JP6848192B2 - 媒体給送装置、画像読取装置、記録装置 - Google Patents

媒体給送装置、画像読取装置、記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、媒体を給送する媒体給送装置、並びにこれを備えた画像読取装置および記録装置に関する。
以下、画像読取装置の一例であるスキャナーを例に説明する。スキャナーには、媒体の一例である原稿を自動送りする給送装置(ADF(Auto Document Feeder)とも呼ばれる)が設けられ、複数枚の原稿の自動送りと読み込みとを行える様に構成される場合がある。
その様な給送装置の構成としては、特許文献1に示される様に、原稿を載置するトレイ(特許文献1では「原稿台36」)と、当該トレイにセットされた原稿の面に接触して回転することにより、前記原稿を送り出す給送ローラー(特許文献1では不図示)と、当該給送ローラーに接して原稿を分離する分離ローラー(特許文献1では不図示)と、を備えたものがある。
またスキャナーにおいては、セットされた用紙のうち一番下(最下位)の用紙に給送ローラーが接し、一番下の用紙から送り出される構成が採用されることがある。
特開2010−062839号公報
トレイにセットされた用紙のうち最下位の用紙を送り出す構成においては、それ特有の技術的課題がある。具体的には、トレイにセットされる用紙枚数が増えると、最下位の用紙とトレイとの間の摩擦力が増大し、その結果給紙能力が不足して最下位の用紙が送り出せない虞がある。
この様な問題は、トレイの表面を摩擦係数の低い材料で形成するなどにより或る程度改善することは可能であるが、その改善には限界がある。
そこで本発明はこの様な問題に鑑み成されたものであり、その目的は、セットされた媒体枚数に拘わらず適切に媒体を送り出すことのできる媒体給送装置を提供することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る媒体給送装置は、媒体を載置する媒体載置部と、前記媒体載置部に載置された媒体のうち最下位の媒体を送り出す給送手段と、を備え、前記媒体載置部には、前記最下位の媒体と接するとともに媒体を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラーが設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、媒体を載置する媒体載置部には、前記最下位の媒体と接するとともに媒体を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラーが設けられているので、前記媒体載置部に載置された媒体の最下位のものに対し前記駆動ローラーが搬送力を付与することで、前記媒体載置部に載置された媒体枚数に拘わらず、適切に媒体を送り出すことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記媒体載置部に載置された媒体の媒体給送方向と交差する媒体幅方向の両側縁をガイドするエッジガイドを備え、前記駆動ローラーは、媒体給送方向において前記エッジガイドによるガイド領域内に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記媒体載置部に載置された媒体の媒体給送方向と交差する媒体幅方向の両側縁をガイドするエッジガイドを備え、前記駆動ローラーは、媒体給送方向において前記エッジガイドによるガイド領域内に設けられているので、前記駆動ローラーにより媒体に付与される搬送力が媒体にスキューを形成しようとしても、前記エッジガイドによってそれが抑制され、適切な姿勢で媒体を給送することができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記駆動ローラーは、媒体給送方向と交差する方向である媒体幅方向において、媒体の中心となる位置に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動ローラーは、媒体給送方向と交差する方向である媒体幅方向において、媒体の中心となる位置に設けられているので、前記駆動ローラーにより媒体に付与される搬送力が媒体にスキューを生じさせる問題の発生を回避でき、或いはスキューの程度を抑制できる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、媒体の給送時において前記駆動ローラーの駆動開始タイミングは、前記給送手段の駆動開始タイミング以降であることを特徴とする。
前記駆動ローラーが前記給送手段の駆動開始タイミングより前に駆動を開始すると、前記駆動ローラーにより送り出された媒体の先端が前記給送手段の部分で潰れてしまう虞がある。しかしながら本態様によれば、媒体の給送時において前記駆動ローラーの駆動開始タイミングは、前記給送手段の駆動開始タイミング以降であるので、上述の問題を回避できる。
本発明の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれかにおいて、前記駆動ローラーは、前記最下位の媒体の後端が前記駆動ローラーを通過する前に駆動停止されることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動ローラーは、前記最下位の媒体の後端が前記駆動ローラーを通過する前に駆動停止されるので、前記駆動ローラーが本来送り出すべきでない次の媒体を送り出す不具合を回避できる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記駆動ローラーの駆動源は、前記給送手段の駆動源とは異なることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動ローラーの駆動源は、前記給送手段の駆動源とは異なるので、前記駆動ローラーの駆動時間や駆動開始及び停止のタイミングと、前記給送手段の駆動時間や駆動開始及び停止のタイミングと、の自由度を容易に確保することができ、適切な給送が行える。
