JP6087570B2 - 描画装置、および物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、描画装置、および物品の製造方法に関する。
半導体集積回路における回路パターンの微細化および高集積化に伴い、複数の荷電粒子線(電子線)を用いて基板にパターンを描画する描画装置が注目されている(特許文献1参照)。近年、描画装置では、スループットの向上が要求されており、その要求にこたえるべく荷電粒子線の本数が飛躍的に増加している。
このような描画装置では、例えば、複数の荷電粒子線を個別にブランキングするための複数のブランカが配置されており、各ブランカにはそれを制御する制御信号を供給するために信号線がそれぞれ接続されている。そのため、荷電粒子線の本数を増加させると、それに応じて多数の信号線を用いることになり、多数の信号線を複数のブランカに接続することが困難となってしまいうる。そこで、非特許文献1には、各ブランカに制御信号を異なるタイミングで供給するアクティブ・マトリクス駆動方式を採用することによって、1つの信号線において伝送できるデータ量を増やし、信号線の本数を削減した描画装置が提案されている。
国際公開第2009/147202号パンフレット
M.J.Wieland et.al.,"Throughput enhancement technique for MAPPER maskless lithography",Proc.of SPIE,USA,SPIE,2010年,Vol.7637,76371Z
非特許文献1の描画装置では、各ブランカにおいて荷電粒子線が異なるタイミングで制御される。一方で、荷電粒子線を基板上で走査するための偏向器においては、複数の荷電粒子線が同時に偏向される。そのため、例えば、走査方向に対して同じ位置に照射されるべき複数の荷電粒子線は、ブランカにおいて制御されるタイミングの差に応じて、走査方向にずれた基板上の位置にそれぞれ照射されてしまいうる。
そこで、本発明は、各ブランカの制御タイミングの差に起因する描画領域のずれを補償するのに有利な描画装置を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面に係る描画装置は、複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、前記複数の荷電粒子線のうちの第1荷電粒子線、第2荷電粒子線のブランキングをそれぞれ制御する第1ブランカ、第2ブランカを含むブランカアレイと、前記複数の荷電粒子線のうち前記ブランカアレイを通過してきた荷電粒子線を偏向して前記基板上で走査方向に走査させる偏向器と、第1タイミングで前記第1ブランカに制御信号を供給し、前記第1タイミングと異なる第2タイミングで前記第2ブランカに制御信号を供給する制御部と、を含み、前記第1タイミングと前記第2タイミングとの間の時間間隔は、前記偏向器によって1つの荷電粒子線で1つの画素の寸法が前記走査方向に走査される期間より短く、前記走査方向における前記第1ブランカの位置と前記走査方向における前記第2ブランカの位置との間にずれがあり、前記ずれは、前記第1タイミングと前記第2タイミングとの間の前記時間間隔において前記偏向器によって前記荷電粒子線が走査される距離に相当する。
本発明によれば、例えば、各ブランカの制御タイミングの差に起因する描画領域のずれを補償するのに有利な描画装置を提供することができる。
第1実施形態の描画装置を示す概略図である。 第1実施形態における複数のブランカの配置を示す図である。 第1実施形態のサブアレイにおける開口の配置、および荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域を示す図である。 基板に描画するパターンを示す図である。 1つのサブアレイで分割された複数の荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域を示す図である。 複数のストライプ領域の位置関係を説明する図である。 第2実施形態における複数のブランカの配置を示す図である。 第2実施形態のサブアレイにおける開口の配置、および荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。また、各図において、基板面上で互いに直交する方向をそれぞれx方向およびy方向とし、基板面に垂直な方向をz方向とする。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態における描画装置100について、図1を参照して説明する。第1実施形態の描画装置100は、荷電粒子線を基板に照射してパターンを描画する描画部10と、描画部10の各部を制御する制御部30とで構成される。描画部10は、例えば、荷電粒子源11、コリメータレンズ12、第1アパーチャアレイ部材13、コンデンサーレンズ14、第2アパーチャアレイ部材15、ブランカアレイ16、ブランキングアパーチャ17、偏向器18および対物レンズアレイ19を含む。また、描画部10は、基板20を保持して移動可能な基板ステージ21を含む。
