JP6848320B2 - 水中移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、水中移動体に関する。
例えば、特許文献1には、電波を用いる気中部分の無線通信と音波を用いる水中部分の無線通信を中継する中継器が記載されている。水中における音波の通信距離は電波に比して長いため、通常、水中における無線通信には音波が用いられている。
特開2015−177395号公報
現在、水中ドローンと呼ばれる小型の無人水中移動体の利用が増えており、今後は、漁業、水中設備の点検、レジャー等での利用が増えると考えられる。この利用分野の広がりに伴い、今後は、深水域だけでなく浅水域での水中ドローンの利用が増えると予想される。また、浅水域での利用では、深水域での利用に比べ、ユーザ操作に対する高い追従性が求められるものと予想される。ところが、水中における音波の通信速度は遅いため、将来の多様な使い方に対応できない。
本発明の目的は、水中での無線通信に単一の通信方式のみを用いる場合に比べ、ユーザの操作性を改善することにある。
請求項1に記載の発明は、通信方式が異なる複数の通信部を有し、当該複数の通信部のいずれかを用いて、他の装置と水中で無線通信する通信手段と、深度の情報または深度によって変化する情報を取得する取得手段と、取得された情報に基づいて、水中での無線通信に使用する通信部を切り替えるように前記通信手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記複数の通信部のいずれを用いても通信できない場合、予め定めた位置に移動して通信を試みる水中移動体である。
請求項に記載の発明は、前記制御手段は、前記予め定めた位置に移動した後も前記複数の通信部によって通信ができないとき、故障信号送信部に故障信号を送信させることを特徴とする請求項に記載の水中移動体である。
請求項に記載の発明は、前記制御手段は、深度が浅いほど、前記複数の通信部のうち水中での速度が速い通信部を選択することを特徴とする請求項に記載の水中移動体である。
請求項に記載の発明は、前記制御手段は、深度が浅い領域では前記複数の通信部のうち電波を使用する通信部を選択し、深度が深い領域では前記複数の通信部のうち音波を使用する通信部を選択することを特徴とする請求項に記載の水中移動体である。
請求項1記載の発明によれば、通信ができなくなった位置で移動しない場合に比べ、通信が再開される可能性を高めることができる。
請求項記載の発明によれば、故障信号を送信しない場合に比べ、通信ができない原因を明らかにできる。
請求項記載の発明によれば、水中での無線通信に単一の通信方式のみを用いる場合に比べ、深度が浅い領域での通信速度を上げることができる。
請求項記載の発明によれば、水中での無線通信に単一の通信方式のみを用いる場合に比べ、深度が浅い領域での通信速度を上げることができる。
本実施の形態1に係る水中ドローンの構成例を示した図である。 本実施の形態1に係る制御部の機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態1に係る通信制御部による通信方式の切り替えの様子を概念的に説明する図である。 本実施の形態1に係る制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態2に係る水中ドローンの構成例を示した図である。 本実施の形態2に係る制御部の機能構成の一例を示したブロック図である。 本実施の形態2に係る通信制御部による通信方式の切り替えの様子を概念的に説明する図である。 本実施の形態2に係る制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態3に係る通信制御部による制御の概念を説明する図である。 本実施の形態3に係る通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態4に係る通信制御部による制御の概念を説明する図である。 本実施の形態4に係る通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態5における制御動作の概念図である。 本実施の形態5の通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態6における制御動作の概念図である。 本実施の形態6の通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
<水中ドローンの構成>
図1は、本実施の形態1に係る水中ドローン1の構成例を示した図である。水中ドローン1は、水中移動体の一例であり、より具体的には無人水中移動体の一種である。水中ドローンには、自律航行型と遠隔操作型がある。本実施の形態では、遠隔操作型の水中ドローンを想定する。もっとも、後述する制御内容は、自律航行型の水中ドローンに適用してもよい。
本実施の形態に係る水中ドローン1では、制御手段の一例である制御部10に対して各機能部が接続される。制御部10を含む各機能部は、基本的に、防水構造を採用する筐体内に収容されている。制御部10を含む各機能部には、電池22から電力が供給される。電池22は、動力源の一例であり、例えば一次電池、二次電池、燃料電池を使用する。なお、動力源として内燃機関を使用してもよい。