本発明の第7の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記駆動ローラーの駆動源と、前記給送手段の駆動源とが共通であることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動ローラーの駆動源と、前記給送手段の駆動源とが共通であるので、装置のコストアップを抑制できる。
本発明の第8の態様は、第1から第7の態様のいずれかにおいて、前記駆動ローラーは、外周面が高摩擦材料により形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記駆動ローラーは、外周面が高摩擦材料により形成されているので、前記駆動ローラーによって媒体により強い搬送力を付与することができる。
本発明の第9の態様に係る画像読取装置は、媒体を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段の側へ媒体を給送する、第1から第8の態様のいずれかに係る媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第10の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段と、前記記録手段の側へ媒体を給送する、第1から第8の態様のいずれかに係る媒体給送装置と、を備えたことを特徴とする。
上記第9の態様によれば、画像読取装置において、また上記第10の態様によれば、記録装置において、それぞれ上述した第1から第8の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明に係る画像読取装置における媒体の非給送状態の斜視図。 本発明に係る画像読取装置において、カバーが開き、排紙トレイが展開した状態を示す斜視図。 本発明に係る画像読取装置における媒体給送経路を示す側面図。 画像読取装置において上部ユニットを下部ユニットに対して回動させた状態を示す斜視図。 本発明に係る媒体載置面の平面図。 カバーが開いた状態におけるカバーの側断面図。 媒体載置面から媒体を給送する第1の状態を示す側面図。 媒体載置面から媒体を給送する第2の状態を示す側面図。 媒体載置面から媒体を給送する第3の状態を示す側面図。 下部ユニットから上部ユニットを取り外した状態を示す斜視図。 本発明に係る画像読取部を示す側断面図。 画像読取部におけるキャリブレーションについて説明する側断面図。 本発明に係る読み取りユニットのガラスの斜視図。 本発明に係る画像読取部の他の実施例を示す側断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施例において同一の構成については、同一の符号を付し、最初の実施例においてのみ説明し、以後の実施例においてはその構成の説明を省略する。
図1は本発明に係る画像読取装置における媒体の非給送状態の斜視図であり、図2は本発明に係る画像読取装置において、カバーが開き、排紙トレイが展開した状態を示す斜視図であり、図3は本発明に係る画像読取装置における媒体給送経路を示す側面図であり、図4は画像読取装置において上部ユニットを下部ユニットに対して回動させた状態を示す斜視図であり、図5は本発明に係る媒体載置面の平面図である。
また、図6はカバーが開いた状態におけるカバーの側断面図であり、図7は媒体載置面から媒体を給送する第1の状態を示す側面図であり、図8は媒体載置面から媒体を給送する第2の状態を示す側面図であり、図9は媒体載置面から媒体を給送する第3の状態を示す側面図であり、図10は下部ユニットから上部ユニットを取り外した状態を示す斜視図である。
図11は本発明に係る画像読取部を示す側断面図であり、図12は画像読取部におけるキャリブレーションについて説明する側断面図であり、図13は本発明に係る読み取りユニットのガラスの斜視図であり、図14は本発明に係る画像読取部の他の実施例を示す側断面図である。
また、各図において示すX−Y−Z座標系はX方向が装置幅方向であるとともに用紙幅方向、Y方向が画像読取装置における用紙搬送方向、Z方向がY方向と直交する方向であり、概ね搬送される用紙の面と直交する方向を示している。尚、各図において−Y方向側を装置前面側とし、+Y方向側を装置背面側とする。
■■■実施例■■■■
<<<画像読取装置について>>>
図1及び図2を参照するに、「画像読取装置」としてのスキャナー10は、下部ユニット12と、上部ユニット14と、カバー部16と、排紙トレイ18とを備えている。本実施例において、上部ユニット14は下部ユニット12に対して用紙搬送方向下流側を回動支点として回動可能に下部ユニット12に取り付けられている(図4参照)。
また、下部ユニット12の背面側の上部には、カバー部16が下部ユニット12に対して回動可能に取り付けられている。カバー部16は、図1に示すように上部ユニット14の上部及び給送口20(図2参照)を覆う非給送状態と、図1の非給送状態から図2に示すように装置背面側に回動し、給送口20を開放する給送可能状態とを取り得る。そして、カバー部16は、図2に示すように給送可能状態となると、カバー部16の裏面は、「媒体」としての用紙Pの用紙載置面16aとして機能する。