荷電粒子源11は、例えば、LaBやBaO/Wなどの電子放出材を含む熱電子放出型の電子源が用いられる。コリメータレンズ12は、例えば、電界により荷電粒子線を収束させる静電型のレンズが用いられ、荷電粒子源11から放射された荷電粒子線を平行ビームにし、第1アパーチャアレイ部材13に入射させる。第1アパーチャアレイ部材13は、マトリクス状に配列した複数の開口を有し、これにより、平行ビームとして入射した荷電粒子線は複数に分割される。第1アパーチャアレイ部材13によって分割された荷電粒子線は、コンデンサーレンズ14を通過し、第2アパーチャアレイ部材15を照射する。第2アパーチャアレイ部材15は、複数の開口15bが形成されたサブアレイ15aを複数含む。各サブアレイ15aは、第1アパーチャアレイ部材13によって分割された各荷電粒子線に対応するように配置され、各荷電粒子線を更に分割して複数の荷電粒子線を生成する。第1実施形態のサブアレイ15aは、例えば、16個(4×4個)の開口15bを有しており、これにより第1アパーチャアレイ部材13において分割された各荷電粒子線を16本(4×4本)に更に分割することができる。第2アパーチャアレイ部材15のサブアレイ15aによって分割された各荷電粒子線は、各荷電粒子線を個別に偏向するブランカを複数含むブランカアレイ16に入射する。ブランカは、対向する2枚の電極によって構成され、2枚の電極の間に電圧を与えることにより電界が発生し、荷電粒子線を偏向することができる。ブランカアレイ16によって偏向された各荷電粒子線は、ブランカアレイ16の後段に設置されるブランキングアパーチャ17により遮断されて基板上には到達しない。一方で、ブランカアレイ16によって偏向されない荷電粒子線は、ブランキングアパーチャ17に形成された開口を通過し、基板上に到達する。即ち、ブランカアレイ16は、基板20への荷電粒子線の照射と非照射とを切り換えている。ブランキングアパーチャ17を通過した荷電粒子線は、荷電粒子線を基板上で走査するための偏向器18に入射する。偏向器18は、複数の荷電粒子線を、ブランカアレイ16による各荷電粒子線の偏向と並行して、例えばx方向(走査方向)に一括に偏向する。これにより、対物レンズアレイ19を通過した複数の荷電粒子線を基板上において走査することができる。基板ステージ21は、例えば静電チャックなどによって基板20を保持し、xy方向に移動可能に構成される。
制御部30は、例えば、ブランキング制御回路31と、偏向制御回路32と、ステージ制御回路33と、コントローラ34とを含む。ブランキング制御回路31は、コントローラ34から供給される描画データに基づいて、ブランカアレイ16に含まれる複数のブランカを個別に制御する。偏向制御回路32は、コントローラ34から供給される偏向信号に基づいて偏向器18を制御する。ステージ制御回路33は、例えば、基板ステージ21の現在位置を計測するためのレーザ干渉計(不図示)を含み、基板ステージ21の現在位置と目標位置との偏差が小さくなるように基板ステージ21を制御する。
ここで、ブランカアレイ16における各荷電粒子線の偏向について図2を参照して説明する。図2は、1つのサブアレイ15a(例えば4×4個の開口15bを有する)によって分割された複数の荷電粒子線を個別に偏向する複数のブランカ16aの構成を示す図である。複数のブランカ16aは、例えば、走査方向と直交する方向(y方向)に互いに離隔して配置された4つのグループ22a〜22dを含む。また、各グループは、x方向にピッチBX、およびy方向にピッチBYで並んだ4つのブランカ16aをそれぞれ含む。複数のブランカ16aには、ブランカ16aに供給される信号として、ブランキング制御回路31から1本の光ファイバーを介して光信号40が供給される。供給された光信号40は、フォトダイオード41(PD)によって受光され、電気信号としてトランスファーインピーダンスアンプ42(TIA)に供給される。TIAに供給された信号は、TIAにおいて電流−電圧変換され、リミッティングアンプ43(LA)において振幅が調整される。