JP3192576U - 食品撹拌装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流動可能な食品を撹拌した後に、容易且つ正確に盛り付けたり注いだりすることができる食品撹拌装置を提供する。【解決手段】食品撹拌装置1は、一端部に注出口6を有し、流動可能な食品を収容する容器2と、容器2の内部で食品を撹拌する撹拌部11と、撹拌部11が容器2内に配された状態で、容器2に収容された食品を一端部側に押圧するピストン部12と、を備える。【選択図】図1

Description

この考案は、ミルクやドレッシング等の食品を撹拌可能な食品撹拌装置に関するものである。
ミルク、生クリーム、ドレッシング等の食品にあっては、食する前に泡立てたり分離状態を解消したりするために撹拌する場合がある。
特許文献1には、卓上でミルクを泡立てる食品泡立て装置として、モータを用いて軸部の先端に取り付けられた環状のコイルばねを回転させることで、容器内のミルクを撹拌する技術が記載されている。この特許文献1の食品泡立て装置は、容器の蓋に孔を形成して、この孔に、モータを収容するケースを直立保持させるようになっている。
実用新案登録第3084986号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の食品泡立て装置は、泡立てた食品を取り出す際に、容器から蓋を外して、モータと軸部とコイルばねとを備える泡立て器を、卓上等に一時的に置く必要がある。そのため、卓上等に食品が付着して汚してしまうことが懸念される。また、卓上にスペースが無い場合には、泡立て器の置き場の確保が困難になる場合がある。
さらに、上述した特許文献1に記載の食品泡立て装置は、泡立てた食品を容器からカップ等の食器内に盛り付けたり注いだりすることになる。この食品を盛り付けたり注いだりする方法としては、例えば、容器を傾けて開口部から直接食器内に移す方法や、他の器具を用いて食品の一部をすくい取り移動させる方法がある。しかし、容器を傾けて食品を盛り付けたり注いだりする場合、ユーザが意図した位置に正確に食品を移動させるには熟練を要するという課題がある。また、他の器具を用いて泡立てた食品を盛り付ける場合には、工数が増加して作業が煩雑になるという課題がある。
この考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、流動可能な食品を撹拌した後に、容易且つ正確に盛り付けたり注いだりすることが可能な食品撹拌装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、この考案は以下の構成を備える。
この考案に係る食品撹拌装置は、一端部に注出口を有し、流動可能な食品を収容する容器と、前記容器の内部で前記食品を撹拌する撹拌部と、前記撹拌部が前記容器内に配された状態で、前記容器に収容された前記食品を前記一端部側に押圧するピストン部と、を備える。
このように構成することで、容器内に収容した食品を撹拌した後、ピストン部によって食品を押圧するだけで、ユーザの意図する量の食品を注出口から食器等に盛り付けたり注いだりすることができる。その結果、流動可能な食品を撹拌した後に、容易且つ正確に盛り付けたり注いだりすることができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記ピストン部により前記食品を押圧する際に、前記ピストン部と前記撹拌部との干渉を避ける回避部を備えていてもよい。
このように構成することで、ピストン部により食品を押圧する際に、ピストン部が撹拌部と干渉しないため、ピストン部のストローク量を十分に確保することができる。その結果、容器内の食品を無駄なく注出することができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置における撹拌部が、前記撹拌部は、回転動力が入力されて回転する軸部と、前記軸部と共に回転して前記食品を撹拌する撹拌本体部と、を備え、前記回避部が、前記ピストン部に形成され前記軸部を貫通可能な貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成されて、前記貫通孔と共に前記撹拌本体部を貫通させる撹拌本体貫通部と、を備えていてもよい。
このように構成することで、撹拌部の軸部と撹拌本体部とをピストン部に貫通させることができるため、円滑且つ十分にピストン部をスライドさせることができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置における前記撹拌本体部が、その回転中心から径方向外側に延びる板部を備え、前記撹拌本体貫通部は、前記板部が通過可能なスリット状に形成され、前記回避部が、前記ピストン部が前記食品を押圧する際に、前記撹拌本体貫通部へ前記板部を案内する案内部を有していてもよい。
