JP6847886B2 - 荷電粒子ビーム偏向デバイス - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、荷電粒子ビーム偏向デバイスに関する。
電子ビーム、イオンビームなど荷電粒子ビームを用いた描画装置や加工装置が産業用に用いられており、荷電粒子の単一ビームを用いた装置に加えて、高スループット化のため荷電粒子のマルチビームを用いた描画装置などが開発されている。
特開平5−166707号公報 特開平11−176719号公報 特表2009−502033号公報 特開2015−95539号公報 特許第4664293号公報
マルチ電子ビーム描画装置などにおいて、高スループット化のため荷電粒子ビーム本数増加およびビームピッチ縮小が要望されるが、荷電粒子ビーム偏向デバイスにおける荷電粒子ビーム制御信号配線の輻輳化が顕著となり、配線クロストークや信号減衰などによる信号品質の低下でスループット向上が抑制されるという問題があった。
本発明の実施形態は、ビーム本数の増加およびビームピッチ縮小による制御信号配線の高密度化に対応可能な荷電粒子ビーム偏向デバイスの提供を目的とする。
本発明の実施形態によれば、荷電粒子ビーム偏向デバイスは、基板と、該基板に設けられた複数の荷電粒子ビーム通過開口と、前記荷電粒子ビーム通過開口を通過する荷電粒子ビームを偏向する複数の電極対と、前記電極対の一方の電極に与える電圧を制御する受光素子であって、前記荷電粒子ビーム通過開口と前記受光素子との間の距離は、隣り合う荷電粒子ビーム通過開口間の距離よりも短い、受光素子と、前記受光素子に光信号を与える光導波路と、前記受光素子に前記電極対の駆動電圧と、前記受光素子の最低動作バイアス電圧との和より高いバイアス電圧を与える電源配線と、を備えている。
第1の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第1の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。 (a)は、図2のA−A′に沿った1つのブランカーの概略断面図であり、(b)は、図2のB−B′に沿った1つのブランカーの概略断面図。 (a)は、図2の中の1つのブランカー部分を切出した概略上面図であり、(b)及び(c)は、第1の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの等価回路図。 (a)及び(b)は、図3(a)及び(b)で示した実施形態の変形例の概略断面図。 (a)及び(b)は、第2の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの製造方法を示す概略工程断面図。 (a)及び(b)は、第2の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの製造方法を示す概略工程断面図。 第3の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第3の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第3の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第4の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第4の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第4の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第5の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第5の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第5の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略断面図。 第6の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。 (a)及び(b)は、第6の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの等価回路図。 第6の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの変形例の概略上面図。 第7の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。 第8の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。 第9の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。 第9の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの等価回路図。 第9の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの等価回路図。 第9の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの等価回路図。 第10の実施形態に係る荷電粒子ビーム偏向デバイスの概略上面図。
以下、適宜図面を参照しながら実施形態の説明を行っていく。説明の便宜のため、各図面の縮尺は必ずしも正確ではなく、相対的な位置関係などで示す場合がある。また、同一または同様の要素には、同じ符号を付している。
また、実施形態では、主に電子ビームの偏向デバイスについて説明を行うが、これはイオンビームなど他の荷電粒子ビームの偏向デバイスであっても同様に実施可能であることは述べるまでも無いことである。
電子ビーム描画装置、イオンビーム加工装置など、荷電粒子ビーム装置は、微細加工、分析評価などに幅広く活用されており、特に、電子ビーム描画装置は、半導体デバイスを量産するためのマスク製造に欠かせない、巨大な半導体産業を支える重要インフラ装置となっている。近年の半導体技術は、更なる微細化、または実効的な微細化を進めることで進展し続けており、電子ビームマスク描画装置の微細化とスループット向上の要求が益々高まってきている。
