JP6271464B2 - 光集積素子 - Google Patents

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本発明は、光導波路などの受動素子とレンズとを同一のチップ上に集積した光集積素子、または半導体レーザやフォトダイオードなどの能動素子とレンズとを同一のチップ上に集積した光集積素子に関するものである。
近年のブロードバンドネットワークの普及に伴い、コアネットワークや光アクセスなどでは高速、大容量化が必要とされている。それに伴い、光アクセスよりも比較的距離が短いネットワークシステム、例えばデータセンタ内などの光通信システムにおいては、光デバイスの小型化及び低コスト化が求められている。
これまでに、光源となるLD(laser diode)と変調器(例えば、EA(electro absorption)変調器)とを同一のチップ上に集積することで小型化、低コスト化を実現する技術が検討された。さらに、光送信モジュールの低コスト化及び小型化を目指して、半導体レーザの出力光を光ファイバと結合するためのレンズを、半導体レーザと同一のチップ上に集積したものなどが検討されている(非特許文献1)。
しかし、半導体レーザを作製する過程においては、加工精度の限界や作製誤差などの影響で、完成した半導体レーザはその特性にある程度のばらつきが生じる。この特性のばらつきにより、半導体レーザから出射した光ビームを同一のチップ上のレンズを通して外部に出射させたときに、レンズ出射後のビーム品質などにばらつきが生じてしまう可能性がある。その結果、レンズから出射した光を外部の光ファイバなどに入射させる際に所望のビーム形状とならなかったり、位置ずれが生じたりしてしまい、光ファイバとの光結合効率にばらつきが発生する可能性があった。
なお、以上のような問題は、半導体レーザとレンズとを同一のチップ上に集積した光集積素子に限らない。例えばフォトダイオードとレンズとを同一のチップ上に集積して、外部の光ファイバからの光をレンズを通してフォトダイオードに入射させる光集積素子、光導波路とレンズとを同一のチップ上に集積して、光導波路からの光をレンズを通して外部の光ファイバに入射させる光集積素子、あるいは光導波路とレンズとを同一のチップ上に集積して、外部の光ファイバからの光をレンズを通して光導波路に入射させる光集積素子においても、フォトダイオード、光導波路の加工精度の限界や作製誤差などの影響により同様の問題が発生する可能性があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、光ファイバなどの外部の光部品との光結合効率を向上させることができる光集積素子を提供することを目的とする。
本発明の光集積素子は、半導体基板上に形成された光導波路と、この光導波路の一方の端面に設けられ、前記光導波路からの光を前記半導体基板の一方の面方向に反射するか、もしくは前記半導体基板の一方の面からの光を反射して前記光導波路に入射させるミラーと、このミラーの上方または下方の前記半導体基板の一方の面に形成され、前記ミラーによって前記半導体基板の一方の面方向に反射した光を外部に出射するか、もしくは外部からの光を前記ミラーに入射させるレンズと、このレンズの周囲の半導体基板の一方の面に形成されたヒータ電極とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の光集積素子の1構成例は、さらに、前記光導波路のミラーを有する出力側の端面と反対の入力側の端面に光を入射させる発光素子を、前記半導体基板上に有することを特徴とするものである。
また、本発明の光集積素子の1構成例において、前記発光素子は、光変調器として機能する半導体レーザである。
また、本発明の光集積素子の1構成例において、前記発光素子は、波長可変半導体レーザである。
また、本発明の光集積素子の1構成例は、さらに、前記光導波路のミラーを有する入力側と反対の出力側で前記光導波路を伝搬する光を受光して電流に変換する受光素子を、前記半導体基板上に有することを特徴とするものである。
また、本発明の光集積素子の1構成例は、さらに、前記光導波路を伝搬する光を増幅する光増幅器を、前記半導体基板上に有することを特徴とするものである。
また、本発明の光集積素子の1構成例は、前記レンズの周囲に単一の前記ヒータ電極を有することを特徴とするものである。
また、本発明の光集積素子の1構成例は、前記レンズの周囲に複数の前記ヒータ電極を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、光導波路とミラーとレンズとを同一の半導体基板上に集積した光集積素子において、レンズの周囲の半導体基板の一方の面にヒータ電極を形成することにより、このヒータ電極でレンズの温度を変化させることでレンズの屈折率を制御することができ、レンズへ入出射する光ビームの特性や伝搬方向を制御することができるので、光ファイバなどの外部の光部品との光結合効率を向上させることができる。その結果、本発明では、光集積素子の加工精度の限界や作製誤差などの影響を削減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光集積素子の平面図及び断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光集積素子の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る光集積素子の平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る光集積素子の平面図及び断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の1例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