このように構成することで、板部の形状に応じて撹拌本体貫通部の大きさを最小限にすることができる。その結果、ピストン部によって効率よく食品を押圧することができる。また、案内部により板部を撹拌本体貫通部に案内することができるため、例えば、撹拌終了時の板部の回転位置に関わらず、板部を円滑に撹拌本体貫通部まで導くことができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置における前記容器の内周面の断面輪郭が円形とされ、前記ピストン部が、C字状のピストンリングと、前記ピストンリングが装着されるピストン本体と、を備え、前記ピストンリングが、周方向の両端部が、前記ピストンリングの厚さ方向で重なった状態で前記ピストン本体に装着されるようにしてもよい。
このように構成することで、容器の内周面に、容器を成型するための抜き勾配が設定されていたとしても、断面輪郭が円形の容器の抜き勾配による内径の変化に応じてC字状のピストンリングの外径を変化させることができる。そのため、簡単な構成でピストン本体と容器との間のシール性を十分に確保することができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記ピストン部をスライド駆動するスライド機構を備え、前記スライド機構は、ユーザにより操作される操作部と、前記操作部への操作力を、前記ピストン部を前記一端部側へスライドさせる方向の力に変換する変換部とを備えていてもよい。
このように構成することで、操作部を操作するだけで、ピストン部を一端部側へスライドさせることができるため、容易にピストン部のスライド操作を行うことができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記容器の他端部側に配されて、少なくとも前記スライド機構の一部を収容するケーシングを備え、前記ケーシングが、前記ピストン部のスライド方向と交差する方向に突出するハンドル部を備え、前記操作部が、前記ハンドル部に設けられていてもよい。
このように構成することで、ユーザがハンドル部を持って、容器の一端部に配される注出口から食品を盛り付けたり注いだりすることができる。その結果、より容易且つ正確に食品を盛り付けたり注いだりすることができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記撹拌部を駆動するための回転動力を発生する電動機を備えていてもよい。
このように構成することで、電動機による回転動力を撹拌部に伝達して食品を撹拌することができるため、食品を撹拌して注出するまでの時間を短縮することができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記ケーシングが、前記電動機を収容する電動機収容部と、前記スライド機構を収容するケース本体部とを備え、前記変換部が、前記ピストン部からスライド方向に延びるラックギヤを備え、前記電動機収容部が、前記ケース本体部から前記スライド方向に突出し、前記ケース本体部が、前記ピストン部からスライド方向に延びるラックギヤを挿通する挿通孔を備えていてもよい。
このように構成することで、挿通孔を介してケース本体部から出没するラックギヤに沿って電動機収容部が配されるため、例えば、ラックギヤに対してピストン部を押圧する方向への物体の衝突が発生しそうな場合に、電動機収容部に先当たりして、ラックギヤへの物体の衝突を低減できる。その結果、意図しない食品の注出を抑制することができる。
さらに、この考案に係る食品撹拌装置は、上記食品撹拌装置において、前記注出口は、前記容器の中心よりも、前記ハンドル側に配されていてもよい。
このように構成することで、ユーザから注出口の位置を把握し易いため、より容易且つ正確に食品を盛り付けたり注いだりすることができる。また、容器内の食品を泡立てて注出する際に、注出口を容器の最下部近傍に配することができるため、液状に残った食品を注出口近傍に自重により集めて排出させることができる。その結果、泡状になった食品のみを容易に注出させることができる。
この考案に係る食品撹拌装置によれば、流動可能な食品を撹拌した後に、容易且つ正確に盛り付けたり注いだりすることができる。
この考案の実施形態における食品撹拌装置の斜視図である。 この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図である。 この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図であって、ピストン部を中間位置までスライドさせた状態を示している。 この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図であって、ピストン部を容器の底部位置までスライドさせた状態を示している。 上記ピストン部が容器の上縁部近傍に配置された状態を示す斜視図である。 上記ピストン部が容器の底部近傍に配置された状態を示す斜視図である。 この考案の実施形態におけるピストン本体の貫通孔周辺を示す斜視図である。 この考案の実施形態における回避部および撹拌部の断面斜視図であって、撹拌部の突条が傾斜面に突き当たった状態を示している。 上記撹拌部の突条が傾斜面に案内されて変位する状態を示す図8に相当する斜視図である。 撹拌部が貫通孔部と撹拌本体貫通部を介してピストン本体を貫通した状態を示す図8に相当する斜視図である。 この考案の実施形態における泡状のミルクを盛り付ける工程を示す斜視図である。 この考案の実施形態におけるラテアートの仕上げ工程を示す斜視図である。 この考案の実施形態の第一変形例における撹拌部を示す正面図である。 この考案の実施形態の第二変形例における撹拌部を示す正面図である。
