JP6847989B2 - 情報処理プログラム、情報処理端末、情報処理方法、及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理プログラム、情報処理端末、情報処理方法、及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本開示は、情報処理プログラム、情報処理端末、情報処理方法、及び情報処理装置に関する。
従来、情報処理端末の画面上で、ユーザや店舗などの対象物の信用スコアをグラフ表示して可視化することにより、端末のユーザが信用スコアを視認しやすくする技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2009−230248号公報
しかしながら、従来の信用スコアの可視化手法では、ユーザが信用スコアを見たい対象物を画面上で選択する操作が必要であるなど、信用スコアを可視化するための手順に改善の余地がある。
本開示は、信用スコアの可視化手順をより容易にできる技術を提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理プログラムは、第1ユーザが利用する情報処理端末に、情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信する処理と、前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を受信する処理と、受信した前記信用スコアの情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する処理と、を実行させ、前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである。

本開示の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 実施形態に係るサーバ、及び端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 実施形態に係るサーバ、及び端末の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。 第1実施形態に係る通信システムの処理のシーケンスの一例を示す図である。 第1実施形態の第1実施例の行動提案処理における端末の画面遷移の一例を示す図である。 信用スコアのグラフ表示の別形態の一例を示す図である。 信用スコアのグラフ表示の別形態の一例を示す図である。 信用スコアのグラフ表示の別形態の一例を示す図である。 第2実施例の行動提案処理における端末の画面遷移の一例を示す図である。 第2実施形態に係る通信システムの処理のシーケンスの一例を示す図である。 第2実施形態の第1実施例の信用スコア表示処理における端末の画面遷移の一例を示す図である。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る利便性を向上できる信用スコアの可視化を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A、サーバ110Bと、端末120A、端末120B、端末120Cとが接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120(「情報処理端末」の一例。)と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数は図1の例に限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、電子商取引サービス、インスタントメッセンジャー等を用いるメッセージングサービスを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービス等を含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。端末120は、例えば、ユーザのスマートフォン等の端末であり、サーバ110により提供される決済サービス等を用いた割り勘等を行う。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)、二次元コード(QRコード(登録商標)など)(以下で、一次元コードおよび二次元コードをまとめて「二次元コード等」と総称する。)、近距離無線通信(NFC (Near Field Communication)、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)、Wi-Fi(登録商標)、超音波通信、赤外線通信など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、代金の支払いを行うユーザ(支払者)の端末120が二次元コード等を読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型コード決済」または「MPM(Merchant Presented Mode)」と表現し、支払いを行うユーザの端末120が二次元コード等を表示し、表示された二次元コード等を、代金を請求する店舗側等のユーザ(販売者、請求者)の端末120が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型コード決済」または「CPM(Consumer Presented Mode)」と表現する。なお、MPMおよびCPMは、動的であってもよいし、静的であってもよい。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現し、ユーザXまたは端末120Xに対応づけられた、所定のサービスにおけるユーザ情報をユーザ情報Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能および方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。
情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示す図である。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のハードウェアの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能および方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示に従って、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像または動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データに従って、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンターなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。
また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift、Kotlin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。また、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態および実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、または修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態または実施例の1以上の特徴と、本開示における他の実施形態または実施例の1以上の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。
