JP6855051B2 - 建築用パネル - Google Patents

建築用パネル Download PDF

Info

Publication number
JP6855051B2
JP6855051B2 JP2017015415A JP2017015415A JP6855051B2 JP 6855051 B2 JP6855051 B2 JP 6855051B2 JP 2017015415 A JP2017015415 A JP 2017015415A JP 2017015415 A JP2017015415 A JP 2017015415A JP 6855051 B2 JP6855051 B2 JP 6855051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforcing material
wooden
plate
metal plate
convex ribs
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017015415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018123535A (ja
Inventor
近藤 弘
弘 近藤
正彦 立花
正彦 立花
真通 笹谷
真通 笹谷
Original Assignee
株式会社富士昭技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社富士昭技研 filed Critical 株式会社富士昭技研
Priority to JP2017015415A priority Critical patent/JP6855051B2/ja
Publication of JP2018123535A publication Critical patent/JP2018123535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6855051B2 publication Critical patent/JP6855051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Panels For Use In Building Construction (AREA)

Description

この発明は、主として木造構造物の床材、壁材として使用される、木材と鋼材とを組み合わせた木鋼ハイブリッド建築用パネルに関するものである。
従来から、金属板の上に木製の補強材を長手方向に配設し、その上に木製板を固着した建築用パネルは提案されている。
特開2000−27360号公報
上記特許文献に記載された発明は、金属板と木製板の間に発泡合成樹脂板材層を設けることによって、金属板及び木製板と発泡合成樹脂板材とを面で接着することによって引っ張り応力に対する強度を高めようとするものであるが、発泡合成樹脂を組み込むために製造工程が増加し、しかも廃棄する際には発泡合成樹脂を分離しなければならない。
従来の、2枚の木製板を長尺の補強材を介して接合したパネルにおいては、引っ張り応力に対して大きな耐性を得ることが難しく、大スパンに対応できず、梁や大引きを比較的小さな間隔で配設する必要がある。
また、木製板に補強材を接合する際に、補強材を位置決めするガイドがないので、補強材の位置決め作業に時間がかかる問題点もある。
この発明は、これらの課題を解決しようとするものである。
この発明の建築用パネルは、金属板と木製板とが、複数平行に、かつ前記金属板の上面に配設された長尺の補強材を介して接合され、前記金属板には前記補強材と平行に複数の凸リブが形成され、前記凸リブの間隔は前記金属板の両側部を除いて補強材の幅とほぼ同等とすることにより、上記課題を解決するものである。
この発明における金属板は厚さ0.4〜0.8mm程度の亜鉛鉄板が一般的であるが、これに限定されるものではない。そして、凸リブは、高さ1〜3mm程度、並幅3〜5mm程度が適当と考えられる。また、等間隔とする凸リブの間隔は、補強材の幅や補強材の配設ピッチを勘案して決定するものであり、40〜60mm程度が適当と考えられる。
