JP6851160B2 - 錠剤搬送装置並びに錠剤印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤を搬送する錠剤搬送装置並びに錠剤印刷装置に関するものである。
従来より、錠剤を搬送しながら所定の識別情報を印刷する錠剤印刷装置が知られており、最近では錠剤の両面に所定の識別情報を印刷することが行われている。具体的に説明すると、この錠剤印刷装置は、錠剤を搬送する搬送装置と、搬送装置により搬送されてきた錠剤の一方面を撮像する第1の撮像装置と、錠剤の他方面を撮像する第2の撮像装置と、錠剤の一方面および他方面に所定の識別情報を印刷する印刷装置とを備え、第1の撮像装置および第2の撮像装置により撮像された錠剤の一方面および他方面の画像データに基づいて印刷装置が所定の識別情報を割線等に沿って印刷する。
このような装置では、錠剤の一方面と他方面の両面を撮像するため、搬送装置は、錠剤を載置状態で搬送する第1の搬送部と、錠剤を天吊り状態で搬送する第2の搬送部と、再び錠剤を載置状態で搬送する第3の搬送部とを備え、第1の搬送部により載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に対して天吊り状態で受け渡したあと、第2の搬送部により天吊り状態で搬送されてきた錠剤を第3の搬送部に対して載置状態で受け渡す構造になっている場合がある。
これによれば第1の搬送部または第3の搬送部により錠剤が載置状態で搬送されるときに第1の撮像装置により錠剤の一方面を撮像するとともに、第2の搬送部により錠剤が天吊り状態で搬送されるときに第2の撮像装置により錠剤の他方面を撮像することができる。
このように第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で受け渡す搬送装置は上述の錠剤印刷装置のみならず、錠剤以外の小物物品の搬送装置(特許文献1,2参照)にも使用されている。
特開平7−198616号公報 特開平3−248047号公報
しかしながら、第1の搬送部により載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で受け渡す際、錠剤が載置状態から天吊り状態へと搬送状態を完全に変えるため、錠剤を確実に受け渡すことが容易なものではなかった。特に第1の搬送部が、振動フィーダにより錠剤を振動させながら徐々に搬送させる場合、搬送方向前方に向けて下方に傾斜する態様で配置されることから、第1の搬送部と第2の搬送部の最接近箇所が1か所のみとなるため、錠剤を確実に受け渡すことがさらに容易なものではなかった。
本発明は、上述の技術的背景に鑑みてなされたものであり、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で確実に受け渡すことができる錠剤搬送装置、並びに該錠剤搬送装置が設けられた錠剤印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、錠剤を搬送する錠剤搬送装置であって、錠剤を載置状態で搬送する第1の搬送部と、錠剤を天吊り状態で搬送する第2の搬送部と、前記第1の搬送部の搬送方向前方であって、かつ前記第2の搬送部の下方に配置された搬送補助部とを備え、前記搬送補助部は、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を上方に移動させながら、第2の搬送部に天吊り状態で受け渡すものとなされていることを特徴とする。
これによれば、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で確実に受け渡すことができる。
また、前記搬送補助部は、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を搬送方向の斜め上方に傾斜させた状態で第2の搬送部に天吊り状態で受け渡してもよい。これによれば、錠剤の搬送方向前方の端部が速やかに第2の搬送部に接触するため、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態でより確実に受け渡すことができる。
また、前記搬送補助部は、搬送方向に軸回転する回転ローラからなり、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を回転ローラの周面に載置させたあと、回転ローラの回転に従って該錠剤を搬送方向の斜め上方に移動させながら第2の搬送部に天吊り状態で受け渡してもよい。これによれば、簡易な構成にして、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で確実に受け渡すことができる。