本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態は、端末120に表示されるユーザの信用スコアの複数のパラメータを示すグラフにおいて、グラフ上の複数のパラメータのうち一のパラメータを選択するユーザの操作に応答して、一のパラメータを変化させる行動を示す情報を表示する実施形態である。なお、本開示において、信用スコアと、信用スコアを構成する個々のパラメータとをそれぞれ区別する必要がない場合は、信用スコアとパラメータとは、それぞれ信用スコアと表現されることがある。
第1実施形態により、端末120に表示される信用スコアのグラフを介して、ユーザが自身の信用スコアをどのように変更したいかを容易に入力でき、また、ユーザの入力に応答して、具体的にどのような行動をすれば所望の信用スコアに変更できるかをユーザに容易に明示できるので、信用スコアのグラフ表示をよりインタラクティブに活用できる。
<第1実施形態の機能構成>
図3を用いてサーバ110および端末120の機能構成を説明する。図3は、第1実施形態に係るサーバ110、及び端末120の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す図である。図3に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。
(1)サーバの機能構成
サーバ110は、受付部311と、送受信部312と、制御部313と、記憶部314とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部311は、サーバ110により提供される各種のサービスを運営する事業者からの各種の設定操作等を受け付ける。
送受信部312は、制御部313の指示に従い、端末120とのデータの送受信を行う。なお、送受信部312は、例えば、端末120等からのログイン要求に含まれるユーザID、及びパスワードにより端末120等のユーザが認証された際、端末120等とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、端末120等の通信用のアドレス、及びユーザID等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、端末120等にデータを送信する。
制御部313は、決済サービス、電子クーポン配信サービス、金融サービス、及び電子商取引サービス等のサービスを、端末120のユーザに提供する処理を行う。特に本実施形態では、端末120に対して信用スコアや提案行動の特定と送信を行う。制御部313は、端末120の表示画面を制御する情報を、送受信部312に送信させる。
記憶部314は、端末120のユーザに関する信用スコア等の各種情報を記憶する。
(2)端末の機能構成
端末120は、受付部321と、送受信部322と、制御部323と、記憶部324とを有する。なお、各機能部の機能または処理は、実現可能な範囲において、機械学習またはAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。
受付部321は、端末120のユーザからの各種の操作等を受け付ける。
送受信部322は、制御部323の指示に従い、サーバ110等とのデータの送受信を行う。なお、送受信部322は、例えば、サーバ110にログインした際、サーバ110とのHTTPS等を用いた通信用のセッションを接続する。そして、接続した通信用のセッションのIDに対応付けて、サーバ110の通信用のアドレス等を記憶しておく。そして、接続した通信用のセッションを用いて、サーバ110にデータを送信する。
制御部323は、サーバ110により提供される決済サービス、金融サービス、及び電子商取引サービス等の各種のサービスを利用する処理を行う。特に本実施形態では、サーバ110から受信した信用スコアを用いたグラフ表示や、提案行動の表示を行う。制御部323は、サーバ110から受信した情報等に基づいて、端末120の表示画面を制御する。
記憶部324は、サーバ110により提供される決済サービス等の各種サービスを利用するための情報を記憶する。
<第1実施形態の処理>
図4を参照して、第1実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図4は、第1実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、端末120は、サーバ110との通信を行う際、ユーザのアカウントを用いてサーバ110の認証を受けているものとする。
ステップS1において、端末120の制御部323が送受信部322を介して、信用スコアを取得する旨のリクエストをサーバ110に送信する。このリクエスト情報には、例えば端末120のユーザを特定するユーザIDなどの情報が含まれる。
ステップS2において、サーバ110の制御部313は、端末120からのリクエストに応答して、端末120のユーザに関する信用スコアとパラメータを特定する。制御部313は、例えばステップS1にて受信したユーザIDの情報を用いて、記憶部314に保存されているデータベースからユーザIDと紐づけられている信用スコアとパラメータとを抽出する。
ステップS3では、サーバ110の制御部313は、送受信部312を介してステップS2にて特定した信用スコアの情報を端末120に送信する。
ステップS4では、端末120の制御部323が、受信した信用スコアの情報を用いて、端末120のユーザの信用スコアとパラメータとを示すグラフ121(第1グラフ)を表示画面127に表示する(図5参照)。なお、本ステップのグラフ121の表示態様については図5、図7を参照して後述する。
ステップS5では、端末120の受付部321が、グラフ121中のパラメータのうち一のパラメータを選択するユーザ操作を受け付ける。ステップS6では、このユーザ操作に応答して、制御部323が、ステップS4のグラフ121とは異なる目標グラフ122、125を作成して表示画面127に表示する(図5、図7参照)。なお、本ステップの目標グラフ122,125の態様については図5、図7を参照して後述する。
ステップS7では、端末120の制御部323が、ステップS4のグラフ121と、ステップS6の目標グラフ122、125との差分に関する情報を、送受信部322を介してサーバ110に送信する。差分に関する情報とは、ステップS5にてユーザが選択した信用スコアのパラメータと、ステップS4のグラフ121の当該信用スコアのパラメータ値と、ステップS6の目標グラフ122、125の当該信用スコアのパラメータ値とを含む。
ステップS8では、サーバ110の制御部313が、ステップS7にて受信した差分情報に基づいて、差分解消に必要な行動を特定する。本ステップでは、制御部313は、例えば差分情報を受信する毎に、端末120のユーザの特性や差分情報(パラメータ、現在値、目標値)などの情報に基づき、当該ユーザに適した提案行動を算出する。または、サーバ110は、差分情報と提案行動とを関連付けたデータベースを記憶部314に保存しており、ステップS7にて受信した差分情報に基づいてデータベースを参照して提案行動を抽出する構成でもよい。または、本ステップの処理は機械学習またはAIにより実現されてもよい。
ステップS9では、制御部313が、送受信部312を介してステップS8にて特定した提案行動の情報を端末120に送信する。
ステップS10では、端末120の制御部323が、受信した提案行動情報を用いて行動リスト124を作成して表示画面127に表示する。
なお、ステップS9のサーバ110が提案行動を端末120に送信する処理は、例えばステップS3にてサーバ110が信用スコアの情報を端末120に送信する際に、差分情報と提案行動とを関連付けた情報も併せて端末120に送信するなど、他のタイミングであってもよい。