制御部10は、水中ドローン1を構成する各部を制御する。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13により構成される。ROM12は、CPU11により実行されるプログラムを記憶する。CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムを読み出し、RAM13を作業エリアに使用して、プログラムを実行する。このプログラムの実行を通じ、CPU11は水中ドローン1を構成する各機能部を制御する。
水中ドローン1は、通信方式の異なる複数の通信部を搭載している。本実施の形態の場合、水中ドローン1は、電波通信部15と音波通信部16の2種類の通信部を搭載する。電波通信部15は電波を送受信する通信部であり、音波通信部16は音波を送受信する通信部である。電波通信部15と音波通信部16は通信手段を構成する通信部の一例である。
本実施の形態における電波通信部15は、超長波と呼ばれる波長が10km〜100kmの電波を通信に使用する。この場合、水中での通信距離は10mである。なお、極超長波と呼ばれる100km〜1,000kmの電波を通信に使用する場合、水中での通信距離は100mである。ただし、通信距離は、淡水中であるか海水中であるかによっても異なり、水面における波の有無、濁りの有無、水温などの影響も受ける。
本実施の形態における音波通信部16は、音波を通信に使用する。音波の水中での通信距離は、一般に数100〜数1,000mであり、中には10,000mに及ぶものもある。本実施の形態の場合、浅水域では電波通信部15が選択され、深水域では音波通信部16が選択される。
照明部17は、活動領域を照明するために設けられる。照明部17には、例えばハロゲンランプ、白色LED(Light Emitting Diode)、カラーLEDを使用する。
撮像カメラ18は、活動領域を撮像するために設けられる。撮像カメラ18は、静止画を撮像するカメラでもよいし、動画を撮像するカメラでもよい。撮像された画像は、例えばRAM13に記憶される。
深度センサ19は、水圧を利用して深度を検出する。深度センサ19は、検出された水圧を深度に換算し、制御部10に出力する。深度の測定精度及び分解能は、深度センサ19に依存する。
操舵部20は、進行方向の変更に使用される。進行方向は、遠隔操作や制御部10が実行するプログラムに従って制御される。進行方向は、水平面内だけでなく、上下方向(浮上方向及び沈下方向)も含む。
推進部21は、例えばプロペラとプロペラを回転させるモータとで構成される。モータは、内部が錆びないように水密構造になっている。
<制御部の機能構成>
次に、制御部10の機能構成について説明する。図2は、本実施の形態1に係る制御部10の機能構成の一例を示したブロック図である。制御部10は、深度取得部101と通信制御部102を有する。深度取得部101は取得手段の一例であり、通信制御部102は制御手段の一例である。
深度取得部101は、深度センサ19から深度Dを取得し、例えばRAM13に保存する。通信制御部102は、取得された深度Dと閾値Th_Dを比較し、水中での無線通信に使用する通信方式(具体的には通信部)を決定する。本実施の形態の場合、閾値Th_Dを10mとする。閾値Th_Dの値は、使用する電波の波長や用途などにも依存する。
図3は、本実施の形態1に係る通信制御部102による通信方式の切り替えの様子を概念的に説明する図である。ここでの深度Dは、水面200から水中ドローン1までの距離であり、深度センサ19による測定値として与えられる。
通信制御部102は、深度Dの測定値と閾値Th_Dとを比較し、比較結果に応じて使用する通信方式を決定する。本実施の形態の場合、通信制御部102は、閾値Th_Dより浅い水深域を電波通信領域201として使用し、閾値Th_Dより深い水深域を音波通信領域202として使用する。電波は、水中での通信距離が音波に比して短い一方、通信速度が速いためである。
通信速度が相対的に速い電波を用いることで、ユーザ操作に対する水中ドローン1の追従が速くなる。このため、浅水域(電波通信領域201)では、水中での無線通信に音波のみを用いる場合に比べ、ユーザの操作性が向上される。また、通信速度が速いことで、撮像カメラ18で撮像された画像データのリアルタイム送信にも有利である。
一方、水深が深く電波が届きにくい領域又は電波が届かない領域(音波通信領域202)では、音波を用いることで、水中ドローン1の遠隔操作が継続される。音波の通信速度は電波に比べ遅くなるが、通信距離が長いため、遠隔制御も継続される。なお、通信方式が音波に切り替わるタイミングで圧縮度が高い画像フォーマットに切り替えてもよい。
通信制御部102は、切替条件の成立を検知すると、切替信号を出力する。具体的には、通信制御部102は、通信に使用する通信部を電波通信部15から音波通信部16に切り替える信号、又は、通信に使用する通信部を音波通信部16から電波通信部15に切り替える信号を出力する。