また、前記回転ローラは、錠剤が嵌る凹部が周面に形成されていてもよい。これによれば、錠剤を回転ローラの周面に安定して載置することができる。また、特に錠剤がR錠と呼ばれる錠剤のように周面が膨らんだ形状の場合、錠剤が回転ローラの周面から突出する高さを調節することができる。
また、前記回転ローラは、錠剤が載置される部分の軸方向の片側または両側に溝部が形成されていてもよい。これによれば、第2の搬送部が気体の吸引により錠剤を吸着する場合、気体が回転ローラの周面上の錠剤の下方側から流れるため、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
また、前記回転ローラは、周面の最上点が第1の搬送部の先端部より上方に位置する態様で配置されていてもよい。これによれば、錠剤が、回転ローラの回転に従って第1の搬送部の先端部より上方の位置まで搬送されるため、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
また、前記回転ローラは、第1の搬送部および第2の搬送部による錠剤の搬送速度より早い回転速度で回転してもよい。これによれば、錠剤が、回転ローラの回転に従って第1の搬送部および第2の搬送部の搬送速度より早い速度で搬送方向の斜め上方に搬送されるため、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
また、前記搬送補助部は、気体を噴射する噴射装置からなり、第1の搬送部から搬送されてきた錠剤に対して下方から気体を噴射することにより、該錠剤を搬送方向の上方に移動させながら第2の搬送部に天吊り状態で受け渡してもよい。これによれば、錠剤に何らかの部材が物理的に接触することなく、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で確実に受け渡すことができる。
また、前記噴射装置は、前記第1の搬送部の先端部に一体的に設けられ、第1の搬送部の振動等の動作に連動するものとなされていてもよい。これによれば、第1の搬送部の振動等の動作に連動するため、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
また、本発明に係る錠剤印刷装置は、上述の錠剤搬送装置が設けられていることを特徴とする。これよれば装置内において錠剤を確実に搬送することができ、錠剤の表面および/裏面に対して所定の印刷を精度良く行うことが可能となる。
本発明によれば、第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を第2の搬送部に天吊り状態で確実に受け渡すことができる。このため、装置内において錠剤を確実に搬送することができ、錠剤の表面および/裏面に対して所定の印刷を精度良く行うことが可能となる。
本実施形態に係る錠剤印刷装置を示す構成概略図である。 図1の天吊り型コンベア付近の拡大側面図である。 図1の天吊り型コンベア付近の拡大平面図である。 図1の天吊り型コンベアおよび回転ローラの拡大側面図である。 図1の天吊り型コンベアおよび回転ローラの拡大正面図である。 第1の変形例に係る天吊り型コンベアおよび回転ローラの拡大正面図である。 第2の変形例に係る天吊り型コンベアおよび回転ローラの拡大正面図である。 第2の実施形態に係る天吊り型コンベアおよび回転ローラの拡大側面図である。
<第1の実施形態>
次に、本発明に係る錠剤印刷装置(以下、本装置という)の第1の実施形態について図1〜図7を参照しつつ説明する。
本装置は、図1に示すように、基台1と、基台1の上部に設けられた投入部2と、基台1内において投入部2の下方に設けられた上流側の搬送部3と、上流側の搬送部3の下方に設けられた下流側の搬送部4と、下流側の搬送部4の下方に設けられた乾燥部5と、各部を制御する制御部6とを備える。
なお、本実施形態では、錠剤Tの表面において、錠剤Tを半分に分割するための割線T1が刻設されている。また、錠剤Tの表面とは、錠剤Tの割線が刻設されている面をいい、錠剤Tの裏面とは、錠剤Tの割線が刻設されていない面をいう。また、錠剤Tの一方面とは、錠剤Tの表裏にかかわらず、上流側の搬送部3の下方側の面、および下流側の搬送部4の上方側の面をいう。また、錠剤Tの他方面とは、錠剤Tの表裏にかかわらず、上流側の搬送部3の上方側の面、および下流側の搬送部4の下方側の面をいう。