以下で、第1実施形態における処理の一例について説明する。以下の各実施例の処理は、他の実施例の処理と組み合わせて実行させることもできる。
<<第1実施例>>
第1実施例は、端末120の表示画面127に表示されるグラフ121中の1または複数の信用スコアのパラメータの値を変更させる(向上または低下させる)ユーザの操作に応答して、端末120にこの信用スコアのパラメータの値を変化させる(向上または低下させる)行動を示す情報を表示する実施例である。第1実施例により、ユーザは自身の信用スコアのグラフ121表示を所望の値に変化させるという直感的な操作を行うだけで、その変化を実現できる行動の情報を容易に取得することができる。
<<第1実施例の処理>>
図5は、第1実施例の行動提案処理における端末120の画面遷移の一例を示す図である。第1実施例では、図4のステップS4の処理において、図5(a)に示すように、信用スコアが表示され、当該信用スコアは複数の信用スコアのパラメータで構成され、信用スコアとパラメータとがグラフ121のように多角形で表示される。図5の例では、信用スコアのパラメータが5種類の場合の例であり、信用スコアに関する五角形のグラフ121が表示されている。また、図5の例では、各信用スコアが0〜3の四段階で設定され、隣接する各信用スコア同士が線分で結ばれることにより端末120のユーザの信用スコアが五角形のグラフ121で表示画面127に表示されている。図5の例では、ユーザのグラフ121は、パラメータA、B、Cのスコアがそれぞれ2に設定され、パラメータD、Eのスコアがそれぞれ1に設定されている。
また、第1実施例では、図4のステップS5の処理において、図5(b)に示すように、グラフ121中の1または複数の信用スコアのパラメータ値を変更させるユーザの操作が入力され、これにより図4のステップS6の処理において、グラフ121と異なる五角形状の目標グラフ122が作成されて端末120の表示画面127に表示される。図5の例では、例えば、ユーザの指のスワイプ操作123によって、パラメータDのスコアが1から3に増加されている。つまり第1実施例では、目標グラフ122は、グラフ121を部分的に変更して作成されるユーザ自身の信用スコアに基づくグラフである。
また、第1実施例では、図4のステップS7の処理において、グラフ121からスコアが変更されたパラメータ(図5(b)ではパラメータD)が、ユーザが選択した信用スコアのパラメータであり、このパラメータの変更前後のスコアが差分情報としてサーバ110に送信される。
そして、図4のステップS10の処理において、図5(c)に示すように、端末120に表示されているグラフ121及び目標グラフ122の下方の表示領域に、サーバ110から受信した提案行動のリスト124が表示画面127に表示される。図5の例では、入力されたユーザ操作がグラフ121の信用スコアを増やす方向の操作なので、グラフ121の信用スコアのパラメータ値を目標グラフ122の値まで増やす行動を行動リスト124に含めることができる。さらに、この場合、グラフ121の信用スコアを減らす行動、つまり目標グラフ122から反対側に遠ざかる行動、を行わないように注意喚起する構成を追加することもできる。
なお、行動リスト124は、ユーザが実行するのが容易な順番で表示されるのが好ましい。これにより信用スコアをユーザの所望の値に変更する行動の負担を軽減でき、信用スコアの変更をより容易にできる。
また、図5(b)では、1つの信用スコアを変更する操作を例示したが、2以上の複数の信用スコアのパラメータを変更してもよい。より具体的には、例えばユーザは信用スコアのパラメータAとパラメータDとを同時に操作することができる。この場合、図5(c)にて表示される行動リスト124は、2以上の信用スコアのパラメータのそれぞれを変化させる行動を、ユーザが実行するのが容易な順番で混在させて作成するのが好ましい。これにより、選択された信用スコアが2以上の場合でも、信用スコアをユーザの所望の値に変更する作業の負担を軽減できる。
ここで、信用スコアのパラメータごとの指標や提案行動の例を表1に示す。なお、下記の表1に示すパラメータ等の内容はあくまで一例であって、必ずしも当該パラメータを使って実施するものではない。
Figure 0006847989
なお、上記の表1において、「パラメータ」とは、信用スコアを構成する構成要素の1つであり、図5のパラメータA〜Eの例である。「指標」とは、パラメータの値を決定する判断基準である。「信用スコアを増やす行動」は、図5の例では行動リスト124に表示される提案行動である。「信用スコアを減らす行動」は、図5の例では、上述のとおり、ユーザが行わないように注意喚起すべく行動リスト124に表示可能な注意喚起行動である。なお、図5の例とは異なり、ユーザがパラメータの値を減らす操作を行った場合には、この操作に適した提案行動は「信用スコアを減らす行動」に置き換わり、この操作に適さない注意喚起行動は「信用スコアを増やす行動」に置き換わる。
また、上記の表1のパラメータの項目のうち「ロイヤリティ(loyalty)」とは、忠実性または忠誠度のことで、特定の商品をくり返し指名購入するブランド・ロイヤリティや、特定の店舗を固定客として愛顧するストア・ロイヤリティを含む。
なお、第1実施例では、ユーザの信用スコアに関する五角形のグラフ121を表示する構成を例示したが、信用スコアのパラメータ数が5個以外の場合には、パラメータ数に応じた多角形状(例えば、六角形や四角形など)のグラフを表示する構成でもよい。また、グラフは、ユーザの信用スコアを変更させる操作を入力可能であればよく、グラフの表示態様は多角形状以外でもよい。例えば、縦棒グラフ、横棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、メータ形式、またはこれらの組合せでもよい。
図6A〜図6Cは、信用スコアのグラフ表示の別形態の一例を示す図である。円グラフの場合、例えば図6Aのグラフ121Aのように、パラメータごとに扇型状に領域を区分する構成が挙げられる。図6Aに示すグラフ121Aの場合、例えばパラメータAとBの境界近傍をスワイプ操作123することによって、図6Aの(a)から(b)の状態へパラメータAの領域を増やすことができる。同様に、図6Bのグラフ121Bのように、パラメータごとに別の円グラフを表示して、スコアに応じて個々の円グラフの面積を変更する構成も挙げられる。図6Bに示すグラフ121Bの場合、例えばパラメータAの円グラフの外縁近傍をスワイプ操作123することによって、図6Bの(a)から(b)の状態へパラメータAの円グラフの面積を増やすことができる。また、図6Cのグラフ121Cのように、帯グラフを用いて各パラメータの構成比を表示する構成でもよい。図6Cに示すグラフ121Cの場合、例えばパラメータAとBの境界近傍をスワイプ操作123することによって、図6Cの(a)から(b)の状態へパラメータAの領域を増やすことができる。
なお、図4のステップS10の処理において、端末120に表示される提案行動は、同一パラメータが選択された場合でも、例えば信用スコアを1から2へ増加させる場合よりも、2から3、または、1から3へ増加させる場合のほうの難度を上げるなど、スコアの変化量に応じて提案行動の難易度を変更してもよい。同様に、パラメータの値を向上させる(低下させる)操作の操作距離が長いほど、当該操作されたパラメータの値を向上させる(低下させる)行動の情報を多く提案行動として表示したり、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報のうち、難易度の高い行動を提案行動として表示してもよい。
<<第2実施例>>
