JP6848838B2 - ショット装置 - Google Patents
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Description
請求項3記載の発明に係るショット装置は、被加工材が載置されると共に、下面に位置決め穴が形成された台車を載置可能であると共に、回転可能な回転テーブルと、前記回転テーブル上に設けられると共に、位置決めピンが上方への付勢力によって前記回転テーブル上に載置された前記台車の前記位置決め穴に挿入可能とされた位置決めピン機構と、前記回転テーブル上に載置された台車上の被加工材に対して投射材を投射する投射装置と、前記付勢力に抗して前記位置決めピンを下降させる解除機構と、前記解除機構を前記位置決めピンに対して接近及び離間させる進退機構と、を備える。
先ず、ショット装置としてのショットピーニング装置10について説明する。
ショットピーニング装置10は、図9に示すように、投射材を被加工材Wに対して投射する投射室12と、投射室12に被加工材Wを載置した台車30を案内する搬送部14と、を備えている。
搬送部14は、図9に示すように、台車30(図1、図2(A)、(B)参照)を矢印X方向に搬送するローラコンベア16と、ローラコンベア16の間から上昇して台車30を支持すると共に、V型レール102A、102Bによって矢印X方向と直交する矢印Y方向に移動させる台車リフト装置18と、台車リフト装置18のV型レール102A、102Bに連続して投射室12内の回転テーブル146上まで台車30を案内するガイド部20と、台車リフト装置18のV型レール102A、102B及びガイド部20のV型レール104A、104B上を回転テーブル146まで台車30を移動させる移送装置22と、有する。
先ず、被加工材W(図10のみ図示)を載置して搬送部14を移動して、投射室12の回転テーブル146上に案内される台車30について説明する。なお、図2では、矢印X1方向に沿って視ることを正面視、矢印Y2方向に沿って視ることを側面視という。
次に、台車30を矢印X方向に搬送するローラコンベア16の構成について簡略に説明する。ローラコンベア16は、図9に示すように、一対の側板80A、80B間に回転自在に軸支された複数のローラ82が矢印X方向に一定間隔をおいて設置されている。この複数のローラ82には、駆動ローラから図示しないタイミングベルト等を介して回転力が伝達される構成である。
台車リフト装置18は、図9に示すように、ローラコンベア16の矢印X方向の略中央で、ローラ82の下方に配置されている。
図9に示すように、ローラコンベア16の側板80Aの横から投射室12の内部の回転テーブル146まで延在するものであり、台車リフト装置18のV型レール102A、102Bと同形のV型レール104A、104Bから構成されている。
ローラコンベア16から回転テーブル146に台車30を移送させる移送装置22は、図9に示すように、基台110上に配置されたシリンダ112と、シリンダ112のロッド114の矢印Y1方向端部に設けられ、台車30のピン76を把持及び把持解除可能な把持部116とを備える。
投射室12は、図9及び図10に示すように、床面120、側壁121、天井122で閉塞された部屋である。図10に示すように、床面120を上下方向に貫通するように回転テーブル146を回転させる回転装置124(図6参照)が設けられている。また、投射室12には、平面視で回転装置124を挟んで矢印X方向の両側に後述するピン調整機構152A、152Bが配設された箱体200A、200Bが床面120上に設置されている。
回転装置124は、図6に示すように、投射室12の床面120の下方に配置されたモータ140と、モータ140の駆動軸142に取り付けられたカップリング143と、カップリング143の上端に取り付けられた支持台144と、支持台144の上部に取り付けられた平面視円形の回転テーブル146と、を備えている。すなわち、回転テーブル146は、モータ140の駆動力によって回転可能とされている。
