JP2004240613A - キャリアデザイン支援システム、キャリアデザイン支援方法、及びそのプログラム - Google Patents

キャリアデザイン支援システム、キャリアデザイン支援方法、及びそのプログラム Download PDF

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新介 原井
Tatsuya Orita
達也 折田
Kumiko Kirii
久美子 桐井
Nobuko Arame
信子 荒目
Katsuaki Ema
克明 江馬
Osamu Tokuhisa
収 徳久
Hiroshi Okano
洋 岡野
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Abstract

【課題】役割ベースでのキャリアデザインを支援するキャリアデザイン支援システムを提供する。
【解決手段】キャリアデザイン支援システム1は、キャリアパスに基づいて職業を区分した職種モデルの選択を受け付けて、選択された職種モデルに対応する1以上の役割を抽出し、職種モデルに対応付けて表示する。役割とは、個人レベルに落とし込まれた仕事の単位であり、キャリアデザイン支援システム1は、この役割に対して要求される必須要件又は期待要件と、各自が保有するコンピテンシー評価値とを対比可能に表示する。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、役割を基準としたキャリアデザインを支援するキャリアデザイン支援システム、キャリアデザイン支援方法、及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
各個人の年齢や経験等の属人的な特性をベースとした「人基準の人事制度」から、どんな仕事をしているのか、又は、どんな成果を上げたのか等の各個人に割り当てられた仕事(すなわち役割)をベースとした「仕事基準の人事制度」に移動しつつある。このような仕事基準の人事制度においては、各個人がどのような役割に就くかが重要になってくる。
したがって、各個人が自己のキャリアプランを考える場合に、役割の比較検討が必要になる。しかしながら、職場に存在する役割の数は膨大であり、その中から最適な役割を見つけ出すことは大変な作業であるため、これを有効に支援する方法が必要である。
なお、従業者と役割とのマッチングを、従業者のコンピテンシレベルに基づいて行い、役割と人材のミスマッチを防ぐ方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−167191号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した背景からなされたものであり、役割の選択を容易にするキャリアデザイン支援システム、キャリアデザイン支援方法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[キャリアデザイン支援システム]
上記目的を達成するために、本発明にかかるキャリアデザイン支援システムは、少なくとも1つの役割と、職種モデルとを互いに関連付ける関連付け手段と、職種モデルを指定するための入力操作を受け付ける入力手段と、指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させる表示制御手段とを有する。
【0006】
好適には、前記職種モデルは、キャリアパスに基づいて職業を区分した職業区分であり、前記関連付け手段は、前記職業区分と、個人に割り当てられる仕事の単位である役割とを互いに関連付ける。
【0007】
好適には、前記入力手段は、個人の能力を示す個人能力値の入力をさらに受け付け、役割に対応付けて、それぞれの役割に対して要求される要求能力値を記憶する要求能力値記憶手段と、表示された役割に対応する要求能力値と、入力された個人能力値とを対比可能に対応付けた能力情報を提供する能力情報提供手段とをさらに有する。
【0008】
好適には、前記入力手段は、複数の評価項目に関する個人能力値の入力を受け付け、前記要求能力値記憶手段は、複数の評価項目に対して要求される要求能力値を記憶し、前記能力情報提供手段は、要求能力値と個人能力値とを評価項目毎に対比可能に対応付けた能力情報を提供する。
【0009】
好適には、前記要求能力値と、前記個人能力値との差分を特定する差分特定手段をさらに有し、前記能力情報提供手段は、前記能力情報として、特定された差分を示す情報を提供する。