第2実施例は、端末120のユーザとは異なる別ユーザの信用スコアを示す目標グラフ125(第2グラフ)がグラフ121と重畳して表示され、グラフ121と目標グラフ125との間で差分がある1または複数のパラメータを選択する操作に応答して、端末120に選択した信用スコアを変化させる行動を示す情報を表示する実施例である。第2実施例により、他人の信用スコアを比較対象とするので、ユーザ本人に自分の信用スコアの不足部分を客観的に示すことができ、ユーザにとってより有効な提案行動の提供が可能となり、ユーザの利便性を向上できる。
<<第2実施例の処理>>
図7は、第2実施例の行動提案処理における端末120の画面遷移の一例を示す図である。第2実施例では、図4のステップS4の処理において、第1実施例の図5(a)と同様に、図7(a)に示すように、端末120のユーザの信用スコアに関する五角形のグラフ121が表示されている。
第2実施例では、図4のステップS5の処理において、ユーザが信用スコアの比較対象とした別ユーザを指定する操作が入力される。これにより図4のステップS6において、ステップS5にて指定された別ユーザの信用スコアに関する五角形の目標グラフ125が、ユーザのグラフ121に重畳して表示される。つまり第2実施例では、目標グラフ125は、ユーザ自身のものではなく別ユーザの信用スコアに関するグラフである。
図7の例では、目標グラフ125は、パラメータA、B、Cのスコアがグラフ121と同じくそれぞれ2に設定され、パラメータDのスコアが3、パラメータEのスコアが2に設定されている。また、図7の例では、ユーザの信用スコアの各パラメータが、別ユーザの信用スコアの各パラメータ以下の場合であるので、目標グラフ125に対してユーザのグラフ121の少ない部分が視認しやすいように、目標グラフ125がグラフ121の背面側に表示されている。なお、グラフ121と目標グラフ125の表示態様は、グラフ121と目標グラフ125との差分が視認可能であればどのようなものであってもよい。例えば、透過したグラフ121を目標グラフ125に重畳するように表示してもよいし、透過した目標グラフ125をグラフ121に重畳するように表示してもよい。
また、第2実施例では、図4のステップS7の処理において、図7(b)に示すように、例えばユーザの指のタップ操作126によって、目標グラフ125の差分を解消したいパラメータが選択されると、選択されたパラメータにおけるユーザのパラメータの値と、目標グラフ125の他ユーザのパラメータの値などの情報が差分情報としてサーバ110に送信される。図7の例では、ユーザの信用スコアのパラメータDの値が1であり、他ユーザの信用スコアのパラメータDの値が3であるパラメータDがタップ操作126によって選択されている。つまり第2実施例では、タップ操作126が、「グラフ121中の1または複数のパラメータを変更させるべく入力されるユーザの操作」となる。
そして、図4のステップS10の処理において、図7(c)に示すように、端末120に表示されているグラフ121及び目標グラフ125の下方の表示領域に、サーバ110から受信した提案行動のリスト124が表示される。
なお図7(b)では、タップ操作126により1つの信用スコアを選択する構成を例示したが、複数個所でタップ操作を行って2以上の複数の信用スコアを選択してもよい。
<第2実施形態>
本開示の第2実施形態は、端末120からサーバ110に送信するコンテンツに写っているユーザの信用スコアを特定し、特定した信用スコアに基づいてコンテンツを加工して端末120に表示する実施形態である。なお、本開示において、信用スコアと、信用スコアを構成する個々のパラメータとをそれぞれ区別する必要がない場合は、信用スコアとパラメータとは、それぞれ信用スコアと表現されることがある。なお、本開示において、コンテンツは、動画および静止画の少なくとも一方を含み、「画像情報」とも表現できる。
第2実施形態により、ユーザの顔が写っているコンテンツをサーバ110に送信するだけで当該ユーザの信用スコアを容易に取得でき、また、取得した信用スコアに基づき自動的にコンテンツを加工して信用スコアを可視化して表示できるので、信用スコアの可視化手順をより容易にできる、という効果が得られる。
第2実施形態のサーバ110及び端末120の機能構成は、図3を参照して説明した第1実施形態の構成と同様であるので、説明を省略する。
<第2実施形態の処理>
図8を参照して、第2実施形態に係る通信システム1の処理について説明する。図8は、第2実施形態に係る通信システム1の処理のシーケンスの一例を示す図である。なお、図8では、端末120Aが、端末120Bを利用するユーザBが写っているコンテンツを用いてサーバ110からユーザBの信用スコアを取得して、得られたユーザBの信用スコアに基づく加工後コンテンツを表示する例を説明する。
ステップS11において、サーバ110の送受信部213が端末120BからユーザBの顔を含むコンテンツ情報を受信し、ステップS12において、サーバ110の制御部313は、受信した顔を含むコンテンツ情報からユーザBの顔特徴量を抽出し、ユーザBのユーザIDと顔特徴量を、ユーザBの信用スコアと紐づけて記憶部314に記憶する。
ステップS13において、端末120AからユーザBの顔が含まれるコンテンツ131(図9参照)(第1コンテンツ)の情報がサーバ110に送信される。なお、本ステップで送信されるコンテンツ131は、端末120Aで撮影された過去のコンテンツを用いてもよいし、端末120Aにてリアルタイムで撮影されているコンテンツを用いてもよいし、ネットワーク130等を介して取得された、端末120AのユーザA以外により撮影されたコンテンツを用いてもよい。
ステップS14では、サーバ110の制御部313が、受信したコンテンツ131の顔認証を行って、コンテンツ131に写っているユーザ(ユーザB)の顔特徴量を算出し、算出した顔特徴量に基づき記憶部314からユーザBのユーザIDと信用スコアの情報を特定する。なお、ステップS14の処理は機械学習またはAIにより実現されてもよい。また、顔特徴量の算出は、端末120Aで行われ、顔特徴量のみが端末120からサーバ110に送信されてもよい。
ステップS15では、サーバ110の送受信部312が、ステップS14にて特定されたユーザBの信用スコアとユーザIDの情報を端末120Aに送信する。
ステップS16において、端末120Aの制御部323は、ステップS15にて受信したユーザBの信用スコアに基づいて、ステップS13のコンテンツ131を加工し、ステップS17にてコンテンツ131が加工された加工後コンテンツ132(第2コンテンツ)を表示画面127に表示する。なお、ステップS16はサーバ110にて実施されてもよい。より具体的には、サーバ110の制御部323が、受信したコンテンツ131を加工し、ステップS15でサーバ110の送受信部312が、ステップS14にて特定されたユーザBの信用スコアとユーザIDの情報と、加工後コンテンツ132とを端末120Aに送信してもよい(不図示)。
以下で、第2実施形態における処理の一例について説明する。以下の各実施例の処理は、他の実施例の処理と組み合わせて実行させることもできる。
<<第1実施例>>
第1実施例は、端末120Aに表示される加工後コンテンツ132において、信用スコアに関するグラフ133A、133Bが、コンテンツ131中のユーザA、Bの顔の周囲に追加表示される実施例である。第1実施例により、端末120のユーザは信用スコアを知りたいユーザが写っているコンテンツ131をサーバ110に送信するだけで、加工後コンテンツ132にて信用スコアに関するグラフ表示を得ることができるので、信用スコアのグラフ表示をより簡便にでき、また、グラフ表示によってユーザが信用スコアをより直観的に把握しやすくできる。
<<第1実施例の処理>>