次に、この考案の一実施形態における食品撹拌装置を図面に基づき説明する。
図1は、この考案の実施形態における食品撹拌装置の斜視図である。図2は、この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図である。
図1、図2に示すように、この実施形態の食品撹拌装置1は、容器2と、撹拌装置本体3と、スタンド4と、を備えている。
容器2は、ミルク等の撹拌対象となる食品を収容する。この容器2は、例えば、透明樹脂によって有底円筒状に形成されている。この容器2の内周面は、成型の都合上、底部5側から撹拌装置本体3側に向かって徐々に拡径する抜き勾配が設けられている。
容器2は、その軸線O1方向の一端部である底部5に、注出口6と、撹拌部支持部7(図2参照)を備えている。
注出口6は、レバー部8aにより手動で開閉可能な開閉弁8を備えている。この開閉弁8を開成することで、容器2の内部と、容器2の外部とが連通される。撹拌部支持部7は、後述する撹拌部11の先端部11aを回転自在に支持する。ここで、この実施形態における撹拌部支持部7は、突起状に形成されている。この撹拌部支持部7は、撹拌部11の先端部11aに形成された凹部11b内に相対回転可能に没入される。これにより、撹拌部支持部7は、その軸線O3を基準とした径方向外側に向かって撹拌部11の先端部11aが変位することを規制しつつ、撹拌部11の先端部11aを回転自在に支持している。
撹拌装置本体3は、ケーシング9と、駆動部10と、撹拌部11と、ピストン部12と、スライド機構15と、をそれぞれ備えている。
ケーシング9は、ケース本体部16と、電動機収容部17と、ハンドル部18と、を主に備えている。
ケース本体部16は、容器2に対して着脱可能に取り付けられる。このケース本体部16は、容器2に取り付けられた状態で、容器2の他端部に形成された開口部19を閉塞する。ケース本体部16は、容器2の上縁部2aを外側から覆う有底円筒状に形成される着脱部20を備えている。この着脱部20は、例えば、ネジ作用により容器2の上縁部2aに嵌め合わされることで、ケース本体部16が容器2に取り付けられる。ケース本体部16には、変換部14の後述するピニオンギヤ55が収容される。
電動機収容部17は、駆動部10を収容する。この駆動部10はモータ(電動機)21と電池ケース22とを備えている。
モータ21は、電池ケース22に収容される乾電池23より電力が供給可能とされている。このモータ21のロータ軸24は、容器2の中心軸O1と略平行に延びている。このモータ21は、乾電池23より供給される電力により撹拌部11を駆動する回転動力を発生する。
電池ケース22は、乾電池23を複数本収容する。電池ケース22は、モータ21を挟んで容器2とは反対側に配置されている。電動機収容部17は、電池ケース22に対して乾電池23を着脱する際に開閉するケース蓋25を備えている。電池ケース22は、乾電池23の軸線O2がモータ21と電池ケース22との配列される方向を向く姿勢で、乾電池23を収容する。
ハンドル部18は、ユーザが食品を注出口6から注出する際に把持する部分である。ハンドル部18は、上述した電動機収容部17がケース本体部16から突出する方向とは直交する方向に延びている。このハンドル部18は、容器2の底部5側を向く面に、後述する操作部13を挿通させるための挿通孔47が形成されている。
撹拌部11は、容器2内部で回転することで、容器2の内部に収容された食品(図示せず)を撹拌する。この実施形態における食品は、ミルクである。撹拌部11は、軸部26と、撹拌本体部27と、を備えている。軸部26は、その一端部26a(図2参照)が上述したモータ21のロータ軸24に対してジョイント部材28を介して接続される。軸部26の他端部26bは、撹拌本体部27に固定されている。
撹拌本体部27は、基部29と板部30とを備えている。基部29は、円柱状に形成されている。この基部29は、その軸線O3が、軸部26の軸線O4の延長上に配されるように軸部26に対して直列に配されている。つまり、軸部26を介してモータ21の回転動力が撹拌本体部27の基部29に伝達される。基部29の底部5側の端部、すなわち撹拌部11の先端部11aには、上述した凹部11bが形成されている。
板部30は、基部29の外周面から軸線O3を中心とした径方向の外側に向かって延びている。この実施形態における撹拌本体部27は、基部29に対して2つの板部30が一体に形成されている。より具体的には、2つの板部30は、軸線O3を中心にして対称位置にそれぞれ配されている。この実施形態における2つの板部30は、それぞれ軸線O1に沿って形成されている。これら板部30は、それぞれ複数の貫通孔31を備えている。これら貫通孔31は、軸線O3方向に並んで配されている。この実施形態における貫通孔31は、それぞれ円形に形成されている。板部30は、貫通孔31の外側に、貫通孔31の円形に沿う円弧を複数並べて形成した波状の外縁部32を更に備えている。これら板部30の貫通孔31、および、外縁部32が形成されることによって、食品の撹拌効率を向上することができる。