[第1の実施の形態]
図1(A)は本発明の第1の実施の形態に係る光集積素子の平面図、図1(B)は図1(A)の光集積素子のI−I線断面図である。本実施の形態の光集積素子は、発光素子である半導体レーザ1と、光導波路2と、ミラー3と、レンズ4とを同一のチップ上に集積したものであり、レンズ4の周囲にヒータ電極5を配置したものである。
半導体レーザ1は、下部クラッド層10(半導体基板)と、下部クラッド層10の上に形成された、光利得を有する活性導波路層(以下、活性層)11と、活性層11の上に形成された上部クラッド層12と、上部クラッド層12の上に形成された電極13とから構成される。下部クラッド層10の材料としては例えばn型InPなどの半導体材料がある。活性層11の材料としては例えばInGaAsPなどの半導体材料がある。上部クラッド層12の材料としては例えばp型InPなどの半導体材料がある。
光導波路2は、下部クラッド層10と、下部クラッド層10の上に、活性層11と接続するように形成されたコアとなる非活性導波路層(以下、非活性層)14と、非活性層14の上に形成された上部クラッド層12とから構成される。
半導体レーザ1の活性層上部の電極13から活性層11に電流を注入することで、活性層11内で光利得が生じ、レーザ発振を得ることができる。そして、半導体レーザ1から出力されたレーザ光は光導波路2を伝搬する。光導波路2の出力側(図1(A)、図1(B)右側)の端面は、ある一定の角度に加工されていて、半導体レーザ1からのレーザ光を基板上面に出力するためのミラー3として機能する。一般に、半導体材料は大気に比べ屈折率が高いため、斜めに加工された光導波路2の端面は大気中で使用されることで十分にミラー3として機能する。もしくは、斜めに加工された光導波路2の端面に金属膜を成膜し、ミラー3としてもよい。
上部クラッド層12の表面には、ミラー3によって反射されたレーザ光を集光もしくは平行光にするためのレンズ4が形成されている。このレンズ4は、例えば上部クラッド層12を加工することによって作製される。ただし、半導体レーザは作製過程における加工精度の限界や作製誤差などの影響で、全ての半導体レーザで完璧に同じ特性を実現することは不可能に等しい。そのため、図1(A)、図1(B)のように半導体レーザ1とレンズ4とを同一のチップ上に集積した光集積素子では、レンズ4からの出射光が所望のビーム特性を満たすことができない可能性がある。
そこで、本実施の形態では、レンズ4の周囲にヒータ電極5を配置し、ヒータ電極5の発熱によってレンズ4の温度を変化させることでレンズ4の屈折率を制御し、レンズ4から出射されるビームが所望の特性となるように制御することが可能となる。
ヒータ電極5の材料としては、例えば窒化チタン、タングステン、モリブデン、白金などがある。ヒータ電極5に電流を流すと、抵抗加熱で発熱する。この場合、ヒータ電極5に流す電流量を調整することで、ヒータ電極5の温度を制御することができ、レンズ4の温度を制御することができる。
以上のように、本実施の形態では、レンズ4の周囲に設置したヒータ電極5でレンズ4の温度を制御することで、半導体レーザ1の作製誤差などによるレンズ4からの出射光のばらつきを補正することができ、レンズ4からの出射光を受光する光ファイバとの光結合効率を改善することが可能となる。
なお、電極13から活性層11に注入する電流を変調すれば、レーザ光の強度を直接的に変調する直接変調レーザ(光変調器)として半導体レーザ1を機能させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は本発明の第2の実施の形態に係る光集積素子の平面図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。
第1の実施の形態では、例えばレンズ4からの出射光を外部の光ファイバ(不図示)などに入射させる場合、光導波路2の端面のミラー3やレンズ4の作製誤差の影響で、出射光が所望の方向に出射されず、光ファイバの端面における位置ずれが生じ、光結合効率を低減させる要因となってしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、図2に示すようにレンズ4の周囲に複数のヒータ電極5−1〜5−4を配置する。各ヒータ電極5−1〜5−4に流す電流量を個別に調整し、各ヒータ電極5−1〜5−4の温度を個別に制御して、レンズ4内部における屈折率分布を変化させることで、レンズ4の出射光の方向を制御することが可能となる。
例えば、レンズ4の材料としてInP系の半導体材料を用いた場合、レンズ4の温度が25℃から100℃まで変化すると、屈折率は約0.5%上昇する。レンズ4の屈折率を0.5%変化させることで、レンズ4を出射してから100μm伝搬後の地点でのビーム位置を約1μm動かすことができる。
その他の構成は第1の実施の形態で説明したとおりである。こうして、本実施の形態では、第1の実施の形態と比較して、光ファイバとの光結合効率をより適切に改善することが可能となる。