図9は、第1実施例の信用スコア表示処理における端末120Aの画面遷移の一例を示す図である。第1実施例では、図8のステップS13の処理において、図9(a)に示すように、ユーザBが含まれるコンテンツ131の情報をサーバ110に送信する。なお図9の例では、ユーザBに加えて端末120AのユーザAもコンテンツ131に写っている。このため、図8のステップS14、S15では、ユーザBの信用スコアに加えて、ユーザAの信用スコアの情報も特定されて端末120Aに送信される。なお、コンテンツ131にユーザAが写っていない(図8のステップS14でユーザAを特定できない)場合には以降の処理を行わなくてもよい。これにより、悪意あるユーザが面識のない第三者ユーザの写真を無断で使用して信用スコアを閲覧する可能性を軽減することができる。
また、第1実施例では、図8のステップS17の処理において、図9(b)に示すように、ステップS13のコンテンツ131のユーザA、Bの顔の周囲(図9では顔の上方)に、ステップS15にて受信した信用スコアのグラフ(図9では帯グラフ133A,133B)が追加表示された加工後コンテンツ132が表示される。帯グラフ133A,133Bは、例えば長手方向に沿って複数の領域a、b、cに区分されており、各領域a、b、cの面積は割り当てられる信用スコアの各パラメータの値によって変更される。また、帯グラフ133A,133Bの近傍に信用スコアの全パラメータの合計値dを表示してもよい。なお、加工後コンテンツ132に表示される信用スコアに係るグラフの種類は帯グラフ以外でもよく、例えば、多角形状グラフ、縦棒グラフ、横棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、メータ形式、またはこれらの組合せでもよい。
さらに、第1実施例では、図9(b)に示すように、加工後コンテンツ132に表示されている帯グラフ133A,133Bのいずれかにタップ操作134がされると、図9(c)に示すように、タップされたグラフのユーザに関する追加情報がポップアップ表示135などで追加表示される構成でもよい。図9の例では、ユーザBの帯グラフ133Bへのタップ操作134に応答して、ユーザBの情報を表示するポップアップウィンドウ135が表示されている。これにより、信用スコアのグラフ表示に加えて追加情報も提供できるので、信用スコアのグラフ表示の利便性を向上できる。
ポップアップウィンドウ135に表示されるユーザ情報としては、例えば、タップ操作により選択されたユーザ(図9ではユーザB)から借りることが可能と推定される金額、または、そのユーザに貸しても回収可能と推定される金額などの情報が挙げられる。この場合、端末120の制御部323は、ユーザBの信用スコアのうち資産などの金銭に関するパラメータや、債務履行の履歴の情報等を参考にして金額を設定できる。
また、ポップアップウィンドウ135に表示されるユーザ情報としては、ユーザの年齢や連絡先などの個人情報を含めることもできる。さらに、各ユーザの信用スコアに応じて当該ユーザに関する情報を変更して表示する構成でもよい。例えば、コンテンツ131を送信したユーザの信用スコアが所定値以上であれば、コンテンツ131に表示されるユーザに関する情報を、所定値以下の場合と比べて多く設定してもよい。また、コンテンツ131に表示されるユーザのうち信用スコアが相対的に低いユーザのユーザ情報は、電話番号やメールアドレスなどの連絡先の情報を増やして表示することで、代金の未回収時に連絡を取りやすいようにできる。
また第1実施例では、加工後コンテンツ132上でのタップ操作134に応答して、タップ操作により選択されたユーザ(図9ではユーザB)の加工後コンテンツ132中の顔部分が加工処理される処理をさらに実行させてもよい。例えば、ユーザBの信用スコアが相対的に高い場合には、顔画像を見栄え良くなるようにコンテンツ処理を施し、信用スコアが相対的に低い場合には、顔画像を粗くしたり、非表示したりするなどのコンテンツ処理を施すことができる。
また第1実施例では、加工後コンテンツ132上でのタップ操作134に応答して、タップ操作により選択されたユーザ(図9ではユーザB)の信用スコアと端末120AのユーザAの信用スコアとの差分を表示する処理をさらに実行させてもよい。さらに、図5(c)を参照して説明したように、ユーザAの信用スコアとユーザBの信用スコアとの差分を解消するために必要な行動の情報を表示する処理を実行させてもよい。これにより、端末120AのユーザAは、他のユーザBとの信用スコアとの相違点を視覚的にわかりやすく、かつ直感的に把握することができ、また、その差分を解消するために必要な行動の情報も提供されるので、信用スコアのグラフ表示をより有効に活用できる。
なお、各ユーザが自分の信用スコアの表示可否をサーバ110にて設定可能としてもよい。この場合、例えばユーザBに関する信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、ユーザBの信用スコアのグラフ133Bを加工後コンテンツ132に表示する処理を実行しない。これによりユーザ本人が望まない情報流出を防止できる。
また、信用スコアの表示可否はユーザの親密度に応じて決定されるようにしてもよい。より具体的には、例えば、ユーザ同士がSNS上で所定の関係を設定している場合にのみ信用スコアを表示できるようにしてもよい。
所定の関係とは、サーバ110が、2以上のユーザ間の所定の関係を記憶していることを含む。限定でなく例として、所定の関係は、相互に関係構築を承認した関係、少なくとも一方が関係構築を申し入れた関係、ユーザ情報に基づき構築された関係、ユーザ行動に基づき構築された関係、所定の条件が満たされたことにより関係構築がなされた状態を含んでもよい。なお、ユーザ情報に基づき構築された関係とは、1以上の同一または類似するユーザ情報を有するユーザ同士を関係づけた関係を含んでもよいし、ユーザ行動に基づき構築された関係とは、1以上の同一または類似するユーザ行動を有するユーザ同士を関係づけた関係を含んでもよい。
また、ユーザと所定の関係にあるユーザは、限定ではなく例として、ユーザと所定の関係にある全てのユーザでもよいし、予め定められた所定の人数のユーザであってもよいし、親密度が所定の度合い以上のユーザであってもよい。
ここで、親密度とは、所定の期間内(1か月間や2か月間などの予め固定された期間でもよいし、所定の関係を構築してから現在までの期間でもよい)においてユーザとの間で送受信したメッセージの送受信量が多い順に親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。また、所定の期間内においてユーザ間で行われた取引(商品の売買や、資産の送受信・両替等などを含む)の回数が多い順に親密度が高くなるように決定される度合いでもよい。
また、親密度とは、所定の関係が構築されてから現在までの期間の長さが長いほど親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。所定の関係を構築してから現在までの期間の長さは、絶対値であってもよいし、ユーザと所定の関係にある1以上のユーザの中での相対値であってもよい。
また、親密度とは、ユーザと所定の関係にある複数の他のユーザについて、他のユーザがユーザの位置から所定の範囲内にいる時間の長さが長いほど、親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。また、親密度とは、ユーザと所定の関係にある複数のユーザについて、所定の関係が構築されてから現在までの期間と、各ユーザの位置情報とに基づいて推定される関係性(例えば家族関係にあると推定される等)が高いほど親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。
また、親密度とは、ユーザと所定の関係にある複数の他のユーザについて、ユーザと共通のユーザの数(共通の友達の人数)が多いほど親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。