この発明における木製板は、ベニヤ合板又はむく板であって、厚さ9〜16mm程度が適当と考えられる。なお、木製板は必ずしも1枚の板でパネル全域をカバーする必要はなく、複数枚に分割されたものでもよい。
この発明における補強材は、木製の角材又は金属製のトラスを用いる。
角材は、集成材又はむく材であって、幅40〜60mm程度、高さ80〜150mm程度が適当と考えられるが、要求される強度により適宜設定する。
トラスは、正面視逆V字状をなすラチス材の頂部及び2カ所の下端部に鉄筋を固着して構成する。前記正面視とは、トラスの配設方向と直角な方向をいい、具体的には図6に示す通りである。逆V字状をなすラチス筋の下端部の幅及び高さは前記角材と同様である。トラスと木製板との接合は、トラスと直行して複数のトラスに亘って帯状金属板を配設し、その下面をトラスの上端筋に固着し、この帯状金属板の上面に木製板を接着する構成(図6参照)とすると作業性がよい。
この種のパネルを床材に使用する場合、加重により上側の板に圧縮応力が、下側の板に引張応力が働く。この発明においては、床材として使用する場合の下側の板を凸リブ付きの金属板としているので、引張応力に対する高い耐性を得ることができ、大スパンに対応することができる。
また、凸リブの間隔は補強材の幅とほぼ同等としてあるので、補強材を配設する際の位置ガイドとして機能するものであり、要求される強度により異なる補強材の配設位置を迅速に調整することができる。加えて、前記凸リブの間隔を金属板の両側部を除いて等間隔としてあるので、一つの規格の金属板を使用して補強材のピッチを変更することができ、かつ変更したピッチにおいても凸リブを補強材の位置ガイドとして利用することができる。
加えて、金属板に木製の補強材を接合するための接着剤を塗布する際、ローラ等で塗布された接着剤が塗布不要な領域にしみ出すことがない。
この発明実施例1の平面図 同じく断面図 同じく金属板の一部拡大図 同じく梁固定部分の断面図 同じく補強材のピッチを変更した実施例の断面図 この発明実施例2の正面図 同じく側面図
以下この発明の実施例を説明する。
実施例1は、補強材として木製の角材を用いたものであり、この建築用パネルAは以下の通りである。
亜鉛波形鉄板1(例えば、長さ1800mm、幅600mm)の長手方向に沿って凸リブ2が複数形成してある。この凸リブ2は、前記鉄板1の両側部分の凸リブ2a・2b間、2i・2j間を除いて、2bないし2iの間隔は等間隔(50mm)としてある。そして、鉄板1の側縁から凸リブ2a又は2jまでの長さは、角材3の幅よりも若干短かく(実施例では47.5mm)して、角材3が側縁と凸リブの間に無駄な余地を残すことなく収まるようにしてある。
また、凸リブの高さは2mm、幅は4mmである。そして、鉄板1の両側及び凸リブ2cと2dの間、凸リブ2gと2hの間に長尺の角材3が接合してある。この角材3は、断面方形の集成材であって、幅45mm、高さ100mmとしてある。
角材の幅を45mmとした理由は、凸リブの間隔が50mmであり、幅が4mmであるから、凸リブの下縁間の長さは46mmとなり、そこから1mmの余裕を考慮して45mmとしたものである。
前記鉄板1の端部は折り返して折り返し部1aとして、端縁による作業者のけがを未然に防止するようにしてある。
前記角材3の上面に木製板4が接合してある。木製板は厚さ12mmのベニア合板であり、幅方向一側は角材3よりも突出した重ね合わせ部5としてあり、他側は角材3よりも内側に位置させて、受け部6を形成している。複数のパネルを並べるとき、隣接するパネルの重ね合わせ部5を受け部6に対応させるようにしてある。
なお、重ね合わせ部5及び受け部6の縁を曲線にするなどによって、位置決め機能を持たせることもできる。
この建築用パネルAの長手方向の端部において、木製板4の端部は鉄板1及び角材3の端部に至っておらず無板部7とし、角材3の上面が露出している。
図5に示す実施例は、上記と同じ鉄板1を使用して、角材3の数を1本増加させたものである。
凸リブ2bないし2iは、隣接する凸リブの間隔が同じ(50mm)であるから、同じ幅の角材を用いて等間隔に配設する角材の数を適宜増減することができ、要求される強度に対応することができる。
図5中符号9は必要により配設する耐火ボードであり、天井としての化粧ボードにもなる。