前記投入部2は、上部に投入口21aが形成されたホッパー21を備えており、投入口21aからホッパー21に複数の錠剤Tが投入されると、錠剤Tはホッパー21の内部を通過したあと、上流側の搬送部3に排出される。
前記上流側の搬送部3は、投入部2から投入された複数の錠剤Tを一方の方向(図1の右方向)に搬送するものであり、投入部2の下方に設けられた第1の搬送部としての多列振分けトラフ31と、多列振分けトラフ31の搬送方向前方に設けられた第2の搬送部としての天吊り型コンベア32と、天吊り型コンベア32の搬送方向前方に設けられた載置型コンベア33とを備え、これら多列振分けトラフ31、天吊り型コンベア32および載置型コンベア33が搬送方向に沿って並んで配置されている。
前記多列振分けトラフ31は、搬送方向前方に向かって緩やかに下方に傾斜する態様で配置されており、図示略の振動フィーダによる進行方向の振動によって、複数の錠剤Tを幅方向(図3の上下方向)に多列に振り分けるとともに、次第に整列させながら搬送する。
前記天吊り型コンベア32は、図2に示すように、搬送方向前方に配置された駆動軸321と、搬送方向後方に配置された従動軸322と、駆動軸321および従動軸322の間に無端状態で巻架されたタイミングベルト323とを備え、図示略の駆動モータにより駆動軸321が自軸回転することによりタイミングベルト323が図1の左周りに回転する。なお、図2中のαは、従動軸322の回転軸である。
このタイミングベルト323は、図3に示すように、複数の細長いタイミングベルト片323aから構成されており、各タイミングベルト片323aが幅方向に錠剤Tの幅より狭い隙間を空けて配置されている。そして、図示略の負圧チャンバによりタイミングベルト片323aの各隙間から空気を吸引することによって錠剤Tを吸着するようになっている。
而して、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた複数の錠剤Tは、天吊り型コンベア32に到達した際、天吊り型コンベア32のタイミングベルト323に天吊り状態で吸着される態様で略同一平面上で受け渡され、その天吊り状態を維持しながらタイミングベルト323の回転に従って搬送方向前方に搬送されていく。
このとき、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に対して天吊り状態で受け渡す際、錠剤Tが載置状態から天吊り状態へと搬送状態を完全に変えるため、錠剤Tを確実に受け渡すことが容易なものではなかった。特に本実施形態のように、多列振分けトラフ31が、錠剤Tを図示略の振動フィーダにより振動させながら徐々に搬送させる場合、搬送方向前方に向けて下方に傾斜する態様で配置されることから、多列振分けトラフ31と天吊り型コンベア32の最接近箇所が1か所のみとなるため、錠剤Tを受け渡すことがさらに容易なものではなかった。
そこで、本発明では、図1および図2に示すように、多列振分けトラフ31の搬送方向の前方であって、かつ天吊り型コンベア32の下方の位置において、搬送補助部として回転ローラ34が設けられている。この回転ローラ34は、図4および図5に示すように、直径80mm、長さ130mmの周面がフラットな円柱状に形成された金属製または合成樹脂製のローラである。そして、回転ローラ34は、天吊り型コンベア32の従動軸322と平行な態様で配置され、図示略の駆動モータにより回転軸βを中心にして搬送方向(図4の右回り)に所定の回転速度で軸回転する。
而して、多列振分けトラフ31から搬送されてきた錠剤Tは、図4に示すように、回転ローラ34の周面に載置されたあと、回転ローラ34の回転に従って搬送方向の斜め上方に移動しながら、天吊り型コンベア32に天吊り状態で受け渡される。
特に本実施形態では、回転ローラ34は、周面の最上点が多列振分けトラフ31の先端部より上方に位置する態様で配置されている。このため、錠剤Tが、回転ローラ34の回転に従って多列振分けトラフ34の先端部より上方の位置まで搬送されるため、多列振分けトラフ34から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