本実施例において、「媒体載置部」としての用紙載置面16aには、図2に示すように一対のエッジガイド22が設けられている。エッジガイド22は、用紙給送方向と交差する方向である装置幅方向において互いに接近する方向、または離間する方向に移動可能に構成されている。そして、用紙載置面16aに用紙Pがセットされると、エッジガイド22を装置幅方向における用紙Pの両側縁と接触する位置まで移動させて、用紙Pの両側縁の位置を規制する。そして、用紙Pが用紙載置面16aから給送される際、エッジガイド22は給送される用紙Pの両側縁をガイドする。
また、下部ユニット12の装置前面側には用紙Pを排出する排出口24が設けられている。また、下部ユニット12は、排出口24から装置前面側に向けて引き出し可能な排紙トレイ18を備えている。排紙トレイ18は、下部ユニット12の底部に収納された状態(図1参照)と、装置前面側に引き出された状態(図2参照)とを取り得る。また、本実施形態において排紙トレイ18は複数のトレイ部材を連結して構成されており、排出される用紙Pの長さに応じて、排出口24からの引き出し長さを調整可能である。
<スキャナーにおける用紙給送経路について>
次に、主として図3を参照して、スキャナー10における用紙給送経路26について説明する。また、図3では下部ユニット12及び上部ユニット14は、その筐体の外郭のみを仮想線で示している。尚、図3において符号Pが付された太い実線は、スキャナー10内において用紙給送経路26に沿って給送される用紙の案内経路を示している。また、図3において、後述する駆動ローラー52及び従動ローラー54、56の図示は省略している。
本実施例において、給送口20にセットされる用紙Pは、下部ユニット12に対して装置背面側に回動した姿勢を取るカバー部16の裏面、すなわち、用紙載置面16aにより支持されて載置される。給送口20には、複数枚の用紙Pをセットすることができる。
用紙載置面16aに載置された用紙Pは、最も下に載置された用紙Pが、駆動モーター28(図7参照)により回転駆動される、「給送手段」としての給送ローラー30により給送方向下流側に給送される。給送ローラー30の外周面は、高摩擦材料(例えば、ゴムなどのエラストマ等)により構成されている。
また、図4及び図5に示すように、本実施例における給送ローラー30は、装置幅方向(X方向)において間隔をおいて複数設けられている。具体的には、下部ユニット12において装置幅方向に間隔をおいて2つの給送ローラー30が設けられている。
再度、図3を参照するに符号Gは、用紙載置面16aに載置(セット)された用紙Pの束を示している。用紙束Gは、給送開始前ではその先端が不図示のストッパーにより給送待機位置(図3の位置)に保持され、給送ローラー30と後述する分離ローラー34との間への入り込みが規制されている。
また、給送ローラー30と対向する位置には分離ローラー34が設けられている。分離ローラー34は、不図示の付勢手段によって給送ローラー30に対して付勢された状態に設けられている。本実施例において分離ローラー34の外周面は、給送ローラー30と同様に高摩擦材料(例えば、ゴムなどのエラストマ等)により構成されている。また、分離ローラー34も、各給送ローラー30に対応して装置幅方向に間隔をおいて2つ設けられている。
さらに、本実施例において分離ローラー34には、トルクリミッタ36が設けられている。分離ローラー34は、トルクリミッタ36を介して、不図示のトルク付与手段或いはモーター等の駆動源から原稿を下流側に送る回転方向(図3において時計回り方向)とは反対方向(図3において反時計回り方向)の駆動トルクを受ける様に構成されている。
すなわち、分離ローラー34は、給送ローラー30と直接接触している状態では、給送ローラー30から受ける回転トルクがトルクリミッタ36のリミットトルクを超える為、給送ローラー30に従動して回転する(図3において時計回り方向)。
そして用紙Pの給送が開始され、給送ローラー30と分離ローラー34との間に複数枚の用紙Pが入り込むと、分離ローラー34は給送ローラー30から回転トルクを受けなくなり、給送ローラー30に従動した回転が止まる。これにより給送されるべき最下位の用紙Pを除く上位の用紙P(重送を防止すべき用紙P)は、下流側へ進む為の搬送力を受けられず、その先端が分離ローラー34に当接した状態のまま下流側に進むことができない。したがって、用紙Pの重送が防止される。尚、給送されるべき最下位の用紙Pは、給送ローラー30と直接接触している為、給送ローラー30から受ける搬送力によって下流側に進む。
続いて、給送ローラー30及び分離ローラー34の下流側には、用紙Pの重送を検出する重送検出センサー38が配置されている。本実施例において重送検出センサー38は、スピーカー部とマイク部を備える超音波センサーとして構成されている。また、重送検出センサー38は、スピーカー部から用紙給送経路26を通る用紙Pに向けて超音波を発振し、用紙Pからの反射音をマイク部で検出するように構成されている。本実施例において重送検出センサー38は、反射音の周波数により用紙Pの重送を検知するだけでなく、厚紙等の紙種も検出可能に構成されている。
また、用紙給送経路26において重送検出センサー38の下流側には、搬送ローラー対40が設けられている。搬送ローラー対40は搬送駆動ローラー40aと、搬送駆動ローラー40aに対して従動回転する搬送従動ローラー40bを備えている。本実施例において、搬送駆動ローラー40aは、不図示の駆動手段を介して駆動モーター28により回転駆動させられる。
