、紙コップ、ペットボトル、飲料缶等の飲料容器、更にはこれら以外の様々な小物を載置することが可能になり、別途特別なカップホルダを必要としない安価なメダル供給装置を提供することが可能になる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る台間メダル貸機が設置された遊技機島を示す正面図である。
【図2】本発明に係る台間メダル貸機の正面図である。
【図3】本発明に係る台間メダル貸機の左側面内部概略図である。
【図4】本発明に係る台間メダル貸機の斜視拡大図(カード収納部回動前)である。
【図5】本発明に係る台間メダル貸機の斜視拡大図(カード収納部回動後)である。
【図6】本発明に係る連動機構の上面図である。
【図7】本発明に係る連動機構の部分斜視図である。
【図8】本発明に係る連動機構の動作前の左側面概略図である。
【図9】本発明に係る連動機構の動作後の左側面概略図である。
【図10】本発明に係るカード収納部の回動後の左側面概略図である。
【図11】本発明に係る台間メダル貸機のメダル供給装置の左側面断面図である。
【図12】本発明に係る台間メダル貸機のメダル供給装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技島
3 遊技機(スロットマシン)
10 台間メダル貸機
12 カード投入口
14 カードリーダ・ライタ
15 供給制御部
16 メダル払出機
20 メダル補給扉
21 開閉錠部
23 メダル補給口
30 係止受部
31 回収支持部
40 連動機構
50 カード収納部
51 カード収納口
55 傾斜部材
120 メダル供給装置
130 胴体部
138 回転軸
140 回転部
150 メダル供給管
170 載置スペース

Claims (4)

  1. 遊技機に隣接して設置され、カードを投入可能なカード投入口と、投入されたカード内のデータを読み書きし、使用済みカードと判断したカードを排出する排出口を設けたカードリーダ・ライタと、所定枚数のメダルを遊技機に供給するメダル払出機と、前記メダル払出機から供給されたメダルを遊技機の下皿に供給するメダル供給装置と、前記メダル供給装置に対して水平回動自在に設けられたメダル供給管とを備えた台間メダル貸機において、
    前記カード投入口の下方に前記メダル払出機へメダルの補給を行うためのメダル補給口が備えられ、
    前記メダル補給口の前面に、メダル補給口を開閉するメダル補給扉と、前記メダル補給扉に設けられた開閉錠部と、を設け、
    前記メダル補給口の内部に、
    前記開閉錠部の少なくとも一部を係止することでメダル補給扉をロックする係止受部と、
    前記カードリーダ・ライタの排出口の直下に位置して前記使用済みカードを受け入れるカード収納口と底面に対して斜めに配置された傾斜部材とが設けられ該傾斜部材により使用済みカードの長辺側を下方にして斜めに略起立積層状態で収納するように成した使用済みカードを収納するカード収納部と、を設け、
    前記カード収納口は、カード収納部に備えられた姿勢保持部と回収支持部と回動手段とによって、水平待機姿勢と傾斜回収姿勢とに回動可能なように構成され、
    前記メダル補給扉を開放した際に、
    メダル補給または使用済みカードの回収のためにカード収納口を傾斜姿勢に回動させる回収支持部の操作を可能にしたことを特徴とする台間メダル貸機。
  2. 前記係止受部は、台間メダル貸機の外部からの開錠信号により前記メダル補給扉との係止を解除するように係止受部を動作させることでメダル補給扉を開かせると同時に、前記カード収納口が前記メダル補給口の方向へ向くように前記カード収納部を回動させる連動機構を構成したことを特徴とする請求項1記載の台間メダル貸機。
  3. 前記メダル供給装置は、胴体部と回転部とメダル供給管と回転軸とで略水平回動自在に構成され、前記メダル供給管は、前記回転部と共通の上下動自在な回転軸によって伸縮自在な構成としたことを特徴とする請求項1または2記載の台間メダル貸機。
  4. 前記メダル供給装置は、周壁を形成した載置スペースを備えたことを特徴とする請求項1から3の何れか記載の台間メダル貸機。
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