JP6851184B2 - 物品移載装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の搬送部から第2の搬送部に物品を移載する物品移載装置に関するものである。
従来、物品を移載する物品移載装置として、特許文献1に示すものが本出願人により提案されている。この物品移載装置は、第1の主軸2に軸支された回転ベース部3と、回転ベース部3上で第1の主軸2の周りの円周上に配置され、先端に保持部40を有する複数の副軸4と、第1の主軸2に対向する第2の主軸5に取り付けられた主プーリ50と、各副軸4に取り付けられた複数の副プーリ41と、主プーリ50および各副プーリ41間に巻き掛けられたタイミングベルト42とからなる。
これにより、第1の搬送部100から搬送されてきた物品Wを保持部40により吸着保持し、第1の主軸2の回転により回転ベース部3が回転して、副軸4が第1の主軸2の回りに回転し、保持部40に吸着保持された物品Wが第2の搬送部101まで移送されて載置される。このとき、第2の主軸5を回転させ、主プーリ50を回転させることにより、タイミングベルト42を介して副プーリ41が回転して副軸4が回転する。これにより、移載時の物品Wの向きが変えられる(上記符号はいずれも特許文献1に記載のものである)。
特開2011−32060号公報
しかしながら、第1の搬送部100により搬送されてきた物品Wを保持部40により保持する際、保持部40は第1の主軸2の周りの円周方向に回転する一方、物品Wは第1の搬送部100の搬送方向に搬送されるため、図9(b)に示すように、物品Wの保持位置では保持部40の向き(第1の主軸2の周りの円周方向)と物品Wの向き(搬送方向)は一致するが、図9(a)(c)に示すように、物品Wの保持位置の前後では保持部40の向きと物品Wの向きがずれた状態となっている。
このため、例えば、仮に物品Wが袋体などのように厚みにばらつきがある場合、物品Wが所定の厚みより厚いと、図9(a)に示すように、保持部40は所定の保持位置よりも円周方向の後方で物品Wを保持することになる。このため、保持部40は物品Wを所定の向きよりもわずかに傾いた状態で保持して移送するため、その後、第2の搬送部200上において物品Wの姿勢が乱れるという問題があった。
なお、図9において、一点鎖線の円Cは、保持部40が回転する軌道を示し、一点鎖線の十字Jの中央部Oに第1の主軸2が存在するとともに、一点鎖線の円Cと十字Jの4つの交点に各保持部40が存在している。また、図において、黒三角Zは保持部40の向きを示している。
一方、第1の搬送部100から移送されてきた物品Wの保持を解除して第2の搬送部200に載置する際、物品Wを移送するときの公転速度が速くなると、保持部40に保持された物品Wの自転速度も早くなるため、物品Wが勢い良く自転して、副軸を中心とした遠心力が大きくなる。このため、物品Wを第2の搬送部200に載置するときに物品Wの自転がすぐに止まらずに回転し続けようとして、第2の搬送部200上において物品Wの姿勢が乱れるという問題があった。
このように第2の搬送部200上において物品Wの姿勢が乱れると、後工程の集積バケット内で物品Wが傾いたり、詰まったりして装置が停止する虞があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、物品を第1の搬送部から第2の搬送部に正確に移載することができる物品移載装置の提供を課題とする。
本発明は、上記目的を達成するために、第1の搬送部から第2の搬送部に物品を移載する物品移載装置であって、軸回転可能に設けられた主軸部と、前記主軸部に軸支された回転ベース部と、前記回転ベース部において前記主軸部の周りの円周方向に沿って軸回転可能に設けられた副軸部と、前記副軸部に設けられ、物品を保持する保持部とを備え、前記第1の搬送部により搬送されてきた物品を前記保持部により保持したあと、前記主軸部の軸回転により前記回転ベース部が回転するのに伴って前記副軸部が前記主軸部の周りを回転することによって、前記保持部により保持された物品を前記第1の搬送部から前記第2の搬送部に移送し、前記保持部による物品の保持を解除して前記第2の搬送部に物品を載置するものとなされ、前記保持部は、前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第1の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら前記主軸部の回りを回転することを特徴とする。
これによれば、第1の搬送部により搬送されてきた物品を保持部により保持する際、物品の所定の保持位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、保持部の向きと物品の向き(第1の搬送部による搬送方向)が一致した状態となる。このため、仮に物品が袋体などのように厚みにばらつきがある場合、保持部が所定の保持位置よりも円周方向の後方または前方で物品を保持しても、保持部は物品を正しい向きで保持することができる。よって、物品を第1の搬送部から第2の搬送部に正確に移載し得るため、第2の搬送部上において物品の姿勢が乱れることなく搬送することができ、装置全体の物品の搬送効率を向上させることが可能となる。