搬送ローラー対40の下流側には、「読み取り手段」としての画像読取部42が設けられている。ここで、画像読取部42は、用紙給送経路26に沿って搬送される用紙Pの上面と対向するように上部ユニット14に設けられた上部読み取りユニット44と、用紙給送経路26に沿って搬送される用紙Pの下面と対向するように下部ユニット12に設けられた下部読み取りユニット46とを備えている。本実施例において、上部読み取りユニット44及び下部読み取りユニット46は読み取りユニットとして構成され、一例として密着型イメージセンサーモジュール(CISM)として構成されている。尚、上部読み取りユニット44及び下部読み取りユニット46の構成については後述する。
用紙Pは、画像読取部42において用紙Pの表面及び裏面の少なくとも一方の面の画像を読み取られた後、画像読取部42の搬送方向下流側に位置する排出ローラー対48にニップされて排出口24から排出される。
また、本実施例において排出ローラー対48は排出駆動ローラー48aと、排出駆動ローラー48aに対して従動回転する排出従動ローラー48bを備えている。本実施例において、排出駆動ローラー48aは、不図示の駆動手段を介して駆動モーター28により回転駆動させられる。尚、本実施例において給送ローラー30、搬送駆動ローラー40a及び排出駆動ローラー48aは、共通の駆動モーター28により回転駆動させられる構成としたが、別々の駆動源により別個に回転駆動させられてもよい。
また、本実施例において下部ユニット12内には制御部50が設けられている。本実施例において制御部50は、複数の電子部品を備える電気回路として構成されている。制御部50は、上部読み取りユニット44、下部読み取りユニット46及び給送ローラー30、駆動モーター28、搬送駆動ローラー40a及び排出駆動ローラー48aを回転駆動させる駆動モーター28、後述する駆動ローラー52を回転駆動させる駆動モーター58を制御している。さらに、制御部50は、重送検出センサー38における検出信号を受信し、スキャナー10における用紙Pの搬送を制御する。
また、本実施例において制御部50は、スキャナー10における用紙Pの搬送及び画像読取動作を制御するように構成されている。また、制御部50は外部(PCなど)からの指示でスキャナー10における原稿読取動作の実行に必要な動作を制御してもよい。
<<<用紙給送装置の構成について>>>
次いで、図5及び図6を参照して、「媒体給送装置」としての用紙給送装置32の構成について説明する。本実施例において、用紙給送装置32は、用紙載置面16aと、給送ローラー30と、駆動ローラー52と、従動ローラー54、56とを備えている。
本実施例において駆動ローラー52は、用紙載置面16aにおいて給送方向下流側の端部に回転可能に設けられている。より具体的には、用紙Pの給送方向において用紙載置面16aに設けられたエッジガイド22が占めるガイド領域Sの領域内に配置されている。
そして、駆動ローラー52は、装置幅方向において用紙載置面16aにセットされる用紙Pの中心となる位置に対応する位置、すなわち用紙載置面16aの装置幅方向中央部分に配置されている。尚、図5において符号Cが付された一点鎖線は、用紙載置面16aにおける装置幅方向の中心線を示している。
また、図6に示すように駆動ローラー52の少なくとも一部は、用紙載置面16aから突出している。そして、本実施例において、駆動ローラー52は、駆動力伝達手段(不図示)を介して、駆動モーター58(図7参照)から駆動力を受けて回転駆動される。本実施例において駆動力伝達手段(不図示)は、一例として、複数の歯車を備えて、当該歯車の噛合により駆動力を伝達するように構成されている。また、本実施例において駆動ローラー52の外周面は、高摩擦材料(例えば、ゴムなどのエラストマ等)により構成されている。
本実施例において、駆動ローラー52は給送方向においてエッジガイド22のガイド領域内に設けられているので、駆動ローラー52により搬送される用紙Pが、駆動ローラー52から受ける搬送力によりスキュー(斜行)を形成しようとしてもエッジガイド22によりスキューの形成が抑制され、用紙Pは適切な姿勢で搬送される。
また、用紙載置面16aの装置幅方向中央部分において、駆動ローラー52よりも給送方向上流側、かつ給送方向においてエッジガイド22が占めるガイド領域Sの領域外に従動ローラー54が回転自在に設けられている。従動ローラー54も、少なくともその一部が用紙載置面16aから突出している。
また、用紙載置面16aにおいて従動ローラー54よりも給送方向上流側には、一対の従動ローラー56が回転自在に設けられている。一対の従動ローラー56は、装置幅方向において用紙載置面16aの中心線Cに対して対称に配置されている。また、図示しないが、従動ローラー56も従動ローラー54と同様に少なくとも一部が用紙載置面16aから突出している。本実施例において従動ローラー54、56の外周面は、駆動ローラー52の外周面と同様に高摩擦材料(例えば、ゴムなどのエラストマ等)により構成されている。
<<<用紙Pの給送について>>>
図7ないし図9を参照して、用紙給送装置32における用紙Pの給送について説明する。図7は、用紙載置面16aに複数枚の用紙Pがセットされている状態を示している。尚、図7ないし図9において、用紙載置面16aに対して最下位に位置する用紙をP1とし、用紙P1の直上に位置する用紙、すなわち用紙P1の次に送り出すべき用紙をP2とする。