位置決めピン機構150Aは、図7に示すように、回転テーブル146上に締結された矩形の基板160上の長手(矢印Y)方向の略中央に円筒形のガイド筒体162が立設されていると共に、長手方向両端部にシリンダ164A、164Bが立設されている。シリンダ164A、164Bのロッド166A、166Bの先端(上端)には支持板168が取り付けられている。支持板168は、図7に示すように、側面視ハット形状であり、上板部170と、上板部170の両端部から下方に延在する縦板部172A、172Bと、縦板部172A、172Bの下端からそれぞれ矢印Y1方向、矢印Y2方向に延在するフランジ部174A、174Bと、を備えている。
ピン調整機構152A、152Bは、図5に示すように、平面視で矢印X方向において回転テーブル146を挟んで対称に配置されている。以下、ピン調整機構152Aについてのみ説明し、ピン調整機構152Bの説明を省略する。
ローラコンベア16、台車リフト装置18、移送装置22、回転装置124、昇降機構128、ピン調整機構152A及び投射装置126の駆動制御を行う制御部230を有する。制御部230は、図6にのみ記載し、他の図では図示省略している。
次に、ショットピーニング装置10で被加工材Wを加工処理する場合の作用について説明する。
さらに、本実施形態では、ピン調整機構152A、152Bの爪部材206A、206Bが、位置決め固定時には回転テーブル146の径方向外側に後退(回転テーブル146から離間)するため、加工時に回転テーブル146上の台車30に搭載されたワークWに対して投射される投射材から離間され、投射材によって損傷することが抑制される。
本実施形態では、ショットピーニング装置10に適用したが、投射材を被加工材Wに投射するショット装置であれば、他の装置に適用しても良い。例えば、ショットブラスト装置等である。
12 投射室
16 ローラコンベア(搬送装置)
30 台車
62A、62B 挿入穴(位置決め穴)
104A、104B V型レール(第2レール)
126 投射装置
146 回転テーブル
148A、148B V型レール(第1レール)
150A、150B 位置決めピン機構
184 位置決めピン
202A、202B シリンダ(進退機構)
204A、204B シリンダ(解除機構)
206A、206B 爪部材(解除機構)
230 制御部
SA 載置位置
W 被加工材
WA 待機位置
Claims (5)
- 被加工材が載置されると共に、下面に位置決め穴が形成された台車を載置可能であると共に、一方向に連続的に複数周回回転可能な回転テーブルと、
前記回転テーブル上に設けられると共に、位置決めピンが上方への付勢力によって前記回転テーブル上に載置された前記台車の前記位置決め穴に挿入可能とされた位置決めピン機構と、
前記回転テーブル上に載置された台車上の被加工材に対して投射材を投射する投射装置と、
を備えるショット装置。 - 前記付勢力に抗して前記位置決めピンを下降させる解除機構と、
前記解除機構を前記位置決めピンに対して接近及び離間させる進退機構と、
を備える請求項1記載のショット装置。 - 被加工材が載置されると共に、下面に位置決め穴が形成された台車を載置可能であると共に、回転可能な回転テーブルと、
前記回転テーブル上に設けられると共に、位置決めピンが上方への付勢力によって前記回転テーブル上に載置された前記台車の前記位置決め穴に挿入可能とされた位置決めピン機構と、
前記回転テーブル上に載置された台車上の被加工材に対して投射材を投射する投射装置と、
前記付勢力に抗して前記位置決めピンを下降させる解除機構と、
前記解除機構を前記位置決めピンに対して接近及び離間させる進退機構と、
を備えるショット装置。 - 前記回転テーブルが配置される投射室と、
前記回転テーブル上に設置され、前記台車が移動可能とされた第1レールと、
前記台車が移動可能とされると共に、前記投射室の内部に台車を案内し、前記第1レールと接続可能とされた第2レールと、
を備える請求項1〜3のいずれか1項記載のショット装置。 - 一端側に前記台車上に被加工材を載置すると共に前記被加工材を台車から降ろす載置位置と、他端側に加工済みの被加工材を載置した台車が待機する待機位置とが設けられた搬送装置をさらに備え、
前記搬送装置の前記載置位置と前記待機位置の間に前記第2レールの前記回転テーブル側と反対側の端部が接続されている請求項4記載のショット装置。
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