一方、電子ビーム描画の微細化は描画データの肥大化を伴うことになり、マスク製造のスループット低下が深刻化する。このため電子ビームマスク描画装置の高スループット化のための描画速度向上が必要となっており、レジスト露光時間に制限され易い描画速度を電子ビームのマルチビーム化で大幅に向上する開発が進められている。マルチ電子ビーム描画装置では、同時に複数の電子ビームでパターン描画を行うため単一電子ビーム描画に比し大幅なスループット向上が可能になる。
マルチ電子ビーム描画を行うためには、電子ビームの分割と分割された電子ビームの個別ブランキング(ON/OFF)制御が必要になり、各分割電子ビームに対応するブランカーアレイが必要になる。マルチ電子ビーム描画装置のブランカーとしてシャッターも考えられるが、電子ビーム描画装置では10〜50keVの加速電子が用いられており、シャッターの耐久性や動作速度の観点で好ましくない。このため、マルチ電子ビーム描画装置ではブランカーとしてビーム偏向器を用いており、電子ビーム偏向により結像面から外して実質的なビーム消去を行う方法が用いられている。
実際のマルチ電子ビーム描画装置は、分割電子ビームを等間隔配置し、ビームピッチ間を全ビーム一括移動しながら一斉描画していくことで隙間無く描画している。このため、分割電子ビームおよびブランカーアレイは高精度に2次元配列を維持していく必要があり、それぞれ一枚の基板に形成した2次元配列の開口(アパーチャー)アレイを用いて、分割ビーム生成、個別ビーム制御を行っている。以後は、前者をSAA(Shaping Aperture Array)基板(または単にSAA)、後者をBAA(Blanking Aperture Array)基板(または単にBAA)と記すこととする。
マルチ電子ビーム描画装置の更なる微細化と高スループット化のため、電子ビームのビームサイズとビームピッチの縮小、ビーム本数増大などが要望されるが、これらは電子ビーム偏向デバイス(BAA)におけるブランキング制御信号を各ブランカーに伝送する配線の輻輳化を顕著化し、ブランキング制御信号間のクロストークやスキュー、配線微細化による信号減衰や波形歪など、ブランキング制御信号の伝送品質低下により装置スループットを低下させてしまうという問題に繋がる。また、ブランキング制御信号配線の輻輳化により、BAA基板を通過する電子ビームに対しブランキング制御信号配線による電磁的な擾乱が重畳し易くなり、電子ビームによるパターン描画品質自体を低下させるという問題も発生し易い。
実施形態においては、ビーム本数の増加やビームピッチ縮小による荷電粒子ビーム偏向デバイス制御信号配線の高密度化に対応可能とするため、BAA基板のブランカーアレイ領域のブランキング制御信号配線を光導波路による光配線で行い、ブランカー近傍を通過する配線の電磁結合や電磁輻射を本質的に排除することでブランキング制御信号間の干渉障害や電子ビームへの電磁的な擾乱重畳を抑制する。
また、荷電粒子ビームの偏向手段として、磁界偏向と電界偏向があるが、ここでは、ブランキング制御信号配線の輻輳化解消のため光配線を用いる前提とし、電流制御となる磁界偏向ではなく、電圧制御となる電界偏向を用いる。これは、光配線の信号出力を担う光電気変換素子(受光素子)が一般的に電流出力素子、即ち、受光パワーに比例して電流出力される素子のため、光配線により磁界制御のための大きな電流を確保するには大きな光パワー伝送が必要となり、消費電力の大電力化が避けられないためである。
一方、電界偏向を用いる場合、光電変換素子がバイアス電圧以下で出力一定の電流源として機能するため、光電変換素子のバイアス電圧以下に限られるが、負荷抵抗を大きくすることで小さな電流でも大きな出力電圧を得ることが出来、小さな光伝送パワーで済むため消費電力の低電力化が容易となる。
即ち、光配線により直接電界偏向を制御することも可能になり、光配線した信号を一旦デジタル信号に再生して電界偏向電極を駆動するのではなく、光配線された光電力にほぼ比例する受光電流によって直接的に光配線された光電力にほぼ比例する電圧を発生させ、電界偏向電極をアナログ的に制御することができる。また、光伝送パワーが電界偏向の制御電圧で一意に確定するのではなく、負荷抵抗の大きさとそれによる動作速度の帯域低下を考慮し、装置としての性能バランスを考慮して設定可能となる。
実施形態においては、各ブランカーのON/OFF制御を電気的な増幅回路を用いず光信号で直接的に制御することも可能になり、ブランキング制御信号配線部分での電磁的障害を根本的に排除するだけでなく、最小限の電子素子(受光素子および負荷抵抗)のみで構成し、電子ビームからの散乱電子や電子ビーム整形部材が発する蛍光X線による電子回路(特にトランジスタなど)の誤作動や劣化を防止することが可能となる。
尚、光配線とFET(Field effect transistor)などの電圧―電流変換素子を用いて電流制御する場合、磁界偏向でもある程度消費電力の抑制が可能となるが、FET素子のチャネル抵抗低減と電流ON/OFF比の確保のため、結果的に比較的大きな光パワーでFET素子を駆動する必要が出てくる。また、FET自身の誤作動や劣化問題が再燃する。
従って、以下に記述する実施形態では、実質的な実用性制限から光配線と電界偏向の組合せに限定している。以下、具体的な実施形態の構成を説明していく。
(第1の実施形態)
図1〜図3(b)は、第1の実施形態を示す概略構成図であり、図1はSAAおよびBAAの全体構成を示す概略断面図、図2はBAAの一部を抜き出した概略上面図、図3(a)は図2のA−A′に沿った1つのブランカー7の概略断面構成図、図3(b)は図2のB−B′に沿った1つのブランカー7の概略断面構成図である。
図1において、入力電子ビーム1、ビーム整形アパーチャアレイ(SAA)2、BAAの基板で例えばSi基板3、BAAの開口部4、偏向電極5、対向電極(例えば接地電位)6、ビーム偏向器(ブランカー)7、ブランキングアパーチャアレイ(BAA)8、およびマルチ電子ビーム9が表されている。
入力電子ビーム1は、電子銃(図示せず)から引き出されて加速される。ビーム整形アパーチャアレイ(SAA)2は、入力電子ビーム1をマルチ電子ビームに分割するとともにビーム形状を整える。1つのビーム偏向器(ブランカー)7は、BAAの開口部4と偏向電極5と対向電極6からなる。