また、回転ローラ34は、多列振分けトラフ31や天吊り型コンベア32による錠剤Tの搬送速度より早い回転速度、好ましくは多列振分けトラフ31や天吊り型コンベア32による錠剤Tの搬送速度の1.5倍〜2倍の回転速度で回転する。このため、錠剤Tが、回転ローラ34の回転に従って多列振分けトラフ31および天吊り型コンベア32の搬送速度より早い速度で搬送方向の斜め上方に搬送されるため、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
前記載置型コンベア33は、搬送方向前方に配置された反転ドラム331と、搬送方向後方に配置された従動軸332と、反転ドラム331と従動軸332の間において無端状態に巻架されたタイミングベルト333とを備え、図示略の駆動モータにより反転ドラム331が自軸回転することによりタイミングベルト333が図1の右周りに回転する。
また、前記タイミングベルト333は、天吊り型コンベア32のタイミングベルト323と同様に、複数の細長いタイミングベルト片から構成されており、各タイミングベルト片が幅方向に錠剤Tの幅より狭い隙間を空けて配置されている。そして、反転ドラム331において、図示略の負圧チャンバにより、タイミングベルト333の隙間から空気を吸引することによって錠剤Tを吸着するようになっている。
なお、前記反転ドラム331の左上方位置には中間ローラ334が設けられており、反転ドラム331から送出されたタイミングベルト333を反転ドラム331の左上方まで持ち上げることによって、載置型コンベア33の下方に後述する第1の撮像部101、第3の撮像部103、第2の印刷部202、第2の検査用撮像部302などの各部材を配置する空間を形成している。
而して、天吊り型コンベア32から天吊り状態で搬送されてきた複数の錠剤Tは、載置型コンベア33に到達した際、載置型コンベア33のタイミングベルト333に載置状態で同一平面上で受け渡されたあと、その載置状態を維持しながらタイミングベルト333の回転に従って搬送方向前方に搬送されていく。そして、反転ドラム331に到達した錠剤Tは、図示略の負圧チャンバによりタイミングベルト333に吸着され、反転ドラム331の回転に従って表裏反転する状態で下方に搬送されていく。
前記下流側の搬送部4は、上流側の搬送部3から複数の錠剤Tを表裏反転させた状態で受け取って、他方の方向(図1の左方向)に搬送するものであり、載置・天吊り型コンベア41を備える。
この載置・天吊り型コンベア41は、搬送方向前方に配置された反転ドラム411と、搬送方向後方に配置された従動軸412と、反転ドラム411と従動軸412の間において無端状態に巻架されたタイミングベルト413とを備え、図示略の駆動モータにより反転ドラム411が自軸回転することによりタイミングベルト413が図1の左周りに回転する。
このタイミングベルト413も、天吊り型コンベア32のタイミングベルト323と同様、複数の細長いタイミングベルト片から構成されており、各タイミングベルト片が幅方向に錠剤Tの幅より狭い隙間を空けて配置されている。そして、反転ドラム411において、図示略の負圧チャンバにより、タイミングベルト413の隙間から空気を吸引することによって錠剤Tを吸着するようになっている。
而して、上流側の搬送部3から表裏反転しながら搬送されてきた錠剤Tは、載置・天吊り型コンベア41に到達した際、載置・天吊り型コンベア41のタイミングベルト413に載置される態様で受け渡されたあと、その載置状態を維持しながらタイミングベルト413の回転に従って搬送方向前方に搬送されていく。そして、反転ドラム411に到達した錠剤Tは、負圧チャンバによりタイミングベルト413に吸着され、反転ドラム411の回転に従って表裏反転する状態で下方に搬送されたあと、そのまま天吊り状態で乾燥部5まで搬送されて同一平面上で受け渡される。
なお、下流側の載置・天吊り型コンベア41の前部の下方には、不良品排出ボックス42が設けられている。これにより、制御部6により不良品と判断された錠剤Tについては、載置・天吊り型コンベア41において天吊り状態で搬送される過程において、タイミングベルト413による吸着が解除されることにより下方に落下して、不良品排出ボックス42に排出される。
前記乾燥部5は、下流側の搬送部4から複数の錠剤Tを表裏反転させた状態で受け取って、複数の錠剤Tを一方の方向(図1の右方向)に搬送しながら乾燥するものであり、メッシュ型コンベア51を備える。
このメッシュ型コンベア51は、搬送方向前方に配置された駆動軸511と、搬送方向後方に配置された従動軸512と、駆動軸511と従動軸512の間において無端状態に巻架されたメッシュベルト513とを備え、図示略の駆動モータにより駆動軸511が自軸回転することによりメッシュベルト513が図1の右回りに回転する。