また、前記保持部は、前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置より円周方向の前方および/または後方に回転角度20度以内の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第1の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら前記主軸部の回りを回転するのが好ましい。
また、第1の搬送部から第2の搬送部に物品を移載する物品移載装置であって、軸回転可能に設けられた主軸部と、前記主軸部に軸支された回転ベース部と、前記回転ベース部において前記主軸部の周りの円周方向に沿って軸回転可能に設けられた副軸部と、前記副軸部に設けられ、物品を保持する保持部とを備え、前記第1の搬送部により搬送されてきた物品を前記保持部により保持したあと、前記主軸部の軸回転により前記回転ベース部が回転するのに伴って前記副軸部が前記主軸部の周りを回転することによって、前記保持部に保持された物品を前記第1の搬送部から前記第2の搬送部に移送し、前記保持部による物品の保持を解除して前記第2の搬送部に物品を載置するものとなされ、前記保持部は、前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第2の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら前記主軸部の回りを回転することを特徴とする。
これによれば、第1の搬送部から第2の搬送部に移送されてきた物品の保持部による保持を解除する際、物品の所定の保持解除位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、前記保持部の向きと物品の向き(第2の搬送部による搬送方向)が一致した状態となる。このため、物品が第2の搬送部に載置されるときには物品の自転は収まっているため、保持部は物品の保持を正しい向きで解除することができる。よって、物品を第1の搬送部から第2の搬送部に正確に移載し得るため、第2の搬送部上において物品の姿勢が乱れることなく搬送することができ、装置全体の物品の搬送効率を向上させることが可能となる。
また、前記保持部は、前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置より円周方向の前方および/または後方に回転角度20度以内の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第2の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら前記主軸部の回りを回転するのが好ましい。
また、回転可能に設けられた第2の主軸部と、前記第2の主軸部に設けれた主プーリと、前記副軸部に設けられた副プーリと、前記主プーリと前記副プーリに無端状態に巻架されたベルト部材とを備え、前記第2の主軸部の軸回転により前記主プーリを介して前記ベルト部材が回転走行するのに伴って、前記副プーリを介して前記副軸部が軸回転してもよい。これによれば、簡易な構成にして、複数の副軸を同時に軸回転させ、保持部を所定の向きに向いた状態にすることができる。
本発明によれば、第1の搬送部により搬送されてきた物品を保持部により保持する際、物品の所定の保持位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、保持部の向きと物品の向き(第1の搬送部による搬送方向)が一致した状態となる。このため、仮に物品が袋体などのように厚みにばらつきがある場合、保持部が所定の保持位置よりも円周方向の後方または前方で物品を保持しても、保持部は物品を正しい向きで保持することができる。
また、第1の搬送部から第2の搬送部に移送されてきた物品の保持部による保持を解除する際、物品の所定の保持解除位置より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、前記保持部の向きと物品の向き(第2の搬送部による搬送方向)が一致した状態となる。このため、物品が第2の搬送部に載置されるときには物品の自転は収まっているため、保持部は物品の保持を正しい向きで解除することができる。
よって、物品を第1の搬送部から第2の搬送部に正確に移載し得るため、第2の搬送部上において物品の姿勢が乱れることなく搬送することができ、装置全体の物品の搬送効率を向上させることが可能となる。