図7の状態において、最下位の用紙P1は、用紙載置面16aと接している。ここで、用紙載置面16aに載置される用紙Pの枚数が増えると、載置された用紙Pの重量が最下位の用紙P1に作用し、用紙P1と用紙載置面16aとの摩擦抵抗力が増大する。
加えて、最下位の用紙P1と、その上の用紙P2との間の摩擦抵抗力も増大する。その結果、これら最下位の用紙P1に生じる摩擦抵抗力に起因して、給送ローラー30による用紙搬送力が不足し、ノンフィードとなる虞がある。
本実施例では、用紙載置面16aに回転可能な従動ローラー54、56を配置し、用紙P1の一部を支持させることで、用紙P1と用紙載置面16aとの間の摩擦抵抗力を減少させている。しかしながら、積載された用紙束の重量によっては、なおも給送ローラー30による用紙搬送力が不足する場合がある。
しかしながら本実施例では、上述したように用紙載置面16aに従動ローラー54、56のみならず、駆動ローラー52を設けている。
以下、給送時の制御を踏まえて駆動ローラー52の機能を説明すると、先ず、図8に示すように、用紙載置面16aから用紙P1を給送する場合、制御部50は、駆動モーター28及び駆動モーター58を制御して、給送ローラー30及び駆動ローラー52を回転させる。本実施例において、制御部50は給送ローラー30及び駆動ローラー52の駆動開始タイミングを同期するように制御している。つまり、給送ローラー30及び駆動ローラー52は同時に回転を開始する。尚、本実施例では、一例として搬送駆動ローラー40aも同時に回転を開始している。
そして、用紙P1には、給送ローラー30の搬送力に加えて、駆動ローラー52の搬送力も作用する。すなわち、スキャナー10における用紙Pの搬送力を増大させることができる。その結果、用紙載置面16aに載置された用紙Pの載置枚数が増加しても、適切に用紙Pを給送方向下流側に送り出すことができる。
次いで図9を参照するに、本実施例において制御部50は、用紙P1の給送方向後端が駆動ローラー52を通過する前に、駆動モーター58を制御して駆動ローラー52の回転を停止させる。尚、本実施例において、制御部50は、一例として、駆動モーター58の回転数を検出する回転数検出手段、又は駆動モーター58の駆動力を駆動ローラー52に伝達する不図示の駆動力伝達手段における歯車等の回転数を検出する回転数検出手段により検出された回転数が規定の回転数に達すると、駆動ローラー52の回転を停止させるように駆動モーター58を制御する。あるいは、駆動モーター58がステッピングモーターとして構成されている場合、制御部50は、駆動モーター58の回転開始からのステップ数を計測し、規定のステップ数に達すると駆動ローラー52の回転を停止させるように制御してもよい。
そして、駆動ローラー52が回転を停止しても、給送ローラー30の回転は継続されるので、用紙P1は給送ローラー30と分離ローラー34とにニップされて給送方向下流側に給送される。また、駆動ローラー52の回転を用紙P1の後端が通過する前に停止させるので、用紙P2と駆動ローラー52とが接触した際、用紙P2が送り出されるべきでないタイミングでの用紙P2の送り出しを防止できる。
<<<画像読取部について>>>
次いで、図10ないし図13を参照して画像読取部42について説明する。図10及び図11に示すように、画像読取部42は、用紙Pの用紙給送経路26において搬送ローラー対40と排出ローラー対48との間に配置されている。本実施例において画像読取部42は、上部ユニット14に設けられた上部読み取りユニット44と、下部ユニット12に設けられ、上部読み取りユニット44と対向する下部読み取りユニット46を備えている。
また、本実施例において、上部読み取りユニット44及び下部読み取りユニット46は一例として密着型イメージセンサーモジュール(CISM)として構成されている。そして、本実施例において上部読み取りユニット44は筐体60と、筐体60内に配置された読み取りセンサー部62とを備えている。また、下部読み取りユニット46は、筐体64と、筐体64内に配置された読み取りセンサー部66とを備えている。
本実施例において、読み取りセンサー部62および読み取りセンサー部66は、それぞれガラス68と、光源70と、レンズ72と、読み取りセンサー74とを備えている。尚、図12に示すように、本実施例において読み取りセンサー部62の構成は、読み取りセンサー部66を180度回転させた構成となっており、基本的な構成は同じである為、以下では図12及び図13を参照しながら、読み取りセンサー部66の構成について説明する。
読み取りセンサー部66において、ガラス68は、読み取りセンサー部66の上部を覆っている。本実施例において、ガラス68は、図13に示すように平板状に形成されている。そして、ガラス68の給送方向(図13におけるY軸方向)における両端部の上部には逃げ部68aがそれぞれ形成されている。逃げ部68aは、用紙給送経路26に沿って用紙Pが搬送された際、搬送されてきた用紙Pの先端をガラス68とガラス68との間に入り込むように案内する。
また、ガラス68の底面には黒色の印刷が施された反射低減領域S1と、白色の印刷が施された基準領域S2と、が設けられている。具体的には、ガラス68の用紙Pの給送方向(図13におけるY軸方向)における一方側の端部(図13における−Y軸方向側)に反射低減領域S1が設けられている。そして、基準領域S2は、当該反射低減領域S1と隣り合って、一方側の端部と反対側に配置されている。