而して、下流側の搬送部4から天吊り状態で搬送されてきた複数の錠剤Tは、メッシュ型コンベア51に到達した際、メッシュベルト513上に載置される態様で同一平面上で受け渡され、その載置状態を維持しながらメッシュベルト513の回転に従って搬送方向前方に搬送される。このとき、錠剤Tは、図示略のヒータにより温風を吹き付けられることにより、表面および裏面における識別情報の印刷部分が乾燥させられる。
なお、前記乾燥部5の搬送方向前方には排出部7が設けられており、乾燥部5により乾燥されながら搬送されてきた良品の錠剤Tは排出部7から装置外に排出される。
前記上流側の搬送部3は、天吊り型コンベア32の下方に配置された第1の撮像部101と、上流側の載置型コンベア33の後部の上方に配置された第2の撮像部102と、上流側の載置型コンベア33の中間部の上方に配置された第1の印刷部201と、上流側の載置型コンベア33の前部の上方に配置された第1の検査用撮像部301とがそれぞれ設けられている。
前記第1の撮像部101は、天吊り型コンベア32により天吊り状態で搬送される錠剤Tについて、錠剤Tの下方側に露出した一方面を撮像する。また、前記第2の撮像部102は、載置型コンベア33により載置状態で搬送される錠剤Tについて、錠剤Tの上方側に露出した他方面を撮像する。また、前記第1の印刷部201は、制御部6による指令に基づいて錠剤Tの他方面に対して所定の識別情報を印刷するものである。また、前記第1の検査用撮像部301は、第1の印刷部201により所定の識別情報が印刷された錠剤Tについて、錠剤Tの他方面を撮像する。
前記下流側の搬送部4は、下流側の載置・天吊り型コンベア41の後部の上方に配置された第3の撮像部103と、下流側の載置・天吊り型コンベア41の中間部の上方に配置された第2の印刷部202と、下流側の載置・天吊り型コンベア41の前部の上方に配置された第2の検査用撮像部302とがそれぞれ設けられている。
前記第3の撮像部103は、下流側の載置・天吊り型コンベア41において、上流側の搬送部3から表裏反転させた状態で受け取った複数の錠剤Tの一方面を再撮像する。また、前記第2の印刷部202は、制御部6による指令に基づいて錠剤Tの一方面に対して所定の識別情報を印刷するものである。また、前記第2の検査用撮像部302は、第2の印刷部202により所定の識別情報が印刷された錠剤Tについて、錠剤Tの一方面を撮像する。
なお、本実施形態では、回転ローラ34は、周面がフラットな円柱状に形成されるものとしたが、図6に示すように、錠剤Tが嵌る凹部341が周面に形成されてもよい。これによれば、錠剤Tを回転ローラ34の周面に安定して載置することができる。また、特に錠剤TがR錠と呼ばれる錠剤Tのように周面が膨らんだ形状の場合、錠剤Tが回転ローラ34の周面から突出する高さを調節することができる。
また、回転ローラ34は、図7に示すように、錠剤が載置される部分の軸方向の片側または両側に溝部342が形成されてもよい。これによれば、天吊り型コンベア32が気体の吸引により錠剤Tを吸着する場合、気体が回転ローラ34の周面上の錠剤Tの下方側から流れるため、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る錠剤印刷装置(以下、本装置という)の第2の実施形態について図8を参照しつつ説明する。なお、本実施形態において、同一の部材については同一の符号を付して、その説明を省略することとする。
本装置では、搬送補助部として、回転ローラ34に代わって、気体を噴射する噴射装置34’が設けられている。この噴射装置34’は、図8に示すように、多列振分けトラフ31から搬送されてきた錠剤Tに対して下方から気体を噴射することにより、錠剤Tを搬送方向の上方(斜め上方を含む)に移動させながら天吊り型コンベア32に天吊り状態で受け渡す。この噴射装置34’による気体の噴射タイミングについては、気体を連続的に噴射するものであってもよいし、搬送されてくる錠剤Tの合わせて気体を間欠的に噴射するものであってもよい。
これによれば、錠剤Tに何らかの部材が物理的に接触することなく、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態で確実に受け渡すことができる。
特に本実施形態では、噴射装置34’は、多列の先端部に一体的に設けられ、多列振分けトラフ31の振動に連動するため、多列振分けトラフ31が進行方向に振動しても多列振分けトラフ31と噴射装置34’の隙間の間隔が一定となって、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態でより一層確実に受け渡すことができる。