本実施形態に係る物品移載装置の一部断面の正面概略図である。 図1の物品移載装置の副軸部および保持部の拡大断面図である。 図1の物品移載装置の平面図である。 図1の物品移載装置の円筒ベース部を第1の搬送部側から見た正面図である。 保持部と物品の向きを示す図である。 図1の物品移載装置における物品を保持する際の保持部の向きの移行状態を示す図である。 図1の物品移載装置における物品を移送する際の保持部の向きの移行状態を示す図である。 図1の物品移載装置における物品の保持を解除する際の保持部の向きの移行状態を示す図である。 従来の物品移載装置における物品を保持する際の保持部の向きの移行状態を示す図である。
次に、本発明に係る物品移載装置(以下、本装置という)の実施形態について図1〜図8を参照しつつ説明する。
本装置は、図1に示すように、基台に回転可能に設けられた主軸部1と、主軸部1に中央部が軸支された回転ベース部2と、回転ベース部2の外周部に円周方向に沿って等間隔に配置された4個の副軸部3と、副軸部3の下端部に設けられた保持部4と、主軸部1の上方に設けられた第2の主軸部6と、主軸部1の中間部に設けられた円筒ベース部5とを備え、図示略の基台に支持されている。
前記主軸部1は、上下方向に延びる主軸11と、主軸11を支持する支持部材12と、主軸11の下端部に設けられた減速機13および駆動モータ14とを備える。これにより図示略の制御部により駆動モータ14が駆動すると、主軸11が支持部材12に支持されながら軸回転する。
前記回転ベース部2は、中央部から外周部に向かって延びる円盤枠状に形成され、下面の中央部に主軸部1の主軸11が連結固定されている。また、回転ベース部2は、上面の中央部に第2の主軸部6を挿入するための孔部21が形成され、上面および下面の外周部に副軸部3を挿入するための孔部22が形成されている。これにより、主軸部1の主軸11が軸回転すると、回転ベース部2が中央部を中心として水平に回転し、副軸部3および保持部4が主軸部1の主軸11の回りを円軌道を描きながら回転することができる。
前記副軸部3は、上下方向に延びる副軸31と、副軸31の上部に設けられた副プーリ32と、副軸31の下部に設けられたブラケット33とを備え、回転ベース部2の孔部22にベアリングを介して回転可能に挿通されている。
この副軸31は、いわゆるスプラインシャフトであり、前記副プーリ32とスプラインナット34を介して接続されるとともに、連結部材35を介してブラケット33に接続されている。また、ブラケット33の上端部の側面にはカムフォロア36が設けられており、後述するように円筒ベース部5のカム溝51に係合している。これにより、副プーリ32が回転すると、スプラインナット34を介して副軸31が軸回転することができる。また、後述するようにブラケット33が上下方向に移動すると、副軸31も上下方向に移動することができる。
前記保持部4は、副軸部3の副軸31の下端部に連結部材35を介して固定された保持部本体41と、保持部本体41の下端面に固定された3個のサクションカップ42とを備える。これにより副軸部3の副軸31が上下方向に移動すると、保持部4も上下方向に移動し、副軸31が軸回転すると、保持部4も軸回転することができる。
また、前記保持部4は、図5に示すように、所定の保持位置(図5(a)の上側位置)および保持解除位置(図5(a)の右側位置)では、主軸部1の周りの外周側において、2個のサクションカップ42が当該円周方向に並んで配置されるとともに、主軸部1の周りの内周側において1個のサクションカップ42が配置され、全体として主軸部1の主軸11から見て3個のサクションカップ42が逆正三角形状となるように配置されている。
また、前記保持部4は、第1の搬送部100上における物品Wの所定の保持位置(図5(a)の上側位置)より円周方向の前方および後方の所定の回転軌道範囲αにおいて、副軸部3の副軸31が軸回転することにより、前記第1の搬送部100による物品Wの搬送方向Xに平行な方向に向いた状態を維持しながら、主軸部1の主軸11の回りを回転する。
また、前記保持部4は、第2の搬送部200上における物品Wの所定の保持解除位置(図5(b)の右側位置)より円周方向の前方および後方の所定の回転軌道範囲βにおいて、副軸部3の副軸31が軸回転することにより、前記第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yに平行な方向に向いた状態を維持しながら、主軸部1の主軸11の回りを回転する。なお、図5(a)において、円形の一点鎖線は主軸部1の周りを回転する保持部4の全体の回転軌道を示す。
具体的に説明すると、本実施形態では、前記保持部4は、図5(b)に示すように、外周側の2個のサクションカップ42の中心を結ぶ線分に平行な方向が保持部4の向きZとなされている。そして、物品Wの所定の保持位置(図5(a)の上側位置)において、保持部4の向きZは、主軸部1の主軸11の周りの円周方向(接線方向)と一致すると同時に、第1の搬送部100または第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Xと一致する。また、保持部4の向きZは、物品の所定の保持位置(図5(a)の側位置)より前方および後方の所定の回転軌道範囲αにおいて、主軸部1の主軸11の周りの円周方向(接線方向)と一致せず、第1の搬送部100または第2の搬送部200による物品Wの搬送方向XまたはYと一致する。