なお、第1、第2の実施の形態では、半導体レーザ1と光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積した光集積素子について説明したが、半導体レーザ1は必須の構成要素ではない。すなわち、光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、光導波路2からの光をミラー3およびレンズ4を通して外部の光ファイバに入射させる光集積素子、あるいは光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、外部の光ファイバからの光をレンズ4およびミラー3を通して光導波路2に入射させる光集積素子に本発明を適用してもよい。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図3は本発明の第3の実施の形態に係る光集積素子の平面図であり、図1、図2と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態の光集積素子は、波長可変半導体レーザである半導体レーザアレイ1aと、半導体レーザアレイ1aから出力された光を導波する光導波路アレイ2aと、半導体レーザアレイ1aから出力された光を合波する合波器6と、合波器6から出力された光を導波する光導波路7と、光導波路7の途中に設けられた光増幅器8と、ミラーと、レンズ4とを同一のチップ上に集積したものであり、レンズ4の周囲にヒータ電極5−1〜5−4を配置したものである。
本実施の形態が第1、第2の実施の形態と異なる点は、複数の半導体レーザが並列に形成された半導体レーザアレイ1aを設けている点である。半導体レーザアレイ1a中の各半導体レーザは、それぞれ独立した活性層を有する導波路構造により構成されている。各半導体レーザの構造は、第1の実施の形態で説明した半導体レーザ1の構造と同様である。ただし、各半導体レーザは、それぞれ異なる波長でレーザ発振するように設計されている。
各半導体レーザの活性層上の上部クラッド層12には、各半導体レーザの活性層ごとに電極13が形成されている。したがって、どの半導体レーザを光らせるかを任意に選択することができ、どの半導体レーザを光らせるかを選択することにより、発振波長を変えることが可能となる。
各半導体レーザから出力される光は光導波路アレイ2aによって導波される。光導波路アレイ2a中の各導波路の構造は、第1の実施の形態で説明した光導波路2の構造と同様である。
合波器6は、半導体レーザアレイ1aから出力され光導波路アレイ2aによって導波された光を合波する。
光導波路7は、合波器6から出力された光を導波する。この光導波路7の途中には、光増幅器8が設けられている。光増幅器8は、半導体レーザ1と同様に、光利得を有する活性層が下部クラッド層10と上部クラッド層12で挟み込まれた構成となっている。上部クラッド層12の上には電極15が形成されている。光増幅器8の活性層上部の電極15から活性層に電流を注入することで、合波器6から出力された光を増幅する作用を得ることができる。
光導波路7の出力側(図3右側)の端面は、第1の実施の形態と同様に、ある一定の角度に加工されていて、光導波路7からのレーザ光を基板上面に出力するためのミラーとして機能する。第1の実施の形態と同様に、斜めに加工された光導波路7の端面に金属膜を成膜し、ミラーとしてもよい。
ミラーによって反射されたレーザ光を集光もしくは平行光にするためのレンズ4については、第1の実施の形態で説明したとおりである。
本実施の形態では、半導体レーザアレイ1a中の各半導体レーザの発振波長が違うことで、レンズ4からの出射光が所望のビーム特性を満たすことができない可能性がある。例えば、レンズ4からの出射光を外部の光ファイバ(不図示)などに入射させる場合、半導体レーザの発振波長が変化することで、出射光が所望の方向に出射されず、光ファイバの端面における位置ずれが生じ、光結合効率を低減させる要因となってしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、レンズ4の周囲に複数のヒータ電極5−1〜5−4を配置する。各ヒータ電極5−1〜5−4に流す電流量を個別に調整し、各ヒータ電極5−1〜5−4の温度を個別に制御して、レンズ4内部における屈折率分布を変化させることで、レンズ4の出射光の方向を制御することが可能となる。
例えば、レンズ4の材料としてInP系の半導体材料を用いた場合、レーザの発振波長が0.1%変動すると、レンズ4からの出射光の角度は0.08度変化する。それに対し、レンズ4の温度を25℃から100℃まで変化させると、屈折率は約0.5%上昇し、レンズ4から出射するビームの角度を約0.1度変化させることができる。したがって、本実施の形態によれば、レーザの波長変化による、レンズ4からの出射角の変動を十分に抑制することができる。
以上のように、本実施の形態では、レンズ4の周囲に設置したヒータ電極5−1〜5−4でレンズ4の温度を制御することで、波長可変半導体レーザの発振波長の違いによるレンズ4からの出射光のばらつきを補正することができ、レンズ4からの出射光を受光する光ファイバとの光結合効率を改善することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図4(A)は本発明の第4の実施の形態に係る光集積素子の平面図、図4(B)は図4(A)の光集積素子のI−I線断面図であり、図1〜図3と同一の構成には同一の符号を付してある。第1〜第3の実施の形態では、半導体基板の表面にレンズ4とヒータ電極5,5−1〜5−4とを形成する例を挙げて説明したが、図4(A)、図4(B)に示すように半導体基板の裏面(本実施の形態の例では下部クラッド層10の下面)にレンズ4とヒータ電極5とを形成するようにしてもよい。