【0010】
好適には、前記要求能力値記憶手段は、それぞれの評価項目について互いに異なる複数の基準で設定された複数の要求能力値を記憶し、前記能力情報提供手段は、入力された個人能力値と、互いに異なる基準で設定された複数の要求能力値とを互いに対応付けた能力情報を提供する。
【0011】
好適には、前記入力手段は、表示された役割を指定する操作を受け付け、指定された役割に類似する類似役割を、職種モデルに関連付けられた複数の役割の中から抽出する類似抽出手段と、抽出された類似役割に関する情報を提供する類似提供手段とをさらに有する。
【0012】
また、本発明にかかるキャリアデザイン支援方法は、コンピュータが、職種モデルを指定するための入力操作を受け付け、コンピュータが、指定された職種モデルと、少なくとも1つの役割とを互いに関連付け、コンピュータが、指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させる。
【0013】
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを含むキャリアデザイン支援装置において、職種モデルを指定するための入力操作を受け付けるステップと、指定された職種モデルと、少なくとも1つの役割とを互いに関連付けるステップと、指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させるステップとを前記キャリアデザイン支援装置のコンピュータに実行させる。
【0014】
【発明の実施の形態】
[背景]
まず本発明の理解を助けるために、その背景を説明する。
会社等の職場には複数の役割が存在し、各人がこれらを分担して遂行している。
役割とは、このように各個人に割り当てられる具体的な仕事の単位である。そして、職場における役割は、部署及びポストに応じて千差万別であり、その種類も膨大である。例えば、一般に「SE」と表現される職種の中には、人事部で情報システムを企画立案する役割、顧客先で顧客のシステムを保守管理する役割、又は、新規なシステム構築を研究開発する役割等が複数の部署に存在し、それぞれに要求される能力も少しずつ異なる。
【0015】
このように役割の種類が膨大であるため、キャリアを考える場合には、具体的な「役割」をベースとして検討されることは稀であり、職業をその性質等で区分した職種(例えば、SE、営業、人事等)を用いて語られ、これに基づいてキャリアが検討される場合が多い。
しかしながら、同一の職種に含まれる役割であっても、それぞれの役割の内容は少しずつ異なり、それぞれの役割に対して要求される能力も異なる。そのため、キャリアを検討する場合には会社内に散在する複数の類似する役割について比較検討することが望ましいのであるが、これをせずに部署名などに基づいて希望部署を決定したために、最適な役割の割当てができず、人材のミスマッチが発生する場合が多い。
【0016】
そこで、本発明の一例であるキャリアデザイン支援システム1は、職業をその性質とキャリアパスに基づいて区分した職種モデルと、この職種モデルに含まれる役割とを互いに対応付け、指定された職種モデルに対応する1以上の役割を表示して、役割の比較検討を可能にし、さらに、それぞれの役割に対して要求される能力を提示することにより、人材と役割のミスマッチを低減させる。
【0017】
また、キャリアデザイン支援システム1は、同一の職種モデルに含まれる役割群の中から、特にその性質が類似する役割を検索し、この検索結果を提示することにより、同一の職種モデルに含まれる多数の役割の中から比較検討の対象とすべき役割の抽出を支援する。
【0018】
[実施形態]
次に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、キャリアデザイン支援システム1全体の概略を例示する図である。
図1に示すように、キャリアデザイン支援システム1は、支援サーバ2(キャリアデザイン支援装置)と、この支援サーバ2にネットワーク3を介して接続するクライアント端末4とから構成される。
支援サーバ2は、クライアント端末4からの要求に応じて、キャリアデザインを支援する情報提供サービスを行う。例えば、支援サーバ2は、webサーバであり、データベースに基づいて生成された情報をHTMLファイルとしてクライアント端末4に対して送信する。