入力電子ビーム1は、SAA2によりマルチ電子ビーム9以外を遮断されるとともに、SAA2の開口形状および配列を反映したマルチ電子ビーム9に変換される。マルチ電子ビーム9は、所定のビーム配列を保持したまま直進し、全体偏向電極(図示せず)および電子ビームレンズ(図示せず)により制御され、露光面(図示せず)に例えば1/100に縮小されて照射される。このとき、露光面に投影されるビームパターンは、BAA8でビーム制御されたビームアレイパターンであり、例えば図1の左から3番目の偏向電極5に例えば+5Vの電圧を与えて通過する電子ビーム9aを偏向させると、露光面には9aの電子ビームが消去されたパターンとなって投影される。消去されたマルチ電子ビーム9aは、非偏向ビームとは異なる方向に向かって進むことで、露光面より前に設けられた開口瞳(全体ビームの中間収束点近傍に設けた絞り開口、図示せず)を通過できずに開口瞳部材により遮断されるようにすればよい。
図2において、受光素子10、光導波路11、負荷抵抗12、電源配線13、ブランキング制御信号に相当する制御光14が表される。
これらの動作の詳細は後述するが、光導波路11により送られてくる制御光14は受光素子10で電流に変換され、負荷抵抗12などにより電圧に変換されて偏向電極5に所定電圧を印加する。このとき、開口4を通過する電子ビームは、偏向電極5と対向電極6の電位差および距離により決定する電界により偏向される。一方、制御光14がなくなると受光素子10が電流を発生しなくなり、偏向電極5および受光素子10の寄生容量に蓄積された電荷が負荷抵抗12を通して放電され、偏向電極5への印加電圧が低下する。このとき、負荷抵抗12の一方が接地されている場合、偏向電極5も接地電位になり、対向電極6との電界がゼロになって開口4を通過する電子ビームは直進する。
これらの動作においては、光信号は、直接的にアナログ(連続)量で偏向電極5の駆動電圧に変換されており、偏向電極5による電子ビームの偏向量を、光導波路11の制御光14を発する部分から、アナログ量として遠隔制御することができる。即ち、電子ビーム9の偏向角をそれぞれの偏向電極毎に独立に遠隔制御することができ、例えば、前述した開口瞳から外れない程度の微小偏向振動(微小領域スキャン)を行わせるなど、偏向電極毎に単純なブランキング(ON/OFF)動作以外の動作を混在させることなどが可能になる。上記した微小偏向振動は、各電子ビームのビームサイズを等価的に拡大して、比較的荒い寸法のパターンを描画する際などに活用可能である。また、回路にトランジスタを含まないことから、散乱電子ビームや蛍光X線などによる劣化が起こりにくいこと、偏向電極5が実質的な最小電力で駆動されるため消費電力が低く、発熱起因のBAAの歪みによる電子ビームアレイの配列歪が発生し難いなどの効果も持っている。
図3(a)、(b)において、p型Si10a、n型Si10b、p電極10c、光導波路11、光導波路11を周期構造に加工した回折格子11a、クラッド層11b、反射金属11c、配線金属12a、絶縁膜およびクラッド層をかねたSiO膜13a、偏向電極5、対向電極6、および負荷抵抗12が表される。p電極10cは例えばW、Ti、Alなどである。光導波路11は例えばSiONである。クラッド層11bは例えばSiOである。反射金属11cは例えばAl、Ni、Pt、Au、Agなどである。配線金属12aは例えばAl、Cuなどである。偏向電極5および対向電極6は例えばCu、Auなどである。負荷抵抗12は例えばポリSi、シリサイド金属などである。
光導波路11は所謂光導波路コアであり、クラッド層11b、13aより屈折率が高い材料とする(例えば、SiON、SiN、Siなど)。回折格子11aは、例えば光導波路11を伝播する光の波長λの1/2周期に形成する。但し、波長λは光導波路11中を伝播する光の波長であり、真空中波長が光導波路11の等価屈折率分だけ短縮された波長を指す。こうすることにより、光導波路11を水平方向に伝播する光が回折格子11a部分で垂直方向に光結合し、受光素子10に入力される。このとき、光導波路11を水平伝播する光は、回折格子11a部分で図3(a)の下方のみならず上方にも結合するため、反射金属11cで折返して下方のみ放射(光出力)するようにする。これにより、光導波路11と受光素子10の光結合効率を高めることができる。
ここで、光導波路(コア)11を例えばSiONとし、図3(a)のように受光素子10がSi材料のpn接合からなる場合、制御光14には例えば850nmの近赤外光を用いることが出来る。また、光導波路(コア)11を例えばSiとし、受光素子10にはSi基板3上に集積形成したGe、化合物半導体材料(例えば、GaInAs/InP系材料、SiGeなど)などからなるpn接合素子(図示せず)やMSM(Metal Semiconductor Metal)接合素子(図示せず)とした場合、制御光14には例えば光ファイバ通信で用いられる1300nm帯や1550nm帯の赤外光を用いることが出来る。
図4(a)は、図2の中の1つのブランカー部分を切出した概略上面図であり、回路接続構成を理解し易くするため、光導波路11を省略して制御光14の矢印で光入出力関係を単純化して示した図である。
受光素子10は、図3(a)のpn接合(10a、10b)、アノード電極10c、n型Si10aから引出されるカソード電極(図示せず)で構成されるが、ここではダイオード記号により極性と配置関係のみを示している。
図4(b)は、図4(a)の等価回路であり、偏向電極5と対向電極6は電気的にはコンデンサとなることからコンデンサ記号で記述している。以後、偏向電極5と対向電極6はまとめて7と記述することもある。
図4(a)および図4(b)に示すように、受光素子10は、例えばカソードを正電圧電源13(例えば+7V)、アノードを負荷抵抗12および偏向電極5に接続する。このとき、負荷抵抗12のもう一方の端子と対向電極6は、例えば接地電位に接続する。この状態で制御光14を入力すると、受光素子が制御光14の光強度に応じた電流(光電流)を発生し、負荷抵抗12の抵抗値との積で決定する電圧が偏向電極5に印加される。例えば、受光素子10の光電流が10μA、負荷抵抗12の抵抗値が500kΩとすると、偏向電極5には+5Vが印加されることになる。