振幅が調整された信号は、シフトレジスタ44において、ブランカ16aに電圧を与えるための信号に変換される。シフトレジスタ44において変換された信号は、図2においては4つの信号から成り、各信号は、4本のソース電極線48−1〜48−4のうち、対応するソース電極線48を介して、それに接続されたブランカ16aに供給される。また、ゲートドライバ45は、4本のゲート電極線47−1〜47−4を介して、ブランカ16aの各グループ22a〜22dに対して異なるタイミングで制御信号を供給する。各ゲート電極線47および各ソース電極線48は、それらが交わる点に配置されたFET49のゲート電極およびソース電極にそれぞれ接続されている。そして、各FET49のドレインには、ブランカ16aおよびコンデンサ50がそれぞれ1つずつ並列に接続されている。例えば、ゲート電極線47−1とソース電極線48−1とによって駆動されるFET49−1が配置されている。そして、ゲートドライバ45によって、制御信号がゲート電極線47−1を介して第1グループ22aに第1タイミングで供給された場合、第1グループ22a内の全てのFET49(FET49−1を含む)がON動作する。このとき、例えば、ソース電極線48−1に信号が供給されていると、ソース電極線48−1に接続しているFET49−1のソース−ドレイン間に電流が流れる。そして、ソース電極線48−1に加えられている電圧がブランカ16aに加わるとともに、制御信号が供給されている期間、その電圧に応じた電荷がコンデンサ50−1に蓄積(充電)される。コンデンサ50−1の充電が終了すると、ゲートドライバ45は、第1グループ22aにゲート電極線47−1を介して制御信号を供給することを終了し、第2グループ22bにゲート電極線47−2を介して第2タイミングで制御信号を供給する。このとき、ゲート電極線47−1に接続されている第1グループ22a内の全てのFET49がOFF動作し、FET49−1に接続されているブランカ16aにはソース電極線48−1の電圧が印加されなくなる。しかし、ブランカ16aは、それに並列に接続されたコンデンサ50−1に蓄積された電荷によって、第1グループ22aに次に制御信号が供給されるまでの期間は必要な電圧を維持できる。第2グループ22bへの制御信号の供給が終了したら、第3グループ22cに第3タイミングで制御信号が供給される。同様に、第3グループ22cへの制御信号の供給が終了したら、第4グループ22dに第4タイミングで制御信号が供給される。このように、第1実施形態では、第1グループ22a、第2グループ22b、第3グループ22cおよび第4グループ22dに順次、異なるタイミングで制御信号が供給される。そのため、第1実施形態のブランカアレイでは、各グループ22a〜22dにおいてブランカ16aが動作するタイミング、即ち、各グループ22a〜22dにおいて荷電粒子線を偏向(ブランキング)するタイミングが互いに異なっている。
このように構成されたブランカアレイ16を含む描画装置において、第1実施形態のサブアレイ15aにおける複数の開口15bの配置、およびサブアレイ15aで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域24について、図3を参照して説明する。図3は、第1実施形態のサブアレイ15aにおける複数の開口15bの配置を示すとともに、サブアレイ15aによって分割された荷電粒子線が偏向器18によってx方向へ走査されることで描画可能な基板上の領域24も併せて示す。第1実施形態のサブアレイ15aは、上述したブランカアレイ16における複数のグループ22a〜22dに対応するように、走査方向と直交する方向(y方向)に互いに離隔して配置された複数のグループ23a〜23dを含む。そして、サブアレイ15aの複数のグループ23a〜23dは、走査方向(x方向)に距離DXだけ互いにずらして配置されている。サブアレイ15aの各グループ23a〜23dは、x方向にピッチBx、およびy方向にピッチByで並んだ複数の開口15bを含む。サブアレイ15aにおける開口15bの大きさは、x方向がPx、およびy方向がPyであり、この開口15bを通過した荷電粒子線は基板上において、例えば100分の1になるように縮小投影される。サブアレイ15aによって分割された複数の荷電粒子線は、各荷電粒子線に対応するブランカ16aを通過し、偏向器18によってx方向(走査方向)に同時に偏向されて基板上において走査される。これと並行して、ブランカアレイ16においてy方向に並んだ複数のグループ22a〜22dには、上述したように異なるタイミングで制御信号が供給される。