撹拌本体部27は、板部30よりもモータ21側に突条33を備えている。これら突条33は、その径方向への突出寸法が、板部30の径方向への突出寸法よりも十分に小さく形成されている。
図3は、この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図であって、ピストン部を中間位置までスライドさせた状態を示している。図4は、この考案の実施形態における食品撹拌装置の断面図であって、ピストン部を容器の底部位置までスライドさせた状態を示している。図5は、上記ピストン部が容器の上縁部近傍に配置された状態を示す斜視図である。図6は、上記ピストン部が容器の底部近傍に配置された状態を示す斜視図である。
ピストン部12は、容器2内に収容された食品を注出口6側、すなわち容器2の軸線O3に沿って底部5側に押圧する。
図2から図6に示すように、ピストン部12は、ピストン本体35と、ピストンリング36と、を備えている。
ピストン本体35は、容器2の内部空間を、容器2の軸線O1方向で仕切る円盤状に形成されている。このピストン本体35は、容器2の内周面2bにおける最小径部よりも、僅かに小さい直径を有している。このピストン本体35には、その径方向外側を向く外周縁に、外側に向かって開口する溝37が形成されている。
ピストンリング36は、ピストン本体35と容器2との間の環状の隙間に配される。このピストンリング36によって、ピストン部12の軸線方向のスライドが許容された状態でピストン部12の周囲がシールされる。ピストンリング36は、弾性に富む樹脂材料により形成されている。このピストンリング36は、略C字状に形成されている。ピストンリング36の径方向の幅寸法は、ピストン本体35と容器2との環状の隙間が最も大きくなるときの径方向寸法よりも大きく形成されている。
図5、図6に示すように、ピストンリング36は、ピストン本体35に装着された状態で、ピストンリング36の周方向の両端部36a,36bがピストンリング36の厚さ方向に互いに重なるような長さ寸法で形成されている。ピストンリング36は、ピストン本体35に装着された状態で、ピストン本体35の径方向外側に弾性変形しようとする。言い換えれば、ピストンリング36は、抜き勾配を有した容器2の内周面2bの直径の変化に応じて径方向に弾性変形可能となっている。この弾性変形をする際、ピストンリング36は、周方向で両端部36a,36bの重なる長さが変化する。
より具体的には、容器2の内周面2bの直径が相対的に大きい場合には、図5に示すように両端部36a,36bの重なる長さが相対的に小さい長さL1となる。一方で、図6に示すように、容器2の内周面2bの直径が相対的に小さい場合には、両端部36a,36bの重なる長さが相対的に大きい長さL2となる。つまり、ピストンリング36は、容器2の内径の変化に関わらず、その外周縁が容器2の内周面2bの全周に接触した状態を保持することができる。
図2〜図4に示すように、スライド機構15は、ピストン部12をスライド駆動する。スライド機構15は、操作部13と、変換部14とを備えている。
操作部13は、ピストン部12をスライドさせる際にユーザにより操作される。操作部13は、本体部40と、アーム部41と、弾性部材42と、を備えている。
本体部40は、概略半円弧状に形成されている。この本体部40は、レバー部43と、ギヤ部44とを備えている。本体部40は、その半円弧状の第一端部45側の半分がレバー部43となっており、第二端部46側の半分がギヤ部44となっている。
レバー部43は、その少なくとも一部が、挿通孔47を介してハンドル部18の外部に突出している。より具体的には、レバー部43の第一端部45は、この挿通孔47を介して容器2側に突出している。この実施形態におけるレバー部43は、ハンドル部18から突出する第一端部45側に向かって円弧の径方向の厚さ寸法が漸次増加するように形成されている。また、レバー部43には、その第一端部45側、且つ、内周側に、凹部48が形成されている。
ギヤ部44は、本体部40の延びる方向でレバー部43の反対側に配されている。ギヤ部44は、その径方向内側を向く複数の歯部49を備えている。
アーム部41は、本体部40を回動可能に支持する。アーム部41の第一端部41aは、ピストン部12のスライド方向に垂直なハンドル幅方向を向く第一軸部50に対して、揺動可能に取り付けられている。一方で、アーム部41の第二端部41bは、第一軸部50と平行に延びる第二軸部51を介してギヤ部44とレバー部43との境界に回動可能に接続されている。アーム部41は、変換部14との干渉が生じないように、その第二端部41b側がギヤ部44側に向かって僅かに屈曲形成されている。
