JP2004246507A - 人材育成支援システム、および人材育成支援装置 - Google Patents

人材育成支援システム、および人材育成支援装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人の行動特性や技能を診断し、診断結果に基づく育成計画の作成、実行の支援、および育成計画に直結、または関連する研修課程を選出、成果や結果を事例ごとにデータベースに蓄積し共有化を図る人材育成支援システム、および人材育成支援装置を提供する。
【解決手段】人材育成支援装置2は、クライアント3から、複数の診断項目に対する診断値を受信すると、人材育成支援装置2のアセスメント部7は従業員の行動特性、技能レベルを診断し、スキルアッププラン作成部8は、診断結果に基づいて作成される技能の育成計画に関連し、行動特性、技能レベルの向上を図るための研修課程を抽出し、クライアント3から、実際の業務における事例を受信すると、パフォーマンス向上支援部10は事例を共有情報として管理する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人の行動特性や技能を診断し、診断結果に基づく育成計画の作成、実行の支援、および育成計画に直結、または関連する研修課程を選出、成果や結果を事例ごとにデータベースに蓄積し共有化を図る人材育成支援システム、および人材育成支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、ナレッジマネージメント(knowledge management)と呼ばれるドキュメント管理システムが、企業において導入されつつある。企業内部にあるさまざまな知識やノウハウなどを総合的に管理し、それらを知的資本として、企業経営に積極的に活用することを目的としており、リレーショナルデータベースを利用した定型的なフォーマットの情報管理だけでなく、電子メールやその他のドキュメントなど、不定形な情報も管理している。
【0003】
また、近年の厳しいビジネス環境の中、企業が生き残る条件として、「いかに組織全体の知識やノウハウを共有し活用するか」が問われている。従業員一人ひとりのスキルの向上、企業競争力を高める人材の育成は、重要な課題であるが、従業員の貴重な時間を学習のために割けないのも現状である。
【0004】
このような状況の中、従業員にいつでも、どこでも、誰でも学習に取り組める環境を提供するシステムとしてe−ラーニングが注目されている。e−ラーニングは、ビジネス機会損失の削減と継続的なスキル向上を両立させることを目的としており、オンラインによる学習は急激に浸透してきている(例えば、非特許文献1)。
【0005】
【非特許文献1】
IBM、Lotus Dominoによるソリューション一覧、インターネット<URL:http://www−6.ibm.com/jp/domino07/lotus/home.nsf/Content/solution>
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のナレッジマネージメントやe−ラーニングのようなシステムで知識管理や人材育成を行いつつ、より効率的に企業の知的競争力を高めるためには、次のようなことが必要となる。
【0007】
(1)従業員本人の行動特性(コンピテンシー)やスキル・知識等の技能を客観的に、かつ多面的に評価し、従業員とその上長にこの評価結果を提示すること。
【0008】
(2)この評価結果に基づいて、従業員と上長とで検討される育成コース、育成プランの作成、実行を支援すること。
【0009】
(3)育成コース、育成プランに直結、または関連する研修コース(講座、資格)を抽出し、従業員に適切な研修コースを提示すること。
【0010】
(4)実践の場で発揮された成果や研修終了後の結果を、事例ごとに情報化し、データベースに蓄積することによって知識や技術を共有化すること。
【0011】
知識管理や人材育成を目的とするシステムでは、このような機能を兼ね備えていること、さらに相互に連携していることが望まれるが、従来はそのようなものがなく、そのため、十分にその効果を維持・向上、企業組織への普及・促進することはできなかった。
【0012】
本発明は上記事情に鑑み、人の行動特性や技能を診断し、診断結果に基づく育成計画の作成、実行の支援、および育成計画に直結、または関連する研修課程を抽出し、提示し、成果や結果を事例ごとに情報化し、データベースに蓄積し共有化を図る人材育成支援システム、および人材育成支援装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明である人材育成支援システムは、従業員の有する知識、技術、前記従業員の行動特性、技能レベルをデータ化することによって管理し、データ化された情報を端末装置に提供する人材育成支援システムであって、高業績者の行動特性、または技能レベルを複数の診断項目から評価し、その評価値である基準値と、前記診断項目毎に前記従業員が自己を評価した評価値である従業員項目値、前記診断項目毎に前記従業員の上長が当該従業員を評価した評価値である上長項目値を、診断項目毎にそれぞれ比較し、比較結果に応じて評価メッセージを作成し、前記端末装置へ提供する診断手段と、前記従業員が技能向上のため受講することが可能な複数の研修課程から、前記従業員が設定する検索条件に合致する前記研修課程を抽出し、前記端末装置へ提供する研修課程抽出手段と、前記従業員から業務において発生する質問が入力されると、当該質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、当該回答者から当該質問に対する前記回答が入力されると、当該回答を前記端末装置へ提供する回答手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
請求項1の発明によれば、行動特性、技能レベルの診断結果に応じた評価メッセージを提供することによって、従業員は、自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0015】
また、技能向上を図るために受講可能な研修課程が的確に抽出されるので、従業員は、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0016】
さらに、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、疑問に対して適切な回答を得ることができるので、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0017】
また、請求項2に記載の発明である人材育成支援装置は、従業員の有する知識、技術、前記従業員の行動特性、技能レベルをデータ化することによって管理する人材育成支援装置であって、高業績者の行動特性、または技能レベルを複数の診断項目から評価し、その評価値を基準値として診断項目毎に記憶する基準値記憶手段と、前記診断項目毎に前記従業員が自己を評価した評価値である従業員項目値、前記診断項目毎に前記従業員の上長が当該従業員を評価した評価値である上長項目値を取得すると、前記基準値を前記基準値記憶手段から抽出し、診断項目毎に、それぞれ前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、当該評価メッセージを記録した診断データを作成する診断手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項2の発明によれば、診断項目毎に、それぞれ前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準項目値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、従業員へ提供することによって、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0019】
また、請求項3に記載の発明である人材育成支援装置は、請求項2に記載の人材育成支援装置であって、前記人材育成支援装置は、前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準値を基に、診断項目毎に行動特性、または技能レベルの差異を示す評価グラフを作成するグラフ作成手段を備え、前記診断手段は、当該評価グラフと共に前記評価メッセージを記録した診断データを作成することを特徴とする。
【0020】
請求項3の発明によれば、従業員本人の行動特性、または技能レベルの評価と、上長の従業員に対する行動特性、または技能レベルの評価と、従業員の所属する組織の高業績者の評価とを、それぞれ評価グラフによって視覚的に把握することができ、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0021】
また、請求項4に記載の発明である人材育成支援装置は、請求項2乃至請求項3に記載の人材育成支援装置であって、前記人材育成支援装置は、前記従業員が技能を向上させるための受講可能な研修課程の情報を記憶する研修課程記憶手段と、前記診断結果を基に、前記従業員が入力した自己技能の育成計画、および前記上長が当該育成計画に対して入力した上長指針を記憶する育成計画記憶手段と、前記従業員が設定する検索条件を基に、前記研修課程記憶手段を検索し、当該検索条件に合致する前記研修課程の情報を抽出する研修課程抽出手段と、前記従業員毎に、当該育成計画、および当該上長指針を前記育成計画記憶手段から抽出する育成計画抽出手段と、前記育成計画抽出手段によって抽出された当該育成計画、当該上長指針、および前記研修課程抽出手段によって抽出された当該研修課程の情報を提示する提示手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
請求項4の発明によれば、自己の育成計画、上長指針、受講可能な研修課程が提示されるので、従業員は、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0023】
また、請求項5に記載の発明である人材育成支援装置は、請求項2乃至請求項4に記載の人材育成支援装置であって、前記人材育成支援装置は、前記従業員の業務上の経験を事例情報として当該業務の分野毎に記憶する事例記憶手段と、前記事例記憶手段に記憶されている当該事例情報を業務の分野毎に抽出し、抽出された当該事例情報を記録した事例集データを作成する事例収集手段とを備えることを特徴とする。
【0024】
請求項5の発明によれば、業務の分野毎に事例集データを提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの問題が発生した時に、事例集を参照することで、問題を容易に解決することが可能となる。
【0025】