ネットワーク3は、有線ネットワーク、無線ネットワーク、又はこれらの組合せからなるネットワークであり、例えば、LAN、イントラネット、又は、インターネット等である。
クライアント端末4は、ユーザインタフェース機能を備えた端末であり、例えば、汎用コンピュータで構成されるクライアント端末4a、ネットワークプリンタで構成されるクライアント端末4b、又は、移動体通信端末で構成されるクライアント端末4cなどである。本実施形態のクライアント端末4は、HTMLファイルの閲覧が可能なコンピュータ端末を具体例として説明する。
また、ネットワーク3は企業内に設けられたイントラネットであり、各クライアント端末4は企業内の社員に割り当てられた端末である場合を具体例として説明する。
【0019】
[プログラム]
図2は、支援サーバ2(図1)により実行され、本発明にかかるキャリアデザイン支援方法を実現する支援サーバプログラム50の構成と、クライアント端末4により実行されるクライアントプロうグラム40の構成とを示す図である。
図2に示すように、クライアントプログラム50は、ユーザインタフェース部(UI部)410を有する。UI部410は、クライアント端末4のマウス・キーボード等を制御して、入力操作を受け付け、また、CRT又はLCD等の表示装置を制御して受信データを表示させる。
【0020】
支援サーバプログラム50は、入力受付部510、情報生成部520、関連付けデータベース(関連付けDB)532、個人能力値データベース(個人能力値DB)534、要求能力値データベース(要求能力値DB)536、役割データベース(役割DB)538、及び、表示制御部540を有する。
また、情報生成部520は、関連付け部522、能力情報提供部524及び類似提供部528を有する。
支援サーバプログラム50は、例えば記録媒体240(図1)、もしくはネットワークを介して支援サーバ2に供給され実行される。
【0021】
支援サーバプログラム50において、入力受付部510は、クライアントプログラム40のUI部410から送信された入力データを受信し、情報生成部520に対して出力する。すなわち、入力受付部510は、クライアント端末4を介して社員の入力操作を受け付けて、情報生成部520に対して出力する。
【0022】
情報生成部520は、入力受付部510から入力された入力データに応じて、キャリアデザインを支援する支援データを生成し、表示制御部540に対して出力する。支援データを生成する場合に、情報生成部520は、関連付けDB532、個人能力値DB534、要求能力値DB536又は役割DB538に検索を依頼し、検索結果に基づいて支援データを生成する。
より具体的には、関連付け部522は、入力受付部510から職種モデルを指定する入力データを受け取ると、指定された職種モデルに対応する1以上の役割の抽出を関連付けDB532に依頼し、抽出された役割と、指定された職種モデルとを互いに対応付けて表示制御部540に対して出力する。
ここで、職種モデルとは、1以上の役割の総括名称であり、例えば、キャリアパスに基づいて複数の役割をグループ化した場合のグループ名である。また、役割とは、個人に割り当てられる仕事の単位であり、経営戦略又は組織戦略に基づいて設定される。すなわち、職種モデルは、役割よりも包括的かつ抽象的に仕事を表現した名称である。
【0023】
能力情報提供部526は、入力受付部510から1以上の役割を指定する入力データを受け取ると、指定された役割に対応する要求能力値の抽出を要求能力値DB536に対して依頼し、この入力データを入力した社員に対応する個人能力値の抽出を個人能力値DB534に対して依頼する。次いで、能力情報提供部526は、抽出された要求能力値と個人能力値とを対比可能な状態で表示制御部540に対して出力する。
ここで、要求能力値とは、役割に対して要求される能力値であり、第1の要求能力値(例えば、必須要件)と、これよりも厳しい基準で設定された第2の要求能力値(例えば、期待要件)とが含まれる。
要求能力値は、個人能力値と比較する必要があるので、同じ評価変数で表されることが望ましい。例えば、要求能力値及び個人能力値は、複数の項目について行動特性を評価したコンピテンシー評価値で表現される。すなわち、第1の要求能力値は、役割に任用されるための最低基準を示すコンピテンシー評価値であり、第2の要求能力値は、役割遂行に対して望ましいと考えられるコンピテンシー評価値であり、個人能力値は、各個人が保有するコンピテンシー評価値である。第2の要求能力値は、例えば、それぞれの役割のベストパフォーマーの個人能力値に基づいて設定される。