また、親密度とは、ユーザとコミュニケーションをとっているユーザと所定の関係を構築しているユーザのうち、ユーザ自身と所定の関係にあるユーザの数が多いほど親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。
また、親密度とは、ユーザ自身の属性と、ユーザと所定の関係にある複数のユーザの各々の属性との間における類似度が高いほど親密度が高くなるように決定される度合いであってもよい。ユーザの属性とは、限定ではなく例として、興味または関心であってもよい。
<<第2実施例>>
第2実施例は、信用スコアに基づきコンテンツ131内のユーザの顔部分を加工処理して加工後コンテンツ132が作成される実施例である。第2実施例により、信用スコアのグラフ表示が無くても、コンテンツ内のユーザの顔コンテンツの加工度合をみれば相対的な信用スコアの大小関係は大まかに把握できるので、ユーザが信用スコアをより直観的に把握しやすくできる。
<<第2実施例の処理>>
第2実施例では、図8のステップS16の処理において、ステップS13にて受信した信用スコアに基づいて、コンテンツ131内の各ユーザの顔画像を加工処理する。例えば、ユーザの信用スコアが相対的に高い場合には、顔画像を見栄え良くなるようにコンテンツ処理を施し、信用スコアが相対的に低い場合には、顔画像を粗くしたり、削除するなどのコンテンツ処理を施すことができる。
<<第3実施例>>
第3実施例は、コンテンツ131に写っているユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づきコンテンツ131の画質を変更して加工後コンテンツ132が作成される実施例である。第3実施例により、信用スコアのグラフ表示が無くても、加工後コンテンツ132の画質をみればコンテンツ内のユーザの信用スコアの規模を大まかに把握できるので、ユーザが信用スコアをより直観的に把握しやすくできる。
<<第3実施例の処理>>
第3実施例では、図8のステップS16の処理において、ステップS13にて受信した各ユーザの信用スコアの平均値または合計値を算出し、算出した値に基づいてコンテンツ131の画質を変更する。例えば、信用スコアの平均値または合計値が相対的に高い場合には、加工後コンテンツ132の画質を向上させるコンテンツ処理を施し、相対的に低い場合には、加工後コンテンツ132の画質を低下させるコンテンツ処理を施すことができる。
<<第4実施例>>
第4実施例は、コンテンツ131に写っているユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づき、加工後コンテンツ132に表示するおすすめのコンテンツを変更する実施例である。第4実施例により、コンテンツ131に写っているユーザの信用レベルに応じて適切な情報を提供できるので、ユーザの利便性を向上できる。
<<第4実施例の処理>>
第4実施例では、図8のステップS16の処理において、ステップS13にて受信した各ユーザの信用スコアの平均値または合計値を算出し、算出した値に基づいてコンテンツ131に追加するおすすめコンテンツ(例えばレストラン)の情報を選択し、選択した情報を追加して加工後コンテンツ132を作成する。例えば、信用スコアが高いユーザには高級レストランの情報を選択し、信用スコアが低いユーザの場合には安価なレストランの情報に変更する。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
ユーザが利用する情報処理端末に、
前記ユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを表示するステップと、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を表示するステップと、を実行させる情報処理プログラム。
(付記2)
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち2以上のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作された2以上のパラメータの値を向上させる行動の情報を表示するステップを、さらに実行させる、付記1に記載の情報処理プログラム。
(付記3)
前記向上させる操作の操作距離が長いほど、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を多く表示する、付記1または2に記載の情報処理プログラム。
(付記4)
前記向上させる操作の操作距離が長いほど、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報のうち、難易度の高い行動を表示する、付記1または2に記載の情報処理プログラム。
(付記5)
前記行動の情報は、実行容易な順でリスト表示される、付記1から4のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記6)
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を低下させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を低下させる行動の情報を表示するステップをさらに含む、付記1から5のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記7)
前記低下させる操作の操作距離が長いほど、当該操作されたパラメータの値を低下させる行動の情報を多く表示する、付記6に記載の情報処理プログラム。
(付記8)
前記ユーザとは異なる他のユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第2グラフを、前記第1グラフとともに表示するステップを、さらに実行させる、付記1から7のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記9)
前記第1グラフと前記第2グラフとは重畳して表示される、付記8に記載の情報処理プログラム。
(付記10)
前記第1グラフと前記第2グラフとのうち同一タイプのパラメータの差分表示領域を選択する操作に応答して、当該パラメータの値の差分を解消するための行動の情報を表示するステップ、をさらに実行させる、付記8または9に記載の情報処理プログラム。
(付記11)
ユーザが利用する情報処理端末であって、
前記ユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを表示し、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を表示する制御部を有する、情報処理端末。
(付記12)
ユーザが利用する情報処理端末が、
前記ユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを表示するステップと、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を表示するステップと、
を実行する情報処理方法。
(付記13)
情報処理装置が、
情報処理端末のユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを前記情報処理端末に表示させるステップと、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を前記情報処理端末に表示させるステップと、
を実行する情報処理方法。
(付記14)
情報処理端末のユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを前記情報処理端末に表示させ、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を前記情報処理端末に表示させる制御部を備える情報処理装置。