図12に示すように、読み取りセンサー部66内において、光源70、レンズ72、読み取りセンサー74は、ガラス68の下方においてガラス68の反射低減領域S1及び基準領域S2が設けられた側と反対の側に配置されている。本実施例において、ガラス68は、反射低減領域S1が設けられた側が給送方向下流側となるように読み取りセンサー部66に取り付けられている。また、読み取りセンサー部62において、ガラス68の反射低減領域S1は給送方向上流側に配置されている。
光源70は読み取りセンサー部66の用紙給送方向において傾斜して配置されている。また、レンズ72は読み取りセンサー74の上方に配置されている。本実施例において、光源70から発された光は、読み取りセンサー部66のガラス68を透過し、対向配置されている読み取りセンサー部62のガラス68の底面に設けられた基準領域S2、あるいは、ガラス68とガラス68との間に搬送された用紙Pにより反射される。
そして、反射光は読み取りセンサー部66側へと進み、読み取りセンサー部66のガラス68を透過し、レンズ72を介して読み取りセンサー74に検出されるように構成されている。また、図12における二点鎖線は読み取りセンサー部62、66における光源70から読み取りセンサー74までの光路を示している。
<<<画像読取部におけるキャリブレーションについて>>>
ここで、画像読取部42におけるキャリブレーションについて説明する。制御部50は用紙Pが画像読取部42に搬送されていない状態、例えば、スキャナー10が電源を投入されて起動した直後に読み取りセンサー74のキャリブレーション動作を実行させる。
より具体的に、読み取りセンサー部62を例としてキャリブレーション動作について説明する。制御部50は、対向するガラス68間に用紙Pが搬送されていない状態で、光源70を点灯する。そして、光源70から発せられた光は、光源70と対向する読み取りセンサー部62のガラス68の基準領域S2に反射されて読み取りセンサー74に検出され、その検出強度を制御部50に送信する。この際、制御部50は、白色の印刷が施された基準領域S2における反射光の強度をスキャナー10における画像読取の白色の基準とする。次いで、制御部50は、光源70を消灯させた状態で、読み取りセンサー74に基準領域S2を検出させて、その検出強度をスキャナー10における画像読取の黒色の基準とする。
ここで、スキャナー10におけるキャリブレーション動作実行中に、給送方向上流側あるいは下流側から画像読取部42に向けて外部から光が入射することがある。特に、本実施例において画像読取部42は用紙給送経路26において排出口24寄りに設けられているので、排出口24から画像読取部42に向けて外部の光が入射する虞がある。
そして、排出口24からの外部光は、読み取りセンサー部66のガラス68の給送方向下流側の逃げ部68aに入射する場合がある。本実施例における反射低減領域S1が白色に印刷されていると、入射した光が白色に印刷された部分で反射され、読み取りセンサー部62の読み取りセンサー74に検出される虞がある。特に、光源70を消灯させて画像読取の黒色基準を検出する場合に、上記光が読み取りセンサー74において検出されると、黒色基準の検出強度がずれてしまい、画像読取部42において読み取られる画像の情報に影響がでる虞がある。
しかしながら、本実施例では、反射低減領域S1を黒色に印刷しているので、排出口24からの外部光が読み取りセンサー部66のガラス68の給送方向下流側の逃げ部68aに入射しても、反射低減領域S1における入射光の反射を抑制し、読み取りセンサー部62の読み取りセンサー74での検出を抑制できる。その結果、読み取りセンサー74における黒色基準が正しく検出され、画像読取部42における画像読取の精度の低下を抑制できる。
<<<実施例の変更例>>>
(1)本実施例において、駆動ローラー52は用紙載置面16aの中心線C上に1つ配置する構成としたが、装置幅方向において中心線Cに対して対称となるように複数配置してもよい。
(2)本実施例において、駆動モーター58により回転駆動されるローラーを駆動ローラー52のみとしたが、この構成に代えて、従動ローラー54及び従動ローラー56の少なくとも一方にも駆動モーター58の駆動力を伝達して回転駆動させる構成としてもよい。
(3)本実施例において、制御部50は一例として駆動ローラー52の駆動開始タイミングを給送ローラー30の駆動開始タイミングと同時になるように制御したが、駆動ローラー52の駆動開始タイミングを給送ローラー30の駆動開始タイミングよりも遅らせるように制御してもよい。
(4)また、駆動モーター58の駆動力を駆動ローラー52に伝達する駆動力伝達手段(不図示)に電磁クラッチを設け、当該電磁クラッチをオン、オフすることにより、駆動ローラー52への駆動力の伝達状態を切り替えるように構成してもよい。
(5)また、本実施例において、給送ローラー30及び駆動ローラー52の駆動源を別々の駆動モーター28、58としたが、この構成に代えて、駆動ローラー52への駆動力供給を上述した変更例のように任意に変更できる構成とした上で共通の駆動モーター、例えば駆動モーター28から駆動力を受ける構成としてもよい。より具体的には、一例として駆動モーター28と駆動ローラー52との間に上記電磁クラッチを有する駆動力伝達手段(不図示)を設け、駆動モーター28から駆動ローラー52へ駆動力を伝達する構成としてもよい。
(6)図12に示すように本実施例において、ガラス68の反射低減領域S1は、給送方向における一方側の端部にのみ設ける構成としたが、この構成に代えて、図14に示すように、ガラス68の底面において、給送方向に沿って光源70からの光を透過させる領域及び光源70からの光を反射させる領域(基準領域S2)以外の部分を黒色に印刷し、反射低減領域S1としてもよい。このように構成することにより、画像読取部42における外乱光の影響をより確実に低減できる。尚、図14における二点鎖線は読み取りセンサー部62、66における光源70から読み取りセンサー74までの光路を示している。