また、請求項6に記載の発明である人材育成支援装置は、請求項2乃至請求項5に記載の人材育成支援装置であって、前記人材育成支援装置は、前記従業員の業務において発生する質問を質問情報、および当該質問に対する回答を回答情報として記憶する質問応答記憶手段と、前記従業員から前記質問情報が入力されると、前記質問応答記憶手段に記録し、当該質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定する回答者選定手段と、当該回答者から当該質問に対する前記回答情報が入力されると、前記質問応答記憶手段に記録し、当該回答情報を当該従業員へ提示する回答提示手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
請求項5の発明によれば、従業員が何等かの質問を入力すると、その質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、回答者が入力した質問に対する回答を従業員に提示するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、容易にその回答を得ることができ、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0027】
また、請求項7に記載の発明である人材育成支援装置は、請求項6に記載の人材育成支援装置であって、前記質問応答記憶手段は、前記質問情報、および前記回答情報を業務の分野毎に記憶し、前記人材育成支援装置は、前記質問応答記憶手段に記憶されている前記質問情報、および前記回答情報を業務の分野毎に抽出し、抽出された当該質問情報、および当該回答情報を記録したFAQデータを作成するFAQ作成手段を備えることを特徴とする。
【0028】
請求項7の発明によれば、質問と回答が記録されたFAQデータを提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、FAQを参照することで、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図1〜図50に基づいて説明する。
【0030】
図1に本実施形態の人材育成支援システム1の構成を示す。本実施形態における人材育成支援システム1は、人材育成支援装置2、および複数のクライアント3から構成され、相互にインターネットやLAN等のネットワーク4によって接続される。
【0031】
人材育成支援装置2は、ユーザ認証部6、アセスメント部7、スキルアッププラン作成部8、ラーニング支援部9、およびパフォーマンス向上支援部10を備える。また、人材育成支援装置2は各種データファイルを記録するデータベース5を備えており、そのデータベース5は個人用データとして、スキル診断データ11、コンピテンシー診断データ12、講座受講計画実績データ13、資格取得計画実績データ14、所属学部データ15、マイソリューションデータ16、問合せデータ17、および改善計画データ18のデータファイルを記録し、上長用データとして、スキル上長診断値データ19、およびコンピテンシー上長診断値データ20のデータファイルを記録し、共有データとして、スキルデータ21、コンピテンシーデータ22、講座マスターデータ23、資格マスターデータ24、学部単位データ25、ソリューション共有データ26、問合せ回答データ27、および問合せ先データ28のデータファイルを記録している。
【0032】
ユーザ認証部6は、クライアント3から送信されるユーザIDとパスワードを基に、所属学部データ15を参照して、人材育成支援システム1にログインしようとするユーザの認証を行う機能を有し、さらに認証の結果、登録ユーザであれば、所属学部データ15、講座マスターデータ23を参照して、人材育成支援システム1のトップページである「My Study Room」を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する機能を有する。
【0033】
アセスメント部7は、クライアント3(従業員、および上長)から送信されるコンピテンシー診断データ12、コンピテンシー上長診断値データ20の項目値、およびコンピテンシーデータ22に記録されている項目値を基にレーダーチャートの画像ファイルを作成する機能を有し、さらに、従業員からのコンピテンシー評価の項目値、上長からのコンピテンシー評価の項目値、高業績者のコンピテンシー評価の項目値を基に、項目値が特定条件に適合する場合、その項目に対する評価メッセージを作成し、レーダーチャートと評価メッセージを診断結果として、その診断結果が記述されたHTMLファイルを作成し送信する機能を有する。
【0034】
また、アセスメント部7は、クライアント3(従業員、および上長)から送信されるスキル診断データ11、スキル上長診断値データ19の項目値、およびスキルデータ21に記録されている項目値を基にレーダーチャートの画像ファイルを作成する機能を有し、さらに、従業員からのスキル評価の項目値、上長からのスキル評価の項目値、高業績者のスキル評価の項目値を基に、項目値が特定条件に適合する場合、その項目に対する評価メッセージを作成し、レーダーチャートと評価メッセージを診断結果として、その診断結果が記述されたHTMLファイルを作成し送信する機能を有する。
【0035】
スキルアッププラン作成部8は、講座受講計画実績データ13から従業員の講座の受講実績の情報、資格取得計画実勢データ14から資格の取得実績の情報、所属学部データ15から本人計画および上長指針の情報を取得し、講座受講実績の一覧、資格取得実績の一覧、本人計画および上長指針を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する機能を有し、また、クライアント3から本人計画または上長指針を受信すると、その本人計画または上長指針を所属学部データ15に記録する機能を有する。
【0036】
さらに、スキルアッププラン作成部8は、従業員が既に受講している講座を講座受講計画実績データ13から抽出し、受講済みの講座の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する機能を有する機能を有する。
【0037】
ラーニング支援部9は、クライアント3から送信される条件を基に、講座マスターデータ23または資格マスターデータ24を検索し、条件に合致する講座や資格情報を抽出し、講座の一覧や資格情報の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する機能を有する。また、ラーニング支援部9は、従業員が既に取得している資格を資格取得計画実績データ14から抽出し、取得済みの資格の一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する機能を有する機能を有する。
【0038】
パフォーマンス向上支援部10は、クライアント3から送信される業務の経験、問題に対する対応策等の事例をマイソリューションデータ16、およびソリューション共有データ26に記録し、適宜ユーザへ事例集として提示するためのHTMLファイルを作成する機能を有し、さらに、クライアント3から送信される質問・要望等、およびそれらに対する回答を問合せデータ17、および問合せ回答データ27に記録し、適宜ユーザへFAQとして提示するためのHTMLファイルを作成する機能を有する。
【0039】
スキル診断データ11は、図2に示すように、日付、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、スキル診断を行った日付(入力した日付)と共に項目値(アンケート回答)が記録される。例えば、図28(詳細については後述)に示すスキル診断のアンケートであれば、項目No.1には「アーキテクチャ構築」の回答が記録され、項目No.2には「デザイン」の回答が記録され、項目No.3には「テクニカル」の回答が記録される。
【0040】
また、スキル診断データ11には、スキル診断を行った日毎(入力した日毎)にレコードが記録されるので、診断項目毎に従業員のスキルレベルの推移(履歴)も示しており、例えば、2002年6月20日にレベルが3であった項目No.1「アーキテクチャ構築」のスキルは、半年後の2002年12月20にはレベル5に向上していることが分かる。
【0041】
なお、このスキル診断データ11の項目No.の数mは、従業員に提示されるスキル診断の質問数に等しい。
【0042】
コンピテンシー診断データ12は、図3に示すように、日付、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、コンピテンシー診断を行った日付(入力した日付)と共にコンピテンシー診断の項目値(アンケート回答)が記録される。例えば、コンピテンシー診断の際に用いられるアンケート(詳細については後述)の項目順が「基本的なマナー」、「コミュニケーション」、…となっていれば、項目No.1には「基本的なマナー」の項目値が記録され、項目No.2には「コミュニケーション」の項目値が、それぞれ記録される。
【0043】
また、コンピテンシー診断データ12には、コンピテンシー診断を行った日毎(入力した日毎)にレコードが記録されるので、診断項目毎に従業員の行動特性の推移(履歴)も示しており、例えば、2002年6月20日にレベルが3であった項目No.1「基本的なマナー」の特性は、半年後の2002年12月20にはレベル4に向上していることが分かる。
【0044】
なお、このコンピテンシー診断データ12の項目No.の数mは、従業員に提示されるコンピテンシー診断の質問数に等しい。
【0045】
講座受講計画実績データ13は、図4に示すように、専門分野、講座名、単位区分、受講日、単位取得日、取得単位数、および上長承認フラグの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、従業員の受講予定の講座、受講した講座の履歴、および受講した講座の取得単位数が、その講座の属する専門分野とその講座の単位区分と共に記録される。単位取得日と取得単位数の項目が空白であれば、そのレコードに記録されている講座は、受講予定であることを示す。また、上長承認フラグの項目値が“1”であれば、上長が資格取得を確認したことを示し、項目値が“0”であれば、上長が資格取得計画を承認したことを示し、項目値が“0”であれば、上長が未承認であることを示す。
【0046】
資格取得計画実績データ14は、図5に示すように、資格種類、種別、資格名称、取得日、および上長承認フラグの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、従業員が取得予定の資格、取得済みの資格の履歴が、その資格の種類(ベンダー資格(企業が認定する資格)、公的資格、免許のいずれか)とその視覚の種別と共に記録される。取得日の項目が空白となっているレコードは、従業員が取得予定の資格であることを示す。また、上長承認フラグの項目値が“1”であれば、上長が資格取得を確認したことを示し、項目値が“0”であれば、上長が資格取得計画を承認したことを示し、項目値が“0”であれば、上長が未承認であることを示す。
【0047】
所属学部データ15は、図6に示すように、ユーザID、パスワード、所属、役職、氏名、所属学部、本人計画、更新日、上長指針、キーワード、および期間の項目を有するデータテーブルであり、従業員を識別する情報としてユーザID、パスワード、所属、所属学部が記録され、行動計画や目標である本人計画、および従業員の本人計画に対する上長の指針である上長指針が記録される。
【0048】