(付記15)
情報処理装置に、
情報処理端末のユーザの信用スコアと当該信用スコアに含まれる複数のパラメータを示す第1グラフを前記情報処理端末に表示させるステップと、
前記ユーザの、前記複数のパラメータのうち1のパラメータの値を向上させる操作に応答して、当該操作されたパラメータの値を向上させる行動の情報を前記情報処理端末に表示させるステップと、
を実行させる情報処理プログラム。
(付記16)
第1ユーザが利用する情報処理端末に、
情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信する処理と、
前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を受信する処理と、
受信した前記信用スコアの情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する処理と、を実行させる情報処理プログラム。
(付記17)
前記第2コンテンツは、前記信用スコアに関するグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、付記16に記載の情報処理プログラム。
(付記18)
前記第1コンテンツが、前記第1ユーザと、第2ユーザとを含む場合、前記第1コンテンツに基づいて特定された前記第1ユーザと、当該第2ユーザとにそれぞれ対応付けられた信用スコアの情報を受信する処理と、をさらに実行させ、
前記第2コンテンツは、前記第1ユーザと、前記第2ユーザとにそれぞれ対応付けられた信用スコアに関するグラフが、それぞれのユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、付記17に記載の情報処理プログラム。
(付記19)
前記第1コンテンツが、前記第1ユーザを含まない場合に、前記第2コンテンツを表示しない、付記16から18のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記20)
前記第1ユーザと、前記第2ユーザとが所定の関係を構築している場合に、前記第2コンテンツを表示する、付記18に記載の情報処理プログラム。
(付記21)
前記第1ユーザによる前記第2コンテンツに表示される前記グラフを選択する操作に応答して、前記グラフと対応づけられたユーザのユーザ情報を表示する処理をさらに実行させる、付記16から20のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記22)
前記ユーザ情報は、前記ユーザから借りることが可能と推定される金額、または、前記ユーザに貸しても回収可能と推定される金額を表示させる処理をさらに実行させる、付記21に記載の情報処理プログラム。
(付記23)
前記選択する操作に応答して、前記第1ユーザの信用スコアと選択された前記グラフに対応付けられた前記ユーザの信用スコアとの差分を表示する処理をさらに実行させる、付記21に記載の情報処理プログラム。
(付記24)
前記差分を解消するために必要な行動の情報を表示する処理をさらに実行させる、付記23に記載の情報処理プログラム。
(付記25)
前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツに写っている前記ユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づき前記第1コンテンツの画質を変更したコンテンツである、付記16から24のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記26)
前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツに写っている前記ユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づき、おすすめのコンテンツを変更して表示したコンテンツである、付記16から25のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記27)
前記第2コンテンツは、前記第1ユーザの信用スコアに応じて表示される情報量が異なる、付記16から26のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記28)
前記ユーザが信用スコアの表示可否を設定可能であり、
第2ユーザに関する信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに前記第2ユーザに対応付けられた信用スコアに関するグラフを表示しない、付記18から27のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
(付記29)
ネットワークを介して接続される情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信し、
前記第1コンテンツに基づいて認識された前記ユーザの信用スコアを示す情報を受信し、
受信した前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する制御部を有する、
情報処理端末。
(付記30)
情報処理端末が、
ネットワークを介して接続される情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信する処理と、
前記第1コンテンツに基づいて認識された前記ユーザの信用スコアを示す情報を受信する処理と、
受信した前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する処理と、
を実行する情報処理方法。
(付記31)
情報処理装置が、
ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信する処理と、
前記第1コンテンツに基づいて認識された前記ユーザの信用スコアを示す情報を前記情報処理端末へ送信する処理と、
前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に表示させる処理と、
を実行する情報処理方法。
(付記32)
ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信し、
前記第1コンテンツに基づいて認識された前記ユーザの信用スコアを示す情報を前記情報処理端末へ送信し、
前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に表示させる制御部を有する、
情報処理装置。
(付記33)
情報処理装置に、
ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信する処理と、
前記第1コンテンツに基づいて認識された前記ユーザの信用スコアを示す情報を前記情報処理端末へ送信する処理と、
前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に表示させる処理と、
を実行させる情報処理プログラム。
1 通信システム
110 サーバ(情報処理装置)
311 受付部
312 送受信部
313 制御部
314 記憶部
120 端末(情報処理端末)
321 受付部
322 送受信部
323 制御部
324 記憶部
121 グラフ
122、125 目標グラフ
124 行動リスト
131 コンテンツ(第1コンテンツ)
132 加工後コンテンツ(第2コンテンツ)

Claims (17)

  1. 第1ユーザが利用する情報処理端末に、
    情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信する処理と、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を受信する処理と、