弾性部材42は、ユーザにより操作された本体部40を初期位置に向かって付勢する。この実施形態における弾性部材42は、引張コイルばねからなる。この弾性部材42は、レバー部43の第二軸部51の近傍に形成された突起52と、ハンドル部18の端部側の壁部18a近傍に形成された突起53との間に渡って取り付けられている。ここで、弾性部材42は、引張コイルばねであるため、レバー部43が初期位置(図2参照)にある場合には縮み切っているため、本体部40に対してその弾性力を作用させない。一方で、弾性部材42は、本体部40の第一端部45が押圧されて没入すると、伸び側へ弾性変形する。そのため、本体部40には、レバー部43を初期位置に戻そうとする力が作用する。つまり、レバー部43は、ユーザにより操作されることでハンドル部18内に没入する一方で、ユーザが操作を止めることで突出方向に変位して初期位置に戻る。
変換部14は、ユーザによる操作部13への操作力を、ピストン部12を注出口6側へスライドさせる方向の力に変換する。変換部14は、ピニオンギヤ55と、ラックギヤ56とを備えている。
ピニオンギヤ55は、第一歯車部57と第二歯車部58との2列の歯車を有している。第一歯車部57は、上述したギヤ部44の歯部49が、レバー部43の操作時にのみ噛み合い可能となっている。一方で、第二歯車部58は、ラックギヤ56に対して常時噛み合う。第一歯車部57は、第二歯車部58よりも小径に形成されている。ピニオンギヤ55は、上述した第一軸部50および第二軸部51と平行に延びる回転軸59を介して、ケース本体部16に回転自在に支持されている。
ラックギヤ56は、ピニオンギヤ55の回転運動を直線運動に変換する。ラックギヤ56は、ケース本体部16を貫通してピストン部12のスライド方向に直線状に延びている。ケース本体部16には、電動機収容部17とハンドル部18との間に、ラックギヤ56が挿通される挿通孔60,61が形成されている。ラックギヤ56の基部62は、容器2内でピストン本体35に対して一体に接続されている。一方で、ラックギヤ56は、ケース本体部16の外部に配される端部63側の部分が、電動機収容部17に沿って延びている。
ここで、図2〜図4に示すように、上述した操作部13は、ユーザによりレバー部43が没入方向に操作されたときには、第二軸部51を支点として本体部40が第二端部46側に揺動する。これにより、ピニオンギヤ55の第一歯車部57にギヤ部44が噛み合い可能な状態となる。そのため、レバー部43を没入する方向に操作することで、ギヤ部44がピニオンギヤ55を回転させる方向に変位する。これにより、ラックギヤ56がピストン部12側へと変位する。
一方で、ユーザがレバー部43から手を離すと、弾性部材42によって本体部40が引っ張られる。すると、本体部40が、第二軸部51を支点に揺動して、レバー部43の凹部48に、アーム部41の第一端部41a側の部分が入り込む。これにより、ギヤ部44が第一歯車部57から離脱する径方向外側に向かって変位する。その後、弾性部材42により引っ張られたレバー部43が初期位置に向かって変位する。この際、ラックギヤ56は、ピストン部12と容器2との間に作用する摩擦力や、ラックギヤ56とピニオンギヤ55との間に作用する摩擦力等によって、自重によるスライド方向への変位をせず、その場で保持される。
また、再度ユーザがレバー部43を没入方向に操作すると、第一歯車部57に噛み合う方向にギヤ部44が変位してピニオンギヤ55を回転させることが可能となる。すなわち、ラックギヤ56に接続されたピストン部12は、レバー部43が繰り返し操作されると、その操作回数に応じて徐々に注出口6側へ向かって移動する。
図7は、この考案の実施形態におけるピストン本体の貫通孔周辺を示す斜視図である。
図1、図2、図7に示すように、ピストン本体35は、ピストン部12が注出口6に向かってスライドする際に、撹拌部11と、ピストン部12との干渉を避ける回避部65を備えている。回避部65は、貫通孔部66と、撹拌本体貫通部67と、案内部68と、を備えている。
貫通孔部66は、撹拌部11の軸部26を挿通可能な丸孔である。この貫通孔部66は、軸部26の直径よりも僅かに大きい内径を有している。この貫通孔部66は、軸部26の軸受として機能するため、丸孔の周囲がピストン本体35の厚さ方向に十分に肉厚に形成されている。すなわち、撹拌部11の軸部26は、貫通孔部66により回転自在に支持されている。
撹拌本体貫通部67は、撹拌本体部27の板部30を挿通可能な孔である。つまり、この撹拌本体貫通部67は、貫通孔部66と共に撹拌本体部27を貫通させることができる。この撹拌本体貫通部67は、貫通孔部66と同様にピストン本体35に形成されている。これら撹拌本体貫通部67は、貫通孔部66の周囲に形成されている。撹拌本体貫通部67は、貫通孔部66から、貫通孔部66の径方向外側に向かって延びるスリット状に形成されている。撹拌本体貫通部67は、板部30を軸方向に投影した形状よりも僅かに大きく形成されている。この実施形態における撹拌本体貫通部67は、2つ形成されており、板部30と同様に、それぞれ基部29を中心にして対称位置に配されている。
図7に示すように、案内部68は、2つの傾斜面69を有している。これら傾斜面69は、それぞれ、貫通孔部66の注出口6側の周囲に形成されている。傾斜面69は、一方の撹拌本体貫通部67の基部から他方の撹拌本体貫通部67の基部に至る円弧状に形成されている。2つの傾斜面69のうち一方は、一方の撹拌本体貫通部67から他方の撹拌本体貫通部67に向かうにつれてモータ21側に凹むように傾斜して形成される。また、2つの傾斜面69のうち他方は、他方の撹拌本体貫通部67から一方の撹拌本体貫通部67に向かってモータ21側に凹むように傾斜して形成される。これら2つの傾斜面69は、何れもピストン本体35の注出口6側の面70よりもモータ21側に凹んだ位置に配されている。