<水中ドローン1で実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る水中ドローン1で実行される処理の手順を説明する。図4は、本実施の形態1に係る制御部10(通信制御部102)で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。制御部10は、図4に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。本実施の形態の場合、図4に示すフローチャートは、予め定めた時間が経過する度に実行される。
まず、通信制御部102は、深度Dを測定する(ステップ101)。本実施の形態の場合、深度Dとして、深度センサ19の測定値をそのまま使用する。
次に、通信制御部102は、深度Dが閾値Th_Dを跨いで閾値Th_Dより深くなったか否かを判定する(ステップ102)。ここでの判定は、D≦Th_Dの関係からD>Th_Dの関係に切り替わったか否かで行われる。例えば測定された深度Dが、10mより浅い状態から10mより深い状態に切り替わったか否かが判定される。
ステップ102で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、通信方式を電波通信方式(電波通信部15)から音波通信方式(音波通信部16)に切り替える(ステップ103)。音波通信方式に切り替わることで通信速度は基本的に低下するが、電波通信方式では通信が切れる深度Dに達した後も、遠隔操作や画像データの送信が継続される。なお、音波通信方式による通信を選択する場合、画像圧縮率を高めたり、通信チャネル数を増やしたりして通信速度の低下を抑制してもよい。ここでの切り替えの後、通信制御部102は、ステップ101に戻る。
ステップ102で否定結果が得られた場合、通信制御部102は、深度Dが閾値Th_Dを跨いで閾値Th_Dより浅くなったか否かを判定する(ステップ104)。ここでの判定は、D≧Th_Dの関係からD<Th_Dの関係に切り替わったか否かで行われる。例えば測定された深度Dが、10mより深い状態から10mより浅い状態に切り替わったか否かが判定される。
ステップ104で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、通信方式を音波通信方式(音波通信部16)から電波通信方式(電波通信部15)に切り替える(ステップ105)。電波通信方式に切り替わることで通信速度は音波通信方式に比して速くなる。ここでの切り替え後、通信制御部102は、ステップ101に戻る。なお、ステップ104で否定結果が得られた場合、通信制御部102は、通信方式の切り替えを行わず、すなわち通信方式を維持したままステップ101に戻る。
以上説明したように、本実施の形態に係る水中ドローン1の制御部10は、電波通信部15と音波通信部16を搭載し、これら2種類の通信部を用いた通信を、自機の深度Dが予め定めた閾値Th_Dを跨いで変化したか否かによって切り替える。具体的には、閾値Th_Dより浅い領域では電波を通信に使用し、閾値Th_Dより深い領域では音波を通信に使用する。このため、水中での無線通信に音波のみを用いる場合に比べ、ユーザの操作性が改善される。
例えば漁業、海洋設備点検、レジャー等では、水中ドローン1を浅水域で遠隔操作する利用形態が想定される。前述したように電波は通信速度が速いため、深度によらず音波のみを用いて水中ドローン1を遠隔操作する場合に比してユーザの操作性が改善される。その一方で、構造物や地形などの水中内の障害物を回避する目的又は水流などの影響で、電波が届かない深水域に水中ドローン1が移動することも考えられる。
しかし、水中ドローン1の場合には、深水域に移動すると、通信距離の長い音波通信方式に切り替わるため、遠隔制御が継続される。このため、電波のみを用いて無線通信する場合に比して、ユーザの操作性が損なわれることがない。なお、通信方式の切り替えは、深度方向に通信距離が長くなった場合に限らず、水平方向について通信距離が長くなった場合に行ってもよい。この結果、水中ドローン1の活動範囲が広がり、ユーザの操作性が改善される。
本実施の形態例では、通信制御部102の判定処理を予め定めた実行間隔で繰り返し実行しているが、深度Dが閾値Th_Dに近づいた場合には判定処理の実行間隔を狭めてもよい。この場合、深度Dが閾値Th_Dより離れている場合の実行間隔が広くなり、電池の消耗が減る。また、通信方式を切り替える必要性が高い閾値Th_Dの前後における判定処理の実行頻度が高くなるため、深度Dが閾値Th_Dを跨ぐタイミングと通信方式の切り替えタイミングが近づく。
本実施の形態例では、予め定めた時間間隔で通信方式の切り替えを判定しているが、深度方向の移動速度、すなわち浮上速度又は沈下速度に応じて実行間隔を可変してもよい。例えば移動速度が低い場合には深度の変化も少ないため実行間隔を広げ、移動速度が速い場合には深度の変化が大きいため実行間隔を狭めてもよい。
本実施の形態例では、測定された深度Dが閾値Th_Dを跨いだことを検出して通信方式を切り替えているが、単純に深度Dと閾値Th_Dを比較し、その大小関係に応じて電波方式か音波方式かを切り替える信号を出力してもよい。
本実施の形態例では、ユーザが遠隔操作のために操作する不図示の通信装置と通信する場合を想定しているが、水中ドローン1は、船やブイなどに搭載された通信装置と通信してもよいし、外部との通信なしに自律航行してもよい。