ここで、第1実施形態のサブアレイ15aにおいて、各グループ23a〜23dが走査方向(x方向)に互いにずらして配置されている理由について説明する。サブアレイ15aにおける複数のグループ23a〜23dが、例えば、従来のサブアレイのように、走査方向(x方向)に対してずらさずに、即ち、x方向に対して同じ位置に配置されているとする。この場合、例えば、サブアレイ15aのグループ23aで分割された荷電粒子線、およびグループ23bで分割された荷電粒子線は、基板上において走査方向に対して同じ位置に照射されるべきである。しかしながら、グループ23aで分割された荷電粒子線は、ブランカアレイ16の第1グループ22aによって第1タイミングで制御され、グループ23bで分割された荷電粒子線は、ブランカアレイ16の第2グループ22bによって第2タイミングで制御される。そのため、サブアレイ15aにおけるグループ23aで分割された荷電粒子線と、グループ23bで分割された荷電粒子線とは、基板上において走査方向に互いにずれた位置に照射されてしまう。即ち、サブアレイ15aの各グループ23a〜23dを通過した荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域24a〜24dは、ブランカアレイ16の各グループ22a〜22dに制御信号が供給されるタイミングの差に応じて、走査方向に互いにずれてしまう。そのため、第1実施形態のサブアレイ15aにおいて、サブアレイ15aの複数のグループ23a〜23dは、当該タイミングの差に起因する走査方向(x方向)における互いの描画領域のずれを補償するような相対位置に配置されている。また、第1実施形態のブランカアレイ16における複数のグループ22a〜22dの配置は、サブアレイ15aの複数のグループ23a〜23dの配置と整合している。これにより、第1実施形態では、サブアレイ15aの各グループで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域24を、走査方向の目標位置になるように補正することができる。例えば、サブアレイ15aにおいてy方向に隣接するグループ23aとグループ23bとでは、走査方向(x方向)に距離Dxだけ互いにずらして配置されている。グループ23aによって分割された荷電粒子線は、グループ23aに対応するブランカアレイ16の第1グループ22aによって第1タイミングで制御される。同様に、グループ23bによって分割された荷電粒子線は、グループ23bに対応するブランカアレイ16の第2グループ22bによって第2タイミングで制御される。このとき、ブランカアレイ16の第1グループ22aと第2グループ22bとは制御信号が供給されるタイミングに差があるが、描画可能な基板上の領域24は走査方向(x方向)に対してほぼ同じ位置にすることができる。
ここで、距離Dxについて、走査グリッドと併せて説明する。まず、走査グリッドについて、図4を参照して説明する。図4は、基板20に描画するパターンを示す図である。走査グリッドは、図4に示すように、x方向に寸法(画素ピッチ)GX、およびy方向に寸法(画素ピッチ)GYによって規定されるグリッドのことであり、各荷電粒子線は、x方向に延びる線に沿って基板上を走査される。そして、寸法GXと寸法GYとによって規定されるグリッドを構成する各要素は、1本の荷電粒子線によって描画可能な最小ドット(画素)に対応する。例えば、パターンPを描画する場合、荷電粒子線は、偏向器18によってx方向に走査されるとともに、パターンPの部分は荷電粒子線が照射されるように、およびパターンP以外の部分は荷電粒子線が照射されないように各ブランカ16aによって偏向される。
次に、距離Dxについて説明する。荷電粒子線を基板上に照射または非照射するための制御信号は、偏向器18により荷電粒子線が走査グリッドにおけるx方向の寸法GXを走査される間に、時間間隔Tで時分割にブランカアレイ16の各グループ22a〜22dに供給される。そして、時間間隔Tは、ブランカアレイ16の各グループに制御信号を供給するタイミングの差であり、x方向の寸法GXを偏向器18により走査される時間TGX内にブランカアレイ16の各グループに制御信号を供給可能な値に設定される。例えば、図2において、ブランカアレイ16の第1グループ22aに制御信号が供給される第1タイミングと、第2グループ22bに制御信号が供給される第2タイミングとの差が時間間隔Tとなる。そして、偏向器18によって荷電粒子線を基板上で走査する速度をV(=GX/TGX)とすると、第1タイミングから第2タイミングまでに荷電粒子線は走査方向にV×Tだけ走査されてしまう。即ち、このV×Tが距離DXとなり、距離DXは式(1)によって表される。ここで、式(1)におけるM×GXは、サブアレイ15aの各グループにおいて、走査グリッドのx方向における寸法GXの倍数(整数倍)だけ走査方向に更にずらしても許容できることを意味する。第1実施形態のサブアレイ15aでは、Mは0に設定している。また、a回に時分割してブランカアレイ16の各グループに制御信号を供給する場合、時間間隔Tは時間TGX/aに設定するとよい。