以下、この建築用パネルAの製造方法の一例を説明する。
角材3の幅に対応した幅の塗布ローラを、配設する角材の数用意して同軸に設置する。次いで、各塗布ローラの位置を角材を配設する凸リブ間に対応させた位置になるよう、位置決めを行う。
位置決めの後、塗布ローラを回転させつつ鉄板1を凸リブ方向に移動させると、角材を配設すべき凸リブ間に接着剤が塗布される。塗布された接着剤は凸リブに阻止されて塗布不要な領域に侵出することはない。
接着剤を塗布した後、角材3を鉄板1上、所定の凸リブ間に載置する。このとき、角材の載置位置が若干ずれても、凸リブがガイドとして機能するので、所定の位置に載置され、角材の配設位置がずれることがない。
次いで、角材の上面に塗布ローラで接着剤を塗布し、木製板4を接着する。
角材の数、配設すべき凸リブの位置を変更するときは、塗布ローラの数を増減し、その設置位置を調整する。塗布ローラを装着する軸に凸リブの位置を表示することにより、塗布ローラの位置決めをきわめて容易に行うことができる。
以下、この建築用パネルAを床材として使用する場合について説明する。
この建築用パネルAを床材として使用する場合は、基礎として構築された梁又は大引き8の間に架設する。
ここで、この建築用パネルAは、床材として使用したときに下側となり引張応力を受ける部分を凸リブ付きの鉄板1としてあるので、引張応力に対する耐性が強く、木製板を用いたパネルでは従来困難とされていた1800mm以上の超梁間隔スパンにも対応することができる。
この建築用パネルAにおいて、木製板4の一側は補強材3よりも突出した重ね合わせ部5としてあり、他側は補強材よりも内側に位置させて、受け部6を形成しているので、一方のパネルの重ね合わせ部5が隣接するパネルの角材3に載ることとなり、かつ隣接するパネルの角材3が面接合しているので、パネル接合部の座屈が回避される。
この建築用パネルAの長手方向の端部において、木製板4の端部は鉄板1及び角材3の端部に至っておらず無板部7とし、補強材3の上面が露出している。この種のパネルでは、鉄板の端部を梁又は大引きに釘などで固定するが、鉄板の端部が木製板で覆われていると釘を打つことが難しい。しかし、この建築用パネルAにおいては木製板の端部に無板部7があるので、木製板が釘打ち作業の邪魔にならず、釘打ち作業が容易である。
なお、無板部は別部材で閉塞する。
実施例2は、補強材としてトラスを用いたものであり、この建築用パネルBは以下の通りである。
亜鉛波形鉄板1は、上記実施例1と同じであり、トラス10が側縁と凸リブ2の間に無駄な余地を残すことなく収まるようにしてある。
前記トラス10は、長手方向に連続して屈曲させ、正面視において逆V字状をなすように形成したラチス筋10aの長手方向に亘り、頂部に上端筋10bを、開脚した下端部双方に下端筋10c、10dを固着して構成してある。下端筋10c、10dの外周間の距離は45mmとしてある。
外周間の距離を45mmとした理由は、凸リブの間隔が50mmであり、幅が4mmであるから、凸リブの下縁間の長さは46mmとなり、そこから1mmの余裕を考慮して45mmとしたものである。
前記上端筋10bの上側には、上端筋と直交する複数の帯状の金属板11が、複数本の上端筋に亘り配設してあり、上端筋に固着してある。この金属板11の上面に木製板4が接着剤で接着してある。
前記金属板11はトラス10と木製板4との接着面を得るためのものである。したがって、金属板の幅や配設する間隔は、木製板4が十分な接着強度を得るように選定する。
前記金属板11の端部は下向きに屈曲したアングル部11aとしてあり、タルキ材12を装着できるようにしてある。このタルキ材12の上面において、隣接する2枚の木製板4が突きあわされる。
図中符号13は金属板11の端部を支持する支持筋である。
以上の通り、この発明は、大スパンに対応でき、かつ鉄板の凸リブにより補強材の位置決めが容易になるものであって、産業上の利用可能性を有するものである。
A パネル
B パネル
1 鉄板
2 リブ
3 角材
4 木製板
5 重ね合わせ部
6 受け部
7 無板部
8 梁
9 耐火ボード
10 トラス
10a ラチス筋
10b 上端筋
10c 下端筋
10d 下端筋
11 金属板
11a アングル部