図8は、この考案の実施形態における回避部および撹拌部の断面斜視図であって、撹拌部の突条が傾斜面に突き当たった状態を示している。図9は、撹拌部の突条が傾斜面に案内されて変位する状態を示す図8に相当する斜視図である。図10は、撹拌部が貫通孔部と撹拌本体貫通部を介してピストン本体を貫通した状態を示す図8に相当する斜視図である。
すなわち、上述した案内部68によれば、図8に示すように、ピストン部12を注出口6側(図8中、矢印で示す方向)にスライド移動させると、撹拌部11の突条33の端部33aが案内部68の傾斜面69に突き当たり、傾斜面69によってピストン部12のスライド方向に押圧される。すると、突条33の端部33aに、傾斜面69による周方向の分力が作用し、図9に示すように、突条33が傾斜面69に沿って周方向に変位する。突条33は、傾斜面69に沿って撹拌本体貫通部67の位置まで周方向に移動して、撹拌本体貫通部67に没入する。その後、図10に示すように、撹拌部11の基部29および板部30が、突条33に続いて撹拌本体貫通部67を貫通する。つまり、撹拌部11とピストン部12との干渉が回避される。
図1に示すように、スタンド4は、ピストン部12のスライドする方向が上下方向となる姿勢で容器2を下方から支持する。つまり、スタンド4は、容器2内の食品を撹拌する際に、容器2の姿勢を安定させる。スタンド4は、ベース部72と、円筒部73と、を備えている。
ベース部72は、容器2の軸線に垂直な断面輪郭よりも十分に大きい平板状に形成されている。この実施形態におけるベース部72は、容器2よりも直径の大きい円盤状に形成されている。
円筒部73は、ベース部72から垂直に立ち上がる略円筒状に形成されている。この円筒部73は、その上端縁73aが、容器2の底部5の周縁部を下方から支持可能とされている。円筒部73は、容器2を支持する際に注出口6がベース部72に干渉しないように、そのベース部72からの高さ寸法が注出口6の長さ寸法より大きく形成されている。この実施形態における円筒部73は、容器2の底部5側と同等の直径の円筒状に形成されている。円筒部73は、その周方向の一部を切り欠いて形成される切欠き部74を有している。切欠き部74は、上述した注出口6の開閉弁8のレバー部8aが干渉しない周方向幅で形成されている。レバー部8aは、この切欠き部74を介して操作可能となっている。
この実施形態における食品撹拌装置1は、上述した構成を備えており、次に、この食品撹拌装置1による作用について図面を参照しながら説明する。この作用の説明においては、泡状のミルクを用いてエスプレッソ等にいわゆる立体的なラテアートを作成する場合を一例にして説明する。
まず、容器2から撹拌装置本体3を外して、容器2の内部に適量のミルクを注ぎ込む。この際、開閉弁8は閉状態とする。
その後、撹拌装置本体3を容器2に取り付けて容器2を閉塞する。この際、図2に示すように、ラックギヤ56を、その端部63がケース本体部16から突出する方向に引っ張り上げることで、ピストン部12を注出口6から最も遠い位置に配置させる。
次いで、図示しないスイッチをオンにして駆動部10を駆動させる。つまり、モータ21に通電して、モータ21のロータ軸24を回転させ、撹拌部11をミルク内で回転させる。これによりミルクが撹拌される。この状態を、ミルクが十分に泡立つまで継続する。
ミルクが十分に泡立ったら駆動部10を停止させる。
次いで、ハンドル部18を持って、スタンド4から容器2を離脱させて、レバー部8aを開方向に操作する。この際、液状のミルクが容器2内に残っている場合には、容器2を注出口6側に傾けて、液状のミルクを注出口6から外部に排出させる。
図11は、この考案の実施形態における泡状のミルクを盛り付ける工程を示す斜視図である。図12は、この考案の実施形態におけるラテアートの仕上げ工程を示す斜視図である。
次に、図11に示すように、注出口6を、泡状のミルクを盛り付ける対象物であるカップCu内のコーヒーCo(例えば、エスプレッソ等)に向ける。さらに、操作部13の第一端部45を、ハンドル部18内に繰り返し押し込む操作を行う。これによりピストン部12が、徐々に注出口6側にスライドする。このピストン部12のスライドによって、泡状のミルクが注出口6から押し出される。そのため、図11、図12に示すように、ユーザは、この泡状のミルクをコーヒーCo上の適宜の位置に盛り付けて、コーヒーCo等を先端に付着させたペン状の部材Pで目鼻等を入れる仕上げ工程を行うことで、動物などを模したいわゆる立体的なラテアートを容易に作成することができる。
したがって、上述した実施形態の食品撹拌装置1によれば、容器2内に収容したミルクを撹拌した後、ピストン部12によって泡状のミルクを押圧するだけで、ユーザの意図する量の泡状のミルクを注出口6からカップ内のコーヒー等に盛り付けることができる。その結果、ミルクを泡立てた後に、この泡状のミルクを容易且つ正確に盛り付けすることができる。