DX=−V×T+M×GX (Mは整数) ・・・(1)
時間間隔Tを時間TGX/aに設定した場合、ブランカアレイ16の各グループには、各荷電粒子線が寸法GXを走査する間に、a回に時分割して制御信号が供給される。例えば、図2において、ブランカアレイ16の第1グループ22aに制御信号が供給される第1タイミングから、第2グループ22bに制御信号が供給される第2タイミングまでに、荷電粒子線は走査方向(x方向)にGX/aだけ走査されてしまう。即ち、複数のグループにおけるグループの数aで前記走査方向における寸法GXを除した値(GX/a)が距離DXとなり、距離DXは式(2)によっても表される。ここで、式(2)におけるM×GXは、式(1)と同様に、サブアレイ15aの各グループにおいて、走査グリッドのx方向における寸法GXの倍数(整数倍)だけ走査方向に更にずらしても許容できることを意味する。第1実施形態のサブアレイでは、上述したように、Mは0に設定している。
DX=(M−1/a)×GX (Mは整数) ・・・(2)
上述したように、第1実施形態のサブアレイ15aは、ブランカアレイ16の複数のグループ22a〜23dに制御信号が供給されるタイミングの差に応じて、複数のグループ23a〜23dが走査方向に距離DXだけ互いにずらして配置されている。そして、このようにサブアレイ15aの各グループを配置することによって、サブアレイ15aの各グループで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域24が走査方向の目標位置になるように補正することができる。
ここで、1つのサブアレイ15aによって分割された複数の荷電粒子線が、偏向器18による荷電粒子線の走査と基板ステージ21による基板20の移動とによって描画可能な基板上の領域について、図5を参照して説明する。図5は、1つのサブアレイ15aによって分割された複数の荷電粒子線によって描画されるストライプ領域を示す図である。図5において、黒く塗りつぶされた領域24aは、図3における開口15bを通過した荷電粒子線によって描画可能な領域を示している。開口15bを通過した荷電粒子線は、最上部の領域24aを描画した後、破線の矢印で示すように、−x方向へのフライバックおよび−y方向への基板ステージ21の移動を介して、領域24aを順次描画していく。このとき、開口15b以外の開口15bを通過した荷電粒子線も、荷電粒子線と同様に基板20を描画していく。そのため、ストライプ幅SWを有するストライプ領域SAは、図5において破線で示すように、各荷電粒子線によって描画される各領域24によって埋め尽くされる。即ち、ストライプ領域SAは、基板ステージ21の連続移動によって描画することができ、ストライプ領域SAの条件は、サブアレイ15aによって分割された荷電粒子線の本数をN×N本とすると以下の式(3)〜式(5)によって表される。
=K×L+1 (K、Lは自然数) ・・・(3)
BY=GY×K ・・・(4)
DP=(K×L+1)×GY=N×GY ・・・(5)
式(3)を満たすKとLとを設定することによって、式(4)を用いてサブアレイ15aにおけるy方向の間隔BYを、および式(5)を用いて基板ステージ21の移動量DPを決定することができる。例えば、第1実施形態の描画装置100において、N=4、K=5、L=3、GY=5nmと設定した場合、間隔BYは25nmおよび基板ステージ21の移動量DPは80nmとなる。また、第1実施形態の描画装置100では、ストライプ幅SWは、2μmに設定されている。ここで、描画装置のスループットを向上させるためには、描画に利用されない領域、即ちストライプ領域SA以外の領域を少なくする必要がある。ストライプ領域SA以外の領域を少なくするには、サブアレイ15aにおける間隔BXを、N×By>Bxを満たすように小さくするとよい。