Claims (4)

  1. 金属板と木製板とが、複数平行に、かつ前記金属板の上面に配設された長尺の補強材を介して接合され、前記複数の補強材の幅は同等であり、前記金属板には前記補強材と平行に複数の凸リブが形成され、前記凸リブの間隔は前記金属板の両側部を除いて補強材の幅とほぼ同等とした、建築用パネル。
  2. 補強材は、木製の角材とした、請求項1に記載の建築用パネル。
  3. 補強材は、正面視逆V字状をなすラチス材の頂部及び2カ所の下端部に鉄筋を固着して構成されたトラスとした、請求項1に記載の建築用パネル。
  4. トラスと直行して複数のトラスに亘って配設された帯状金属板の下面がトラスの上端筋に固着され、この帯状金属板の上面に木製板が接着された、請求項3に記載の建築用パネル。
JP2017015415A 2017-01-31 2017-01-31 建築用パネル Active JP6855051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015415A JP6855051B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 建築用パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015415A JP6855051B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 建築用パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018123535A JP2018123535A (ja) 2018-08-09
JP6855051B2 true JP6855051B2 (ja) 2021-04-07

Family

ID=63109427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017015415A Active JP6855051B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 建築用パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6855051B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE7901731L (sv) * 1979-02-27 1980-08-28 Frelena Ab Bjelklag
US4329827A (en) * 1980-05-06 1982-05-18 Masonite Ab Roofing elements
JPH0633630B2 (ja) * 1985-05-02 1994-05-02 不二サッシ株式会社 断熱複合形材
JPH0347310U (ja) * 1989-09-08 1991-05-01
JPH091556A (ja) * 1995-06-22 1997-01-07 Shigenori Matsumoto Frp廃棄物を内蔵させた複合パネル
JP2010275740A (ja) * 2009-05-27 2010-12-09 Shigeru Yaguchi 鉄筋構造物
JP2015143426A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 ケイミュー株式会社 壁下地用面材及び壁構造
JP6027061B2 (ja) * 2014-07-31 2016-11-16 積水ハウス株式会社 床構造および床パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018123535A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015506428A (ja) モジュラ間柱ブレース
NO319995B1 (no) Overligger
US20130055656A1 (en) Gable overhang structure
JP6855051B2 (ja) 建築用パネル
JP6841439B2 (ja) 建築工法および建築構造
JP4282748B1 (ja) 格子体及びその組立方法
JP2022515231A (ja) コンクリートフロアのためのアンカー
JP6468778B2 (ja) 反り防止用芯材、パネル体、ドア及びドア装置
JP6316020B2 (ja) 合成床構造
US11879254B2 (en) Securing member and wall structure
JP2020159158A (ja) 化粧リブ材、その施工方法及びルーバー構造
JP6784381B2 (ja) 複合材及びそれに用いる金属板
JP2016169565A (ja) 面内せん断耐力構造、及びその面内せん断耐力構造を備えた屋根構造、壁構造、床構造
US20050102962A1 (en) Timber block
EP3164551B1 (en) Fastening system and method for such a system
JP5921954B2 (ja) 耐力壁
US20080295447A1 (en) Method of reinforcing a corrugated steel floor panel
EP0104629B1 (en) Combined construction plate
JP6889547B2 (ja) 建築板の施工構造および建築板の施工方法
JP6042374B2 (ja) 板壁式の木製梁ユニット
EP1811097A2 (en) Building element
JP5628546B2 (ja) 面材の取付構造
JP7504111B2 (ja) 建物間柱、このような建物間柱を備える壁構造体、及び壁構造体を形成するための方法
JP5037294B2 (ja) 軸組構造
JP7005876B2 (ja) 床天井構造及び壁体の支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20201216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210204

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20210210

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210310

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6855051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250