ユーザIDとパスワードの項目は、ユーザがログインする際に参照され(詳細については後述)、ログイン後、所属、役職、氏名、所属学部、本人計画、更新日、上長指針、キーワード、および期間の項目が参照され、人材育成支援システム1のトップページである「My Study Room」を表示するためのHTMLファイルを作成する際に参照される(詳細については後述)。
【0049】
また、お勧めの講座を抽出するための検索条件としてキーワードと講座の開催期間が、キーワード、および期間の項目に記録される。例えば、図6に示す「松田真紀」のレコードの期間の項目には「2003/1/10〜31」と記録されているので、この2003年1月10日から31日までに開催される講座が講座マスターデータ23から抽出され、この従業員に提示される。
【0050】
マイソリューションデータ16は、図7に示すように、XML形式のテキストデータであり、従業員から寄せられる業務の経験、問題に対する対応策等の事例が記録される。このソリューションデータに記録される業務の経験、問題に対する対応策等は、従業員個人の知識や経験として蓄積される。
【0051】
図7に示すマイソリューションデータ16では、データを構成するタグが、ソリューション、事例1、分野、営業プロセス、分類、規模、活動内容、問題点、解決策、リスクとなっているが、事例の内容に応じてタグを追加、変更、または削除してもよい。
【0052】
問合せデータ17は、図8に示すように、氏名、振り仮名、所属、電話番号、種別、内容、および回答の項目を有するデータテーブルであり、従業員の質問、要望、相談等、およびそれら質問、要望、相談等に対する回答が記録される。この問合せデータ17に記録される回答は、質問、要望等をよせた従業員にのみ提示される。
【0053】
改善計画データ18は、図9に示すように、XML形式のテキストデータであり、コンピテンシー診断結果を基に上長と従業員が面接を行った後、問題箇所を改善するために作成された改善計画が記録される。
【0054】
スキル上長診断値データ19は、図10に示すように、日付、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、スキル診断を行った日付(入力した日付)と共に上長による従業員に対するスキル診断の項目値が記録される。例えば、図28(詳細については後述)に示すスキル診断のアンケートであれば、項目No.1には「アーキテクチャ構築」の回答が記録され、項目No.2には「デザイン」の回答が記録され、項目No.3には「テクニカル」の回答が記録される。
【0055】
また、スキル上長診断値データ19には、スキル診断データ11と同様に、上長が従業員のスキル診断を行った日毎(入力した日毎)にレコードが記録されるので、診断項目毎に上長から見た従業員のスキルレベルの推移も示しており、例えば、2002年6月20日にレベルが3であった項目No.1「アーキテクチャ構築」のスキルは、半年後の2002年12月20にはレベル5に向上していると上長が診断していることが分かる。
【0056】
なお、このスキル上長診断値データ19の項目No.の数mは、従業員に提示されるスキル診断の質問数に等しい。
【0057】
コンピテンシー上長診断値データ20は、図11に示すように、日付、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、従業員毎に用意され、コンピテンシー診断を行った日付(入力した日付)と共に上長による従業員に対するコンピテンシー診断の項目値が記録される。例えば、コンピテンシー診断の際に用いられるアンケート(詳細については後述)の項目順が「基本的なマナー」、「コミュニケーション」、…となっていれば、項目No.1には「基本的なマナー」の項目値が記録され、項目No.2には「コミュニケーション」の項目値が、それぞれ記録される。
【0058】
また、コンピテンシー上長診断値データ20には、コンピテンシー診断データ12と同様に、上長がコンピテンシー診断を行った日毎(入力した日毎)にレコードが記録されるので、診断項目毎に上長から見た従業員の行動特性の推移も示しており、例えば、2002年6月20日にレベルが3であった項目No.1「基本的なマナー」の特性は、半年後の2002年12月20にはレベル4に向上していると上長が診断していることが分かる。
【0059】
なお、このコンピテンシー上長診断値データ20の項目No.の数mは、従業員に提示されるコンピテンシー診断の質問数に等しい。
【0060】
スキルデータ21は、図12に示すように、分野、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、職種毎の、高業績者のスキル診断の項目値が記録される。例えば、図28(詳細については後述)に示すスキル診断のアンケートであれば、項目No.1には「アーキテクチャ構築」の回答が記録され、項目No.2には「デザイン」の回答が記録され、項目No.3には「テクニカル」の回答が記録される。なお、このスキルデータ21の項目No.の数mは、従業員に提示されるスキル診断の質問数に等しい。
【0061】
コンピテンシーデータ22は、図13に示すように、分野、項目No.1、項目No.2、項目No.3…項目No.mの項目を有するデータテーブルであり、業務の分野毎の、高業績者のコンピテンシー診断の項目値が記録される。例えば、コンピテンシー診断の際に用いられるアンケート(詳細については後述)の項目順が「基本的なマナー」、「コミュニケーション」、…となっていれば、項目No.1には「基本的なマナー」の項目値が記録され、項目No.2には「コミュニケーション」の項目値が、それぞれ記録される。
【0062】
なお、このコンピテンシーデータ22の項目No.の数mは、従業員に提示されるコンピテンシー診断の質問数に等しい。
【0063】
講座マスターデータ23は、図14に示すように、学部、専門分野、単位区分、講座名、レベル、学習区分、開催期間、実施時間、日数、受講料、開催元、単位、備考、申込み締め切り、および申込み先の項目を有するデータテーブルであり、従業員が受講可能な講座の諸情報が記録される。
【0064】
資格マスターデータ24は、図15に示すように、資格種類、専門分野、資格名称、資格名称参考URL、概要、主催団体、および主催団体参考URLの項目を有するデータテーブルであり、従業員が取得することが望ましい資格の諸情報が記録される。
【0065】
資格名称参考URL、および主催団体参考URLの項目に記録されるURLは、資格名称の項目に記録されている資格の名称に関連するホームページのURL、主催団体の項目に記録されている団体の開設しているホームページのURLが記録され、画面に視覚の情報が表示される際には、資格の名称、主催団体の名称にリンク付けされる(詳細については後述)。
【0066】
学部単位データ25は、図16に示すように、課程、学部、必須、選択必須、および選択の項目を有するデータテーブルであり、各学部を終了するために各課程で必要な単位数が記録される。例えば、専門課程のセールス学部を修了するためには、必須講座から40単位、選択必須講座から10単位、選択講座から10単位取得しなければならないことが記録されている。
【0067】
ソリューション共有データ26は、図17に示すように、XML形式のテキストデータであり、従業員から寄せられる業務の経験、問題に対する対応策等の事例が記録される。このソリューション共有データ26に記録される業務の経験、問題に対する対応策等は、従業員全体に提供される。
【0068】
図17に示すソリューション共有データ26では、ソリューションの分野毎にデータを構成するタグが、事例1、部署、営業プロセス、分類、規模、活動内容、問題点、解決策、リスクとなっているが、事例の内容に応じてタグを追加、変更、または削除してもよい。
【0069】
問合せ回答データ27は、図18に示すように、XML形式のテキストデータであり、従業員からの質問、要望、相談等、およびそれら質問、要望、相談等に対する回答が記録される。図8の問合せデータ17に記録されている質問、要望、相談等から共有すべき事例が選択され、問合せ回答データ27に記録される。従って、この問合せ回答データ27に記録される質問、要望、相談、および回答は、問合せデータ17と異なり、従業員全体に提供される。
【0070】
問合せ先データ28は、図19に示すように、氏名、メールアドレス、専門分野、および所属の項目を有するデータテーブルであり、従業員からの質問等に回答する回答者が専門分野毎に記録される。例えば、マーケティング分野において、従業員から質問等が発せられた場合、回答者として「伊東征洋」が選択され、質問内容等がメールアドレス「itou@jsh.co.jp」宛てに送信される(詳細については後述)。
【0071】
なお、本実施形態においては、各種データ11〜28をデータテーブルの形式、またはXML形式で示しているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0072】
また、本実施形態においては、人材育成支援装置2−クライアント3間の諸データの送受信は、HTTP等のリモートファイル転送プロトコルの規約に沿って行うこととする。従って、本実施形態においては、人材育成支援装置2は、諸データを、HTMLファイル等のマークアップ言語で記述されたテキストファイル、画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル等のデータファイルの形態で送信する。
【0073】
また、クライアント3は、HTMLファイル等に記述されているページの内容をレンダリングし、画面上に表示する機能を有するWebブラウザを備えていることとする。従って、ユーザ(従業員、上長)によって入力されるデータは、例えば、HTTPメッセージのメッセージボディ部に挿入され、人材育成支援装置2に送信される。
【0074】
以降、本実施形態において特に断りの無い場合は、上記の通信方式に従って、人材育成支援装置2−クライアント3間のデータ通信を行うこととするが、本発明は特にこの通信方式(通信プロトコル)に限定されるものではない。
【0075】
次に本実施形態における人材育成支援システム1の動作について説明する。
【0076】
<ログイン>
まず、ログイン処理について、図20のシーケンス図に基づいて説明する。
【0077】
ユーザがWebブラウザを起動し、所定のURLを入力すると、図21に示す人材育成システムへログインするためのログイン画面が表示される(ステップ01)。従業員が、ユーザIDとパスワードを入力し、ログインボタンを選択すると(ステップ02)、クライアント3からその入力されたユーザIDとパスワードが送信される(ステップ03)。
【0078】
人材育成支援装置2のユーザ認証部6は、クライアント3からユーザIDとパスワードを受信すると、所属学部データ15を参照し、受信したユーザID、およびパスワードが、ユーザID、およびパスワードの項目に記録されている値と一致するか照合する(ステップS04)。
【0079】
照合の結果、登録ユーザであれば、所属学部データ15中、ユーザIDとパスワードが一致したレコードの役職の項目値を参照し、人材育成支援システム1にログインしたユーザが、上長として登録されているか、一般の従業員として登録されているか取得する。