受光素子10の電流により偏向電極5を駆動するためには、電源配線13に印加する電源電圧を偏向電極5の駆動電圧より高く設定しておく。具体的には、偏向電極5の駆動電圧(例えば5V)と受光素子の最低動作バイアス電圧(例えば2V)の和とすればよく、この場合、電源電圧を+7Vとしておけばよい。
また、受光素子10のアノードを負電圧電源(例えば−7V)、カソードを負荷抵抗12および偏向電極5に接続し、負荷抵抗12のもう一方の端子および対向電極6を接地電位に接続することでも上記と同様の機能動作を行うことが出来る。図4(b)の接続の場合、偏向電極5は接地電位と+5Vを切り替えて電子ビーム偏向を行うが、この場合、偏向電極5は接地電位と−5Vを切り替えて電子ビーム偏向を行う。両者で異なるのは、電子ビームの偏向方向(角度)が逆になるだけであり、ブランキング動作が行われることには変わりはない。
更に、上記説明では対向電極6と負荷抵抗12の一端を接地電位に接続しているが、これは接地電位に変えて特定の基準電位としてもよい。例えば、図4(b)において接地電位を基準電位(例えば1V)に置き換え、電源電圧を+8Vとする。開口4を通過する電子ビームは、偏向電極5と対向電極6の電位差による電界で偏向されるが、この場合、非光入力状態で両者に電位差がないため、また、基準電位が電子の加速電圧に比し非常に小さいため、非光入力状態で電子ビームが直進し、光入力状態で偏向電極5と対向電極6の電位差に応じて電子ビーム偏向が行われる。接地電位に変えて基準電位を用いるケースとして、BAA8のチャージアップ制御や、ブランカー7のノーマリオフ化などがある。
このように、実施形態によれば光で偏向電極5の電圧を直接的に制御可能であり、各ブランカーにトランジスタを含む電子回路を設けなくとも荷電粒子ビーム偏向デバイスが構築可能となる。このため、BAA基板8のブランキング制御信号配線の電磁結合や電磁輻射による信号干渉障害や電子ビームへの電磁的な擾乱重畳を抑制可能となるだけでなく、電子ビームからの散乱電子や電子線制限部材の発する蛍光X線による電子回路(特にトランジスタ)の誤作動や劣化による装置停止を排除可能であり、電子ビーム描画装置のシステム信頼性を大幅に向上可能となる。
一方、マルチ電子ビーム描画装置としての性能向上(微細化、スループット向上)において、ブランキング制御信号配線の輻輳化が問題になりやすいことは既に述べた通りであり、配線輻輳化が主な解決課題の場合には各ブランカーに駆動回路を設けて配線を光化することでも構わない。
図4(c)は、偏向電極5の駆動電圧をブランキング制御信号光から直接発生させるのではなく、一旦、光信号をデジタル電圧信号に変換して駆動回路で偏向電極5の電圧を制御する構成を示している。
図4(c)において、オペアンプ18、メモリ回路19、偏向電極ドライバ20が表される。制御光14は受光素子10および負荷抵抗12により電圧変換され、オペアンプ18をバッファ回路としてメモリ回路19にデジタル信号として格納される。負荷抵抗12の代わりに、オペアンプ18にフィードバック抵抗(変換抵抗)を並列に設けたトランスインピーダンスアンプを用いることでも構わない。
図4(c)において、メモリ回路19に格納されたデジタルデータは、装置の電子ビーム描画開始信号(図示せず)に同期して偏向電極ドライバ20に転送され、ドライバ20に内蔵するタイマ回路(図示せず)がデータに応じて偏向電極駆動時間を制御して電子ビームによる描画を実行する。この場合、偏向電極5の駆動電圧を制御光14から直接発生させる必要が無いため、負荷抵抗12を例えば1kΩと比較的小さくすることができる。これにより受光回路動作帯域を例えば図4(b)の50倍に広くでき、制御光の高速伝送が可能となる。従って、例えば電子ビーム描画を実行している最中に次の描画データを伝送し、メモリ回路19に次の描画データを格納して待機することも可能になる。
このことは、例えばメモリ回路19に複数の偏向電極ドライバ20のデータを一括で格納し、電子ビーム描画開始信号に同期してメモリ回路19から複数の偏向電極ドライバ20にデータを転送し、複数のブランカーを1つのメモリ回路で並列制御することも可能ということを示している。即ち、メモリ回路19へのデータ転送帯域が大きいことで複数ブランカー分の描画データをまとめて転送し、1本の光導波路で複数のブランカーを制御することが可能になる。従って、図4(c)の実施形態では、マルチ電子ビームの本数を増加させてもブランキング制御信号の配線数をそのまま増加させる必要がなくなり、ブランキング制御信号配線の輻輳化を解消可能にすることができる。
また、メモリ回路19への高速書き込みを電気配線で行うと、ブランキング制御信号配線の電磁輻射が非常に大きくなり、配線間クロストークや電子ビームへの電磁ノイズ重畳を起こしてしまうが、ここでは、ブランキング制御信号配線を光導波路としているため、高速書き込みを行ってもこういった問題が根本的に解消されている。
(第2の実施形態)
図5(a)及び(b)は、図3(a)及び(b)で示した実施形態の変形例であり、偏向電極5および対向電極6をSi基板内に形成した例である。図5(a)は、図2のA−A′に相当する概略断面図、図5(b)は、図2のB−B′に相当する概略断面図である。このように構成することでBAA基板表面にブランカー電極が突出することがなくなり、例えばBAA8とSAA2の近接化が容易となる。また、BAA基板8の表面に別のデバイスを集積形成することや、BAA内蔵の受光素子や電子回路の保護カバーを設けることも容易となる。
図6(a)〜図7(b)は、第2の実施形態の製造方法を示す概略工程断面図であり、図5(b)に相当する断面を示している。
まず、BAA基板8に内蔵する受光素子10や電子回路素子などを形成した後、Si基板のブランカー電極形成領域に偏向電極5および対向電極6のレプリカに相当する凹部を形成し、凹部表面を含めて全面に絶縁膜(例えばSiO)13aを形成する(図6(a))。
次に、凹部に電極金属(例えばCu、Auなど)を例えばメッキ形成し、研磨などにより表面を平坦化する(図6(b))。
続いて、光導波路11および回折格子11aを形成し、クラッド層11b、電極10c、負荷抵抗12、配線12a、反射金属11cなどの要素を形成し、電子ビームを通過させる開口4を形成する(図7(a))。
最後に、開口4の側面の偏向電極5と対向電極6を覆う絶縁膜13aを除去すれば図5(b)の構成が実現する。