本実施の形態では、通信方式の切り替え判定に使用する閾値Th_Dが、深度Dが深くなる場合と深度Dが浅くなる場合で同じ値を用いているが、後述する実施の形態2の場合のように、深度Dが深くなる場合の閾値と深度Dが浅くなる場合の閾値で異なる値を用いてもよい。
<実施の形態2>
<水中ドローンの構成>
図5は、本実施の形態2に係る水中ドローン1Aの構成例を示した図である。本実施の形態に係る水中ドローン1Aは、通信方式の切り替えに深度Dの情報を使用せず、通信速度Vを使用する点で前述の実施の形態1に係る水中ドローン1と相違する。
本実施の形態は、水中の通信速度Vが深度Dの影響を受けて変化することに着目する。なお、通信速度Vは、深度Dのみならず、波高や透明性(濁り)の影響を受け、波高が大きい場合や透明度が低い場合には低下する。このため、本実施の形態では、深度Dについての閾値Th_Dが固定的に与えられる場合とは異なり、通信状態の変化に基づく通信方式の選択が実現される。
本実施の形態における通信方式の切り替えに関する限り、深度センサ19は必須でない。このため、図5に示す水中ドローン1Aには深度センサ19が搭載されていない。もっとも、通信方式の切り替え以外の目的での深度センサ19の搭載を妨げない。
<制御部の機能構成>
次に、制御部10Aの機能構成について説明する。図6は、本実施の形態2に係る制御部10Aの機能構成の一例を示したブロック図である。制御部10Aは、通信速度取得部103と通信制御部104を有する。通信速度取得部103は取得手段の一例であり、通信制御部104は制御手段の一例である。
通信速度取得部103は、使用中の通信部(すなわち電波通信部15及び音波通信部16のうちのいずれか)が、他の通信装置(例えば船やブイなどに搭載)とやり取りするデータ量に基づいて通信速度Vを取得する。通信速度Vは、通信された単位時間当たりのデータ量として計算される。
通信制御部104は、取得された通信速度Vと閾値Th_Vを比較し、水中での無線通信に使用する通信方式(具体的には通信部)を決定する。閾値Th_Vの値は、使用する電波の波長や用途などにも依存する。
図7は、本実施の形態2に係る通信制御部104による通信方式の切り替えの様子を概念的に説明する図である。図7には、通信相手となる他の通信装置が船300に搭載されている例を表している。前述したように、通信速度Vは、通信速度取得部103によって算出される。通信制御部104は、通信速度Vと閾値Th_Vを比較し、比較結果に応じて使用する通信方式を決定する。本実施の形態の場合、通信制御部104は、閾値Th_Vより速い領域を電波通信領域203として使用し、閾値Th_Vより遅い領域を音波通信領域204として使用する。電波は、水中での通信距離が音波に比して短い一方、通信速度が速いためである。
電波通信領域203では、通信速度が相対的に速い電波を用いるため、ユーザ操作に対する水中ドローン1Aの追従が速くなる。このため、深度が浅い領域(電波通信領域203)では、水中での無線通信に音波のみを用いる場合に比べ、ユーザの操作性が改善される。また、通信速度が速いことで、撮像カメラ18で撮像された画像データのリアルタイム送信にも有利である。
一方、音波通信領域204では、音波を用いるため、通信速度が遅くなっても水中ドローン1Aの遠隔操作が継続される。音波の通信速度は電波に比べ遅くなるが、通信距離が長いため、遠隔制御も継続される。なお、通信方式が音波に切り替わるタイミングで圧縮度が高い画像フォーマットに切り替えてもよい。
通信制御部104は、切替条件の成立を検知すると、切替信号を出力する。具体的には、通信に使用する通信部を電波通信部15から音波通信部16に切り替える信号、又は、通信に使用する通信部を音波通信部16から電波通信部15に切り替える信号が出力される。図7では、深度方向について通信領域を設定しているが、本実施の形態による通信方式の切り替えは、水平方向について通信距離が長くなり、通信速度Vが変化する場合の通信方式の切り替えに使用してもよい。
<水中ドローン1Aで実行される処理の手順>
次に、本実施の形態に係る水中ドローン1Aで実行される処理の手順を説明する。図8は、本実施の形態2に係る制御部10A(通信制御部104)で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。制御部10Aは、図8に示すフローチャートの処理を繰り返し実行する。本実施の形態の場合、図8に示すフローチャートは、予め定めた時間が経過する度に実行される。
まず、通信制御部104は、通信速度取得部103から通信速度Vを取得する(ステップ201)。次に、通信制御部104は、通信速度Vが閾値Th_V1を跨いで閾値Th_V1より遅くなったか否かを判定する(ステップ202)。ここでの判定は、V≧Th_V1の関係からV<Th_V1の関係に切り替わったか否かで行われる。閾値Th_V1は、電波から音波に切り替える際に使用される閾値であり、電波の通信速度を基準に定められる。