【0080】
次に、人材育成支援装置2のユーザ認証部6は、人材育成支援システム1のトップページである「My Study Room」を表示するためのMy Study Room画面HTMLファイルを作成し(ステップS05)、クライアント3へ送信する(ステップS06)。
【0081】
また、所属学部データ15にお勧めの講座情報を取得するためのキーワード、開催期間の検索条件が登録されている場合(検索条件の登録については後述)、ユーザ認証部6は、所属学部データ15のキーワードと期間の項目から講座を抽出するためのキーワードと開催期間を取得する。このMy Study Room画面HTMLファイルを作成する際に、ユーザ認証部6は講座マスターデータ23を参照して、検索条件に合致する講座の情報を取得し、取得したその講座の情報をMy Study Room画面HTMLファイルに挿入する。
【0082】
クライアント3は、人材育成支援装置2からMy Study Room画面HTMLファイルを受信すると、図22に示すトップページを画面上に表示する(ステップS07)。図22は、ログインしたユーザが上長として登録されていた場合にクライアント3に表示されるトップページである。トップページ左部のメニューには、コマンドとして、「コンピテンシー診断」、「スキル診断」、「受講計画/実績」、「学部別の講座一覧」、「分野別の講座一覧」、「募集中の講座一覧」、「各種資格情報」、「資格取得状況」、「マイソリューション登録」、「質問・要望・相談など」、「FAQ」が用意されている(詳細な説明については、それぞれ後述)。また、ログインしたユーザが一般の従業員として登録されていた場合は、図22の左下部にある「上長のページへ」というハイパーリンクが表示されない。
【0083】
また、予め所属学部データ15のキーワードと期間の項目に登録しておいた検索条件に合致する講座の情報が、画面下部、お勧めの講座情報の欄に表示されており、図22の画面例では「PKIによる電子商取引入門 開催期間2003/01/27」等が表示されている。
【0084】
また、ログインしたユーザが上長であり、「上長のページへ」というハイパーリンクを選択すると、図23に示すように、トップページ左部のメニューの表示が変更される。これは上長専用のコマンドが設定された画面であり、例えば「コンピテンシー診断」を選択すると、上長配下の従業員に対するコンピテンシー診断の評価入力画面が表示される。
【0085】
例えば、上長が左部のメニューの中から「所属学部状況」を選択すると(ステップS11)、クライアント3は、所属学部状況一覧を表示するためのHTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS12)。
【0086】
人材育成支援装置2のユーザ認証部6は、クライアント3からその所属学部状況一覧を表示するためのHTMLファイルの要求を受信すると、所属学部データ15の所属、役職、氏名、所属学部の項目を参照し(ステップS13)、所属学部状況一覧を表示するためのHTMLファイルを作成し、クライアント3へ送信する(ステップS14)。
【0087】
クライアント3は、人材育成支援装置2から所属学部状況一覧を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図24に示す所属学部状況一覧を画面上に表示する(ステップS15)。図24で、従業員の氏名を1つ選択すると、図23の画面の内容が、その選択した従業員に対する情報に変更される。
【0088】
以降、トップページ左部のメニューに登録されているコマンド毎に、人材育成支援システム1の機能を説明する。
【0089】
<アセスメント>
≪コンピテンシー診断≫
次に、コンピテンシー診断処理について、図25のシーケンス図に基づいて説明する。
【0090】
図22に示すトップページの左部のメニューから、従業員がコンピテンシーを選択すると、人材育成支援装置2からコンピテンシー評価入力画面のHTMLファイルが送信され、画面に表示される(ステップS21)。
【0091】
コンピテンシー評価入力画面は、質問事項に対して、本人の直感的に当てはまると判断する状態を選択するようなアンケート形式の入力画面(図示しない)になっており、例えば、質問事項が「コミュニケーション」であれば、「必要な事項を顧客に伝達している。」、「顧客の話を傾聴し、双方向のコミュニケーションを取っている。」、「顧客の感心事に合わせた話題で会話を進め、コミュニケーションを取っている。」というようなレベル診断の判断基準と、その判断基準にあわせた項目値を選択するラジオボタンが表示される。
【0092】
従業員が全ての回答項目に回答を入力する(ラジオボタンを選択する)と(ステップS22)、クライアント3は、選択されたラジオボタンに対応する項目値を人材育成支援装置2に送信する(ステップS23)。
【0093】
人材育成支援装置2のアセスメント部7は、クライアント3からコンピテンシー診断の項目値を受信すると、その項目値をコンピテンシー診断データ12に記録する(ステップS24)。例えば、コンピテンシー評価入力画面に表示されているアンケート(詳細については後述)の項目順が「基本的なマナー」、「コミュニケーション」、…となっていれば、項目No.1には「基本的なマナー」の回答が記録され、項目No.2には「コミュニケーション」の回答が、それぞれ記録される。
【0094】
同様に、図22に示すトップページの左部のメニューから、上長がコンピテンシーを選択すると、部下である従業員の一覧が表示され、コンピテンシー診断を行う従業員を一人選択すると、人材育成支援装置2からコンピテンシー評価入力画面のHTMLファイルが送信され、画面に表示される(ステップS25)。
【0095】
上長が全ての回答項目に回答を入力する(ラジオボタンを選択する)と(ステップS26)、クライアント3は、選択されたラジオボタンに対応する項目値を人材育成支援装置2に送信する(ステップS27)。人材育成支援装置2のアセスメント部7は、クライアント3からコンピテンシー診断の項目値を受信すると、その項目値をコンピテンシー上長診断値データ20に記録する(ステップS28)。
【0096】
次に、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、コンピテンシー診断データ12、コンピテンシー上長診断値データ20、およびコンピテンシーデータ22に記録されている項目値を読み込み、各項目値がグラフ表示されたレーダーチャートの画像ファイルを作成する(ステップS29)。
【0097】
また、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、コンピテンシー診断データ12、コンピテンシー上長診断値データ20、およびコンピテンシーデータ22の同一項目における項目値を比較し、例えば、従業員と上長との項目値に一定の差がある場合や、高業績者と従業員との項目値に一定の差がある場合といった特定条件に適合する時、その項目に対する評価メッセージを作成する(ステップS30)。
【0098】
さらに、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、レーダーチャートと評価メッセージを診断結果として、その診断結果が記述されたコンピテンシー診断結果HTMLファイルを作成する(ステップS31)。
【0099】
作成されたコンピテンシー診断結果HTMLファイルは、クライアント3からの要求に基づいて、人材育成支援装置2からクライアント3へ送信され、図26に示すコンピテンシー診断結果画面が画面上に表示される(ステップS32)。例えば、図26のニーズ把握の項目を見ると、従業員本人は最高レベルにあると判断しているが、上長の判断はニーズ把握のレベルは中程度であるとの認識であることが分かる。レーダーチャートによって視覚的に分かり易く診断結果を提示し、さらに、この評価判断の差異について、「本人は正しい行動をとっていると考えているため、上長は本人と面接し、改善の必要性に気づかせる。」との評価メッセージを提示することによって、従業員と上長は、改善すべき項目を容易に把握することができる。
【0100】
この画面に表示されたコンピテンシー診断結果を基に、上長と従業員が面接を行い、問題箇所を改善するための改善計画を検討する(ステップS33)。また、改善計画を入力するためのテンプレート(コンピテンシーアップ計画書、図示しない)が用意されており、例えばこのテンプレートは、強化したいコンピテンシー毎に3段階で改善計画を入力するように入力欄が構成される。面接後、改善計画のそのテンプレートに従業員がその改善計画を入力する(ステップS34)。
【0101】
例えば、図26のコンピテンシー診断の診断結果で、差別化の項目は「業績アップへの寄与大であり強化すべき項目」と評価されているので、コンピテンシーアップ計画書には、「競合の活動対策」として、「自社と競合との関係を(強みと弱み)を整理する」、「競合の顧客における位置づけを確認する」、「競合の動きを予想する」といった改善計画が入力される。
【0102】
クライアント3は、改善計画としてテンプレートに入力された入力データを人材育成支援装置2に送信し(ステップS35)、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、その入力データをXML形式に変換し、改善計画データ18としてデータベース5に記録する(ステップS36)。
【0103】
このように、コンピテンシー診断項目毎に、それぞれ従業員の項目値、上長の項目値、および高業績者の項目値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、従業員へ提供することによって、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0104】
また、従業員本人のコンピテンシー評価と、上長の従業員に対するコンピテンシー評価と、従業員の所属する組織の高業績者のコンピテンシー評価とを、それぞれレーダーチャートによって視覚的に把握することができ、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0105】
なお、図25のシーケンス図では、処理順序として従業員のコンピテンシー診断の項目値が記録された後(ステップS21〜S24)、上長の従業員に対するコンピテンシー診断の項目値が記録されることになっているが(ステップS25〜S28)、この処理順序はこれに限定されるものではなく、上長の従業員に対するコンピテンシー診断の項目値と、従業員のコンピテンシー診断の項目値が記録された時点で、レーダーチャートの画像ファイルを作成すればよく、どちらの項目値が先に記録されてもよい。
【0106】
また、アセスメント部7は、コンピテンシー診断データ12、コンピテンシー上長診断値データ20、およびコンピテンシーデータ22に記録されている項目値を読み込み、レーダーチャートの画像ファイルを作成しているが、他にも、コンピテンシー診断データ12に記録されている最新の項目値と過去の項目値を読み込み、行動特性の変化を表すレーダーチャートの画像ファイルを作成してもよく、評価メッセージもその行動特性の変化に応じて作成するようにしてもよい。
【0107】