以下の説明において、個人能力値及び要求能力値は、複数の項目に関するコンピテンシー評価値(個人コンピテンシー及び要求コンピテンシー)である場合を具体例とする。
【0024】
また、能力情報提供部526は、差分特定部526を有する。差分特定部526は、個人能力値DB536により抽出された個人コンピテンシーと、要求能力値DB536から抽出された要求コンピテンシーとの差分を各項目毎に算出し、表示制御部540に対して出力する。
このように個人コンピテンシーと要求コンピテンシーとの差分を表示させることにより、客観的に自己の不足部分を特定することができる。
【0025】
類似提供部528は、入力受付部510から役割を指定する入力データを受け取ると、指定された役割に対応する類似役割の抽出を役割DB538に対して依頼し、抽出された類似役割を表示制御部540に対して出力する。ここで、類似役割とは、指定された役割に類似した業務内容を有する役割であり、部門及び部署等の組織の枠を越えて検索される。
【0026】
関連付けDB532は、職種モデルと役割とを互いに対応付けるテーブルを記憶しており、要求に応じて検索又は更新等を行う。本実施形態では、関連付けDB532は、職種モデルに含まれる1以上の役割を一覧表示した役割一覧表と、これらの役割をキャリアパスに基づいて体系的に表示したキャリア体系表とを、職種モデルに対応付けて記憶する。
個人能力値DB534は、複数の評価項目に関する個人コンピテンシーを、社員に対応付けて記憶し、要求に応じて検索又は更新等を行う。
要求能力値DB536は、役割と、この役割に関する要求コンピテンシーとを互いに対応付けて記憶し、要求に応じて検索又は更新等を行う。要求能力値DB536に記憶される要求コンピテンシーは、複数の評価項目に関するものである。
役割DB538は、役割と、これに類似する類似役割とを互いに対応付けるテーブルを記憶しており、要求に応じて検索又は更新等を行う。また、役割DB538は、役割の内容を紹介する紹介データをさらに記憶し、抽出された類似役割と共に提供してもよい。
【0027】
表示制御部540は、情報生成部520から入力された支援データを、UI部410を介して表示させる。より具体的には、表示制御部540は、関連付け部522から職種モデル及びこれに対応する役割を示す支援データを受け取ると、職種モデル及び役割を互いに対応付けてクライアント端末4に表示させる。また、表示制御部540は、能力情報提供部526から個人コンピテンシー、要求コンピテンシー及びこれらの差分を示す支援データを受け取ると、個人コンピテンシー、要求コンピテンシー及びこれらの差分を各項目毎に対比可能な状態でクライアント端末4に表示させる。また、表示制御部540は、類似提供部528から類似役割を示す支援データを受け取ると、クライアント端末4に類似役割を表示させる。
【0028】
[動作]
次に、キャリアデザイン支援システム1の全体動作を説明する。なお、以下に説明する動作は典型例の一つであり、社員の入力順序等によりその処理順序が異なる場合もある。
図3は、キャリアデザイン支援システム1の動作(S10)を説明するフローチャートである。
図3に示すように、ステップ110(S110)において、社員は、クライアント端末4を用いて支援サーバ2にアクセスし、社員ID及び暗証番号を入力して、コンピテンシー入力画面の表示を要求する。支援サーバ2の表示制御部540は、社員ID及び暗証番号に基づいて認証を行い、コンピテンシー入力画面をクライアント端末4に表示させる。
社員は、クライアント端末4を用いて、複数の項目について個人コンピテンシーを入力する。支援サーバ2の入力受付部510は、入力された個人コンピテンシーの入力データを受け付け、情報生成部520を介して個人能力値DB534に格納する。
【0029】
ステップ120(S120)において、入力受付部510は、クライアント端末4から、職種モデルを指定する操作を受け付け、関連付け部522に対して出力する。
関連付け部522は、指定された職種モデルに対応する役割一覧表及びキャリア体系表を関連付けDB532から抽出する。
【0030】
ステップ130(S130)において、支援サーバプログラム50は、入力受付部510がキャリア体系表の表示指示を受け付けた場合にS160の処理に移行し、入力受付部510が役割一覧表の表示指定を受け付けた場合にS140の処理に移行する。
すなわち、支援サーバプログラム50は、指定に応じて、キャリア体系表又は役割一覧表を表示する。