ステップ202で肯定結果が得られた場合、通信制御部104は、通信方式を電波通信方式(電波通信部15)から音波通信方式(音波通信部16)に切り替える(ステップ203)。音波通信方式に切り替わることで通信速度は基本的に低下するが、電波通信方式では通信が切れる通信状態に変化した後も(例えば深度が電波の通信距離を超えた後も)、遠隔操作や画像データの送信が継続される。なお、音波通信方式による通信では、画像圧縮率を高めたり、通信チャネル数を増やしたりして通信速度の低下を抑制してもよい。ここでの切り替えの後、通信制御部104は、ステップ201に戻る。
ステップ202で否定結果が得られた場合、通信制御部104は、通信速度Vが閾値Th_V2を跨いで閾値Th_V2より速くなったか否かを判定する(ステップ204)。ここでの判定は、V≦Th_V2の関係からV>Th_V2の関係に切り替わったか否かで行われる。閾値Th_V2は、音波から電波に切り替える際に使用される閾値であり、音波の通信速度を基準に定められる。なお、ここでの説明では、2種類の閾値Th_V1とTh_V2を用いているが、電波から音波に切り替える場合と音波から電波に切り替える場合で共通の閾値を使用してもよい。
ステップ204で肯定結果が得られた場合、通信制御部104は、通信方式を音波通信方式(音波通信部16)から電波通信方式(電波通信部15)に切り替える(ステップ205)。音波の場合も、浅水域では深水域よりも通信速度Vが速くなる。通信制御部104は、この変化を検出する。通信方式が電波通信方式に切り替わることで、通信速度Vは音波通信方式に比して速くなる。
ここでの切り替えの後、通信制御部104は、ステップ201に戻る。なお、ステップ204で否定結果が得られた場合、通信制御部104は、通信方式の切り替えを行わず、すなわち通信方式を維持したまま、ステップ201に戻る。
以上説明したように、本実施の形態に係る水中ドローン1Aの制御部10Aは、電波通信部15と音波通信部16を搭載し、これら2種類の通信部を用いた通信を、判定時点に測定された通信速度Vが予め定めた閾値Th_V(Th_V1又はTh_V2)を跨いで変化したか否かによって切り替える。
具体的には、水中ドローン1Aが電波で通信している間、通信速度Vが閾値Th_V1より速い水域では電波による通信を維持し、通信速度Vが閾値Th_V1より遅い水域では音波を通信に使用する。一方、水中ドローン1Aが音波で通信している間、通信速度Vが閾値Th_V2より遅い水域では音波による通信を維持し、通信速度Vが閾値Th_V2より速い水域では電波を通信に使用する。
換言すると、水中ドローン1Aの活動水域が浅くなると、通信速度がより速い電波による通信に切り替えられ、水中ドローン1Aの活動水域が深くなって通信速度が低下すると、通信距離の長い音波による通信に切り替えられる。このため、水中での無線通信に音波のみを用いる場合に比べ、水中ドローン1Aに対するユーザの操作性が改善される。
例えば漁業、海洋設備点検、レジャー等では、水中ドローン1を浅水域で遠隔操作する利用形態が想定される。前述したように電波は通信速度が速いため、深度によらず音波のみを用いて水中ドローン1を遠隔操作する場合に比してユーザの操作性が改善される。その一方で、構造物や地形などの水中内の障害物を回避する目的又は水流などの影響で、電波が届かない深水域に水中ドローン1が移動することも考えられる。
しかし、水中ドローン1Aの場合には、深水域に移動して通信速度Vが低下すると、通信距離の長い音波通信方式に通信方式が切り替わり、遠隔制御が継続される。このため、電波のみを用いて無線通信する場合に比して、ユーザの操作性が改善されることになる。なお、通信方式の切り替えは、深度方向に通信距離が長くなった場合に限らない。例えば水平方向について通信距離が長くなった場合にも通信方式を切り替えることにより、水中ドローン1の活動範囲が広がり、ユーザの操作性が改善される。
前述の実施の形態では、通信制御部101Aの判定処理を予め定めた実行間隔で繰り返し実行しているが、通信速度Vが閾値Th_V1又はTh_V2に近づいた場合には判定処理の実行間隔を狭めてもよい。この場合、通信速度Vが閾値Th_V1又はTh_V2より離れている場合の実行間隔を広げることができ、電池の消耗が減る。また、通信方式を切り替える必要性が高い閾値Th_V1又はTh_V2の前後における判定処理の実行頻度が高くなるため、通信速度Vが閾値Th_V1又はTh_V2を跨ぐタイミングと通信方式の切り替えタイミングが近づく。
前述の実施の形態では、予め定めた時間間隔で通信方式の切り替えを判定しているが、深度方向の移動速度、すなわち浮上速度又は沈下速度に応じて実行間隔を可変してもよい。例えば移動速度が低い場合には深度の変化も少ないため実行間隔を広げ、移動速度が速い場合には深度の変化が大きいため実行間隔を狭めてもよい。
前述の実施の形態では、測定された通信速度Vが閾値Th_V1又はTh_V2を跨いだことを検出して通信方式を切り替えているが、単純に通信速度Vと閾値Th_V1又はTh_V2を比較し、その大小関係に応じて電波方式か音波方式かを切り替えてもよい。
<実施の形態3>
前述の実施の形態1における水中ドローン1は、自機の深度Dが閾値Th_Dを跨いだ場合に通信方式を切り替えていたが、この実施の形態では、通信制御部102に通信速度を優先する機能を追加する。従って、本実施の形態における水中ドローン1には、実施の形態1における水中ドローン1をそのまま使用する。