≪スキル診断≫
次に、スキル診断処理について、図27のシーケンス図に基づいて説明する。
【0108】
図22に示すトップページの左部のメニューから、従業員がスキル診断を選択すると、人材育成支援装置2からスキル評価入力画面のHTMLファイルが送信され、画面に表示される(ステップS41)。
【0109】
スキル評価入力画面は、図28に示すように、質問事項に対して、本人の直感的に当てはまると判断する状態を選択するようになっており、従業員が全ての回答項目に回答を入力する(ラジオボタンを選択する)と(ステップS42)、クライアント3は、選択されたラジオボタンに対応する項目値を人材育成支援装置2に送信する(ステップS43)。人材育成支援装置2のアセスメント部7は、クライアント3からスキル診断の項目値を受信すると、その項目値をスキル診断データ11に記録する(ステップS44)。例えば、図28に示すスキル評価入力画面に表示されている質問No.1「アーキテクチャ構築」の回答は、スキル診断データ11の項目No.1の項目に記録される。
【0110】
同様に、図22に示すトップページの左部のメニューから、上長がスキルを選択すると、部下である従業員の一覧が表示され、スキル診断を行う従業員を一人選択すると、人材育成支援装置2からスキル評価入力画面のHTMLファイルが送信され、画面に表示される(ステップS45)。
【0111】
上長が全ての回答項目に回答を入力する(ラジオボタンを選択する)と(ステップS46)、クライアント3は、選択されたラジオボタンに対応する項目値を人材育成支援装置2に送信する(ステップS47)。人材育成支援装置2のアセスメント部7は、クライアント3からスキル診断の項目値を受信すると、その項目値をスキル上長診断値データ19に記録する(ステップS48)。
【0112】
次に、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、スキル診断データ11、スキル上長診断値データ19、およびスキルデータ21に記録されている項目値を読み込み、各診断値がグラフ表示されたレーダーチャートの画像ファイルを作成する(ステップS49)。
【0113】
また、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、スキル診断データ11、スキル上長診断値データ19、およびスキルデータ21の同一項目における項目値を比較し、例えば、従業員と上長との項目値に一定の差がある場合や、高業績者と従業員との項目値に一定の差がある場合といった特定条件に適合する時、その項目に対する評価メッセージを作成する(ステップS50)。
【0114】
さらに、人材育成支援装置2のアセスメント部7は、レーダーチャートと評価メッセージを診断結果として、その診断結果が記述されたスキル診断結果HTMLファイルを作成する(ステップS51)。
【0115】
作成されたスキル診断結果HTMLファイルは、クライアント3からの要求に基づいて、人材育成支援装置2からクライアント3へ送信され、スキル診断結果画面(図示しない)が画面上に表示される(ステップS52)。この時画面上に表示されるスキル診断結果画面は、前述のコンピテンシー診断結果画面と類似のものであり、「基本的なマナー」や「コミュニケーション」といった質問事項が、スキル診断の「アーキテクチャ構築」や「デザイン」といった質問事項に置き換えられたものである。
【0116】
また、図29は、キャリア毎に要求されるスキルレベルの分布を表したものであり、適宜、人材育成支援装置2からユーザ(従業員や上長)に提供される情報である。図29中、ハッチング部は、各職種に要求されているスキルレベルを表しており、例えば、マーケティングマネージメントに従事する従業員は、レベル5からレベル7のスキルレベルを備えている必要があり、また、マーケティングマネージメントに従事するためには、従業員はレベル5からレベル7のスキルレベルを習得する必要があることが分かる。この図29を参照することで、従業員は、各職種に従事するためにそれぞれ要求されているスキルレベルを把握することができる。
【0117】
また、図30は、職種毎に定義されているスキル習熟度を表したものであり、適宜、人材育成支援装置2からユーザ(従業員や上長)に提供される情報である。図30は、職種「ITアーキテクト」におけるスキルレベルの習熟度であり、例えば、スキルレベル6では、「要員数50人以上500人未満で複数のアーキテクトが参画するプロジェクトの技術チーム責任者として、要件分析、ソリューション、アーキテクチャ構築、代替ソリューション分析を行い、アプリケーション領域を中心としたソリューション・アーキテクチャ構築を成功裏に実施することができる」というスキルを要求されることが分かる。この図30を1つの指標として参照することで、従業員は、ITアーキテクトという職種に従事するためにそれぞれ要求されているスキル習熟度を把握することができる。
【0118】
このように、スキル診断項目毎に、それぞれ従業員の項目値、上長の項目値、および高業績者の項目値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、従業員へ提供することによって、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0119】
また、従業員本人のスキル評価と、上長の従業員に対するスキル評価と、従業員の所属する組織の高業績者のコンピテンシー評価とを、それぞれレーダーチャートによって視覚的に把握することができ、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0120】
なお、図27のシーケンス図では、処理順序として従業員のスキル診断の項目値が記録された後(ステップS41〜S44)、上長の従業員に対するスキル診断の項目値が記録されることになっているが(ステップS45〜S48)、この処理順序はこれに限定されるものではなく、上長の従業員に対するスキル診断の項目値と、従業員のスキル診断の項目値が記録された時点で、レーダーチャートの画像ファイルを作成すればよく、どちらの項目値が先に記録されてもよい。
【0121】
また、アセスメント部7は、スキル診断データ11、スキル上長診断値データ19、およびスキルデータ21に記録されている項目値を読み込み、レーダーチャートの画像ファイルを作成しているが、他にも、スキル診断データ11に記録されている最新の項目値と過去の項目値を読み込み、スキルレベルの変化を表すレーダーチャートの画像ファイルを作成してもよく、評価メッセージもそのスキルレベルの変化に応じて作成するようにしてもよい。
【0122】
<スキルアップ・プラン>
≪受講計画/実施≫
次に、受講計画/実施の表示入力処理について、図31のシーケンス図に基づいて説明する。
【0123】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「受講計画/実施」を選択すると(ステップS61)、クライアント3は、その従業員の講座受講実績の一覧、資格取得実績の一覧、および本人計画(上長指針)を表示するためのHTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS62)。
【0124】
人材育成支援装置2のスキルアッププラン作成部8は、クライアント3から講座受講実績の一覧、資格取得実績の一覧、および本人計画(上長指針)を表示するためのHTMLファイルの要求を受信すると、まず、講座受講計画実績データ13を参照し、受講済みである講座のレコードを抽出する(ステップS63)。同様に、スキルアッププラン作成部8は、資格取得計画実績データ14を参照し、取得済みである資格のレコードを抽出する(ステップS64)。
【0125】
次に、スキルアッププラン作成部8は、所属学部データ15を参照し、その従業員の本人計画の項目値と上長指針の項目値とを取得し(ステップS65)、受講計画/実施の表示入力画面を表示するためのHTMLファイルを作成し、そのHTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS66)。
【0126】
クライアント3は、人材育成支援装置2から受講計画/実施の表示入力画面を表示するためのHTMLファイルを受信すると、図32に示す受講計画/実施の表示入力画面を画面上に表示する(ステップS67)。図32は、一般の従業員に対して表示される受講計画/実施の表示入力画面であり、画面上部に、本人計画を入力する欄が設けられている。
【0127】
次に、従業員が画面上部の本人計画を入力する欄に、その従業員本人の講座受講計画や資格取得計画等の本人計画を入力し、登録ボタンを選択すると(ステップS68)、クライアント3は、入力された本人計画を人材育成支援装置2へ送信する(ステップS69)。
【0128】
図32では、本人計画の欄には「今期は、各種アセスメント評価結果のフィードバック時にも活かすためにコーチング・メンタリング・コンサルタント手法などに関する講座を受講します。」等が入力されており、これは、上長の受講計画/実施の表示入力画面に表示される。また、上長が入力した「PMP資格試験に合格すること、キャリア開発の方式・体制を構築すること、コーチングやメンタリングの手法・方法論を取得すること」という上長指針が表示されている。
【0129】
人材育成支援装置2のスキルアッププラン作成部8は、クライアント3から本人計画を受信すると、その本人計画を所属学部データ15の本人計画の項目に記録する(ステップS70)。
【0130】
図33は、上長が図22に示すトップページ左部のメニューの中から「受講計画/実施」を選択した場合に最初に表示される画面である。図33に示すように、上長配下の従業員の一覧と、本人計画(上長指針)の更新履歴の一覧が表示される。この一覧から従業員を1人選択すると、ステップS63〜ステップS66の処理を行い、図34に示す受講計画/実施の表示入力画面を画面上に表示する。図34に示すように、画面上部に、その従業員に対する上長指針を入力する欄が設けられている。
【0131】
図34には、従業員「両角俊夫」に対する上長指針を入力する欄、従業員「両角俊夫」が入力した本人計画、従業員「両角俊夫」が受講済みである講座の一覧が表示されている。この画面から従業員「両角俊夫」は必須、選択必須の講座は1つも受講していないこと、また選択の講座を5つ受講済みであることが分かる。
【0132】
また、図32に示す「キーワード登録」を選択すると、講座を選択的に抽出するためのキーワードや、講座の開催期間を入力する画面が表示され(図示しない)、人材育成支援装置2のスキルアッププラン作成部8は、入力されたキーワード、期間の情報を所属学部データ15のキーワードと期間の項目に記録する。キーワードや開催期間を予め登録しておくことによって、キーワードに関連する講座や特定期間中に開催される講座が、図22に示す「お勧めの講座情報」の欄に表示される。
【0133】
また、図34には検索条件として、期間が3ヶ月以内、キーワードが「ネットワーク/XML、資格取得/XML」と登録されていることが示されている。
【0134】
このように、従業員は、本人計画、上長指針、および研修課程の実績を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を選択することが容易となる。