一方、物品Wの所定の保持解除位置(図5(a)の右側位置)において、保持部4が物品の移送時に90度回転していることにより、保持部4の向きZと直交する新たな向きは、主軸部1の主軸11の周りの円周方向(接線方向)と一致すると同時に、第1の搬送部100または第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yと一致する。また、保持部4の向きZと直交する新たな向きは、物品の所定の保持解除位置(図5(a)の右側位置)より前方および後方の所定の回転軌道範囲βにおいて、主軸部1の主軸11の周りの円周方向(接線方向)と一致せず、第1の搬送部100または第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yと一致する。この保持部4による物品Wの保持および保持解除の動作については後述することとする。
また、前記保持部本体41は、図2に示すように、内部に空洞41aが形成されており、該空洞41aが図示略の真空ブロア等の真空形成装置と連結部材35を介して連通している。また、サクションカップ42は、下面に複数の吸引口42aが形成され、該吸引口42aが保持部本体41の空洞41aと連通している。このため、真空形成装置が作動すると、図2の矢印に示すように、吸引口42aから空気が吸引されることにより物品Wを吸着することができる。なお、サクションカップ42は、ゴム製の蛇腹状に形成されており、物品Wの厚みのばらつきを吸収するようになっている。
前記円筒ベース部5は、主軸部1の中間部の高さ位置において、支持部材12の上端部に軸支される態様で固定されている。この円筒ベース部5は、図4に示すように、周面にカム溝51が形成されており、カム溝51は高さ方向が変化するカム曲線を形成している。このカム溝51には、上述のように副軸部3のカムフォロア36が係合している。これにより回転ベース部2の回転に伴って副軸部3が主軸部1の回りを回転すると、それに伴ってカムフォロア36が円筒ベース部5のカム溝51に沿って走行する。このときカム溝51の高さ位置が変化しているため、カムフォロア36の高さ位置も変化して、それに伴って副軸部3および保持部4が上下方向に移動する。
具体的に説明すると、カムフォロア36がカム溝51のカム曲線の下方位置に当接しているとき、副軸部3がブラケット33を介して軸方向下方に移動して、保持部4が物品Wを吸着保持する所定の高さ位置、または物品Wの吸着保持を解除する所定の高さ位置に移動する。また、カムフォロア36がカム溝51のカム曲線の上方位置に当接しているとき、ブラケット33を介して副軸31も軸方向上方に移動し、保持部4が上方の退避高さ位置に移動して、主軸11の周りを回転し得る状態となる。
前記第2の主軸部6は、上下方向に延びる第2の主軸61と、第2の主軸61の上端部に設けられた減速機62および駆動モータ63と、第2の主軸61の下端部に設けられた主プーリ64とを備える。第2の主軸61は、主軸部1の主軸11の上方であって、該主軸11と同一軸線上に設けられている。
前記第2の主軸61の主プーリ64と各副軸部3の副プーリ32の間には、図3に示すように、ベルト部材7が無端状態に巻架されている。具体的には、ベルト部材7は、主プーリ64から図3の左側の副プーリ32に延びて該副プーリ32の外側に巻架され、図3の上側の副プーリ32に延びて該副プーリ32の外側に巻架して、図3の右側の副プーリ32に延びて該副プーリ32の外側に巻架して、図3の下側の副プーリ32に延びて該副プーリ32の外側に巻架されたあと、主プーリ64に延びて主プーリ64の外側に巻架されている。なお、本実施形態では、左側の副プーリ32と上側の副プーリ32の間、上側の副プーリ32と右側の副プーリ32の間、右側の副プーリ32と下側の副プーリ32の間のそれぞれに中間ローラ8が設けられており、ベルト部材7に対してテンションをかけるようになっている。
これにより、駆動モータ14が作動して第2の主軸61が所定の方向に軸回転すると、ベルト部材7が主プーリ64と各副プーリ32の間を所定の方向に無端状態に走行し、それに伴って各副プーリ32が同時に軸回転することができる。この第2の主軸61の軸回転の制御については後述することとする。
次に本装置の動作について図6〜図8を参照しつつ説明する。
なお、本実施形態では、第1の搬送部100と第2の搬送部200が互いに90度の角度で配置されており、第1の搬送部100と第2の搬送部200の内角部分に本装置が配置されている。また、図において、一点鎖線の円Cは、本装置の保持部4が回転する軌道を示し、一点鎖線の十字Jの中央部Oに主軸11が存在するとともに、一点鎖線の円Cと十字Jの4つの交点に各保持部4が存在するものとして説明する。また、図において、黒三角Zは保持部4の向きを示している。さらに、実際には複数の物品Wを移載するが、説明の便宜上、一の物品Wに着目して物品Wの移送を説明する。
<本装置の動作の概要>