図9は、本実施の形態3に係る通信制御部102による制御の概念を説明する図である。図9から分かるように、本実施の形態の場合、水中ドローン1が閾値Th_Dより深い領域に達しても通信方式として電波通信方式が維持される(時点T1から時点T2)。
ただし、電波通信方式のまま深度Dが下がり続けると通信不能になるため、本実施の形態における通信制御部102は、水中ドローン1を強制的に浮上させるように操舵部20を制御する(時点T2から時点T3)。これにより、水中ドローン1は、閾値Th_Dより浅い領域で活動を続けることになり、結果的に通信速度が相対的に速い電波による通信が維持される。この実施の形態では、深度センサ19が、状態検知手段の一例として機能する。
次に、本実施の形態に係る水中ドローン1で実行される処理の手順を説明する。図10は、本実施の形態3に係る通信制御部102で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。本実施の形態の場合、通信制御部102は、深度Dの測定(ステップ101)の後、高速通信モードか否かを判定する(ステップ111)。高速通信モードとは、音波に比して通信速度が速い電波による通信を優先させる通信モードであり、ユーザが予め指示する。
ステップ111で否定結果が得られた場合の動作は実施の形態1において説明済みである。ステップ111で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、深度Dが閾値Th_Dを跨いで閾値Th_Dより深くなったか否かを判定する(ステップ112)。すなわち、実施の形態1であれば、通信方式を音波に切り替える事象が生じたか否かを判定する。ステップ112で否定結果が得られている間は電波による通信が継続されるため、通信制御部102は、当該判定処理を繰り返す。
ステップ112で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、操舵部20を浮上方向に制御する(ステップ113)。これにより、水中ドローン1は、深度Dが浅くなる方向に、強制的に移動制御される。この制御は閾値Th_Dより深度Dが深くなったことが検知されると実行されるため、電波による通信が途切れることはない。
次に、通信制御部102は、深度Dが閾値Th_Dを跨いで閾値Th_Dより浅くなったか否かを判定する(ステップ114)。この判定では、電波通信領域201に深度が戻ったか否かが判定される。ステップ114で否定結果が得られている間は浮上を継続する必要があるので、通信制御部102は、当該判定処理を繰り返す。
ステップ114で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、浮上を停止するように操舵部20を制御する(ステップ115)。通信速度の速い電波通信領域201に戻ったためである。なお、この制御は通信速度の観点から自律的に実行される制御であるので、以後の制御はユーザによる遠隔制御に戻る。
本実施の形態では、前述したように、通信部として電波通信部15と音波通信部16を搭載する水中ドローン1を想定しているが、通信部を1つしか搭載しない水中ドローンに適用してもよい。通信方式を切り替えなくても、電波通信領域201における通信が継続されるためである。
<実施の形態4>
前述の実施の形態2における水中ドローン1Aは、通信速度Vが閾値Th_V1又はTh_V2を跨いだ場合に通信方式を切り替えていたが、この実施の形態では、通信制御部104に通信速度を優先する機能を追加する。従って、本実施の形態における水中ドローン1Aには、実施の形態2における水中ドローン1Aをそのまま使用する。この実施の形態では、通信速度取得部103が、状態検知手段の一例として機能する。
図11は、本実施の形態4に係る通信制御部104による制御の概念を説明する図である。図11から分かるように、本実施の形態の場合、水中ドローン1Aの通信速度Vが閾値Th_V1より遅くなる水深に達しても、通信方式として電波通信方式を維持する(時点T1から時点T2)。
ただし、電波通信方式のまま深度Dが下がり続けると通信不能になるため、本実施の形態における通信制御部104は、水中ドローン1Aを強制的に浮上させるように操舵部20を制御する(時点T2から時点T3)。これにより、水中ドローン1Aは、閾値Th_V1より浅い領域で活動を続けることになり、結果的に通信速度が相対的に速い電波による通信が維持される。
次に、本実施の形態に係る水中ドローン1Aで実行される処理の手順を説明する。図12は、本実施の形態4に係る通信制御部104で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。本実施の形態の場合、通信制御部104は、通信速度Vの測定(ステップ201)の後、高速通信モードか否かを判定する(ステップ211)。
ステップ211で否定結果が得られた場合の動作は実施の形態2で説明済みである。ステップ211で肯定結果が得られた場合、通信制御部104は、通信速度Vが閾値Th_V1を跨いで閾値Th_V1より遅くなったか否かを判定する(ステップ212)。すなわち、実施の形態2であれば、通信方式を音波に切り替える事象が生じたか否かを判定する。ステップ212で否定結果が得られている間は電波による通信が継続されるため、通信制御部104は、当該判定処理を繰り返す。
