JP6846247B2 - 泡生成装置 - Google Patents
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Description
カップ内に入れた飲料を撹拌して泡を生成する泡生成装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に取り付けられ当該装置本体の下方に向けて延びる回転軸に設けられた撹拌羽根と、
前記装置本体に設けられ前記回転軸を回転駆動させる駆動装置と、
前記装置本体に取り付けられ前記回転軸と平行に延び前記撹拌羽根の少なくとも前側の一面を被覆して撹拌室を区画し撹拌によって生成された泡を外部に排出可能な隔壁と、
前記装置本体と前記隔壁との間に設けられ前記隔壁の前側で成長した泡塊を前記撹拌室に導く通路と、
前記装置本体を前記カップに固定する固定手段と、
を備え、
前記隔壁は全体としてエプロン状に形成され、前記固定手段により前記装置本体を前記カップに固定した状態で、前記カップの壁面との間で前記撹拌室を形成することを特徴とする。
この泡生成装置1は、装置本体1aを備えている。装置本体1aの上には摘み9a付きのハンドル9が付設され、装置本体1aの下には2本の回転軸2が所定間隔で設けられている。各回転軸2には撹拌羽根4が取り付けられている。また、撹拌羽根4の前側には隔壁5aが配設されている。
そして、この泡生成装置1では、コーヒー等の撹拌によって泡を生じる飲料が氷とともに半分程度入ったカップ10に撹拌羽根4及び隔壁5aを浸漬させるとともに装置本体1aをカップ10(図4参照)に固定し、摘み9aを持ってハンドル9を所定方向に回転させることによって、飲料泡が生成される。
以下、この泡生成装置1の詳細を説明する。
また、一方の回転軸2に取り付けられた撹拌羽根4と、他方の回転軸2に取り付けられた撹拌羽根4とは、図2(A)に示すように、回転方向が反対で、回転軸2,2の間の泡を効果的に隔壁5aにぶつけることができるように構成されている。
隔壁5a及び泡塊通路壁5bからなる壁には、壁の全高の下から2/3の部分に、横長の長楕円形の孔6aが7段に亘って形成されている。隔壁5a及び泡塊通路壁5bからなる壁の全高の下から2/3の部分は隔壁5aを構成している。平坦部50と各湾曲部51には、隔壁550及び泡塊通路壁51からなる壁の全高の残りの1/3の部分に、縦長の長方形の孔6bが形成されている。この孔6bは泡塊の通路を構成する。この壁の全高の残りの1/3の部分が泡塊通路壁5bを構成している。そして、孔6bの幅は上記孔6aと同じ幅で、孔6bの高さは孔56aの高さの5〜6倍程度となっている。また、孔6bは撹拌羽根4よりも上に設けられている。
なお、孔6a、6bのうち少なくとも孔6aは、使用する氷を阻止できる大きさとなっていることが好ましい。ここで、「使用する氷」とは、生成中に氷は大きさを減ずるので、最初に入れた氷ではなく、生成中に使用する氷を意味している。一方、孔6bは、カップ10に最初に注ぐ飲料が孔6bまで達するのであれば、氷が取り込まれる可能性があるので、それを回避するために氷を取り込まない程度の大きさにしておくことが好ましいが、カップ10に最初に注ぐ飲料が孔6bまで達しないのであれば、氷が取り込まれる可能性はきわめて低いので、泡塊の取込みだけを考慮し、使用する氷よりも大きくしておいてもよい。また、ここでは泡塊通路壁5bに孔6bを形成したが、泡塊の通路を構成することができるならば、泡塊通路壁5bを設ける必要はない。例えば、隔壁5aが棒状の複数の支持部材を介して装置本体1aに取り付けられる構造であれば、例えば、支持部材間の空間を泡塊通路とすることもできる。
また、当て板52は三角形となっており、隔壁5aの両縁に形成されている。当て板52は上縁が水平で、後縁が前方斜め下に向けて傾斜している。この当て板52は、図2(A)に示すように、隔壁5aとカップ10の内面の傾斜壁10aとの隙間を塞ぐ働きをする。
また、歯車列7は、第1の出力歯車7b及び第2の出力歯車7cを備え、各出力歯車には上記回転軸2が固定されている。
さらに、各回転軸2には上記攪拌羽根4が取り付けられている。
コーヒー等の撹拌によって泡を生じる飲料を、特に限定はされないが氷と一緒に、カップ10に半分程度入れる。次に、カップ10に撹拌羽根4及び隔壁5aを浸漬させるようにして、ブラケット12により装置本体1aをカップ10に固定する。そして、摘み9aを持ってハンドル9を所定方向に回転させる。
このハンドル9の回転動力によって歯車列7及び回転軸2を介して撹拌羽根4が回転し、飲料がかき混ぜられる。このとき、隔壁5aは氷が撹拌室に入るのを阻止する。
すると、最初に飲料内に細かい泡が生成され、隔壁5aの孔6a等から隔壁5a外へ吐出される。この泡は浮力によって飲料の液層上に浮き上がる。そして、液層上まで浮き上がった泡は膨張するとともに他の泡と結合して泡塊が生成され、この泡塊は隔壁5aや泡塊通路壁5bに付着しながら孔6bまで盛り上がる。そして、この泡塊は孔6bから隔壁5a内に取り込まれ、隔壁5a内を降下し攪拌羽根4によってさらに攪拌され微細化される。
このようにして微細(クリーミー)な泡が生成される。
1a 装置本体
2 回転軸
4 攪拌羽根
5a 隔壁
5b 泡塊通路壁
7 歯車列
9 ハンドル
10 カップ
13a モータ
Claims (5)
- カップ内に入れた飲料を撹拌して泡を生成する泡生成装置であって、
装置本体と、
前記装置本体に取り付けられ当該装置本体の下方に向けて延びる回転軸に設けられた撹拌羽根と、
前記装置本体に設けられ前記回転軸を回転駆動させる駆動装置と、
前記装置本体に取り付けられ前記回転軸と平行に延び前記撹拌羽根の少なくとも前側の一面を被覆して撹拌室を区画し撹拌によって生成された泡を外部に排出可能な隔壁と、
前記装置本体と前記隔壁との間に設けられ前記隔壁の前側で成長した泡塊を前記撹拌室に導く通路と、
前記装置本体を前記カップに固定する固定手段と、
を備え、
前記隔壁は全体としてエプロン状に形成され、前記固定手段により前記装置本体を前記カップに固定した状態で、前記カップの壁面との間で前記撹拌室を形成することを特徴とする泡生成装置。 - 前記撹拌羽根が設けられた前記回転軸を平行に2本備えたことを特徴とする請求項1に記載の泡生成装置。
- 前記2本の回転軸は、前記撹拌羽根で生成された泡を前記撹拌羽根によって当該2本の回転軸の間から前記隔壁に向けて排出するような方向に回転することを特徴とする請求項2に記載の泡生成装置。
- 前記駆動装置は、手動で回転操作されるハンドルと、前記ハンドルの回転動力を前記回転軸に伝達する歯車列とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の泡生成装置。
- 前記駆動装置は、電動のモータと、前記モータの回転動力を前記回転軸に伝達する歯車列とから構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の泡生成装置。
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JP2017054696A JP6846247B2 (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | 泡生成装置 |
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Family Applications (1)
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- 2017-03-21 JP JP2017054696A patent/JP6846247B2/ja active Active
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