また、ピストン部12により泡状のミルクを押圧する際に、ピストン部12が撹拌部11と干渉しないため、ピストン部12のストローク量を十分に確保することができる。その結果、容器2内の泡状のミルクを無駄なく注出することができる。
さらに、モータ21による回転動力を、軸部26を介して撹拌部11に伝達してミルクを撹拌することができる。そのため、ミルクを迅速かつ十分に撹拌できるため、ミルクを撹拌して注出するまでの時間を短縮することができる。
また、ピストン本体35に貫通孔部66、および、撹拌本体貫通部67が形成されていることで、撹拌部11の軸部26、基部29、および、板部30をピストン部12に貫通させることができる。そのため、円滑且つ十分にピストン部12をスライドさせることができる。
さらに、撹拌本体貫通部67を板部30が通過可能なスリット状とすることで、撹拌本体貫通部67の大きさを最小限にすることができる。その結果、ピストン部12によって効率よく食品を押圧することができる。また、案内部68により板部30を撹拌本体貫通部67に案内することができるため、例えば、撹拌終了時の板部30の回転位置に関わらず、板部30を円滑に撹拌本体貫通部67まで導くことができる。
また、容器2の内周面2bに、容器2を成型するための抜き勾配が設定されていたとしても、内周面2bの断面輪郭が円形の容器2の抜き勾配による内径の変化に応じてC字状のピストンリング36の外径を変化させることができる。そのため、簡単な構成でピストン本体35と容器2との間のシール性を十分に確保することができる。
さらに、スライド機構15を備えることで、操作部13を操作するだけで、ピストン部12を一端部側へスライドさせることができるため、容易にピストン部12のスライド操作を行うことができる。
また、ハンドル部18を備えることで、ユーザがハンドル部18を持って、容器2の底部5側に配される注出口6から泡状のミルクを盛り付けることができる。その結果、より容易、且つ正確に泡状のミルクの盛り付けを行うことができる。
さらに、挿通孔60,61を介してケース本体部16から出没するラックギヤ56に沿って電動機収容部17が配されるため、例えば、ラックギヤ56に対してピストン部12を押圧する方向への物体の衝突が発生しそうな場合に、電動機収容部17に先当たりして、ラックギヤ56への物体の衝突を低減できる。その結果、意図しないミルクの注出を抑制することができる。
また、注出口6が容器2の中心よりも、ハンドル部18側に配されていることで、ユーザから注出口6の位置を把握し易い。そのため、より容易、且つ正確に泡状のミルクを盛り付けることができる。また、容器2内のミルクを泡立てて注出する際に、注出口6を容器2の最下部近傍に配することができるため、液状に残ったミルクを注出口6近傍に自重により集めて排出させることができる。その結果、泡状になったミルクのみを容易に注出させることができる。
なお、この考案は上述した実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
例えば、上述した実施形態の食品撹拌装置1は、ミルクを泡立てて盛り付けることで立体的なラテアートを作成する場合について例示した。しかし、この考案の食品撹拌装置で用いる食品は、流動可能で撹拌後に食する食品であればよく、ミルクに限られない。例えば、撹拌後に食する食品としては、生クリームや、ドレッシング、ふりかけ等が例示できる。
また、上述した実施形態においては、容器2が有底円筒状に形成される場合について説明した。しかし、容器2の形状は有底円筒状に限られるものではない。
さらに、上述した実施形態においては、本体部40が第二軸部51を支点として揺動することで、ギヤ部44がピニオンギヤ55に係脱する場合について説明した。しかし、操作部13の構成は上記実施形態の構成に限られない。操作部13は、レバー部43を操作したときにピストン部12がスライドする一方で、レバー部43から手を離したときにレバー部43が戻るとともにピストン部12の位置がその場に保持される構成であれば、如何なる構成を採用してもよい。
また、上述した実施形態においては、モータ21により撹拌部11を回転させる場合について説明したが、例えば増速ギヤなどを用いて、手動で回転可能な構成としてもよい。
さらに、容器2が円筒状である場合について例示したが、有底筒状であれば筒状に限られない。また、容器2に抜きテーパが形成されていない場合には、ピストンリング36の端部36a、端部36bが周方向で重ならない形状としてもよい。
また、ケーシング9の電動機収容部17を、ケース本体部16に対して着脱可能としてもよい。このように構成することで、メンテナンス性を向上することができる。
さらに、撹拌部11の板部30の形状は、食品を効率よく撹拌できる形状であれば上述した実施形態の形状に限られるものではない。図13は、上述した実施形態の第一変形例における撹拌部の正面図である。図14は、上述した実施形態の第二変形例における撹拌部の正面図である。
例えば、図13に示す撹拌部111のように、複数のリング状の板部130を、基部29の長手方向に間隔をあけて配置するようにしてもよい。