ステップ212で肯定結果が得られた場合、通信制御部104は、操舵部20を浮上方向に制御する(ステップ213)。これにより、水中ドローン1Aは、深度Dが浅くなる方向に、強制的に移動制御される。この制御は閾値Th_V1より通信速度Vが遅くなったことが検知されると実行されるため、電波による通信が途切れることはない。
次に、通信制御部104は、通信速度Vが閾値Th_V2を跨いで閾値Th_V2より速くなったか否かを判定する(ステップ214)。この判定では、電波通信領域203に戻ったか否かが判定される。ステップ214で否定結果が得られている間は浮上を継続する必要があるので、通信制御部104は、当該判定処理を繰り返す。
ステップ214で肯定結果が得られた場合、通信制御部104は、浮上を停止するように操舵部20を制御する(ステップ215)。通信速度の速い電波通信領域203に戻ったためである。なお、この制御は通信速度の観点から自律的に実行される制御であるので、以後の制御はユーザによる遠隔制御に戻る。
本実施の形態では、前述したように、通信部として電波通信部15と音波通信部16を搭載する水中ドローン1Aを想定しているが、通信部を1つしか搭載しない水中ドローンに適用してもよい。通信方式を切り替えなくても、電波通信領域203における通信が継続されるためである。
<実施の形態5>
本実施の形態では、前述した実施の形態1乃至4と組み合わせて用いる機能について説明する。図13は、本実施の形態5における制御動作の概念図である。本実施の形態の場合、通信制御部102又は104は、電波通信部15と音波通信部16のいずれを用いても通信が不能である場合、予め定めた位置に移動し、電波通信部15と音波通信部16による通信を試みる制御を実行する。
図13では、予め定めた位置の一例として水面を表している。予め定めた位置は、通信を再び確立するための位置であれば水面でも水中でもよい。ここでの移動は、水平方向への移動でもよいし、浮上方向又は沈下方向への移動でもよい。例えば通信先となる通信装置が水底に設置されている場合や自機より水深の深い位置に設置されている場合には、これらの通信装置との通信距離を縮める目的で沈下方向に移動してもよい。予め定める位置は、1つである必要はない。
続いて、通信制御部102又は104による制御内容の一例を説明する。図14は、本実施の形態5の通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。以下では、通信制御部102を例に説明する。通信制御部102は、前述した通信方式の切り替え制御と並行して図14に示す処理を実行する。
まず、電波通信部15と音波通信部16の両方による通信が不能であるか否かを判定する(ステップ301)。ステップ301で否定結果が得られている間、通信制御部102は、前述したいずれかの実施の形態で説明した動作を実行する。ステップ301で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、水中ドローン1が予め定めた位置に移動するように操舵部20や推進部21を制御する(ステップ302)。ここでの移動には、水中ドローン1に搭載されている各種のセンサや移動軌跡の情報、位置検知システムからの位置情報を使用する。
このステップ302の移動動作は、ステップ303で予め定めた位置への到達が確認されるまで(肯定結果が得られるまで)継続される。ステップ303で肯定結果が得られると、通信制御部102は移動を停止し、通信部(本実施の形態では、電波通信部15及び音波通信部16のいずれか)による通信を試行する(ステップ304)。すなわち、水中環境の急激な変化等に起因して通信が不能になっても、本実施の形態では、予め定めた位置に移動して通信部による通信を試みる。ステップ304の後、通信制御部102はステップ301に戻り、通信が再開されれば、水中ドローン1は遠隔制御に復帰する。
なお、本実施の形態では、通信部として電波通信部15と音波通信部16を搭載する水中ドローン1を想定しているが、通信が不能になった場合における予め定めた位置への移動と通信の試行機能については、通信部を1つしか搭載しない水中ドローンに適用してもよい。
<実施の形態6>
本実施の形態では、前述した実施の形態5において通信が回復しない場合に備えた機能について説明する。図15は、本実施の形態6における制御動作の概念図である。通信不能の原因が通信部にある場合、前述したように予め定めた位置に水中ドローン1が移動したとしても通信を回復できない。
そこで、本実施の形態では、水中ドローン1に故障信号送信部(不図示)を搭載し、予め定めた位置に移動した後も通信できない場合には、故障信号を送信する。故障信号は、水中ドローン1から一方的に発信される信号である。例えばビーコンである。