(7)本実施例において、用紙給送装置32を画像読取装置としてのスキャナー10に適用する構成としたが、この構成に代えて、インクを用紙に向けて吐出する「記録手段」としての記録ヘッドを備える記録装置、例えばインクジェットプリンター等に適用してもよい。
上記説明をまとめると、用紙給送装置32は、用紙Pを載置する用紙載置面16aと、用紙載置面16aに載置された用紙のうち最下位の用紙P1を送り出す給送ローラー30と、を備え、用紙載置面16aには、最下位の用紙P1と接するとともに用紙P1を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラー52が設けられている。
上記構成によれば、用紙Pを載置する用紙載置面16aには、最下位の用紙P1と接するとともに用紙P1を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラー52が設けられているので、用紙載置面16aに載置された用紙Pの最下位の用紙P1に対し駆動ローラー52が搬送力を付与することで、用紙載置面16aに載置された用紙Pの枚数に拘わらず、適切に用紙Pを送り出すことができる。
用紙給送装置32は、用紙載置面16aに載置された用紙Pの用紙給送方向と交差する用紙幅方向の両側縁をガイドするエッジガイド22を備え、駆動ローラー52は、用紙給送方向においてエッジガイド22によるガイド領域S内に設けられている。この構成によれば、駆動ローラー52により用紙Pに付与される搬送力が用紙Pにスキューを形成しようとしても、エッジガイド22によってそれが抑制され、適切な姿勢で媒体を給送することができる。
駆動ローラー52は、用紙給送方向と交差する方向である用紙幅方向、すなわち装置幅方向において、用紙Pの中心となる位置に設けられている。この構成によれば、駆動ローラー52により用紙Pに付与される搬送力が用紙Pにスキューを生じさせる問題の発生を回避でき、或いはスキューの程度を抑制できる。
用紙Pの給送時において駆動ローラー52の駆動開始タイミングは、給送ローラー30の駆動開始タイミング以降である。駆動ローラー52が給送ローラー30の駆動開始タイミングより前に駆動を開始すると、駆動ローラー52により送り出された用紙Pの先端が給送ローラー30の部分で潰れてしまう虞がある。しかしながら本構成によれば、用紙Pの給送時において駆動ローラー52の駆動開始タイミングは、給送ローラー30の駆動開始タイミング以降であるので、上述の問題を回避できる。
駆動ローラー52は、最下位の用紙P1の後端が駆動ローラー52を通過する前に駆動停止される。この構成によれば、駆動ローラー52が本来送り出すべきでない次の用紙P2を送り出す不具合を回避できる。
駆動ローラー52の駆動モーター58は、給送ローラー30の駆動モーター28とは異なる。この構成によれば、駆動ローラー52の駆動時間や駆動開始及び停止のタイミングと、給送ローラー30の駆動時間や駆動開始及び停止のタイミングと、の自由度を容易に確保することができ、適切な給送が行える。
駆動ローラー52の駆動モーターと、給送ローラー30の駆動モーター28とが共通である。この構成によれば、駆動ローラー52の駆動モーターと、給送ローラー30の駆動モーター28とが共通であるので、装置のコストアップを抑制できる。
駆動ローラー52は、外周面が高摩擦材料により形成されている。この構成によれば、駆動ローラー52によって用紙Pにより強い搬送力を付与することができる。
スキャナー10は、用紙Pを読み取る画像読取部42と、画像読取部42の側へ用紙Pを給送する用紙給送装置32とを備えている。
記録装置は、用紙Pに記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドの側へ媒体を給送する用紙給送装置32とを備えている。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
10…スキャナー、12…下部ユニット、14…上部ユニット、16…カバー部、16a…用紙載置面、18…排紙トレイ、20…給送口、22…エッジガイド、24…排出口、26…用紙給送経路、28、58…駆動モーター、30…給送ローラー、32…用紙給送装置、34…分離ローラー、36…トルクリミッタ、38…重送検出センサー、40…搬送ローラー対、40a…搬送駆動ローラー、40b…搬送従動ローラー、42…画像読取部、44…上部読み取りユニット、46…下部読み取りユニット、48…排出ローラー対、48a…排出駆動ローラー、48b…排出従動ローラー、50…制御部、52…駆動ローラー、54、56…従動ローラー、60、64…筐体、62、66…読み取りセンサー部、68…ガラス、68a…逃げ部、70…光源、72…レンズ、74…読み取りセンサー、C…中心線、G…用紙束、P、P1、P2…用紙、S…ガイド領域、S1…反射低減領域、S2…基準領域

Claims (11)

  1. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記媒体載置部に載置された媒体のうち最下位の媒体を送り出す給送手段と、
    前記媒体載置部に載置された前記最下位の媒体と接するとともに媒体を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラーと、