図6は、複数のストライプ領域SAの位置関係を説明する図である。上述したように、1つのストライプ描画領域SAは、1つのサブアレイ15aによって分割された複数の荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域である。そして、1つのサブアレイ15aによって分割された複数の荷電粒子線は、対物レンズアレイ19における1つの対物レンズOLを通過する。対物レンズアレイ19は、例えば、図6に示すように、x方向に144μmのピッチで配列した複数の対物レンズOLが、x方向にストライプ幅SWである2μmだけ互いにずらしながらy方向に並んでいる。このように対物レンズアレイ19を構成することによって、複数のストライプ領域SAを隙間なく配置することができる。対物レンズアレイ19は、図7では4×9個の対物レンズOLによって構成されているが、実際には、例えば、72×180個といった多くの対物レンズOLによって構成されうる。このように対物レンズアレイを構成することによって、基板ステージ21をy方向に沿って連続的に移動させることにより、基板上の領域EAを描画することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の描画装置について説明する。第2実施形態の描画装置は、第1実施形態の描画装置100と比較して、ブランカアレイ16における複数のブランカ16aの構成が異なる。図7は、第2実施形態の描画装置において、1つのサブアレイ15a(例えば4×4個の開口15bを有する)によって分割された荷電粒子線をそれぞれ偏向する複数のブランカ16aの構成を示す図である。複数のブランカ16aは、例えば、走査方向(x方向)に間隔BXだけ互いに離隔して配置された4つのグループ25a〜25dを含み、各グループは、y方向に4×BYの間隔で並んだ4つのブランカ16aを含む。また、第1実施形態における複数のブランカ16aの構成とは、ゲートドライバ45とデータドライバ46とが入れ替わっている。そして、第2実施形態の描画装置では、走査方向(x方向)に配列した複数のグループ25a〜25dに異なるタイミングで制御信号が供給される。
第2実施形態のサブアレイ15aにおける複数の開口15bの配置、およびサブアレイ15aで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域について、図8を参照して説明する。図8は、第2実施形態のサブアレイ15aにおける複数の開口15bの配置を示すとともに、サブアレイ15aによって分割された荷電粒子線が偏向器18によってx方向へ走査されることで描画可能な基板上の領域27も併せて示す。第2実施形態のサブアレイ15aは、ブランカアレイ16における複数のグループ25a〜25dに対応するように、複数のグループ26a〜26dを含む。また、各グループは、y方向に4×BYの間隔で並んだ複数の開口15bを含む。そして、第2実施形態のサブアレイ15aでは、複数のグループ26a〜26dがBX+DXの間隔で配置されている。第2実施形態における距離DXは、上述した式(1)または式(2)によって算出され、Mは正の整数(自然数)に設定されている。そのため、第2実施形態における距離DXは正の値になり、サブアレイ15aの各グループは、従来のサブアレイにおけるx方向の間隔BXよりDXだけ広い間隔で配置される。このようにサブアレイの各グループを配置することによって、各グループで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域27が、走査方向にずれることを補正することができる。例えば、サブアレイ15aにおいてx方向に隣接するグループ26aとグループ26bとでは、走査方向(x方向)にBX+DXの間隔で配置されている。そして、グループ26aで分割された荷電粒子線はそれに対応するブランカアレイ16の第1グループ25aによって制御され、グループ26bで分割された荷電粒子線はそれに対応するブランカアレイ16の第2グループ25bによって制御される。このとき、ブランカアレイ16の第1グループ25aと第2グループ25bとは制御信号が供給されるタイミングに差があるが、描画可能な基板上の領域を走査方向の目標位置にすることができる。
上述したように、第2実施形態のサブアレイ15aでは、x方向(走査方向)に沿って並んだ複数のグループ26a〜26dが走査方向にBX+DXの間隔で配置されている。そして、このようにサブアレイ15aにおける複数のグループ26a〜26dを配置することによって、各グループで分割された荷電粒子線によって描画可能な基板上の領域が走査方向の目標位置になるように補正することができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態における物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の描画装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板に描画を行う工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (17)