【0135】
<カリキュラム>
≪学部別の講座一覧≫
次に、講座一覧(学部別)の表示処理について、図35のシーケンス図に基づいて説明する。
【0136】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「学部別」を選択すると(ステップS71)、クライアント3は、学部の一覧を表示するためのHTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS72)。
【0137】
人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、クライアント3から学部の一覧を表示するための学部一覧HTMLファイルの要求を受信すると、その学部一覧HTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS73)。
【0138】
クライアント3は、その学部一覧HTMLファイルを受信すると、学部の一覧画面(図示しない)を画面上に表示する(ステップS74)。この学部の一覧には、基礎課程、専門課程、高度専門課程の各課程に属する学部が一覧表示されており、従業員が表示されたカリキュラムから1つ学部を選択すると(ステップS75)、クライアント3は、その選択された学部に該当する講座(カリキュラム)の講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS76)。
【0139】
次に、人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、講座マスターデータ23を参照し、学部の一覧画面で選択された学部に該当する講座のレコードを抽出し(ステップS77)、講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを作成し(ステップS78)、クライアント3へ送信する(ステップS79)。
【0140】
クライアント3は、人材育成支援装置2から講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを受信すると、図36に示す講座一覧を画面上に表示する(ステップS80)。図36の講座一覧は、経営学部に所属する従業員に対して表示されたものであり、講座マスターデータ23の専門分野の項目値をソートキーとして並べ替えられている。
【0141】
また、申込み先の項目値には、ハイパーリンクが設定されている。例えば、「HRD」を選択すると、HRDの講座申込み用の画面が表示され、所定の項目を入力し手続が完了すると、その申し込んだ講座の情報が講座受講計画実績データ13に記録される。分野別に講座一覧を表示した場合、および募集中の講座一覧を表示した場合も同様である。
【0142】
このように、従業員は、受講可能な研修課程(講座)を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0143】
≪分野別の講座一覧≫
次に、講座一覧(分野別)の表示処理について、図37のシーケンス図に基づいて説明する。
【0144】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「分野別」を選択すると(ステップS81)、クライアント3は、専門分野の一覧を表示するための専門分野一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS82)。
【0145】
人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、クライアント3から専門分野の一覧を表示するための専門分野一覧HTMLファイルの要求を受信すると、その専門分野一覧HTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS83)。
【0146】
クライアント3は、人材育成支援装置2から専門分野の一覧を表示するための専門分野一覧HTMLファイルを受信すると、図38に示す専門分野の一覧を画面上に表示する(ステップS84)。従業員が画面上に表示された専門分野の一覧から1つの専門分野を選択すると(ステップS85)、クライアント3は、その選択された専門分野の講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS86)。
【0147】
次に、人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、講座マスターデータ23を参照し、選択された専門分野に該当する講座のレコードを抽出し(ステップS87)、講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを作成し(ステップS88)、クライアント3へ送信する(ステップS89)。
【0148】
クライアント3は、人材育成支援装置2から講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを受信すると、図39に示す講座一覧を画面上に表示する(ステップS90)。図39の講座一覧は、専門分野が「人間的能力」に設定されている講座が表示されたものであり、以降、他の専門分野の講座一覧を表示する際は、左部のメニューから専門分野を選択すると、ステップS86〜S90までの処理を繰り返し、講座一覧が表示される。
【0149】
このように、従業員は、受講可能な研修課程(講座)を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0150】
≪募集中の講座一覧≫
次に、講座一覧(募集中の講座)の表示処理について、図40のシーケンス図に基づいて説明する。
【0151】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「募集中の講座」を選択すると(ステップS91)、クライアント3は、検索条件を入力するためのHTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS92)。
【0152】
人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、クライアント3から検索条件を入力するためのHTMLファイルの要求を受信すると、そのHTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS93)。
【0153】
クライアント3は、人材育成支援装置2から検索条件を入力するためのHTMLファイルを受信すると、その入力画面(図示しない)を画面上に表示する(ステップS94)。従業員が検索条件として講座の開催月と専門分野を選択すると(ステップS95)、クライアント3は、その選択された開催月と専門分野に該当する講座の講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS96)。
【0154】
次に、人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、講座マスターデータ23を参照し、選択された開催月と専門分野に該当する講座のレコードを抽出し(ステップS97)、講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを作成し(ステップS98)、クライアント3へ送信する(ステップS99)。
【0155】
クライアント3は、人材育成支援装置2から講座一覧を表示するための講座一覧HTMLファイルを受信すると、図41に示す講座一覧を画面上に表示する(ステップS100)。図41の講座一覧は、開催月が1月と2月、専門分野が「業種・業務知識」に設定されている講座が表示されたものであり、以降、他の検索条件で講座一覧を表示する際は、上部の検索条件を選択(入力)すると、ステップS96〜S100までの処理を繰り返し、講座一覧が表示される。
【0156】
このように、従業員は、受講可能な研修課程(講座)を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0157】
<スキル情報>
≪各種資格情報≫
次に、スキル情報(各種資格情報)の表示処理について、図42のシーケンス図に基づいて説明する。
【0158】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「各種資格情報」を選択すると(ステップS101)、クライアント3は、資格情報の一覧を表示するための資格一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS102)。
【0159】
人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、クライアント3からその資格情報の一覧を表示するための資格一覧HTMLファイルの要求を受信すると、資格マスターデータ24を参照し、資格種類毎に資格情報を抽出し(ステップS103)、資格情報の一覧を表示するための資格一覧HTMLファイルを作成し(ステップS104)、クライアント3へ送信する(ステップS105)。
【0160】
クライアント3は、人材育成支援装置2から資格情報の一覧を表示するための資格一覧HTMLファイルを受信すると、図43に示す資格情報の一覧を画面上に表示する(ステップS106)。図43の資格情報の一覧は、公的資格である資格の一覧が表示されたものであり、画面上部の「ベンダー資格」や「免許」のハイパーリンクを選択すると、ベンダー資格や免許である資格の一覧が表示される。
【0161】
このように、従業員は、取得すべき資格を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0162】
≪資格取得状況≫
次に、スキル情報(資格取得状況)の表示処理について、図44のシーケンス図に基づいて説明する。
【0163】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「資格取得状況」を選択すると(ステップS111)、クライアント3は、資格取得状況の一覧を表示するための取得資格一覧HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS112)。
【0164】
人材育成支援装置2のラーニング支援部9は、クライアント3からその資格取得状況の一覧を表示するための取得資格一覧HTMLファイルの要求を受信すると、資格マスターデータ24を参照し、資格種類毎に資格情報を抽出し(ステップS113)、資格取得状況の一覧を表示するための取得資格一覧HTMLファイルを作成し(ステップS114)、クライアント3へ送信する(ステップS115)。
【0165】
クライアント3は、人材育成支援装置2から資格取得状況の一覧を表示するための取得資格一覧HTMLファイルを受信すると、図45に示す資格取得状況の一覧を画面上に表示する(ステップS116)。図45の資格情報の一覧は、公的資格である資格の一覧が表示されたものであり、取得日が空欄になっているものは、未取得の資格であることを示す。また、図45の右上部、「新規登録」を選択すると、資格マスターデータ24に記録されている任意の資格を登録することができる。