第1の搬送部100により物品Wが下流側端部のあらかじめ定められた所定の保持位置(図6(b)の位置)に到達すると、本装置は、当該所定の保持位置において保持部4により物品Wを吸着保持する。そして、本装置は、主軸部1の主軸11を中心として軸回転することによって、物品Wを第1の搬送部100の所定の保持位置(図6(b)の位置)から第2の搬送部200のあらかじめ定められた上流側端部の所定の保持解除位置(図8(b)の位置)まで公転させながら移送する。そして、本装置は、所定の保持解除位置(図8(b)の位置)において保持部4による物品Wの吸着保持を解除して、物品Wを第2の搬送部200に載置する。このように本装置は、物品Wに対して保持、移送、並びに保持解除を連続的に繰り返すことにより、複数の物品Wを第1の搬送部100から第2の搬送部200に順次移載する。
<本装置における物品Wの保持時の動作>
第1の搬送部100により物品Wが所定の保持位置(図6(b)の位置)に搬送されてくる際、本装置の副軸31および保持部4が回転ベース部2の回転に伴って当該所定の保持位置(図6(b)の位置)まで回転する。
このとき、所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の後方の所定の回転軌道範囲(図6(a)の位置から図6(b)の位置までの範囲)において、本装置の副軸31が、円筒ベース部5のカム溝51のカム曲線に沿って軸方向下方に次第に移動していき、保持部4が所定の物品Wを吸着保持する高さ位置に移動して物品Wを吸着保持する。
一方、所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の前方の所定の回転軌道範囲(図6(b)の位置から図6(c)の位置までの範囲)において、本装置の副軸31が、円筒ベース部5のカム溝51のカム曲線に沿って軸方向上方に次第に移動していき、保持部4が物品Wの退避高さ位置まで移動する。
また、本装置の保持部4が所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の後方の位置(図6(a)の位置)に到達したとき、本装置の第2の主軸61が右周りに所定角度軸回転することによりベルト部材7が図3の右周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向(図3の右回り)に所定角度で軸回転することによって、前記保持部4の向きZが第1の搬送部100による物品Wの搬送方向Xに平行な方向に向いた状態となる。
また、所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の後方の所定の回転軌道範囲(図6(a)の位置から図6(b)の位置までの範囲)において、本装置の第2の主軸61が次第に左周りに軸回転することによりベルト部材7が左周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向と逆方向に次第に軸回転することによって、保持部4の向きZが第1の搬送部100による物品Wの搬送方向Xと平行な方向に維持された状態となる。
また、所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の前方の所定の回転軌道範囲(図6(b)の位置から図6(c)の位置までの範囲)において、本装置の第2の主軸61が次第に左周りに軸回転することによりベルト部材7が左周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向と逆方向に次第に軸回転することによって、保持部4の向きZが第1の搬送部100による物品Wの搬送方向Xと平行な方向に維持された状態となる。
なお、本実施形態において、保持部4は、物品Wの所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の前方および後方に回転角度20度以内(合計40度以内の回転角度)の回転軌道範囲α(図6(a)の位置から図6(c)の位置までの範囲)において、第1の搬送部100による物品Wの搬送方向Xに平行な方向に向いた状態を維持しながら主軸11の回りを回転する。
而して、第1の搬送部100により搬送されてきた物品Wを保持部4により保持する際、物品Wの所定の保持位置(図6(b)の位置)より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、保持部4の向き(主軸部1の周りの円周方向)と物品Wの向き(第1の搬送部100による搬送方向)が一致した状態となる。このため、仮に物品Wが袋体などのように厚みにばらつきがある場合、物品Wが所定の厚みより厚かったり、あるいは薄かったりして、保持部4が所定の保持位置(図6(b)の位置)よりも円周方向の後方または前方で物品を保持しても、保持部4は物品Wを正しい向きで保持することができる。
<本装置における物品Wの移送時の動作>
物品Wが保持部4により吸着されたあと、図7(a)〜(f)に示すように、本装置の副軸31および保持部4が回転ベース部2の回転に伴って主軸11の回りを回転すると、物品Wが主軸11の周りを公転しながら第1の搬送部100の保持位置(図6の(b)の位置)から第2の搬送部200の保持解除位置(図8の(b)の位置)まで移送される。