(第3の実施形態)
図8〜図10は、第3の実施形態を示す概略構成断面図であり、電気的な構成要素を集積した基板3と、光学的な構成要素を集積した基板3aを向い合わせに貼合した例である。図8は、説明のため基板3と基板3aを接合する直前の状態を示しており、図9、図10は、両者を接合した後の完成状態である。図9は、図2のA−A′に相当する概略断面図、図10は、図2のB−B′に相当する概略断面図である。
この実施形態では、作製方法や作製条件の異なる電気的な要素と光学的な要素を別の基板に作製することで、それぞれに最適な条件で作製することが出来る利点がある。例えば、電気配線12aと光導波路11は、いずれも100nm〜1μm程の配線ルールにより形成するが、電気配線12aが数%程度の配線幅誤差があっても極端な性能変動がないのに対し、光導波路11は配線幅誤差や加工面ラフネスで大きく光伝送特性が変わる特質がある。このため、電気配線12aと光導波路11を同じ配線幅に加工する場合でも、光導波路11は電気配線12aの1/10〜1/100のラフネスで形成する必要があり、非常に精度の高い加工方法を適用する必要がある。従って、光配線基板と電気配線基板を別々に製造することが特性最適化や過剰コストの抑制に効果がある。
図9、図10の破線は基板3と基板3aの接合面を示しているが、実際には一体化しており、SiO同士の界面などは確認できない場合が多い。基板3と基板3aとは光学的に接続されることになり、光導波路11の光結合部(回折格子11a)が受光素子10に光学的に信号を引き渡す。このとき、基板3と基板3aの間で電気的な接続が必要ないため、両基板の表面に、それぞれ薄いSiO(例えば、それぞれ50nm)を設けてから貼合しても良い。これにより、SiOのみの接合となり、SiOと金属、SiOとSiなどの異種接合界面がなくなり、貼合プロセスが容易となる。
図9の構成では、基板3a側には電気的な構成要素がなく、基板3に制御光を供給するだけの機能となっているが、実際の動作は図3(a)、図5(a)となんら変わることがない。むしろ、基板3aが受光素子10、負荷抵抗12などの構成要素に対する散乱電子カバーとして機能するため、BAA8の劣化を抑制し、装置の信頼性およびメンテナンス間隔の拡大によるランニングコスト削減に効果が高い。
(第4の実施形態)
図11〜図13は、第4の実施形態を示す概略構成断面図であり、電気的な構成要素を集積した基板3と、光学的な構成要素および受光素子10を集積した基板3aを向い合わせに貼合した例である。図11は、説明のため基板3と基板3aを接合する直前の状態を示しており、図12、図13は、両者を接合した後の完成状態である。図12は、図2のA−A′に相当する概略断面図、図13は、図2のB−B′に相当する概略断面図である。
この実施形態では、第3の実施形態で起こりうる光導波路11および受光素子10の光結合ばらつきを抑制可能になる。図12の構成によれば、光導波路11の光結合部(回折格子11a)が受光素子10と一体化されており、回折格子11aと受光素子との位置ずれが実質的になく、また、基板貼合界面を介さず光結合するため、基板貼合界面の剥離やごみの挟み込みで発生する微小空隙による光散乱損失が起きない。また、前記した第3の実施形態では、反射金属11cをSiO11b内部に埋め込み形成する必要があったが、実施形態では基板3の表面に形成するだけでよく、この部分で接合界面に微小空隙が存在しても問題ない。従って、第3の実施形態のように反射金属11cがクラッド層SiO11bの形成温度に耐えられる必要がなく、反射金属11cの材料選定の制限がなくなる。
第4の実施形態では、基板3と基板3aは電気的に接続されることになり、図12では、p電極10cと図示しないn電極がそれぞれ電気配線12aに電気接続して所定の回路を構成する。この場合、電極と配線12aの接続部で位置ずれ吸収できるよう、接続面積に位置ずれ余裕を付加した面積の電気パッドを上記電極または電気配線12aに設けることで接続不良を抑制できる。
尚、基板3aが受光素子10、負荷抵抗12などの構成要素に対する散乱電子カバーとして機能するため、BAA8の劣化を抑制し、装置の信頼性およびメンテナンス間隔の拡大によるランニングコスト削減に効果が高いことは、第3の実施形態と同様である。
(第5の実施形態)
図14〜図16は、第5の実施形態を示す概略構成断面図であり、光学的要素と受光素子10を集積した基板3aにも偏向電極5a、対向電極6aを設けている。図14は、説明のため基板3と基板3aを接合する直前の状態を示しており、図15、図16は、両者を接合した後の完成状態である。図15は、図2のA−A′に相当する概略断面図、図16は、図2のB−B′に相当する概略断面図である。
この実施形態では、偏向電極5および対向電極6を延長した構成となっており、通過する電子ビームにとっては電界印加領域の長さが延長されたことと等価である。このため、この実施形態では、印加電圧が同じであれば偏向角度が大きく、偏向角度が同じであれば印加電圧を低下できる利点がある。例えば、偏向電極5と5a、対向電極6と6aが同じ長さであるとすると、第4の実施形態の偏向電極駆動電圧が+5Vとして、実施形態では偏向電極の駆動電圧が+2.5Vと半減する。このことは、BAA8の消費電力が半減化されることと等価であり、BAA8の寿命拡大などの効果が得られる。また、基板3aが受光素子10、負荷抵抗12などの構成要素に対する散乱電子カバーとして機能するため、BAA8の劣化を抑制し、装置の信頼性およびメンテナンス間隔の拡大によるランニングコスト削減に効果が高いことは、第3の実施形態、第4の実施形態と同様である。
(第6の実施形態)
上記実施形態では、BAA8およびブランカー7についての実施形態を示してきたが、以下では制御光14の供給構成を含めた実施形態を示していく。
図17〜図18(b)は、第6の実施形態を示す概略上面図であり、ここでは、例として6×6の2次元配列BAAを例として示している。