【0166】
また、図45中、新規登録を選択すると、図43に示すような資格情報の一覧画面が表示され、画面に表示されている資格情報から任意の資格を選択すると、その資格情報が資格取得計画実績データ14に記録される。
【0167】
このように、従業員は、これまでに取得した研修課程(資格)を的確に把握することができる。従って、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0168】
<ソリューション登録>
≪マイソリューション登録≫
次に、ソリューションの登録処理について、図46のシーケンス図に基づいて説明する。
【0169】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「マイソリューション登録」を選択すると(ステップS121)、クライアント3は、ソリューション(業務の経験、問題に対する対応策等)を入力するためのソリューション登録HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS122)。
【0170】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3からそのソリューションを入力するためのソリューション登録HTMLファイルの要求を受信すると、そのソリューション登録HTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS123)。
【0171】
クライアント3は、人材育成支援装置2からソリューションを入力するためのソリューション登録HTMLファイルを受信すると、ソリューションの入力画面(図示しない)を画面上に表示する(ステップS124)。従業員が画面上に表示された入力項目に活動内容等を入力し送信ボタンを選択すると(ステップS125)、クライアント3は、その活動内容等の入力データを人材育成支援装置2に対して送信する(ステップS126)。
【0172】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3から活動内容等の入力データを受信すると、まず、質問内容等をマイソリューションデータ16に記録し(ステップS127)、次に、ソリューション共有データ26に記録する(ステップS128)。
【0173】
ソリューション共有データ26に記録された情報は、適宜従業員に提供される。ソリューション共有データ26に記録された情報を参照する際には、ソリューションの分野を表示した画面(図示しない)が表示される。この画面は、例えば、「人事」、「SCM」、「CRM」、「ERP」、「CPC」、「物流」の6つに分野に分類された活動内容等の事例が選択可能になっており、この中から、「ERP」を選択すると、「大企業向けERPソリューションとは、複数の業務システムを1つのデータベースで一元管理する「全体最適化」を実現した完全統合型のビジネスアプリケーションであり、…」といった活動内容等の事例が表示される。
【0174】
このように、業務の経験、問題に対する対応策等が記録されたソリューションの事例を提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、ソリューションの事例を参照することで、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0175】
<メンタリング>
≪質問・要望・相談など≫
次に、質問・要望・相談などの登録処理について、図47のシーケンス図に基づいて説明する。
【0176】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「質問・要望・相談など」を選択すると(ステップS131)、クライアント3は、質問・要望・相談等を入力するための質問登録HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS132)。
【0177】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3からその質問・要望・相談等を入力するための質問登録HTMLファイルの要求を受信すると、その質問登録HTMLファイルをクライアント3に対して送信する(ステップS133)。
【0178】
クライアント3は、人材育成支援装置2から質問・要望・相談等を入力するための質問登録HTMLファイルを受信すると、図48に示す質問・要望・相談等の入力画面を画面上に表示する(ステップS134)。従業員が画面上に表示された入力項目に質問内容等を入力し送信ボタンを選択すると(ステップS135)、クライアント3は、その質問内容等の入力データを人材育成支援装置2に対して送信する(ステップS136)。
【0179】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3から質問内容等の入力データを受信すると、まず、質問内容等を問合せデータ17に記録する(ステップS137)。次に、人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、入力データに含まれる特定のキーワードを抽出し、そのキーワードに従って、問合せ先データ28から回答者を選定。その回答者のメールアドレスを問合せ先データ28から取得し、質問内容等を電子メールで送信する(ステップS138)。
【0180】
回答者が、その質問内容等に対して回答を入力し(ステップS139)、クライアント3がその回答を電子メールで返信する(ステップS140)。
【0181】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3から回答が入力された電子メールを受信すると、まず、その回答を問合せデータ17に記録する(ステップS141)。次に、人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、問合せデータ17に記録された従業員全体で共有すべき質問等の内容とそれに対する回答を取得し、問合せ回答データ27に記録する(ステップS142)。この問合せ回答データ27に記録された質問等の内容とそれに対する回答は、後述する≪FAQ≫で利用される。
【0182】
クライアント3が、回答を表示するための回答表示HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求すると(ステップS143)、人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、問合せデータ17から回答を抽出し、その回答を表示するための回答表示HTMLファイルを作成し、クライアント3に対して送信する(ステップS144)。
【0183】
クライアント3は、人材育成支援装置2から回答を表示するための回答表示HTMLファイルを受信すると、回答(図示しない)を画面上に表示する(ステップS145)。
【0184】
なお、回答者によって入力された回答は、人材育成支援装置2から電子メールで質問等をした従業員へ送られるようにしても良い。
【0185】
このように、従業員が何等かの質問・要望・相談等を入力すると、その質問・要望・相談等に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、回答者が入力した質問・要望・相談等に対する回答を従業員に提示するので、従業員は、自己の業務において何等かの質問・要望・相談等が発生した時に、容易にその回答を得ることができ、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0186】
≪FAQ≫
次に、FAQの表示処理について、図49のシーケンス図に基づいて説明する。
【0187】
従業員が、図22に示すトップページ左部のメニューの中から「FAQ」を選択すると(ステップS151)、クライアント3は、FAQの一覧を表示するためのFAQ表示HTMLファイルを人材育成支援装置2に対して要求する(ステップS152)。
【0188】
人材育成支援装置2のパフォーマンス向上支援部10は、クライアント3からそのFAQの一覧を表示するためのFAQ表示HTMLファイルの要求を受信すると、問合せ回答データ27を参照し、質問と回答を抽出し(ステップS153)、FAQの一覧を表示するためのFAQ表示HTMLファイルを作成し(ステップS154)、クライアント3へ送信する(ステップS155)。
【0189】
クライアント3は、人材育成支援装置2からFAQの一覧を表示するためのFAQ表示HTMLファイルを受信すると、図50に示すFAQの一覧を画面上に表示する(ステップS156)。図50のFAQの一覧は、全従業員に対して共通に提供されるものである。例えば、「My Study Room」の画面でお勧め講座情報が表示されないといった問題が生じた場合、図50に示すFAQのうち、システムについてのFAQのQ1「お勧めの講座情報に、何も表示されません。どうしたらいいですか?」という質問に対する回答A1「スキルアップ・プランの「受講計画/実績」の“キーワード登録”を登録してください。目的のキーワードに該当した開催予定の講座が表示されます。」を参照することによって、従業員は問題を解決する手法を容易に把握することができる。
【0190】
このように、質問と回答が記録されたFAQの一覧を提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、FAQを参照することで、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0191】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、診断項目毎に、それぞれ前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準項目値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、従業員へ提供することによって、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0192】
また、従業員本人の行動特性、または技能レベルの評価と、上長の従業員に対する行動特性、または技能レベルの評価と、従業員の所属する組織の高業績者の評価とを、それぞれ評価グラフによって視覚的に把握することができ、従業員は自己の向上すべき技能、特質を客観的に把握することができる。
【0193】
また、自己の育成計画、上長指針、受講可能な研修課程が提示されるので、従業員は、向上すべき技能、特質を改善するための研修課程を容易に選択することが可能となる。
【0194】
また、業務の分野毎に事例集データを提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの問題が発生した時に、事例集を参照することで、問題を容易に解決することが可能となる。
【0195】