図16は、本実施の形態6の通信制御部で実行される処理の手順の一例を示したフローチャートである。ステップ301からステップ304までの処理(図14)の実行後、通信制御部102は、通信の試行後に通信が不能であるか否かを判定する(ステップ305)。ステップ305で否定結果が得られた場合には通信が再開されているので、通信制御部102は、ステップ301に戻る。これに対し、ステップ305で肯定結果が得られた場合、通信制御部102は、不図示の故障信号送信部に対して故障信号の送信を指示する(ステップ306)。本実施の形態では、故障信号の送信後にステップ301に戻っているが、故障信号の送信を続けてもよい。
本実施の形態では、前述したように、通信部として電波通信部15と音波通信部16を搭載する水中ドローン1を想定しているが、通信部を1つしか搭載しない水中ドローンに適用してもよい。
<他の形態>
前述の実施の形態では、電波通信部15と音波通信部16を搭載する水中ドローン1又は1Aについて説明した。しかしながら、水中ドローン1又は1Aに搭載する通信部はこれらに限らない。例えば光を通信に使用する光通信部を使用してもよい。光通信部は、発光部と受光部で構成され、例えば可視光が使用される。発光部には、例えば水中での吸収が少ない青色光を発するLEDを使用する。
光通信部を考慮すると、通信部の組み合わせは、電波通信部と光通信部の組み合わせ、音波通信部と光通信部の組み合わせ、電波通信部と音波通信部と光通信部の組み合わせの3つである。通信の切り替えに使用する閾値は、組み合わせ毎に設定する。通信部の組み合わせや切り替えに用いる閾値は、例えば用途、通信距離、通信速度、使用環境などの観点から総合的に決定すればよい。複数種類の通信方式を深度又は深度に応じて変化する情報に基づいて切り替えることにより、単一の通信方式のみを用いて無線通信する場合に比してユーザの操作性が改善される。
前述の実施の形態に係る水中ドローン1又は1Aには、照明部17と撮像カメラ18を搭載しているが、これらを搭載しない構成としてもよい。
前述の実施の形態に係る水中ドローンには、例えばロボットアーム、固定具、用途に応じて必要となる装備を備えていてもよい。
前述の実施の形態では、通信方式の切り替えに深度センサ19で測定された深度を使用しているが、圧力計によって計測された水圧や温度計によって計測された水温を制御部10に出力してもよい。これらの周辺環境又は使用環境を表す値を用いる場合、制御部10は、深度の代わりに水圧を閾値と比較して通信方式を切り替えたり、深度の代わりに温度を閾値と比較して通信方式を切り替えたりする。いずれの閾値も、深度を用いる場合のような切り替えが実現される値に設定すればよい。
前述の実施の形態では、通信速度を計測しているが、受信した信号の強度を用いて通信状況を確認し、通信方式を切り替えるようにしてもよい。通信速度は通信強度の影響を受けるためである。
前述の実施の形態では、撮像カメラ18を水中ドローン1に搭載しているが、撮像カメラ18とともに、又は、撮像カメラ18に代えて水中マイクを搭載してもよい。撮像カメラを用いない場合、照明部17を搭載しなくてもよい。
前述の実施の形態では、通信部として電波通信部15と音波通信部16を1つずつ配置しているが、それぞれ複数台配置してもよい。1つの通信方式に対して複数台の通信部を用意することで、故障した通信部の代わりに使用してもよく、また、複数台の通信部を使用して単位時間当たりの通信量を増やしてもよい。
前述の実施の形態では、無人の水中移動体である水中ドローンにおける水中での無線通信を例に説明したが、有人の水中移動体、例えば1〜3名の人間が乗り込む移動体における水中無線通信にも応用できる。
前述の実施の形態では、水中ドローンが操舵部によって方向を変える場合について説明したが、水中作業用のロボットの場合には、キャタピラーその他の移動手段により方向を変えてもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、1A…水中ドローン、10、10A…制御部、15…電波通信部、16…音波通信部、19…深度センサ、101…深度取得部、102、104…通信制御部、103…通信速度取得部

Claims (4)

  1. 通信方式が異なる複数の通信部を有し、当該複数の通信部のいずれかを用いて、他の装置と水中で無線通信する通信手段と、
    深度の情報または深度によって変化する情報を取得する取得手段と、
    取得された情報に基づいて、水中での無線通信に使用する通信部を切り替えるように前記通信手段を制御する制御手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数の通信部のいずれを用いても通信できない場合、予め定めた位置に移動して通信を試みる
    水中移動体。
  2. 前記制御手段は、前記予め定めた位置に移動した後も前記複数の通信部によって通信ができないとき、故障信号送信部に故障信号を送信させること
    を特徴とする請求項に記載の水中移動体。
  3. 前記制御手段は、深度が浅いほど、前記複数の通信部のうち水中での速度が速い通信部を選択すること
    を特徴とする請求項に記載の水中移動体。
  4. 前記制御手段は、深度が浅い領域では前記複数の通信部のうち電波を使用する通信部を選択し、深度が深い領域では前記複数の通信部のうち音波を使用する通信部を選択すること
    を特徴とする請求項に記載の水中移動体。
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