図17において、Si基板3、ブランカーおよび受信回路7s、受光素子10、光導波路11、光送信器(発光素子および送信回路)15s、電気配線21、電気端子(入力パッド)22が表され、これらは例えば図18(a)または図18(b)に示す回路を構成しているものとする。ブランカー7sと受光素子10をセットで2次元アレイ化している。複数のブランカー7sが配列されたブランカーアレイ領域に受光素子10が配置されている。受光素子10とブランカー7sとの間の距離は、隣り合うブランカー7s間の距離よりも短い。アレイ配置された複数の受光素子10は、複数のブランカー7sの間に配置された受光素子10を含む。ブランカー7sの直近まで光導波路11が形成されている。光導波路11が、複数のブランカー7sの間の領域にも形成されている。
図18(a)、図18(b)において、発光素子(発光ダイオード、半導体レーザなど)15、発光素子15の駆動回路(送信回路)16、トランスインピーダンス回路の変換抵抗17が表され、ここでは、図4(a)〜(c)と同様に光導波路11を省略し、制御光14の矢印で光入出力関係を単純化して示している。図18(b)のトランスインピーダンス回路は、変換抵抗17に代えて図4(b)のように負荷抵抗12を用いたハイインピーダンス回路でも構わない。
各ブランカー7sは、それぞれ受光素子10が接続されており、端子22にブランキング制御信号が入力されると、入力パッドに対応する光送信器15sが制御光14を発生し、光導波路11を介して受光素子10に制御光14を入力する。これにより、図4(a)〜(c)で示した第1の実施形態と同様な機構でBAAのブランキング動作が可能になる。結果として、BAA内部は光配線によりブランキング制御信号の干渉障害や電子ビームへの電磁的な擾乱重畳が抑制可能であり、外部からは電気信号入力で動作させることが可能であるため、過去に蓄積されてきた電気配線による装置ノウハウを継承しながら装置性能向上を図ることできる。
図17の実施形態は、BAA外部から各ブランカーを個々に直接制御しており、1つの入力パッド22が1本の光導波路11と1つのブランカー7に一意に対応している。このため、BAAの内蔵ブランカー数(マルチ電子ビームの本数)が増えると光導波路本数も増えてしまい、配線スペースが取れなくなることも考えられる。この場合、図4(c)と同様に、図18(b)の回路構成を適用し、メモリ回路19に高速書き込みして格納された複数ブランカー分のデータを複数のブランカーに転送して制御することもできる。
図19に示すように、1本の光導波路11で、例えば6つのブランカー7sを制御するようにすれば、光導波路本数は直接個々駆動する場合の1/6に削減できる。図19の破線囲みは、1つの光導波路11および受光素子10で制御するブランカーグループの範囲を示しており、6×6以上の2次元配列の中の一部を切り出した状態を示している。1本の光導波路11および1つの受光素子10が、対応するブランカーグループに属する複数のブランカー7sを制御する。図19と図17の対比から明らかなように、メモリ回路を用いた高速データ転送と複数ブランカー制御により、ブランキング制御信号配線の輻輳化が大幅に緩和可能となる。ブランカーの制御数は6に限定されず、例えば、2、4、6、8、9、12、16など、対称性のある配置数で行うと配線が構成し易くなる。
(第7の実施形態)
図20は、第7の実施形態を示す概略上面図であり、6×6の2次元配列BAAを例とし、1つの光導波路11で異なる波長の光を複数伝送する、所謂波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing、以下WDMと記す)光配線の例を示している。ここでは、多重化する光の波長数を光導波路1本当たり3とする例で示していくが、これに限定されるものでないことは述べるまでもない。また、図20、図21、図26において、黒塗り、白塗り、ドットパターンで表される要素はそれぞれ扱う波長が異なる。
図20において、分波器(波長選択カプラ)23(23a、23b、23c)、合波器(波長選択カプラ)24(24a、24b)が表され、ここでは光送信器15saの発光波長をλa、光送信器15sbの発光波長をλb、光送信器15scの発光波長をλcとする。これらの光は、合波器24a、24bにより1つの光導波路11に合波されるようにする。これは他の光導波路11についても同様である。
合波器24aは、λaに対する波長選択性を持ち、例えば光結合長がλaに相当する方向性光結合器、または周期がλaに相当する回折格子など、λaに感度を持つ波長選択カプラを用いればよい。合波器24aは、λa以外の波長に対しては、単純に通過させるように構成する。合波器24bは、λbに選択性を持つ波長選択カプラを用い、λbを光導波路11に結合するようにするとともに、λb以外の波長に対しては、単純に通過させるように構成する。また、λcは、単に光導波路11に光結合することで構わない。
分波器23aは、合波器24aの逆の動作をするように構成する。即ち、λaの波長以外は単純通過するよう構成しておき、λaの波長は受光素子10方向に光出力するよう構成しておく。また、分波器23bも同様であり、λbの波長のみ受光素子10方向に光出力するよう構成しておく。分波器23cは、λcの波長のみ受光素子10方向に光出力するよう構成しておくことでも、45°ミラーなどにより全ての光を受光素子10方向に出力するように構成することでも構わない。
このように構成することで、物理的な光導波路が1本であっても、実効的な光配線のチャネルは3本となり、ブランキング制御信号配線の輻輳化を大幅に緩和することが可能となる。勿論、WDMの波長多重数は任意であり、環境温度の変化による波長シフト量や隣接する波長チャネルとのクロストーク量などを鑑みて波長間隔および波長多重数を決定すればよい。また、WDM光配線の波長と発光および受光素子の配置の組み合わせも任意に設定することが出来る。
(第8の実施形態)
図21は、第8の実施形態を示す概略上面図であり、第7の実施形態における光送信器15sをBAA基板の外部に設けた例である。
図21において、光結合器25、光ファイバ26、光ファイバ合波器27が表され、光結合器25はスポットサイズの小さい光導波路11の伝播光と、比較的スポットサイズの大きい光ファイバ26の光導波モードを整合させる、所謂スポットサイズコンバータである。また、光ファイバ合波器27は、光ファイバ方向性結合器や波長フィルタなどにより複数の波長チャネルを1本の光ファイバに結合させるWDMカプラであり、その機能は第7の実施形態で示した合波器24と同様である。