【0031】
ステップ140(S140)において、表示制御部540は、指定された職種モデルに対応する役割一覧表を、クライアント端末4に表示させる。
ステップ150(S150)において、社員が、クライアント端末4を介して役割一覧表の中から役割を選択し、これの要件表示を指示する操作を行うと、入力受付部510は、クライアント端末4のUI部410から、選択された役割の要件表示を指示する入力データを取得して能力情報提供部524に対して出力する。
【0032】
一方、ステップ160(S160)において、表示制御部540は、役割をキャリアパスに基づいて体系的に表示したキャリア体系表をクライアント端末4に表示させる。
ステップ170(S170)において、社員が、キャリア体系表示に表示された役割の中から所定の役割を選択し、要件表示を指示する操作をクライアント端末4で行うと、入力受付部510は、選択された役割の要件表示を指示する入力データを取得して、能力情報提供部524に対して出力する。
【0033】
ステップ180(S180)において、能力情報提供部524は、要求能力値DB536を用いて、指定された役割に対応する要求コンピテンシーを抽出し、個人能力値DB534を用いて、この社員の個人コンピテンシーを抽出する。また、差分特定部526は、各評価項目毎に、要求コンピテンシーと個人コンピテンシーとの差分を算出する。そして、能力情報提供部524は、要求コンピテンシー、個人コンピテンシー、及び、これらの差分を評価項目毎に対応付けて表示制御部540に対して出力し、表示制御部540は、要件表示として、要求コンピテンシー、個人コンピテンシー、及び、これらの差分を項目毎に対比可能な状態でクライアント端末4に表示させる。
【0034】
ステップ190(S190)において、社員は、職種モデルに含まれる多数の役割の中から、他の類似する役割がないかを検討するために、役割を指定してこれに類似する類似役割の表示をクライアント端末4で指示する。類似提供部528は、入力受付部510を介して、指定された役割の類似役割の表示を指示する入力データを取得すると、役割DB538を用いて、指定された役割に対応する類似役割を抽出し、表示制御部540に対して出力する。表示制御部540は、類似役割を示す支援データをクライアント端末4に送信し、類似役割を表示させる。
【0035】
[表示画面]
次に、クライアント端末4で表示される表示画面について説明する。
図4は、図3のS110において表示されるコンピテンシー入力画面710を例示する図である。
図4に例示するように、表示制御部540は、クライアント端末4にコンピテンシー入力画面710を表示する。コンピテンシー入力画面710には、コンピテンシー入力エリア712が表示されている。例えば、コンピテンシー入力エリア712は、プルダウンメニューで予め定められた複数のコンピテンシーレベルを表示し、表示されたものの中から自己に適合するレベル(数値)を選択する操作を受け付ける。本例では、それぞれのコンピテンシー入力エリア712は、各項目毎に、社員本人によるコンピテンシー選択操作と、上司によるコンピテンシー選択操作とを受け付け、これらに基づいて社員本人について確定した個人コンピテンシーを決定する。
【0036】
図5は、図3のS120で表示される職種モデル選択画面720を例示する図である。
図5に例示するように、表示制御部540は、職種モデルの選択を受け付けるために、クライアント端末4に職種モデル選択画面720を表示する。職種モデル選択画面720には、職種モデルの選択を受け付ける職種選択エリア722と、キャリア体系表の表示の指示を受け付けるキャリア体系リンクボタン724と、職種モデルに対応する役割の一覧表を表示する役割表示エリア726とが表示され、これらの左側にメインメニューを表示するメインメニューリスト728が表示される。
職種選択エリア722が、例えばプルダウンメニュー等により職種モデルの選択を受け付けると、表示制御部540は、職種モデルに対応する1以上の役割を役割表示エリア726に一覧表示させる。また、役割表示エリア726には、要求コンピテンシー等の要件表示を指示する操作を受け付ける要件表示リンクボタン726aと、類似役割の表示を要求する操作を受け付ける類似役割表示リンクボタン726bとが表示される。
キャリア体系リンクボタン724が選択されると、表示制御部540は、後述する職種モデル表示画面730を表示する。
【0037】