    前記給送手段及び前記駆動ローラーを駆動させる駆動源と、
    前記駆動源から前記駆動ローラーへと伝わる駆動力の伝達状態を切り換える電磁クラッチと、
    を備え、
    前記駆動ローラーは一部が前記媒体載置部の上面から突出した状態で配置されており、
    前記電磁クラッチによって伝達状態を切り換えることで、媒体の給送時における前記駆動ローラーの駆動開始タイミングを、前記給送手段の駆動開始タイミングより遅らせる、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  2. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記媒体載置部に載置された媒体のうち最下位の媒体を送り出す給送手段と、
    前記媒体載置部に載置された前記最下位の媒体と接するとともに媒体を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラーと、
    前記給送手段の媒体給送方向下流に設けられた搬送駆動ローラーと、
    前記給送手段、前記駆動ローラー、前記搬送駆動ローラーを駆動させる駆動源と、
    前記駆動源から前記駆動ローラーへと伝わる駆動力の伝達状態を切り換える電磁クラッチと、を備え、
    媒体の給送時において前記給送手段と、前記搬送駆動ローラーは同時に回転を開始し、
    前記電磁クラッチによって伝達状態を切り換えることで、媒体の給送時における前記駆動ローラーの駆動開始タイミングを、前記給送手段の駆動開始タイミングより遅らせ、
    前記電磁クラッチによって伝達状態を切り換えることで、前記駆動ローラーは、前記最下位の媒体の後端が前記駆動ローラーを通過する前に駆動停止され、
    前記駆動ローラーの駆動が停止された状態において、前記給送手段の駆動は継続される、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  3. 媒体を載置する媒体載置部と、
    前記媒体載置部に載置された媒体のうち最下位の媒体を送り出す給送手段と、
    前記媒体載置部に載置された前記最下位の媒体と接するとともに媒体を下流側に送り出す方向に回転駆動される駆動ローラーと、
    前記給送手段及び前記駆動ローラーを駆動させる駆動源と、
    前記駆動源から前記駆動ローラーへと伝わる駆動力の伝達状態を切り換える電磁クラッチと、
    を備え、
    前記駆動ローラーの媒体給送方向上流には第1従動ローラーが設けられ、
    前記電磁クラッチによって伝達状態を切り換えることで、媒体の給送時における前記駆動ローラーの駆動開始タイミングを、前記給送手段の駆動開始タイミングより遅らせる、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  4. 請求項3に記載の媒体給送装置において、
    前記第1従動ローラーの媒体給送方向上流には第2従動ローラーが設けられている、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  5. 請求項4に記載の媒体給送装置において、
    媒体給送方向と交差する方向である媒体幅方向において、前記第1従動ローラーは媒体の中心となる位置に設けられ、
    媒体幅方向において、前記第2従動ローラーは媒体の中心線に対して対象に配置される、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の媒体給送装置において、前記媒体載置部に載置された媒体の媒体給送方向と交差する媒体幅方向の両側縁をガイドするエッジガイドを備え、
    前記駆動ローラーは、媒体給送方向において前記エッジガイドによるガイド領域内に設けられている、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の媒体給送装置において、前記駆動ローラーは、媒体給送方向と交差する方向である媒体幅方向において、媒体の中心となる位置に設けられている、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  8. 請求項1に記載の媒体給送装置において、前記駆動ローラーは、前記最下位の媒体の後端が前記駆動ローラーを通過する前に駆動停止され、
    前記駆動ローラーの駆動が停止された状態において、前記給送手段の駆動は継続される、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の媒体給送装置において、前記駆動ローラーは、外周面が高摩擦材料により形成されている、
    ことを特徴とする媒体給送装置。
  10. 媒体を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段の側へ媒体を給送する、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の媒体給送装置と、
    を備えた画像読取装置。
  11. 媒体に記録を行う記録手段と、
    前記記録手段の側へ媒体を給送する、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の媒体給送装置と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
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