また、従業員が何等かの質問を入力すると、その質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、回答者が入力した質問に対する回答を従業員に提示するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、容易にその回答を得ることができ、疑問を容易に解決することが可能となる。
【0196】
また、質問と回答が記録されたFAQデータを提供するので、従業員は、自己の業務において何等かの疑問が発生した時に、FAQデータを参照することで、疑問を容易に解決することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】人材育成支援システムのシステム構成と機能ブロックを示す図である。
【図2】スキル診断データを示すデータテーブルである。
【図3】コンピテンシー診断データを示すデータテーブルである。
【図4】講座受講計画実績データを示すデータテーブルである。
【図5】資格取得計画実績データを示すデータテーブルである。
【図6】所属学部データを示すデータテーブルである。
【図7】マイソリューションデータを示すXMLデータである。
【図8】問合せデータを示すデータテーブルである。
【図9】改善計画データを示すXMLデータである。
【図10】スキル上長診断値データを示すデータテーブルである。
【図11】コンピテンシー上長診断値データを示すデータテーブルである。
【図12】スキルデータを示すデータテーブルである。
【図13】コンピテンシーデータを示すデータテーブルである。
【図14】講座マスターデータを示すデータテーブルである。
【図15】資格データを示すデータテーブルである。
【図16】学部単位データを示すデータテーブルである。
【図17】ソリューション共有データを示すXMLデータである。
【図18】問合せ回答データを示すXMLデータである。
【図19】問合せ先データを示すデータテーブルである。
【図20】ログイン処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図21】人材育成支援システムにログインする際の画面の画面表示例である。
【図22】人材育成支援システムのトップページである「My Study Room」の画面表示例である。
【図23】上長用の「My Study Room」の画面表示例である。
【図24】所属学部状況の一覧を表示した画面表示例である。
【図25】コンピテンシー診断の処理手順を示すシーケンス図である。
【図26】コンピテンシー診断の診断結果を表示した画面表示例である。
【図27】スキル診断の処理手順を示すシーケンス図である。
【図28】スキル評価を入力する画面の画面表示例である。
【図29】キャリア毎に要求されるスキルレベルの分布を表示した画面表示例である。
【図30】スキル診断レベル定義を表示した画面表示例である。
【図31】受講計画/実績を入力する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図32】受講計画/実績を入力する画面の画面表示例である。
【図33】受講計画/実績の入力状況を表示した画面表示例である。
【図34】受講計画/実績を入力する画面の画面表示例(上長用)である。
【図35】学部別に講座の一覧を表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図36】学部別に講座の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図37】分野別に講座の一覧を表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図38】専門分野の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図39】専門分野別に講座の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図40】募集中の講座の一覧を表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図41】募集中の講座の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図42】資格情報の一覧を表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図43】資格情報の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図44】資格所得状況の一覧を表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図45】資格取得状況の一覧を表示した画面の画面表示例である。
【図46】ソリューションを登録する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図47】質問・相談等を登録する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図48】質問・相談等を入力する際に表示される画面の画面表示例である。
【図49】FAQを表示する処理の処理手順を示すシーケンス図である。
【図50】FAQの一覧を表示した画面の画面表示例である。
【符号の説明】
1 人材育成支援システム
2 人材育成支援装置
3 クライアント
4 ネットワーク
5 データベース
6 ユーザ認証部
7 アセスメント部
8 スキルアッププラン作成部
9 ラーニング支援部
10 パフォーマンス向上支援部
11 スキル診断データ
12 コンピテンシー診断データ
13 講座受講計画実績データ
14 資格取得計画実績データ
15 所属学部データ
16 マイソリューションデータ
17 問合せデータ
18 改善計画データ
19 スキル上長診断値データ
20 コンピテンシー上長診断値データ
21 スキルデータ
22 コンピテンシーデータ
23 講座マスターデータ
24 資格データ
25 学部単位データ
26 ソリューション共有データ
27 問合せ回答データ
28 問合せ先データ

Claims (7)

  1. 従業員の有する知識、技術、前記従業員の行動特性、技能レベルをデータ化することによって管理し、データ化された情報を端末装置に提供する人材育成支援システムであって、
    高業績者の行動特性、または技能レベルを複数の診断項目から評価し、その評価値である基準値と、前記診断項目毎に前記従業員が自己を評価した評価値である従業員項目値、前記診断項目毎に前記従業員の上長が当該従業員を評価した評価値である上長項目値を、診断項目毎にそれぞれ比較し、比較結果に応じて評価メッセージを作成し、前記端末装置へ提供する診断手段と、
    前記従業員が技能向上のため受講することが可能な複数の研修課程から、前記従業員が設定する検索条件に合致する前記研修課程を抽出し、前記端末装置へ提供する研修課程抽出手段と、
    前記従業員から業務において発生する質問が入力されると、当該質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定し、当該回答者から当該質問に対する前記回答が入力されると、当該回答を前記端末装置へ提供する回答手段と、
    を備えることを特徴とする人材育成支援システム。
  2. 従業員の有する知識、技術、前記従業員の行動特性、技能レベルをデータ化することによって管理する人材育成支援装置であって、
    高業績者の行動特性、または技能レベルを複数の診断項目から評価し、その評価値を基準値として診断項目毎に記憶する基準値記憶手段と、
    前記診断項目毎に前記従業員が自己を評価した評価値である従業員項目値、前記診断項目毎に前記従業員の上長が当該従業員を評価した評価値である上長項目値を取得すると、前記基準値を前記基準値記憶手段から抽出し、診断項目毎に、それぞれ前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準値を比較し、比較結果が特定条件に適合する場合、その診断項目に対する診断結果として評価メッセージを作成し、当該評価メッセージを記録した診断データを作成する診断手段と、
    を備えることを特徴とする人材育成支援装置。
  3. 前記人材育成支援装置は、
    前記従業員項目値、前記上長項目値、および前記基準値を基に、診断項目毎に行動特性、または技能レベルの差異を示す評価グラフを作成するグラフ作成手段を備え、
    前記診断手段は、当該評価グラフと共に前記評価メッセージを記録した診断データを作成することを特徴とする請求項2に記載の人材育成支援装置。
  4. 前記人材育成支援装置は、
    前記従業員が技能を向上させるための受講可能な研修課程の情報を記憶する研修課程記憶手段と、
    前記診断結果を基に、前記従業員が入力した自己技能の育成計画、および前記上長が当該育成計画に対して入力した上長指針を記憶する育成計画記憶手段と、前記従業員が設定する検索条件を基に、前記研修課程記憶手段を検索し、当該検索条件に合致する前記研修課程の情報を抽出する研修課程抽出手段と、
    前記従業員毎に、当該育成計画、および当該上長指針を前記育成計画記憶手段から抽出する育成計画抽出手段と、
    前記育成計画抽出手段によって抽出された当該育成計画、当該上長指針、および前記研修課程抽出手段によって抽出された当該研修課程の情報を提示する提示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項3に記載の人材育成支援装置。
  5. 前記人材育成支援装置は、
    前記従業員の業務上の経験を事例情報として当該業務の分野毎に記憶する事例記憶手段と、
    前記事例記憶手段に記憶されている当該事例情報を業務の分野毎に抽出し、抽出された当該事例情報を記録した事例集データを作成する事例収集手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載の人材育成支援装置。
  6. 前記人材育成支援装置は、
    前記従業員の業務において発生する質問を質問情報、および当該質問に対する回答を回答情報として記憶する質問応答記憶手段と、
    前記従業員から前記質問情報が入力されると、前記質問応答記憶手段に記録し、当該質問に対して回答する回答者を予め設定された候補から選定する回答者選定手段と、
    当該回答者から当該質問に対する前記回答情報が入力されると、前記質問応答記憶手段に記録し、当該回答情報を当該従業員へ提示する回答提示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載の人材育成支援装置。
  7. 前記質問応答記憶手段は、前記質問情報、および前記回答情報を業務の分野毎に記憶し、
    前記人材育成支援装置は、
    前記質問応答記憶手段に記憶されている前記質問情報、および前記回答情報を業務の分野毎に抽出し、抽出された当該質問情報、および当該回答情報を記録したFAQデータを作成するFAQ作成手段を備えることを特徴とする請求項6に記載の人材育成支援装置。
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