図6は、図3のS160で表示される体系表示画面730を例示する図である。図6(A)は、SEのキャリア体系表732aを表示する体系表示画面730を例示し、図6(B)は、営業のキャリア体系表732bを表示する体系表示画面730を例示する。
表示制御部540は、図5に例示したキャリア体系リンクボタン724がクリックされた場合に、体系表示画面730をクライアント端末4に表示させる。
例えば、表示制御部540は、SEのキャリア体系表の表示画指示された場合に、SEのキャリア体系表732aを含む体系表示画面730をクライアント端末4に表示させる。このキャリア体系表732aは、上下方向で役割の重さの違い(給与体系にも対応)を示し、左右方向で役割の性質等の違いを示す。このように、本例のキャリア体系表732aは、SEの職種モデルに含まれる複数の役割を、キャリアパスに応じてまとめて表示して、いずれかの役割の選択操作を受け付ける。
また、表示制御部540は、営業のキャリア体系表の表示が指示された場合に、図6(B)に例示するようなキャリア体系表732bを含む体系表示画面730を、クライアント端末4に表示させる。
【0038】
図7は、図3のS180で表示される要件表示画面740を例示する図である。
図7に例示するように、表示制御部540は、図5に例示した要件表示リンクボタン726aがクリックされると、要件表示画面740をクライアント端末4に表示させる。要件表示画面740には、コンピテンシーの評価項目と、この評価項目に関する要求コンピテンシーと、この評価項目に関する個人コンピテンシーとを互いに対応付けた対比シート742が表示される。
【0039】
図8は、図3のS190で表示される類似役割画面750を例示する図である。
図8に例示するように、表示制御部540は、図5に例示した類似役割表示リンクボタン726bの中で所定の役割に対応するものがクリックされると、類似役割画面750をクライアント端末4に表示させる。類似役割画面750には、類似役割表752が表示され、選択された役割に類似する類似役割を、事業部、部門、及び役割グレードに対応付けて一覧表示する。
【0040】
このように、キャリアデザイン支援システム1は、抽象的な職業区分である職種モデルの選択に応じて、対応する具体的な役割を表示することにより、個人に割り当てられる役割を明確化することができる。換言すると、キャリアデザイン支援システム1は、膨大な数にのぼる役割群の中から、職種に対する抽象的なイメージ、又は、キャリアパスに応じた役割を抽出して、役割の選択を容易にする。
また、キャリアデザイン支援システム1は、役割に対して要求される能力値と、個人の能力値との差分を表示して、要求される能力値と個人の能力値とを対比可能にする。これにより、能力値に応じた役割を選択することができ、人材のミスマッチを防ぐことができる。このようなミスマッチは、まず部門又は業種等の組織(職種モデルの区分に対応)を決定してから、決定された組織の中で個人の役割を設定していたために発生していたとも考えられる。本キャリアデザイン支援システム1によれば、あくまでも役割を基準にして能力値等の比較を行うので、人材のミスマッチを低減できる。
また、キャリアデザイン支援システム1は、類似する類似役割を提示することにより、類似する複数の役割の比較検討を可能にする。特に、類似役割が他の事業所又は他部門に散在する場合に好適であり、これにより、個人にとって最適な役割の選択を可能にする。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にかかるキャリアデザイン支援システムによれば、役割の選択を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリアデザイン支援システム1全体の概略を例示する図である。
【図2】クライアント端末4により実行されるクライアントプロうグラム40の構成と、支援サーバ2により実行される支援サーバプログラム50の構成とを示す図である。
【図3】キャリアデザイン支援システム1の動作(S10)を説明するフローチャートである。
【図4】図3のS110において表示されるコンピテンシー入力画面710を例示する図である。
【図5】図3のS120で表示される職種モデル選択画面720を例示する図である。
【図6】(A)は、SEのキャリア体系表732aを表示する体系表示画面730を例示し、(B)は、営業のキャリア体系表732bを表示する体系表示画面730を例示する図である。