なお、上記の各実施形態では、搬送補助部として回転ローラ34または噴射装置34’を用いたが、多列振分けトラフ31から載置状態で搬送されてきた錠剤Tを天吊り型コンベア32に天吊り状態で受け渡すことを補助するものであれば、どのような部材や装置であってもよい。
また、本発明を錠剤印刷装置に適用したが、錠剤を搬送することが含まれる装置であれば、どのような装置に適用してもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、本発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1・・・基台
2・・・投入部
21・・・ホッパー
3・・・上流側の搬送部
31・・・多列振分けトラフ(第1の搬送部)
32・・・天吊り型コンベア(第2の搬送部)
33・・・載置型コンベア
34・・・回転ローラ(搬送補助部)
4・・・下流側の搬送部
41・・・載置・天吊り型コンベア
5・・・乾燥部
51・・・メッシュ型コンベア
6・・・制御部
7・・・排出部
101・・・第1の撮像部
102・・・第2の撮像部
103・・・第3の撮像部
201・・・第1の印刷部
202・・・第2の印刷部
301・・・第1の検査用撮像部
302・・・第2の検査用撮像部

Claims (8)

  1. 錠剤を搬送する錠剤搬送装置であって、
    錠剤を載置状態で搬送する第1の搬送部と、
    錠剤を天吊り状態で搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部の搬送方向前方であって、かつ前記第2の搬送部の下方に配置された搬送補助部とを備え、
    前記搬送補助部は、前記第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を上方に移動させながら、錠剤の搬送方向前方の端部が第2の搬送部に接触するように搬送方向の斜め上方に傾斜させた状態で前記第2の搬送部に天吊り状態で受け渡すものとなされ
    前記搬送補助部は、搬送方向に軸回転する回転ローラからなり、前記第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を回転ローラの周面に載置させたあと、回転ローラの回転に従って該錠剤を搬送方向の斜め上方に移動させながら前記第2の搬送部に天吊り状態で受け渡すことを特徴とする錠剤搬送装置。
  2. 前記回転ローラは、錠剤が嵌る凹部が周面に形成されている請求項に記載の錠剤搬送装置。
  3. 前記回転ローラは、錠剤が載置される部分の軸方向の片側または両側に溝部が形成されている請求項または請求項に記載の錠剤搬送装置。
  4. 前記回転ローラは、周面の最上点が前記第1の搬送部の先端部より上方に位置する態様で配置されている請求項から請求項のいずれかに記載の錠剤搬送装置。
  5. 前記回転ローラは、前記第1の搬送部および前記第2の搬送部による錠剤の搬送速度より早い回転速度で回転する請求項から請求項のいずれかに記載の錠剤搬送装置。
  6. 錠剤を搬送する錠剤搬送装置であって、
    錠剤を載置状態で搬送する第1の搬送部と、
    錠剤を天吊り状態で搬送する第2の搬送部と、
    前記第1の搬送部の搬送方向前方であって、かつ前記第2の搬送部の下方に配置された搬送補助部とを備え、
    前記搬送補助部は、前記第1の搬送部から載置状態で搬送されてきた錠剤を上方に移動させながら、錠剤の搬送方向前方の端部が第2の搬送部に接触するように搬送方向の斜め上方に傾斜させた状態で前記第2の搬送部に天吊り状態で受け渡すものとなされ、
    前記搬送補助部は、気体を噴射する噴射装置からなり、前記第1の搬送部から搬送されてきた錠剤に対して下方から気体を噴射することにより、該錠剤を搬送方向の上方に移動させながら前記第2の搬送部に天吊り状態で受け渡すことを特徴とする錠剤搬送装置。
  7. 前記噴射装置は、前記第1の搬送部の先端部に一体的に設けられ、前記第1の搬送部の振動等の動作に連動するものとなされている請求項に記載の錠剤搬送装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の錠剤搬送装置が設けられている錠剤印刷装置。
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