このように構成することで、物理的な光導波路が1本であっても、実効的な光配線のチャネルは3本となり、ブランキング制御信号配線の輻輳化を大幅に緩和することが可能となる。また、光送信器15sを光ファイバ26で結合して、BAA基板の外部に設けることで光送信部の遠隔配置が可能となり、比較的サイズの大きな光モジュールを用いることも可能になる。これにより、ペルチェ素子を内蔵して精密に温度制御された高精度波長制御光送信器が使用できるようになり、WDMの波長間隔を狭く、即ち、波長多重数を例えば20以上と多くするなど、光導波路1本あたりの実効チャネル数を大幅に増加させることが可能になる。また、光送信器をBAA外部に設けることで、光送信器による発熱でBAAが加熱されることがなくなり、BAAの動作安定化と長寿命化が可能になる。
(第9の実施形態)
図22は、第9の実施形態を示す概略上面図であり、各ブランカーをマトリクス状の光配線により選択して動作させる実施例である。ここでは、各ブランカーが2つの受光素子10を備え、それぞれ紙面の横方向(X方向とする)に共通の光導波路、縦方向(Y方向とする)に共通の光導波路に接続されている。
図22において、光分配器28が設けられ、接続される受光素子10全てに均等に光が分配されるよう結合効率が調整されている。また、図22では光導波路11から順次受光素子10に光分配する構成となっているが、これは2分岐光導波路の縦続接続やマルチモード干渉器で光分配して、各受光素子10に光供給することでも良い。
この実施形態の光受信回路は、例えば図23に示すように受光素子10Xおよび10Yを縦続接続して受信回路7sに入力するようにする。これにより、図23の光送信器15sX、または光送信器15sYが単独動作しても受信回路7sには光電流が流れず、非選択状態、即ち、非動作状態となる。逆に、光送信器15sXおよび光送信器15sYが両方動作した場合に受信回路7sが唯一の動作状態になる。
従って、図22に示した各受信回路7sは、動作状態にあるX方向光導波路と動作状態にあるY方向光導波路の交点に位置する場合にのみ光受信することになり、X方向光導波路の選択とY方向光導波路の選択により、対応する交点のブランカーを選択的に動作させることが可能になる。これは即ち、各ブランカーのマトリクス駆動を可能にしており、X方向の順次選択とY方向の順次選択で全てのブランカーを順次走査していくことが可能になる。
しかしながら、図23の構成では、同時に動作可能なブランカーが基本的にX方向またはY方向の1行(または1列)のみであり、全てのブランカーを同時に独立動作させて2次元配置BAAの最大能力を発揮させることが出来ない。
そこで、図24の構成を用い、各ブランカーの順次走査、または行走査(もしくは列走査)により各ブランカーのメモリ回路19にデータ格納を行い、全メモリ回路にデータ格納が終わった後、全ブランカーを一斉動作させることでも構わない。このとき、図18(b)の実施形態で説明したように、1つのメモリ回路で複数のブランカーを制御することで、ブランキング制御信号配線の輻輳化を大幅に緩和することが可能になる。
尚、この実施形態の場合、図25に示す構成で、ブランカー動作を双極性とすることが可能である。図25の白三角は正電源、黒三角は負電源を表している。ここでいう双極性動作とは、正電界と負電界、即ち、逆極性の電界を切替えて動作させることを指し、BAAを通過する電子ビームを直進と偏向で動作させるのではなく、偏向と逆偏向、および直進の3状態で動作させることが可能になる。
また、図22では、BAA基板に搭載された光送信器15sを用いているが、これは図21のようにBAA基板外に設けた光送信器を用いることでも構わない。
(第10の実施形態)
図26は、第10の実施形態を示す概略上面図であり、各ブランカーをマトリクス状の光配線により選択して動作させる実施例である。ここでは、各ブランカーが2つの受光素子10を備え、1つの受光素子が紙面横方向(X方向とする)に共通の光導波路、もう1つの受光素子がWDM光配線の光導波路に接続されている。
図26において、光ファイバ分配器29が設けられ、ここでは1つの波長の光を3本の光ファイバに均等分配する構成となっている。図26のX方向の光分配については、2分岐光導波路の縦続接続やマルチモード干渉器で光分配して、各受光素子10に光供給することでも良い。また、WDM光配線に接続された受光素子は、Y方向に同じ波長選択性を持たせており、波長により紙面縦方向の列選択を行えるようになっている。
この実施形態においては、X方向光導波路の選択(行選択)と、Y方向選択の代わりとなる波長選択(列選択)により、2次元配置した各ブランカーのマトリクス駆動を可能にしている。即ち、図26の実施形態では、物理的なY方向光導波路がないにもかかわらず波長を選択することでY方向光導波路の選択と同等の機能を持たせている。これにより、X方向、Y方向の両方に光送信器を配置する必要がなくなり、BAA基板の左右2方向に信号入力を集めて構成を簡素化することが可能になる。
また、上記したY方向選択の代わりとなる波長選択は、必ずしも列選択(Y方向に同一波長)である必要はなく、波長に対する位置関係を記したルーティングテーブルに従って配列することでも良い。更に、図26では、X方向光導波路の選択(行選択)と、Y方向選択の代わりとなる波長選択の例を示したが、これは、X方向、Y方向ともに波長で位置選択することでも構わない。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…入力電子ビーム、2…ビーム整形アパーチャアレイ、3…Si基板、4…開口部、5…偏向電極、6…対向電極、7…ビーム偏向器、8…ブランキングアパーチャアレイ、9…マルチ電子ビーム、10・・・受光素子、11…光導波路、12・・・負荷抵抗、13・・・電源配線、14・・・制御光、15・・・発光素子、16・・・コントローラ、17・・・変換抵抗、18・・・オペアンプ、19・・・メモリ回路、20・・・駆動回路、21・・・配線、22・・・電極パッド、23・・・波長フィルタ器、24・・・光合波器、25・・・光結合器、26・・・光ファイバ、27・・・光ファイバ合波器、28・・・光分配器、29・・・光ファイバ分配器

Claims (15)

  1. 基板と、
    該基板に設けられた複数の荷電粒子ビーム通過開口と、
    前記荷電粒子ビーム通過開口を通過する荷電粒子ビームを偏向する複数の電極対と、