この場合には、光導波路2の端面の角度を第1の実施の形態と異なる角度にすることで、半導体レーザ1からのレーザ光を基板裏面に出力するためのミラー3として機能させることができる。第1の実施の形態と同様に、斜めに加工された光導波路2の端面に金属膜を成膜し、ミラーとしてもよい。
第1、第2の実施の形態で説明したとおり、半導体レーザ1は必須の構成要素ではなく、光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、光導波路2からの光をミラー3およびレンズ4を通して外部の光ファイバに入射させる光集積素子、あるいは光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、外部の光ファイバからの光をレンズ4およびミラー3を通して光導波路2に入射させる光集積素子に本実施の形態の構成を適用してもよい。
また、本実施の形態では、半導体基板の裏面にレンズ4とヒータ電極5とを形成する構成を第1の実施の形態に適用したが、第2、第3の実施の形態に適用してもよいことは言うまでもない。
なお、第1〜第4の実施の形態では、光導波路2,7や合波器6などの受動素子とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積した光集積素子、半導体レーザ1、半導体レーザアレイ1a、光増幅器8などの能動素子とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積した光集積素子について説明したが、これに限るものではない。
例えば受光素子であるフォトダイオードと光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、外部の光ファイバからの光をレンズ4およびミラー3を通してフォトダイオードに入射させる光集積素子に本発明を適用してもよい。この場合には、図1、図4に示した半導体レーザ1の代わりにフォトダイオードを設けるようにすればよい。導波路型のフォトダイオードは、光吸収層のコアを下部クラッド層10と上部クラッド層12で挟んだ構造で実現できる。光ファイバからの光はレンズ4で集光され、ミラー3で反射されて光導波路2に入射する。この光導波路2を伝搬する光がフォトダイオードに入射することになる。
また、半導体レーザ1などの光源と能動素子である光変調器と光導波路2とミラー3とレンズ4とを同一の半導体基板上に集積して、光源からの光を光変調器で変調してレンズ4を通して外部の光ファイバに入射させる光集積素子に本発明を適用してもよい。この場合には、図1、図4に示した光導波路2の途中に光変調器を設けるようにすればよい。導波路型の光変調器としては、例えば電気光学効果を利用した光変調器や、マッハツェンダ変調器が知られている。
また、第1〜第4の実施の形態の半導体レーザとして、活性層部分に回折格子を形成した分布帰還型(DFB)レーザを用いてもよい。
本発明は、能動素子や受動素子とレンズとを同一のチップ上に集積した光集積素子に適用することができる。
1…半導体レーザ、1a…半導体レーザアレイ、2,7…光導波路、2a…光導波路アレイ、3…ミラー、4…レンズ、5,5−1〜5−4…ヒータ電極、6…合波器、8…光増幅器、10…下部クラッド層、11…活性層、12…上部クラッド層、13,15…電極、14…非活性層。

Claims (8)

  1. 半導体基板上に形成された光導波路と、
    この光導波路の一方の端面に設けられ、前記光導波路からの光を前記半導体基板の一方の面方向に反射するか、もしくは前記半導体基板の一方の面からの光を反射して前記光導波路に入射させるミラーと、
    このミラーの上方または下方の前記半導体基板の一方の面に形成され、前記ミラーによって前記半導体基板の一方の面方向に反射した光を外部に出射するか、もしくは外部からの光を前記ミラーに入射させるレンズと、
    このレンズの周囲の半導体基板の一方の面に形成されたヒータ電極とを有することを特徴とする光集積素子。
  2. 請求項1記載の光集積素子において、
    さらに、前記光導波路のミラーを有する出力側の端面と反対の入力側の端面に光を入射させる発光素子を、前記半導体基板上に有することを特徴とする光集積素子。
  3. 請求項2記載の光集積素子において、
    前記発光素子は、光変調器として機能する半導体レーザであることを特徴とする光集積素子。
  4. 請求項2記載の光集積素子において、
    前記発光素子は、波長可変半導体レーザであることを特徴とする光集積素子。
  5. 請求項1記載の光集積素子において、
    さらに、前記光導波路のミラーを有する入力側と反対の出力側で前記光導波路を伝搬する光を受光して電流に変換する受光素子を、前記半導体基板上に有することを特徴とする光集積素子。
  6. 請求項1記載の光集積素子において、
    さらに、前記光導波路を伝搬する光を増幅する光増幅器を、前記半導体基板上に有することを特徴とする光集積素子。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光集積素子において、
    前記レンズの周囲に単一の前記ヒータ電極を有することを特徴とする光集積素子。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光集積素子において、
    前記レンズの周囲に複数の前記ヒータ電極を有することを特徴とする光集積素子。
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