【図7】図3のS180で表示される要件表示画面740を例示する図である。
【図8】図3のS190で表示される類似役割画面750を例示する図である。
【符号の説明】
1・・・キャリアデザイン支援システム
2・・・支援サーバ
50・・・支援サーバプログラム
510・・・入力受付部
520・・・情報生成部
522・・・関連付け部
524・・・能力情報提供部
526・・・差分特定部
528・・・類似提供部
532・・・関連付けデータベース
534・・・個人能力値データベース
536・・・要求能力値データベース
538・・・役割データベース
540・・・表示制御部
4・・・クライアント端末
40・・・クライアントプログラム
410・・・ユーザ・インタフェース部

Claims (9)

  1. 少なくとも1つの役割と、職種モデルとを互いに関連付ける関連付け手段と、
    職種モデルを指定するための入力操作を受け付ける入力手段と、
    指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させる表示制御手段と
    を有するキャリアデザイン支援システム。
  2. 前記職種モデルは、キャリアパスに基づいて職業を区分した職業区分であり、
    前記関連付け手段は、前記職業区分と、個人に割り当てられる仕事の単位である役割とを互いに関連付ける
    請求項1に記載のキャリアデザイン支援システム。
  3. 前記入力手段は、個人の能力を示す個人能力値の入力をさらに受け付け、
    役割に対応付けて、それぞれの役割に対して要求される要求能力値を記憶する要求能力値記憶手段と、
    表示された役割に対応する要求能力値と、入力された個人能力値とを対比可能に対応付けた能力情報を提供する能力情報提供手段と
    をさらに有する請求項1に記載のキャリアデザイン支援システム。
  4. 前記入力手段は、複数の評価項目に関する個人能力値の入力を受け付け、
    前記要求能力値記憶手段は、複数の評価項目に対して要求される要求能力値を記憶し、
    前記能力情報提供手段は、要求能力値と個人能力値とを評価項目毎に対比可能に対応付けた能力情報を提供する
    請求項3に記載のキャリアデザイン支援システム。
  5. 前記要求能力値と、前記個人能力値との差分を特定する差分特定手段
    をさらに有し、
    前記能力情報提供手段は、前記能力情報として、特定された差分を示す情報を提供する
    請求項3又は4に記載のキャリアデザイン支援システム。
  6. 前記要求能力値記憶手段は、それぞれの評価項目について互いに異なる複数の基準で設定された複数の要求能力値を記憶し、
    前記能力情報提供手段は、入力された個人能力値と、互いに異なる基準で設定された複数の要求能力値とを互いに対応付けた能力情報を提供する
    請求項4に記載のキャリアデザイン支援システム。
  7. 前記入力手段は、表示された役割を指定する操作を受け付け、
    指定された役割に類似する類似役割を、職種モデルに関連付けられた複数の役割の中から抽出する類似抽出手段と、
    抽出された類似役割に関する情報を提供する類似提供手段と
    をさらに有する請求項1〜6のいずれかに記載のキャリアデザイン支援システム。
  8. コンピュータが、職種モデルを指定するための入力操作を受け付け、
    コンピュータが、指定された職種モデルと、少なくとも1つの役割とを互いに関連付け、
    コンピュータが、指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させる
    キャリアデザイン支援方法。
  9. コンピュータを含むキャリアデザイン支援装置において、
    職種モデルを指定するための入力操作を受け付けるステップと、
    指定された職種モデルと、少なくとも1つの役割とを互いに関連付けるステップと、
    指定された職種モデルに関連付けられた少なくとも1つの役割を表示させるステップと
    を前記キャリアデザイン支援装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020129230A (ja) * 2019-02-07 2020-08-27 株式会社メルカリ 情報処理プログラム、情報処理端末、情報処理方法、及び情報処理装置

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