    受信した前記信用スコアの情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する処理と、を実行させ、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理プログラム。
  2. 前記第1コンテンツが、前記第1ユーザと、第2ユーザとを含む場合、前記第1コンテンツに基づいて特定された前記第1ユーザと、当該第2ユーザとにそれぞれ対応付けられた信用スコアの情報を受信する処理と、をさらに実行させ、
    前記第2コンテンツは、前記第1ユーザと、前記第2ユーザとにそれぞれ対応付けられた信用スコアに関するグラフが、それぞれのユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、請求項に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記第1コンテンツが、前記情報処理端末を利用する本人である前記第1ユーザを含まない場合に、前記第2コンテンツを表示せずに処理を中止する、請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記第1ユーザと、前記第2ユーザとが所定の関係を構築している場合に、前記第2コンテンツを表示する、請求項に記載の情報処理プログラム。
  5. 前記第1ユーザによる前記第2コンテンツに表示される前記グラフを選択する操作に応答して、前記グラフと対応づけられたユーザのユーザ情報を表示する処理をさらに実行させる、請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  6. 前記ユーザ情報は、前記ユーザから借りることが可能と推定される金額、または、前記ユーザに貸しても回収可能と推定される金額を表示させる処理をさらに実行させる、請求項に記載の情報処理プログラム。
  7. 前記選択する操作に応答して、前記第1ユーザの信用スコアと選択された前記グラフに対応付けられた前記ユーザの信用スコアとの差分を表示する処理をさらに実行させる、請求項に記載の情報処理プログラム。
  8. 前記差分を解消するために必要な行動の情報を表示する処理をさらに実行させる、請求項に記載の情報処理プログラム。
  9. 前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツに写っている前記ユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づき前記第1コンテンツの画質を変更したコンテンツを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  10. 前記第2コンテンツは、前記第1コンテンツに写っている前記ユーザの信用スコアの平均値または合計値に基づき、おすすめの提供情報を変更して表示したコンテンツを含む、請求項1からのいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  11. 前記第2コンテンツは、前記第1ユーザの信用スコアに応じて表示される情報量が異なり、
    前記信用スコアが相対的に高い場合に前記情報量を増やし、前記信用スコアが相対的に低い場合には前記情報量を減らすように前記第2コンテンツが加工され、
    前記情報量の増減では、前記第2コンテンツ内の前記第1ユーザの顔部分が局所的に加工処理される、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  12. 前記ユーザが信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    第2ユーザに関する信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに前記第2ユーザに対応付けられた信用スコアに関するグラフを表示しない、請求項2から11のいずれか一項に記載の情報処理プログラム。
  13. ネットワークを介して接続される情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信し、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を受信し、
    受信した前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する制御部を有し、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理端末。
  14. 情報処理端末が、
    ネットワークを介して接続される情報処理装置にユーザの顔を含む第1コンテンツを送信する処理と、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を受信する処理と、
    受信した前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを表示する処理と、
    を実行し、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理方法。
  15. 情報処理装置が、
    ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信する処理と、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を前記情報処理端末へ送信する処理と、
    前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に送信して前記情報処理端末に表示させる処理と、
    を実行し、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理方法。
  16. ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信し、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を前記情報処理端末へ送信し、
    前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に送信して前記情報処理端末に表示させる制御部を有し、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理装置。
  17. 情報処理装置に、
    ネットワークを介して接続される情報処理端末から、ユーザの顔を含む第1コンテンツを受信する処理と、
    前記第1コンテンツに基づいて特定された前記ユーザの信用スコアの情報を前記情報処理端末へ送信する処理と、
    前記情報に基づいて前記第1コンテンツが加工された第2コンテンツを前記情報処理端末に送信して前記情報処理端末に表示させる処理と、
    を実行させ、
    前記ユーザの各々が自分の前記信用スコアの表示可否を設定可能であり、
    前記第1コンテンツに表示される前記ユーザに関する前記信用スコアの表示が不可と設定されている場合には、前記第2コンテンツに該ユーザに対応付けられた前記信用スコアに係る情報を表示せず、
    前記第2コンテンツは、前記信用スコアの各パラメータに対応する領域をパラメータに応じて面積を調整して作成されたグラフが前記第1コンテンツの前記ユーザの顔の近傍に表示されたコンテンツである、
    情報処理プログラム。
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