さらに、図14に示す撹拌部211のように、トラス状に形成してもよい。
これら図13、図14に示す撹拌部111,211のように構成することで、上述した実施形態の撹拌部11と同様に、効率よく食品を撹拌することができる。
1 食品撹拌装置
2 容器
2a 上縁部
2b 内周面
3 撹拌装置本体
4 スタンド
5 底部
6 注出口
7 撹拌部支持部
8 開閉弁
8a レバー部
9 ケーシング
10 駆動部
11 撹拌部
11a 先端部
11b 凹部
12 ピストン部
13 操作部
14 変換部
15 スライド機構
16 ケース本体部
17 電動機収容部
18 ハンドル部
18a 壁部
19 開口部
20 着脱部
21 モータ
22 電池ケース
23 乾電池
24 ロータ軸
25 ケース蓋
26 軸部
26a 一端部
26b 他端部
27 撹拌本体部
28 ジョイント部材
29 基部
30 板部
31 貫通孔
32 外縁部
33 突条
33a 端部
35 ピストン本体
36 ピストンリング
36a 端部
36b 端部
37 溝
40 本体部
41 アーム部
41a 第一端部
41b 第二端部
42 弾性部材
43 レバー部
44 ギヤ部
45 第一端部
46 第二端部
47 挿通孔
48 凹部
49 歯部
50 第一軸部
51 第二軸部
52 突起
53 突起
55 ピニオンギヤ
56 ラックギヤ
57 第一歯車部
58 第二歯車部
59 回転軸
60 挿通孔
61 挿通孔
62 基部
63 端部
65 回避部
66 貫通孔部
67 撹拌本体貫通部
68 案内部
69 傾斜面
70 面
72 ベース部
73 円筒部
74 切欠き部

Claims (10)

  1. 一端部に注出口を有し、流動可能な食品を収容する容器と、
    前記容器の内部で前記食品を撹拌する撹拌部と、
    前記撹拌部が前記容器内に配された状態で、前記容器に収容された前記食品を前記一端部側に押圧するピストン部と、を備える食品撹拌装置。
  2. 前記ピストン部により前記食品を押圧する際に、前記ピストン部と前記撹拌部との干渉を避ける回避部を備える請求項1に記載の食品撹拌装置。
  3. 前記撹拌部は、回転動力が入力されて回転する軸部と、前記軸部と共に回転して前記食品を撹拌する撹拌本体部と、を備え、
    前記回避部は、前記ピストン部に形成され前記軸部を貫通可能な貫通孔と、前記貫通孔の周りに形成されて、前記貫通孔と共に前記撹拌本体部を貫通させる撹拌本体貫通部と、を備える請求項2に記載の食品撹拌装置。
  4. 前記撹拌本体部は、
    その回転中心から径方向外側に延びる板部を備え、
    前記撹拌本体貫通部は、前記板部が通過可能なスリット状に形成され、
    前記回避部は、前記ピストン部が前記食品を押圧する際に、前記撹拌本体貫通部へ前記板部を案内する案内部を有する請求項3に記載の食品撹拌装置。
  5. 前記容器は、その内周面の断面輪郭が円形とされ、
    前記ピストン部は、C字状のピストンリングと、前記ピストンリングが装着されるピストン本体と、を備え、
    前記ピストンリングは、周方向の両端部が、前記ピストンリングの厚さ方向で重なった状態で前記ピストン本体に装着される請求項1から4の何れか一項に記載の食品撹拌装置。
  6. 前記ピストン部をスライドさせるスライド機構を備え、
    前記スライド機構は、ユーザにより操作される操作部と、前記操作部への操作力を、前記ピストン部を前記一端部側へスライドさせる方向の力に変換する変換部と、を備える請求項1から5の何れか一項に記載の食品撹拌装置。
  7. 前記容器の他端部側に配されて、少なくとも前記スライド機構の一部を収容するケーシングを備え、
    前記ケーシングは、
    前記ピストン部のスライド方向と交差する方向に突出するハンドル部を備え、
    前記操作部は、前記ハンドル部に設けられている請求項6に記載の食品撹拌装置。
  8. 前記撹拌部を駆動するための回転動力を発生する電動機を備える請求項7に記載の食品撹拌装置。
  9. 前記ケーシングは、前記電動機を収容する電動機収容部と、前記スライド機構を収容するケース本体部とを備え、
    前記変換部は、前記ピストン部からスライド方向に延びるラックギヤを備え、
    前記電動機収容部は、前記ケース本体部から前記スライド方向に突出し、
    前記ケース本体部は、前記ピストン部からスライド方向に延びるラックギヤを挿通する挿通孔を備える請求項8に記載の食品撹拌装置。
  10. 前記注出口は、前記容器の中心よりも、前記ハンドル側に配されている請求項1から9の何れか一項に記載の食品撹拌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018153558A (ja) * 2017-03-21 2018-10-04 株式会社タカラトミーアーツ 泡生成装置
CN110063653B (zh) * 2019-05-09 2021-06-15 绍兴市振尹纺织品有限公司 一种多轴搅拌的牛奶发泡机

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