  1. 複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、
    前記複数の荷電粒子線のうちの第1荷電粒子線、第2荷電粒子線のブランキングをそれぞれ制御する第1ブランカ、第2ブランカを含むブランカアレイと、
    前記複数の荷電粒子線のうち前記ブランカアレイを通過してきた荷電粒子線を偏向して前記基板上で走査方向に走査させる偏向器と、
    第1タイミングで前記第1ブランカに制御信号を供給し、前記第1タイミングと異なる第2タイミングで前記第2ブランカに制御信号を供給する制御部と、を含み、
    前記第1タイミングと前記第2タイミングとの間の時間間隔は、前記偏向器によって1つの荷電粒子線で1つの画素の寸法が前記走査方向に走査される期間より短く
    前記走査方向における前記第1ブランカの位置と前記走査方向における前記第2ブランカの位置との間にずれがあり、前記ずれは、前記第1タイミングと前記第2タイミングとの間の前記時間間隔において前記偏向器によって前記荷電粒子線が走査される距離に相当する、ことを特徴とする描画装置。
  2. 前記複数の荷電粒子線を生成するための複数の開口が形成されたアパーチャアレイ部材を更に含み、
    前記アパーチャアレイ部材における前記複数の開口の配置は、前記第1ブランカおよび前記第2ブランカの配置と整合している、ことを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカは、前記偏向器によって各荷電粒子線が走査される速度と前記時間間隔とに基づいた値だけ互いにずれて配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の描画装置。
  4. 前記ブランカアレイは、前記第1ブランカを有する第1グループおよび前記第2ブランカを有する第2グループを含む複数のグループを含み、少なくとも1つのブランカをそれぞれ含む複数のグループを含み、
    前記第1グループおよび前記第2グループは、前記複数のグループにおけるグループの数で前記走査方向における画素ピッチを除した値の倍数だけ互いにずれて配置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の描画装置。
  5. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカは、前記走査方向とは直交する方向に互いに離れて配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の描画装置。
  6. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカは、前記走査方向に互いに離れて配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の描画装置。
  7. 各ブランカと並列に接続されたコンデンサを含み、
    前記コンデンサは、前記制御信号が供給されている期間に、該制御信号に応じて電荷を蓄積することにより、前記制御信号が供給されていない期間に、対応するブランカに印加される電圧を維持する、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の描画装置。
  8. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカは、前記第1タイミングに前記第1荷電粒子線が前記基板に入射する前記走査方向における位置と前記第2タイミングに前記第2荷電粒子線が前記基板に入射する前記走査方向における位置とが同じになるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の描画装置。
  9. 前記ブランカアレイは、前記複数の荷電粒子線のうちの第3荷電粒子線のブランキングを制御する第3ブランカを含み、
    前記制御部は、前記第1タイミングの後の前記第2タイミングで前記第2ブランカに前記制御信号を供給し、前記第1タイミングおよび前記第2タイミングの後の第3タイミングで前記第3ブランカに制御信号を供給し、
    前記走査方向において、前記第1ブランカと前記第3ブランカとの距離は、前記第1ブランカと前記第2ブランカとの距離より大きい、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の描画装置。