このとき、本装置の第2の主軸61が次第に右回りに軸回転することによりベルト部材7が右回りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向に次第に軸回転することによって、保持部4が右回りに90度回転して、物品Wを90度自転させる。
これにより、第1の搬送部100において搬送方向に対して縦方向の状態で搬送されてきた物品Wを、第2の搬送部200において搬送方向に対して横方向の状態で載置して搬送することができる。
<本装置における物品Wの保持解除時の動作>
物品Wが第2の搬送部200の所定の保持解除位置(図8(b)の位置)が到達する際、本装置の副軸31および保持部4が回転ベース部2の回転に伴って当該所定の保持解除位置(図8(b)の位置)まで回転している。
このとき、所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の後方の所定の回転軌道範囲(図8(a)の位置から図8(b)の位置までの範囲)において、本装置の副軸31が、円筒ベース部5のカム溝51のカム曲線に沿って軸方向下方に次第に移動していき、保持部4が所定の物品Wを吸着保持を解除する高さ位置に移動して物品Wの吸着保持を解除して、第2の搬送部200に物品Wを載置する。
一方、所定の保持解除位置(図8(b)の位置)から円周方向の前方の所定の回転軌道範囲(図8(b)の位置から図8(c)の位置までの範囲)において、本装置の副軸31が、円筒ベース部5のカム溝51のカム曲線に沿って軸方向上方に次第に移動していき、保持部4が物品Wの退避高さ位置まで移動する。
また、本装置の保持部4が所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の後方の位置(図8(a)の位置)に到達したとき、本装置の第2の主軸61が右周りに所定角度軸回転することによりベルト部材7が図3の右周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向(図3の右回り)に所定角度で軸回転することによって、前記保持部4の向きZと直交する新たな向きが第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yに平行な方向に向いた状態となる。
また、所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の後方の所定の回転軌道範囲(図8(a)の位置から図8(b)の位置までの範囲)において、本装置の第2の主軸61が次第に左周りに軸回転することによりベルト部材7が左周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向と逆方向に次第に軸回転することによって、保持部4の向きZと直交する新たな向きが第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yと平行な方向に維持された状態となる。
また、所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の前方の所定の回転軌道範囲(図8(b)の位置から図8(c)の位置までの範囲)において、本装置の第2の主軸61が次第に左周りに軸回転することによりベルト部材7が左周りに走行して、それに伴って副軸31が円周方向と逆方向に次第に軸回転することによって、保持部4の向きZに直交する新たな向きが第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yと平行な方向に維持された状態となる。
なお、本実施形態において、保持部4は、物品Wの所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の前方および後方に回転角度20度以内(合計40度以内の回転角度)の回転軌道範囲β(図8(a)の位置から図8(c)の位置までの範囲)において、第2の搬送部200による物品Wの搬送方向Yに平行な方向に向いた状態を維持しながら主軸11の回りを回転する。
而して、第1の搬送部100から第2の搬送部200に移送されてきた物品Wの保持部4による保持を解除する際、物品Wの所定の保持解除位置(図8(b)の位置)より円周方向の前方および/または後方の所定の回転軌道範囲では、保持部4の新たな向き(主軸部1の周りの円周方向)と物品Wの向き(第2の搬送部200による搬送方向)が一致した状態となる。このため、物品Wが第2の搬送部200に載置されるときには物品Wの自転は収まっているため、保持部4は物品Wの保持を正しい向きで解除することができる。
なお、本実施形態では、保持部4が第1の搬送部100または第2の搬送部200による物品Wの搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持する回転軌道範囲として前方および後方に回転角度20度に設定したが、その他の角度であってもよい。