    前記電極対の一方の電極に与える電圧を制御する受光素子であって、前記荷電粒子ビーム通過開口と前記受光素子との間の距離は、隣り合う荷電粒子ビーム通過開口間の距離よりも短い、受光素子と、
    前記受光素子に光信号を与える光導波路と、
    前記受光素子に前記電極対の駆動電圧と、前記受光素子の最低動作バイアス電圧との和より高いバイアス電圧を与える電源配線と、
    を備えた荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  2. 前記受光素子に接続された負荷抵抗を更に備え、
    前記受光素子の一方の端子が前記電源配線に接続され、前記受光素子のもう一方の端子と前記負荷抵抗の一方の端子との接続配線が前記電極対の一方の電極に接続され、前記電極対のもう一方の電極と前記負荷抵抗のもう一方の端子が基準電位に接続されている請求項1記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  3. 前記基準電位が接地電位である請求項2記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  4. 前記接地電位と前記バイアス電圧の電圧差が、前記電極対の駆動電圧と、前記受光素子の最低動作バイアス電圧との和より高い請求項記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  5. 前記電極対が前記基板に積層形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  6. 前記電極対が前記基板に埋め込み形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  7. 複数の荷電粒子ビーム通過開口を有する第二の基板を更に有し、
    前記基板の荷電粒子ビーム通過開口と前記第二の基板の荷電粒子ビーム通過開口が位置合わせされて前記基板と前記第二の基板が貼合されている請求項6記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  8. 前記第二の基板に埋め込み形成された第二の電極対を有する請求項7記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  9. 1つの前記光導波路および1つの前記受光素子が、複数の前記一方の電極に与える電圧を制御する請求項1〜8のいずれか1つに記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  10. 前記光導波路に光信号を導入する発光素子または光結合器を更に備えた請求項1〜9のいずれか1つに記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  11. 前記複数の荷電粒子ビーム通過開口のうち、所定数の荷電粒子ビーム通過開口を1つのグループとし、該グループ内の受光素子をそれぞれ異なる波長の光を選択受信させることにより1本の光導波路で前記グループ内の受光素子を独立に動作させる請求項10記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  12. 基板と、
    該基板に設けられた複数の荷電粒子ビーム通過開口と、
    前記荷電粒子ビーム通過開口を通過する荷電粒子ビームを偏向する複数の電極対と、
    前記電極対の一方の電極に与える電圧を制御する受光素子であって、前記荷電粒子ビーム通過開口と前記受光素子との間の距離は、隣り合う荷電粒子ビーム通過開口間の距離よりも短い、受光素子と、
    前記受光素子に光信号を与える光導波路と、
    前記光導波路に光信号を導入する発光素子または光結合器と、
    を備え、
    前記複数の荷電粒子ビーム通過開口のうち、所定数の荷電粒子ビーム通過開口を1つのグループとし、該グループ内の受光素子をそれぞれ異なる波長の光を選択受信させることにより1本の光導波路で前記グループ内の受光素子を独立に動作させる荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  13. 基板と、
    該基板に2次元配置された複数の荷電粒子ビーム通過開口と、
    前記荷電粒子ビーム通過開口を通過する荷電粒子ビームを偏向する電極対と、
    前記電極対の一方の電極に与える電圧を制御する2つの受光素子と、
    前記2つの受光素子にそれぞれ独立に光信号を与える2つの光導波路と、
    前記2つの光導波路にそれぞれ独立に光信号を導入する2つの発光素子または2つの光結合器と、
    を備え、
    前記2次元配置された複数の荷電粒子ビーム通過開口のうち、所定数の荷電粒子ビーム通過開口を1つのグループとし、該グループ内の各荷電粒子ビーム通過開口に対応する2つの受光素子のうちの1つを第一の光導波路に光結合するとともに、該第一の光導波路に光結合した受光素子でそれぞれ異なる波長の光を選択受信させることにより、前記グループ内の前記第一の光導波路に光結合した受光素子を独立に動作させる荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  14. 前記グループ内の前記第一の光導波路に結合してない受光素子を第二の光導波路に光結合して一斉動作させる請求項13記載の荷電粒子ビーム偏向デバイス。
  15. 基板と、
    該基板に設けられた単一または複数の荷電粒子ビーム通過開口と、
    前記荷電粒子ビーム通過開口を通過する荷電粒子ビームを偏向する電極対と、
    2つの受光素子と、
    前記2つの受光素子にそれぞれ独立に光信号を与える2つの光導波路と、
    前記2つの光導波路にそれぞれ独立に光信号を導入する2つの発光素子または2つの光結合器と、
    を備え、
    前記2つの受光素子のうち、第一の受光素子のカソードが高電位、第二の受光素子のアノードが低電位、前記第一の受光素子のアノードが前記第二の受光素子のカソードおよび前記電極対の一方の電極に接続されている荷電粒子ビーム偏向デバイス。
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