  10. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカは、前記第1タイミングに前記第1荷電粒子線が前記基板に入射する前記走査方向における位置と前記第2タイミングに前記第2荷電粒子線が前記基板に入射する前記走査方向における位置とが異なるように配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の描画装置。
  11. 前記第1ブランカに前記制御信号を供給する第1期間と前記第2ブランカに前記制御信号を供給する第2期間とが重複しておらず、
    前記第1期間と前記第2期間との和が、前記偏向器によって1つの荷電粒子線で1つの画素が前記走査方向に走査される期間より短かい、
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の描画装置。
  12. 前記第1ブランカに並列に接続された第1コンデンサおよび前記第2ブランカに並列に接続された第2コンデンサを更に含み、
    前記第1期間は、前記第1コンデンサに電圧が供給される期間であり、前記第2期間は、前記第2コンデンサに電圧が供給される期間である、
    ことを特徴とする請求項11に記載の描画装置。
  13. 前記第1コンデンサおよび前記第2コンデンサに供給される電圧は、共通の信号線を介して供給される、
    ことを特徴とする請求項12に記載の描画装置。
  14. 前記第1ブランカおよび前記第2ブランカに信号を供給する共通の信号線を更に含み、
    前記制御信号は、前記信号線を介して前記第1ブランカに信号が供給される前記第1タイミングを規定するように前記第1ブランカに供給される第1制御信号と、前記信号線を介して前記第2ブランカに信号が供給される前記第2タイミングを規定するように前記第2ブランカに供給される第2制御信号を含み、
    前記第1ブランカに供給すべき信号が前記信号線に供給されている状態で前記第1制御信号が前記第1ブランカに供給され、
    前記第2ブランカに供給すべき信号が前記信号線に供給されている状態で前記第2制御信号が前記第2ブランカに供給される、
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の描画装置。
  15. 複数の荷電粒子線で基板に描画を行う描画装置であって、
    前記複数の荷電粒子線のうちの第1荷電粒子線、第2荷電粒子線のブランキングをそれぞれ制御する第1ブランカ、第2ブランカを含むブランカアレイと、
    前記複数の荷電粒子線のうち前記ブランカアレイを通過してきた荷電粒子線を偏向して前記基板上で走査方向に走査させる偏向器と、を含み、
    前記ブランカアレイは、前記第1ブランカおよび前記第2ブランカに供給すべき信号を伝達する共通の信号線と、前記共通の信号線に伝達された前記第1ブランカのための信号を第1タイミングで前記第1ブランカに供給させる第1制御信号線と、前記共通の信号線に伝達された前記第2ブランカのための信号を第2タイミングで前記第2ブランカに供給させる第2制御信号線と、を更に含み、
    前記走査方向における前記第1ブランカの位置と前記走査方向における前記第2ブランカの位置との間にずれがあり、前記ずれは、前記第1タイミングと前記第2タイミングとの間の時間間隔において前記偏向器によって前記荷電粒子線が走査される距離に相当する、ことを特徴とする描画装置。
  16. 前記ブランカアレイは、前記第1ブランカを含む複数の第1ブランカを有する第1グループおよび前記第2ブランカを含む複数の第2ブランカを有する第2グループと含み、
    前記ブランカアレイは、前記共通の信号線を含む複数の共通の信号線を含み、
    前記複数の第1ブランカおよび前記複数の第2ブランカを制御するために提供される信号に基づいて、前記複数の共通の信号線にそれぞれ供給すべき複数の信号が生成される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の描画装置。
  17. 請求項1乃至16のうちいずれか1項に記載の描画装置を用いて基板に描画を行う工程と、
    前記工程で描画を行われた前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とする物品の製造方法。
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