また、副軸部3は、一の第2の主軸61および駆動モータにより同時に軸回転するものとしたが、各副軸部3に個別に設けられた駆動モータにより軸回転してもよい。
また、第1の搬送部100および第2の搬送部200は上述の配置に限定されるものではなく、その他の配置であってもよい。
また、物品Wを第1の搬送部100から第2の搬送部200まで移送するときに90度自転させるものとしたが、その他の角度で自転させてもよいし、あるいは自転させないものとしてもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1…主軸部
11…主軸
12…支持部材
13…減速機
14…駆動モータ
2…回転ベース部
21、22…孔部
3…副軸部
31…副軸
32…副プーリ
33…ブラケット
34…スプラインナット
35…連結部材
36…カムフォロア
4…保持部
41…保持部本体
42…サクションカップ
42a…吸引口
5…円筒ベース部
51…カム溝
6…第2の主軸部
61…第2の主軸
62…減速機
63…駆動モータ
64…主プーリ
7…ベルト部材
8…中間ローラ

Claims (3)

  1. 第1の搬送部から第2の搬送部に物品を移載する物品移載装置であって、
    軸回転可能に設けられた主軸部と、
    前記主軸部に軸支された回転ベース部と、
    前記回転ベース部において前記主軸部の周りの円周方向に沿って軸回転可能に設けられた副軸部と、
    前記副軸部に設けられ、物品を保持する保持部とを備え、
    前記第1の搬送部により搬送されてきた物品を前記保持部により保持したあと、前記主軸部の軸回転により前記回転ベース部が回転するのに伴って前記副軸部が前記主軸部の周りを回転することによって、前記保持部により保持された物品を前記第1の搬送部から前記第2の搬送部に移送し、前記保持部による物品の保持を解除して前記第2の搬送部に物品を載置するものとなされ、
    前記保持部は、前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置より円周方向の後方に回転角度20度の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第1の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持し、
    前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置と前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置の間において、前記副軸部が軸回転することにより保持部の向きを変えることにより物品の向きを変えたあと、
    前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置より円周方向の後方に回転角度20度以内の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第2の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら、前記主軸部の回りを回転することを特徴とする物品移載装置。
  2. 前記保持部は、前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置より円周方向の前方に回転角度20度の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第1の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持し
    前記第1の搬送部上における物品の所定の保持位置と前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置の間において、前記副軸部が軸回転することにより保持部の向きを変えることにより物品の向きを変えたあと、
    前記第2の搬送部上における物品の所定の保持解除位置より円周方向の前方に回転角度20度以内の回転軌道範囲において、前記副軸部が軸回転することにより、前記第2の搬送部による物品の搬送方向に平行な方向に向いた状態を維持しながら、前記主軸部の回りを回転する請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 回転可能に設けられた第2の主軸部と、
    前記第2の主軸部に設けれた主プーリと、
    前記副軸部に設けられた副プーリと、
    前記主プーリと前記副プーリに無端状態に巻架されたベルト部材とを備え、
    前記第2の主軸部の軸回転により前記主プーリを介して前記ベルト部材が回転走行するのに伴って、前記副プーリを介して前記副軸部が軸回転する請求項1または請求項2に記載の物品移載装置。
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